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2008年01月29日(火) 一日30品目はあきらめる。

年末留守がちだったので、けっこう食材を無駄にしてしまって、かなり凹んだ。日々の食材はほとんど生協でまかなっていてるのだが、計画的に買い物ができそうでいて、実は便利な半調理品とか保存の利く冷凍食材なども豊富にあるのが落とし穴。ついつい気軽に買ってしまい、冷凍庫に死蔵することになる。それに加えて、最近夫が夜も遅くなって夕食不要なことが多くなり、そうなると少人数家庭はいきなり影響が出る。それなのに実家に顔を出すと、献立恐怖症の母が「家に帰ってすぐ食べられるように。」と西京漬とかチャーシュー半分とか持たせてくれ(たが)るので、これも本当はカウントしておかなければいけなかったのだ。
というわけで、今は生協でも牛乳や最低限の野菜果物を買うのみで、ひたすら家にあるものでなんとか食べている。冷蔵庫の中も乾物類をしまっている棚もかなり見通しがよくなってきた。到来もののお菓子もせっせと食べなければ。
バランスのよい食事というのは、毎食毎食それを心がけていると結局一回の量が多くなるし、食材の種類が多くなるに従ってロスも増える。一日何品目とかいうのはあきらめて、1日といわずに数日〜2週間ぐらいの間で最終的にバランスが取れていればよいのではないだろうか、と思い至った。旬の食材を食べるのが一番おいしく身体によいだろうから、毎日大根を食べる週とか毎日鰤を食べる週があっても構わないのではないか。たとえ3日鰤大根が続いたとしても、それが年に1〜2回のことであれば、飽きるのには至らないだろう。
というわけで、食材が底をつくまであるもので過ごすつもり。違うものを食べたくなったら外食するのだ。


2008年01月26日(土) くぅ〜〜(涙)

夫に誘われて、六本木アクシス・ギャラリーで行われているフィリップ・デザインの展覧会へ。環境や技術など5分野を取り上げて未来型のライフスタイルを探るというもの。ビル全体がスキンで覆われていて、気象条件に合わせて光や水を取り入れて蓄積して再利用したり、糞尿を発熱源として利用して暖房に活用したりするアイディアが、中国本土の日照時間の多さを利用した例として挙げられている。中国の人が洋風の生活になったのが、小麦やバターの品薄の要因とも言われていることを思い出したり。上映されていたプレゼンテーションの英語が気持ちよかった。フィリップだからといってオランダ人の英語というわけでもないか。イギリスっぽい発音。ゆっくりでもいいからこんな風に話せたらいいなぁ。人間の感情(含む性的快感)に対応して柄が変わる電子タトゥーとかおもちゃとか、デモは結局CGや投影なのでそれが実現可能なのかはさておき、いろいろチャレンジングで面白かった。
お昼ごはんは、以前のブログで読んだ大阪のたこ焼きやさんに行こうと、地図をプリントアウトしてまで臨んだのに、見つからなかった(涙)。というか、それらしい店舗は入り口にベニヤ板でふさがれていたので、何か火事でも出て急遽店じまいしたのだろうか。Webページは残っていたのになぁ。先週は、洋食やさんが臨時休業だったし、ついてない。仕方なく、目についたカレーラーメンの店に入る。カレーは夫の好物だが、私は苦手。冷やしカレーラーメンというマイルドなものにするが、きんきんに冷えていて寒くなる。
半ライスをつけて残った汁に入れるのが通の食べ方だというので、その通りにして、超満腹。
その後、お向かいのスタバに入って休憩。外国人が多いですなぁ。次々と店に入ってくる外国人を見ていると、ここがどこだかわからなくなる。トイレに行ったら、2つある個室ともふさがっていて待つことに。通路脇にパンフレットを所在なげに眺めている男性がいて、この人は並んでいるのか?とふと思ったが、全然トイレに関心がなさそうだったのでそのまま入ると、しまりかけたドアの向こうで、Are you waiting?とその男性に話しかける声が。あれ、やっぱり並んでたんだ。急いで済ませて外に出るとその男性がいない。で、もう一つのドアから出てきたのは、果たしてその男性だった。並んでたんですね、ごめんなさい。というと、「いえいえ、はい。」と早々に私のとのかかわりを切り上げたいような返事をされたので、ちょっと凹む。
ターミナル駅まで出て、実家へ。ちょうどいいバスが来ていたので、ラッキーと思いながら乗り込み、あと数分で発車しますというアナウンスを聞いたのを最後に、記憶がなく、気づいたらちょうど実家最寄のバス停を過ぎたところだった。1つ先まで行って戻ってくる。
今度書道の展覧会に出品しろといって母がてぐすね引いて待っていたので、暗くなるまでくにゃくにゃと書く。「親孝行だと思ってやりなさい。」とか「私が死ぬ前にやりなさい。」とかいろいろ言うんですけど、それ以外にも充分親孝行していると思いますよ?お母さん。


