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2009年01月31日(土) 1月総括

結局、マンションを売りに出す告知をしてからほぼ3週間。内覧者3組。いずれも単身もしくは夫婦二人。気長に構えるしかないわね。まあ契約が決まってしまうと退去時期がプレッシャーになったり、契約等で時間がかかるから、3月ぐらいになって動き始めるのでもいいかも。

新築マンションの購入の場合は、売主から重要事項等やマンション設備の一斉レクチャーがあり、関連業者が会場に出張ってきてそこで手続きが進められたのだが、中古物件の売買というのは個別な分手間がかかる。
不動産仲介業者が、ローンやらリフォーム業者の中継もしてくれ、私のもとの勤務先でもある銀行でローンを借りることになったのだが、彼らの常識が私たちには不明で混乱する。どこまで不動産仲介業者が橋渡しをしてくれるのかも線引きがよくわからない。銀行は仲介業者に伝えたといい、仲介業者は銀行から伝わっていると思っていたという。リフォーム業者との橋渡しもそう。
彼らが当然のように使う言葉やタイミングもよくわからない。業者にその旨伝えたら「確かにその通りです。」と反省されたが、他の客からはクレームがでないだろうか。私たちに常識がないだけなのか?そうかも。
現住居の購入時の時は、銀行のローン担当者がかつて同じ部署で働いたことがある人だったりしたが、金融再編後の今回はそういう雰囲気もない。遠くなりにけりと言う感じ。
1月後半は、家の売買問題に加えて、新年会やら研究会のキックオフやら世話人会やら、夜出かける用事も多かった上に、観劇×2、健康診断、成績票提出などあわただしく過ごした。あげくに新年会帰りの父が階段を踏み外して病院に運ばれ、鎖骨近辺を亜脱臼して帰還。その夜は実家に泊まりこんだり病院につれていったり。救急車で運ばれるなら自宅近くにしてください、お父さん。数日後も実家に食べ物や着替えやすい服を届けたり、時間がとられることが多かった。やるべきことは細切れでも進めておかないといけないと改めて思ったことであったよ。


2009年01月18日(日) 夫が帰ってきた週末。

土曜日は、もしかして内覧の人が来るかも…と思って少し片付ける。
中古衣料のリサイクルをしている先に送る荷物を2つ作る。ウエス(雑巾)などに再生するところと、和服を端切れを含むリサイクルにするところに分別。リサイクルするより燃えるゴミとして出してしまったほうがコチラの財布も時間も痛まないのだが、もしかして誰かが使ってくれるかも、お手玉なんかに再生してくれるかも、という淡い思いを託す。ここ数年ずっと使っていなかった鍋も、近所の福祉施設に寄付すべくぴかぴかに磨いてみる。思えばこんなにきれいにしたことなかったな。
お昼を食べてから専門学校へ。図書館にリクエストを出していた本(築山桂『手のひら一文』徳間文庫,2008.)が来ているのに、利用者カードがなくなっていて、ここ数日ずっと探していたのだがついにギブアップ。再発行手続きをしたり、作った荷物を出したりしがてら行ったら開始時間ぎりぎりに到着になってしまった。
先週と同じメンツに2コマ×昼・夜。今日の出前は迅速で注文どおりの品が届いていた。でもちょっと合間に食べるには量が多いな。次回からは掛けそばにしよう。今日世話をしてくれた女子事務員さんは年配の人で、てきぱきはしていないが、細かいところまでよく気がつく人。若い人は行動も機敏だがどこか情緒に欠ける、中年以上の女性は所帯じみているが気配りが出来る、そんなことを昔渡辺淳一が書いていたっけ。ここの事務員さんにも同じことが言える。合間に借りてきた本を読みふける。昼間は仕事や家の手伝いをしつつ、受講料の1文を握り締めて寺子屋の夜学に通う人々の周りに起きる事件と人情話。ちょっと専門学校の人々の境遇に重ね合わせたり。
昼の部は、まあまあ予定通りに進んだのだが、夜の部は若者が全然やる気なく態度も悪い。教務の人曰く問題児だというのだが、彼は何のためにこの学校に通っていて将来どのようになるか、まるで考えていないのだろうな。途中、体調が悪いと訴える彼に、じゃあ先に帰ったらどうですかというと、「それで大丈夫ですか。早退にされたりしないですか。」と言う。それは私を信用するしかないですね、私が大丈夫ですといって後で欠席にするかもしれませんし、と言うと、「そうしたら後から文句言えるじゃないですか。」と返ってきた。もう意味がわからん。そんなことなら最後までいてくださいといって以後取り合わず。最後までいて真っ先に帰っていた。誤解を恐れず言うと、こういう人が何の自覚もなくここでの学校生活を過ごし、資格が取れないまま職につかないままふらふらして果てに生活に困窮しても、それはやっぱり本人の責任だと思う。まあ、これから奮起して大化けするかもしれないので仮定で話を進めるのはばかげているが。

