LOVE ME

2004年01月30日(金)  逃避


お正月が過ぎて、バーゲンもひと段落して、
街は次なるイベントに衣替えをした。

バレンタイン。

今年ほど憂鬱になったことはない。

あの人はわたしからのチョコレートを期待しているかもしれない。
そしてそれは、二人が発展するきっかけになるかもしれない。
けれどわたしにはそれだけの想いが、ない。

デートを重ねて、手をつないで街を歩いて
クリスマスにはイルミネーションを見て、プレゼントをもらって。
そうなればバレンタインにはわたしがプレゼントを贈るのが当然だろう。
だけど・・・。

相手を好きだと言える自信がない。
かといって知らん顔をする勇気もない。
だからわたしは逃げるのだ、ユートピアへ。



2004年01月13日(火)  本心


ひさびさの電話。
当たり障りのない話から、一気に急転。

感情に追いついていかない言葉。
言葉では支えきれない想いが涙になってあふれ出す。
何年も抱え続けたまま、ずっと言えずにいた不安。

こんな涙を流したのはどれくらいぶりだろう。

「俺とつきあうか?」
「嫁に来るか?」

うそつき。そんなふうに思ってなんかいないくせに。

彼との結婚を考えなかったといったら嘘になる。
けれど、現実に考えられるかというと自信はない。
わたしのこの想いは何なのだろう。

わたしの気持ちを揺さぶってばかりで、彼はずるい。



2004年01月12日(月)  執着心


友達と恋人のちがいを考えた。
一生懸命考えたけど、わからなかった。

いま、わたしがいちばん近くにいてほしいのは
遠くにいるあの人なのだと思う。
ふとしたときに思わず名前を呼んでしまう。
わたしのなかにいつまでも住みつく、あの人。

デートをしたり、話をしたり、手をつないだり。
ちがう人とおたがいの気持ちを確かめあっても
結局、わたしの気持ちがあの人から離れることはない。

わたしはどうしてこんなにもあの人に執着するのだろう。

こんなわたしを誰かさらっていってほしい。
無理矢理にでも腕をつかんで引っ張っていってほしい。

日を追うごとに大きくなる未来への不安。
お願いだからわたしの気持ちを殺さないで。



2004年01月11日(日)  変わらないもの


聞きなれた低い声、いつもの車、いつもの匂い。
なにも変わらないものだってある。

わたしの髪に触れるあなたの指はとてもセクシーで
指先を見つめるまっすぐな視線はとても男らしくて
このまま眠ってしまいそうになる。

あなたのぬくもりを感じていたい。

それが恋愛感情であるかは別として
とにかくわたしはあなたという引力に逆らえない。

あなたのからだに腕をまわしたい衝動に何度もかられた。
あなたとくちびるを重ねたい衝動に何度もかられた。
あなたに悟られないように何度も何度も瞳を伏せた。

何時間も語り明かしたあの日々はもう戻ってこない。
あなたには守るべきものがある。
わたしは何を守りたいんだろう?



2004年01月03日(土)  新年


あたらしい年を迎えた。
あっというまの1年。

今年こそ恋人を見つけなくては。
そう思う反面、
どうせ今年もひとりなんだろうなぁ。
そう思う自分もいたり。

テレビを見ていて思ったこと。
いま、自分が死ぬかもしれないという状況になったとして
いちばん会いたいひと。

それは、まぎれもなくあの人だった。

自分のあまりの未練がましさに愕然とすると同時に
やっぱりな、と自分を笑いたくなった。

離れて迎える6回目のお正月。
いいかげん、前進しなきゃいけないんだろうな。


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