日々の戯れ言

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(えもしちより) 

2001年08月31日(金)  ささやかな発見

同僚が入院したので、お見舞いに行くのにケーキを買った。家族でやっているような小さな手作りケーキ屋さん。ずいぶん前からあるのは知っていたが、入ってみたのは今回が初めてだった。
ガラスケースにはかわいいケーキがたくさん並んでいる。奥のガラス張りの厨房では、クマみたいな髭のおじさんが、モンブランを作っていた。うーん、どれも美味しそう。目の患いで入院しているので、ブルーベリーがびっしり敷き詰められたショートケーキを買う。
会計の時に初めて気づいたが、レジの横に、写真が飾ってあった。
「STV(地元テレビ局)の依頼で、GLAYのTAKUROさんのバースデーケーキを作りました」
写真は、顔をかたどったケーキとともに満面の笑みを浮かべるご本人。どうやら、地元テレビ局に出演したときのものらしい。
ほほう。ここって実は有名なケーキ屋さんだったのか。
ついでに自宅用にも買って帰った。美味かった。幸せ〜♪


2001年08月28日(火)  文系人間の格闘

決して暇なわけじゃない。
同僚の急な入院のあおりで雑用が山積みの中、急がしいんだかそうじゃないんだかよくわからない月末にもかかわらず。
突然、掲示板を変えたくなってしまった。

今まではそんなこと考えてもいなかったのに、数日前に突然、今使ってる掲示板がとっても野暮ったく見えてしまったのだ。……なんて言うとレンタル先に失礼だよね。正確には、もっと自由にカスタマイズしたくなったというわけ。
そんなこんなで、現在、今まで全く未知の世界だったCGIと格闘中。まさか自分でやってみる気になるとは思わなかったよ……。なかなかうまくいかず、激しく格闘しています。果たして、新しい掲示板が出来上がる日は来るのでしょうか……。


2001年08月23日(木)  偶然の再会

どしゃどしゃ雨の降る中、昨日・今日と、全国から人の集まる勉強会があった。と言っても人数的にはそれほど多くはない。毎年この時期に開かれているもので、ウチのボスが主宰者なので私ら下っ端は雑用に大わらわだ。
その参加者の中に、釧路から来た若い男性がいた。釧路に赴任したのも今年に入ってからで、ときどき出張でウチの職場にも顔を見せる人だ。見るからに真面目そうでしかもなかなか好青年、雛には稀なるいいオトコよのう、と来るたび遠くから愛でていたんだが(やめれ)、話をしたことは、あいさつ程度しかなかった。
今日の勉強会が終わって会場を片づけているとき、その好青年くんが私に声をかけてきた。
「ぼくのこと覚えてますか?」
はああ?
「以前一度お会いしてるんですけども」
コロロロ……と音をたてながら脳味噌をものすごい勢いで検索。北条焦る。記憶にヒットしない。こんな好青年くん、一度会ったら覚えてないはずないと思うんだけど。そ、それとも定番のナンパか? 物好きにもほどがあるぞ…。
「四年前、○大で試験があったときです」
……おお!
思い起こせば四年前、北条はとある試験を受けたことがあった。その会場が○大で、そういえば、後ろの席に座っていた男性が、実は東京から来ていて○大を観光して帰りたいと言ったので、ちょっとだけ案内したことがあったのだ。
なんだか冴えなかったあのときの彼が、こんな好青年くんになって、北海道に戻ってきたのか。
「本当に偶然なんですけどね。あのときはお世話になりました」
相手はすぐに私だとわかったらしい。私はちっとも覚えていなかった。なんてこった。私の目は節穴だった。くそう(何を悔しがってるんだか)。
彼の方が立場は上のはずなのに、非常に折り目正しくて、こっちの方が恐縮してしまった。

彼が去っていってから、だんだん四年前の記憶がよみがえってきた。別れ際、記念に○大グッズを買うと言って○大生協に消えていったことも思い出したけど、このことは言わない方がいいのかなあ……。