2008年01月25日(金) こ、濃い……。

人材派遣をしている企業から、契約先の研修講師を頼まれたので、契約さきと打ち合わせに。なんでこの話を受けたかというと、以前この企業のえらい人に引き合わされてご馳走になったからだったのだった。年末に急に打診があり、その週に企業内の担当者と打ち合わせを行い、担当者があらかじめ先方からヒアリングしていた内容を元に、研修内容を組み立て、それを1ヶ月後の今日、先方に提示するということなのだが、まだまだ時間があるやと思っているうちに月日は流れ、資料を企業の担当者にメールしたのが昨日の19時前。ひどすぎる、私。

で、朝一番に先方に行って打ち合わせ。企業の担当者に同行して業者としていくので、建物に入る前にコートを脱いでおくとか、OL時代を思い出す感じ。椅子を勧められる前に腰掛けそうになっていて気まずい思いをする。先方の担当者は大ベテランの女性で、一目で「むむ、デキる。」という印象。こちらは容赦なく試される感じに、たじたじとしながら提案を説明していくと、いくつかポイントがあったようで、先方からもいろいろとアイディアを出してもらえた。こういう熱意と深い知識を持った人が、あちこちにいるのだなぁ。設定されたハードルが高く、これからせっせと勉強しないと間にあわないのだが、その分は私の実になるのだと思ってがんばる。私の仕事って、お金を貰って勉強せざるを得ない状況に追い込まれて、その知識をまた別の機会に生かして、というかなり直接的なサイクルになっている。いつの間にこういう生業に入り込んだのだろう……。

その後は、別件で日ごろお世話になっている人とランチ。今の内にしっかり稼いで貯めておくようアドバイスを頂く。ランチが長引いて中途半端な時間になってしまったので、近くまで来ているからといって親戚の家に。伯母の介護をしてくれていた従姉(正確には従兄の配偶者)と、1時間ほど茶飲み話。帰りに道に以前から気になっていた、昔ながらのケーキ屋さんに寄ってみる。ショーウィンドウに並んでいるのは、ショートケーキ、ロールケーキ、モンブラン、シュークリームと基本的な商品が並んでいるが、最多価格帯は220円。帰宅後早速食べてみたら、ちょっとスポンジケーキが固かったりしたが、予想外においしくて驚いた。また買おう。


2008年01月21日(月) からゆき。

朝起きたら雪かと思っていたのに、普通の曇り空だった。
実家に行く申し出を断られたので時間があき、数ヶ月ぶりに美容院へ。肩にかかるぐらいにカットして、カラーリング。週刊誌を読もうと思ったが、着物のなんとかと書いてあった家庭画報を思わず手にとって見る。なんかいろいろ高そうよね。美容師さんと着付けの話など。
その後、銀行に行ってお金を下ろし、郵便局で10円切手を10枚買う。なんだかこういうちまちました用事を片付けていると「ちゃんと生活している。」という気になる。
雪は降らないけれど寒い。郵便局の外に立っている警備の人は、あまりの寒さのためか退屈したのか、かなり大きな振りでシャドウボクシングをしていた。
着物での所作になれておこうと思って、練習用にリサイクルショップで安く買った、汚してもいいポリ着物に先週習ったばかりの二重太鼓を締めてみる。ソファに横になったり、洗い物したり、夜までずっとそれですごす。習うように慣れろでそのうちギクシャクしなくなるかな。


