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2007年02月27日(火) 私の私の妹なんだからね!

昨日帰りによったカフェには、何冊かおしゃれな雑誌が置いてあるのだが、なぜか一冊だけ「リサとガスパール」の絵本があった。手にとって見ると英語版で、邦題が「リサのいもうと」となっているもので、家にも仏語版がある。
リサに妹が生まれて、初めは嫌がっていたリサも、やがて妹を気に入って…という話なのだが、リサの友達のガスパールが乳母車を押したがったりすると、初めの毛嫌いはどこへやら「これは私の妹なの!」なんてちょっと意地の悪いことを言ったりする。
英語版だと、"She is MY little sister!"となっていて、"MY"の部分が強調された(「まーい」に聞こえてくる感じ)うまい訳だと思ったのだが、仏語ではどうなっているか帰宅してから確認してみると"C'est ma petite soeur a moi!"となっていた。"ma petite soeur"で「私の妹」、"a moi (a の上にアクセント記号あり)"で「私に属している=私の」になるので、直訳すると「これは私の私の妹なの!」となるようだ。
さすが仏語、自己主張が強い、というかそれ用の言葉がちゃんとそろってる。仏作文で「私の私の妹」なんて書いたら×になるだろうけど…なるのかな?案外ならなかったりして(笑)。英語でも"my own sister"という言い方はあるけれど、リサの年恰好(詳細不明)なら、"MY"のほうがぴったりくる。
日本語だとどうなってるのか、チェックしてみよう。

他にも比較してみるとちょっとした言い回しなどが違っていて興味深かったが、やっぱり英語のほうがするする読めてしまうのはさびしい。


2007年02月26日(月) 本日の収穫。

今年度最後の授業が終わったと思ったら、来年度の授業の打ち合わせ。非常勤先Lへ。同じ授業を3クラスに分けて分担しているのだが、共同担当の人達は気心が知れているので、大変楽しく手短に打ち合わせを終え、その後お昼をご馳走になっていろいろとおしゃべり。打ち合わせよりおしゃべりのほうが長かったが、まあ春休みと言うことで。
その後別件で別の人と会い、いろいろときな臭い噂話を聞いたり、出張のお土産を貰ったり。少し仕事をして日の高いうちに帰途に着くが、うららかな日なので少し寄り道ををすることにして、仕事場の最寄り駅と次駅の間にあるカフェへ。ここのカフェラテは大変おいしいのだが、行くのは3年ぶりぐらい。なぜかここのカフェに行くと帰りにトイレに寄りたくなってしかも大きいほうの欲求が芽生えてしまうのだが、なぜだろう??よく歩くから?そこのカフェラテに何かが入っているから??と、まあそのようなリスクはあるのだが、読みたい本もあるので、少しカフェでのんびりすることに。
カウンターで飲み物を注文すると、レジ脇にヒントミントの見慣れないパッケージが。BASEMAN HOLIDAYという冬限定バージョンらしい。実は、仲間内で珍しいミントのパッケージがあると買うことにしているので、早速、自分用と友達の分を購入。日の高いうちにウロウロするといいことがある。

ヒントミント:
http://www.hintmint.com/


2007年02月25日(日) 本格的ナン

先週だったかの朝ドラで手抜き主婦の料理として「かしわのカレー煮」が紹介されていた。番組ではカレー缶を使うとあったが、レトルトでも同じことだろうということで、今日はそれ。
この間の「本格カレー」の時に、果たしてどのくらいレトルトと違うものなのか、と思ったので、たまねぎとにんじんのみじん切りを炒めて鍋にあけたレトルトカレーと一緒に煮る。番組では手羽先を使っていたが、冷凍庫に眠っていたモモ肉を使用。それっぽくするために、バーミックスでガーーっとやって、ジャガイモの痕跡を消す。そこへ焼き色をつけた一口大のモモ肉を投入。煮ることしばし。
一方、ナンはネットでレシピを探して、ほぼパンと同じ材料で作れることがわかったので、挑戦。ヨーグルトを入れたほうが風味がよいらしいが、なくてもいいというので省略。前回はナンのキットを使って、しかもあまりよい出来ではなかったので、今回はホームベーカリーに一次発酵までお願いする。できあがった生地はほんのり温かくてぷにぷに。てきとうな大きさに伸ばしてフライパンで一枚ずつ焼く。これは成功。
煮込んだカレーは配膳の直前にカレー粉を足して、辛い物好きの夫のために食卓にも配置。で、お味でございますが、やっぱりこの間の「本格的カレー」のほうがおいしかったっす。なんだろう、レトルトは化学調味料が強いのだろうか。ごはんにかけてバクバク食べると、それはそれでおいしいと思うのだが、なんか舌に残る感じ。ちなみにカレー職人スパイシーチキンカレー辛口を使用。ちなみに文末のサイトによると、カレーのレトルトは1000近くあるようなので、レトルト=化学調味料で味はいまいち と決め付けるのは早計らしい。