翌日も内覧者来訪の連絡はなし。
朝起きて、ゆっくりお風呂に入る。夫が出張でいないと部屋が散らからないので、もしかしたら引っ越す必要ないのかも……とちょっと思ったり。夕方、スポーツクラブに行っている間に、夫帰宅。床一面に広げられた荷物とお土産。紅茶は確固たる購買意欲が衰えず6箱買ってきたそうだ。あとはクッキー、訪問先で貰ったお菓子など。うわ、やっぱりダメだ、散らかる。

それから、JCBカードのカウンターでもらえるウェットティッシュがまた1袋。機内食で出たオリーブオイル(小)1瓶、飛行機のトイレで歯を磨いたときに貰った歯みがきチューブ(小)1ヶ、ホテルの使いかけのシャンプー(小)1ヶ、ホテルの部屋に戻って飲もうと思ったという紅茶のティーバッグ2袋。
どれもそのままにしておくと捨てられてしまうので、環境保全の観点から持って帰ってきたのだと言い張る。おぃっ!!わが家の保全はどうなるのだ。
せめてJCBのウェットティッシュは断ってくれ。


2009年01月16日(金) 着付けマダム20回&浅草参り

マダムに「もうあなたもいい加減独り立ちしていただかないと。」といわれつつ、だましだまし20回目まできたぜ。
今日は午前10時に来て頂いて、お稽古をしたら浅草までお出かけしようという寸法。現地では着付けマダム10回記念に登場した人間トルソーさんと合流して女3人着物でランチを楽しむ予定。

目が覚めたのは7時半だが昨日の最終講義の疲れがどっと出ていて、しばらく動けず。いい加減に朝食を済ませて始動。マンション売却に備えて気になるところを磨いたり片付けたりしているので、−−あら、なんだか居住性がアップしているわ−−ついつい換気扇周りを磨いてしまったりして準備が遅れる。マダム5分前に登場。しかもマンション入口が工事中で開きっぱなしだったとかで、チャイムが鳴ったのは玄関。うひー。肌襦袢をまとっただけと言うアラレもない格好にとりあえず長襦袢をひっかけてお出迎え。こんな格好で「あけましておめでとうございます。」もないもんだ。

今日は、義母からもらった墨色の大島に銀座結び。角だしというのは袋帯などを使うので、名古屋帯だと銀座結びと言うらしい。長い袋帯だったら自分じゃ結べないですね!と言うと、芸者などの玄人さんは「はこや」さんという帯締め専門の男衆がするのだそうだ。そういえばそういう話を聞いたことがある。また、帯の背の部分が大きく下に下がると粋な感じになるそう。
というわけで、私のほうは素人ぽく、ウブな銀座結びを目指すことに。帯も着物も地味なので、マダム好みのぱっきりしたあおみどりの帯揚げを合わせて、春らしく水色の帯締め。









2回お稽古して予定通りに家を出る。現地で人間トルソーさんとも無事に落ち合い(携帯メールって便利よね)、お参りより先に腹ごしらえ。
ちょうどランチのピークを過ぎた老舗の洋食店に入って、わしわしと取り分けて食べる。名物のカニサラダ、昔懐かしいマカロニグラタン、カツサンド、オムライス、どれもボリューム満点でしみじみおいしい味。お店の人も感じがよかった。その後ぶらぶらと脇道から入って浅草寺参り。例年は「何事もありませんように。」などとつつがないことを祈るだけなのだが、今年は「よいマンションの売買お取引が出来ますように。」などと思わず念じてしまう。仲見世は混雑しているので遠巻きに眺めるだけにして、今度は伝法院通りを浅草公会堂方面へ。久しぶりに通ったら界隈の店が皆昔風に作り変えられていた。ロトを売っている店まで「寶籤」などという看板がかかっていて面白い。
「伝法院通り・ビフォーアフター *伝法院の今・昔」
http://www.denbouin-dori.com/photo/beforeafter/index.htm
ちなみにずっと「でんぽういん」だと思っていたら「でんぼういん」なのね。

