2001年07月22日(日)    扇風機

今日、意を決して(←大袈裟・笑)、ボーナスで扇風機を買うことにした。

そう、実は我が家には扇風機が無かった。(;^_^A ただ何となく、置き場所に
多大なスペースを取るような気がしていて、買う気にならなかったのだが・・・
この"夜になると風が出てくれる日々"も、そう長くは続かないような気がして、
さすがに買おうかなぁということになったのだ。

とにかく二人で意見が一致したのは、「健やかに&速やかに安眠に突入するため
には風は必要不可欠!」
ということだろうか。いくら氷枕で頭を冷やしてみても、
風が全く無い日というのは体の熱が放熱されなくて寝苦しい。

そういうわけで、夕飯の買出しのついでに近所の大型量販店に物色しに行った。
最初に店頭で目に付いたのは、\1,980のチラシ広告のもの。
「へ?! 扇風機って、今、こんなに安いの〜?!」という新鮮な驚き。

他にも、1万円以上するような扇風機などを物色するが、結局、2番目に安くて、
聞いたことのないメーカーの\2,980のものに落ち着いた。
最低限欲しかった機能は、タイマー機能リズム送風(風が強くなったり弱く
なったりを繰り返す"ゆらぎ"の風)の2つくらいだったので。でも、こんなに安い
機種なのに、リモコン付きなんだよねぇ。いやはや・・・。

家に戻ってから、Kin・chanが喜びながら扇風機を組み立ててくれた。
うひゃ〜、本体が軽くて移動させるのも楽だし、羽の音も静か〜。少し感動。
もう2人とも、すっかりご満悦。(笑) だって、2人とも扇風機って実家でしか
使ったことがなかったし、当然自分で買うのも初めてだったから。(^_^;

風呂上りにリビングで扇風機にあたっているKin・chanは、とっても涼しそうで
とっても嬉しそう。何だか、それを見てる私までニコニコしてしまう。(笑)

  私 「よく今まで、風呂上りに扇風機なしで大丈夫だったよねー!」
  彼 「ほんとだねぇ。なんか、信じられないねぇ。」


夜、寝室の和室の足元に扇風機を移動させ、寝る時の風の強さとかタイマーとかを
設定する。私がお風呂に入る前に、扇風機の首振り機能を止めて、横になっている
Kin・chanにだけ風があたるようにしておいた・・ら・・・・・
風呂上りに布団に戻ると、彼は既に夢の中だった。(笑)

う〜ん、予想通り。これぞ、まさに扇風機を買った甲斐があるというもの。
ささやかな金額での買い物なのに、必要とされていた物だけに喜びはひとしお。
物を買う喜びは金額じゃぁないんだよねぇ。

それはさておき、この扇風機のリズム送風、最高に気持ちいいっす〜。
まるで夜の浜辺に居るみたい。風が吹いては止まり、また吹く。それが心地よい。


2001年07月21日(土)    一足早いプレゼント

今日は、昼にKin・chanと一緒にテニススクールで1時間半ほどテニス。
真っ昼間の灼熱地獄のオムニコートは、下からの照り返しもキツくて暑かった!

その後、お昼を食べてから、そのまま車で渋谷のテニスshopまで移動。
先日のバイト帰りに、shopに寄って借りていった試打用のラケットを返却しに。

で、一足早く、誕生日プレゼントとしてラケットを買ってもらっちゃった〜ぃ♪
あ、でも、プレゼントには高すぎるので差額を後で返すんだけど。(笑)

試打用に借りた割と新しめの型のラケットにするか、はたまた今までと同じ定番
のものにするか、お店でも散々悩んだけれど、結局今までと同じものにした。

だってね、車やパソコンと同じように、ラケットも年数が経つにつれて新旧の
入れ代わりがあったりして、10年前に店頭で陳列されていたラケットで、今でも
変わらずに売られているものは本当に少ない。

結局、良いものは認められて定番として生き残るわけだから、デザインなんかが
古臭いと言われようとも、これからも末永く愛用していくことにしたわけ。
ただ、ピーク時よりも筋力や体力は落ちているのは否めず、少し扱いやすくて
パワーの出るラケットに後ろ髪を引かれたのも事実だけど。(笑)

ここで、既にラケットを1本持っているのに、何故に新しいものが要るの?と
思う人も居ると思う。けど、ラケットに張ってあるガットって、頻繁に使ってる
場合はすぐに消耗して切れちゃうのだ。スマッシュやハードヒットするとね。

