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2007年03月31日(土) お江戸日本橋

北陸の盟友ゆみさんとデート。お世話になりました>ゆみさん。
おのぼりさん気分で再開発著しい日本橋へ。まず新しくなった丸善で待ち合わせて、その後コレド日本橋まで歩いてカレーうどんの古奈屋へ。古奈屋といえばもちと海老天が一本載ったものがデフォルトだと思っていたが、いろいろトッピングがえらべるように進化していた。その後雑貨を見たり、パンを買ったり、スーパーを見たりして、建物の外に出てみると道の反対側にどうしても見捨てて置けない魅力的な店構えを発見し、横断歩道を回って入ってみる。と、そこは和紙や文具を扱う「はいばら」という名の店で、千代紙や各種の熨斗袋などが色とりどりに並んでいた。熨斗袋もコンビニで適当に調達するのではなく、常日頃そろえておくのがオトナかな、と思って一つシンプルなのを買う。「お部屋見舞い」と書かれた熨斗袋があり、何に使うのかお店の人に聞いてみると、役者さんへのお金を包んだりするのに使うのだそうだ。つまり「楽屋見舞い」ということね、私には一生縁がなさそう。
高島屋方面まで戻る途中で、山本山の店舗を見つける。例の上から読んでも下から読んでもの店だが、店構えは重厚。中に喫茶があるらしく店先に和菓子とお茶のセットの見本がずらりと並んでいるのが、「みたらし団子と煎茶のセット200円」「桜餅と煎茶のセット300円」などみんな安い。ちょっと入ってみましょうということになって、私たちが店に入ると急に満席になった。席についてみたらし団子と煎茶のセットを頼む。お茶は玉露ではないのだが、じゃんじゃんお代わりを注がれるし、ふと気づけば目の前に海苔の缶が3種類ぐらい試食品としておかれている。隣のテーブルの年配の婦人は、一回に掴む量が多いのか、分厚い海苔の束をバリバリと音を立てて食べていた。よほどの海苔好きらしく、お土産としても海苔を数千円分買っていた。番頭さんっぽい風情の店員さんは外国人客を接待していたのだが、お客さんが英語で質問したり注文したりしているのに、全て日本語で返事で応対していた。外国人客はスムーズに買い物を済ませて、最後は三越までの道までも番頭さんに聞いていた。もちろん番頭さんも身振りを交えて完璧にご案内。山本山恐るべし。
高島屋は洋服の品揃えがちょうど私たちの年代にあっているのか、大変ウィンドウショッピングしやすく、楽しくすごす。今度、ちゃんとお金を持ってこよう。新宿のタカシマヤはなぜあんなに購買意欲がわかないのだろう??
日本橋はあまりなじみがなかったのだが、歩きやすくこじんまりしているし、百貨店のビルの合間、合間に昔ながらの老舗があったりして、なんだかとても遊びでがあるところだった。
〆に丸善の上階にあるカフェでコーヒーを。内装も窓からの景色も大変きれいで、コーヒーも美味。はー日本橋を使いこなせる大人になるぞ。


