2004年12月28日(火)    良い年をお迎えください

今年も残り僅か。
年の瀬も押し迫ってきました。

夫は、今日で仕事納めです。
だからというわけではないのですが、この日記もお休みに入ります。
冬休み明けは未定。
案外早いかもしれないし、意外に長いかもしれません。

で、ここでアナウンスが2つ。

1つめ。
開店休業状態だった石鹸関係のサイト「Mokichi Cafe for Soapers」を
このたび完全クローズします。
年末年始で作業をはじめ、1月末で完全になくす予定です。
今更ですが、長らくのご愛用、本当にありがとうございました。
またいつかどこかでお会いしましょう。

2つめ。
プライベート関係のサイト、リニューアルします。
プライベート系と写真系を分ける予定。
メニューやコンテンツ、少しスッキリさせたいなと思っています。
こちらは時間がかかりそうなので、完成予定は未定です。
春までには終わらせたいな、と少し長期戦を決意。



この日記を読んでくださっている皆さんに感謝。
今年であった方々とのご縁にも感謝。
いつも変わらずお付き合い続けて下さっている友人達にも感謝。
そして、夫と息子、両親、夫の家族にも心から感謝。

素敵な言葉を見つけました。
「嬉しい時、幸せな気持ちになる時、心が救われる時、
 全てが色々な人から与えられています。
 それはときに目に見えにくい小さなことですが、
 実はとても大きな力なのだと、あらためて気づかせてくれます。
 繰り返す毎日を丁寧に、その生活に根ざした足元の感覚を忘れずに
 来年も日々を過ごしていきたいと思います。」
〜イルムスジャパンより届く【ILLUMS mail】vol.020より転載〜

皆様が新しい年を笑顔で迎えられますように心よりお祈りして。
2005年も、どうぞよろしくお願いします。



2004年12月27日(月)    忘年会

クリスマスも終わり、いよいよ年越しにむけてカウントダウン。

昨日、夫は、年末恒例の忘年会で外出。
会社に行くのと同じ時間に起きて朝7時半には出かけて行き、
深夜日付が変わってから帰宅した模様。

丸一日かけての忘年会ですが、お酒を飲むのは夕方18時から。
それまでの9〜17時は、8時間ぶっ続けで麻雀をするのだそうです。
優勝者には、ちゃんと賞品とトロフィーが用意されていて、
夜の部の飲み会で表彰されます。

もちろん夕方の飲み会から参加する人も多数。(そっちの方が多い?笑)
学生時代にアルバイトをしていた塾のメンバーとの忘年会なのですが、
かれこれ15年以上も続いているようです。
いやはや、すごい強い結びつきだなぁと感心します。

実は、我が夫、去年もこの集まりに出かけて行きました。
さすがに生後1ヶ月未満の赤子を抱えていたので、昼間の麻雀大会から
参加することは諦めてもらいましたが・・・(苦笑)



基本的に、私の場合、子供が出来たからといって、古くからの仲間との
集まりにパッタリ顔を出さなくなるスタイルは好きではありません。
だから、夫が今までと同じように忘年会に出かけたい気持ちは分かるし、
出来るだけ参加させてあげたいな、とも思います。
同時に、自分自身も、そういう場には出来るだけ顔を出したいのです。

もちろん、いつも必ず参加するというのは無理ですし、どんなに参加
したくても出来ない場合だって多々あります。
でも、お互いに調整したり工夫したりして、可能な限り参加したい。
それは子供がいない時から思っていたことで、自分が幹事役の時は、
できるだけ昼間の時間帯にセッティングしてみたりしました。
子持ちの友人達にちゃんと歩み寄れていたかどうかは分からないけれど。



で、今年の年末。
私の大学時代のゼミの仲間が忘年会をするそうなのです。
留学中のメンバー一人が一時帰国するらしく、それに合わせて。

うーん、私も夫に息子を任せ、参加してみようかなぁ。
夜のお留守番、2人でできるかしら。
当日飛び入り参加もOK!と言われたので思案中です。
久しぶりに夜の銀座に繰り出すのも、なかなか心惹かれるのですが。
銀座8丁目の新橋寄りのエリアと聞けば、懐かしさもひとしお。

でもね、ごり押ししてでも出かけて行きたい!という程でもなく、
夫の反応次第かなぁーと思って相談してみたところ、
「どうかなぁ、できるかなぁ、夜の留守番は初めてだし寝るかなぁ。」
と不安そう。

「あはは、そうだよねぇ、まだ時期尚早だよねぇ。」
と苦笑する私に、夫は続けざまに一言。
「でも、門限つきでならいいよ。行ってきなよ。」と。

あらまぁ、ビックリ。
もちろん、仮に出かけて行くとしても、少しだけ顔を出して先に抜けて
こようとは思っていたけれど。
いや、まさか、そんな終電までだなんて論外だし考えもしない。

「いいよ」なんて言われると、さてどうしたもんかと余計に思案して
しまう小心者の私。ま、息子が初めての熱を出すかもしれないし、
どうするかは当日決めようと思う。飛び入り歓迎!だそうだしね。

さて、どうなることか。




2004年12月26日(日)    8本目の歯 と 初めてのたっち

今日、息子の新しい歯が生え始めているのを発見。
ついに8本目の歯が顔を出し始めた。

息子の歯は、平均に比べて早いペースで生え始めた。
満8ヶ月の頃には、上の4本と下の2本の計6本が生え揃っていた。
同じような月齢の子で、まだ2本とかいう子が多い中で、
既に6本も生えていたから驚かれることが多かった。

でも、6本生えてからは、一向に次のが生えてこない。
雨後の筍のように、立て続けに6本も生えてしまったものだから、
なんだか気になる。
上下8本の歯が生え揃ったら、保健所で歯科健診が受けられるので、
7本目と8本目はいつかな?いつかな?なんて待ちかねていた。

