掃除・洗濯,テレビ,第17回池袋演劇祭大賞『金閣炎上』,染み


 「セレブの休日」プランで優雅な朝食を頂いて、帰りの新幹線は席も取れて、東京に戻る。

 大掃除、洗濯。終わらないまま夜になり、テレビを見続けてしまう。
もともと歌謡曲好きなので「レコード大賞」と「紅白歌合戦」も見てしまった。
こういう大晦日は久し振りだ。

一番良かったのは「ジャニーズ・カウントダウン」。
なんと言っても名曲が多いし、若くて元気な男の子たち100人は見ごたえがあった。
ジャニーズは一人一人はカッコよくないが、集団として偉大だ。
SMAP抜きでもこのパワー。Si!俺たちは昔から、負け知ら〜ずぅ♪だねぇ。
くだらないおしゃべりやゲームじゃなくて、歌と演奏とダンスの怒涛のメドレーが気持ち良かった。

 今週のいつだったか、豊島区舞台芸術振興会から会報『舞台人』が届いた。
9月に池袋演劇祭の審査員をやったが、審査員と演劇人の意見交換会も表彰式も参加しなかった。
会報で大賞が劇団俳小の『金閣炎上』と知って、少し嬉しく思う。

池袋演劇祭で見た舞台は、たまたまかもしれないが、どれもつまらなくてすっかりやる気をなくした。
最後に後半だけ見た『金閣炎上』は地味ながら、いい作品だと思った。
44演目のうち見たのが5本、そのうちの1つが大賞というのはラッキーかもしれない。
それでも「全編見なくては!」と思わなかったところが寂しい、池袋演劇祭のレベル。

しかし、東京23区で他にも演劇祭をやっている区があるのか知らないが、これは良いことなので続けて欲しいし、舞台好き豊島区民としては「つまんねー!」で済ませてはいけないような気もする。
もっと面白い劇団に参加してもらえばいいんだよな。よーし。

 0:00に彼にメール送信。混み合うので時間通りに着いているかはわからないが。
「昨年は私にとって忘れられない年になりました。(略)の恋人になれるなんて、女に生まれて良かった!
今年も可愛がって下さいね。
私は…(略)…二人がもっと仲良くなれるように、もっと深く濃く熱い関係になれるように、愛に生きます。」

などと言い、彼からもラブラブメールが届き、ムフフ。

と思っていたらすぐ後に、宛先違いらしきメールが届いて、いきなり奈落。
「どういうこと?」とメールしても反応がなく、暫くして言い訳電話がかかって来た。
あやしーい。
「気をつけてね!」と強く言ってしまう。
「はい」と彼。

心に染みが広がっていく。
彼の言い訳を信じるべきか?嘘だとして、だったら何だって言うんだ。
私だって他の男の人たちと「あけおめ、ことよろ」やってるし。どうってことない。

でも…。気にしたくないが、気になる。
2005年12月31日(土)

彼,『バロン』,『ホテルセンチュリー静岡』


 彼の大変な状況に変わりないが、ちょっとでも時間を作ってくれて、会えれば嬉しい。
私も多忙なので寂しいということもなく。

美味しい中華を食べながらいろいろな話。
これは言わない方がいいかな、と思っていたのだが、私は口が軽い。
高校からの友人に彼氏自慢をしたつもりが「全く理解できない」と言われたことを話してしまう。
「常人には理解できないのね、この愛は」と言ったら彼は笑っていた。

私には友人たちが言う「この先」とか「安定」とか「経済」の充実を重要視すること、それらを男に求めることが理解できない。
と言うより私は「今」と「愛」を強く求める。男にも自分にも。

 その方が実はハードかもしれない。でも彼は私といるとリラックスできるみたいだ。
そうすると「この先」とか「安定」は求めていないのに、「今」が続いていること、「愛」に包まれていることを感じて「安心」を得てしまうのであった。ああ素敵。

 愛で満たされた頭はボーっとなって、静岡の何度か来たことがある道がわからなくなる。
年末の大移動で新幹線は満席、立ちっぱなしで来たがそれもあまり苦にならず。

忘年会で忙しいのに道に迷った私を迎えに来てくれる『バロン』店主の植垣さん。

宮崎学さんの今年のまとめと来年の予定を聞きながら、静岡のお客さんと東京から参加の電脳キツネ目組の人たちと飲む。
「パンツをはいた純一郎」とポスト純一郎と小泉チルドレンについて、など。

「本気でコスプレをやりたい」とmixiに書いていたゴーヤ君に「オタクだったのね!」と言ったら「あれは勢いで書いてしまっただけで、やりません」。
しかしコミケの成果をいろいろ見せられ、「桜井さんも、こういう形で本を出せばいいんじゃないですか?」と提案を受ける。
「はあ、コスプレして?やりたいかも!」
「いや、コミケじゃなくて、手売り」
うーん、それは岡田斗司夫の本だから成立するのでは。などという話。

静岡の弁護士さんが真面目な話をしている間、前を通れなくなったMさんが、テーブルの下を何度も匍匐前進で移動するので笑ってしまう。
Mさんはその後もトイレに立てこもったり、ソファをベッドにして眠ったり。
それでいて辛そうな様子でもないのが可笑しい。

23時過ぎ、先週23日池袋のライヴで会ったAを『バロン』に誘う。
ライヴイベントの時にどうかな、と植垣さんに紹介する。
共通の知り合いのミュージシャンもいたようで、音楽の話いろいろ。

 深夜発の電車で帰る東京組と一緒に『バロン』を出て別れ、Aが『ホテルセンチュリー静岡』まで送ってくれる。

レディースプラン「セレブの休日」は部屋にお花と、フェラガモのバスアメニティ、他チェックアウトの延長など5つの特典があって快適。

帰り道からか、Aのメール

> 静岡の星☆☆☆綺麗ですよ☆おやすみなさい

でカーテンを開けてみる。

うーん、激混み新幹線を除けば、実にセレブ?な休日気分。あははー。幸せ。
2005年12月30日(金)

映画『ロード・オブ・ウォー』,yoshiaki in PLUG,『MILLIBAR』


 今年最後の映画『ロード・オブ・ウォー』が、今年85本見た中で最高かもしれない。
ハリウッド映画は嫌い、とか言って、やっぱりすごいね。
アメリカにも感心する。恥ずべき憎むべき軽蔑すべき国だが、こういう映画を作れる尊敬すべき国だ。
と思っていたらアメリカ資本は1ドルも入っていないことを後で知る。納得。

しかしなんという大作インディペンデント映画だろう。すっげーや。
小泉は『ロード・オブ・ウォー』ではなくて『SAYURI』など見てニヤニヤしているから「パンツをはいた純一郎」なんて言われる。

メジャーな映画は長々予告編上映があるだろうと、10分遅れで劇場に着いたら「本編始まってます」。ありゃりゃ。
本当は入替制で2度見は出来ない映画館だが、潜り込み成功。
予告編上映は5分ぐらいしかなかった。そしてオープニングにやられる。素晴らしい。
これは絶対オープニングから見なくてはいけない映画だ。

実際の武器商人をモデルにしていて、エピソードのほとんどが事実だという。
戦争の現実のバカバカしさと恐ろしさ。それを表現するニコラス・ケイジの顔がいい。

ああ、いい映画だった!

 一度家に帰ってご飯を食べて出かけるつもりだったが、2回目も引き込まれて見続けてしまい、ギリギリに映画館を出て渋谷へ。

バンド『yoshiaki』のライブ会場『PLUG』の場所をメモしてこなかったため、ezwebで検索。出てきた住所辺りを探すが全くわからない。
寒いし空腹だし時間はなくなるし。
電話をしたら事務所とライブハウスの場所は全然違うことが判明。

やっと『PLUG』着。駅からすぐ近くじゃないの。
再入場不可のため『yoshiaki』の出番まで受付の狭いスペースで煙草の煙モウモウの中待つ。辛い。中で前のバンドを見るのはもっと辛い。
ああ、『ロード・オブ・ウォー』の2回目も最後まで見てから来れば良かった。

かなり押して『yoshiaki』が始まる。私は2回目の『yoshiaki』。
男性4人のロックバンドで、歌うのではなく、詩を読む。
演奏と曲はカッコイイ。初めて見た時も思ったが、詩をもっと練った方がいい。

「もうすぐ、一日が、終わる。もうすぐ、一日が、終わる」でグーっと盛り上がって
「そして、明日が、始まる」。ガク。
「そのむこうに、何があるんだろう?」なになに?何があるの?「きっと」なに?「何かがある」ガク。

当り前ではないハッとさせられる言葉とか、彼らの演奏のように重いんだけどスピード感のある言葉を聞かせて欲しい。

 ライブの後は忘年会でそのまま飲める、との話だったが煙草と立ちっぱなしがきついので、メンバーと知り合いに挨拶をして『MILLIBAR』へ。
しかし『MILLIBAR』も煙草の煙モウモウだっだ。

明日の『MILLIBAR』忘年会は参加できないから、今日が今年最後。
空腹でアボカド鮪キムチ丼をバクバク食べて、1杯飲む。

お勘定をしている隣の男性が「財布がない!」と言い出し、ちょっとした騒ぎになる。
結局タクシーに忘れて、運転手と連絡も取れ、一件落着。
年の瀬に悲しいことにならず良かった。
2005年12月29日(木)

佐藤優著『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』,映画『SAYURI』,『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2006』申込


 「まだ読んでなかったのか!」と呆れられそうな、電脳キツネ目組の課題図書のような佐藤優氏の『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』だが、図書館に予約したのは約半年前。
40人以上待ちぐらいだった。やっと手にする。
待っている人がいるからなるべく早く読まないと。とは一応思っている。