マダムの案内で道の左右のお店を冷やかしつつ、マダムお目当ての喫茶店へ。ぎしぎしと階段を上がり、お店の名前を冠したチョコレートケーキを食べる。お茶の時間帯とはいえ、平日だというのに店内ぎっしり。さすが浅草。おしゃべりを楽しんで、そろそろ駅に向かう。雷門の前で一応記念写真。ずらりと並んだ人力車の車夫が「お写真撮りましょうか。」とよってくる。これで話のとっかかりをつけて人力車に誘導しようという魂胆だろうが、今からじゃちょっと寒いわね。
お二人は天婦羅屋さんの店先の売店でお土産を買う。マダムはその前にお守りも買い、お参りの前にバームクーヘンも買っているので、ちょっとした荷物になったのをマイバックに入れて、さっそうと去っていった。
その後、派遣切り問題などを話しながらちょっと観光地外の浅草を一回りして解散。帰りの電車はただ座っていればよかったので、かなりぐっすりと眠ってしまった。またよろしくお願いします>該当の方。

以下、着付けの部分。興味のある方はどうぞ(^^)

----------------------------帯の部---------------------------

初めにマダムがお手本として私の体の前部分(つまりおなかの上)で、仕組みを教えてくださって、いざ実地。まずは通常のお太鼓のように体に巻き付けて後ろで結ぶが、結ぶ向きは垂れが上にくるように手先を下から巻き込むようにする。そのためには胴に巻きつけた手先(からつながる帯部分)を背中の右の方までかなり戻さないとできない。後ろに手を回して帯を戻したり、ぎゅうぎゅう結んだり、広げたりするので大変。そう思いながら汗だくでやっていると、あなた関節がやわらかいからラクに出来ていいわねとおっしゃる。ほぇ?私の身体は硬いと思っていましたが??肩の関節はどうもやわらかいらしい。それに加えて手が長いのでいいらしい。なんだかうれしいぞ。流れは以下の通り。
・一度帯をしっかり結んだら、手先の縫い目が上に来るように向きを返す。垂れの部分を結び目の根元の部分までしっかり広げる。
・お太鼓のように垂れを身体に近いほうから谷折、山折になるように折り曲げて、谷部分に手先を挟み込む。
・厚紙で5×20センチぐらいの帯枕を作って帯揚げで包み、山折部分の内側に当てて、帯揚げを身体の前で仮結び。
・垂れの外側、ちょうどお尻のした辺りに帯締めを当て、帯締めが身体に近い谷折の谷にくるように帯を折りあげる(この時点でお太鼓の背部分がたっぷりと折り曲がったような姿に)。
・折あげた帯のあまりの部分は、帯の背の内側かつ帯の胴のすぐ外側、身体に一番近いところに折り込む。
・帯締めは帯の胴部分のちょっと下あたりに固定。前で仮結び。
・帯に挟み込んだ手先部分(角)が左右均等に覗くように調整。長すぎる場合は、手先の根元部分をしっかり内側に引き込むようにする。
・帯山が地面と並行になっているか確認。
・仮結びしておいた帯揚げ、帯締めをそれぞれしっかりと結びなおす。特に帯揚げは、これだけで帯全体を支えるのでゆるみのないように結ぶ。
・帯の前姿、おはしょり、帯のラインなどを整えて完成。
--------------------コーリンベルトの部--------------------------
義母のものなので袖丈が短いため、長襦袢の袖を短くしておくことが必要。全体に小さめなので、今回もコーリンベルトを使用。コーリンベルトを使うときの注意は以下の通り。
・ゴムがのちのち縮んできて苦しい思いをするので、コーリンベルトは最大限に緩めておく。
・コーリンベルトを留める位置も、出来るだけ下目ウエストの位置辺りに。
・コーリンベルトを使うと上前のダーツがちゃんと取れないが、一応ダーツをつまんで、すばやく伊達締めで押さえる。
・痕跡が残っていればあとから生地をなぞるようにしてダーツらしきものは入れられる。
--------------------まとめの部--------------------------
着物の方は、着付けしやすい紬なのだが、油断は禁物。全体の着付けが終わったらもう一度着物をめくって後ろの長襦袢の衿下げる。帯をまわして出来たシワなどが残らないようにする。


