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日曜日の朝、陽だまりの中で遅めの朝食。うまうま。 そのままノートパソコンを手元に引き寄せ立ち上げると、ケンブリッジにいたころ訪問研究員の奥様方の集まりのお世話人をしていた女性から2通メールが届いている。1通目は「今年はみんなにお手紙が送れなくてごめんなさい」で始まる時節のお便りで家族のこの1年の様子が書き綴られている。ざっと上から下までスクロールして長文で読むのが大変そうなので後回し。もう一通はは私が先日送ったクリスマスメッセージへの返事らしい。「メールありがとう」なんていう書き出しを想像して開けてみると…BT32だった。もちろん実行させずにそのまま削除削除。 しかしうまい手だよな、と改めて思う。ずっと前に送ったままほっといたメールならいぶかしんだり日本語の件名の場合は文字化けしてたりするのですぐわかるが、送って記憶にあたらしいメールだったり、時節柄「Happy Holidays!」とか「Season's Greetings!」とかありふれた件名だったらそのまま開いちゃうかもね。今年は炭疽菌騒ぎでクリスマスカードをメールに変えた人も多いだろうからこれから駆け込みE-Mailで、一般家庭のメーラーが汚染されていく予感。
木曜日に朝から職場でちょっとした騒ぎ。わが社は少人数のくせにかっこつけたがりなので、やたらと横文字の役職者がいるのだが、CFOが画面に向かいながら「COOからのメールが変じゃないか」と言い出した。それを聞いたCMOが「確かに開こうとすると開けなくて…、COOとCEOのメールが変だ」と首をかしげながらいう。再度CFOが「で、そのメールにリプライしようとするとできないし…」。「それウィルスじゃないですかっ!」と私。そこへ取引先から「おたくのCOOからのメール感染してますよ。もうあっちこっちに届いてます」との電話。開いちゃったCFO茫然。COOとCEOそれぞれ自宅からのプライベートアドレスの感染メールが次々に取引先に届いている模様。 部屋の一方でシステム部の数人が集まってがやがや。COOのメールが感染しているらしい話をすると「やっぱりね!」と納得。やっぱり今流行りのBT32らしい。慌ててウィルス情報とともにCOOとCEOからのメールは開かないようにとお触れを出す。脱力する社員。これだけセキュリティにセンシティブになって全社的に(っていっても数十人だけど)取り組んでいるさなかにCEO(しかもCIO兼任)とCOOが自宅でノーチェック、しかも取引先からのメールを未読のままほっといたわけだ。情報管理のかけらもないのだな。脱力。 朝立ち寄りだったCOOはその後何事もなかったように出社、外訪。出先から電話をよこし、「これから秋葉原行ってウイルスバスター買って、急いで家に帰ってウィルスメールを送ったであろう先に謝罪のメールを出さなきゃいけないから夕方の会議には出られない」と言ってきた。別に会議にでてこなくても困らないのでそのまま了承。ほんとに脱力することの多い今日この頃である。
あっという間に12月、で師走である。コマーシャルでW大学の吉〇教授が走っていて「師走だからだ!」なんてお馬鹿なことを言っていたが、まああの人はあの人で出演料などでエジプトに調査しに行くお金を稼いでいるんだから、まあよしとしよう。ちなみに大〇教授もマスメディアに顔を出したお金で人魂作る実験機材を買ったりしているらしい。いろいろとご苦労なことである。 というわけで12月に入ったので、スポーツクラブデビューである。うちからあるいて3〜4分というところだろうか?前住んでいた家の近くのスポーツクラブよりは規模が小さく、会費もやや安め。入会前に体験コースがあったのだが、それを割愛していきなり1年分申し込んでしまったので、館内深く足を踏み入れるのも初めてである。今日の印象ではスタッフの態度も設備も、前通っていたところに比べて2割減という感じ。プールは一応25メートルの6レーン。ジャグジーはあるがサウナはない。あとは小さいトレーニングルームがあって、フィットネススタジオはなし。まあ私としては快適に水の中でジャブジャブできればいいのであまり文句はないが、それだけなら1回500円の石川の温泉プールのほうがよかったなぁ。なんて無意味なことを考えてみたりする。 帰り道に電柱に貼ってあった張り紙を見ると、我が家と同じマンションのはるか上階にある部屋が売りにでていた。この部屋なら隣に出来たマンションの屋根越しに富士山が見えるよな〜(ため息1)。でもこの値段、手が出ねぇ…(ため息2)
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