参考サイト:
レトルトカレーCHECK&CHECK
http://www2q.biglobe.ne.jp/~curry/retoopen.html


2007年02月24日(土) 先払いすべきもの

なんか仕事のことしか書いてないぞ(="=)
専門学校3回目にして最終回。クビにならなければ今度は夏。来年度の時間割はまだ決まってないそうな。今日は先週と同じクラスを2コマやって終わり。楽しくやれたと思うが(受講生がではなく自分が)、さすがに疲れた。夫とターミナル駅で待ち合わせて、食事をして帰るが、テンション高くしゃべった余韻下がらず。普段は1時間ぐらいかけて家に帰るので、その間にテンションが下がっているようで、30分だとまだ興奮しているらしい。
おいしくすき焼き。夜になって急に冷え込んできた。ぶるぶる。

この前の集中講義の交通費(数万円)、専門学校(数千円)と今のところ持ち出し。交通費を後払いっていうのは人道的にいかがかと思う。そもそもお金がなければ仕事にもいけないことになってしまうではないか。そうは言っても営利団体と言うものは、出来るだけその手の支払いを先延ばしにしたい意図があることはわかっているけどね。「ボーナスは給与の後払い的性格のもの」というのは銀行員だったころに組合の合言葉になっていた。さすがバブル時代。ボーナスも出ないかもしれないこのご時勢とは言うことが違う。
それはさておき、やっぱり交通費は前払い的性格のものであると声を大にして言いたい。ここでいくら声を大にしてほえても先方には聞こえないけど。すまじきものはパートタイムである。


2007年02月23日(金) 帰ってきたぞ。

昨日は夜帰宅して、母に電話して2〜3メールを打ったほかは、荷解きもせずに寝てしまった。ぐっすり眠って朝起きたら11時。びっくり。
それからご飯を炊いて、お風呂に入って、荷物を解いてボーっと一日過ごす。
夕方夫が帰宅。夫はフランス出張だったので「リサとガスパール」の新しい絵本をお土産に頼んでおいた。3冊頼んだうち、ゲットしたのは日本へ行く話のみ。
なんで日本に行くことになったかはまったく書かれていないが、床にお布団しいて寝ることやウォッシュレットに驚いたり、お寺を見に行ったり、作者の印象やオドロキがそのまま絵本にこめられている感じ。
夫は夫で、私は私で、それぞれ数日の間に自分が考えていたことや体験を話したがるので、会話成り立たず。


2007年02月22日(木) 温度差

今回の地方大学での集中講義と専門学校と、両方に共通して感じるのは温度差である。プロパーたたき上げのスタッフと、彼らの上司にあたるよそから移ってきた人たちの間に温度差がある。
私やそれ以外によそから呼ばれてきた人たちは、本来の職能以外によそ者が身にまとっている雰囲気や情報などを持っていて、そこに手間隙かけて呼ぶ理由が一つあるらしい。そこに理由を見出すのはやはりよそから移ってきた人達で、いわば井の中の蛙のように回っている業態によそ者が何らかの刺激を与えるだろうという期待を持っている。そう考える人達が権限も持っているので、人事もそのように回っていくのだが、当然たたき上げスタッフの人にとっては、よそ者は手間を増やすだけの招かれざる客というか、闖入者としてとらえられているのだろうと思う。
文化背景的に同じルーツを持っていた人達が、自分たちのルールで平和に物事を回してきたのに、なぜわざわざ勝手のわからないよそ者を入れる必要があるのか、自分たちの考える目的への最短ルートを却って阻むものではないか、と多分そういう風に思っているのだろうなと、なんとなく肌で感じる。おそらく彼らの上司の人達は受講生よりむしろスタッフに、よそ者のまとっているものを刺激として受け止めてもらいたいと感じて、あわよくばそれを盗めと思っているだろうに、そういう気配は一向にない。みんな忙しいから仕方ないよねと思いながら請け負った分だけ仕事して、礼儀正しく遇されて愛想よく通う。


