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2004年02月28日(土) 「匿名の通報者」であらまほしい人物。

鳥インフルエンザで京都の養鶏場で20万羽すべて処分という。
処分というのはつまり殺してしまうわけで、ニワトリがせっせと産んだ卵を横取りし、さらには彼らの肉を日ごろ食している分際で言えた義理ではないが、映像を見ていると何の罪もないニワトリが殺されていくのはかわいそうだという感情がわく。卵を産まなくなった鶏が食肉用に回される、という現実は知らなかったが、生あるものを食す以上、最良の状態のものを適切に調理し、感謝しつつ食べたいものである。それにしても、年初にも半年前の卵を出荷していた業者がいたが、京都というのは養鶏業者が多い土地柄なのだろうか。たまたま不届きな業者が多いというわけでもないだろう。
多くのニワトリが日々死んでいく状況を隠蔽していたために災禍が広がった。経営者は、鶏舎専属の獣医が腸炎と診断を下し、特に問題がないといったので特に届出をしなかったと弁明した。一週間もそれが続いたので、翌朝電話するつもりだったと報道陣に対して答えるその姿は、ことの重大さを理解していないように思われた。しかし、その専属だという獣医はいったい何をしていたのか。獣医の免許があるだけの、名義貸しに等しいような老いぼれじいさんなんだろうか?これだけ鳥インフルエンザが騒がれていたのに、保健所の提示していた症状と違うから届出る必要がないと判断するとは信じられない。
と、ふつふつと怒りに震えながら、ふと思いついた。実は「匿名の通報者」というのは、この獣医なのではないか?社長に保健所に届け出るように再三進言したのに、この社長が騒ぎになるとやばいからだまっとけ!ばれる前に出荷しろ!と厳命したのではないか?獣医としての正義と会社に対しての忠誠心の板ばさみになって苦悩する獣医。しかし、どんどん病死するニワトリは増えるばかり。ああ、このままではいけない、これ以上被害が広がるだけだ。一晩悩みぬいた結果、匿名でタレこむ獣医。

…せめてそうであってほしいものである。


2004年02月27日(金) ホームベーカリー初釜

未明に目が覚める。
そうそう、パンをセットしていたんだと思って覗きに行くとちょうどパン種をこね始めたところだった。消音といってもかすかにうぃーんうぃーんと音がするので、この音で目が覚めたのかもしれない。小窓から種が見る見るまるくまとまっていく様子をしばらく眺めながら、うまく焼きあがるように念を送ってからまた寝る。
なんとなくパンのいいにおいがしてきたと思ったら、焼き上がりを知らせるメロディが聞こえてきた。さっそく取り出してみると、うまく焼けている!味見してみると、飛び上がるほどおいしい!というほどでもない。やはりパンミックスだからだろうか。朝食は焼きたてパンとサラダ。気がつくとばくばく食べていて、やっぱり焼きたてはおいしいと思う。特に耳の部分がつるりとしておいしい。昼は卵と牛乳をいれ、その分水を控えてミルクブレッドにする。これまた耳の部分がさくさくしておいしい。
今日は松本被告に東京地裁で判決が下される日というので、朝からなんとなくテレビを見てしまう。逮捕されてから8年以上経ち、ずいぶん当時のことは風化しつつあるが、あれだけの大罪を数多く行ってきた人間の裁判にしてはきわめて早い審議であったのだという。極刑になって当たり前の犯罪を、きちんと手間と暇とお金をかけて審議しなければいけないというのもむなしいものである。当然極刑の判決が出たのだが、遺族や被害者たちは異口同音に、「(犯した罪の数だけ)何回も死刑になって欲しい」とか「通常の(苦痛を伴わない)死刑執行ではなく、死の恐怖に恐れながらうんと苦みながら死んでいって欲しい」とか感想を述べている。こういう残酷なことを善良なる一般市民が公然と口にするほど、被害者の悲しみや憤りは深い。
弁護側は当然控訴したので、これでまた高裁にいくまで何年もかかることになる。そしておそらく最高裁まで行くだろう。法廷で松本被告が終始見せていたという態度に「こんな奴のために、いったいなぜ…」と思い、刑の確定にいたる長い長い道程を考えるにつけ、やりきれない思いになる。