ってなわけで、ヘビーユーザーの方は大体同じラケットを2本以上所有している
ものなのです。さすがにプロのように数本持っている人は少ないけど。

ところで、ラケット買うついでに、水とかお茶を入れて保冷するジャグ(水筒の
大きいやつ)と、ガット(11張り分)を買った。ジャグは、テニスshopで売られて
いるものの、キャンプ用品で有名なcolemanのものだった。なるほどね。
来週から、テニススクールに行く際に氷入りで持参されることでしょう。

で、折角ガットを買ったことだし、Kin・chanのラケット(私が10年以上前に使って
いたお古・笑)のガットの張替えをお願いしてきた。丁度テニススクール帰りで
車の中にラケットがあったのが幸いして。おそらく5年以上は張替えていないと
思われるのだけど。(笑)

でも、そんな大昔の今では何処にも売られていないラケットのことを、店員さんが
ちゃんと知っていて、「ヒビも入っていないし大丈夫です」と言ってくれたのが
個人的にはとっても嬉しかった。あぁ、まだまだこのラケットの活躍する場所は
あるんだなぁ・・・まだゴミにはならないんだなぁ・・・と思って。

だって、初中級者だった学生時代に汗と涙と喜びを共にしたラケットだもの。
愛着だけは、今使っているラケットよりもあるんだよねぇ。。。(^_^;


2001年07月20日(金)    海の日

世間では3連休の週末。しかも海の日。まさに夏。毎日暑いですなぁ。

そういえば、Kin・chanと付き合い始めたのは3年前の海の日がキッカケ。
毎年、海の日には横浜で開港記念の花火大会がありやんして、それに高校時代の
部活の友達・先輩・後輩など数名で行ったんだよなぁ。あぁ、懐かしい。

しかし、記念すべき3周年だけど、Kin・chanは休日出社。
どうもお盆の前に、今の仕事の山が来るらしい。最近帰ってくるのも遅いし。

かくいう私は・・・・ 午前中は大学で勉強し、15時くらいからテニス部の後輩とフル
セット(3セットマッチ・singles)の試合をした。前から約束していたので。

あぁ、シングルスの試合なんて何年ぶりだろう?!
大学を卒業して社会人になったら、体力が落ちるせいか、専らダブルス中心に
なっていたので。果たして、足は最後までちゃんと動くのかなぁ・・・というのが
最大にして最重要な心配事だった。(笑)

で、結果は、私からセットカウント1−2(4-6,6-3,4-6)で敗北。(><)o
やはり1セット目は足が思うように動かず、もともとスロースターターの私の
調子が出てきたのは2セット目から。3セットも中盤ではリードしていたのに、
最後の最後で試合につきものの波を後輩に持っていかれてしまった。

久しぶりにフルの試合をして思ったのは「なんだ、敬遠していたけど、まだまだ
やれるじゃないか!」ということと、「昔のようには打つことができない今の自分
と、気持ちの上でどう折り合いをつけるか?」ということ。

でも、とにかく、まずは、ここ1年以上張り替えていないガットを張り替えよう。
本当のところ、ガットの耐久性って、せいぜい半年くらいと言われているし。
ボール2,3個分のバックアウトがやけに多かったのは、きっと、あまりに古くて
すっかり伸び切ったガットのせい・・・ということにして。(笑)


2001年07月19日(木)    言い訳

早々に梅雨明けして、毎日のように猛暑の続く日々。

定期的にテニスもして、陽射しがギラギラと厳しくてジリジリと暑いのには
だいぶ慣れてきたけれど、無風状態の部屋の中に居るのには耐えられない。

というわけで、HPの更新も、日記の更新も、全てが全て遅れている。
だって、My PCのある北側の部屋って、風の通りが悪くて蒸し暑いのだぁー。
しかも、PCを立ち上げていると、部屋の温度は更に上昇する。(^_^;

いや、もちろん、それを見越してエアコンは付いている。
でも、何となく、あの部屋に足を運ぶのが億劫になっているこの頃なのだった。

そして「今年は極力エアコンを付けずに過ごす生活を目指す」という漠然とした
目標みたいなのがあって、それが更にPCのある部屋から足が遠のくことに追い討ち
をかけている。(笑)

でもね、エアコンは、やっぱり使わない方が体がラクだね。
最近は、夜になると風が出たりするので、我が家はまだ2,3回しか使っていない。
どうしても寝苦しい夜は、二人して氷枕を愛用している。これがまた良く効く。
試したことのない方は、騙されたと思って一度お試しあれ。