2007年02月21日(水) 一日の長

集中講義三日目。

朝ホテルをでてから近所にあるお寺などを少し散策して遅めに学校に着いたら、今日明日と集中講義に来ている同業の人が守衛さんに道案内を乞うていたので、一日の長で彼女をピックアップして控え室まで連れて行く。

今日の内容はぐっとヘビーなので、朝「今日が一番大変ですからがんばってくださいね♪」と檄を飛ばす。んがくく(死語)という表情の学生さんたち。かわいいねw

1コマ目で説明したら、あとはひたすら各自演習してレポートに仕上げる。時々チェックする必要があって、それは授業補助員も手伝ってくれるのだが、彼らのほうがこの学校の流儀はよく知っているので、安心。これって私がいなくてもできることだよねと、ふと疑問に思う。

帰りは朝ピックアップした彼女と私を呼んでくれた専任の人と3人でお茶。ちょっとずつ年代と分野がずれているので、珍しい顔合わせでいろいろ話ができて楽しかった。
夜はBS2で「オズの魔法使い」を見る。英語が聞き取りやすくて楽しめた。


2007年02月20日(火) ストイック

集中講義二日目。
なにしろ詰め込みなので、学生さんは知識を消化する時間がない。彼らも気の毒だがこちらも欲求不満気味。
それにしてもストイックな生活よねと思う。たくさん食べると話せなくなるので、朝も昼も軽くしている。たくさん食べると、胃に血がいって脳に回ってないことを実感するというか、話すことなんかどうでもよくなってしまうのだ。
朝は、ここに来る前や来てからお土産でいただいた焼き菓子などを持参のインスタントコーヒーとともに食し、食後にスーパーで買って帰ったモンキーバナナ。昼はこれまた持参のインスタントコーヒーを非常勤講師控え室備え付けの給湯器のお湯で紙コップに溶かして、乗り換え駅で買った小さいサンドイッチ(210円也)を流し込むのである。そしてモンキーバナナ、食後にクッキー。その場に居合わせた他の非常勤講師の世間話を聞くともなしに聞いたりしながら、これを黙々と食べるのである。
終わったら、翌日の準備をこそこそとして、スタッフの人にさようならを言って、非常勤控え室に戻り、今度はティーバッグを取り出して、またも紙コップで飲んで、レポートの採点を済ませて、ホテルに戻る途中で一人で夕食を済ませる。
ちなみに昨日食べた定食は乗り換え駅近くの台湾料理の店。メインにどんぶり飯、ミニラーメン、杏仁豆腐がついて880円。まじですか。残せない性分なので完食。朝昼軽くしているとはいえ、さすがに苦しかった。その隣のそばやで限定カレーうどん。冷たい麺に熱いカレーつゆがかかっていて750円。帰りに昔ならがらの洋菓子店という風情の店で、昔ながらのエクレアをひとつ買ってホテルに戻った。で、インスタントコーヒー(笑)