2007年03月30日(金) 桜と灰と雪

お昼に非常勤先Bで会合。
授業の時は9時前に到着するように家を出ているのだが、11時開始にあわせて家を出たつもりが、やはり交通機関が間遠で冷や汗。前回も似たような過ちを犯して遅刻してしまったのだが、土曜日だったので間遠なのかと思っていた。時間帯の問題なのね。前回と同じメンバーがいて大幅遅刻はできないので、最寄り駅から飛び道具タクシーを使う。いつもどおり粛々と進んで、お弁当をいただく。前回は早春らしいメニューだが、今回は花見っぽいメニューになっていた(ちいさな三色団子つき)。今植えた種が数年後何かの拍子に芽吹き結実する可能性だってあるんだから、やる気のない不真面目な学生を嘆くのではなく、10年後、20年後を見据えて授業をしていこうじゃないか、というような話になる。
構内の桜は見事な枝振りのものがいくつかあって、日当たりがよいせいかほぼ満開。ケーキを買っていったん帰宅し、夕方から六本木へ。
駅はミッドタウン目当ての人で込み合っていたが、こちらの目当ては今日は六本木ヒルズ森美術館。夫との待ち合わせで青山ブックセンターに入り、フランス語の問題集をいくつか見る。基礎からやり直すようなテキストを見つけて、ぱらぱらと見るとよさそう。フランス語教室を休んでいる期間はこれをやろうかなぁ。でも投資先行だしどうしようとも思う。買うにしてもどこかの非常勤先の書籍部で割引で買おう。
森美術館は、お台場でやっているノマディック美術館Ashes and Snowのプレビューを4/1までやっている。すでにお台場の方は始まっているので、混雑はしておらず、ゆったりと楽しむ。それにしても不思議な世界だ。人は、なぜ猿と愛を交わすことができるのか、なぜ象に踏み潰されることがないのか、なぜチーターに喰われないのか、合成や加工が一切ないという映像を見ながらひたすら圧倒される。
プレビューを見た人はお台場のチケットの前売り券を半額で買う特典があり、迷わず購入。お台場の会期は6月下旬まで。その後同じチケットで上階のギャラリーを鑑賞。「笑い」をテーマにした2つの展示会と小さなプロジェクトの展示。日本の縄文時代から現代に至るまでの「笑い」の数々は、人と笑いやユーモアが切り離せないものであることを再認識した思いで大変面白かった。思わずくすくすと笑いながら楽しんで見た。現代アートである「笑い展」の方は、やや食傷気味。展示を見ながら、若い人や外国人がけらけらと笑っていても私たちには「はー、それで何か?」と思えるようなものもあり、後半はかなり飛ばして見てしまった。その後展望台をぐるりと回る。東京ミッドタウンの周辺は、夜目にも本当に様変わりしていた。
複数の展覧会を食傷気味に見て、展望台に行って、さらに別の展覧会の割引チケットを購入できて入場料1500円は安いかも。

参考サイト:
ノマディック美術館Ashes and Snow
http://www.ashesandsnow.org/jp/index.php

MORI ART MUSEUM [日本美術が笑う]
http://www.mori.art.museum/contents/smile/index.html

MORI ART MUSEUM [笑い展]
http://www.mori.art.museum/contents/laughter/index.html


2007年03月29日(木) 最終日

フランス語教室いよいよ最終日。
やっと身体にフランス語や勉強のペースがなじんできた頃に、また数ヶ月休まざるを得ないというのは本当に残念。クラスメートの皆さんに、また来年の今頃戻ってきますのでよろしくお願いします。と挨拶をする。その間の音声データや授業の情報もくれると言ってくれたので、ご好意に甘えることにする。クラスが発表になったら定員になる前に申し込めるようにしなくては。
週1回2時間ぐらいのクラスなら取れるかも、と甘いことを考えていたが、今やっているテキストに戻るとすると、その間自分ひとりで勉強する必要があり、別のクラスをとっている余裕などないのだなと気づく。だって授業に出ていても難しいんだもの。というわけで、できるだけ毎週曜日を決めて、今のテキストを自習するつもり(今のところ)。
NHKの語学番組も刷新されるようで、またテキストを購入するか迷っている。
今のクラスにいるマダムで10年ぐらいNHKの番組で勉強してきたとい人がいて、本当に彼女は基礎がきちんとしている。惜しむらくは発音がややブロークンなのだが、ちゃんと聞き取れるしちゃんと伝わる。闇雲に教室に通えばいいというものではないのだよなぁ。わかりきっていることではあるけれど。過去のテキストやノートなどすでに沢山たまっているので、いたずらに武器多くという状態になっているわが身を振り返る。
最終週ということで、なんとなく校舎内も開放感に明るんでいて、クラスの人達とお昼を食べて、久しぶりに会ったかつてのクラスメートの人達ともお茶を飲んでおしゃべりしたりする。
同じ目的を持って集まった人達の存在は心強い。


2007年03月27日(火) サーチエンジン

「ググる」という言葉は好きではないけれど、実生活はGoogleジャンキーと言っても過言ではない私。私の近しい人もGoogleを使っている人が圧倒的に多いという認識でいる。
ところが、この日記のアクセスログを見ていると、検索でたどり着くもののうち、8割以上がYahoo経由(で、そのうち半数以上が冷○庫の運び方(^^;)
あと1割がGoogleで、残りがMSNとかinfoseekとかたまに。
Yahoo、根強い人気があるのねぇ…。

閑話休題。
ぴったんこカンカンで、新庄がふるさとを訪ねるという企画をやっていた。小さい頃から家が貧しくて不屈の精神が養われたとか、高校生活は先輩のしごきで地獄だったとか、さらりと言いながら天真爛漫な笑顔を見せ、周囲の人への気配りもさりげなく行き届いている。
好きだな〜この人(遠くで見ている分には)。