 映画『SAYURI』を見る。私の関心はハリウッド初進出の桃井かおりにあった。
豪華女優陣の中で一番良かったと思う。

非常に美しいが、話は面白くない。ハーレクイン・ロマンスみたい。
ナッシング・スペシャル。小泉がいかにも喜んで見に行きそうな映画だ。
外国人からすればストーリー展開どうこうじゃなくてゲイシャ・ワールドの一つ一つが興味深いのかもしれない。

そういう意味では日本舞踊はあんなのばかりじゃないと思うし、三味線とか小唄・端唄なども見せてほしかった。

 今年もゆうばり映画祭に行く。
東京発公式ツアーの申込開始は昨日だが、既にキャンセル待ち5番目。
札幌にも寄りたいが、公式ツアーだと空港から夕張まで直行になる。
それもツアーに参加できればの話だが。さて、どうなりますか。
2005年12月28日(水)

Y君,『北京』,『GAUCHO』,『助六』,『MOO』


 温泉ガイドブックのお仕事最終日。編集部は明日が仕事納め。
大変そうなので「私、来られますよ」と言ってみたが、必要ないらしい。
私の評判が悪かったわけではない。
派遣会社の担当者に「残業も休日出勤もしてくれて、非常に評価が高かった」と言われた。

うーん、実に気持ちいい。8日間遅刻もせず、化けの皮も剥がれることなく。
このぐらいが限度かもしれないが。わははは。

担当者は「この前と髪の色が違ってますね。これからもそんな感じで?」
「はい」
「髪の色を気にする会社はご紹介しないほうがいいですか?」
「そうですね」

 ライターズスクールで一緒だったY君から電話。
何年も電話などもらったことがなかった。
「おおーY君。どうしたの?」
「いや、メリークリスマスです」
「メリークリスマス。あれ?もしかして、間違い電話?」
「う、ちが、違います」
「あ、そう。ごめんね、珍しいからさ」
「今何してんですか?」
「仕事」
「校正の?」
「そう」
「あの、仕事紹介して下さい。それが本題」
「なんだ、そうなの」
経験や希望を聞く。
「なんか、面接みたいですね」
「当たり前じゃん。やたらな人紹介できないよ」
今後の展開を少し話す。自分の仕事さえどうなるかわからないのに。

 お昼は一人打ち上げ、芝パークホテルの『中國料理 北京』で回鍋肉のランチセット2,425円(税・サ込)。
ザーサイと焼売、野菜スープがついて、回鍋肉はボリュームたっぷり。
ご飯は小さなお椀で、おかわりをしてしまったらお腹がパンパン。ぐるじい。

近くの席で煙草を吸う人が何人かいて、閉口。
会計時に「禁煙じゃなかったんですね」とクレーム。
「仰って頂ければ、席を空調の近くにします」と言われる。失敗した。

 21:20までお仕事。良い現場だった。皆さんにご挨拶して帰る。

 大塚駅から帰る途中、最近オープンした全面ガラス張りの『Dutch Oven & Outdoor Cooking GAUCHO』を通りがかったら、店内に『なすび』常連のHさんを発見。
ドアを開けて声をかけると招き入れられる。

床が砂で驚く。海の家みたいだ。
内装は北欧っぽくもあり、リゾート風でもあり、全てスタッフの手作りとか。
窓など隙間が空いてるし。

アウトドア・クッキングって、あまり美味しそうではない素人っぽいイメージだが、チリコンカーンも野菜も美味しかった。
Hさんはよく来ているらしい。お店の人に私を紹介してくれる。
私もこの店はオープンしてからずっと気になっていたので入れて嬉しい。

『なすび』の話。大塚の街について。Hさんの仕事の話。日記の話。彼氏自慢。
「幸せにする、って言われたんですけど、何してくれるんですかねえ?Hさんは女性に言ったことあります?なんて答えればいいんしょう?」
「ありがとう、って言えばいいじゃない。何してくれるかなんて、聞かないの!」
「はあい。ムフフフ」

 閉店時間になり店を出て「では」と言ったら「もう1軒行こう」とHさん。
近くの『助六』という古い小さな居酒屋。
ハイボールだったか「これがホントの」みたいな飲み物を頂く。
ソーダ瓶とケースは昭和レトロな感じだった。ような気がする。

 お仕事で忙しいのでは、と思ったがHさんは「せっかく会ったんだから、今日は全部連れてく!」
面白いので行く。大塚の街と人を解説してもらいながら。

ここも『串駒』に行く間にあって気になっていたバー『moo』。
Hさんの愛する大塚の店を紹介してもらって、愛大塚心を聞く。
そして、激論になる。

「大塚の街を変えたい。祭りをやりたい」
「阿波踊りとかやってますよね」
「そういう持って来たものではなく。もっとすごいことやりたい」
「なるほど」
「今の大塚は風俗店とか、環境が悪過ぎる」
「でも昔から大塚はそういう街でしょう?」
「娘を歩かせられない」
「そうですか?そんなに危険だとは思わないけど」
「住んでもいないくせに言うな」
「住んでます」
「俺は大塚に骨をうずめる。お前はずっと住まないだろう」
「住んでもいいですよ」
「青山と大塚と同じ家賃だったら青山に住むだろう」
「うーん、私は大塚かな」
「じゃあ風俗店街の真ん中に住めるか?」
「住まない」
「ほら!」
「じゃあ、お祭りに風俗店とか、風俗嬢が参加したいって言って来たらどうするんですか?」
「なんてくだらない質問をするんだ!そんなつまらないことをいう奴とは思わなかった。そんな話はしたくない」
「ふーん、全くわからない。素敵な店があって、いかがわしいものもあって、子供もいて、それが街の面白さになるんじゃないのかなあ。」
「まあー、こんな男がいるんだと、大塚に名を残したいという思いを強く抱いているんだと、それをわかって欲しい」
「わかりますけど、排除はしないで欲しい」
「君は…、面白いねえ」
「ありがとうございます」

Hさんも、Hさんのお仕事も相当面白いんですけど。今日はとことんご馳走様でした!
2005年12月27日(火)

『つるべ』,『千尋』


 『つるべ』にて麦とろご飯と焼き魚の定食900円。
これが今までの大門ランチで一番良かった。唯一かも。

 20時まで残業。21時からゴーヤ君と谷中の『千尋』。
ご主人に「日記たまに読んでるよ」と言われる。大変嬉しい。

ふぐはクリスマス・イヴに食べたので、てっちりではなく牡蠣鍋にする。
「でもゴーヤ君(とはご主人は呼ばないが)のために用意したふぐも食べてもらいたいなあ」とご主人と女将さん。
せっかくなので頼む。合わせて日本酒も極上のものを頂く。

牡蠣鍋はえらい美味しかった。あっという間に食べてしまって「え、もう終わり?」
倍ぐらい食べたい。また食べたい。

ゴーヤ君とはmixi話、仕事の話。
ゴーヤ君は『千尋』常連なので、他のお客さんともお話。

ゴーヤ君がかなり多く払ってくれて、寒い中駅まで送ってくれる。
ご馳走様でした!
2005年12月26日(月)

『シブヤ西武 movida』,ヘアカタログ,幸せ?


 シブヤ西武モヴィーダ館の『VIA BUS STOP』からプレセールのお知らせが来て、見に行く。
マックイーンのセーター18万円が13万円とか。買えない。
なんとなく、どれも値段設定がかなり高くなっている印象。これも景気回復の流れ?

 『MARIBAR』のヘアカタログを更新
新しい髪形を追加するのに合わせて目隠しを外してみた。
私は気に入っていたのだが、星や渦巻きの目隠しを「変」「良くない」という声も一部にあった。
メイクをしてもらった場合、それは作品なのだから私が細工を加えてはいけないような気もしていた。

メイクしてもらったものだけ外すとますます「変」度が上がるので、全て外してみた。
いかがでしょう?千秋さん、マルデンさん他皆様。

 彼から電話。いきなり「幸せにするから」と言われる。
「ありがとう。でも今もすごく幸せだけど」と答える。

「幸せにする」なんて今までどの男からも言われたことがない。
好きな人が「好き」と言ってくれれば、もう私は幸せだった。

彼はこの上何をしてくれるのだろうか?結婚とか?これってもしやプロポーズ?
家でも買ってくれるのか?いらないが。 
むしろ私も彼を幸せにしたい。お望みのこと、何でもする。

言ってみただけ?OK、もっと言って!
2005年12月25日(日)

『駒沢美粧』,『カーヴ・ド・プティットメゾン』,デート,『檸檬屋新宿』,Y邸

 11時の予約時間を12時半に変更してもらって、更に30分近く遅刻して『駒沢美粧』。
内心かなりムッとしているだろうに笑顔の斉藤さん。
金色から、ピンクと黒のツートンカラーの髪になる。
今日のドレスの色とほとんど同じピンクに仕上がる。
成人式に着たドレスだと言ったら、斉藤さんは驚いていた。

 駒沢大学駅の反対側にあるワインショップ『カーヴ・ド・プティットメゾン』に寄って、友人Y邸に持って行くシャンパンと、母が迷惑をかけたブティックへのお詫びワインを選んでもらう。

「プロセッコ・ブッブリ ザルデット 白」は映画『冷静と情熱のあいだ』で竹野内豊とケリー・チャンが飲んでいたスパークリングワインだとか。それにする。

お詫びワインは、来日した生産者マーク・ペラン氏来訪記念サイン付きボトルの「シャトーヌフ・デュ・パプ赤2001 ボーカステル」。
これはかなりいいものだ。私も飲みたい!