肝心の7本目は、右下2本目。
満1歳を迎える頃、12月に入ってすぐに発見。
白くて米粒みたいに小さな歯が、歯茎にうっすら透けてみえた。
実家に帰省している間にニョキニョキと伸びてきて、
もう他の歯の半分くらいの高さになった。

そして8本目は、左下2本目。
今月になって歯が生え始めた途端、急によだれの量が増えた。
それまでよだれの量は落ち着いていたのに、今月は毎日スタイが
3〜4枚/日は必要なほど。日々せっせと洗濯している。



ちなみに、我が息子。
12/23に初めて一人で立った。
「もうそろそろだな」とは思っていたけれど、それは突然訪れて、
最初に目撃したのは、やはり私ではなく夫だった。(笑)

話に聞くとおり、最初は自分一人で立っているということに本人は
気づいていなかった様子。
でも、周りの私達が驚いたり褒めたり、両親の尋常でない反応で
ようやく気づいたみたい。

息子は気づいた途端、一瞬自分の足元を見てから、とても嬉しそうに
笑って、その誇らしげな笑顔を私達に向けた。
あの息子の笑顔、心に刻んで、ずっとずーっと覚えていたい。
そう思いながら、心のシャッターを切った。



2004年12月25日(土)    クリスマス会

今日は夫の実家にてクリスマス会。
夫の両親+義弟家族3人+我が家3人の、計8人で。

夕方4時から開始ということで、昼過ぎに出発。
息子と車で出かけるのは、ものすごく久しぶりだったけれど、
意外にもスムーズに眠りにつき、和やかに実家に到着。

すごいぞ、息子。
「やっぱり1歳にもなると違うのねー。成長したよねー。」
なぁんて、夫と昔の苦労を振り返る。
もっと車に乗るのに慣れて、遠くへ出かけられるようになるといいな。
来年は、箱根の方とか、三浦半島や房総半島の方とか、
ちょっと車で遠出して行ける場所に沢山出かけていきたい。
まずは春の房総半島から、かしらん。
マザー牧場とか?(笑)

夫は、クリスマス会の始まる前に今年最後の散髪へ。
あわよくば、息子の散髪も!と思って連れて行ってみたけれど、
昼寝の時間が足りなかったか、あいにく息子の機嫌が悪くて断念。
ま、来月再チャレンジするざます。
それでも駄目なら私がカットするかな、耳の辺りと襟足だけでも。



散髪を終えて夫の実家に戻ると、クリスマス会の準備が出来ていた。
今回は、義弟が全て料理を作ってくれた。
さすがプロ。どれも美味しそう。いや、実際に美味でございました。
作り方、教えてほしいくらいだわ。
盛り付けも美しく、あー弟子入りして師匠と呼びたい。(笑)

しかし、小さな子供がいると、クリスマス会も賑やかで楽しい。
今年は子供が2人になったから尚更。
4歳になった姪っ子と、1歳の我が息子。
息子は、今月は誕生日に続いて祖父から2回目のプレゼントを貰う。
義父は、孫2人のためにプレゼントを選ぶ仕事が楽しかった様子。

我が家も、姪っ子のためにプレゼントを準備。
4歳ともなると何をあげたら喜ぶのか?しかも女の子。
で、新米パパ&ママの私達が無い知恵を絞って用意したのは、
ピンクのガラスビーズのついたネックレスと、本。

ネックレスは、小樽・北一硝子のもの。
昔買ったものの結局自分では見につけなかった品物。
選んだ本は、飛び出す仕掛け絵本。
クリスマスの12日
どちらも気に入ってもらえたみたいで一安心。
でも、やはり4歳といえど女の子。
絵本よりもネックレスの方が嬉しかった様子。
飛び出す絵本は、義弟夫婦の方が楽しんで見ていました。(笑)

今年は、夫の実家で、義母の入院とか祖母の弔事とか義父の病気が
発覚したり、とにかく健康面で色々あったので、
一年の最後に賑やかで楽しいクリスマスを迎えられて良かった。
義父母は、孫達から沢山エネルギーを貰っているようでした。

来年は、楽しくて嬉しい出来事が沢山訪れますように。
どうか皆が健やかに、穏やかに過ごせますように。
メリークリスマス!



2004年12月17日(金)    満喫!

実家に帰省して早一週間。
今度の日曜には自宅に戻ります。・・・って、もう明後日ですね。

帰省して最初の3日ほど、息子はまだ新しい環境に慣れず、
私の父に抱っこされても泣いてしまう始末。
が、私がウィルスバスターと化して父のパソコンと格闘しているうちに
ようやく馴染んできたもよう。やれやれ。

というわけで、
今週は、両親の気持ちに甘え、2日ほど一人で遠出もさせてもらった。

 月曜     益子(土空間、スターネットほか)
 火曜・水曜  ゆうき図書館
 木曜     日光(金谷ホテル)

月曜と木曜は、実家の車を借りて一人でロングドライブ。
息子が生まれてから、車に乗って一人で遠出するのは初めて。
どちらの日も、カメラ片手に気ままな散歩気分。
誰かのスケジュールや行動に縛られずに、一人きままな自由時間の
なんと心地いいこと!

