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待望のちゃぶ台が届いた。 配送希望時間は土曜日の9時〜14時。さすがにその前には起きようと、休日の朝の惰眠を貪っていると、マンション入り口のチャイムが鳴った。ぉい(-"-)。時計の針はやっと8時を回ったところである。インタフォンの受話器に応答して、受話器を置いて、パジャマを脱いでそこらへんに落ちてるものを着ていると(つまり前日のカッコだわね)、再びチャイムが鳴った。あらま早いわ、と思って再度出ると、まだマンションの入り口にいて「すいません、ドア開けてください(泣)」。 ふーっ。やっと気付いて、ロック解除ボタンを押す。はんこを持って待機して、今度こそ玄関のチャイムが鳴る。名前は知っているが普段利用したことのない「動く+ing(仮名)」という宅配業者である。確か隣の家が引越しの時ここを使ってたよなー、などと思いながらボーっとしていると、「朝早くすみませんね」と言いながら伝票を差し出す業者。ほんとだよ、と思いながらはんこを押して機械的に「ごくろうさま」といって業者を見送る。寝ていたのは一目瞭然の行動である。そのままぐずぐずと布団に戻り、うだうだうだーっと起き出したのが9時すぎ。 さて、ちゃぶ台である。 朝食の支度をしている間、夫にちゃぶ台の梱包を解いて組み立てをしてもらっていると、作業を中断して「ワッシャーが入ってない」とこちらにやってくる。ワッシャーとはいかにも取りこぼしそうな部品である。とりあえず夫はこの手の組み立て製品が届くと、中身の確認をせずに始めてしまい、いつぞやも私が解体して部品も別に袋に入れておいたものを再組み立てする際に「部品が入っていない」といいはった前科があるので、初めは「またまたー」などと言っていたのだが、説明書には記載されているものの、そこらを見ても梱包材をひっくり返してみても見つからない。10時になるのを待って買った店に電話をかける。現品限りの品なので、解体+梱包の過程で見落としたのだろう。 電話をかけて「今日配送された丸テーブルを組み立てようとしたら、ワッシャーがはいっていない」という。即座に「申し訳ありません。早速確認しますので折り返しこちらからお電話します」との答え。しばらくすると、「担当者」と名乗る人から電話がかかってきた。送付状に担当者として名前がある人なので、話が早いと思って話を聞くと「テーブルの裏にあるばねは初めからセットされていまして、金具に引っ掛けるようになってるんですが」などと、全然とんちんかんな話が始まった。 「…あの、どうしてバネの話が出てくるのかわからないんですが」と話をさえぎると、「バネが入っていない、というお話ではないんですか?」と聞き返してくる。「そうじゃなくて、ワッシャーが入っていないんです」というと、「あ、そうですか。失礼しました。」というので、電話を受けた人が勘違いをしたのだと思ってそのまま話を聞いていると「それで、そのバネが…」とまたバネの話になる。夫が脇でワッシャーが何かわかってないんじゃないか?という。確かに。そこでカチッと私の中のスイッチが入り、「お手元に説明書お持ちですか?お持ちですね。そしたら向かって右側にテーブルの完成図があってその左側の一番上に、穴にネジを差し込む絵が書いてありますよね」と描写を始める。「はい、あります」というので「その、ネジと穴の間にわっかがありますよね」「はい…」「そのわっかがないんです。」というと「あー、わっかですか」と合点が行った様子。早速送ってくれるという。「郵便で構いませんよ」とことさら「小さい部品」であることを強調してみる。それにしてもワッシャーがわからんかねぇ、わしゃー合点がいかんよ。
ちゃぶ台を買った。 天板にキズがついていたので2割引。それでも充分に高いのだが、何しろ、ちゃぶ台兼コーヒーテーブル兼ダイニングテーブルとして使えてしまうスグレモノである。実を言うと脚の高さが変えられてしまうのだ。しかも5段階。1台3役。いや、5役。それにしても高いといえば高い。ところで我が家のダイニングテーブルは事務用の5本足のものを使っていて、それだと安定はいいし、脚の高さもスムーズに変えられて大変重宝しているのだが、いかんせん無機質なのである。特に足回りにいかにも「事務機器」という感は否めない。ちまたに天板の大きさが変わるエクステンションタイプや脚の高さが変わるタイプのテーブルはいくつもあるが、足回りのメカっぽい感じがどうも今ひとつだと思っていたのだ。ところが昨日見つけたのは3本足を組んだ上に天板が乗ったような形で足元もすっきりしているし、なにより5段階に高さが変わるというところが私の心をぎゅむぎゅむっとわしづかみにして離さなかった。しかも配送してもらうことになり話を聞くと、ネジを外せば脚部と天板部を離すことも可能だというではないか!おうまいぐっどねす!外した脚はなんか三脚のようにまっすぐな棒状になるらしい。いやーん。ステキ。犬も歩けば棒にあたるというが、ほとんど衝動買い、いいのかそれで。