2004年02月26日(木) まずくてもあと49斤。

先日、ついにホームベーカリーを入手したが、材料を揃えてなかったのですぐに試せなかった。取り扱い説明書にメーカー純正のパンミッミックスがあると書いてある。量販店のポイントで米や食料品が買えるといいのに、なんて話をしていたので、これって食料品じゃん!と浮き足立って、量販店に問い合わせてみることにする。翌朝電話をすると、その店では取り扱っていないのだが(他社製品はある)取り寄せてくれるという。「いくついりますか?」と聞かれたので、わざわざ取り寄せてくれるのだからあんまり少ないと悪いなと思って、「じゃあ、10(斤分)お願いします」と答える。すると「えーと一箱いくらなので、10箱だといくらいくらになります」といわれ、内心「え?そんなに高いの(汗)?」と思いつつ、取り消すのもめんどくさいし、どうせポイントで買うんだからいいやと思って、そのままお願いした。
1週間ぐらいと言われていたのだが、3日間で取り寄せができたと連絡がきたので、仕事帰りの夫と待ち合わせて取りにいった。というのも、売り場で見かけた他社製品の箱のサイズがまざまざと脳裏によみがえってきたのである。あれが10箱ってとても私には持てない。なんで5箱にしなかったの?れいこなのバカバカと思いながら売り場へ。用意されたものを見て目を疑った。大きい…。ぎゃー1箱あたり1斤×5なのである。50斤分持ち帰りってことですわよ。目の前が暗くなったが平静を装い会計を済ます。配送しますかと聞かれたが、夫がこのぐらいならもてるというので、とりあえず品物を一時預かりにして、液晶テレビやスピーカーの新製品などを見てから食事に行く。
牛タンの店ねぎ○へ。ちょうど夕飯時で込んでいたので相席になった。ね○しで相席はよくあることなので、何も考えず席に座ると、相席の相手は大学生のカップル。なんか変だと思ったら、麦トロご飯をれんげで一口ずつすすっている。あんたは病人か!?しかも顔色も悪いし。れんげは牛テールスープのためについてるんであって、麦トロご飯をすするためのものではない!男だったらずずっとかっこまんか!と、後から思った(その時はなぜ違和感があるのか気付かなかったのねー)。反対側の隣には、男子大学生と先輩面をふかすキンキン声の若い女。しかも立ち居振る舞いがいちいちオバサン臭い。なんだかなー。しかも二組とも食事が終わっているのに全然席を立つ気配がない。隣の席の男なんて、我々が食事を終える頃になってもまだ麦トロご飯をすすっていたのである。しかも女はフィルムの整理(写真部らしい)をしながら先輩後輩の間で使う敬語を撤廃したいとか一席ぶってるし、そろそろいこうか、などといいながら結局私達の方が早く出てしまった。せっかく牛タン楽しみにしてきたのに、なんだか場違いな学食に入ったようだった。味もいまいちだったし。ね○しはランチタイムに立ち食いそばやのノリで入るに限るね。
で、ふたたび売り場に戻って品物を受け取る。予想外に重かったらしく夫は青色吐息である。タクシーに乗るか?と聞くと、ポイントで買ったもののためにこんなところで浪費したくないらしく、断固拒否される。なんとか家に帰ってとりあえず箱たちを収納して、一つ開封する。釜に所定の量の水を入れて、ミックスの中身と附属のドライイーストを入れてタイマーをセットして寝る。
これで明日の朝は焼きたてのパンが食べられるはず。おいしいといいね♪と言い合いつつ、もしミックスがまずかったらどうしよう(-"-)と急に不安になる。これがまずくてもあと49斤(ドライイーストの消費期限はあと5ヶ月)。