2007年03月26日(月) あそびとしごと

午前中、デパートの催事場であったリサとガスパールの原画展へ。チケットありがとうございました>該当の方。
開店直後に入ったのに、すでにかなりの人数が入場していて、立ち止まってみるのはやや困難。小さい子連れの人が意外に多かったが、考えてみたら春休み。
原画展は以前、大丸でも開催されたが、その時よりもさらに出展数やオリジナリティが増している。原作者夫妻のビデオレターや、アトリエの再現、この展示会のための書き下ろし作品などもあった。ビデオレターで話をしていた原作者はともにフランス語がうまかった。二人とも名前から判断するにフランス人じゃないと思っていたのだが、夫のゲオルグ・ハレンスレーベンはともかく、妻のアン・グッドマンはパリジェンヌなのね。
リサは始めはもっと茶色かったとか、リサたちを日本で観光案内してくれたフクシマさんが、下書きの時点ではシブヤさんだったことや、ハンスレーベンが挿絵を描くときは立ったまま、カンバスを垂直してそこにシートを貼り付けて作業しているとか、新しく知ることが多かった。
それよりもなによりも、会場の外に設営されたグッズ売り場の広さと品物のの多さにびっくり。まず絵本(日・仏)、絵はがき、ポスター、パズル、タオル、お弁当箱、カトラリー、食器、ランチョンマット、かさ、メモ帳、付箋、クリアフォルダ、ノート、ペン類、シール、定期いれ、お財布、ポーチ、巾着袋、置物、キーホルダー、ストラップ、かばん、ぬいぐるみ、etcがそれぞれサイズ違い、色違い、柄違いなど、潤沢にそろっているのである。
いやもうびっくり。
午後は非常勤先Iの新年度説明会。PC教室の設備などが変わったということで、担当者が張り切って説明してくれる。確かにいろいろ便利そうだけど、またそれを勉強しなおさなきゃいけないのかとも思う。
朝ご飯を食べ忘れてお昼ご飯は食べる暇がなかったので(移動中にサンドイッチを1つ買い食い)、空腹。説明会は2つあってあわせて3時間半の長丁場あり、同業者と帰りにファミレスでお茶を飲む。私は小さいパスタにデザートとサラダをつけてもらう。
夫帰宅。久しぶりに出かけたら、なんだかどっと疲れた。


2007年03月25日(日) 帰ってこない(-"-)

本日夕刻帰国予定の夫。
昨日、もうそろそろホテルをチェックアウトをするというときに、メッセンジャーで話したのだが、朝起きたら夜のうちに英文のメールが入っていた。空港ラウンジのPCで打ったらしい。現地発の便の出発が遅れて、多分乗換え便に乗れないとのこと。乗れなかったらまたメールすると書いてあるので返事しないでいたら、やっぱり乗れなかったと、これまた英文のメールが午前中に来た。動揺してるのか、すごい間違いだらけのメール。これでこの人、英文で論文ばりばり書いたり読んだり、国際学会で発表したりしてるんだよなぁ…。
乗換え便を逃してしまって、夫はチェックインした荷物を探してヒースロー空港内を2時間も駈けずり回ったのだが、結局着の身着のままで空港近くのホテルに泊まることにしたらしい。荷物はどこにあるかというと、荷物は乗換え便の航空会社のスタッフが空港で預かったまではいいのだが、スタッフは家に帰ってしまって連絡がとれないのだという。オノレ余計なことをしおって。しかしなぁ、なんで荷物預けちゃったんだろう。荷物預けないでいいように小さなバッグにぎゅうづめにして持っていったんだしなぁ。一応ゴールド会員なので多めに荷物持ち込めるはずなのに。
で、着の身着のままの夫はメールを打とうにも、空港内のワイアレスは携帯電話がないと認証できないらしく、据付のを使おうにも乗換え国の通貨は持っておらず、もうこれ以降は帰国するまでメールはできないと思うと書いてある。
成田に着いたら電話します、ってその時間帯は私は仕事で留守。
メールが使えなかったら、時差を計算して電話してくれてもいいんだよ>夫。

と思っていたら、夕方電話が来た。よく電話をかけることを思いついたと大いにほめる。まだ航空会社の社員が出勤していないので、相変わらず着たきり雀らしい。なぜ荷物を預けたかと言うと、ヒースロー空港からは機内持ち込みのかばんは1つと厳密に決まっていて、PCが入っているかばんと衣類が入っているかばんと2つになっていた夫は、乗換えの時にチェックインする時間がないので、あらかじめ現地で衣類が入ったかばんを預けたということらしい。ちょっと運が悪い。