 てなことをやっていたら、デートにギリギリの時間になってしまう。

恋人と過ごすクリスマスって、何年ぶりだろうか。
クリスマスなんて関係ないとは思っても、イベント好きな私としては、人恋しさを感じさせる街やメディアの演出にはまってしまい、寂しい思いをしてきた。

しかし今宵は愛する人と極上和食を頂いている。
窓からはヘリコプターが何度も行き交うのが見える。
カップルたちがクリスマス・イヴの天空デートを楽しんでいるのだな。
私たちは地上最強カップル。ヘリコプターからも二人のラブラブぶりが見えるだろう。
わははは。

この店は前にも二人で来たことがある。
その時は今の状態は全く想像していなかった。
私の彼女ぶりは意外だったか、期待通りか感想を聞いてみる。
「良かった!」
私も良かった!私は彼の彼氏ぶりは大変意外だった、と話す。
その理由を聞いて胸がいっぱいになる。彼を押し倒したい衝動に駆られる。

 ずっと一緒にいられない彼の大変な状況は寂しくもあるが、実はそのお陰で宮崎学さんにも会える。
『檸檬屋新宿』の忘年会。豪華蟹鍋、焼き蟹が出るが、お腹いっぱいでほとんど入らず。しかし口だけはつける。

宮崎さんの姉歯裏話や来年の計画なども聞いていたいが、友人Y邸にも行かなくては、で途中抜け。

 ゲストは女性のみのクリスマスパーティーで、溜池山王のマンション訪問。
高校からの友人Yとは2004年4月に会って以来。
この度インプラント専門歯科医と結婚することになり、紀尾井町の歯科開業に向けて既に一緒に住んでいるという。

ここでは七面鳥とローストビーフのクリスマスディナー。
もう何も入らない、と思うが頑張って極上ワインと共にお腹に押し込む。
私は本当に食い意地が張ってる。
1日の晩ご飯にこれだけのご馳走を食べまくるって、すごい。2kgは太った気がする。

そして、彼と、宮崎さんと、私が彼女の一生をずっと見守りたいと思っているY、という私にとってスペシャルな人たちに、1晩数時間の間に別々の場所で会うっていうのもすごい。

クリスマスなんて関係ない、とか言ってる場合じゃないね。ありがとう、サンタ!

習っている人が何人かいるバレエ教室の話、幼稚園からYと友達のKちゃんの話。
YのママがリクエストしてYのダーリンが電子ピアノを弾く。
ジャズのスタンダードナンバー。
優秀な歯科医でピアノも弾けて、パーティーでのホストぶりも良い感じで、良い人を見つけたね!Y!と嬉しくなる。
一緒に住んでいるYのママもさぞ安心したことだろう。

歯の話もいろいろ。
Yのダーリンは歯列矯正はやらないが、歯科ではかなり腕の良い人が担当するらしい。
カウンセリング受けてみよう。

気がつけば23時過ぎ。お開きとなる。
『檸檬屋新宿』に戻ったら朝までになりそうなので「やっぱりそちらには戻らず帰ります」と住枝さんに電話。

いやー、濃い一日だった!
2005年12月24日(土)

休日出勤,『Natural Beat』,『ボガルサ』忘年会in The black sheep


 2時過ぎと3時前にも彼から電話が入っていたのに気づかず寝ていた。
5時頃コートを脱いで、寝間着に着替えて布団に入る。今度は気持ち悪くて眠れない。

 ヘロヘロで休日出勤。

私の働いているビルは全館禁煙のはずだが誰かが煙草を吸っている。
臭いはすれど煙は見えず。
パーテーションで区切られた打合せコーナーで吸っているのか?

女性社員に「誰か煙草吸ってますね」というと鼻をクンクン。
「あ、臭いするかも」と言って小さな扇風機を回してくれる。うーむ。
今日だけだから仕方ないが、「禁煙オフィス」という約束で仕事を請けたのだから、こういうのは困る。

オフィスの出入りがカードキーなので皆でお昼に行くことになるが、皆さん喫煙者。
しかもオムレツの店に行くらしい。

 私は一人で大門駅近くのカフェ『Natural Beat』。全店禁煙で嬉しい。
トマト・クラムチャウダー・スープとライスパンとエスニック風ペンネとダージリン・ティーのセット880円。普通。

 彼がいろいろ大変。でもラブラブ。偉い人だ。二日酔い派遣社員の私とは違う。

 9月24日サンシャイン60展望台のライヴで知り合ったブルースハープ奏者のアニキが池袋の『The black sheep』に来るというので見に行く。
21時から24時まで3ステージやると聞いた。
23時頃行こうと思っていたら24時近くになってしまう。

煙草の煙もうもうで、ステージは佳境。ギネスを飲みながらライヴ鑑賞。
バンド『ボガルサ』のジャンルはジャイブといって、私は他のジャイブバンドを見たことがないから確かではないのだが、実はそれ程好きではない。
だからちょこっと見に来た。うまいとは思う。ハートもある。
観客も盛り上がっていたし、単なる私の好みの話だ。

終了後アニキとテッシンと少しお話。
2005年12月23日(金)

『コリヤン・テーブル』,『ジュンク堂書店 池袋本店』,『なすび』,気になる発言,目白の店


 ランチは『コリヤンテーブル』。
13時まで限定メニューのサイコロステーキ500円にしてみる。500円なりの味。

 これまで毎日20時まで残業して、明日は休日出勤するので、今日は定時に帰る。

 19時から『ジュンク堂書店池袋本店』の「JUNKU 連続トークセッション」で、『国家の自縛』(扶桑社)を出版した佐藤優さんが「外交と国益」をテーマに語る。

19時過ぎに着くと喫茶コーナーには「満席」の表示が出ているが「連れが先に来てるから」と言って無理矢理入れてもらう。
私の後に来た人は店の外に立って、漏れてくる佐藤さんの声を聞いていた。

プーチン来日で外務省大失敗の巻とか、ホリエモンと天皇制とか、「国体」と憲法とか、面白い話いろいろ。

 終了後、客席にいた宮崎学さんたちとご飯を食べよう、という話になる。
しかし連休前でどこも混んでて入れなさそう、とにかく寒い!と言って宮崎さんはタクシーに乗って帰ってしまう。

 では一人で目白『なすび』へ。

トラブル一件落着の会社について同僚が「落着しなかった場合、これを言ったら落着だろー、という話がありました」と言うので気になる。
「もしダメだったら、と思ってました。まずは(略)さんの対処の仕方が知りたかったから。」とか。

『なすび』に来て話そうよ、と思うが体調が悪いらしい。
どういうことか聞いてもなかなか教えてくれない。なんじゃそりゃ。
「たいしたことじゃない」
だったら教えてよ。
「言いかけてやめるのは良くないわ!」
と言って無理矢理聞き出す。

今度は同僚から「犯人は、だれ?」「(略)さんはなんて言い訳してたんですか?」と聞かれる。

言い訳は言い訳になってなかった。私がなめられただけ。言ってみただけ。
黙っていたらそのまま。「ふざけんな!」と言ったら「あ、じゃあ止め」みたいな。

 『なすび』では他のお客さんに何故『なすび』へ来るのか?と聞かれる。
「千秋さんが営業メールをくれるから。文化レベルが高いから。なんといっても安いから」と答える。
本日のお勘定1,200円也。すごい店だ。

嫌いな人の悪口大会など。

 24時ごろお店を出たら、先に帰ったIさんともう一人と会って、誘われてもう1軒。
終電まで。オジサマ二人にご馳走になる。

 彼とお話。ヘアスタイル相談。好みがあれば合わせようと思った。
褒められたことは覚えている。

しかし気がついたら5:00。コートも着たまま、マフラーもしたまま椅子で寝ていた。
ブルブル。
2005年12月22日(木)

『めぐろ三ツ星食堂』,一件落着,映画『僕の恋、彼の秘密』,ギネス君,やめとけ,宮崎学著『万年東一』

 『トラットリア めぐろ三ツ星食堂』でランチ。
あさりときのこのトマトソーススパゲティ。
始めに確認したのに後から「椎茸も入ってます」。もう。
椎茸を避けて食べる。やはり美味しくない。

 温泉ガイドの仕事は27日まで延長と言われているが、別の会社から「明日、明後日来て」。無理。
この会社とはギャラを巡って問題が発生している。
「その件はどうなっているんですか?」
「それは後」
とだけ言って電話を切られる。

夜になって一件落着の知らせが入る。「担当者から説明があると思うけど」と言われるが当人からは何の連絡もなし。
問題発生の時も「担当者から説明聞いて」と言われたが、わけのわからない金額の支払い通知書が届いて、こちらが問い質すまで何の説明も相談もなかった。
なめられている。

今回の問題は私や一緒に仕事をした人の失敗が原因ではない。
お客様からは納品後「大変感謝しております」というメールを頂いた。

一件落着は当然の結果だと思うが、同僚スタッフからは「どうして?」とか「どうやったの?」とか「抗議が効いたのですね」とか「桜井さんはよい前例をつくってくれました!」などと言われる。
なんちゅう会社だ。

 映画『僕の恋、彼の秘密』は台湾ゲイ男子の初恋物語。
くだらない話。つまらないギャグ。登場人物全てゲイ。女子は一人も登場せず。
監督も製作も若い女性だというから、レディースコミックの世界なのか。