うちのマンションは大規模住宅なので分譲価格はピンきりで、我が家はもちろん下のほうなのだが最高価格帯となると桁が一つ違う。大規模住宅だけあって竣工まで2年近くかかり、その間にマンション建設ラッシュがピークを迎えて雨後の筍のように好物件が出回った。というわけで桁の違う額を出した人々については、同じお金を出すならもっとリーズナブルで立地条件のよい物件があるだろうになぁ、と他人事ながら常々半分同情半分うふふな気分でいたのだが、入居1年を過ぎるあたりからうちのマンション内の売り物件がちらほら市井に出回るようになった。ポストにも売り広告が入っているので価格の動向はわかる。中古とはいえ1年経過ぐらいではあまり値段は下がらないもので、半ば感心つつもやっぱり手がでないや、などと思っていたのだが、昨日の折込チラシには驚かされた。最上階の最高価格帯のうちの1軒なのだが、当初販売価格に比べて3割近く安くなっている。思わず帰宅するのもそこそこに購入したときの値段表と図面集を広げてしまう。いったい何が起きたのだ。おばけでも出るのか。ほんの2ヶ月ぐらい前にそのすぐ下のフロアの物件が売りに出たときは、桁が落ちたとはいえまだまだ高値だったので、その家を買ってしまった人は後から出た物件の安さに口惜しがっているだろうなぁ、とまたまた余計なことを考えたりする。値段が下がったからといってまだまだ手が出る額ではなく、そこに住みたいと思ってるわけではないんだけどね。万一自分のとこを売りに出すことを考えると、ひゅーっと寒いものがある。
知人と食事。雨降りだったのでとある一流ホテルのロビーを突っ切っていくことにする。向こうから恰幅のよいひげを蓄えた男がベルボーイに荷物を持たせて歩いてくる。「大体、なんで自〇党のN田とかいう田舎者のためにこの俺が〇〇しなきゃならないんだっ!馬鹿っ!!」といきなりベルボーイに向かって怒鳴りつける。周囲に広がる嘲笑の眼差し。あんた何者だよ。自分が政治家より立場が上だといいたいのか、公衆の面前でベルボーイを怒鳴り散らすことで強い自分を示したいのか、田舎者と罵るっているあなたこそ、まさに一番田舎臭くて恥ずかしいお方です。そもそも田舎者ってなんだ?
友人のぱらぐちという男がいて、この連休に小型飛行機の乗客となって東京近郊の小さな飛行場から大島まで1泊旅行をしたのだそうだ。日記から伝わってくるその楽しそうな、わくわくした様子。かーっうらやましいっ!なんだか猛烈にうらやましいぞ、ぱらぐち。そんなステキな思い付きをしちゃった自分を「えらいぞ、おれ」なんていって日記の中でべた褒めしているが、ほんと、えらいぞ、ぱらぐち。 こう見えても私は島が好きである。なんか、こう、難しいこと抜きにして島というだけでお得な気分になる。海岸線は近いわ、山はあるわ、川はあるわ、街はちいさいわ。小さいところにぎゅっといろいろな要素がひしめき合っているようなところが好きだと思う。広大な草原とか、巨大な山、とか深い深い峡谷とか、それはそれでロマンなのかもしれないが、いくら広くても自力じゃ全部回りきれないし、見きれないぞ。自分の足でてくてく歩きまわれるぐらいの広さって、なんとも心曳かれるものである。
えー、あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、最近カフェがブームでそうですな。ワタクシ若い頃からオシャレな喫茶店好きではあったのですが、最近のカフェはちゃんとごはんも食べられちゃう、お酒もお茶もできるっていうのが大変便利でよろしい。いかにもいかにもオシャレ〜いまどき〜というところよりは、灯りをぐっと落としたぬるいシチュエーションで、ちんたらぽんたらするのがむしろ今風なんだそうで、大変結構なことでございます。 その手のカフェを特集した本や雑誌も目につくようになりましたね。本屋さんに行くと、「カフェのインテリア」とか「カフェのケーキ」とか、おうちでカフェ気分を味わえる本などもわりと出てたりして、ええ、2冊買いました。図書券で。 白いぼってりとした変形皿とか、麻紐とか、シフォンケーキとか、ケーキに添えられた絞り口を使わないホイップクリームとか、カプチーノとか、ラテとか。 まぁ、別にここまで家でやらなくてもいいよなぁなんて思いながらぱらぱらページをめくっていたら、これは使える!といアイディアがありましたぞ。なんとなんとカプチーノマシンとかなくてもカプチーノができちゃう。…できちゃう。っていううか要はいかに泡だった沸騰ミルクができるか、っていう話なんですけどね。 この前同僚の女性が、インスタントコーヒーのマキシムのおまけについてきたミルク泡だて器を会社に持ってきて、会社でカフェ、をやってくれたんですが、それより簡単。どうやるかというと、空の瓶詰めの容器(つまりは瓶だ)に牛乳を入れてふたをしないで電子レンジでチンして蓋してシェイクシェイク。すると当然のように牛乳の上の方に泡ができるのでそれを掬ってコーヒーに載せる、というもの。 私は面倒くさいので、そのままパーっとコーヒーの上にあけちゃいましたけど、確かにシナモンでも振れば一応はラテ、というかカプチーノ、というか泡だったカフェオレになりますことよ。 あとは部屋の明かりを消して、キャンドルの灯りでどよーんと飲めばよろしい。
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