「(チェックインまで)暇だから、これからロンドン遊びに行ってくるよ」

お、それはちょっとうらやましいかも。


2007年03月24日(土) ボ○バルディアからシ○ドラーへ

夫、出張中。
地方の出張先から家にもどらず、国内線で成田空港に飛んで国外へ。
国内線は、え?こんな短い距離で飛ぶの?というような路線だと思っていたら、使用機体はボ○バルディア社機だった。先週のトラブル報道をうけてイヤだなぁと渋る夫に「大丈夫、こういうことがあると総点検するから今が一番安全だよ」などと適当なことを言って送り出したが、報道によるとその後も不良続出(汗)。夫からは珍しく成田からメールがあり「無事に着きました。」
いや、ほんと何事もなくてよかった。
立て続けに似たような不具合が起きるというのは、同じような時期に製造されたものなんだろうか。ソニータイマーなら都市伝説で笑い飛ばせるけれど、人命に関わるもののタイマーはねぇ…。
そういえば、シ○ドラー社のエレベータも、例の港区の事故の後も何例か閉じ込め事故が続出した記憶がある。他の時期は報道されていないのだろうか、などという話をメッセンジャーで夫と話していたら、夫が今泊まってるホテルのエレベータはシ○ドラー社製だそうだ。
「こんなエレベータ見たことないよ。上にあがるって表示されてるのに下に行くし、階数表示はめちゃくちゃだし。」
ひぃーやめてぇ、エレベータ使わないでぇ。


2007年03月15日(木) やっちまった。

午前中用事を済ませ、ケーキをぶら下げて(←余計)家に戻るバスに乗ったところで、はて?カギは?と突然思いついた。そういえばカギをバッグの中で見た記憶がない。いつもなら私のほうが遅く家をでて施錠するのだが、今日は夫が1時間ぐらい遅く家を出ると言っていたので、後は夫に任せて急ぎ足で家を出てきたのだった。
せっかくバスで座ったのに、と思いながら往生際悪くハンドバッグや手提げ袋の中を探っているうちにバスは出発してしまった。あきらめて夫のところでカギを借りてこようと、夫の所在を確かめるべく携帯を取り出す。ふと、隣に座ったご婦人がまじまじと私と手元の携帯を見比べているなぁと思いながら、呼び出し音を聞いていると、ついっと席を立っていってしまった。立ったところで、他の席も空いていないので出口近くにとどまっている様子。幸いなことに夫は職場にいて、ごにょごにょと会話は15秒ほどで終わり、あとは次の停留所で降りるのを待つばかり。悪いことしちゃったな、と思いつつ、でも(私の都合では)電話かけなきゃいけなかったし、通話は最低限にしたしなどと、ぐるぐると思いはゆれつつ次の停留所で先ほどのご婦人の前を通りながら降りる。意外とこの停留所は降車客が多く、ご婦人も別の席をゲットしたご様子。
バス停一つ分を歩いて駅まで戻り、反対方向にある夫の職場へ向かう。結局40分ほどかかって到着し、カギを受け取ってトンボ帰り。今まで夫の職場に行ったのは一桁ぐらいの回数だが、最短滞在記録だった。


2007年03月14日(水) ランチ週間(3)

ランチ週間3日目。
いつものランチ相手のたみちゃんとのランチに「遅れてきた青年(仮名)」を呼ぶという形だったのだが、遅れてきた青年は例によって遅れてきて、前菜の途中で登場。ホワイトデーのプレゼントで桜の入ったきれいなゼリーを貰う。たみちゃんにはバレンタインに友チョコを渡したので、お返しにマドレーヌと、沖縄のタンカン。タンカンというのは小さなみかんで、見た目は無骨だが中は甘くてとてもおいしいといわれ、帰宅して早速食べてみる。本当に甘くておいしかった。思わぬ大荷物になって帰宅。うしし。
日中は少し肌寒いもののお天気がよくて、すがすがしい日だなぁと思っていたら、夕方打ち合わせで仕事場に来た人が「花粉が辛くないですか?」といいながら入ってきた。そうか。こういうお天気は花粉が舞って辛いのか。朝起きて雨だとほっとします、とその人は言っていた。
専門学校の来年度の依頼が来ていたので受ける。誤って減額されていた分と交通費の追加振込みも確認。交通費は往復千円弱だが、追加振込み分はちょっとした額なので、改めてこれが来年度から減るのだなぁとしみじみ。


