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非常勤先を一つ辞めたらとても気が楽になった。 のだが。 これを手放したら、他の非常勤先も次々と離れていくのではないかという危惧がなんとなく。 で、それが的中。 というかなんというか。 今年度何か変わるというわけではないのだが、関わっているプロジェクトが予算の関係で、とりあえずここ数ヶ月は時短。他の非常勤先もここ2年ぐらいの間に編成が変わって、私の担当科目がなくなる予定。 ふーむ。 世の中の経済危機とは違うところで、時短と収入源に見舞われているれいこなであった。 それにしても、みんなから「なにがしさんはご主人もいるし、生活に困ってるわけじゃないからいいですよね。」といわれるのが、なんかむかつく。
引っ越してちょうど1ヶ月。まだダンボール群と仲良く暮らしている。 相変わらず棚はガラガラなので、いつかは収まると思うが、収納場所はあせらずに考えていこうと思う。忍者屋敷のようにできるだけたくさん詰める収納はもう卒業して、取り出す&しまう動作をしやすいモノのおき方を考えるのだ。 この1ヶ月でモノはもっと減らせることに気づいてしまったし。 夫にとっては「見えない=ない」。しまっておくとないと思うからどんどん貰ってきて溜め込んでしまうのだ。今度の家は、ウォークインクロゼットが広いので、夫の服は整理ダンスから出して、クロゼット内の全部見える棚やカゴに置くことにした。今までも下着は洗面所においてあったが、さらに靴下とハンカチ+ハンドタオルも全部洗面所へ移動。すぐ見えるところや手が届くところにあるのに使わないなら本当に使わないということがはっきりするので、1年ぐらい泳がせてみる予定。 それから、素敵なアメニティグッズたち+ポケットティッシュ。これも全部見えるところに。洗面台の上には、ホテルでもらえる歯磨きセット付属の歯磨きチューブ(極小)が、ガラス容器に入ってごっそり。夫の机の下には、透明の入れ物にはいったポケットティッシュがごっそり。ダイニングテーブル脇には、ウェットティッシュがごっそり。夫のものに関しては、隠す収納は成り立たないことがよくわかったので、全部見える収納(≠見せる収納)に切り替えて、じゃんじゃん日常生活で使ってしまうのだ。当分、歯磨きもティッシュもかわないぞ。かわいちゃった紙おしぼりは、トイレ掃除に使うのだ。スリッパはさすがに出しておけないからしまったけど、いっそオブジェとして壁一面に貼り付けてみようかな。 しまいこむのはもう止めさベイベー。
今日は、午前中照明のとりつけ工事人がやってきた。 工事内容は、既存の照明の移設と、照明フックの取り付け。照明は前の住人が残していったものと私達がもともと使っていたものを、前住居と現住居とで入れ替えたり移設したりして混在させて使っているのだが、これを最終形にしましょうという工事。それと結婚当初からずっと使っている思い入れがあるヘニングセンのペンダントライトを設置すべく照明フックをダイニングテーブルの上に設置しましょう、ということ。 天井は石膏ボードなので、素人が下手に梁以外のところにフックを取り付けると天井がぼっこり抜け落ちるといわれて、手を出せないでいた。こればかりは職人に任せないと。前回の引越しはフック取り付けだけで出張費込み1万円かかったんですよ、奥さん。荷物が片付かないのでテーブルの位置がなかなか定まらず、照明の取り付け位置も決められなかったのだが、これもなんとか定位置に。 職人さんは梁を感知するための特殊なレーザー測定器を持っているという話を、この間の引越し業者の応援部隊リーダー(くどい)から聞いていたのだが、今日やってきた電気工事人に聞くと、最近は、石膏ボード用のフックというのがあって、差し込むと中で羽根が開いて力が分散するという優れものだとか。 レーザー測定器は、天井までの距離やら水平状態やらを保つために使って、あとは孔を空けてフックを差し込んで終わり。孔を空けると下に石膏くずが落ちるので、床に敷くテープつきのシートとか(シートを折りたたんだ状態で、トイレットペーパーのように巻いてある。縁にテープがついていて床に貼ったりできる)、面白い道具が次々と出てきて見とれる。 で、いよいよヘニングセンのペンダントライトをつけてみて、ショックなことが一つ。なんといびつにゆがんでいる。わが家は場所を倹約するためにソファの下も収納場所として使っている。ソファの下にはずしたペンダントライトをしまったのはいいが、私がどっかりソファの上に座ったために、斜めにゆがんでしまったらしい。 うえぇ。 どう見ても曲がっている。何層かになったランプシェードを3本の棒が繋ぐような形状なのだが、これがそっくり上からの圧力で曲がっていて、ライトつけても光がゆがむ。若い電気工事人は自分が直せないことを申し訳なさそうにいろいろ案を出してくれる。いやいや曲げちゃったのは私(のお尻)ですから。いずれにしても力を加えてこの棒がぽっきりいくと怖いので、下手にいじらないほうがいいという。彼のおススメは、照明器具メーカーのサポートに相談したらどうかというもの。ゆがんだ照明の写真を添付すれば話が早いのでは?という。それかいっそ板金でも直せるのでは??と新しい案を出す。なるほど、金属だから板金ね。 そのほかの工事もさくさく滞りなく終わり、やっぱり餅は餅屋、電気工事は電気工事屋に限ると思う。工事人が帰って、さて、思い立ったが吉日なので先延ばしせずに手を付けることにする。まず近所の板金屋をgoogle mapで検索。うちの近所は設備工事の店が案外多く、風呂敷でランプシェードをくるんで出発。周辺にいくつかあるうちの一番大きそうなところに持ち込んでみるが、そこはいかにも自動車修理工場。当然のことながら照明は門外漢なので全然相手にされない。ばらさないと無理じゃないの?といいつつ、これなら商店街の電器屋に持ち込めとアドバイスをくれた。電器屋さんの場所を聞いて訪ねると、なかから60歳ぐらいのちょいと渋めの親父さんが暇そうに顔を出した。訳を話すと、「ゆがんだぁ?」「これは○○のオリジナルだねぇ。」とかいいながら、道具も使わずに手にじんわり体重をかけながら全体のゆがみを直しはじめた。ずれた中央部分を中央に来るように、ときどき縁からの距離を巻尺で計って位置を確認しながらじわじわと動かしていく。確かに体重をかけて曲がったんだから、体重をかけて戻すのが正しいのかも。私も若い電気工事人も、棒が曲がったと理解していたのだが、そうではなく全体のゆがみなんだ。 ものの5分ほどであっけなくかなり元通りになってしまい、親父さんは「またゆがんだらこうして直せばいいよ。」と教えてくれた。「あの〜お金は?」と尋ねると「金?いらない。」「いや、いらないって言っても……。そもそもここは何が得意なんですか?またお願いしますから。」というと、「うちは金の要らない電器屋(笑)。いやいや、それは冗談だけど、なんでもやるよ。」 親父さん、惚れるぜ。 見回すと電器屋というよりは電気工事屋。店の中に家電製品はほとんどおいていない。 また何かあったらお願いします。といって足取り軽く帰ってきた。こうして見渡してみると、うちの近所は、建具、経師、木工、電気工事、ガス、ガラス、塗装、建築・リフォームなどなど、本当に住宅設備関係の業者が多い。直にお願いすることはほとんどないが、一つ一つの店に職人気質が収まってるんだろうなぁ。
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