息子が生まれてからこれまで、数は少なくとも何度かリフレッシュの
時間を取るように心がけていたけれど、今回の帰省中に出かけたのが
一番満喫できたように思う。

母親の一人の時間については、私は特に必要なタイプだと思っている
ので、できるだけ意識的にとるようにしている。男の人にだって、
家庭第一ではなく、一人の時間が必要な人がいるように。

あと、やはり一人の時間は物理的に完全に切り離された方がいい
ってことも悟った。同じ家の中とかじゃ駄目なんだなぁ。
本当にリフレッシュしたかったら、一人で外出して息子とは完全に
離れてしまうのが一番。そして、なにか没頭できることをする。
写真を撮るとか、刺繍をするとか・・・運動でもいいかも。
とにかく頭を空っぽにして作業することが大切なのだなーと痛感。
少しでも気持ちが息子のことに向いてると、中途半端なのだ。

というわけで、外出した2日とも写真撮影に没頭。
実家に帰ってきてから、息子の写真は1枚も撮ってないのに、
一眼レフとポラで久しぶりに大量に撮影してきてしまった。(笑)

それから、実は、今回帰省したタイミングも良かったと思っている。
帰省した後で気づいたのだけど、絶妙だったかも。

というのも、世の中的には巷では忘年会シーズン真っ盛り。
去年、出産直後に夫が忘年会で帰るのが遅い日があって閉口したので、
このタイミングは双方にとって良かった。
私も1人で息子と格闘しなくていいし、彼は彼で、全く気兼ねなく
酒を飲みに出かけ、帰りに同僚とラーメン食べたりできるし。

というわけで、毎年この時期に帰省することにしようかと目論み中。
南関東での生活に慣れた身には、真冬の栃木は寒くてかなわないけれど、
12月ならば、まだ寒さも本格的ではないし。
4月、8月(盆)、12月と年に3回くらい帰省するのが、
親にとっても私にとってもベストかも!と今回思い至った次第。

そんなこんなで、かなり満喫した帰省であった。
行きたいと思っていた場所には実際に行くことができたし、
やりたいと思っていたことも殆どできた。
一年間頑張った自分への最高のご褒美となって、悔いなし!である。
さ、帰ったらまた頑張るぞ。



2004年12月16日(木)    日光へ

今日は息子を両親に預け、実家の車を拝借して一人で日光へ。

月曜の益子の時もそうでしたが、なんだかんだと準備していると
家を出るのは11時くらいになっていて段取りが悪い私。
でも、益子も日光も片道1時間〜1時間半で辿り着けたので良かった。
田舎道は、信号も交通量も少ないし、ゆったり快適。
私の住んでる街のあたりでは、こうはいかない。(しみじみ)

時間的に移動中にお昼時を迎えてしまい、昼食はPAのドトールで。
このごろはPAやSAにドトールやアンデルセン(パン屋)が入って
いたりするんですよね。ビックリ。

さて、日光に到着後は、日光金谷ホテルへ。
ホテルの中を散策して、お土産を買って、展示物を見て、
そして、やっぱり写真を撮って帰ってきました。

日光金谷ホテルは、明治6年創業のクラシックホテル。
日本のクラシックホテルといえば、他には、箱根の富士屋ホテルとか
軽井沢の万平ホテルに、奈良の奈良ホテル、など。
上高地にある帝国ホテルが作ったホテルも該当するのかしら。
どこも一度は泊まってみたい憧れのホテル。

写真を撮って、喫茶室でお茶を飲んで休憩した後は、
金谷ホテルベーカリーにて、お目当てのパンとクッキーをお土産に購入。
クッキーは、日光金谷ホテル創業130周年記念缶入り。
このクッキーの缶のデザインが、なかなか可愛いかなぁと思っている。
(ちなみに、パンもクッキーも、一部をネット通販で扱っている。)

実は、クッキーの缶の使い道は、もう既に決めてあって(笑)、
おそらく手芸関係の仕掛品をしまう収納箱として活躍する予定。
息子が生まれてから、手芸道具の収納には気を遣っている。
間違って針を口に入れたりしたら大変だもの。



金谷ホテルを後にして、帰宅前にもう一軒。
父に頼まれて、金谷ホテルに程近い「ひしや」で羊羹を購入。
「日光祢りようかん」という名前の羊羹。1,500円也。

このお店では一種類の羊羹を、全て手づくりで作り上げている。
1日1釜分のみの発売のため、ハイシーズンには1人1本しか売って
もらえず、それでも午前中で売り切れることもあるという話。
今日も1本だけかなぁと思いつつ、念のためお聞きしてみると、
「もうさすがに12月でお客様も少ないので、そういう時は大丈夫」
と言われ、自宅用にも1本購入。

この羊羹、早めに食べれば柔らかくて瑞々しいのだけれど、
自宅で口にする頃には、日にちが経ってしまっているので、きっと
身も引き締まり、周りには糖分が白く浮き出ていることだろう。
それはそれで、また美味しいので楽しみだな。



店を出る前に、駄目もとで店内の写真を撮らせてもらえるかどうか
尋ねてみると、笑顔で「いいですよ」と快諾。
お言葉に甘え、主にポラロイドで数枚撮影し店を出た。

いつも写真を撮っていいかどうか尋ねる時はドキドキしてしまう。
駄目って言われるんじゃないかなーと思って。

個人的に、相手に聞かずに盗み撮りみたいに写真を撮るのは嫌い。
なんでもかんでも撮りたいから撮るっていうのではなく、
相手に聞けないくらいなら、撮らずに目に焼き付けて帰ろうと思う。
それが私なりのルール。

でもね、東京のお店の人より田舎のお店の人の方が、たとえ答えが
Noであっても、受け答えが笑顔で柔らかく、そして優しい。
「駄目です」の一言ではなく、その前に「ごめんなさいね」という
クッションが入るから、強く拒絶される感じがしない。
といっても、まだ写真を撮ることを断られたことはないのだけど。

そういう寛容で包容力のある点が、田舎の魅力だと思う。
なんでもかんでもキッチリカッチリしている東京は、魅力的なものや
店が沢山あって、お洒落で素敵かもしれない。
けれど、その反面、なんだか窮屈で緊張してしまい居心地が悪い。