2004年02月25日(水) 梅が咲いたら桜も咲いた

朝、職場の並木道が妙に明るい色だと思ったら、桜が咲いていた。もう三部咲きぐらいだろうか。緋寒桜ではないか?という話もあったがそれにしても早い。
春うららで気持ちがいい。昼は友人と待ち合わせて外に食べに行く。ちょうど室内がいっぱいになったところで、テラス席に座るが最高に気持ちいい。いわゆるカフェ風のランチで、スープ、フォカッチャ、サラダが3種(グリーンサラダ、ポテトとツナのサラダ、マカロニサラダのペンネ版)とスペイン風オムレツ一切れに食後の飲み物がついて1000円。値段だけのことはある。スープの中身とオムレツの中身やポテトサラダなど、食材が微妙に重なっていて、なんというか材料の使い回しがうまそうな店だった。満足。
お茶も同じ場所で済ませられたので、早めに切り上げてゆっくり歩いて帰る。職場の近くに靴屋兼修繕屋があるのを発見。今はいている靴、靴底は修理してあるのだが、周りの皮革が擦れて白っぽくなっているので、補修用の顔料を買おうと思って店に入る。奥に向かって声をかけると無愛想な親父が出てきた。自分で補修剤を塗るつもりなんだけど、どの色かアドバイスしてほしい、といいたかったのだが、とりあえず「ここのところを補修したいんですが…」と切り出すといきなり、スリッパに履き替えて!と指示される。言われるがままにスリッパに履き替え、椅子に座って待つと、ざざざっと雑なんだか手際がいいんだかよくわからない手早さで、補修を始めた。相変わらず無愛想なままである。ブラシでほこりをはらい、液体の顔料をぺっぺと塗り、クリームで磨き、保湿クリームを塗り、艶出し剤を塗ったということらしい。ちなみに磨いたりするのに使っているのはTシャツの切れとか、丸めたストッキングである。ものの5分で靴は見違えるほどピカピカ…ではなく、普通の姿に戻った。で、1回600円。代金を受け取る段になって初めて笑顔を見せる親父。しかしこの値段が妥当なのか高いのかよくわからない。補修用の顔料を買うと700円〜800円で何回も使えるが、その代わり1度は使ってもそれっきり固くなって使えなくなってしまう可能性もある。ということで余計なモノが家に増えなかった分、やはりプロに任せてお金を払ったほうがお得ということだろう。ということにしておこう。

昨日買ったガラス製霧吹きは琥珀色と透明の2色。ネットで調べたら他に緑と青があるらしい。今日ふと思いついて職場のならびにある輸入雑貨店に寄ったら緑と青があった。青い鳥は近くにいるのね。つまり普段からウィンドウショッピング市場調査をしなさいってことか!


2004年02月24日(火) ステないでとってオク=すて奥

「重曹ちゃん」のおかげでサルのように流しや鍋を磨いている。おかげで指先が痛い。旅行先でもらってきたスキンローション塗って頑張るあたし。
家事に目覚めた週間である。そういえば年末大掃除をしていないので、そりゃ汚れるはずだよな。本当は仕事をしないといけないのだが、危機感がつのればつのるほど家がきれいになっていく。掃除の神様がご降臨らしい。
昨日はミツカソの一番やすい穀物酢の大瓶を月間お買い得セールで買ったし、万全である。流しに重曹ちゃんを散布して、希釈した酢水を霧で吹いたり、重曹ちゃんを溶かしたお湯で鍋をぐらぐら煮たりして、さらにメラニンフォームかたっぱしから擦ったり。洗面所にも重曹ちゃんと酢水をおくことにする。そうすればこまめにそうじできるしね。
以前実家でもらったものの使いにくくて流しの下にしまいっぱなしになっていた陶製の密封容器に重曹ちゃんをいれた。この容器、どう使いにくいかと言うと、まず容器の壁面に金文字で"Pierre Cardin"とロゴが入っている。これだけでかなり減点だが、そこには"栗原は○み すて○レシピ"の綴じ込み附録についてきたシールを貼って隠してある。それはあまり大きな問題ではなく、もっと深刻なのは、密封するためのパッキンの構造が悪く、ふたをすると自然を開いてしまうという問題である。パッキンをはずすとただの置き蓋になってしまうので、はさみでパッキンを一回り切ってはめてみた。これで一つ品物がよみがえった。いいねぇ、廃物利用。
リビングの掃除をしていたら、雑誌の附録についてきた使わないマウスパッドが出てきた。夫はマウスパッド不要だし、私のは某電話会社のノベルティの金箔漆塗りのマウスパッド(まじ)なので、使わないのである。件のマウスパッドは裏はウレタン、表はつるつるの素材である。捨てようかと思ってふと思いついた。これって家具すべり(家具の下にしいて移動を簡単にするシート)にそっくりじゃん。というわけで、はさみでちょきちょき切って、ちょうどこまめに移動させたいと思っていた藤のゴミ箱の下に両面テープで貼ってみた。面白いようにするするすべるようになった。いいねぇ、廃物利用。
こういう「すて奥(すてきな奥さん)」ぽいいじましい努力って、なんか楽しい。
ところで洗面台の重曹ちゃんの相方になる酢水。さっと使えるように霧吹きにいれて洗面台においておくのがいいよね、と思うのだが、うちにある霧吹きは百円ショップで買ったポップな色合い(赤・黄・緑)のしかないのだわ。ネットで探したらガラス製できれいな霧吹きが紹介されていたので、早速ネットで買おうかといくつか検索して気がついた。なんでわざわざネットで買わなきゃいけないんじゃ、東京に住んでるんだから店で買わんかい!と自分に突っ込み。というわけで今日靴を修理に出しにいったついでに、隣の雑貨屋でなんなくイメージとおりのガラス製霧吹きげっと。帰って早速洗面所に置く。かわいいー。
それはそうと物を減らしたいと常々言っている私がなぜここで霧吹きを???
ちっちっち。これは長い目で見て、掃除道具をシンプルにしていくための長い道のりの一歩なのじゃ。別にエコ掃除を実践しているわけではないので、使いかけの用途別の洗剤もなくなるまで使う所存じゃ。早く使い切らなきゃ。