やっぱり頭の温度がカ〜ッと上がったままだと熟睡できないんだよねぇ。。。
体や頭が火照って暑い時は、うなじの辺りと脇の下、そして股の間を冷やすといい
って聞くしねぇ。。。って、ちょっと年寄り臭いかな。(^_^;

でも、実際にやってみると、昔ながらの知恵も馬鹿に出来ないんだなぁ。
あと、やはり夏は出来るだけ汗をかかないと、体の代謝も悪くなるわけだし。

数年前エアコン漬けの生活をしていて、体がだるくて辛かったこともあるけど、
あれはやっぱり冷房病でもあったんだなぁと思ったりするこの頃。こんなに暑いと
どうしてもエアコンを付けたくなっちゃうけど、使いすぎると自律神経が乱れる。

そりゃーそうだよね、季節にそぐわない温度環境なんだもの。体もビックリして
混乱してしまうのも頷ける。人間は機械じゃないんだし。それに、就職して家を
出るまで自分の部屋にエアコンなんて無かったわけで、それでもちゃ〜んと普通に
暮らせていたんだし。(;^_^A

家電が増えて便利な生活になってきているけれど、やっぱり適度な運動をしつつ、
出来るだけその季節に合った生活をしていく方がいいんだなぁと思う。
暑かったらプールや海に行ったり、はたまた行水をしたり・・・・・ きっとエアコンを
使わなくても涼をとる方法は、他に幾らでもあるような気がする。

お陰で、今年の我が家は二人とも、夏の前半戦は夏バテ知らずで元気に過ごせて
いる。体もだるくないし食欲も旺盛。これって、幸せなことだよねぇ。
あと、高い電気代の請求書に泣くこともないしね。(笑)


2001年07月17日(火)    寿(ことぶき)

大学のテニス部時代の2つ下の後輩から電話がかかってきた。
なんと、10月末に結婚することになったらしい。

テニス部で知り合った人は沢山いるけれど、卒業以降も親しくしていて、私の
栃木の実家に泊まりにきたこともあるのは、後輩は彼女くらいだろうか。

2つ下の後輩だから、知り合ったのは大学3年生の時。
水曜と土曜の午後に行われる全体練習の他に、授業の入り具合と相談して、各自
週にもう1日だけ曜日練をすることになっていたのだけど、たまたまお互い金曜
の午後に練習していたのが、仲良くなるきっかけだったかもしれない。

当時から波長があっていて、吉祥寺の自宅に住む彼女とは、よく長電話もしたし、
何と言うか、可愛い妹分みたいな感じだった。私が長女で姉気質で、彼女が2人の
兄を持つ妹気質だったせいかもしれない。妹分だけど、とってもしっかりしている
女性で、後輩であり友達であり師匠でもあるような存在だ。

当然、私の結婚式にも出席してもらって、気易くお願いできる関係から、受付係
なんぞをやってもらった。あれももう1年以上前のことなんだなぁ。

毎年、正月も元旦から大学で(テニスの)初打ちをするというOG行事を恒例化
させたのも、そもそもは彼女と私が言い出しっぺ。(笑) 今年の元旦には、私が
Kin・chanも連れて行ったので、彼も式以外の場での面識があり覚えている。

相変わらず、私のことを"先輩"と呼んでくれる彼女と、久しぶりにした長電話。
テニス部関係では、同期の女の子以外で呼ぶのは私だけと聞くにつけ、「先輩は
外せませんよぉ〜」と言われるにつけ、甚だ光栄っす。

これで、10月の週末の予定の2つは寿関係でうまった。もう出尽くしたかと思って
いた(失礼!)が、寿貧乏はまだまだ続く。でも、とっても嬉しいことだ。

2つの結婚式のうち、もう1つの方は、高校時代の部活でのKin・chanの同期でも
あり私の先輩でもある方のもの。こじんまりとしたレストランで行われる。
そして、今回の私の後輩の式は帝国ホテルで行われるらしい。

対照的な場所での式だけど、どっちも初めての場所。お料理も楽しみだなぁ。
結婚後に知り合いの結婚式に出ると、自分の時を思い出したりして、何とな〜く
厳粛で幸せな気分になって、私も頑張らなくっちゃ〜と気持ちを新たにできる。

