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2005年12月27日(火) 餅つき

朝7時ぐらいに起床。
ここのお宅に泊まった時は、朝起きたら布団に包まったまま窓を開けてボーっとしているのが好き。空を見上げると青空がのぞいているが、軒下にはつららが少し下がっている。隣の家の屋根もこんもりと雪をかぶっていて、うーむ。雪国だ。ここの気候はやわらかい寒さというか、肌に痛いほどではない。冷たい水で顔を洗っていっぺんに目が覚める。
一人遅い朝食をいただいて、本日のアクティビティは餅つき。去年の今ごろもお餅つきを見せてもらって「わだは米屋になる」と決心して、地元の農業法人のおいしいお米の布教活動に従事したのだった。当初はこの日は都合が悪いのでやらないという話だったのであきらめていたのだが、急遽午前中だけつくことに(していただいたのか?。そんなことしていただくほど営業成績は上がっていないので申し訳ない。また心を入れ替えてがんばります。)
今日はT口家のお父さんの誕生日だという。お父さんはおうちにいるつもりだったのが、誕生日祝いだといわれてお餅つきに参加。外で薪をくべて蒸篭でもち米を蒸し、惚れ惚れするほどの手際のよさでどんどんお餅をついていく。つき立てのお餅はまさに「もち肌」。ちぎって牡丹餅にしたものや蓬餅にしたものをつまみながらどんどんはけていく。私はただぼーっと見ているだけ。本当に役に立たない。T口家のお母さんは八面六臂の大活躍。こちらでお餅を伸していたかと思えば、臼の脇で返しをし、あいている時間は餅箱にラップを敷いて次の準備。きっとこのお母さん、ゴールキーパーのセンスもあるだろう。誕生日のお父さんは黙々と外で薪をくべている。何もしなかった私は、お昼に出たおすしをぱくつき、つき立ての伸し餅と牡丹餅をたくさんお土産にもらって帰ってきた。うーむ。またお米の布教活動に精を出さなければ。
T口家に帰って少し昼寝をする。お母さんも一緒に昼寝をする。いつも動いているお母さんもやっぱり昼寝をするのかと安心する。ここでもまた野菜や手作りのジャムなどを山ほど持たせてもらって、よろよろと帰り支度。空港バスの停留所まで送ってもらい、空港で夫と合流して到着遅れの便で帰ってきた。羽田は大勢の人が行きかっている。荷物が多いのでリムジンバスで帰ろうとしたら渋滞ですごく時間がかかるという。それなら夕飯も済ませて帰るかということになり、夫は10分間カットで散髪まで済ませて、帰宅。
旅行中お世話になった皆様ありがとうございました。
お米買ってください>読んでくださってる皆様。

左上:雪の深い朝
右上:蒸篭でどんどんもち米を蒸す
左中:1回につく量は2升!
右中:あっという間につきあがるお餅
左下:もち肌すべすべ
右下:晴れるとこんなにきれい

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参考サイト:
農事組合法人サンゴウ会 http://www.sangoukai.net/


2005年12月26日(月) 金沢観光

午後から夫は学会があるので午前中金沢観光。昼食を済ませたら私は例によってT口家に行って一泊する予定。
突然思い立ってユニクロのヒートテクを買いに行くことにする。10時の開店と同時に片町の店舗で上下ゲット。そのまま金沢の長町武家屋敷に行ってみる。金沢は除雪車が4回も入ったという話だが、それ以外にも雪かきで側溝に捨てた雪が多すぎてあふれ出して床下浸水したという。もちろんこんなときでも観光客はいる。途中で麩まんじゅうなどをぱくつきながら長町を抜け、金沢市立玉川図書館へ。ここは元はタバコ工場だったレンガつくりの建物を流用し、さらに谷口吉郎・吉生親子の手によるガラス張りの開放的な本館がある。今回のたびの目的地のひとつであったのだが、直前になって月曜日であることに気づいた。行ってみると案の定休刊日で、中では職員の人たちが蔵書整理を行っていた。
少し時間が足りなくなってきたので、急ぎ足で近江町市場へ。金沢の市民の台所だが、観光客もずいぶん多い。活気はあるが値段は高め。雪による不漁もあるのだろうが、かなりぼられる感じ。適当に場内にある店に入って昼食。海鮮丼の上に金箔が乗っているあたりがさすが百万石だが、味はいまひとつ。夫とはここで別れてバスと電車を乗り継いでT口邸のある集落まで。電車は準急ができていて、以前より10分程度時間短縮。ゆみさんにT口邸のあたりは3メートルぐらいの雪の壁ができているといわれてビビッていたのだが、それはさすがにうそで雪の壁は1mぐらいだった。それでもここまで積もったのは80年ぶりぐらい出そうだ。
夕方地元の温泉に行って、夜はお父さんと酒盛り。



左上:長町武家屋敷

右上:玉川図書館別館

左中:青空

右中:玉川図書館本館

左下:金沢デフォルト長靴姿のサラリーマン

右下:市民の台所

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参考サイト:
金沢市立玉川図書館ご利用案内 http://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/tama1.htm