テーマである彼の秘密が何だったかも忘れてしまった。きっとどうでもいいから。

 池袋駅からの帰り道、ギネス君がいつもの彼のナンパスポットに立っていた。
黒いロングコートを着ている。私を見つけるとケータイを取り出し話中の振りをする。
近寄って「寒いのに頑張るねえ」と言ったら「うるさい」。わかりやすい人だ。

しかし、本当に寒いんですけど。クリスマスを一緒に過ごす相手を探しているのかな。
ご苦労なことだ。

 昨日仕事の相談電話をくれた友人から「何度も断っているのに仕事が辞められない」という話を聞く。
これも、ある派遣会社絡みの問題らしいが、本人が嫌がっている仕事を無理矢理させるなんて、おかしな話だ。
友人は「派遣会社がかわいそうかな」などと言ってるので「かわいそうなのはあなたじゃない!」と言う。
「(派遣会社の担当者が)『クライアントになんて説明すればいいんだ』とか言うんだよ」
「『死にました、って言って下さい』って言えばいいじゃん」
「はっ、そうか」

 私は本を読むのが遅い。やっと宮崎学『万年東一』読了。面白かった!
TBS『R30』のアウトロー列伝、フィクサー列伝に登場したエピソードも盛り沢山で楽しかった。
2005年12月21日(水)

『花山椒』,居酒屋『がんこ爺』,冴島奈緒/SHR@『多作』,『MILLIBAR』


 友人から「時給1,300円のあまり興味がない長期仕事の話が来てて、どう思う?」と相談電話。
「安過ぎる。やめとけ」と言う。

 芝パークホテルの鮨『花山椒』でランチ。
数量限定のレディースコース "花梨"1,050円を頼むが茶碗蒸しがついてるのでやめて、にぎり1,260円にする。今ひとつ。
お味噌汁のお椀を持ち上げたらカウンターに白いものが。
よく見ると洗剤の泡だった。結構な量で驚く。器を変えてもらう。
食後にお詫びで抹茶アイスクリームが出る。機嫌を直す。

 20時まで残業。21時半から渋谷で冴島奈緒/SHRのライヴがあるので、見に行く。
会場の『多作』前でメンバーと会い「奈緒さんたちがいますよ」とのことで向かいの居酒屋『がんこ爺』へ。

皆はもう飲み食いし終わって身支度整え中。居酒屋の座敷はまるで楽屋だった。
私もビールを頼んで待っていると、「次、出番です。急いで下さい」とお呼びがかかる。
あらら。皆がいなくなった席で一人ビールを飲み、テーブルに残された枝豆を慌しくつまんで、私も『多作』へ。

 『多作』のステージはとても狭く、ダンサーもいる大所帯のSHRはギュウギュウ。
ドラムセットはなく、スピーカーのような木箱を抱えて座る亀○氏。ストリートっぽい。

奈緒さんの衣装は真っ赤なセクシーサンタで素敵。流石。

クリスマスは恋人たちの季節ということで、おとなしめのラブソングばかり。
こういうのもいい。幸せに体が揺れる。

「リクエストないかしら?なんでも言って」といつもの奈緒さん。
「でもやるとは限らないわ。聞いてみたいだけなの。言ってみて。うふ」
面白いなあ、奈緒さん。

小奇麗なライブハウスだと思ったら禁煙なのだった。珍しい&素晴らしい!
しかし喫煙者奈緒さんは「辛いわあ」。

SHRの写真を撮っている大鹿布美子さんに「日記読んでますよ」と言われる。感激。
私も大鹿さんの写真が好き。
柔らかくて強い、面白くて厳しい奈緒さんとSHRが切り取られている。
(↑上のリンク写真も大鹿布美子さん撮影)

 一人で『MILLIBAR』へ。奈緒さんの話などしながら飲む。
『ミリバール』の忘年会が30日にあるらしい。静岡『バロン』と掛け持ちか?
秋の芋煮会も京都から駆けつけたっけ。ハードだなあ。
2005年12月20日(火)

18日追記:映画『FREAKS』,洋食『AZUMAYA』,元彼と彼


 彼のことで頭がいっぱいで書き忘れた。18日、映画『FREAKS』を見た。
1932年のアメリカ映画で、イギリスでは30年間上映禁止になったという問題作。

全米の見世物小屋から集められたというフリークスたちのなんと個性的で強くて可笑しいことか。

しかし単なる悪趣味なカルトムービーではなく、外見と心の美醜、差別、生きること、闘うこと、様々なことを考えさせられる、大変良い映画だった。

美人シャム双生児のクレジットが「ヒルトン姉妹」というのも笑ったが、実際スターだった彼女たちは他のフリークスを見下していたらしい。
映画ではフリークスたちは団結する家族・仲間として描かれているのだが、実際はハリウッドスター以上に癖の強い人たちで撮影も大変だったとか。いい話だ。

今年のトップ5に入る映画だった。おススメ。

 以上追記終わり。以下19日の日記。

 また校正の会社から「明日、仕事入れる?」と電話。
22日まで別の派遣仕事をしてる、と言ったのだが忘れられている。
しかし何故、どこからも仕事の話がない時期、複数ある時期が重なるのだろうか。
勿体ない。

 お昼は洋食『AZUMAYA』のハヤシライス800円。美味しかった。

 ハピバスデイメールを送った元内縁夫から返信。

> ありがとう。
>
> 良かったね!!

はい。良かった!!

しかし今の恋人にアクシデント。笑ってしまったが、ちょっと心配になる。
私が木に激突したのと同じ程度であれば良いが。

彼も心配になったのか「愛してる?」
大丈夫、何があっても愛してる。
2005年12月19日(月)

デート


 宮崎学さんが出るTBS『サンデージャポン』を見てたらデートに間に合わなくなる。
慌ててご飯を掻き込んで、支度をしているところへ「お昼食べようか」と彼から電話。ありゃりゃ。

お腹は空いていないが頑張って食べる。極上和食で美味。
木に激突して出来た鼻の傷はもう目立たないのか、彼が気づかない振りをしてくれているのか、何も言われず。

理不尽な会社の話をしていた。そこへ「今日これから仕事できます?」と電話。
「できません」
まだトラブルが解決していないのに仕事をしろというのは、損失補填のために働け、ということか?
苦笑する彼。

ラブラブな私たち。でももっと仲良くなりたい。もっと深く濃く熱く。ずっと。
2005年12月18日(日)

パソコン帰る,S邸,素敵な彼と元彼


 電源スイッチが壊れて修理に出していたノートPCが帰って来た。
聞いていたより安く、早く、データも消去されずに戻って来て良かった。

早速溜まっているおこづかい帳をつけてみる。全く金額が合わず。
9月の分を今更ではしょうがないが、参った。

 「13時頃おいで」と言われて、辞めた会社の先輩と後輩夫婦のS邸に14時頃着く。
S夫婦が社宅に住んでいた頃、私は元内縁夫と別れて、鉄板焼きをご馳走になり慰めてもらった。

今S夫婦は荻窪に2世帯住宅を構え、今日はタイカレーと生春巻きとサラダをご馳走になる。
娘のHちゃんは間もなく2歳。私は初対面。

子供と会う時は光る服、変な形の服で行くとたいてい仲良くなれる。
Hちゃんも初めは黙って不思議そうに金髪の私を見ていたが、熊の形のスカートを振って「こんにちは」などとやっていたら笑顔になる。

そして同じ会社で働いていた松本美弥子さんがベースをやっているバンド『ナインアンダー』のCDでHちゃんと踊る。
「ほらあ、ナインアンダーいいでしょう?」
「子供は何でも踊るんだよ」と呆れるS夫妻。
いや、ナインアンダーは子供にも受けると思う。

「彼氏できたの?誰?何歳?」とS夫人。
「教えない」
「なんだよ、つまらないなあ。いいじゃんべつに」
「教えない」
「会社の人だ!ナントカさん?」
「違います!いや、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません」
「そうなんだ!」
「違うって!いや、言わない」

他夕方までいろいろな話。幸せな家庭を見せてもらってこちらも幸せな気分になる。

 実際私は幸せだ。彼は一生懸命愛してくれる。信じていいのか戸惑ってしまう程。
こんなことになるとは本当に驚きで夢のよう。ふわふわ。

そして日付は18日。元内縁夫の誕生日だ。ハピバスデイメール。

「おめでとうございます。お元気ですか?
昨年ミリバールのパーティーで会って以来ですね。
あの日結婚と子供の話を聞いたんでした。
あれ、すごく嬉しかった。人づてに聞くのではなく報告してくれて。
(略)君は『俺は変わった』と言ってたけど、どんな風に変わったのかは、わからなかったわ。
良き家庭人になったのかしら?
そして『桜井さんも流れに乗れ』と言ってくれたのよね。
私は言われた通りにしています。
(略)君と別れてから何回か恋をしたけれど、(略)君ほど愛せる人はいなかった。
でも、そんな私を見ていてくれた人がいたの。その人について行くことにします。すごい人よ。
(略)君と真剣に付き合ってちゃんと別れたから今の幸せがあるのよね。感謝しています。
またいつか会った時に話したいです。
ご家族皆様お元気で。素敵なお誕生日を!」
2005年12月17日(土)

お仕事,『北前そば 高田屋』,『ご近所さん』G,TBS『R30』,おかしいでしょう!


 9:45に派遣会社の担当者と待ち合わせ。1分遅刻。
本日から22日まで大門の出版社で温泉ガイドブックの校正。

出版社の担当者は「出来れば残業して欲しい。期間も27日までお願いしたい」とのこと。喜んで。
昨年の今頃も旅行パンフレットの編集・校正をやっていた。
聞き覚え、見覚えのある温泉や宿名いろいろ。
昨日はグルメ、今日は温泉。行きたい!