…これだけ書いたらどこの駅かわかる人がいるかもしれないなぁ。


2007年02月19日(月) 集中講義

某地方都市にて集中講義中。
仕事は月曜日からで前泊のために、夕方現地入り。現地に暮らしている友人と楽しくお茶とお食事。お世話になりました>該当の方。
この大学に来るのは2回目で、ホテルも2回目。前回は夏だったので荷物は少ないものの、大きなThinkPad持参で、ひたすら暑くて散歩もままならなかったのだが、今回は少し余裕がある。しかし小さなキャリーケースを同時期に海外出張する夫に取られてしまったので、私が海外旅行にでも行くのかという大荷物。これがまた重くて身動きがとりにくい。
ホテルは駅の近くなのだが、周りにこれといった店がなく、前回はペコペコのおなかを抱えて呆然としていたのだが、今回友人に連れて行ってもらった隣駅のほうが、ちょっとはましなものがあることが判明。しかも隣の駅から歩いても10分ぐらい。駅の間隔短すぎませんか??
前回は、部屋にネットがなくて、こっそり微弱な野良LANを拾っていたのだが、今回は電波をキャッチするものの、メールを読んだりするまでにはいたらず。部屋でネットは使えないのかとあきらめていたところ、LANケーブルが壁から生えているのを発見。夜中は回線が遅くなると注意書きにあるが、さくさく動いている。テキストデータしか見ないからあまり関係ないけど、ネットにつながらないと思うだけで息苦しくなってくるので、助かった。
ホテルからは電車とバスを乗りついて大学までいく。二回目だからと安心して、ろくにアクセスマップを見ずに出かけたら、しっかり降車駅を間違えて一つ先まで行ってしまい、自分に腹を立てる。講師控え室で懐かしい顔にあったり、一人でふらりと定食屋に入ったりして、それなりに楽しく過ごしているのだが、しかし疲れるなー。


2007年02月17日(土) 大事にされる。

専門学校2回目。
先週は1時間の休憩を挟んでみっちり4コマだったのが、今週は休憩挟んで2コマで先週より遅出早帰り。能力別の一番上のグループ相手なので、サクサクすすむ。いろんな意味でラク。1コマ85分なので、そろそろ終わろうと思っていると終鈴がなってびっくり。ちゃんと10分前にはチェックしているのに、体が90分になれちゃってるのね。学生さんは85分に体が慣れてるのでややもぞもぞ。
ここで教えている科目は、もうずっと教え慣れている内容なので、テープの再生のように何も考えなくても話せるし身体も動く。こういう得意分野があってそれでお金をもらえるっていいなぁと思う。それで大学よりもいいお給料をもらえるし。
大学よりもよいといえば、待遇もいい。控え室に行けばお茶を出してくれるし、教室にはおしぼりがあり、講義後にのどをからして戻れば冷たいお茶を用意してくれる。2コマ目は夜にかかるので、お蕎麦でもとりましょうかなどと言ってくれるし、こんなに大事にしてもらっていいんですか?という感じ。


2007年02月14日(水) バレンタインデー

西洋かぶれの我が家は、例年通り夫から赤いバラとメッセージカード。私からは、外見・値段より質・量でロイズの板チョコ。
仕事場に行ったら、女性がみんな「友チョコ」を持ってきていて、期せずしてお茶会に。銀行に勤めていた頃は、義理チョコの嵐だったが、今は顔を合わせる人も少ないので、義理よりはもう少し気持ちのこもったチョコをいくつか渡す。
夜は、銀行時代の同じ部署の人がたまたま仕事場近くのビルに勤めることになったので、周辺のビルにいる人と誘い合って4人で会う。退職したり、出向先に転籍したりで、だれももう銀行員じゃない。こんなことになるとは、20年前は考えもつかなかったなぁ、とぼんやり思ったり。
昔を思い出して義理チョコを渡す(笑)


2007年02月13日(火) ほほーこれが熟成か。

塩辛をつけてから早1週間。
半ば存在を忘れていたのだが、今日食べてみたらすごくマイルドになっておいしくなっていた。腸もトロリとピンク色でいい感じ。味は相変わらず塩辛いので、次回作るときは塩を少なめにしてチャレンジしたい。