2007年03月13日(火) ランチ+ディナー

ランチ週間2日目は、保険やさんであるところの友人と。
イヤイヤ病が悪化したら早く引退したいと考えている、という我が家のライフプランなどを話して、あとはお互いの家族のこととか、スピリチュアルとか丹田とかそんな感じの四方山話<どんなだ。
夜は、夫のところに来ている外国人研究員の林川(仮名)君と3人で食事。英語を話すのでipodで英語を聞きながら向かう。林川(仮名)君は去年も日本に滞在していて、数ヶ月ぶりの再来日なのだが、久しぶりに会ったら日本語がすごく上手くなっていてびっくり。簡単なことなら受け答えできるし、メールも日本語で打っているらしい。せっかくなので日本語でゆっくり話しながら店に向かう。英語話してるとバリバリの感じの彼も、日本語だとなんだかかわいい感じ。
食事は神楽坂のうどんすきの店。特に気に入っているわけではないが、和風の店構えだし、最近ドラマの舞台にもなっているのでというチョイス。生ビールで乾杯をすると林川(仮名)君は自発的に『おつかれ〜』とか言っていた。どこかで覚えたらしい。うどんすきはコースで頼んでいたのだが、それ以外に京都で採れた筍を生のまま刺身として食べるのはいかがですか、と勧められてそれを頼む。珍しいものをいただきました、と言う感じだが一生に一度食べれば十分。林川(仮名)君は『ビールも筍も生』と言って喜んでいた。
肝心のうどんすきはお造りや煮物が出た後に登場。すでにおなかがいっぱいになっているところに出てくるので、せっかくの名物も拷問に近い。「これからうどんすきが出ます」と仲居さんが言って準備にかかると、林川(仮名)君『うどんはもう食べたかなと思って…』というので、「その言い方すごくいいね!」とほめると『これは(日本語の)教室で習ったのじゃなくて、(日本人の)友達が使ってたので覚えた』と言っていた。日本人の友達が沢山いるようなことを言っていたが、やはり実践が大事なのよね。


2007年03月12日(月) ランチ週間(1)

ランチ週間1日目。
今日はとある駅前の商店街を抜けたあたりにある隠れ家的イタリアンで、ネットなお友達とピザ。うまし。その後お店を変えて、今度は、雰囲気のよいお店でんまいケーキを食す。ケーキを片手にその後3時前に実家へ。
母と雑談していたのだが、何かの話の拍子に書道の話になり、今月の課題を書いていけということになる。自分の生徒さんたちの出品票があまっていてもったいないというのが彼女の論理(じゃあ私が毎月継続してやりたいと思ったら、出品票あまらないときは出来ないの??という論理は通じない)。まあタダでやらせていただけるなら、ありがたいということで、うだうだと書き始める。ペン字と毛筆(かな)を書くことにしたのだが、何しろ前回書いたのがはるか彼方で記憶がない。両方ともちょうど中級と上級の狭間で、どちらの課題を書くべきか混乱する。かなのほうは上級を書くべきところを、かなり集中して書き上げたあとで中級を書いていたことに気づいて愕然。しかたないから自宅に持ち帰って書いて来いという母をふり切って上級もやっつけで書いた。はー書いた書いた書いた。
なんだかんだで3時間も書いてしまったので、ろくにくつろぎもせず帰宅。ここで時間をとられてフランス語の宿題が(週末にやればよかったのね<後の祭り)…。
昨日の専門学校への問い合わせメールには返信が来ていて、やはり先方の手違いだったそう。交通費とあわせて満額追加で支払われるとのことで一安心。本来2コマ続きは割引とかいうルールがあったのだが、提示されていたのは割引しない額で、これでよろしいですか?とのお言葉。
よ、よ、よ、よろよろ、よろしいです。よろしくお願いします!