2005年12月25日(日) 1年ぶり

朝起きたら雪はやんでいた。朝食後もう一風呂浴びようとしたが、駅までの送迎バスがもうすぐ出るというので、あわてて荷物をまとめて宿を後にする。これを逃すとあと10時近くまで足止めを食うことになる。
高岡の瑞龍寺へ。「仏殿」、「法堂」、「山門」 が国宝になっているらしい。駅からほんの1キロほどなのだが、歩道は寄せた雪が山のようになっていて歩くのにも頭を使う。
やがて見えてきた門は思いのほかに立派。加賀百万石二代目の菩提寺だという。禅寺らしいどっしりとした構えである。門の脇に大茶堂でもてなし料理のコンテストをやっているという看板が出ている。地元の新聞社や放送局もタイアップしているらしいが、こんなものを国宝の寺でやってしまうのか。このイベント案内が悪く、表に看板が出ているのに実は裏口からしかアクセスがない。われわれはたまたま回廊から大茶堂へ続く扉が開いているのを見かけたのだが、その後は閉めてしまったらしくイベント参加者の迷子が続出していた。われわれも何人も(すべて若い女性)にルートを教えたのだが、みなきちんと足をそろえて頭を下げていく。礼儀正しいのと薄着なのにびっくり。時折どさどさどさっと屋根の上の雪が落ちてくる音が轟く。こんなものが頭の上から降ってきたらひとたまりもない。昔の建物は庇が長いので、安全に軒下を歩けるのだということを再発見。その後やはり前だけゆかりの五百羅漢のある繁久寺にまわり、電車で金沢へ移動。
金沢駅に行くのは久しぶり。車寄せのところに、鼓をモチーフにしたというすごいゲートとアーケードができている。とりあえず金沢21世紀美術館へ。天気はぐんぐん上向き。「雲を測る男」も対象物がなくて困惑している。この美術館は去年も来たのだが相変わらず盛況。老若男女問わずかなり無料で見られるスペースが多いので採算はきびしいらしい。前回は展示物があった場所ががらんとしていたりして、スペースがいまひとつ使いこなせていない印象を受ける。ミニスカートに生足&ブーツという薄着の若い女性と、長靴にズボンのすそを入れて帽子にマフラーといういでたちの北陸デフォルトのおじさんが並んで鑑賞しているのは面白い。
お茶をしてからいったんホテルに入る。夜はみんみんさん夫妻と会食。ホテルもレストランも去年と同じ。新しい場所を次々と試すのも楽しいが、こうやってなんとなく「なじみ」という空間ができていくのもうれしい。1年ぶりの再会を喜ぶ。
みんみんさんから「久しぶりに晴れ間を見ましたよ」といわれる。朝から好天だったが、レストランの行き帰りだけは強い氷雨。夜は名物の冬の雷が鳴っていた。


左上:宿からの朝日
中上:朝食は普通
右上:高岡の雪
左中:瑞龍寺
中央:禅堂
右中:金沢駅
左下:測る雲がない「雲を測る男」
中下:夜行ったレストランメニュー
右下:繁久寺 五百羅漢


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参考サイト:
高岡 瑞龍寺 http://www.zuiryuji.jp/index2.html
高岡 仙寿山繁久寺 http://www.manabi-takaoka.jp/03/jpn/map/02_04.html
雲を測る男 http://www2.kanazawa21.jp/public/sakuhin/det.jsp


2005年12月24日(土) クリスマスイブ

昨日の残りを平らげて、朝7時半に家を出る。東京は晴れているが、さて北陸はどうか。小松空港は強風のため、着陸できなければ羽田に引き返すといわれるが、とりあえず機上の人に。富士山を越えるぐらいまでは地上も黒い地肌が目立っていたが、みるみる一面白い世界になっていく。小松空港上空で何回か旋回し、普段と違う侵入経路らしく小松市内の街並みを間近に眺めながら着陸。思わず小さく拍手する。
小松駅までバスで出て、駅前の商店街でおそばのお昼を済ませる。ところどころ青空ものぞいていてあまり寒くない。各駅停車で富山方面へ。小松駅はいつの間にか立派になっていて、ホーム頭上にはドームがかかっている。全天候型のはずなのに線路に目をやるとところどころ雪の塊が。よそからくる電車が運び込んでくるらしい。特急は数十分遅れ、各駅停車も数分遅れで運行している。市街地でこんなに雪が深いのを見るのははじめてである。三両編成の電車でまず高岡まで、そこから30分の待ち合わせでさらに小さい電車に乗り換え、日本海の荒波を見ながら氷見まで。どんどん雪が深くなっていく。今日のお宿は氷見の海沿いに面したちょっと大きめのホテル。送迎バスに乗り合わせた別のお客さんは車で来る予定を電車に変えたらしい。この雪の中他県の人間が運転するのは大変だ。
部屋に入って一服した後浴衣に着替えて早速温泉へ。露天風呂は日本海の景色が素晴らしいと聞いていたが、降り積もった雪が視界をさえぎってしまう。湯船からは雪しか見えないが、はーっ極楽極楽。お湯は少し塩分を含んでいる。
夕食は食堂へ。我々が通された部屋は夫婦やカップル客ばかり8組ぐらいがいる。他の部屋からは子供の声や年配客のグループのがやがやした雰囲気が伝わってくるので、年齢やグループ構成によって分けているのかもしれない。そんなに安い宿ではないのに大学生ぐらいの若いカップルが何組もいて驚く。クリスマスイブに張り込んでいるのか?彼らの浴衣の独創的な(笑)に着こなしに目を丸くする。帯じゃなくて紐だと思っているか、リボンのつもりなのか。
食事は追加注文が出来るように、品数量を抑えてあるというので、足が数本少なくて格安になっているズワイガニの焼いたものと鰤かまの焼いたものを追加してもらう。氷見といえば鰤で、その名も鰤コースというのを頼んだので、はじめから胃袋の酢の物、お刺身、陶板焼き、ぶり大根、ぶりの粕汁と鰤尽くし。その他に氷見うどん、ご飯とおこうこなどが出る。カニは甘みのある身がぎっしりつまっていたし、鰤は脂が乗っているしでありえないほど満腹。
部屋に戻って宿題のようにもってきた年賀状を書く。もういちど温泉に入って早々に寝る。