2008年01月20日(日) ぐずぐずぐったり。

実入りのいい仕事はその分体力も消耗するということで、昨日は12時前に寝たのに朝は疲れきってなかなか起きられず。布団のなかでぐずぐずしてやっと9時半ごろおきだす。ぼー。
今日こそは採点をやっつけてしまおう!おー!といいながらぐずぐずと半日ほどかけて採点を済ませる。見ても見ても終わらないー。誰だこんなに沢山課題を出したのは!と思いながら、ちまちまつける。課題を見ていると粗ばかり目立つが、彼らなりに一生懸命やったのだろうしと思うと情がわいて結局かなり甘くつけてしまった。夜もう一つ採点を済ませる。こちらはもう出せば○のような授業で、学生さんたちにもほとんど差をつけないと明言してあるので、割り切ってかなりインフレ気味になる。が、やったー!おわったー!
最近実家に顔を出していないので、明日あたりそろそろどうかと思って電話をすると、雪がふりそうだからとかいろいろと理由をつけて断られた(笑)
そんなこんなで今日は気晴らしにコーヒーを飲みに行く余裕もなく、スポーツクラブに行って帰りにアイスとトイレットペーパーを買ってきたのが唯一の外出。
なんてストイック……。


2008年01月19日(土) ぐったりこん。

午後から夜まで専門学校。
夫も仕事だというので、どこかでお昼でも食べようということになり、双方の目的地に行きやすい四谷界隈に行くことに。確かこの辺に洋食の有名なお店があったよねと思って、Webで調べる。垂涎のメニューが並ぶ。11時開店で狭い店内はすぐ一杯になるらしい。土曜日といっても油断できないというので、11時前にお店の前に到着。あれれ?シャッターが閉まっている。そしてなにやら貼紙が…。近づいていってみると、

「本日、都合により臨時休業します。」

なんですとー。んですとー。ですとー。とー。
別のお店にいこうにも他のお店は11時半から開店のところばかり。夫は12時には四谷を出なければならず、泣く泣く駅に戻って駅ビルで適当に済ませる。予算はオーバー(泣)
去年のGWあたりも、表参道のイタリアンレストランを目指して、すごく張り切っていったら、結婚パーティーで貸切だったことがあった。はああああ、悲しい。

私のほうはまだ時間があったので、専門学校の最寄り駅のカフェに入って1時間ぐらいフランス語の宿題をやってから仕事へ。この間問い合わせていた交通費は実費で支給された。1回いくごとに1000円近くかかるので、後払いになると結構きびしい。お金がないと仕事もできないってことなんだなぁ。
授業は習熟度別4クラスあるうち、上から二番目のクラス。ぐだぐだになるかと思いきや、みなさん大変熱心で時間が来ても演習を終わろうとしない。まあ真面目だから上のほうのクラスになるんだよな。
きっちり働いて帰宅。

ターミナル駅でホームレスの人たちが寝支度をしている脇を通りぬけて、バス停へ。すでにバス停では毛布をかけて就寝中の人もいる。部屋の中にいても暖房を入れなければ寒いのに、この寒空のもと、外で寝るなんて厳しいなぁ。


2008年01月18日(金) 着付けマダム9回

着付けマダムは年明け初めて。
授業は終わったので、余裕のはずが、なんとなくぐだぐだしてしまったので、結局マダム到着の直前まで部屋が片付かず。
お正月に義母からゆずられた着物を見ていただく。丈が短めなのは、腰紐を下目に締めて対応、袖丈が私の手持ちの長襦袢より短いのは目をつむることにして、あとはやはり腕がにゅっと出てしまうのがよろしくないので、できれば裄を都合2センチ延ばしたほうがよいというお見立て。家の近くに悉皆やさんを見つけたという話をすると、ぜひそこに相談してみなさいということで、「早く自立してちょうだい。」といわれる。
ふーむ。
着付けの方は「柔らかもの」と二重太鼓。義母から譲られた付け下げは、着付けるそばからぐずぐずてろてろとなだれてくる。できるだけ一度でぴしっと着付けることと厳しく言われる。以前の手取り足取り振りとは違って、気をつけるべき要所要所を注意されて、わりと早くお稽古は終わり。あとはもう自習するしかない。
はー。


