言葉より先に出るなみだかみしめるくちびる沈黙ばかり溢れてこころがいつだって邪魔をする丸く浮かんだ月追いかけるように歩いた白い息を切らしてあの時のように今もただ君が好きだと伝えたいだけなのにただ、それだけを言葉より先に出るなみだかみしめるくちびる沈黙ばかり溢れてこころがいつだって邪魔をするなんにも伝えることができないまま
知っている見上げた空がこの上なく高いことこの先のコンクリートが一部はげていることあのビルの3階のはしっこの窓からネコが外を見ていることそのネコたちを愛しているおばあさんがいること君がいつもそれらを眺めて歩いていたこといまはまだ、君のぬくもりを見つけるたびに胸が痛くなるもう少し時間はかかりそうだけどいつかいつかきっといつか私の中から君が消えてしまうその日まで遠くへ
苦しみや痛みも君への心に繋がるならわたしは受け入れるさらさらと砂のようにいつか痛みもこぼれていって幸せに触れることができるんだと信じている果てはないいつだってそれでも、いつか君へと繋がるなら。
あぁ 自分でも情けなるくらいため息に浸かっているこぼれる涙に溺れてる思った以上にわたしの知っている以上に声に出せないほどに君が好き君が好き何度言っても足りないほどわたしはこの恋が終わってしまったら少し壊れてしまうだろうふたりはもう駄目なんだと何度思えば離れられるだろう君が好きけれどもう、ふたりはきっと駄目なんだろう