2009年01月15日(木) 非常勤先初講義と最終講義

大学によって学年暦がビミョウに違うので、五月雨式に年明け講義が始まり五月雨式に年度最終講義が来る。木曜日に3大学行っているうち、1つは先週年明け回で終わり、1つは今週から始まりで年明け2回で来週が最終講義。もう1つは先週年明けで2回講義計15回だった(白目)。ちょっと前までは私立大学は13回授業というパターンが一般的だったのだが、最近は14回から15回というところが増えている。週の半ばの曜日はハッピーマンデーのあおりを食いにくいので、つぶれることなく回数が多い傾向にある。働き者だからそれでもいいのだ。月曜日に働くよりもましだし(矛盾)。
15回目で最終講義だった大学は私の希望により最終年度。学生にやめる理由を聞かれて思わず「自分探しに……。」などと言ってしまったが、いろいろと負荷の高いところだった。思えば非常勤講師先が爆発的に増えるトリガーともなった思い出深いところで、人間的にも教えるスキル的にもずいぶん向上した実感はあるが、もうおなか一杯。
思い入れが強すぎるのだろうが、学生にも運営側の対応にも目が点になることが多く、特に最終年度は授業補助をする学生や同僚として関わる他の教員たちと合わなかったのも辛かった。昨年度の終わりぐらいに、あと1年限りでやめようと決めたのだが、新年度が始動するぐらいになってから次々と「ここは私のいるところじゃない。」「文化が違う。」という出来事が続出して、新年度が始まってすぐに運営側に今年度限りの申し出をした。その対応にも不信感増。学生の成長を見ると迷いも生じたが、その後も目が点になるようなげんなりすることは続き、私の決断は正しかったのだという思いを強くした。他の同業者にそういうと、「だからって別にやめなくても……。」と軽くいなされてそれもそうかと思ったり。しかし時間帯的にも負担が大きいし、自分が目指すある到達点までもう充分にやったと思えるので、まあいいかなと思う。
空いた時間を使ってなにをするか。おかーさん、やっぱり書道ですか。


2009年01月12日(月) 三連休総括

土曜日に非常勤講師先Tの最終日。
採点表出して帰るぞ!と意気込んで早めに行って、採点未済だった分を終了。授業もてきぱき時間内に終わり。いつも一緒にお昼を食べる友人@常勤も早めに控え室に戻ってきていたので、今年最初今年度最後のランチへ。うまし。
ランチもつつがなく終わり、午後からは専門学校に移動して夜まで授業なので、すぐに席を立とうとすると、「急いでいるのねぇ〜。」と揶揄するような同行者の声。「い、いそいでないよ。」といいつつ、てきぱきと戻ってきて採点表に評価を記入。「ごめんね、話しかけちゃって、じゃまよね(笑)」といいつつ、世間話を振ってくる彼女。あのーどこの世界に非常勤の足を引っ張る常勤が……(^^;
というわけで、めでたく採点表も受理され、急ぎ地下鉄の人に。
専門学校は今年度初講義。習熟度別で一番低いクラス。習熟度別に分けるならこのクラスの人数を少なめにしてくれるように事務にお願いしただけあって、こじんまりとやりやすかった。が、一人年配の再履修の人がいて、その人に思いっきり時間をとられる。この人留年したそうだけれど、去年のことはすっかり忘れたと豪語する。この授業を受けてなんのメリットになるのかよくわからないが、まあ人生経験だ。
休憩時間に出前の蕎麦を取ってもらう。たぬき蕎麦を頼んで、出前にしては遅いなと思い始めた頃に到着。どんぶりの内法ぴったりに膨らんだ蕎麦。えーと、汁はどこに??麺の上にのった揚げをどかして、汁の所在を確認。少ないなー……、え、揚げ??注文のたぬき蕎麦をきつね蕎麦に化かしたのは、事務のおねーちゃんか蕎麦屋か。
夜のほうのクラスはまたまたぐっと人数が減る。社会人と高卒すぐぐらいの若者チームに分かれている。当然若者チームのほうが出来るが、やる気なし。すやすや寝たりぐだぐだ遊んでたり。社会人はその逆。その専門学校は国家資格を目指して3年間勉強するのだが、この先どうなるのやら。
手に職をつけるような学校や専攻はこの金融危機の影響で繁盛するのか、あるいは学費すら払えない学生続出で閑古鳥が鳴くのか。