2008年01月17日(木) もつなべ

今期最後の授業。
試験がある科目はないので、これであとは採点を出せば終わり。すでに3科目は提出した。試験がない代わりに単位認定は課題の全提出が条件にしてあって、全部課題が出て出席が足りていればよほどのことがなかぎり通すことにしているのだが、なぜ出さないのだ…ダンっ!o(-"-)
毎週課題を出題していた科目は、学期中何度も口頭で注意して、かつ最終授業日から一週間の猶予を与えてメール提出可にしたのに、それでも出してこない。課題ださないのに授業に出てくるって言うのは、何を期待しているんでしょうね。比較的真面目に取り組んでいたと思っていた学生が、最後1〜2回の授業を休んじゃって課題提出もなく連絡もないって、もったいないなぁ。その学生の中で何かがあったのだろう。
こういうことがあると教員の気持ちが傷つくなんて、彼らは思いもしないだろうな。

夜は夫のところにいる林川(仮名)さんがもうすぐ帰国だというので、3人でチェーンのもつ鍋へ。本当は以前ランチ仲間のたみちゃんに連れて行ってもらったところに行きたかったのだが、そこは予約が取れず、ネットで適当に探した店にしたのだが、ここも他の支店で断られて2番目にとったところ。突き出しは事前に小皿に準備してあったらしく、一部干からびていた。初めて食べたらきっとおいしいと思うだろうが、以前行ったもつ鍋のほうがやっぱり段違いにおいしい。今度はもっと早めに予約をとって行こう。
林川(仮名)さんはまたまた日本語がうまくなっていたので、ほぼ日本語で会話。彼が高度な言い回しをバンバン繰り出すので楽しかった。


2008年01月15日(火) ねむねむ〜

出すものを出して気が緩んだせいかずっと眠い。
朝、電車の中で宿題をやりながらフランス語教室。2回ほど当たるが簡単なところでよかった。寒さと眠さで集中力を欠く。もったいないことをしているなーと思いながら、自分の学生が眠そうにしているのを怒るのはやめようと決意する(←このあたり、すでに集中力を欠いている。)

寒いなーと思いながら歩いていると、ビッグイシューを売っていたのでひさしぶりに買う。こんなに着込んでいる私でも寒いのに、充分な防寒具なしでずっと立っている販売員さんも大変だ。あれ、いつの間に300円になったんだろう(うち160円が販売員の収入分と書いてある)。この薄さで300円はきついなーと思いながら読み始めると、人生相談とか販売員のポートレートとか、誌面も前と違う、と思ったら記念特集らしく、人生相談は過去の総集編らしい。いじめにあっていたり絶望していたりする人に対して販売員が回答をしていて、「こうすべきです。」なんてことは書いてなくて、寄り添いながらちょっと励ますような言葉が並んでいる。誌面の下半分にはそれぞれの悩みに効くレシピとして、料理研究家エダモンによるレシピがちょっとした料理からカップ麺まで載っている構成。面白かった。レシピはこれからも使えるし、これで300円は安いかも、と現金に思った。

バスでよく店の前を通るが生活圏にない呉服屋さんで「初市」の札とワゴンセールが出ていたのが先日来気になっていたのを、やっと訪ねる。お正月に義母の着物がまた増えてしまったので、畳紙を買いたそうと思ったのだが、思ったほど安くはなかった。セールなのに暮れに非常勤先近くの呉服屋さんの歳末大売出しの正価より高い??他にも雑貨類がおいてあったが、どれもそれほど安いとは思えず。でもまあ畳紙を買うのは店内に入るチャンスなので、初期投資と割り切って1つ買う。それほど格式ばった店ではないようで、陳列のしかたも町の洋品店の和服版のような雰囲気。5000円〜10000円台で仕立て上りの、洗える素材の着物などもおいてあった。近くのバス停に行ったらちょうどバスが来たのだが、道の反対側にまたも「呉服店」の看板を見かけてそちらへふらふらと立ち寄ってみる。このあたり昔は花街にも近かったので、実用的な和服の店が多かったのかもしれない。こっちの呉服店はもうほとんど開店休業状態で、店の奥を覗くと反物などはあるが、ショーウィンドウには晒し布とか安い風呂敷とかどをかさかさと並べていて、あとは年配客用のスラックスやどてらなどを小さく商っている様子だった。