2004年02月23日(月) 赤い丸の内線

営団地下鉄丸の内線のシンボルカラーは赤である。営団地下鉄の車両は、広告ジャックの場合以外は、銀色の車体に横一本シンボルカラーのラインが入っているタイプが多いので、丸の内線は銀色の車体に赤線が入っている。
先日夫が「丸の内線に乗ったら昔のだった」と言いながら帰ってきた。以前は車両全体に塗装が施してあったのだが、丸の内線は赤いボディに白い幅広の帯がはいり、さらにアールデコ風の銀色の模様が入っている、ちょっとしゃれたデザインだった。http://www.tokyometro.go.jp/anzen/sharyo/annive_marunouchi.html
今でも博物館などに行けば見られるのだが、実際走っているのを夫が見たというのだ。へぇ、珍しいねと言いながらあまり気にとめていなかったのだが、私も丸の内線を利用したときにその古いデザインの車両に乗ることができた。私にとっては親戚の家に遊びに行くときなどによく利用した、懐かしい車両である。タネを明かせば、製菓会社の広告ジャックと丸の内線50周年のコラボレーションということらしい。赤いボディといっても、当該商品であるチョコレートのパッケージの色に近く、昔の丸の内線よりももう少し鮮やかな赤で確かに白地に銀の帯がついている。ところどころ帯がなくてチョコレートの製品名と50周年を祝う文字が入っている。他の乗客は「これって今は塗装してあるんじゃなくてシートを貼ってるんだよね」とか言ってる。なるほど。ネットで調べてみたら1本だけ走っているらしい。粋な計らいじゃねぇか。駅に着くごとに携帯カメラを構えた若者が嬌声を上げる。
ところで同じ日に新宿に行った。中国人や韓国人の姿を多く見かける。見かけるといっても、話しているのを聞いて初めて日本人でないことに気付くかんじである。途中でセルフサービスコーヒーの店に入ったのだが、席がなかなか取れずに飲み物をとってうろうろしていると、ちょうどグループが席を立った。座れるかと思って近づいていき、テーブルの上のコップ類を片付けている男性に「空いてますか」と声をかけようとしたら、「空いてますか」と「空きますか」がまざって、「あいえますか」とかなんとか言ってしまった。すると男性が「のーのーのー!うぃていきんぐでぃす("No,no,no! We taking this"か?)」と言ってきた。てっきり日本人だと思っていたので、驚いて思わず「Oh!Oui!」とまた謎な発話をしていると、男性は私に向かって「Sorry!」といったあと、カップを片付けて戻ってきた仲間に「全部カップ捨ててきた?」と普通の日本語で聞いていた。なんだ、日本語しゃべれるじゃん、ていうか日本人じゃん(-"-)!
いったいなんだったんだろう…。