日曜日。長時間労働のあおりで体が重い。重い身体に鞭打って住宅ローンの申し込みで銀行へ。少し遊んで帰るつもりが、銀行についたとたん家の売却を依頼している不動産やから今日内覧希望の人がいるから頼む、と携帯に連絡。携帯を見たら家にいる時間に着信が2回もあった。その時間お風呂に入ってて気がつかなかったじょ。頼むよ家に電話してくれよ。
彼が提案するアポの時間を30分遅らせてもらい、手続きが終わって大急ぎで家に帰る。大車輪で片付け開始。まさかこんなに早く反響があるとはおもわなんだ。和室に布団を敷きっぱなしだったので、夫が片づけてもらったのだが、あとでチェックしたら押入れの中、布団の隙間に私が脱ぎ捨てた衣類がぎゅうぎゅう押し込んであった。そのほかにも脈絡のないものがあちこちに突っこんであったり、寄せてあったり。夫と私の「片付け」という概念の違いを再認識。
時間通りに現れた訪問客にあちこち見てもらい、なごやかに内覧終了。手ごたえはよくわからない。連絡待ち。
ラーメンを食べに行く。うまし。生協で買った「七草粥セット」の野菜はまだ冷蔵庫の中だ。

やっと落ちついた月曜日。やっと七草粥を食べる。その後はほぼ昼寝して終わり。久しぶりにスポーツクラブ。
夫は明日から出張。円高なので紅茶だのチョコレートだのいろいろ買ってきたい様子だが、えーとそれはやめてください。


2009年01月05日(月) 年始総括

大晦日は紅白をときどきチラ見しながら年末らしくなくすごす。これというイベントもないまま寝るつもりがだらだらと夜は更けていき、お風呂に入って寝たのは1時半ごろ。元旦はやや寝坊して、お雑煮と日本酒だけで簡単にお祝いして、今さら浴室掃除。お昼から夫実家へ。同居している弟家族の甥7歳が大はしゃぎでノンストップ。滞在時間3時間ほどのうちほとんど彼がしゃべっていたのではないか。義母の着物で行って喜ばれる。義母に帯板の大きいのを貰う。
家に帰ってからお重を出してお節を詰め始める。ケーブルテレビで夫が北斗の拳を見ている脇で「アタタタタ」とか「ひでぶ」とかつぶやきながら野菜をきったり。紅白膾、お煮しめ、きんぴらごぼうを作って、生協のお節セットに足す。晩御飯は鍋にしたのだが、にんじん好きの夫が張り切って具材ににんじんを切て投入してしまい、お節用のにんじんが足りなくなる。夜洗面所の掃除。
翌朝、やっとお節料理が並ぶ。老母がお正月の支度はギブアップというので、午後から実家の両親が来てお祝い。子供のいない静かなお正月である。数の子、ごまめのほかに実家近所のお肉屋さんのローストビーフ(なぜか霜降り)と焼き豚をもらってお節に追加。お正月らしい食卓となる。レンコンの白煮のつもりがアク抜き時間が足りなくて黒ずんでしまったのと、お雑煮用に買ったカット済み鶏肉が胸肉まざりで澄まし汁がにごってしまったのが残念。マンションの展望台に行ったり、最近入手したちょっとしたおもちゃを見せたりして、穏かに午後を過ごす。
3日目は夫の田舎まで遠征。弟家族も合流。犬まみれの半日を過ごす。そろそろ疲れが出てきた頃。
4日目からは張り切って仕事をする!と宣言していたが、どうも朝から体が重い。風呂場のドアにこびりついた汚れを落とす。諦めていた汚れだったが、合成洗剤を使うとやはり取れるものなのね。当社比で盛大に使う。
午後からBS-hiで小澤征爾が誘うウィーン国立歌劇場公演を夜まで見る。ソファで横になってみると、心地よい音楽にグーグー寝てしまう。
途中、新しい大河ドラマ。前日に番組宣伝を見たのだが登場人物がイケメン揃いで興奮。しかし主役の髪型はあれでありですか。阿部ちゃんが劇画から抜け出してきたようにかっこいい。出てくる子役たちが皆うまいのでびっくり。間合いやらニュアンスやらをしっかり受け止めているように見えるのは、カメラワークの妙もあるのか。
結局やろうと思っていたことの1割も進まず、惰性に流れた年始であったことよ。


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