考えてみると、畳紙を買うという口実で呉服店に入ってみるのは、いい手かも。小物とか着付け用品とか買うとあわせていろいろ勧められたり知識がないことが露呈してつけこまれそうだけど(本当か?)、「畳紙を買う=畳紙を換えるほど着物を持っている=ほいほい買わないぞ」という意思表示にならないか。なんにせよ、呉服屋さんは敷居が高いのであった。

バスを逃したので、結局バス通りに沿って歩いて帰ることにして、商店街になにがあるのか見ながら歩いていると、「着物丸洗い(生洗い)・染み抜き」の看板発見。近くに悉皆やさんがあればいいのに、となんとなく探していたのだが、こんなところにあった。その店から家まで大体15分ぐらい。ここなら自分で直接持ち込めるし、ちゃんと店になっていて気軽にこられそうな雰囲気。マダムに相談して出すべきものを見てもらおう。
あーよかった。

参考サイト:
ビッグイシュー http://www.bigissue.jp/


2008年01月14日(月) 蟄居生活

今日締め切りのものあって週末をずっと費やす。データは先月末に揃っていて、枚数少ないんだからちゃっちゃと書いてしまえばよかったのに、ぐずぐずと先延ばしにしていたら案外時間がかかった。
昨日今日はずっと家にいて、私の数倍の量の締め切りに追われている夫とともに、ずっとPCに向かっていた。昨日はちょっとはなれたコンビニにアイスを買いに行ったのが唯一の外出で、スポーツクラブはサボり。今日はだいぶめどが立ったので一駅ほど離れたところにある喫茶店に二人で行ってコーヒーとケーキ。夜は30分だけスポーツクラブ。
うちの近所でおいしいコーヒーが飲めるところは、ここともう一つもっと北のほうにある喫茶店で、どちらもラッキーに左右される。北にあるほうは、冗談みたいに狭くてテーブル数が2つしかなくカウンターも小さいので、埋まっている可能性高し。こちらはテーブル数もカウンターも余裕があるのだが、たまにおばさまがたのおしゃべりに占領されていたり、紫煙が立ち込めていたりする。今日はどうか思って行ったらほぼ男性客で適度に埋まっていて、たばこをくゆらすひともおらず大変結構だった。マスターも常連さんと話ししてたりして、コーヒーが売りの店としては理想的な雰囲気だったのではないか。30分ほどいて帰る。初めてケーキを注文してみたが、材料と味はいい。ただしスポンジはちょっと失敗らしい。味、値段とも非常勤先Bの近所のケーキのすばらしさがまた際立つ。
コーヒーは飲みに行くに限る。


2008年01月13日(日) あらためて中国茶

非常勤先によっては、いつの間にか顔見知りから言葉を交わすようになって親しくなる同業者もいる。語学系の人同士は担当科目も多く学校にいる時間が長いので、自然と仲良くなるらしい。非常勤先Bは、学校自体が小さいのもあってそれがはなはだしく、お弁当を一緒に食べたりお菓子を持ち寄ってわいわいとやっている。
私も時々それに混ぜてもらうことがあって、そのたびにお相伴に預かるのだが、この間中国人講師の人が「おいしい烏龍茶だから飲んでみて。」と、茶葉の小さいパックをくれた。日本のペットボトル飲料のイメージとは違って、パッケージは緑。
パッケージ自体はこぶしに収まるほど小さい真空パックになっているが、家に帰ってあけてみると、ころころとした茶葉がぎっしり詰まっている。そういえば上海の茶館でお土産に買った急須もあるので、ちゃんと入れてみようと思い立ち、ネットで入れ方を調べた。烏龍茶は「青茶」に分類されるのね。説明通りに、急須にお湯をかけて温め、茶葉をいれ、茶葉にお湯を注いですぐに捨てる。まず一煎目をいれてみた。色は薄いが香りがいい。烏龍茶は七煎目ぐらいまで余裕でいけるというが、確かに果てしなく飲んでいられる感じ。入れたときは小さく縮まっていた茶葉も、この頃になるとありえないほど大きく広がっている。
中国方面に行くと、空港の係員なんかでも、大きなマグカップに茶葉を直接いれてお湯を注いだものを手元において飲んでいたりするが(インスタントコーヒーの空き瓶にお茶を入れて飲んでいる人もいた。これならふたもできるし、飲み口も広いし、いいかも。)いったいどのくらいまで飲むんだろう。
中国茶、おいしいなぁ。身体にもいいというし、烏龍茶以外にもお土産でいただいたきり封を切っていないのもあるので、せっせと飲もう。