ご心配くださった皆様ありがとうございました。


2007年03月11日(日) 話が違う。

この前やった専門学校の報酬が払い込まれていた。
打ち合わせでは、急なコマ減で当初の条件と変わってしまったので、改訂前の額で支払うとの先方の申し出があったし、実費で交通費ももらえることを確認したのに、大幅ダウンした改訂後の金額で計算されているし、交通費が含まれていない。
早速、問い合わせのメールをだす。当然日曜日なので返答はないが、メールボックスを覘いていらいらする。なんでこんなことに時間をとられなくてはならないのか、腹立たしい。こっちがやらせてください!と言ったわけではなく、紹介者の義理もあるし、先方から是非に!といって頼んできた仕事なのに。なんか足元見られてる感じで、やーね(-"-)。
このあたり、どのくらい我慢すべきなのかよくわからない。ダウンしたとはいえ、報酬高いわりに比較的楽な仕事だし、そういう意味では損して得とれといったところかもしれないけれど…。
忠誠心と言うか、一生懸命尽くそうという気は薄れるなぁ。


2007年03月10日(土) 2ヶ月ぶり

非常勤先Bで来年度の打ち合わせの会合。
いつもの時間配分で、ぎりぎりに着くぐらいと予想して家を出たら土曜日だということをすっかり忘れていて、大幅に時間オーバー。駅について猛ダッシュ(当社比)で走るが、あと1分早ければというタイミングでコミュニティバスを逃し、普通の路線バスで行って15分弱の遅刻。バスに乗れていたら2分の遅刻で済んだのに、なんてこったい。
打ち合わせそのものは、特に混乱もなく、というかこちらは問題を解決する側ではないので、困ったこととか要望とかを申し入れて、あとは出された豪華弁当を残さず平らげる。蕗の煮付けとかタラの芽の天婦羅などが入っていた。さばのみりん干しとか、分厚い卵焼き、甘エビと鰤のお刺身もあったよ(←興奮)
会合のあと、専任の人とケーキ屋さんでお茶。2ヶ月ぶりにここのケーキを食べた。やっぱりおいしいなぁ。お土産も買って帰る。夫は、泊りがけのミーティングで某所へ。隣の部屋で、私の知り合いであるところの非常勤先Lの某ゼミがミーティングしているらしいと、夫からのメール。ガクブル。


2007年03月09日(金) 人形の家

昨夜は帰りの遅い夫を待ちながら、昼間買ってきた田辺聖子の日記文学「残花亭日暦 (文庫)」を読んでいた。おっちゃんの死期を悟るあたりで涙が止まらなくなってしまい、おいおい泣いていると夫が帰ってきた。すんすんと鼻を鳴らしながらお帰りと言うと、ただならぬ雰囲気に驚いてどうしたのかと聞く夫。「カモカのおっちゃんが、死んじゃう〜」
感情的な言葉などなく、淡々と、時にニヤリと笑いながら、長年連れ添った連れ合いを見送る。人は、どんな人でも結局は最後壊れて死んでしまうのだなぁ。大いに共感しながら読む。ぬいぐるみがリビングにのさばっているのも好ましい。
でも、うちのぬいぐるみは、勝手に枕を投げ合ったり口々に好き勝手なことを言い出したり、しない。

日付変わって今日は、夕方から日本橋の三井本館で「三井家のおひなさま」展を見る。今年のお節句の頃は懸案事項を抱えてあわただしくしていて、雛あられすら買っていなかった(そういえば節分の時も豆を買い忘れた)。実家に置いたままの段飾りは、お節句と母の書道の大きな出展準備が重なっているので、ここ数年出させてもらえない。3月3日に自宅にある小さな紙雛を出して、翌日しまっただけなので、お雛様の雰囲気を浴びたくなったのだ。
人形もお道具もどれも贅を凝らしたつくりで、戦前の財閥の力を見せつけられた思い。私が持っているような、プラスティックの型抜きのようなものではなく、そのまま道具として使えそうな精巧なもの。人形の着物も錦糸の細かい刺繍などがしてあって、本物をそのまま何分の一かに縮小したようだ。小さな貝桶には蜆のような小さな貝に彩色された貝合わせの貝が入り、小さな衣桁には内掛けがかけられ、鏡台には小さなつげのくしが並んでいる。優雅な時代がそのままそこで止まったかのような空間だった。
その後三越で仕事用のスーツとスカートを購入。スカートは透ける薄い濃紺地に花柄で、裏地にも同じプリントがしてある。つまり花柄が表面と奥とに重なって見える趣向。スーツにも合って便利そう。
その後、異業種交流会。今日は参加人数は少なかったがいろいろ話が弾んで面白かった。

