■867号室のぐだぐだコラム■
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 ノートをプレゼント

ノートをプレゼントしよう。

もちろん、ピンクの表紙のノートを。
ラインストーンやレースで飾られているのもいい。
できれば、自分で買わないような分厚いやつを。

そこに書けばいい。

何が辛くて、どれほど哀しいのか。
眠れぬ夜の秒針がいかに残酷なのか、
その錠剤がどれほど甘いのか。

どんな言葉で、誰の心を傷つけのか。
幾人の優しさから目を反らして、
孤独を深めていったのか。

面白かったテレビのことや、嬉しかったメールの事も。

なにもかも全部書けばいい。

ページを遡れば、自分に絶望できるように。
あるいは、誇れるように。

誰も教えてくれないのだから、自分で教えてやればいい。

自分がいかに卑怯で浅はかで、純粋で愛らしい人間であるのか。

誰が裏切ってもノートは裏切らない。



貴女がノートを裏切らなければ。




2009年03月24日(火)
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