今日は筑前煮、きゅうりと油揚げとエリンギのゴマ酢和え、具沢山味噌汁、塩辛という、なんかお母さんがんばっちゃったねなメニュー。んまんま。


2007年02月12日(月) 本格的カレー

昨日、スーパーでケララカレーのキットを購入。要は香辛料のセットで、棚には他にもキーマカレーのキットとかなんとかカレーのキットとかいろいろ並んでいた。カレー好きの夫が自分で作るというので、小麦粉と酵母が入っているナンのキットもあわせて購入して帰ってきた。
まずフライパンを熱したら、骨付きの鶏肉のぶつ切りを焦げ目がつくまで炒め、鶏肉を取り出した後に油を足して、たまねぎとにんにくのみじん切りを炒め、りんごとにんじんとセロリとしょうがのみじん切りを足して炒め、鍋に移して月桂樹、シナモン、唐辛子を入れて中火で煮込み、さらにキットに含まれているブイヨンを入れてとろみが出るまで煮込んだら、仕上げに辛さのものである香辛料を足して出来上がり。
夫は普段お料理をしない人で、さらにレシピもろくに読まない人なので、放って置くとどうなるかわからん、しかし手を出すと「コレでいいんだ」と言い張る…。というわけで、なんか自分で作ったほうがずっとラクな気もしたのだが、これがトラウマになって二度と料理しなくなると困るので、こっそり手を出してだましだまし最後まで。
みじん切りのはずが荒みじん切りより大きくて、どれも色紙切りぐらいになっていたので、蓋を開けてみると見本となんか違う感じ。にんじんが目立つとご家庭のカレーの雰囲気が漂うのね。仕方ないので鍋にバ−ミックスを突っこんでガラガラガラっと粉砕。ナンは水分が多すぎたのかベタベタで4枚分のうち、1/3枚ぐらいは夫の手についてどこかへ行ってしまった模様。
煮込む時間は保温調理鍋に任せたので、その時間を別にして2時間ぐらいかかって完成。
辛味の元のになるスパイスを入れる前は、レトルトカレーみたいといっていたのだが、スパイスを入れると俄然味が引き締まって大変においしかった
夫も張り切って「今度はキーマカレーにしようかなぁ」などと言っている。
めでたしめでたし。

※それってレトルトにカレー粉を足してガーッと粉砕して、別に煮込んでおいた鶏肉を足したりしたら、かなり本格的な雰囲気ってこと?


2007年02月11日(日) アマオケ

朝起きてボーっと仮面ライダーを見ていたら9時。体調が悪くて新日曜美術館も夢うつつで見る。朝ご飯抜きで11時30分に近所のラーメン屋さんに行く。ここは夫婦二人でやっていて、常連客が多い。ラーメンと餃子を食べて錦糸町へ。
いつも行っているアマチュアオーケストラの定期演奏会へ。曲はベートーベン:レオノーレ序曲3番、ヒンデミット:画家マティス(このマティスがアンリ・マティスとは別のマティスだということをこの年にして初めて知る)、シューマン交響曲2番。ロビーでNEOさんの姿を探すが見つからず(別の用事があったらしい)。
指揮者は初めて聞く人でだったが、丁寧な指揮振りで上品な演奏。オケも大人の雰囲気だった。やっぱりうまいオケだなぁとしみじみ。壇上にいる顔見知りの人達がちょっとずつ年を重ねていくのをこちら側で確認しながら、心地よく音楽に身をゆだねる。シューマンの2番は初めて聞いた、ような気がする。終楽章のモティーフは他でも聞いたことがあるような…。
一楽章が始まったとたんに「う、うわ、なんだこれ」と思って、つぎに昔、音大の指揮科の学生だった(今は割と有名な指揮者になっている)人が「シューマンは(オーケストレーションの)縦の線がぐちゃぐちゃなんだよねぇ、でもそれがまたいいんだよ。」と語っていたのを思い出した。特にこれは精神状態がよくなかった頃に書かれた作品で、ぶわぶわぶわ〜っと進んでいって、何度もモティーフがしつこくて、でもやっぱりよかった。


2007年02月10日(土) でびう。

専門学校第一回目。
昼間部と夜間部があって、昼間部のほうが当然若い人がそろっているので、演習の進み具合は掴みやすいが、集中力は切れやすいらしい。夜間部は年齢層がバラバラで、若い層に合わせると高年齢層はついてこられず、高年齢層にあわせても高年齢層はついてこられず。やや進行を遅らせるととたんに若年層が退屈し始めるのが気の毒ではある。必死についてこようとする高年齢層も可哀想ではあるのだが。
始業と終業の時は、当番が号令をかけて挨拶がある。今まで「起立、礼、着席」だと思っていたが、礼の前に「気をつけ」が入る。立ったままぐにゃぐにゃしている人が多いからか??
普段大学の授業だと、私はできるだけ「おはようございます」とか「こんばんわ」とか言うようにしているのだが、こちらが挨拶しても3回聞き返さないと学生からの返事は返ってこないので、新鮮。「よろしくお願いします」で始め「ありがとうございます」で終わる。ここまでフォーマルでなくてもいいのだが、ともあれ挨拶があるのはいいことだと改めて思う。
あいまに1時間休憩を入れて、4コマ続けてだったので、のどがらがら足が棒。学校に到着すると温かいお茶、授業後は氷の入った冷たいお茶。大事にしてもらえてうれしい。