なんだか頑張りすぎている感じがするのかな。
常に新しいものや流行を追いかけていかないと、どんどん取り残されて
しまうようなプレッシャーを感じる時が、たまにある。
そんなようなこと、帰省途中に駅の売店で買った「ゆっくりAERA」の
巻頭の、よしもとばななさんのエッセイにも書かれていて共感した。

帰省したり旅行したりして、田舎の人と話すと私はホッとする。
肩の力が抜けて、息がラクになり、安心する。楽しい。
やっぱり私は田舎育ちなんだなぁ。
都会への憧れを胸に秘めた田舎娘のまんまの自分を認識する。

憧れは、自分が持ってないものに対して生まれる感情。
でも、ただ憧れを追いかけても幸せにはなれない。
それは自分自身ではないのだから。
自分とは違うものに心底憧れつつも、それに引きずられるのではなく、
まっすぐに自分自身を見つめ、自分らしく生きていきたい。

ちなみに、「ゆっくりAERA」。
「また似たようなジャンルの雑誌か」と思いつつも、
よしもとばななさんのエッセイと、有山達也の記事に与論島の記事、
それと伊藤まさこ・渡辺有子さんの「見て楽しい 食べておいしい」の
写真を長嶺さんが撮っているとのことで買ってしまった。

でも、意外にも私にはしっくりきた雑誌で、実は気に入っている。
巻末の編集後記にあったように、ターゲットが主婦や女性だけではない
からかもしれない。スタンスがゆるゆるすぎず、私には丁度いい。



のんびりしていたら、辺りはだんだんと暮れ始めていた。
日光からの帰り道は、日暮れ時と重なり、夕焼けとの追いかけっこ。

西の日光を背に、東向きに走る。
高速道路の上空は、思いがけず開放的で空が広い。

ミラー越しにみた西の空は黄金色に輝き、
進行方向の東の空にある雲は、夕陽に照らされてなんとも美しい
ミルキーピンクに染まっていく。
雲のない部分の空は、ツーンと泣けてきそうなくらい澄んだ青。

あぁ、今この風景を切り取って写真に収めたいなぁ。
そう思いながら、さすがに高速道路の路肩に車を停めるのは躊躇われて、
ボーっと空を眺めながら代わりにココロのシャッターを切りました。

今日のような、晩秋から初冬にかけての夕暮れ時が好きです。
切ないような、泣きたくなるような暮れ時。
昔大好きだった葉祥明氏の絵のようでもあり、
金八先生のテーマ曲のようでもある。

日が落ちて、いっそう青みの増した澄んだ空に白い三日月が。
たまたま立ち寄ったPAの駐車場で、その光景をネガフィルムを入れた
一眼レフカメラで撮りました。うまく撮れているといいのだけど。



2004年12月15日(水)    ゆうき図書館へ

昨日は父がゴルフ仲間と帰国後初のゴルフコンペ。
母と私は特に用事もないので、午前中に ゆうき図書館 へ。

帰省したら一度足を運んでみたいと思っていた、その図書館は、
実際に行ってみたら、我が家から車で15分ほど。
思っていたより近くてビックリ。
なんだ、私が自分の最寄の図書館に出向くよりも近いじゃないの。

この図書館、今年できたばかりの市立図書館なのだけど、
建物も設備も素晴らしくて、なーんと貸出用バックまである。
ちなみに、貸出用バックを製作したのは、みつばちトートさん。
先月号だったかの「LEE」で、その貸出用バックのことが大橋歩さんの
連載記事で紹介されていた。

HPを見ると、市内在住者でなくとも本を借りることが出来るとのこと。
それならば、と行ってみることにしたのだ。
なにせ、我が実家は家族揃っての本好き。父も、母も、妹も。
市内の図書館もよく利用しているみたいだが、こんな新しくて
素敵な図書館が近くに出来たのなら、ぜひ行ってみるべき!と
母と息子を連れて散歩気分で出かけていった。

場所は、結城駅のすぐ駅前。迷いようがない。
地下駐車場に車を停めて、図書館への入り口を見つけた時から、
一目見て私はこの図書館が気に入ってしまった。
そして、中に入ってさらに衝撃。

 すごい、すてき、ここの空間、私は大好き。

まさに一目ぼれ。筆舌に尽くしがたいほど気に入ってしまった。
あぁ、こんな図書館が我が家の近くにもあればいいのに。
どうして、こういう図書館が東京にはないのか。
誠に残念である。

個人的に、今の私が気に入ったのは1階部分。
児童用の開架スペースがいい。明るくて見通しがよくて。
すぐそばにはキッズスペースもあって、靴を脱いで遊ぶことが可能。
そこには滑り台なんかもあって、今の息子にピッタリ。
なんと奥には子供用トイレ(ドアなしで開放的。笑)と授乳室まで。
そのトイレと授乳室の扉の色なんかもいいのだ。
あんまり日本の建築物では見かけない色合い。北欧風?

