どうしても開けれない扉があって いつのまにか自分が この扉の向こう側に移動している そんな風に思い込んでいた
私は今も部屋の中で窓の外を眺めていて ノックが聞こえた途端 部屋の隅に座り込んだ
動き出せない この小さな真っ白い部屋から 外へは
私は今でも 真っ白い部屋の隅っこで ひとつしかない扉の前で 誰も来ないように見張ってる
君は入ってくるだろうかこの場所へ そして否定するだろうかわたしは。
分からない 涙も声もこの部屋では忘れてしまった 君に何かを伝える術はなにもない ここに君が知ってるわたしはいない。
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