今回の仕事は時給は大幅安だが、大手派遣会社の仕事だから契約書もあるし条件がはっきりしていて良い。

 お昼は「芝パークホテルの中華が美味しかったはず」と思ったら2,000円を超えるのでやめる。
周辺を歩いてみるが魅力的な店が無い。なのに1,000円以上だったり。
早くしないと昼休みが終わってしまう。しかたなく『北前そば 高田屋』。
タバコ臭くて参る。今時ランチタイムは禁煙にしてくれなくては。

 久し振りの労働の後、飲みたい気分だが11、12月分の収入を考えると飲み歩いてる場合ではない。
そんなことを考えている車中、『ご近所さん』Gからメール。
飲みの誘いかと思ったら

> 俺、忘年会。銀座でカラオケしてる!

ああそうですか。
9月半ばにも「元気ですか」「元気です」というだけのやり取りがあったが、何の用なんだ?どうでもいいけど。

やっぱり飲もう、と思って目白駅まで行って『なすび』に電話をするが出ない。帰る。

 TBS『R30』は宮崎学さんの「フィクサー列伝」コーナーが目的で見ているが、今日のトークゲスト元吉本興業常務の木村政雄さんの話は面白かった。

「20代の仕事は人に使われる。40代は人を使って仕事をするようになる。30代は自分自身が仕事をする時期。だから面白い。非常に大事。怠けたら駄目です」
はぁー。間もなく30代も終わってしまうが、怠けまくってしまったなあ。

やすきよ漫才、漫才ブームの仕掛け人木村さんは宮崎学さんと同年代で同じ京都の出身、というのも興味深い。
全然ジャンルが違うようだが、同じ番組内で見ると、どちらも命がけのエンタテイナーに見える。

「成功の反対は何ですか?失敗じゃありません。『妥協』です」と木村さん。
なるほどね。よし。

 11月分のギャラを巡って、派遣会社がおかしなことを言っているが、妥協しないぞ。
電話では再検討ということになったが、不信感いっぱい。確認のためメールでも抗議。
2005年12月16日(金)

お仕事,どういうこと?


 昼夜逆転の生活が続き、やはり朝まで眠れず。2時間ほど布団の中。

 1ヶ月ぶりに事務所。女性に、赤く擦り切れている鼻を指差される。
「よそ見して、木に激突したんです」。まだイテテ。

本日の仕事は、蟹だ河豚だ鮪だのグルメギフトのカタログ校正。食べたい!
1人では1日で終わらないかも、と言われたが17時終了。

 11月分のギャラの件で経理の人に気になることを言われる。
帰って会社から届いていた計算書を見て魂消る。どういうこと?!納得いかん!
2005年12月15日(木)

お仕事?,ナインアンダー in 『手刀(チョップ)』,激突!


 派遣会社から電話。浜松町の出版社で編集・校正の仕事があるという。
11月25日にも同じ会社を紹介されて、期間が来年3月までの飛び飛びの日程なので断った。
今回は明後日から5日間のみ、ということで受ける。

はあ、やっと仕事が入った、と思ったら深夜になって別の会社から「明日来て」。
急に集中するなあ。

 朝から夕方までほぼ12時間睡眠。こんなんで普通の時間帯の仕事が出来るのか?
1日の稼動が21時『ナインアンダー』ライヴから、というのはどんなもんだろう?

しかも20分遅れ。焦ったが、永ちゃんのライヴのように時間通りには始まらないので間に合った。

ナインアンダーは本日2ndミニアルバム『愛のムチ!』発売。
メンバーは仕事とライヴのリハーサルとCD製作で大変だったみたいだ。
私は12時間たっぷり眠って絶好調、とは言い出せず。

今日は大きなトラブルもなく、聞かせ躍らせる楽しいライブだった。
CDに3人のサインをもらって「おめでとう!」
打ち上げは引き続き『手刀(チョップ)』で飲む。音楽の話やらいろいろ。

 24時過ぎ、ナインアンダーの松本さんを池袋駅まで送って、家に帰る。
途中から男の人が暫く後ろを歩いていて、ちょっと怖い。

赤になる寸前の信号を渡って、男がついてきていないか振り返りつつ足早に歩いていたら、顔を何か硬いものに強くぶつけた。
何?木!鼻イテー!やべ、鼻血出る鼻血出る!
と思ったが、涙はポロポロだが鼻血ブーはなし。
しかし痛い!痛いよ痛いよー。鼻も唇も激痛。

家に戻って鏡を見たら、鼻の頭が切れて流血していた。
いやーん。関西突破塾忘年怪Hさんの自爆テロより情けない。
どうやって化粧を落とせばいいのだ?ヒリヒリだ。

よくわからないけど、傷の部分は避けて魔法のクリームPOLA『CREATAGE』を、傷にはユースキンを塗ってみる。
明日の朝にはすっかりきれいに…なわけないか。トホホ。イテテ。
2005年12月14日(水)

フェンディ!,映画『イノセント・ボイス 12歳の戦場』


 10月2日のセールで買った『フェンディ』の黒い革スカートは、金のファスナーと金具がいっぱいついた、凝ったデザインが気に入っていた。

金具が壊れて修理に出して、結局返金してもらうことになった。
日記に35万→25万+消費税と書いたが、定価は50万円だったらしい。
「50万円の商品がこれではねえ」と言ったら
「デリケートなものですので」。
シルクのレース飾りじゃないんだから、金具がそんなに脆くてどうする!

都合4回着た。タダで借りたようなもので損はしていないが、残念だ。
一生着ようと思ってたのに。

 来年1月21日『シネスイッチ銀座』で公開される『イノセント・ボイス 12歳の戦場』の試写を見る。

1980年、内戦下のエルサルバドルでは少年は12歳になると政府軍に徴兵された。
映画は脚本オスカー・トレスの実体験を描いている。

主人公の少年チャバの表情がすごくいい。
子供が兵士にされる悲惨さはもちろんだが、音楽と激しく降る雨が印象的だった。

エルサルバドルについて何も知らなかった私。
内戦に和平の兆しが見えると大地震、漸く停戦が実施、また大地震と、国にも内戦の後遺症を抱える人々にも過酷な運命が今も続く。
そしてやっぱりアメリカ!やめてくれよ!なんだけど、これも(メキシコ映画ではあるが)ハリウッド映画なのだった。
2005年12月13日(火)

PC修理,矢沢永吉LIVE HOUSE TOUR 2005「THE LIVE HOUSE ROOTS」,『MILLIBAR』,彼


 Win98ノートPCの修理で「NECあんしんサービス便」が引取りに来る。
一応バックアップはとっておいたが、データはそのまま戻って来る事を願う。
因みにデスクトップPCは元気なので、通信業務には何の支障もない。ご心配なく。

 永ちゃんのライブ会場は『Zepp Tokyo』で19時開演。
私の整理番号は18:20から入場。
そのつもりで支度をしていたのだが、まあいいやギリギリでも、となってしまう。

急いで赤坂へ。赤坂見附からTBS目指して走る。あれ?工事中?
『Zepp Tokyo』って赤坂じゃなかったっけ?警備員に聞く。
「『ゼップ東京』ですか?うーん、ここには前『赤坂ブリッツ』があったんですが今は横浜に移転してます」
「は!そうなんですか!」
横浜なんだからゼップ東京ではないよね。で、『Zepp Tokyo』って何処よ?

ez webで調べるも検索できず。イライラ。本屋に行くか?何処だよ?
ああ、104で聞けばいいのか。
「今赤坂?では新橋に出て頂いて、ゆりかもめで20分の青海駅から3分です」
ひぃー、永ちゃ〜ん!

走って乗って走って乗って走って、30分遅れで『Zepp Tokyo』。
ここ前に来たことあるよ!ああもう!

会場はギュウギュウ詰め。永ちゃん、どこ?どこ?見えないじゃーん。
一歩も動けないし。別のドアを開けてみる。同じ状況。
諦めてその位置で飛び跳ねたりして人々の頭の間からたまにチラッと永ちゃんを見る。

歌はもちろんサイコーにうまい。
前をはだけたシャツから覗く永ちゃんのボディは鍛えられてて美しい!
ほとんど休みなく続く歌。56歳とは驚き。かっちょいー。

古い曲をボサノバ風にアレンジしたと言ってたが「遊びで抱いたんじゃない」なーんて歌われて、「どうだった?」なんて聞かれて、もうウットリ。幸せ。

しかし、もっと近くで見たかった。スタートからちゃんと見たかった。ああ残念!
そしてステージをもっと高くしてくれないと、背の低い人は全然見えない。

 ライヴ終了後にしか出さないビールを飲んで、帰りはりんかい線。
こちらから来ればこんなに近かったのか。
渋谷で降りて『MILLIBAR』。

矢沢ファンのお客さんは今日はいなかったが、ツアーグッズのパンフレットをお土産。
清野さんと他のお客さんにも見せて笑う。

今日の『MILLIBAR』は静かで、後半私一人になる。
昨日聞いた裏社会話を得意気に披露して24時前に帰る。

 9日に開始した私の行動に「まずい、そんな状況じゃない」と彼。
迷惑なのかと思ったら「しょうがない、そうするしかない」。
いやーん、素敵!大好き!
永ちゃんの方がスタイルはちょっといいけど、勝ってる!
「ありがとう」と彼。永ちゃんに勝つって意味、わかってる?