2007年02月06日(火) 塩辛続報

1日経ってだいぶ塩辛らしい雰囲気に。
腸をまぶしつけた時点では単に「イカさし+腸」なのが、時間が経つにつれて渾然一体となったピンクがかった物体になっていくのが面白い。味はまだだだ辛いので(今考えると、腸を塩につけた分後から足す塩を控えるべきだったのね)、みりんと酒を足してみた。しばらくして覘いてみると小さな気泡がふつふつと。これが熟成が進んでいるということだろうか。
においをかいでみても特に、問題なさそうなので、明日ぐらいから食べられそう。


2007年02月05日(月) 塩辛

塩辛製作中。生まれて初めての試み。
スルメイカの冷凍が3パイあったとさ。1つ目はバターソテーして、加熱した腸をまぶしつけて食し、2つ目は昨日のおでんの具に。2つ目の腸があまったので、塩辛を作ってみることにして、ネットで調べてとりあえず腸に塩をして一晩。腸は時間がたったほうがおいしいという話なのだが、これだとn個目の腸とn+1個目の身で1セットになるので、延々と塩辛を作ることになる(今回は時間差でn個めとn+1個目の腸をあわせる作戦)。
3つ目のイカを細かく切って、新聞紙で包んでよく水気を切り(これがネットで調べたやり方。秀逸)、数時間置いて腸とあわせる。後は冷蔵庫に入れて1日に何回か混ぜて、数日後に食べられるらしい。さっき見てみたら、市販の塩辛のようにきれいなピンク色になっていた。
ちなみに味は、今はただ塩辛いだけ。
これがほんとの塩辛??


2007年02月04日(日) おでんの季節

自宅作業に煮詰まって、というか現実逃避で日記がはかどること。
食事もちゃんと作っちゃうので、余計に仕事が進まない。

今日はおでんにしようと思って、午前中から大根とこんにゃくを仕込み、夕方近所のかまぼこ店に行って練り物げっと。かまぼこ店といいながら、かまぼこを売っているところを見たことがない。どちらかというとさつま揚げやさんでは?ここはおでん種を売るだけでなく店先でおでんをぐつぐつ煮ていてテイクアウトもしてるのだが、調子にのってホイホイ頼むとぎょっとするほど高くなるので注意が必要。たまに目の前のベンチでビール片手におでんをつまんでいる人もいて、ちょっと楽しそう(未経験)。
で、ごぼう天、もやし天、がんも、などの揚げ物と、ちくわぶ1本(東京のおでんにちくわぶは欠かせない)などを買い込み、さらに近所の大手スーパーではんぺんとちくわ、糸こんにゃくを追加購入。特におでんのこだわりは(ちくわぶ以外に)なく、今回は初の試みでイカ一パイ投入予定。
さて、家に帰ってさっそく揚げ物の湯通しをしようとお湯を沸かして、おでん種の入った袋を探したら、ないないない。スーパーでレジ袋をもらわなかったので、荷物台で品物を詰め替えた記憶はあるのだが、そのときにおでん種の入った袋を置いてきてしまったらしい。あわててスーパーにおでん種を忘れたと電話すると、係の人が「パックのですか?」と聞く。「いえ、近所のお店で買ったものです」というと係が代わって「他店のおでんだねですね、あります」とのこと。沸かしたお湯はとりあえずイカの下茹でに使って、徒歩10分の道のりをまたお店に戻った。別の道を通って、途中の店でにんじん、たまねぎ各一袋50円を見かけて買う。こんなことしてるから大事なことを忘れるんだよな。
カウンターに行くと、ちゃんと中が見える冷蔵庫に入れて保管しておいてくれた。他にもパックのおでん種が見えていたのが時節柄。


