LOVE ME

2004年02月26日(木)  結婚


親友が結婚することになった。
時間の問題だろうと思ってはいたけれど
やっぱりその報告はわたしを興奮させずにはいられなかった。

「メールとかじゃなくて、直接伝えたかった」
という親友の言葉がとてもうれしかった。

最近わたしのまわりでは結婚ラッシュが続いている。
とてもおめでたいこと。

・・・と、頭ではわかってる。
けれど、同時にさみしさも募る。

まわりは年齢に関係なく次々と結婚をしていくのに
わたしには恋人さえもいない。
比較することなんてない、と何度も打ち消しつつも
やっぱり、ひとり置いてきぼりにされているような感覚になる。

なんだかちょっと悲しくなる。



2004年02月22日(日)  わたしのしあわせ


ひさびさに会った大学時代の友達は
自分のしあわせに対してとても貪欲だった。

わたしがかつて彼女に対して感じていた負い目は
きっとこれが原因だったのかな、と
今になってようやく少しわかった気がした。

「お前は悲劇のヒロインぶってる」
3ヶ月くらい前に知り合いから言われた言葉をたまに思い出す。

前向きな人はそれだけでパワーがある。
それはきっと生まれ持ったものなんかではなくて
その人の意識の強さが生み出すものなんだと思う。

あの日以来、悲劇のヒロインぶるのはやめにした。
そしたら毎日がちょっとずつ楽しくなってきた。
いろんなことがうまくいくような気がして、気が楽になった。

自分のことをしあわせにできるのは、自分だけだよね。



2004年02月18日(水)  寝ても醒めても


あれからずっとあなたのことを想ってばかり。

わたしにとってあなたはとても大切な人。
あなたがいるからつらいことも乗り越えられたし
あなたがいたから今のわたしがいるのだと思う。
あなたとの約束があの頃のわたしを支えるすべてだった。

だからこそ、伝えられなかった。
大切なあなたを失うのが怖くて
あなたのことが好きですと伝えることができなかった。

過去も、そして今も。

あなたがわたしをどう思っているのか
確かめるのがこわかった。

でも、もう終わりにしなくちゃ。
わたしだってしあわせになりたい。
いつまでも立ち止まってはいられない。



2004年02月16日(月)  苦痛


あのころ、あなたには恋人がいたなんて。
はじめて知った。
わたし、バカみたい。

「おまえが一生懸命だから」
あなたがわたしに会うのは、わたしの気持ちを知っているから?
ただ、それだけ?
そこにあなたの気持ちはないの?

2人で立ち寄ったお店で「奥さん」と呼ばれた。
何も言わない彼。

奥さんどころか彼女にさえ昇格できないのに。

泣きそうだった。
うれしかったけど、悲しかった。

あなたが隣りで眠っていることがとても不思議で、
そしてとても苦しかった。



2004年02月15日(日)  会いたくて


まさかあなたからの電話で目が覚めるなんて。
5ヶ月ぶりに聞く、からだじゅうにしみわたるあなたの声。

うれしくて
せつなくて
くるしくて。

抱えきれないほどの会いたい気持ちと
ほんのちょっとの会いたくない気持ち。

あなたはとってもずるいから
わたしの気持ちがあなたにあることを知っていて
わざとわたしを振りまわす。

わたしはあなたの恋人になりたいのに。

知り合ってちょうど4年。
その間、気持ちが離れたことがないというのは嘘だけど
ずっと今もあなたのことが気にかかる。



2004年02月14日(土)  Valentine's Day


日本を離れて5日。
出発の日の朝、彼はメールをくれたけれど
わたしはまだ、ただいまのメールを送れずにいる。

この5日間、たくさんの恋人同士を目にしてきた。
さみしくもあり、うらやましくもあり。

でも、その恋人たちのように
彼と寄り添って歩く自分自身を想像することができなかった。
むしろ彼ではなく、あの人の隣りで笑うことのほうが自然に思えた。
日本を発つ直前にきいたあの人の声。

わたしは彼の声に惹かれない。
あの人の声はこんなにもわたしを穏やかにさせるのに。

Valentine's Dayの今日。
彼はわたしの帰りを待ってくれていると思う。

今日がValentine's Dayであることを忘れようとしている自分がいる。



2004年02月08日(日)  電話


自分ではどうしようもできない何かがあると
あなたはわたしに電話をしてくる。
いつからだろう?

相手に答えを求めているわけではなくて
ひとりでは抱えきれなくなったものを一緒に支えてほしくなる。
もう何年も続くわたしたちの不思議な関係。

出発を明日に控えて聞いたあなたの声。
正直、準備もあって電話に出るのをためらったのだけれど
話を聞いてあげられてよかったと思う。
これであなたの負担が少しでも軽くなるのなら。

いつもとちがって、かけ直すと言って一方的に切れた電話。
最後まで話を聞いてあげられないことを申し訳ないと思いながらも
もう寝るね、のメールを送ってわたしは準備にとりかかる。

そしてあなたからのありがとうとごめんねのメール。
帰ってきたらまた連絡するからね。



2004年02月04日(水)  矛盾


わがままなわたしは
あなたからの連絡が途絶えはじめていることに
ちょっと不信感を抱き始めた。

あなたのことは好きになれないと
あれほどまでに思っていたのに。

あなたの気持ちがわたしに向くと逃げたくなって
あなたの気持ちが離れていくと悲しくなる。
なんて自分勝手。

今まで条件つきの愛情が当たり前だったわたしは
誰かに想われることに慣れていない。
だから
誰かに想ってもらえることを素直に受け入れられない。

やさしくて、思いやりがあって、決断力があって。
でも、好きになるのにはちょっと違和感のようなものがある。
どうしてなんだろう。



2004年02月01日(日)  良心の呵責


ひさびさに声をきいても
ひさびさに顔を見ても
わたしの感情には何も起きなかった。

ちょっと罪悪感。

コートのポケットに手を突っ込んだまま歩いたのは
手をつなぐことを避けたかったからかもしれない。
向かい合うよりも横並びで座りたいと思ったのは
目を見て話すことに抵抗があったからかもしれない。

駅までの帰り道、
歩きながらふとうしろから抱きすくめられても
立ち止まることはできなかった。

話を続けて歩きつづけた。
なにごともないように、なにも気づいていないように。

わたしはまだ、あなたを好きになることができない。


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