宮崎学さん、矢沢永吉、彼。いい男三昧の日々。ウホホホ。
2005年12月12日(月)

『Good Day Books』,『四季の心づくし 花の舞』,POLA『CREATAGE』


 8時半ぐらいから電話数件。昨夜のHさん流血事件を心配する人々から。
Hさんからも電話。たいしたことなくて良かった。

 『大阪富士屋ホテル』は隣の部屋の普通の話し声も聞こえるぐらい姉歯な建物。
だけどレディースルームは入浴剤など小物がいろいろあり、桜の香り風呂に入ったり11時のチェックアウトまでのんびり。

 11:43新大阪初の「ひかり」で東京へ。
『ゐざさ』の「柿の葉寿司」を食べながら。美味しいが8個は多過ぎた。

 車中連絡があって18時半から恵比寿の書店『Good Day Books』にて宮崎学さんの講演会があるとのこと。

さすがにあまり集まらないのでは、と思ったら昨日見た顔が何人もいて驚く。
絆創膏が10分の1ぐらいのサイズになったHさんとか、大阪のカラオケで仮眠、まだ家に帰っていないRさんとか。

講演会の入場料は英語版『TOPPAMONO』を購入すること、ってせっかく昨日ビンゴでゲットしたのに。
「既に持ってるんですけど」
「買って下さい」
「他の本でもいいですか?」
「駄目です」
買う。
いつも『TVウワサの真相』を録画してくれるYさんにプレゼントしようかな、と思ったらYさんも購入していた。

しかし「日本語の『突破者』が欲しい」と言って断られ(『Good Day Books』は洋書店)、講演を聞かずに帰った女性がいたが、勿体無い。

立ち見も出る盛況で、外国人のお客さんたちは興味津々、Q&Aも大変面白い。
「日米国民は『バカな指導者』という不幸を共有している。バカとバカは共鳴しやすい。これが日米同盟の基本です。」
通訳の女性は目を丸くしながらしっかり訳す。

ヤクザの歴史、権力との関係、経済力について。

ほう、と思ったのは数年前イラクで若者3人が拘束されて湧き起こった「自己責任論」。
あれは政府がイラク撤兵の世論を封じ込めるために右翼に頼んだキャンペーンだったとか。なーるほど。

同じような、マスコミとヤクザを利用したキャンペーンを必死になって政府がやっているのが、今の姉歯偽装建築問題だ。
大きなスキャンダルになったからくりを聞く。へえぇ。

「素晴らしい国でしょう?」と笑う宮崎さん。面白かった!

 書店近くの『四季の心づくし 花の舞』で宮崎さんと電脳キツネ目組の人たちと蕎麦。
さすがに徹夜で大阪帰りのRさんも負傷したHさんも飲まないが、私とYさんはビール。
私は一人でサワーも飲む。

「Hさんは昨日喧嘩したわけじゃないんですよね?」と私がHさんに聞くと
「いいじゃねーか、複雑な男心なんだよ」と宮崎さん。優しい。

 外は雪。どおりで寒いはずだ。

 仕事はしていないのにハードな毎日、飲み食いでお肌はお疲れ気味。
昨日Tさんにもらった化粧品サンプルPOLAの『CREATAGE』を試してみる。
魔法のようなクリームらしい。詳細はこちら
明日は永ちゃんだし!気合はデート前夜と同レベル。
2005年12月11日(日)

関西突破塾忘年怪『アジヨシ』,『フリーテーション』,『TOP RANK』,『原田病院』,『大阪富士屋ホテル』


 出発は昼なのに、一睡もしないで大阪に向かう。新幹線の中で少し寝る。
忘年怪で発表する「私の今年の3大ニュース」を考える。

関西突破塾の忘年怪は焼肉と豪華景品の当るクイズ・ゲームが恒例。
これまで私はゲーム優勝とか、ビンゴ1番乗りとかしたことがない。今年こそは。

8日に電脳キツネ目組組員が政治資金規正法違反で逮捕される事件があって、楽しい忘年怪に水を差されたような気がしていたのだが、宮崎学さん始め、逮捕された市議の女性スタッフも皆非常に明るい。
「拘留期間の長さを賭けよう」とか、逮捕を恰好の話題に盛り上がる。

鶴橋『アジヨシ』の焼肉を食べながら、全員の今年の3大ニュース発表。
私は2つしか思い浮かばず。

「昨年『文章道場』で書いた今年の抱負は『ナンパ大作戦』だったのですが、果たせず。初めてお見合いをしてみましたが、『三里塚闘争で強かったんだ』とか言ってる人で、宮崎さんたちと遊んでいる方が面白そうなので断りました。宮崎さんは『じゃあ、遊んでやろう』と言ってくれました。
そして今年も終わろうかという最近、彼氏が出来ました!ラブラブです!」
パラパラと拍手。あら?
「会社員を辞める時は『もの書きになりたい』とか『編集をやってみたい』などと言っていたのですが、どうにもならないまま早5年。自分の誕生日パーティーをやったり東京忘年怪の幹事をやったりして、やっぱりイベント好きなのかなと思いました。これからは怪しいイベンターを目指します。以上です」

恋人が出来たと言っても反応が薄かったのは、男性陣が悔しがっていたのかと思ったら、「聞こえなかってん」。

そして、ゲーム。パンスト強盗(って言うのか?)のパンストを脱がせる。
早い者勝ち。くだらねー。爆笑。

宮崎サンタのビンゴゲームでは英語版『TOPPAMONO』をゲット。やった。
サインに「LOVEって書いて下さい!」とおねだり。ムフ。

 2次会は『フリーテーション』。
女性ヴォーカルとバンドの生演奏もある、レストランバー。

Tさんの提案で、近くの席5人だけのゲームが始まる。
3文字の最後が「ん」で終わる言葉を順番に言う。
これ、はめられたような気がする。

頑張ったのだが負けてしまい、TさんとHちゃんに「彼氏は幾つ?」「どこに住んでんの?」「何してはる人?」「きっかけは?」「どんなところが一番好きなの?」と質問攻めに遭う。
「教えない」と言ってるのに全く許してくれない二人。
恐るべし電脳キツネ目組関西総本部乙女組。
適当に本当のことを言ったり嘘を言ってみたり。しかし私は嘘が苦手だ。
逃げたくなる。

これに懲りて、私は決めた。彼の事は教えない。
理由はまだ始まったばかりで微妙なんで。
或いは彼が「書かないで、ペラペラ言わないで」と言うから。
かもしれないし、例えば不倫とか、彼女がいるとか、私が嫉妬深くなったとか、実は彼氏は一人じゃないとか、友達の男とかとか…、人生いろいろってこともある。かもしれない。

「吉川晃司じゃないの?」と真顔で聞いた友人もいたが、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
教えない、教えない、絶対教えない♪

 3軒目、恒例の『TOP RANK』。テーブル席とカウンター席に分かれて、トーク。
ここでも恋話だったような気がする。

カウンターに座っていたHさんが何やら大声で怒鳴り始めた。おや、喧嘩か?
一人で興奮してるのか?あ、なんか怒ってるみたい。
わ、怒ってる怒ってる、大丈夫か?と思った次の瞬間、額からダラーリ血を流すHさん。きゃー、大変。
おしぼりが何本も真っ赤に染まる。

「絆創膏、絆創膏」
と言われて、持ち歩いていた絆創膏2枚を差し出す。
「無理だこれ、縫わなきゃ」
病院に行くことになる。まだ何か叫んでいるHさん。

 私もホテルに帰ることにする。男性二人が付き添って交番へ。無人。
24時間やってる病院案内番号に交番の電話でかけるも繋がらず。意味無いじゃん。
ケータイで電話して『原田病院』。良かった、大阪の人が一緒で。

2時過ぎ、病院に着く頃にはいつものHさんに戻っていた。治療を3人で待つ。
額全体を覆うぐらいのデカ絆創膏で戻ってくるHさん。縫わずに済んだらしい。

 病院から『大阪富士屋ホテル』は近くだった。
コンビニでカレーまんと山芋明太子サラダを買って、食べて寝る。3時半ぐらい。
2005年12月10日(土)

素敵な彼,山崎優子著『謳う、援交少女』,TBS『R30』


 彼は乗り気ではなかったが、私は行動開始。報告したら意外な展開になる。
感激、興奮。なんて素敵な人!

『me−ISM』の山崎優子ちゃんが書いた『謳う、援交少女』読了。
初体験やエンコーをするに至る経緯は悲しいが、それがあってのme-ISMだから救われる。

2004年1月に20歳になった優子ちゃんは、まず「選挙権を得た」。はー。
私は?映画『BE・FREE!』と『BE-BUP HIGH SCHOOL』を友人Mと見たらしい。
全く記憶にない。
『BE・FREE!』は羽賀研二がドジでスケベな数学教師を演じる学園ドラマ。らしい。
何も思い出せない。酷いね。

更に突き刺さるのは、優子ちゃんにチャンスを与えた大人、ライヴハウス『adm』の店長匠さんの言葉。
「君は悪くない。何故なら君には選挙権がない。この社会は君が選んだワケじゃない。選挙権のある大人が作ってきた社会なんだ」

優子ちゃんは気づく。
「ファッションも生き方も、自分で選んでいるかのように見えて、実は全て"選ばされてた"」
「個性やオリジナリティを大切にしているわりに、その中身は全てメディアの中の"アリモノ"だった」

ひゃー、申し訳ない。
選挙権を得てこのかた、社会を作るなんて考えたこともなかった。
私は「社会はオッサンたち、企業マーケティングが作る」ことに気づいて「嫌だ嫌だ」と言ってはいたが、今や「おめーらが作ったんだろ、どうしてくれるんだ」と言われる立場なのね。