参考サイト:
三井家のおひなさま http://www.mitsui-museum.jp/exhibition_01.html


2007年03月08日(木) 春うらら

ここ数日、夫が遅く帰ってきては早く出て行くのでやや睡眠不足気味。
といっても、他の人に比べるとたっぷりは寝ているのだが、根がヘタレなので眠くて仕方がない。陽気も春めいてきたので、余計に眠い。
今日は終点まで30分近く電車に乗る予定だったので、寝る気まんまんで端の席に陣取る。途中何回かうっすら目が覚めたが、もう10分寝るつもりのところで車掌さんに「終点です」と起こされた。途中駅どまりだと気づかずに乗ってしまっていたらしい。周囲には誰もいない。乗客は誰も起こしてくれなかったのだな。
朦朧と次の電車を待って乗る。次も座れて終点まで。またも車内で寝込んでいる人がいて、いったんやり過ごしたが先ほどの悔しさを思い出して「終点ですよ」と声をかけて降りた。
駅を出て大通りを歩いていると、まぶしいぐらいに天気がいい。空気がきらきらと輝いている気がする。高い建物の切れ目でそこだけ空がひらけている箇所に差し掛かった頃、信号の停止線を少しオーバーして停まったバスの運転席の窓がするするとあいて、若い運転手が顔を覗かせて空を見上げていた。


2007年03月07日(水) 小旅行

ipodをいじりながら電車に乗っていて、乗り過ごさないように気をつけていたら、乗換え駅の一つ手前で降りてしまった。あ、と思ったときには既に遅く、振り向けばドアは閉まる〜ちゃんらららんらん♪
このまま一電車待つのは悔しいので、改札を出てバスに乗ることにする。なかなか来ないバスを待ちながらあてずっぽうに選んだ曲を聴いていると、何やら遠くの町に一人でやってきた旅行者のような気がしてきた。空を見上げるとビルに切り取られた夜空は案外広くて、雲がいくつか浮かんでいた。
駅前の太い道を、笑いながら斜め横断する酔っ払い、持ち帰り弁当店で男を待つ若い女性、目の前は巨大なカニの看板で有名なカニ料理のチェーン店があって、巨大なカニがうにうにと足を動かしている。案外寒くなったのでカタカタとふるえながら、うにうに動くカニの足を眺める。耳に流れる曲はいつの間にか、ドビュッシーの映像になっていた。

夜空 カニの足 ドビュッシー

…合わない。


2007年03月06日(火) ひと息

懸案事項に一つカタがついて(あとは野となれ山となれ)、記憶には残らないがとりあえず記録は残るのでよし。

で、今週はあまり気を抜かないようにして、来週からはやや楽しい日々が続く予定。ランチの約束いくつかと、夜の外食1ケ。週末は旅行。翌週は夫が出張でフランス語教室以外は全て私の時間。ほっほっほー。

デパートで新しい服を見ようと思ったら、まったく食指が動かずがっかり。手にとって見ても、心が「やっぱ、いらないや」と言う。仕事用のスーツがもう一着あると便利だと思っているのだが、これもピンとこず。
中年女の体型に無理がなく、ビシッと決まるパンツスーツはないですかの(="=)

気を抜かないつもりが、夜のんびりして腹筋をやるのを忘れる。


2007年03月04日(日) ないよりまし

座右の銘「ないよりまし」に従って、最近、朝起きたときと夜寝たときと10回ずつ腹筋運動をしている。テレビの腰痛体操として紹介されていたもの。
ひざを曲げて手をまっすぐあげて仰向けになり、それから身体を起こしてそのまま前屈する。負荷があまりかかっていないので大丈夫かなとも思っているのだが、ま、やらないよりはやったほうがいいので続けることに。
腰痛持ちではないので、効果のほどはよくわからない。
腹筋をしたら、次に少し柔軟体操を。傍から見るとそれのどこが柔軟?といわれそうだが、これもやらないよりはましなので。