建物の中では、常に空気が循環している感じで呼吸も楽。
かすかに木の匂いもして、とてもリラックスすることができる。
デパートなどの大きな建物が苦手な息子も、ここではやはりご機嫌。
地元の小さな子供に混じって、楽しく遊んでいた。

図書館に着いてからは、母と交代でキッズスペースで遊ぶ息子をみて、
交代で図書館の中を散策。探検しているみたいで楽しかった。
利用者登録して本を借り、貸出用バックもしっかりゲット。(笑)
母は「妹が旅行から帰ったら早速教えてあげるんだ」と楽しそう。
我が家御用達の図書館となること間違いなし。

しかも、息子がすっかり気に入った様子で、帰宅後すぐに昼寝を
始めたので、「やはり思い切り体を動かすことが大事!」と
今日は父と一緒に出かけていった。2日連続である。(苦笑)

父が図書館の中を一通り見終えた後、少しだけ息子の相手をしてくれ、
私は今日は少しだけ写真を撮ってみた。
ポラロイドで、ほんの少しだけガーリーを意識して。
なかなかいい感じで撮れたと思ってるんだけど、さぁどうでしょう。
自宅に戻ったらスキャンしてみたい。



久々に写真をup。
といっても携帯photo(30万画素)なので見難いのですが・・・。


12/14(火)撮影

パンチの効いた赤い扉に、まずノックアウト。(笑)

 
キッズスペースで、他の子供達と楽しそうに遊ぶ我が息子。


12/15(水)撮影

今日は息子一人。ポツン・・・(残念だったね)

  
キッズスペースの奥(一角)にある子供用トイレと授乳室の扉。
鮮やかな配色は、ただ鮮やかなだけでなく計算されたもの。
見てるだけで、なんだか元気になれる色合い。

 
ジャ〜ン!これが、みつばちトートさん製作の貸出用バック。
紫がかったグレーで、ロゴ入り。
この色を使ったのはなぜかしら。結城紬と関係あるのかな?


こちらでは、消火栓もスケルトン。
撮り忘れたけれど、エレベーターのボタンもスケルトン。

建物自体がガラス張りのようで明るい。
こんなに明るい気配のする図書館を見たのは初めて。
図書館は閉鎖的かつ密室で暗く、空気はひんやりと冷たく淀んでいる、
というような従来のイメージを大胆に払拭している気がする。
オーソドックスな図書館も嫌いではないけれど、明るく開放的な
図書館の方が通うのが楽しそうだな。



2004年12月11日(土)    満身創痍のパソコンと格闘@実家

帰省早々、予想外の展開で少々疲れ気味。
「息子の相手を両親に任せて、暫し育児の骨休み〜♪」という当初の
目論見は外れて、父のパソコンと格闘中。

というのも、同居中の妹は現在イギリス旅行中。
帰国した父のパソコンと私の持参したパソコン、計2台を
実家の光回線(Bフレッツ)に接続しようということになり。

まずは、旅行中の妹のvodafoneにメールして、Bフレッツの設定用の
資料の在り処を聞き出し、どうにかこうにかセッティング。
これはまぁ、文明の利器のお陰でスムーズに進行。
海外にいる妹と、電話はおろか、リアルタイムに写メールまで出来て
しまう現実に感動しつつ。

しかし、その後は予想外のトラブルに進展。
Bフレッツのセッティングをしていたら、父のパソコンがウィルスに
感染しているのを発見してしまったのだった・・・(汗)

該当のウィルスを、2日がかりで原因解明→解決方法調査→駆除。
その間に、父にデータのバックアップをCD−Rに取ってもらって。
同時に、OS(WinXP)とウィルスソフト(ノートン)を速やかに
最新版にupdateして、どうにかパソコン復活。
ぎりぎりセーフ?で事なきを得た。

大事になったのは、今回3つのワームウィルスに感染していたから。
NETSKY、Sasser、SPYBOT。
特に2つめのSasserの駆除に四苦八苦。
Netに接続すると、60秒間のタイムアウトでシャットダウンされて
しまうのだった。これには参った。

で、最終的には駆除ツールなどを私のPCでダウンロード。
それを、CFカード経由で父のPCに移して実行。
しかも、私のPCで駆除方法などの段取りを確認しながら。
3つのウィルスの駆除も、ノートンのウィルス定義ファイルも、
WinXPのセキュリティホールのパッチも、全てこの方法で実施した。

「いやー、重たいのを担いで帰ってよかった、私のノートPC。」
まさに不幸中の幸いなのだった。
あと、実家がBフレッツにしてあってよかった。
数々のファイルのダウンロードにも大して時間がかからなかったし。
この点では旅行中の妹に感謝感謝なのだった。

そんなこんなで、帰省早々にウィルスバスターと化した私。
土曜の夜に、ようやくその使命から解放され、おそらく日曜からは
本来の目論見どおりの生活が送れるはず。。。?!

しかーし、父からの要望は、あと他に2つ。
 ・年賀状印刷用にプリンターのセッティングをしてほしい
 ・ブロードバンドルーターを買ってきてセッティングしてほしい
いつもは旅行中の妹が対応していると思われる作業だけれど、
チュニジア→イギリス一人旅中の妹が帰国するのはまだまだ先なので、
ピンチヒッターとして姉が頑張ることとなるのでしょう。(笑)

以上のような状況ゆえ、メールのお返事、滞ってます。
日曜あたりから徐々にお返事しますね。
今しばらくお待ち下さい。(ほんと、ごめんなさい。特にY子さん)



2004年12月09日(木)    帰省

今週の月曜に実父がチュニジアより完全帰国。
息子の満一歳の誕生祝いも終わったので、実家に帰省することに。
年末年始は自宅で家族3人でノンビリと過ごすつもりなので、
本日これから準備して、一足早い里帰りをいたします。

しかし、乳幼児連れての里帰りは、とかく荷物が多くなりがち。
今回は電車での帰省にしたので、大きな荷物は昨日午前中に発送。
子供が出来てからは、荷物を送る時には郵便局の人に集荷に来てもらう
のですが、つくづくありがたいサービスだなと思います。
今回は大きな荷物が2つ。
こんなの、自分一人では局まで持っていけません。

主だった荷物は一足先に送り出してしまったので、
これからパソコンなど最低限のものだけ荷造りする予定です。
本当はカート付きの旅行鞄にしたいところですが、
子供のベビーカーもあるから2つも引っ張って歩くのは無理かなー。
仕方がない、大きめのディパックでも担いでいくか・・・。
せっかく早起きしたのに、どの鞄に荷物をつめるか、まずはそこから
つまづいています。(苦笑) はてさて、無事に帰れるのか。