「皆さん小泉が大好きで、戦争がしたいんでしょ」とか言って知らんぷりするのは子供たちを殺すことになるのよね。私が!!
もう、先に謝っておくしかない。
この先ニッポン社会が賢明な選択をして子供たちに「ありがとう、大人たち」と言われるとは到底思えない。
ああ、そうか。戦争すれば「英霊よ、ありがとう」って言ってもらえるか。

 そして実は社会を作り、歴史を動かすのは「選挙権を持つ大人一般」でもなく「選挙で選ばれた権力者」でもなく、少数のとんでもない人たちなのだ、と教えてくれるのが宮崎学さん。

その「とんでもない」人の一人が今日の『R30』「フィクサー列伝」で紹介された安藤明なのだろう。
教科書には載らない偉人を忘れていくのが大人一般であり、とんでもない功績はなかったことにするのが表社会の権力者たち、というわけ。
番組で安藤明の寂しい晩年についてはあまり触れなかったが、安藤にとってはその方が良かったかも。
2005年12月09日(金)

デート,ビッグカメラ,me-ISM企画 "ロック解放戦線vol.1",『和民』


 やっとデート。ある提案。残念な返答。でも大好き。

ノートPCを紙袋に入れて、ビックカメラに修理に持ち込む。
年内には出来ないし、データは消える、とのこと。
「え?電源スイッチ部分を交換すればいいんじゃないの?」
そういうわけにはいかないらしい。
とりあえずスイッチが入るように応急処置をしてくれた。
バックアップを取って、NECのサポートに出した方が早く出来るのでは、と言われる。

紙袋入りノートPC持ち帰り。重。こんなもの持ってライヴハウスに行くのかよ。
壊れんじゃないか?もう壊れてるか。

 『池袋adm』というライブハウスで『ナインアンダー』のライヴを見る。
いつもの『手刀(チョップ)』より更に家に近いところで、有難い。

私は楽器や音響に関しては全くわからないのだが、「いつもとアレンジ変えてんのか?」と思ったらチューニングがメチャクチャだったらしい。
反省しきりのジャブロ君。
でもデートの後の『ラブマグナムラブ』とか『太陽ラブ』は官能的に聞こえて、楽しかった。

本日のライブは『me-ISM企画"ロック解放戦線vol.1"』ということでme-ISMがトリ。
ジョン・レノンの命日ということもあり、ジョンの曲をやったり、ヴォーカル優子ちゃんの下着衣装もセクシー&ゴージャスで、「あれ?乳首見えた?乳輪でしょ。ま、今更ね」って大サービス。

ライヴ終了後、20歳の優子ちゃんが10代を綴った本『謳う、援交少女』を購入。
サインしてもらう。

パラパラと見ていたら目が釘付けになったフレーズ

「愛のあるセックスは
嫉妬しか生まない
I LOVE YOUって言葉を
欲しがり過ぎて騙されてませんか?」
(『愛のない I LOVE YOU』)

深いね、20歳。いや、本によると17歳の頃に書いたらしい。感心する。

 『和民』にて打ち上げ。
「間違いなく最年長ですよ」とナインアンダーの松本さんに言われたが、43歳のお母さんが20歳の娘と一緒に何とかいうバンドの追っ駆けをやっていて、お母さんの方がピンクの少女スタイルだったりする不思議な母娘もいた。

優子ちゃんと、優子ちゃんの友達のパラパラダンス披露もあって、笑った。
「キレがない!優子のはパーラパラだ!」と皆に言われて「ブランクが長いから」と照れ笑いの優子ちゃん。
お友達のビシッとしたパラパラに認識を改める。すごいんだ。パラパラって。
「これは古いんです。今はトラパラです」とお友達。
トランスパラパラだって。ほぉー。

 3時近くに2次会終了。皆はボウリングに行くので私は帰る。
帰り道、おやすみコールの出来なかった彼にメール。
「愛してます」と返信が来て驚く。起こしてしまって申し訳ないが、嬉しい。

「愛のあるセックスは
気持ち良いもんですか?
I LOVE YOUって言葉で
満足する君たちはHAPPY?」
(『愛のない I LOVE YOU』)

YES!それはそれは気持ち良くて、たまらなくHAPPYよ!
と言える今であることが嬉しい。
39歳にして、浅いか?
2005年12月08日(木)

『蕎亭大黒屋』,フジTV『無意味良品』,ヘアカタログ

 二日酔い。6時前に寝て、気持ち悪くて何度も目が覚める。15時半まで起きられず。
「もう1軒」と言ってた同僚、すごい。仕事は昼かららしいが、もしあの後1軒行ってたとしても大丈夫だったのだろうか。

私は夜から飲み会。
彼のデートの誘いを断って、『檸檬屋新宿』常連Yさんと従業員Mさんとゴーヤ君で浅草『蕎亭大黒屋』にて鴨すきうどん鍋+蕎麦。

全く飲みたい気分ではなかったのにビールを一口飲んだら「ウマイ!」
日本酒もいいものばかり頼んでクイクイ。
鴨は苦手なのに鍋も、焼き味噌も、たたみいわしも、粗挽きそばがきも美味しい。

MMさんの忘年会の話、BBSの話、檸檬屋新宿の話、ささきもと子さんの話。

皆さん『蕎亭大黒屋』を気に入ってくれたみたいで良かった。

歩いて鶯谷駅。Yさんと山手線。

 11月17日の日記に「地上波でもやればいいのに」と書いた木村タカヒロさんの『キムスネイク』だが、実は月1回フジテレビで放送されていたそうで、今夜が3回目。

番組名は『無意味商品』といい、

「キムスネイク&カンパニーのタレント達が『金蛇商事』の社員となって世界中のありとあらゆる商品を買付けするべく奔走します。その商品はすべて『無意味良品』。持ち帰られたグッズは議長の阿川佐和子さんや審査会メンバーの笑福亭笑瓶さんらに混じって何とキムスネイクのボスが社長として商品審議会をバーチャルに仕切ります。チョー強引?さらに番組では『金蛇商事』社員によるショートコントやダンスも披露!」(HPより)とのこと。

面白い!今日の無意味商品は「おじさんエッグセパレーター」。
生卵を割って笑瓶風顔型の陶器らしき入れ物に入れ、ボウルを下に置いて傾けると…おじさんの鷲鼻から卵の白身がダラーーーリ。爆笑!
「汚ねー!」と叫んでしまうが、それは見事に白身のみがダラーーーっとおじさんの鼻の穴から垂れてくるのであった。
鼻の穴から僅かに覗く黄身。がははは!変なのー。

やっぱり、すごいや木村タカヒロさん。ああ素敵。

 ヘアカタログ更新。
3日MMさん忘年会でのヘアメイクは、タイガースファンのMMさん、会場が『薩摩しゃも』ってことでタイトルは『タイガー&しゃも』。

横顔は受け口が目立つ。
昨年末は結婚詐欺事件で大変だった友人が、インプラント専門の歯科医と結婚が決まって12月に開業だとか。
妻として医院の広報など担当するらしい。
受け口矯正、お友達価格にしてくれないか聞いてみよう。高そうだが。
2005年12月07日(水)

『檸檬屋新宿』,『エールハウス』,『Tierram』

 今日もビックカメラには行かれず。
壊れたのはWIN98ノートPCでかなり古いから、部品を取り寄せたりして修理に時間がかかりそう。
早く持ってかないと。

 派遣会社社長のお疲れ様会で『檸檬屋新宿』。
のつもりが今後のお仕事相談会みたいな感じ。
近々仕事もありそうな雰囲気で、少し安心した。

MMさんもいて、ミニ「憲法村」のような話。姉歯マンションの話。へえぇ。
他いろいろ。

合間に彼から電話やらメールやら。「そうか」と笑うMMさん。

本来なら私たちが社長の分も払って「お世話になりました」なのだが、何故かMMさんと社長にご馳走になる。
あ、もう社長じゃないのか。しかし私のボスには変わりない。
私は社内事情に疎くわからないことがいろいろあったのだが、諸々確認できたし、ボスも元気で前向きで良かった。楽しかった。

 明日仕事が昼からという派遣会社同僚と『エールハウス』。
ギネスビール1杯をご馳走になる。会社と会社の勢力への不満爆発を聞く。
25時閉店だが26時ぐらいまで。

 「もう帰っちゃうんですか。なんとか(店のロゴマークの名称)に行きません?」
「近くならいいですよ」
で『Tierram』という池袋っぽくない、かっこいいバー。
ドアの前に立って「えーっと、どうすれば開くんだっけな?」と同僚。
体当たりしてみたら、開いた。
ラムがいろいろある店らしく『ロン・サカパ センテナリオXO』と『ロンマッサレム・ラム グランレゼルヴァ15年』。
ここは私が多めに払う。でも多分私が飲んだものの方がかなり高い。

恋話。同時に複数の人を愛せるなんとか(英語?心理学用語?)と、一人の人しか愛せないなんとかについて。
私はどちらと聞かれてもよくわからないけど、多分後者。
で、後者が前者と付き合うと不幸になる、というのはまあ当然だろう。
だから私の恋愛は「全く理解できない」と言われるのか。

会社と会社の勢力への不満話は続く。28時過ぎまで。
「酷い、嫌だ、ムカツク」だけで終わらず、タタカイモードなので「やれやれー」。

「桜井さんもライターとか他にやりたいことがあるんでしょう?」と何度も聞かれる。
遊ぶ金欲しさに働く、それだけなんじゃないかなあ。だめか?