2007年03月03日(土) 検索キーワード

気の乗らない作業をしているので、現実逃避でこの日記のアクセスログを見たりしてる。大体60人/日ぐらいで、サーチエンジンから飛んできている人がそのうち10人ぐらい。どのキーワードでヒットしたのか調べてみて、そのページをじっくり読んじゃったりしておばかである。
このenpituの日記は過去ログが月表示にもなっているので、かなりの確率でかけ離れた位置にあるキーワードを引っ掛けてしまって、長いページの上のほうと下のほうにそれぞれ脈絡なくキーワードが点在していたりすると、本当にお気の毒である。
で、1週間で多いのは、「引越し 冷蔵庫の運び方」で、これは毎年恒例と言う感じ(お気の毒ですが、何の情報もありませんよ>ヒットした方々。)「冷蔵庫の運び方」は「引越し」は同じ日の日記に出てくるが、文脈としては両者は関係ないのであった。それから「鍋 クりステル」も多い。検索されにくいようにわざと平仮名を混ぜてるのに、まさにその平仮名交じりのキーワードを使ってピンポイントでヒットするのよね、不思議。あとは「Wella 就職」とか「Wella 製品」とか、なぜこれをクリックしました?みたいなモノもあとを絶たない。
2月25日あたりに多かったキーワードは「竜峰太 豪邸」。なんかニュースにでもなったんでしょうか。また新築したんですか??

あーでもこんなこと書くとまた無駄にアクセスしちゃう人が増えますね。申し訳ありません。


2007年03月02日(金) テンプレート不足

今とっているフランス語のクラスも今月で終わり。新しい教科書を1課から始めたので、ほとんどの人がこのまま継続する。今のクラスは定員フルで、キャンセル待ちの人もいたので、来学期のクラスが発表されたら早めに手続きをしたほうがいいと先生がおっしゃる。来学期は継続しない人は?と聞かれて、私ともう1人、大学の専任教員をやっている人が手を上げる。
来週1回クラスを休むので、授業後に先生を廊下で捕まえて「来週休みます」と伝えると、その後話が続いて先生に質問される。しきりにtristeと聞こえるので、なにも哀しくないよと思って適当にNonと答えていると、「そうじゃない、4月・5月・6月は休みなのね?」といいなおしてくださった。「あーはいはい、そうですそうです。仕事が忙しいので来られません」と答える。あとから調べたらtristeではなくtrimestreで、学期のことだった。3学期制なので、semestreじゃなくてtrimestreになるのね、ほー。「戻ってくるのは多分来年のこの時期…」と言うと、今のクラスはちょうど来年のこの学期で全部教科書終わるから、是非戻ってくるように笑いながら言われる。「教科書の最初と最後をやる、十分だわ。で、その間は一人で教科書を勉強して…(笑)。」と励まされ、けっこうその気になる。冷静に考えれば授業に出ていてもよくわからないのに、無理だーと思いつつ、その間の単元で取り上げられる文法事項などは押さえておきたいと思う。週1回2時間程度なら出来なくはないので、ペースを保つために適当なクラスを見つけてなんとか続けたい。
それにしてもなんでこんなに話せないのか。先生がかなり推し量って補ってくださるので意思の疎通が出来るが、やっぱり文章のテンプレートが足りないんだと痛感する。授業中も、気がついてみれば他の人は私よりもっと長い文章で理路整然と答えている気がする。たとえば「鉛筆が何本ありますか?」と聞かれたら「3本の鉛筆があります。」と答えるべきなのに、私はいきなり「3。」と答えている。「おなかが空きましたか?」と聞かれれば、一言「いいえ。」と答えて終わり。意味は通じても、これじゃあ上手くならないよ、と自分でも思う。


2007年03月01日(木) 情報漏えい

大学教員が眠り込んだ車内で、学生の成績やOBの個人情報が入ったハードディスクごと盗まれてしまったという事件。
フロッピーディスク1〜2枚ならともかく、最近のポータブルハードディスクは手のひらサイズで100GB超のものが出回っているので、なんでも気軽にホイホイ入れられてしまう。こんなもの盗まれたらひとたまりもない。
私は非常勤なので自宅外に自分の居場所を持っていないが、日中PCがないと仕事にならない。日によってあるいは一日のうちに複数の大学に出没しているが、10分乗ってまた乗換えのように移動時間がまとまっていない。電車内での仕事は想定していないのでノートPCは持ち歩いていないが、その代わりUSBメモリにほとんどの必要なデータを入れて、行った先のPCに寄生虫のように繋いで仕事をしている。
最近奮発して容量4GBのものを買ったので、安心してデータを入れていて、過去数年分の授業資料や学生の成績、今はもう手に入らないデータなどが入っている。冗談で「命の次に大切」といっているが、これを紛失したら青くなるどころの騒ぎではない。延長ケーブルをつけて、本体はハンドバッグから出さないとか、ストラップをつけて首から下げるとか、紛失、置き忘れ防止のためにかなり努力している。
今までは自分のデータがなくなったら困ると思っていただけだったが、学生の個人情報が漏れないようにもしなければならないのだなぁ。


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