自分の見た夢に振り回される今ごろあなたが出てきてそれを素直に嬉しいと受け止めた私幸せな夢に浸っていたいと思った私少し前ならこのどうにもならない現状に絶望したりしたと思うけれどもう昔を見たりなんてしない幸せな夢も結局は泡でしかないから実際に触れれる幸せをこのどうにもならない現状で見つけだすきっと、もう少しあなたのいないこの世界をきちんと進めそうなのは
辛くない恋なんてないと知っていますが今度の恋はそんなに辛くないようにと祈りますせめて針でちくりと刺すぐらいの痛さで涙を我慢できるぐらいで苦しくない恋なんてないと知っていますが今度の恋はそんなに苦しくないようにと願いますせめて呼吸ができるぐらいの息苦しさで眩暈がしない程度で今度の恋は今度の恋は好きになるのを後悔するほど沈みませんようにせめて君の笑顔を最後まで嫌いにならない程度で誰にでもなく自らに祈ります
あんなに過去の人ばかり考えていたのに最近は、気付くと彼の事を思ってる輪郭とか目とか歩き方とか心揺らぐような大きな動揺はないけれど忘れてしまわないように何度も思い出す沈みきっていた冷たい水に少し波が出てきたようなそんな感覚あなたの何が私を揺らすのでしょうか少しずつ動き出した鼓動を感じて私は思いますあなたはこんな風に私を感じているかということを少しだけ願っていたりもするのです
天気予報に裏切られ外は土砂降り機嫌の悪い朝が来るその理由は返事の来ないメールにかそれとももうすぐやってくる月ものかどっちにしろ馬鹿にされてるようでゴミ箱蹴飛ばし我に返って散らばったゴミを拾う何やったって今日はダメだし明日に期待期待どっちにしろ作り笑いばかりで頬は痛いし電話の心配する恋人なんていないんだからちっぽけな幸せは明日に延期明日はちゃんと当ててみせろよって天気予報に喧嘩売って今日は寝ますよおやすみなさい
あの人と一緒にいた時は宝石みたいに思えた周りの景色自分を隠さずに笑えたそれを他の人に求める事が間違っているのかなだけどもうどうやって恋に落ちていたのかも分からないもうあなたしか記憶にないあの辛い恋しか思い出せない
きれいな思い出ばかり残しておいたけどそれも随分色褪せてしまったもう着れなくなってしまったスカートに聞かなくなったCD読まなくなった本に欠けたマグカップこの思いも、って思うけどいつまでたってもまだ思い出すよ使い物にならなくなった恋はどうすれば良いのあなた以上に好きになる人なんてと決心した夜はどうすれば良いの捨て場所も拾われる事も無い色褪せてもなお私の心に居座りつづける拙い恋
あまりに好きすぎて忘れられなかったあの日の彼はもう変わってしまったそれでもまだ好きだとしたら私は今一体誰を愛していると言うんだろう変わってしまった彼まで好きになってしまうほど私は戻れない所にいるんだろうか
もうあなたが困っていてもなにもしてあげられない「ありがとう」って笑顔に困ることもないあんなに辛かった、友達という関係もう一度戻りたいずるすぎる私の答え
寂しい時だけ体を重ねる便利だから傍にいるそんなコンビニエンスストアみたいな関係もうやめようこれが本当に最後だから小さな恋のメロディよりも幼く小さなこの恋を温めますかそのままですかそれとも今すぐ捨てますか明日の分もよろしくなんてそれはあなた、ナシですよ
キスもメイクもセックスも私は誰にも教わらなかった最初は手が震えちゃうほど緊張して慣れるたびに世界で一番大事なんじゃないかと考えたけど、くるんとカールした睫毛の先には正しい答えなんて詰まってなくて外の景色だって、今までと変わりはしない眉ペンシル並に必要なものあなたが持っているような気がしてならない私がまだ、知らないもの漢字一文字なんかじゃ言い尽くせない苦しくて切なくて優しいもの
私から行くのは億劫なのでただ物音に耳を澄まして誰かがやってくるのを待っている何故だろう世界はどこまでも無限に続くループのようで切り取られた四角い箱のようで透明な壁に挟まれているようで大きく響く人の声や車の音から逃げ出して1人部屋に閉じこもっている私のこの空間と変わらないほどの大きさのようこの限られた部屋の中外に出るのが億劫な私は聞こえない足音を待っている誰もがそうしてきたように
むせかえるような香水の匂い気持ち悪くて吐きそうになった記憶が薄れても体にはっきり残る君の香りたったこれだけで泣きそうになったあまりに嬉しくて吐きそうなほど好きだった君の香りに犯されて
好きで好きでたまらなくて言葉ばかり求めていた証拠が欲しかった私は目に見える形が欲しかった目に見えない愛が私に降り注いでもそれは偽物だと君を咎めてしまうほど君の精一杯の愛情表現にも気付かぬほど目に見えるものばかり求めて目に見えない君の優しさを傷付けたどんなに小さな言葉も体温も受け入れられたあの頃にはもう戻れないたったひとつ形が残った君の零した涙を、今でも思い出す
20センチ差がある君の身長を眺めながら2メートル距離をとって君の2分の1の歩幅で後ろを歩いた幸せだった何も考えず君を好きでいられた頃追いついてからこんなに苦しいなんて思いもせずに君を好きでいられた頃
痒い所に手が届かなくて君の手を貸してもらおうと横向いたけどそういえば、もういなくなっちゃったんだっけまたつまらない事で泣いてしまったいつまでも慣れない君の匂いも体温も体に染み付いてはなれない
これから先に出会う人すべてに絶望してしまうほどあなたのことが好きでしたいまだに外を見ようとしない私は卑怯者なのですか他の人を見たってあなたを思い出すだけなのにわたしの幸せを他の人に預けたあなたを今でもたまに泣いてしまうほど好きなのです
ぼんやりと天井に貼った光る星のシールを眺めながら無性に悲しくなって人知れず泣いた涙が頬を伝って布団に落ちるその一滴が乾く頃には私はまた同じように笑ってるそんな毎日
好きになることも嫌いになることも簡単に出来すぎてなにが大切なのか私はよく見失うけど今この手の中にあるものはせめて大切にしたい目に見えるものも見えないものも
ただひとつだけいえることもう一回全部忘れてしまう前に君に会いたい最後にキスするぐらいいいでしょう?
触れたいって恋じゃないのかしらなにもせず抱きしめたいって思うの変かしらでも、抱きしめたいのは君だけよ?