2001年08月20日(月)  痛恨の一撃

時代はFFXだというのに、実は北条、先月辺りからちまちまとFF9をやっていた。去年やった一度目はラストにたどり着く前に飽きてしまって、最後の最後で投げ出していたので、今度こそ全クリアするぞと少々意気込んでいた。やったことある人はわかると思うけど、やっと「記憶の場所」まで来て、あとは最後の戦いに向かうだけ、というところまで来ていた。それが、昨日のこと。
部屋でメールチェックをしていたら、同時進行でFF9攻略中だったはずの愚妹がやってきて、言った。
「おねいちゃん。やっちゃった」
イベント取りこぼしたか?と思ってプレステのところに行く。
セーブ画面が出ていた。
妹のセーブデータが二つ並んでいた。

……妹のデータが二つ?
一昨日までは、私のデータと妹のデータが二つ並んでいた。
それが今は同じデータが二つ。



やられた。
上書きされた。




その場でがっくり膝をついてしまった。
お互いのデータを飛ばしたら絶交だ、と笑い話で言っていたばかりだったのに……。
「おねいちゃん、ごめんよう」
しかし頭は真っ白だった。私の70時間を返せー 返せー 返せー

失意のうちに、本日ようやくサイトを更新いたしました。「ペファークーヘンハウスの憂鬱」の続きと、懸案だった北奏館書籍部の正式開店です。どうぞご贔屓に。


2001年08月15日(水)  お盆行事

今日は家族みんな休みを取って、お盆参り。私の場合、幸いにしてお参り先はみな日帰り圏内にあるため、いくら道路が混んでも一日ですべて用が足りる。
午前中に墓参りを済ませて、お昼頃、祖母宅に到着。我が家のお盆行事のメインは、ここからなんである。叔父叔母いとこ勢揃いで、庭で焼き肉パーティ。
叔父夫婦と同居の祖母宅は、田舎の畑の中の一軒家、農家ではないが、半自給自足生活で、裏の畑に行けばいろんな野菜がごろごろなっている。なすびやらししとうやらピーマンやらをその場でもいで炭で焼く。ジンギスカンも焼く。トマトは水で冷やす。トウキビは皮のまま炭の中に突っ込んで蒸し焼き。向かいの畑からスイカの差し入れ。スイカの皮は、烏骨鶏と綿羊の胃袋へ。いやもう、食べ過ぎ。

食べたあとは、畑でいも掘りしてきた。男爵の新じゃが♪ 他にも、ニンジンとかさやインゲンとかお化けみたいなキュウリとか。足りないのはタマネギだけだったなあ。
祖母宅は、動物類もはずせない。犬猫は勿論だけど、畑で収穫途中、ズッキーニの間でちっちゃいアマガエルを発見。この畑、たくさんカエルがいるはずなんだが、今日見たのはこの一匹だけだった。




綿羊も烏骨鶏も飼っているんだけど、極めつけは叔父が卵から孵したカモのあかちゃん。丁度かわいい盛りで、鉢皿に入れたちっちゃいドジョウを一生懸命食べていて、もう愛らしいのなんのって。人がたくさん来ていたので今日はちょっと警戒していたみたいだけど、普段は叔父のあとをぴよぴよ着いて歩くらしい。想像するだけでかわいい。ううう、見てみたい。