2004年02月22日(日) 日曜日らしい日曜日

朝は洗面所を片付ける。使い切らないまま捨てるに捨てられなくなっていたスプレー類を処分。軍手をはめてトンカチときり代わりのキッチンバサミとで穴をあけて中のガスを出す。本当はそれも危ないのでスプレーを使いきるまで噴出させるのが正しいらしいが、そんなことしてたらラリっちまうぜ(-"-)。バスルームを換気モードにして中身を出す。親の敵のように処分する。夫の髭剃りクリーナー。髭剃りの機種を変えたのでもう使わないが、能書きを見たら皮脂やたんぱく質の汚れを取ると書いてあったので、これは洗面回りの清掃に使うことにする。
一休みして錦糸町へ。NEOさんが参加しているアマオケの定期演奏会。NEOさんは今年も託児受付だろうか、と思いながら家を出る。最近いつも知人からチケットをいただいていてここ2〜3年このオケの定演にいっているので、結果としてNEOさんとも定演で年2回ロビーで手を振りあうのととりならべで拙宅に来ていただくのとで年3回ペースで顔をあわせてる。夫は忙しいので今日は私一人で出かけることに。しかし出掛けに夫が見始めたケーブルテレビの映画がばかばかしく面白くて、ついつい画面に見入ってしまい、出るのが遅れて、結果5分遅刻。まだざわざわ始まっていないのかとおもいきや、すっかり始まっている。受付の後ろに大学同期の旅行代理店勤務の男が立っていて、「さっくり遅れちゃった」というと、「ごめん、時間通りに始めちゃった」とにやっと笑った。こいつ、このオケだったっけ…?口ぶりからすると今日はステージマネージャか?確認するまでもなく3階席へ。しばらくまって2楽章から入れてもらえた。1曲目がフランクの交響曲。これが1曲目からシンフォニーとは思ってなかったな(チラシは見ていたはずなのに)。
このオケの中心メンバーは40才前後で、仕事も家庭も一番忙しい時期なのに、相変わらずよくまとまっている。いつも一定レベル以上の演奏をしていて感心する。知り合いも何人か出ているので彼らの無事を確認つつ、感傷にひたりながら演奏を聴くのでやや散漫かも。アンコールがなかったので、2時間足らずで終わり(3曲やって休憩入って2時間弱ってすごい)、終演後ロビーをうろつくがNEOさんには会えず。
夫とターミナル駅で会う約束をしていたので、携帯に連絡するが電波が届かない。猛烈に空腹だったので錦糸町の銀だこでたこ焼きをむさぼりくい、残りをもって現地へ向かう。無事連絡がとれてデパート前で落ち合い、残りのたこ焼きを食べてもらう。クリ○テルの26センチのフライパン(フッ素加工をしていない)を見ていたら、ぐつぐつ鍋が煮えている情景が浮かんできて衝動買いする。我が家は鍋もの鍋がなく、ホットプレートも処分してしまったので、鍋物をするときに不便していたのだ。現品は品切れで取り寄せなので無料で宅配してもらうことに。ラッキー。
それから家電量販店に行き、懸案の例のものをげっと。さっそく試してみたいところだが材料がないのでとりあえず今日は持ち帰るだけにする。購入品をお店に預けて食事に行く。家電量販店が棚卸で早仕舞いするというので、2時間で食事を済ませて店に戻る。品物を受け取ってバスで帰る。バスに乗る頃に雨がぽつぽつ降り出していたのだが、家の近くの停留所に着いたら結構雨足が強くなっていた。家に入ってものの5分と立たないうちに本格的な風雨になってきて唖然。店が早仕舞いでなかったらもう少しのんびりして、おかげで風雨の中帰ってくるところだった。


2004年02月21日(土) 重曹ちゃん。

なんというベタなネーミングだろう、「重曹ちゃん」。「重曹ちゃん」というのは、洗浄・脱臭用の重曹の商品名である。生協で2個パックだったのを買った。パッケージには流しやトイレや鍋の焦げ付きといった、使用例のイラストが載っているが、「重曹ちゃん」を連想させるかわいいマスコットがついているわけではない。ただの重曹なのである。しかも食用外。
http://www.kaneyo.com/item/item_detail.php?category=2&item=1021
突然クリーニンググッズとしての重曹に目覚めてしまったので、友達の酢にもチカラを借りることにした。とりあえず湯沸しポットで歯石かした(嘘)カルキの除去に使ってみる。ほっほーいいじゃない。石化したカルキ分がじゃりじゃり取れる。ばしゃばしゃ使いたいところだが、うちにあるお酢は、ワインビネガー、すし酢、こめ酢、黒酢、と清掃用には向かないものばかりなので、ミツ○ン酢でも買ってくるか。うう初体験。いつもこまめに使うなら霧吹きもいるなー。かわいいガラス製の霧吹き欲しい<また物欲か。