2008年01月12日(土) 夜会巻き

雨だったので地上をさけてターミナル駅地下商店街を歩いていた。普段は通らない場所で、若い子向けのヘアアクセサリショップにふらふらと立ち寄る。

髪がセミロングになってきて肩にかかるのがうっとおしい。でも髪をアップにできる長さの方が着物には合うし、せっかくここまで伸びてきたし、すっきり髪をまとめるものはないかと思いながら、なんだかよくわからない櫛みたいなのとか、なんだかよくわからない金属の棒とか、いろいろあるのを手にとって見ていると、私の半分ぐらいの年齢の店員さんが使い方説明しましょうか、と寄ってきた。
お願いしますと答えて、まず知恵の輪の部品みたいなU字型のものを説明してもらった。

「これはぐるぐると髪をねじり上げてこのようにさすとアップになります。」
と、店員さんは自らの髪をねじり上げて、簡単にまとめ髪を作って見せてくれた。

ほほー。こっちの櫛みたいなのはなんだろう。

「こちらは夜会巻き用のコームで、このコームの部分が金属のものが使いやすいです。」

和服に夜会巻き。ちょっといい感じじゃありませんか。

よし、買いましょう。このお花のついている一番地味な色のを下さい。

「はい、3150円になります。」

げ。高い。

ヘアアクセサリごときで3000円超なのか。
若い子向けの店だと思って侮ったぜ。

で、さっそく家に帰ってからねじねじと練習してみた。段々コツがつかめてきて、なんとなくそれっぽい感じ。へー。


2008年01月10日(木) それはもったいない!

地理専攻の学生さんと雑談していたときのこと。
もうすぐ紀伊半島に調査に行くという話を聞いて、そういえば以前、飛行機で紀伊半島の脇を通ったら本当にこんもりしていた、などと上から目線(←用法が違います)な話を振ると、「えー見たんですか、いいなー。そうなんですよ、ほんとこんもり茂ってるんですよねー。えー見たんですか、いいなー。」と、その食いつきのよさに驚いた。

調子にのって
「その時のフライトは、日本海を横断して米子上空を通り、そのときに右手のほうに宍道湖が見えた。」
「下方には大山らしき雪山があった。」
「しばらくすると、右側に瀬戸内海が見え、小豆島、淡路島などもくっきり。」
などと自慢し続けると

「淡路島がそんなにくっきり見えるんですか!じゃあ!&%$"#!&()もきっと見えたんだ、いいなーえーうらやましいなー。」

と、私にはよくわからないモノを想像してうらやましがっている。
「じ、じつは、函館に行ったときも、下北半島の斧の形がくっきりと見え、大間あたりでマグロが周回しているのが見えました(←マグロはさすがにはウソ)。」

私がここまでいうと、学生さん堰を切ったようにかたり始めた。

「そんなに見えるなら、私達なら絶対写真撮りますよ。グループで飛行機に乗るときでも、かならず皆バラバラに窓際の席を取るんですから。」
「離着陸の時が一番海岸線がよく見えるんです。離着陸時は電子機器が使えないので、そのためにデジタルカメラではなくフィルムのカメラも用意するんです。」
「私は以前、ベルト着用サインが消えてから○△山をばっちり撮りましたよ(えっへん)」

