2001年05月31日(木) これだから世の中上手くいかない
 

もう二度と会わないでしょうと
別れたあなたと偶然会った
これだから世の中狭い

もう二度と好きにならないと誓ったのに
再会した途端再び恋に落ちてしまった
これだから世の中恐い





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2001年05月30日(水) 3分クッキング
 

いくら考えても答えを出さない男を
少しの間蓋をして熟すのを待ってみた

日の光を遮断されて
へろへろの ソレ は
今が一番の食べ頃です

美味しくはないけれど
いちばん簡単に手に入る方法でした





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2001年05月29日(火) 腐れゆくもの
 

いくら今が楽しくても
後になって残るのは
あなたがいない寂しさ

あたしの中は粘ついた後悔だけ





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2001年05月28日(月) 互いとも一人きり
 

あまりにもあなたが欲しくてしょうがなく
自分の唇に右手の人差し指で触れました
潤いの無い唇に 何度も何度も触れました

あまりにもあなたと話したくてしょうがなく
あなたの声と似ている人を探しました
少し低く甘めの声を 必死になって探しました

あまりにもあなたが好きでしょうがなく
たまらなく好きなその顔を思いっきり殴りました
平手ではなく握り拳で 思いっきり殴りました

憎しみではなく 好きだから
といっても誤解を受けそうなほど思いっきり
くじけたあなたを 道を外したあたしの拳で

頬と手はひどく痛み
夜は一人で泣きました





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2001年05月27日(日) 心と涙
 

辛くて辛くて辛くて
何度も何度も涙を流す

流した涙と一緒に
気持ちも流れてしまえなんて
絶対に思わないけど





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2001年05月26日(土) 無題
 

きっと誰よりもあなたの事を考えていて
きっと誰よりもあなたの事を知りません





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2001年05月25日(金) 心の中に
 

その心にわたしは何を残せた
その耳にわたしは何を告げれた
その脳にわたしは何を教えれた
その目にわたしは何を焼き付けれた

あなたの中にわたしは存在する?

気持ちすべて刻み込んだら
あなたの中にわたしは残るの?

わたしの中にあなたのすべてを残していくくせに
あなたは決して振り返らない





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2001年05月24日(木) 乾いた涙
 

泣きたくなるほど切ないから
どうかあたしに触れないで
泣きたくなるほど寂しいから
どうかあたしに触れていて

どうしようもない矛盾
あなたじゃなければ無意味
あなたがいなければ無駄

それでも渇きを癒すために
あたしは塵をかき集める
どんなに惨めに思えても





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2001年05月23日(水) 降り続く雫
 

あたしの代わりに空が泣いてくれている

頼んでないのに、あたしの代わりに
空に勝てるほど涙は溢れてはこなかった

少しだけ軽くなった心と
少しだけ多くなった溜息

先の見えない不安といつまでも止まない雨が
あたしの中で交差する





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2001年05月22日(火) ものさし
 

気付けば、物事すべて
あなたのものさしで計っている
そんなわたしがいる





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2001年05月21日(月) 逃走
 

逃げではなく賭け

そう言う私の姿は他人が見ると
意地を張っているだけなのかもしれない





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2001年05月20日(日) 黒い涙
 

どうしても大切なものだから
砕ける覚悟で飛び込もうと誓う
もう逃げないと誓う

あまりに長い時間考えすぎていて
溶けたチョコレートがスカートに
数滴ポタポタ落ちていた





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2001年05月19日(土) わたしとあなた
 

わたしは何が出来ますか
あなたは何を期待しますか

あなたはいつも最後の言葉を飲み込んで
わたしはいつも最後の言葉を期待する

わたしの心に簡単に踏み込むくせに
あなたはいつまでも入れてくれないね

すれ違いだらけで傷だらけ





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2001年05月18日(金) 心模様
 

吹き荒れる風に
苦い珈琲

いくら考えたって
答えの出ない問題に
溶けたキャンディ

全部、あたしを嘲笑っているかのように
見えるのはあたしの心が嘲笑っているからね

追いかけても
振り向かない君に
手を伸ばしきれないあたし





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2001年05月16日(水) 指先
 

あとほんの少しで触れ合える距離
どうしても伸ばせなかった指先が
行き場を無くして空を遊ぶ

その体温にどうしても触れたいと思った





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2001年05月15日(火) 数センチ
 

その胸に顔を押し付けて
服の上から何度も何度もキスをした

あときっと数センチ
届きそうで届かない

夢の中でわたしは願う





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2001年05月14日(月)
 

目の前に靄がかかったみたいに
視界が真っ白だ

掴み取ったわずかな水気も
結晶すらならずに零れ落ちた

でもたった少しだけほんとに少しだけ
光が見えたらその水滴さえも
宝石になるんじゃないかと

何度も何度も宙を切る





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2001年05月13日(日) 数秒後
 

たった一言伝えるために
何時間も何時間もその台詞を考えた

言う台詞ではなく
言った後のあなたの反応が
何よりも気になったから





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2001年05月12日(土) 価値
 

どこかで落とした落し物は
もう二度と手に入らないほど
大切なものだったんだと
落とした直後に気付く無様なあたし





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2001年05月10日(木) 中途半端な韻踏み
 

もっともっと光の渦を!!未開の地図を!
無くしな偏見、白紙から始めてみよう この地から
強敵をぶっ飛ばせ 常識をぶっ放せ
もっと貫け!その喉で!

心も体もガキだから先が見えない まだ見てない
軽く流す口先約束 固く高く目指した将来
交代ナシで続けていたい
誰に届くか分からん歌をまだ見ぬ誰かに歌っていたい





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2001年05月08日(火) 空に対抗
 

思い出したように降り出した雨と
蒸し暑さに火照った体
なんだか全てが惨めに見えて
雨に透かされたブラウスを脱ぎ捨てた

どうしたらもっと自由になれる?

タバコの煙、目にしみて
空を睨みつけ
雑草を踏み殺した





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2001年05月06日(日) いくら空腹でも食べたくないもの
 

いくら空腹でも絶対に食べたくないもの

他の人の幸せ

妬んで幸せ奪うより
少し我慢して、祝福

きっとそれだけでおなかいっぱい





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2001年05月05日(土) 空白と無心
 

理由なく涙を流すようになった
何かを考える事が多くなった
自分を見つめる時間が増えた
弱い心と対立する事が出来た

また始める事ができる気がする





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2001年05月04日(金) 手紙
 

色々感じた時間の流れ
今見るとほんの一瞬だけど
そのときは確かに長い時間が流れてた

永遠と見間違う程、刹那な一時





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2001年05月03日(木) 封印
 

寂しさを押し付ける弱い心を封印

視野を広く言葉を自由に

胸張って、歩くため





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2001年05月02日(水) 太陽は笑ってる
 

裾を折り曲げて生ぬるい泥の中を歩いた
一番深く沈むその場所で見上げた空は
一段と輝いてみえた

袖まくって鼻の上に泥つけて
格好悪くてもこのまま歩く

一番素敵な笑顔でわらって
そんな自分を好きになれるように

太陽はいつもあたしの上で
太陽はいつも笑ってる





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2001年05月01日(火) 破壊のみ
 

あたしのこの泥でまみれた汚い手は
前に必死で何かを掘り出そうとして
汚した手だった筈ではないか

今では何も探し出すこともなく
苔がこびりついて腐っていく

なんて汚い掌
なんて澱んだ涙
なんて壊れやすい心なんだろう

生なんてうめやしないよ
この手では





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