でも、一番楽しみなのは、やっぱり本人の幸せそうな姿に尽きるね。


2001年07月03日(火)    木綿のワンピース

日曜日のテニスの試合の前に、乗り換えのために通りかかった商店街の店で、
綿100%のワンピースを買った。なんと、5着も!(笑)
だって、そのうちの4着は1,000円特価だったんだも〜ん。(^-^;

3年位前から、夏になると綿のだぼ〜っとしたワンピースを愛用している。
夏に友達が着ていたのを見て、「あれなら、暑い夏でも涼しげで、しかも綿で汗も
吸うし、着心地も良さそう&ラクそうでいいなぁ」と思ったのがキッカケだ。

これまでも年に1,2枚のペースで安物を買っては着ていたが、なかなか自分が気に
入る柄やデザインのものが売られていないことに、薄々気づいていた。
なので、これまでに買ったのは、全部で4枚。でも、そのうち一番のお気に入りを
去年外を歩いている時に何かに引っ掛けて破いてしまった。

「3枚だけだと、すぐに洗わないと大変だなぁ」と心もとなく思っていたので、
もうまさに渡りに船というか、まさに絶好のタイミングだったのだ。
しかも、バイト代も入って懐が暖かったし。(^_^;

私の好きな綿100%のワンピースは、アジア系の雑貨屋とか、主婦向けの衣料品屋
などで売っていることが多く、たいていメイド・イン・インディアだ。今までは、
国立にある前者のタイプの店で買っていたけれど、今回は後者のタイプの店。

このワンピースのメリットは、風通しがよく綿が汗を吸うので着心地がよく、
そして、なんと言ってもザブザブと気軽に洗えることに尽きる。
特に、洗いざらしのワンピースを、シャワーを浴びた後に着るのが気持ちいい。
今回の買い物で3+5=8枚となったので、これから真夏の暑い日々を迎えるに
あたって心強い限りだ。だって、1日1着汗まみれにしても1週間はもつ。(笑)

でもねぇ、こんなリゾートなワンピースを着てると、広尾や国立なんかじゃなく
沖縄かバリにでも行きたくなってしまうのが辛いところかしらん。あと、油断して
いると、かなりの確率で妊婦に間違えられてしまうので要注意。(笑)


2001年07月02日(月)    消えた!

先週、「異変?!」という題名で、2度ほどツバメのことを書きました。

そのツバメが、とうとう巣から居なくなりました。
それに気付いたのは、日曜日の夜にテニスの試合から帰ってきた時でした。

ツバメの巣は、淵が3分の1ほど崩れ、だいぶ巣の中が露わになっていました。
きっと重みに耐えられなかったのでしょう。

土曜の昼、最後に見た時は、巣の中に2羽の雛がいました。
もうだいぶ大きくなっていましたが、巣の中にじっとしていたということは、
きっとまだ飛べるようにはなっていなかったのだと思います。

今日も外出から戻るたびに巣を見上げてしまいました。
が、やはり姿はありません。夜になっても、巣はもぬけの殻でした。

あの雛たちは無事なのでしょうか?
ぎりぎりセーフで巣立ちに間に合ったと祈りたい気持ちで一杯です。
神様、どうか、お願いだから。

2001年07月01日(日)    老いとテニス

一般のテニス愛好家を対象としてテニススクールなどが主催するトーナメント
(試合)のこと、俗に草(くさ)トーナメントという。

この名前の由来は、残念ながら分からない。10年以上前のテニス全盛期には、
きっと雨後の筍のようにトーナメントが開催されていたように記憶しているので、
雑草か何かのように数の多いトーナメントを総称した表現かもしれない。

そして、今日、草トーナメントにダブルスで参加したのだ。大学の後輩と。
後輩の参加人数が3人と奇数だったので、私も一緒に組ませてもらうことにした。
草トーナメントって、一体どんな人達が出るのかな?強いのかな、弱いのかな。
初めて参加する後輩達は、未知の世界に好奇心と畏怖を感じているようだった。

私自身は、草トーナメントは2回目。初めて出たのは大学2年の時だった。
やはりダブルスで。その時は、自分の母親くらいの年齢のおばさん2人に、もう
ボレーでこてんぱんにやられた記憶が残っている。どう考えても、体力やパワー
では負けていないはずなのに。

大会開始の16:30ともなると、会場のクラブハウスは沢山の女性で一杯になった。
上は50歳前後の方から、下は20歳そこそこの小娘まで。だが、大半の女性は20代
後半から30代後半の人で占めているようだった。