生まれたばかりが三羽。体長は8センチくらいかな。



ドジョウは側溝から掬って来るのだ。取り合いもあり。


そんなこんなで、食べまくり遊び倒した一日でした。まるで小学生の夏休みだねえ。


2001年08月08日(水)  書籍部

インターネット上の本屋さんも最近は珍しくなくなった。最近よくお邪魔するサイトで、あるネット書店で自分の本屋さん(書評コーナー?)を作ることができるというのを知って、実は先月末から登録している。自分で選んだ本を並べて紹介文をつけ、それを見ておもしろいと思った人はそこから買うこともできるというもの。
やってみると、案外ハマるんだこれが。嬉しいのは、書影を簡単に載せられること(ないのもあるけど)。自分のサイトで作るページでは、なかなかこうはいかない。過去の読書暦を振り返ったりなんかもしちゃって、かなり楽しい作業なんである。
まだ作り途中で、本だけ並べてコメントをつけていないところも多いのですが、近いうちに、reviewのページからリンクを張ろうと思ってます。へへへ。


2001年08月04日(土)  GLAY EXPRESS

今日は久々に丸一日オフ。朝9:00に、愚妹とともに、車で1時間ほどの距離に住む祖母のところに向かった。
祖母の家までの途中は、ほぼ石狩湾に添って走る広い道路が延々続く。何もない草ぼうぼうのまん中を走る片側2〜3車線の道路。北海道的無料高速道路(笑)である。道の向こうに時々畑やら大きな倉庫やら貨物集積所やらという風景で、民家はなく、路線バスなんて通る場所ではないはずなのに、今日はやたらとバスが多かった。しかも、札幌近郊のバス会社各社が勢揃い。
なんだ。何があったんだ。車の中で愚昧と大騒ぎ。その時点で、何となく予感はあった。
バスの正面を見る。路線表示部分には「貸し切り」の文字。そしてフロントガラスの端に貼ってある団体様名には、こうあった。
『GLAY EXPRESS』
GLAYの石狩湾新港での野外ライブのためのシャトルバスたちであった。
愚妹&北条、大興奮。と言っても我々姉妹、GLAYファンでは決してない(つか、メンバーも歌すらもたぶん知らない)。実は我々、このイベントに大挙してくるファンたちの姿を見て、大喜びしてしまったのだった。バスの正面には始発場所も書いてあるんだが、バスたちはどうやら札幌市内の各交通機関の最寄り駅から軒並み発車しているらしく、しかもその数半端じゃない。その上、すでに客を降ろしたと思われる空のバスが、再び始発場所方面にもどってゆく。ピストン輸送だ。すごい。恐るべしGLAY。
ファン満載で会場に向かうバスの真後ろについた我々バカ姉妹は、何を思ったか予定コースを変更、バスを追けて行くことにした。あわよくば会場に集うファンたちの姿を見物して行こうという、全く趣味の悪い思いつきである。
「あ、おじさんが乗ってる。きっと子どもにねだられて親子で来たんだよう」
「あの人帽子かぶってないよ。野外は熱射病になるよー。今日は暑いよー」
「あのバスもしかして千歳空港って書いてあるよ?」
「そりゃ天下のGLAYさ、飛行機に乗ってくるのもいるって。いわゆる追っかけってヤツね」
交わす会話も全く悪趣味。つか、バカ丸出しである。
バスについて会場への交差点を曲がると、そこは混乱防止のために交通規制が布かれていた。普段は殆ど交通量もないであろうその周辺では、数キロ先から、警備員が数メートルおきに立っている。
お遊びもこれまでと、そこで引き返してきました。
夕刊によると、コンサートの開演が午後4時、会場は午前11時だったそうで……私らが満載のシャトルバスの大群に遭遇したのは、午前9時半頃。ファンってすごい。

そんな野次馬根性丸出しの寄り道をしたお陰で、祖母との約束の時間に遅れて祖母宅に到着。今日の目的は、着物の着付けを習うというものでした。半自給自足の祖母宅で、畑からたくさん新鮮野菜をもいできて、ついでに綿羊やカエルとたわむれちゃったりして、実に充実した休日でした。たまにはこんな日もありかな。
ちなみに、帰り道でもまだシャトルバスたちは大車輪でピストン輸送してました。北海道経済への影響は如何に。
少なくとも、バス会社と警備会社は潤ったに違いない……




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