移動には、電車+新幹線を考えていますが、最大の難関は川崎駅。
我が最寄り駅にエレベーターが出来上がった今となっては、
あれだけ大きなターミナル駅にエレベーターがないのが辛いところ。
川崎駅を迂回して(エレベーターのある駅だけ通って)東京駅まで
移動する経路を頭の中で模索してみたけれど、これといって
良いルートが見つからなかった。残念。

ま、仕方ないので、息子を抱っこして、担いで降りることにします。
母は強し。。。




各種メールを送って下さった方々へ
 どうもありがとうございます。
 今週は帰省にむけての準備でバタバタと忙しく、
 返信がすっかり滞ってます。<言い訳
 帰省してから、ゆっくりお返事させていただこうと思いますので、
 今しばらくお待ちください。



2004年12月03日(金)    祝・満1歳!

今日で息子は満1歳。
一年前の今日、夕方17時46分、我が家の息子はこの世に誕生しました。

特に催促したわけでもないのに、本日の夫は自ら有給休暇を取得。
明日は夫の両親を招いて息子の誕生祝をするので、
部屋の片付けをしたり、洗濯や布団干しをしたり、買い物に出たり、
いつもと同じように過ごして終わりました。

メインイベントとしてのお祝いは明日だけれど、夕食後、
小さなショートケーキに1本だけ赤い蝋燭を立てて祝いました。
あれからもう一年が経ってしまったんだなー。

なんだか信じられない気持ちですが、とにもかくにも、
「息子よ、私たちのところに生まれてきてくれて、本当にありがとう!」

ただただ、そんな気持ちで一杯で、夕方の息子が生まれた時間に
夫と2人で息子をギューッと抱っこ。
そして、息子のほっぺに沢山のキスをしました。

なんだか訳が分からないけど、でも嬉しそうに笑う息子。
結局、生まれてこのかた一度も発熱することなく1歳になりました。
どうか、これからまた一年、健やかに成長していきますように。

ちなみに。
息子は未だ自分の足だけでは立つことも出来ないし、歩けません。
でも、きっともうじき歩き始めます。もうじき。
実は、私はまだ見てないのですが、夫は既に2度ほど目撃したらしい
のです。息子が一瞬だけ、無意識のうちに、つかまっていたものから
手を離して一人で立っていたのを。



メールやお手紙などでお祝いの言葉を下さった方々。
ありがとうございました!
お気遣いいただいて、本当に嬉しいです。

中でも、午前中に届いたクロネコの宅急便にはビックリ。
大学テニス部の先輩(OG)から、お祝いの品をいただきました。
全く予想していなかった方からで、ものすごくサプライズド!

ちなみに、その方、私よりも15歳以上年上の方です。
ゆえに、学生時代を一緒に過ごした近しい年代の方ではありません。
ここ数年、OB・OG組織の活動の中でお世話になっている方。
独身で、外資系のお仕事の第一線で活躍されている方です。
私の憧れる【年上の格好いい女性】のお一人。

この一年、倶楽部の活動には殆ど参加できなかったのに、気にかけて
くださったことがなにより嬉しくて、心がほわーと温かくなりました。
折りしも、来年1月のOG会の知らせが届いたばかり。
先輩にお会いしたい気持ちが、俄然高まってしまいました。
もしかして、それが狙いかな?(笑)
なんとか調整して、ぜひ参加したいと思っています。



2004年12月02日(木)    青山へ、一人でのお出かけ

今日は、一人で南青山方面へお出かけ。
午前中に実家から母が来てくれて、息子を預かってもらって。

来週には息子と一緒に実家に帰省するのですが、
先月末から実家で母と同居している妹がチュニジア&ヨーロッパへと
旅立ってしまい、一人でつまらない様子だったので。
「孫に会いたい」という母の気持ちに甘えさせてもらいました。

先月、息子を夫に預けて単発の写真講座を受けに行った際、
往復の時間も含めて5時間ほど離れてても泣かずに平気だったので、
今日も5時間を目途に出掛けることに。

しかし、10時には出掛けるはずが家を出たのは結局11時過ぎ。
何時までに行かねばならない約束があったわけでもないので、
ノンビリ準備をしていたのもありますが、加えて最寄のJRが
朝の事故で電車が止まっていたらしく・・・
(余談ですが、夫は電車が止まっていたので会社に遅刻することが
 確定した時点で、半休を取って家に戻ってきました。苦笑)
最初から1時間ロスしてしまいました。

とはいえ、本日の最大のお目当ての場所には5分遅れで到着。
手芸家・下田直子さんのバックの個展に行ってきました。
今日から9日まで、青山の DEE'S HALL で開催されています。



下田直子さんの個展は、2001年以来、実に3年ぶり。
前回の個展を見逃していたので、今回の個展は首を長〜くして3年ほど
待ち続けていました。念願かなって実物を見に行けて感慨もひとしお。

しかし、オープンしたばかりの会場は、さながらバーゲン会場の様相。
今回は、過去の下田さんの著書に掲載されたバックの販売があったため。
すごい熱気の中、沢山の妙齢の女性が次々とバックを手に取り、
瞬く間にお買い上げになっていかれました。その結果、1時間以内に
会場内に展示されている作品のほぼ98%は完売した模様。

かくいう私は、バックを買うのが目当てだったわけではないので、
「おー、これが噂の!!」と、他人事のように会場内の人を暫し見学。
どんな人がどんなバックを買っていかれるのか・・・
そんなヒューマンウォッチングも楽しかったです。
あまりの熱気に、なんだか自分まで「買わないと損!」みたいな、
バーゲン会場独特の雰囲気に飲まれそうになりましたが。(笑)

そんなこんなで、会場に早く辿りつけたものの、おちおちゆっくりと
作品を拝見することもできない。
仕方がないので、ほとぼりが冷めるまで、発売されたばかりの本に
掲載されている作品を展示したスペースで、じっくりと鑑賞。
そのスペースの作品は非売品だったので、見ている人が少なくて
心行くまで見ることが出来ました。



実物を見て、下田さんの作品の世界にノックアウト!!
単純なステッチの組合せで、あんなに素敵な世界が表現できるなんて!