で、いい地形の写真がとれると大判に引き伸ばしてプリントして「このようなものを取りまして…」「ほほーこれは、これは…」と、周囲の人々に配りあったりするそうなのだ。

ほほー。

そんなのだったら、東京-小松なんて晴天なら50分足らずで着いちゃうからデジカメで撮ってる暇ないな。そういえば小松に行くときは、すごく晴天だと羽田を飛び立ってから多摩川に沿って北上し、雲取山、乗鞍岳、そして白山を眼下にしながら飛ぶのだというと、「なんでそんなに晴れの日にあたるチャンスがあるのだ!」とちょっと妬み始めた。

それは晴れ女だからさ。

だったら、もうこれからは絶対カメラを持って窓際に座ってください!と釘を刺された。
えーでも、デジカメは取れないし、じゃあ使い捨てカメラなら…というと「使い捨てカメラはいまひとつなので、やっぱ一眼レフですね。」

マジですか。


2008年01月09日(水) 「血液製剤と肝炎」の追記

昨日の日記に記述に関して、言葉足らずでナイーブなところがあって齟齬が生じたので追記(というか弁解。)
#諸般の事情により(?)普段と違い、「ですます体」になっています。

---------ここから------------

昨日の日記は、「輸血」について書いたものではありません。
私が日記に書いたのは、フィブリノゲン製剤による1987年の
青森県三沢市の産婦人科における肝炎の集団発生に関するテレビ
報道に関連してです。
どの局のどの時間帯だったのかはさだかではありません。

主に以下の2点が印象に残ったので日記に書きました。

1.集団発生後、ウイルス不活化処理法が加熱に切り替えられた
のに、実は不活性化が行われていなかったことが明らかになった
2.肝炎に感染する恐れはあるが、それでもやはり出血多量の
場合の止血には使うべきだったと医師が述べていた

正直なところ、ながら見だったので上記の理解も正しくないかも
知れません。それに加えて、地方の病院では輸血(用製剤)の
ストックがないために、止血のためのフィブリノゲン製剤を使う
ことが多くあったという話を以前聞いたことがあったことから、
「輸血が間に合わなければ血液製剤で止血したのは医療者の立場
からはそれでも義だっただろう。」と書きました。

この時点で私は輸血(用血液製剤によるウイルス感染)は想定して
おらず、ここでいう「血液製剤」という言葉を使ったのは、止血剤
のフィブリノゲン製剤のつもりだったのですが、今調べたところ
血液製剤の区分は主に(1) 輸血用血液製剤と(2)血漿分画製剤がある
ということなので、日記内ではフィブリノゲン製剤または血漿分画
製剤などときちんと書くべきだったと思います。

参考サイト:
厚生労働省「血液及び血液製剤について」
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/1a.html
---------ここまで------------


2008年01月08日(火) 再開&封印&血液製剤

フランス語教室再開初日。
半年振りに教室に顔を出すと、見知った何人かが笑顔で手を振ってくれた。
私が休んでいた半年間にクラスメートは上達しているので、よくあんな難しい答え方ができるなぁとかよくあんな難しい単語知ってるなぁとか感心することしきり。楽しかったけど、ほとんど判らなかった、けど、楽しかった、のはなぜだろう。ここにテキストがあり、先生がいて、すぐそこに答えがあり、そこまで導いてもらえるという安心感か。
×××
旅行をすると、いろいろと欲しくなるときと、最低限の荷物で数日過ごせてしまうために急激に身の回り品を減らしたくなるときがある。今回は後者。ネットのお仲間達もモノを減らす努力をしている。先月まであった和装小物の物欲も義母のお下がりでひとまず充足したらしいし、しばらく物欲は控えなければ…。といいつつ新年なので、何か華やいだ気分で買い物をしたい。
先月画材店でクリスマスカードを買ったときの割引券があったので、何かに使えないかと再訪。本当はフランス語教室で使う大判のノートが欲しかったのだが、画材店に大判ノートはありません。代わりに封緘印のスタンプを買う。壷の中に「封」と入っている意匠。840円のところ210円引き。これで当分物欲を封印だっ!
×××
血液製剤による肝炎の話。
夕方の番組特集で、出産時に血液製剤を投与されたことによって肝炎に感染した女性と、計らずも加害者となってしまった医師がそれぞれインタビューに答えていた。その医師が使ったのは加熱製剤だったそうだが、加熱はウイルスの不活性化にはならなかったことになる。出産時に出血多量で命を落とす人も多かった当時、輸血が間に合わなければ血液製剤で止血したのは医療者の立場からはそれでも義だっただろう。ウイルスが混入したままの血液製剤が存在したこと自体は許されないが、その時それを使わなければ直ちに命を落とすというような状況におかれた場合、疑わしい薬に断固として否といえるだろうか。
-------
後出しじゃんけんですが、上記の「血液製剤による肝炎の話。」に関して、文脈によって齟齬が生じるので、翌日分に追記をしました(2008.1.9)