2004年02月20日(金) 物欲の春。

物欲満載である。
この間、友人のタミちゃんとランチをしててそう言ったら、「珍しいですね物を増やしたがらない人が物欲だなんて…。あ、わかった、きっとあの収納家具が欲しい、とかこれがあそこにぴったりサイズとか思ってるんでしょ」と言われた。ふ、ばれちゃしょうがねぇや。
そもそもの発端は、届いたもののあわただしくてほったらかしになっていた通販カタログを処分しようと目を通し始めたことにある。要するにそれだけ時間の余裕ができたということなのだが、そしたらめらめらと収納用品がほしくなった。極力物を増やさないようにしているので、収納用品が増えること自体も抵抗があるのだが、それを我慢してだましだまし効率の悪く収納しているのもばかばかしい。その分あちこちに散乱しているものがすっきり少ない手間で片付くならそれに越したことはない。で、今欲しい物は、ハンガーラックと小物をしまうサブチェストとCDラックのほぼ3つに絞られてきた。パン焼き器もめらめらと欲しくなる。掲示板で他の人の話を聞いてもパン焼き器ますます欲しい。ついでにTファールの湯沸しポットが欲しくなる。昨夏の電力不足危機以来湯沸しポットを使わなくなってそのままおきっぱになっている。お湯はその都度沸かした方がおいしいことは確かなので、それからは鍋(ヤカンを持っていない)で沸かしている。が、家にいると私はお茶のみなので、ガスで沸かす時はそばを離れられないし、今ひとつ不便と思っていた。Tファールのポットならすぐ沸いて沸騰したらスイッチが自動的に切れて安心だし、デザインもいいし、これはもう買い!と思っていたのだが、ふと思いついて、ガスレンジの湯沸し機能を使ってみたらこれが便利。お湯が沸いたらピーピー鳴って火が自動的に細くなる。考えてみたら、私がいつもいる場所はダイニングテーブルか、それに続くソファの上だし、お湯がなったことを知らせてくれるならそれだけで十分ではないか。強火にすればすぐ沸くし。同じ機能があるなら重複するものは必要ない。というわけでTファールは却下。物が増えなくて良かった。
ちなみにこのガスレンジは他に炊飯機能もついていて頃合を見計らっていなくても自動的にご飯が炊けてスイッチが切れる。秋にぱぴちゃんのお宅から土鍋をいただいて以来重宝している。不要になった電気炊飯器と湯沸しポット、処分したい(-"-)。


2004年02月19日(木) 血糖値を上げろ

フランス語教室も、あと残りわずか1ヶ月である。1ヵ月後には初級コースを終了して、基本的な日常会話ができるようになっている予定の私。ここ数回で、単純未来、半過去、条件法現在、接続法現在、と立て続けに習っているので、多分これらをこなすと格段に表現が広がるのは、納得している。いや、頭ではね。っていうか、脳みその中身は拒否しているのだが、必要性はメタな私が理解してます。で、最近お世話になっているのが1年以上前にフランス語を習い始めた頃使っていた入門書。入門書って、ほんとに入門の人には使いこなせないぐらいいろんなことが書いてある。いまさらペラペラめくってみて、ははーん、あそこで先生がここに注意しなさいって言っていたのはこういうことだったのかとか、私の字で有用な情報が書き込んであったことをやっと理解したりしている。やっぱり習えるっていいな、独学は大変だ。
ところで、フランス語教室は午前中から始まって50分ごとに10分の休憩が2回入って3時間。その間はすごく集中して新しいことを理解しようとしているので、終わるとすごく脳みそが疲れる。1時間目が終わるとまずベンダーマシンで60円のコーヒーを買って飲み、2時間目が終わるとトイレにいくのがいつものパターンで、3時間目が終わるとぐったり。脳みそが物理的に疲労して、血糖値が下がっている気がする。実際測定したことはないのだか、どうなのだろう。頭を使うとお腹がすくし、洗脳するにはまず栄養状態を悪くして判断能力を鈍らせるというし、やはりいい勉強や仕事をするには、おいしいものは欠かせないね。
以上、いただきもののドラ焼きやチョコレートを日中むさぼり食う言い訳。