左上:雪の高岡駅
中上:おつくり
右上:氷見うどん
左中:全天候型になった小松駅ホーム
中央:宿から見た氷見の夜景
右中:金沢市内の駅
左下:奮発した格安ズワイ
中下:宿から見た雪に煙る氷見(中央と同じ風景)
右下:奮発した鰤かま

※クリックしてもおおきくなりません。


2005年12月23日(金) これがうわさのとりならべ

今年もとりならべ。1999年から毎年やっているので第7回らしい。
午前中非常勤先Bで年内最終講義。ハッピーマンデー法のあおりと、最近はGWを休み(自宅研修日)に振り替えるので休日も講義日にしないと回数を消費しきれないのだ。
しかしメリットもあって、非常勤先の近所にあるケーキやさんでクリスマスケーキを受け取ってきた。例年はケーキ二つとか買うのだが今年は7号の生ショートケーキを買って帰る。予約はしてあったが、少し待たされる(今頃週末のケーキの予約をしてるお客さんがいてびっくりだ)。お店の前ではガードマンがいて、つぎつぎとケーキを受け取りにくる車の整理をしている。
7号のケーキというのはずっしりと重く、今まで体験したことのない大きさ。途中の八百屋さんでサラダ菜を買ったりして、よちよちとケーキをぶら下げ、改札を抜けたらお財布から小銭が零れ落ちた。うわ。惨め。
すいすいと家に帰り、ざっと片づけをする。休日で家にいた夫も一応は片付けたらしいが随所に夫の痕跡が残る。
10年ぶりに取り替えることになって先日申し込んだソファーのカバーが届いたが、客人が来るまでに取り替える気力はさすがにない。みんなに手伝ってもらおうかな、ともくろんでいるところに来客第一陣。一番乗りは北陸の盟友ゆみさん。会うのは2年以上ぶり?もろもろ世間話をしていると、ぞくぞくとYass,し。ちゃん、tenkoさん、NEOさん、と客人たちが到来したので、ソファカバーを取り替えてもらう。いや、なんか思ったより大変な労働だった。古いソファカバーは一度クリーニングに出したことがあったんだけど、あの時は私一人でやったんだよな。どこにそんな元気があったんだ?>5年前の私。
みんなでわいわいとテントの組み立てでもするかのように一挙に作業して、初対面のゆみさんも一気に打ち解ける。しかし暖房入れてないのにこの暑さはなんだ?なぜ東京だけ晴れなのだ?さぞビールがうまかろうと思って乾杯しようとするとようこさんが「うふふふふ♪」と登場。部屋に入って開口一番「あれ?ソファが変わった?」みんなで今さっき取り替えたんだよというがなかなか信じてくれない(笑)

各自の持ち寄り品やアクティビティなど、詳しくはNEOさんの日記を参照されたし。http://homepage1.nifty.com/eneo/diaryDec-3_2005.htm

今年は遅く始まったのでさくさくととりならべに移行する。ことしは16ピースなので1体(9ピース)しか完成できない。みんなある程度部位を覚えてきたので、めかくしをしない福笑いのように、自分が判別できるピースをしかるべき場所においていく。滞りなく完成したところで写真撮影。今年もしっかり並びました。
チキンを食べてお茶を入れてケーキタイム。
しかし7号のケーキ、でかい。例によってYassに切り分けてもらうが、切り分けるとますます大きさが目立つ。直径が大きくなるとそれに比例して高さも増えるのだな。道理で重いはずだよ。ケーキ鍋((c)マルコ嬢)ができそうだね、と言い合う。
明日から我が家が北陸に旅行なので割と早めに解散。みなさんどうもありがとうございました。また並べましょう。


左はプレとりならべアクティビティの様子。
まず古い生成りのカバーと格闘する人々。
この後ソファカバーは風水的にも縁起のいい黄色に変身。
7号のケーキと今年も並んだとり。
とり頭には馬の頭をフィーチャー。

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