WELLA
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2009年05月25日(月) 一つまた一つ

今月に入ってから、近所の個人商店や個人医院がばたばたと閉鎖。
個人医院は、数年前に一度だけ急性の腸炎を患ったときに飛び込みで受診したのだが、あまりの高齢医師にびっくりしてそれ以来足を向けていなかった。やり手看護師の傀儡として「うむ」とか「ああ」とか言っているだけのおじいさんだったが、待合室は満員。高齢の慢性患者さんを相手にしているところだったのだろう。医院をたたんで隣接した土地とともにマンションになるのかも。
その先にあった米屋も、先日前を通ったら住宅兼店舗部分を取り壊した状態になっていた。以前の米は専売制だったので地域の米やは悠々自適だったろうが、今や米を米屋で買う人はいないだろうなぁ。かく言う我が家も産地から直接取り寄せだし。生鮮品ではないので比較的生き延びるが、商品自体が重い米屋や酒屋は、後継者のいない高齢経営者には厳しい。
それからもう1つは荒物屋。荒物屋や金物屋は、閑古鳥が鳴いていても道路工事の人がひょいと調達に来たりするので、案外寿命が長いのだと聞いたことがある。この前、百均に行った帰りに久しぶりに前を通ったら、閉店セールになっていていろんなものがほぼ半額。お店の人の高齢化が原因らしい。何回か買い物をしたことがあるが、そっけない接客をする店だった記憶がある。在庫一掃で店は大賑わい。お店の人もお祭り気分で愛想よく接客している。しかし、確かにモノはいいのだが、半額になってもまだ百均より高い。ちょっといいハンガーを半額で1本買ってきた。数日後、ずいぶんガランとしてきたので、奥まで入ってみたら、文具やら塗料やら剪定ばさみやらストッキングやら、ありとあらゆるものを売ってる店だったことが判明。ネズミ捕り器まで売っている。本物を見たのは初めてだなあ。なんだこの店で買えばよかったのか!と思うものもたくさんあって驚いた。もっと間口を広げて入りやすくしてあればよかったのになぁ。
先週で店じまいする予定だったらしいのだが、まだ今日もあいていて、職人風の2〜3人が、奥にあった塗料をニコニコ顔でじゃんじゃん持ち出して二束三文で買っていった。「もう全部で○千円でいいよ」と、投売り状態なので私もいくつか品定め。粘着フックとか、家具の滑りをよくするフェルトとか、あっても困らない不要不急なものをいくつか選んでレジに持っていったら、あまりにも細々して店のおじさん面倒になったのか、じっと見て「…うーん、200円。」
本当は金属磨きが欲しくて「ピカ○ルはありませんか」と聞いてみたら「ピ○ール、もう売れた」とそっけなく一言。200円払ってキレイなレジ袋に入れてもらって帰ってきた。


2009年05月10日(日) きりのない要求by学生さん

私はノートをとるのが苦手。思考がストップするので板書を写すのも苦手。

講演とか授業をふむふむと聞いて要点と思われるものだけをバラバラと紙に書き付けてあるだけなので、文脈がよくわからない。あとから見直してもあまり情報がなく、結局その悪循環でノートを取るのはうまくならないまま。一方、自分の考えをまとめるのには、チラシの裏が一番。プリントアウトの反故紙などにポンチ絵というか○とか△を描きながら、思いついたことを書きなぐっていく。語学の授業なども、そうやって書きなぐったものをあとで参考書や辞書を見ながらまとめなおしたほうが頭に残る。世の中にはあとからまとめなおしたのかと思うほど、きれいに要点をまとめて書きなれた字でノートを取っている人がいて、本当にうらやましい。

というわけで、授業中にノートを取ることにあまり意義を感じていない私が、自分が講義するときは板書をする。一応、講義ノートも準備する。常勤の教員からも板書をしてノートをたくさんとらせてくださいというリクエストがあるので、ほとんど筆写マシーンと化している学生たち背を向けてひたすら板書をする。でも、学生のほうを向いても、誰も私のことなど見てはいない。その姿にちょっと罪悪感。ノートをとるのが苦手な私のノートを取るなんて……。
板書も当然ポンチ絵入り。そのほうが自分が説明しやすいから。学生もそのポンチ絵を大真面目に書き写している。あまりに独りよがりなポンチ絵なので、時々わかりにくいといわれるが、まあまあ好評。

先週、いつものように講義後のコメントを読み返していたら、図がわかりやすいとかわかりにくいとかのありふれた意見のほかに、目を疑うほど要求度の高いコメントが複数。


板書が単色でつまらない。


大事なところは色を変えて強調して欲しい。



……えーっと。


色は自分で勝手につければいいんじゃないでしょうか。
自分で大事だと思うところを強調すればいいんじゃないでしょうか。


試験がないこの授業で、このノートを読み返すことがあるのだろうか。
読み返すならば、大事なところはおのずとわかってくると思うのは、教員としてのサービス水準低いですか。


ふーむ。


2009年05月08日(金) 幸せの…。

朝から大雨の中、非常勤先B。
家を出るのがちょっと遅れて予定のバスに乗れず。次のバスは全然来ず。電車は上下線とも20分以上の遅延。加えて臨時ダイヤで特急の通過待ち。ということで、授業開始時間に遅れる。わが身を呪いながらびしょ濡れで大急ぎで教室に入ったら、なんと、室内は静まり返って皆PCに向かってなにやら作業中。数年前までは授業中でも怒号や消しゴムが飛び交っていた大学とは思えない状況にびっくり。授業中に私語はなし。ホワイトボードに板書を始めたら学生たちがせっせとノートを取りはじめてこれもまたびっくり。
#最近の学生は、メモしなさいといわれてから筆記用具を出すのがデフォルト。2限目の学生は事実そうしていた。

お昼を親しい常勤の人と一緒に食べて、新任の常勤の先生とも楽しく世間話をして、学内に新しくできたコーヒースタンドで案外おいしいアメリカンを飲んで、けっこう幸せ。
雨も上がってのんびり歩いて、いつも絶賛しているケーキ屋に寄る。午前中の荒天のおかげで、お昼過ぎには売り切れ必至の名物菓子がたくさん残っていて、狂喜して4つ購入。他にショートケーキとモンブラン各1ヶ。幸せ。
幸せな気分のまま、百均に寄って熟慮の末5アイテム買って(引越しの際に似たようなものを捨てたような気がするのは気のせい)、生活費を下ろしてお財布の中が膨らんで満たされて、家に帰って夫の帰りを待たずにお菓子を一つ食べて紅茶飲んで、はー幸せ。

これから図書館に行って予約図書の受け取り。百均グッズを使った収納用具のアイディア満載の本だとか。やめとけばいいのに。
でも楽しみ♪


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