Daily Journel@M403



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2004年12月31日(金)    寝ても覚めても、本が好き

いよいよ大晦日。今年も残り僅かとなりました。

この年末、久々に読書を楽しむ時間を持ちました。
というのも、この冬休み、はじめて家族3人で和室で寝たのです。
いつもより早寝をして、20時台には家族全員が夢の中。

翌朝、夫も息子も眠りから覚めない早朝に起きて、
暖かい暖房に暖かいお茶を飲みつつページをめくる私。
一人の静かな時間に、好きな本を読むという贅沢。
幸せだなぁ。

ちなみに、眺めていた本は、手芸関係の本ばかり。(苦笑)
 
 「ビーズで飾る和裂の小もの―どこか懐かしいバッグとかんたんウェア」
  大西淳子/日本ヴォーグ社
 「クロスステッチフォークロア―DMC Museum collection」
 「クロスステッチノスタルジア―DMC Museum collection」
  以上2冊とも、雄鶏社

他にも、図書館で借りるor買って読みたいと思っている本がいくつか。

 「色いろボーダー―デンマークのクロスステッチ」
  ヴィベケ・オルリス, 山梨 幹子/文化出版局
 「イニシャル&モノグラムの刺繍―ヨーロッパ〈文字の手仕事〉」
  ユキ・パリス (著)/文化出版局

振り返ると、2004年は、まさしく手芸ブームだったのですねぇ。
おかげで、欲しい本・読みたい本が沢山!
ほんと、贅沢で幸せな悩みです。



今年は、子供が出来たことで色々と制約を受ける生活だったけれど、
だからこそ時間のやりくりを工夫したりするようになった。
子育てをするようになって、完璧ではないけれど、家事の効率は
格段に向上したと思う。我ながら良くやった。頑張った。

元来宵っ張りの私が、こんな風に早朝に起きて静かな時間を楽しむ
ことができるようになったのは、子を授かったからこそ。
時間がないからこそ工夫もするし、やりたいことも厳選する。
有り余るほどの時間を持っていたら、もっと時間を浪費していたし、
余計なことにまで手を出して散漫な生活になる。
実際、昨年までの私はそうだったな〜と思うのだ。

そういう意味で、今年は時間の使い方の勉強となった一年でした。
来年は、もっともっと上手に時間を使っていきたい。
課題は、隙間時間の有効利用。
ほどほどのペースで、上手に活用できたらいいなと思っている。

だって、毎日30分刺繍をする時間がとれれば、1ヶ月で計15時間!
1つや2つ、作品を仕上げることだって出来るはずだから。



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4579110323下田直子の刺繍図案
下田 直子
文化出版局 2004-12

by G-Tools


特に表紙の写真にもなっている作品。
無地の布に、チェーンステッチで沢山の丸を刺しただけなのですが、
形といい、色合いといい、その連なり方といい、何とも言えない。
なにも目新しいステッチや奇抜な手法を用いているわけではないのに
すごく新鮮なのは何故だろう。これが下田直子ワールド。。。

写真だとよく分からないけれど、実物を間近まで目を近づけて見ると
そのステッチの重なり方にも非常に気が配られていてビックリ。
どの円にも、他の円の下と上を通った箇所があるのです。
つまり、一番最初に刺し始めた円は、普通なら一番下になってしまって
他の円との重なりは全て下側になると思うのですが、それがない。
それって、隣どおしの複数の円のステッチを同時進行させて刺さないと
出来ないんじゃないかと思うのです。実は結構手が込んでいる。
他にも、フレンチノット+αの単純なフランス刺繍のステッチを使って、
紺地の布に江戸小紋の模様を表現した作品も素晴らしかった。

刺繍図案というくらいなので、作品に仕立てられたものは少ない中、
赤い革の取っ手のバックが私の心をググーッと鷲づかみ。
あの会場内で1つだけ好きなものを選んで買うことが出来るなら、
私はあの赤い取っ手のバックが良かった。
下田さんのサイトでは、著書に掲載された作品(一部)の材料などを
通販している。もし、そこでこのバックの材料が販売されたら、
きっと買ってしまうだろうな。(苦笑)

さて、予想していたこととはいえ、下田作品に完全にノックアウトされ、
山積みになって販売されていた新刊を迷わず購入した私。
それと、バック用の取っ手で珍しいタイプを幾つか、お買い上げ。
下田作品を作り上げるのは至難の業だけど、いつか挑戦してみたい。



購入後、会場にいらしたご本人にサインをお願いしました。
実は、作品を生で見ることと、ご本人にお会いして新刊にサインして
いただくのが今回のお目当てでした。いやー、もうファンなので。(笑)

もちろん、快くサインしてくださいました。う・・・嬉しい。
ハスキーで落ち着いた感じの下田直子さんの声、カッコ良かった。
今も頭の中で、あの声のトーンが響いています。
私も、ああいう声色がいいなぁ。

オープンから1時間ほど経った頃、ようやっと会場内が落ち着きを
取り戻してきたので、過去の作品もゆっくり拝見しました。

嬉しかったのは、実物を手に取って触れて見ることが出来たこと。
売約済みのバックの値札には赤くて丸いシールが貼ってあって、
「いいなぁ」と思った殆どのバックには赤いシールが付いていたけど、
買えないと分かってはいても、手に持った姿を、そばにあった姿見で
見るのだけでも、すごくすごーく楽しかった。
いつも本の写真でしか見たことのなかった沢山の憧れのバックが、
今は自分の目の前に3次元の姿で登場して、実際に自分が持つと
どんな感じになるのかが見られるなんて!
人の少なくなった会場で、束の間の一人ファッションショー(笑)をして
もうそれだけで心が嬉しい気持ちで一杯になって会場を出ました。

下田さんにお聞きしたいこと、沢山あったけれど、聞けなかった。
でも、作品から感じたことが沢山!
やはり生で見て、できれば実際に触れることって大事ですね。
あー、もう幸せ!