2004年02月16日(月) 言葉のチカラ

風が吹くと桶屋が儲かり、家にいる時間が増えるとテレビを見る時間が増える。
朝の連続ドラマ小説。せっかくヅカガールになれるところを家業のパン屋になるというヒロインのことを、母親が「せっかくこの家の子に生まれてきたんや、あの子の好きにさせたって」と反対する父親に嘆願する。いい言葉だと思う。虐待してる親には「せっかくアンタの子に生まれてきたんや、大事にしたって」と言いたい。
ところで、犯罪情報を求める立て看板を良く見かけるが、新宿警察の管轄では、検挙後に「無事解決しました、ありがとうございました」という報告の一文を入れることによって、住民の防犯意識や犯罪の検挙率が高まったらしい。「犯人は捕まるものだ」という意識を植えつけることによって、犯罪発生のリアルさや情報の必要性を住民に知らしめ、犯罪予備軍には罪を犯しにくくする効果があったらしい。なんでもフィードバックが必要ということやね。


2004年02月09日(月) J隊

大学登山部の一行が雪に閉じ込められているというニュースを心配しながら見る。やっぱり遭難しちゃいけないと思いますわ。中高年の無謀な夏山登山とはまた次元が違うだろうが、北陸地方の記録的な大雪の中、「あんなに雪が降るとは思わなかった」というコメントを聞くとどうかと思う。
救助に向かうのは地元の山岳警備隊とか、消防・警察、そしてJ隊である。最近報道で見慣れた制服姿の人々が雪山へもくもくと向かう姿がテレビ画面に映る。派遣問題で世論がゆれる中も、J隊の人たちは命がけで命を救う仕事をしている。かたや札幌では雪像を作ったり、雪祭りの警備したり、大忙しである。災害が起きたりすれば、当たり前のように彼らの出番である。
普段スーパーなんでも屋のようにJ隊の人々を*平和的*に頼っている国民が、海外派遣となるととたんに*非平和的*だとアレルギー反応を示すのは
なんなのか、と思う。雪山へ向かう隊員と海外派遣に赴く隊員。かける命の重みも救いたい命の重みも同じではないのか。J隊の人たちに無神経な言葉をぶつけているだけでなく、今この人たちが自分以外の人のために命をかけている事実を公平に認識したい。


2004年02月01日(日) もらい泣き

今日は私立中学入試の日か、と脈絡もなく思う。関東地方だけかな。なぜか受験の日は雪が多かったのだが、今年はぽかぽかしていてよかったね。しかし今年は一部プロテスタントの学校が、安息日である日曜日を避けて他の平日に入試を実施するので、勢力図が崩れるとかなんとか、という記事を読んだことがある。ま、所詮他人事ですが。
遅い朝食を済ませてあれこれやって一段落して、ふと時計を見るとハロモニ。が始まる時間だったので、この前卒業したなっちの特集をやるかも、と思い、お茶を持っていそいそとテレビの前に座る。実は隠れモー娘。ファン。
しかし、なじみのあるメンバーは次々と抜けていき、親子ほどに年の離れた新メンバーの名前と顔は一致しない。なっちが抜けて、矢口が抜けて、これで近々、辻・加護コンビが抜けたら、私も一抜けた、という感じである。
で、なっちである。6年以上前のASAYANオーディションから今までの様子を簡単にまとめた映像などが流れる。室蘭出身の15歳の女の子がみるみるアイドルとしての自覚に目覚めてきれいになり、芸能人らしくなっていく。この人の気遣いのかたまりのような不自然な明るさには常々深く感じいっていたのだが、つくづく「がんばる」という言葉がぴったりな人である。最後ステージ上で感極まって泣くシーンに思わずもらい泣きしてしまう。
一日中なんとなく機嫌が悪く、夫にも絡んでしまう。ごめんよ>夫。
夜、大河ドラマを見る。桜田門外の変を軸に、後に新撰組所縁の人々が次々と近藤勇の前に現われてくるのだが、やや中だるみの感があって無意識のうちにザッピングしてしまっていた。近藤家のホームドラマ部分になぜあそこまで時間が割かれる必要があるのかわからない。


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