2007年02月03日(土) 似て非なるもの

ずっと家にこもって中旬にある集中講義の授業準備。
15コマ(うち試験2コマ)分の演習資料を作るのだが、すでにそこの専任教員が使用したパワーポイントの資料を修正する形。あらかじめ資料があるというのは、心強いようで迷いが出てやりにくい。まったく新しい授業の準備も苦労が多いが、全て自分の思うように進められるというメリットがある。
表向きは「先生のお好きなように」といわれるのだが、大学の特色やそこの専任教員の意図によって(あるいは文科省への申請内容によって)似たような科目であっても重点をおく単元が違ってくる。もちろん、非常に基礎的な部分は同じものを使いまわすのだが、結局のところ担当する大学の数だけ違う資料ができあがることになる。
まあでも、他の人が作った複数資料を見比べたり堂々とアイディアを借りたりできるというのは、得がたいメリットでもある。わからないところは質問して教えてもらえるし、似て非なるものをが合わさると幅が広がるということで、ありがたいと思うことに。

今週末から専門学校の講義が始まる。そちらの方は前任者が作った資料があって、今年度はそのまま使う予定。ぱらぱら見始めたらけっこう間違っているところがあって、これなら一から作り直したほうがいいかなと思ったのだが、作り始めてまたも迷いが出て、そちらの方は挫折。


2007年02月02日(金) 不倫にはまる。

集中講義の資料を作らなければいけないのだが、なんだかダラダラしてついついネットに逃避行してしまう。
私は、どうもある時期に憑かれたように2ちゃんのある板にはまってしまうことがあるのだが、なぜか今はまっているのは不倫ネタ。実は、既婚女性板の「頭の弱い奥様」スレッドというのが好きでいつも見ているのだが、そこから「おすすめ」をたどって行き着いてしまって、あとは芋づる式である。
夫が妻に対して疑惑を持って仲間の助けを借りて調査を進めるとか、妻の不倫で離婚した夫が、元妻と相手のその後の消息を語るとか、いやもうすごい。被害妄想で妻を疑った書き込みをした人が、他の人達にたしなめられたりもあって、ドラマの影響もあって大賑わいらしい。夫目線で話が進んでいるので、本当に他人事として楽しむことが出来る。(←ひどい)
この面白さを他に伝える人がいないので、帰宅した夫を捕まえて事例をえんえん話してしまったりもして、当然夫は嫌な顔をしている。(←ひどすぎ)
ドラマの元となった掲示板も流し読みした。それにしても「今週妻が浮気します」というタイトル秀逸。


2007年02月01日(木) はめられた

東京は私立中学受験目白押しの日。天気はまあまあでよかったですね。

義母と三人で夕食の約束。お昼は控えめにして、6時半ごろ義母リクエストのピッツェリア到着。この前義母と二人で食事をしたときもこのレストランだったんだよなぁ。よほど気に入っているらしい。
前回は、義母と私の二人で前菜、パスタ、ピザを一つずつと、デザートを一人一つずつ食べたのだが、途中から義母は食べなくなって全部私が片付けさせていただいくはめになり、ちょうど忘年会シーズンでお料理が出てくるのが遅くて時間がかかったせいもあり、待ち合わせてから義母を家の前まで送って帰るまで、なんと5時間もサシでお話してしまったのだった。
今回は夫もいるのでやや気楽。前回とは違ってワインと、前菜1つ、パスタ2つ、ピザ1つ頼む。三人だから食べられるだろうと高を括ってピザも具沢山なカプリチョーザにしてしまった。まあどれもおいしかったのだが、義母が全然食べないんですわ、これが。このお店はパンもおいしくて、パン好きな義母はパンもパクパク。で、前菜をほんのちょびっと、パスタをほんのちょびっとずつ、それでピザを1切れ食べたのみ。デザートは全部食べたけど、自分からピッツェリアを指定しておいて、ピザ一切れってアナタ、詐欺?
もったいないおばけが出るといけないので、われわれ夫婦は各自パスタ0.8人前ずつ、直径30センチのピザ約160度ぐらいずつ胃の中へ。前菜はまあいいとしても、私は飲むほどに食が進まなくなるタイプなので苦しくて苦しくて。義母とわかれてからの帰り道、思わず公園のベンチで休憩。
義母としては、息子に沢山たべさせたいという気持ちなのだろうが、おかあさんあなたの息子はもう若くなんです。
うう、完全にはめられたぜ。


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