全部で17組ほどの参加があり、まずA〜Dまでブロックに分かれて総当り。
そして優勝ペアが各ブロックを代表し決勝トーナメントに出場することが出来る。

肝心の結果は、後輩ペアがAブロックで2勝1敗のブロック2位。
私たちの方は、Cブロックで1勝2敗のブロック3位で終わった。惨敗。(笑)
しかし、後輩3人にとっては、それぞれに得るものが大きかったようだ。

いつも同じ部内の固定のメンバーと練習していると、どうしても、みんな似たり
寄ったりのプレースタイルになってしまうという弊害がある。よって、たまに
変わったプレースタイルの人がいたりすると、本来の実力では五分五分なのに、
呆気なく負けてしまったりする。それが、いつも見ていて勿体無く思っていた。

一生懸命に練習はしているけど、いつも決まりきった練習でショットに幅がない。
ドロップショットを打つとか、ネットに出るという行為は、高度で自分には縁の
ないものと思い込んでいる。それをする技術はあるのに使ってみようとしない。

草トーナメントに出てくる方々は、はっきり言って、フォームが美しい人ばかり
ではない。独特の癖のある打ち方をする人の方が圧倒的に多く、ドロップショット
だって打つしネットにも出て、結果、ポイントは向こうに持っていかれる。

テニスはフォームの美しさでは勝てない。ある種の駆け引きや狡さがないと。
学生は、この点が見えていない。かつての私もそうだった。大切なのは、今ある
自分のショットを”どう使って試合を有利に運ぶか?”なのだ。

昨日の本の話じゃないが、無我夢中でその日その日を過ごしている若者には、
自分の近くのものや足元しか見えていないことが多い。でも、テニスが上達する
過程というのは、やはり山登りに似ていて、同じ場所に立っていても、何処を見て
いるかで、その後の成長が違う。足元しか見ていない者は大きく成長しない。

後輩達は、かつて私が歩み、今もはっきりと思い出すことのできる、その同じ道
を歩んでいる。そして、老いた私は、その道をいまや別のところから眺めている。
無我夢中で歩んでいるうちは、けっして見ることのない全景の、美しい眺めの
ひとつとして・・・。


私が後輩に力づくのテニスで勝負することは(現実的に)不可能だし、それが
さほど重要とは思えない。力に力で応えようとするエゴを捨て、後輩の視点を
もっと広い方向に導くのが、今の私の役目だと思っている。

試合が終わった後、一緒にダブルスした後輩とベンチに座って空を見上げると、
そこには晴天に月が明るく輝いていた。まるで「最後までちゃんと見ていたよ」
と囁くかのように。

---
ところで、私と後輩のペアが初戦を戦った、40代と50代のペア。

なんと、ブロック1位で決勝トーナメントに進出し、Dブロックの相手にも快勝。
トーナメント決勝までコマを進めた。はっきり言って、威力のあるボールを打つ
スタイルではない。しかし配球が素晴らしいし、ミスの少ない安定したプレーで、
ブロックの中で一番手強く試合巧者なタイプだった。

試合の後に軽くお話させていただいたのだが、40代の女性のお子さんは後輩たち
と同じ大学の同級生だった。私のペアの相手の子は、自分の母親と同年代の人に
負けたことになる。殆ど毎日テニスをしているのに。

もう一つのペアの方のブロックには、そこまで強烈なインパクトを与えたペアは
いなかったらしいし、どれも接戦だったようだから、初めての草トーナメントで
カルチャーショックをより強く受けたのは私のペアの子の方だろう。

彼女は、何を思い何を感じただろう。試合後に「私も、あんな試合巧者な人になり
たい・・・」と呟いた、その視点と気持ちを大切にしてほしい。



Daily Journel@M403



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2001年07月30日(月)    扇風機の出番

安物ながら扇風機を買って、「さぁ、夏本番にも憂いなし!」と思っていたら、
なんだか最近の関東地方は涼しい。。。

扇風機を買って一週間もしないうちに、使う必要もないくらいに涼しくなって
しまうって、どういうこと?! 7月前半は異常な暑さだったくせにー。(><)o

うにゃー、お天道様は、ほんと気まぐれ。
とはいえ、あのままの暑さが続いていたら、きっとバテテいたに違いないと
思うと、ここらで丁度いい小休止なのかも。

しかし、出番もなく寝室に置かれている扇風機を見ると、少し複雑なり。
あぁ、暑くなって活躍してほしいような、活躍してほしくないような・・・ (-.-;


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