LOVE ME

2003年07月12日(土)  半透明の期待


ひさしぶりのデート。
普段よりもちょっとだけ丁寧なメイク。

あんな別れ方をしてしまったけれど、
あれからちょっと気になっていた、彼。
彼との将来を想像しなかったといったら嘘になる。

自分勝手な彼。
わたしのことなんておかまいなしの彼。
この人が恋人だったら、
わたしは振りまわされて疲れきってしまうだろう。

それでも、彼のキスが懐かしかった。

ちょっとだけ抱いていた期待は砕かれた。
誕生日おめでとう、の乾杯は驚くほどそっけなくて
「彼じゃない」ということを痛感させられた。

わたし、いつになったらちゃんと恋ができるんだろう。



2003年07月06日(日)  WINNER


おめでとう。
まさかあなたたちが優勝するとは。

表彰の瞬間、自分のことのようにうれしかったよ。
呼ばれた瞬間、鳥肌が立った。
誰にも気づかれないように、そっと喜びをかみしめた。

海の上でペナルティを要求したあなたたち。
その要求を取り下げたのは相手がわたしたちだったから?
勝負の妨げにはならないと判断したから?

・・・それとも「わたし」だったから?

わずかな期待と一滴の自惚れ。

本当はおめでとうって伝えたかった。
よかったねって伝えたかった。

でも、やっぱり遠くから見ていることしかできないんだよね。



2003年07月05日(土)  太陽と海と君


君に会うのはどれくらいぶりだろう?
ハーバーに行くたびにいつも探していた姿。

わたしのこと、おぼえてる?

海の上でもそっと君を追っていた。
追いつけるはずなんてないけれど、ずっと見ていた。
トップ集団、まぶしい太陽。

シャワーを浴びて走って行く。
あの人と、BMWと、そして、君。

新人の彼もカッコイイと思った。
けど、やっぱりわたしの意識は君に向く。
狭い車内、響く声、絶えない笑い。

もっと、君のことが知りたい。

恋の予感かどうかはわからないけど。


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