2008年01月07日(月) 掛け布団

松もとれてそろそろ始動しなければと思いつつぐだぐだ。
昨日は夕方暖かかったので油断して寝たら、明け方になって急に冷え込んできて喉も痛くなったので、普段使っていない厚い羽毛布団をごそごそと引っ張り出してみた。
私は夫が独身時代から一人で住んでいたところに結婚を機に引っ越したので、家財道具はあらかた揃っていて、布団も夫がもともと持っていた薄・厚の2枚セットにあわせて義両親が買いたしてくれたものをずっと使っている。私がもって行ったのは母がもたせてくれた毛布2枚組と、先年なくなった伯母がお祝いにあげたいといってくれた毛布2枚組(未使用)。
羽毛布団といっても厚くなるとそれなりに重く、北陸にいた頃は毎日これをかけてたんだよなぁと懐かしく思った。これと薄い毛布と、畳から這い登ってくる寒さがあるので、敷布代わりに毛布を敷いたりしていた。団地の駐車場に面した部屋で夜寝ていると、毎晩どこかしらでカリカリ、カツカツと車の雪かきをしていて、自分がすごく遠くまできたような気がした。朝になると窓にびっしり結露していて、障子紙までぶよぶよになっていたり、今の生活とは全然違ったなぁと不思議な気持ちになる。


2008年01月01日(火) 平成20年1月1日

あれからもう20年かぁという感慨もなくお正月。
歌舞音曲自粛(と言う名の制限)とか、いつまで平成がもつかとか、時の官房長官の黒縁めがねとか、なんかもう昔の感じ。

午前中10時に夫の実家に行くと約束していたのだが、寝坊。
着物を着ていくと張り切っていたのだが、体調がいまひとつ。洋服を着ていこうかともちらと思ったが、そうなると何も着るものが思いつかないので、よいしょよいしょと着て、約束の時間を30分ずらして到着。
夫の実家は都心にあるのだが、最寄り駅に降り立つまで和装の人は見ず。車両内を見回すと、黒や茶、グレーといった実用的な色ばかりで、お正月らしい華やいだ雰囲気は一向にない。かくいう私の装いはというと、青緑の紬に黒いコート、肉色のショールという組み合わせなので、こちらも華やぎはない。駅ですれ違ったご婦人しかり。
20代の頃自分で買ったこの紬、実家の母には地味すぎて評判が悪い。義母にそういうと「いつまでも着られていいわよね。」との答え。そのうちに自分の着物を見てみるかと言い出し、(小柄な義母に比べると)丈が合わないでしょうからなどと言いながら見てみたのだが、丈は問題なさそうなので、あれもこれもとくれることになった。義母が持っているものは花をモチーフにしたかわいらしいものが多い。裄(というよりは袖)がちょっと短くて、襦袢の袖口が覗いてしまうのは、マダムに相談。襦袢の袖を縮めれば済みそうな気がする。また衣装もちになってしまった。当分自分の好みのものは買えそうにない。
結局、義母が出してくれた朱色のお召しを着て帰れというので、その通りにすると「お出かけ着になったわね。」とご機嫌。してみると地味な紬はいまひとつだったのか。
その後私の実家へ。歩いているうちにちょっと着崩れていたのを目ざとく指摘する両親。二人とも案外と着付けにうるさいのでちょっと意外に思う。くつろいでいるとアメリカに住んでいる兄家族から電話がかかってきて、少しお正月っぽい華やぎ。昔は親戚をたずねていとこ同士いろいろ遊んだものだが、今は我が家に限らずいとこで遊ぶことなど少ないだろう。両家にそれぞれ3時間ほど滞在して顔見世興行終わり。


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