DEE'S HALL を出た後、かなり遅めのランチを。
たまたま近くを通りがかって見つけた「DES PRES CAFE」で。
心も体も満たされてお店を出ると、もう15時過ぎ。
少しだけ迷ったけれど、そのまま表参道の駅に向かい、途中で少しだけ
街の写真を撮って、電車に乗って帰途につきました。

本当は、せっかく青山まで出て来たんだし、滅多に出て来れないし、
あっちもこっちも行きたい所は沢山あったのですが。(笑)

時間が限られているから仕方がないという気持ちより、
下田直子さんの個展で予想以上にすっかり満足してしまい、
心がお腹一杯になってしまった気分。
「この幸せな気分のまま家に帰りたい」と思ってしまったのでした。
なんというか、欲張って他にも寄り道をしてしまったりなんかしたら、
この嬉しくて楽しくて暖かい気持ちがかき消されてしまいそうで。

帰りの電車の中では、買ったばかりの本を眺めてしまいました。
帰ってきてからも、手にとって眺めています。
また大好きな本が1冊増えました。
この本は、きっとどんなに本を整理して捨てていったとしても、
最後の方まで残るでしょう。私にとって、そんな一冊です。



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2004年12月01日(水)    12月です!

ついに師走に突入ですね。

私にとって激動の一年が、もうすぐ終わるのかと思うと感慨深いです。
息子も明後日には満一歳。
いやはや、信じられません。
もう、あの出産した日から1年が経ってしまうんだなー。

この一年、「とりあえず、この子が1歳になるまでは頑張ろう!」
と思ってやってきた部分もあるのですが、
「やっと1歳だ!」という気持ちと
「もう1歳になるの?!」という気持ちが半々です。

正直なところ
「1歳になったら、もっとずっと手が離れているのかと思っていた
のに、実際はそうでもないなー。」というのが率直な感想でしょうか。
我が息子の場合は、特に離乳食。
10月の弔事の際にリズムが狂ってしまったのもあるけれど、
いまだにお米は粥状です。だいぶ硬めのお粥になってきましたが。

しかも、パサパサしたものは嫌いみたいで、パンは受け付けず。
でも、それも出掛けた時に不便だなーと思い、今更ながらパン粥から
練習してもらってます。パンよりは麺の方が食べてくれるかな。
でも、パンを食べ始めてから首周りに小さな湿疹がプツプツと出る
ようになりました。もしや小麦粉アレルギー?

息子が1歳になったら、まずインフルエンザの予防接種を受けようと
最寄の病院の先生と決めたのですが、その前にアレルギーの検査を
してもらった方がいいかもしれないなー。
卵ボウロを食べても湿疹とか出ないので、卵アレルギーは大丈夫かと
思っているのだけれど、こればっかりは分からないし。



そんな中、帰宅した夫から朗報が!
最寄り駅で工事中だったエレベーター、もう出来上がって今日から
動いていたそうです。(エスカレーターは、まだ工事中ですが)

やったーーー!!!

どうやら夫は早速乗ってみたらしい。(笑)
私にとっては、まさにナイスタイミングでした。
ちょうど来週の月曜日は、古裂のレッスンの方々の忘年会に誘われて
青葉台まで息子同伴で出掛ける予定が入ったところだったので。
う、帰りの下り階段の心配をしなくていいなんて、嬉しいなぁ。
これから図書館にも行きやすくなるし。
私にとっては、息子が1歳を迎えるにあたって、この駅のエレベーターが
最大のご褒美かもしれません。神様ありがとう。



今月は、なんだかんだと予定が入っていて、忙しい月になりそうです。

今週末は、夫の両親を迎え自宅にて息子の誕生会。
来週前半で、息子の予防接種+皮膚科受診。
そして、週後半からは10日ほど実家に帰省します。

その前に、親戚など一部の方にのみ喪中葉書を投函。
友人関係にはお知らせをせず、年明けに寒中見舞い葉書を出します。
(↑上記のような状況ゆえ、いつも年賀状をいただいている皆様、
  我が家には例年どおり送っていただいて結構です。
  心苦しくも、お返しはお年玉付き年賀葉書では送れませんが。)

実家から戻るのはクリスマス目前。
まずは、息子の麻疹(はしか)の予防接種。
クリスマスと5周年の結婚記念日をお祝いしてから、年末は大掃除。
年始は家族3人でノンビリ自宅で過ごしながら、年賀状ならぬ
寒中見舞い葉書の作成+印刷+宛名書き。
松の内が過ぎたら投函して、我が家の年越しは終わりです。

うーん、慌しくなってきました。まさに年の瀬。
こんな中、風邪だけは引かないように用心せねば。
皆様も、体調にはお気をつけくださいね。

※上記のような状況ゆえ、日記+サイトの更新は来週から1ヶ月ほど
 お休みし、冬眠させていただこうと思います。
 また改めて告知しますが、よろしくお願いします。



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