「ものを書く」ということへの畏れもある。
先日NANIOさんとも話したのだが、「真理ちゃんも書けよ」と言われても、身近にすごい書き手や表現者がいて、その人たちが作り出しているものに触れると「とても私なんて」と思ってしまう。
死ぬほど努力をすれば何とかなるのかもしれないが、怠け者のぬるま湯好きで、ヘラヘラ遊んで「ウンコ」のような日記を書いているのが一番楽しい。
それってやっぱりだめかしら?

 「もう帰っちゃうんですか。まだ飲みませんか?」と誘われるが、帰る。
2005年12月06日(火)

メール,朝日ニュースター『TVウワサの真相』

 昨日は二日酔いで手をつけられなかった、MMさんの忘年会関連のメールいろいろ。連絡、お礼、返信などなど。

 電源スイッチが壊れたノートPCをビックカメラに持ち込むつもりで支度をするが、21時の閉店に間に合わず。

 昨夜寝ながら所々見ていた朝日ニュースター『TVウワサの真相』第4回「米国の従属国・ニッポンを斬る!」をちゃんと見る。画面がブルブルで辛い。

続けて第6回「警察の暗部を探る」。
宮崎学さんと、一昨日の忘年会に来ていた魚住昭さんがコメンテーターで、非常に面白い。
しかしこの回も画像の乱れが酷く、なんだか一番話が核心に迫っているらしきところで「受信できません」の表示が続く。
漸く再開画面でスタジオ大爆笑とか、最後に「不適切な表現がありました」とか。
気になるー。見られた部分だけでもかなり興味深かったが。
2005年12月05日(月)

ダウン,フェンディ!,朝日ニュースター『TVウワサの真相』

 13時間飲んで朝帰り。9時ぐらいには家に着いていたと思う。
10時からTBS『サンデー・ジャポン』に宮崎学さんが出演、とのことで、お風呂から上がれば丁度良い時間のはずだった。
お風呂から上がってみれば11時近く。ありゃ?失敗。お風呂で寝てたのか?

寝る。13時過ぎ、気持ちが悪くて目が覚める。彼から何度も電話が入っていた。
「うう。電話出られずごめんなさい」
「愛してる?」
「はい。うっぷ。」
「そう。それならいいや」

悪寒がして喉も痛い。そう言えば数日前から彼も風邪気味と言っていた。
風邪をひくタイミングは二人一緒なのね。

気持ち悪くて眠れないが起き上がれない、或いはウトウト状態が21時過ぎまで続く。
今日は吉祥寺で冴島奈緒さんのライヴがあったのだが、無理。

 ヘロヘロの合間に『フェンディ』から金具の壊れた皮スカートの修理が出来たと電話。
「金具は取り寄せましたがこれ以上はないので、壊さないように着て下さい」
「はあ」

電話を切ってズキズキの頭で考える。金具は、初めて履いた時に壊れた。
普通に座って立って歩いていただけで壊れた。
修理に出す前に履いたら別の箇所の金具が壊れた。
同じ金具が幾つもついているんだから、絶対また壊れる。
修理に出したのは10月31日。1ヶ月以上待たされてその間は着られず。
いくら「返品お断り」のバーゲン物とはいえ26万円も払って、なんでこんな目に会うのだ。

『フェンディ』に電話。「なんかもうやんなっちゃったんですけど」
「そうですよね。申し訳ありません」
とのことで返品。ホッとしたような、すごく残念なような。

 電脳キツネ目組Yさんが毎回録画してくれている朝日ニュースター『TVウワサの真相』の第3回「日本のタブー・検察ファシズムの闇」と第4回「米国の従属国・ニッポンを斬る!」をやっと見る。
地上波では絶対やらない内容で、面白い。Yさんに感謝。
はっ。お礼にワインを、とか言ってたのをすっかり忘れていた。やべ。

CS放送は天候に左右されるのか第4回は激しく画面が乱れていて、布団の中で「聞く」つもりが寝てしまう。
2005年12月04日(日)

『QUICK STYLE』,MMさん忘年怪 in 『薩摩しゃも』,マリコさんお送り,『檸檬屋新宿』,居酒屋

 朝8時頃までなんだかんだ。11時過ぎからいろいろ電話が入って寝てもいられず。

 経理業務とプリントアウト作業はWIN98ノートPCを使っているのだが、電源スイッチが壊れてしまった。
この忙しいのに、全くもう。

 池袋西武『QUICK STYLE』にてヘアメイク。
フルメイクとヘアアレンジで3,990円はお得だ。
「アップにします?」と聞かれて「この長さで出来ます?」「大丈夫です」ということで1,000円プラス。
金髪部分と黒髪が縞々になったタイガー柄?でトップは鶏冠のごとく。

MMさんはタイガースファンだし、会場は『薩摩しゃも』だし、いい感じ。
メイクも自分ではやらないラメキラキラでご機嫌。
ドレスは新調できなかったけど、顔と頭は華やかパーティー仕様になった。

 スタッフ集合は18時だが18:12新橋駅着。
MMさんは18時前に『薩摩しゃも』に到着していた。ヤバ。

 18時半頃からお客様続々。最終的には48名の盛会となる。

植垣さんの乾杯で宴スタート。19時半ぐらいに司会のNANIOさんが到着。
お待ちかねオークション開始。プレゼンターは女優水野美紀さん。
出演映画の特報と予告編DVD、サイン入り。のっけから大盛り上がり。

続いて宮崎学さんが裁判官役で出演している『ポチの告白』の台本+特報と予告編DVD、サイン入り。
高橋玄監督も「すごいなあ」と驚く競り具合。

木村タカヒロさんに許可を得て、MMさんの還暦祝いの肖像画を来年のカレンダーにした1枚は1万円で新組員Wさんが落札。

他にもMMさん出品の背広(『薩摩しゃも』女将新橋鳩美さん落札)、マフラー、生原稿、英語版『TOPPAMONO』、『鉄KUROGANE』ヴィデオ、他いろいろ。
参加者からペットグッズの出品などもあり。
売上は15万円ぐらいになったのかな?面白かった。

20時ぐらいに水野さんお帰り。私も記念撮影をして頂く。スッピンなのにうつくしー。

あら?外には情報を嗅ぎつけた2ちゃんねらーたちが、水野さんの出待ちをしている!大変!と思ったら、忘年会参加者の皆様が見送りにスタンバっていたのだった。あはは。

今年の忘年会は豪華ゲスト大勢。映画『TAKESHI'S』に出演している高木淳也さん、スポーツライターの玉木正之さん、ジャーナリスト魚住昭さん、外務省のラスプーチン佐藤優さん、そして宮崎さんの著書『マリコ TAKE OFF!』のマリコさんはタイから駆けつけられたという。

MMさんの「今年の収支報告」ご挨拶で1次会は締め。

 マリコさんを滞在先に車でお送り。車中MMさんのお話、タイの話など。
綺麗で優しい、素敵な女性だ。

2次会は『檸檬屋新宿』になったらしい。
2次会用にフルーツを用意していてくれたという『薩摩しゃも』には申し訳なかった。
しかし新橋鳩美さんは熱狂的なMMファンなので、喜んでくれたと思う。
何度も「またいらして」と言って頂いた。皆様、新橋で宴会の際はどうぞヨロシク。

 『檸檬屋新宿』は満席。
1次会ではあまり話ができなかったが、「すごく面白かった」と言ってくれる人もいて、良かった。
私も大変楽しかった!
ホント、MMさんの近くにいると、めったにできない体験が出来て、素敵な人たちに出会え、勉強になるし愉快愉快。

あまり覚えていないがいろいろな人といろいろな話。始発まで。
洗い物をしてゴミを片付けて、寝ている人をそのままに、店を出る。

 NANIOさんがまだ飲むというので歌舞伎町の居酒屋。8時まで。恋話。
「彼氏って誰だよ。教えろよ」
「教えない。ムフフ」
でも自慢はする。ウホホー。

NANIOさんの揺れる男心を聞く。大丈夫、NANIOさんだってモテモテじゃん。
すっかり朝になった新宿を手を繋いで帰る。
2005年12月03日(土)

忘年怪幹事

 MMさんの忘年怪のオークションに出品する品を取りに行く。素敵。
私が欲しくなる。
ついこの間まで20人でどうしよう、と言ってた参加者が44名となった。おおすごい。
スタッフのキツネ目組組員と電話打合せ。準備いろいろ。

 明日のドレスを探しにリサイクルショップ。いいのがない。困った。

 TBS『R30』をワクワクしながら見てたら、宮崎学presents「日本フィクサー列伝」今週はなし。ふう。

 久し振りに経理業務。
2005年12月02日(金)

映画『私の頭の中の消しゴム』,『OASIS』

 そんなのばっかり!の難病ラブストーリーで泣かせる映画など見たくないが、かなりいいと聞いて『私の頭の中の消しゴム』を見る。
うまい。男も女も美しい。

韓国のドラマや映画では病気が「なんだかよくわからない症状」で、なんでだかわからないけど治ったり悪くなったりする。
日本の安易な作りのドラマでもよくあるが。
でも、この映画は若年性アルツハイマーをちゃんと描いているのではないかと思った。

先日テレビ朝日『徹子の部屋』に都はるみが出て、痴呆の母親の話をしていた。
都はるみ母はステージママで他の娘に比べて都はるみといた時間が圧倒的に長い。
だけど妹たちのことはわかるが、都はるみのことはわからない。
「あんたの娘やで」「そうか」と言うが、都はるみが席を外すと「今の人は誰?」
でも自分が「歌手都はるみの母」であるという記憶はある。
黒柳徹子が「一番親しい人の記憶からなくなっていくんですってね」と言っていた。

私は長生きをしたら必ずアルツハイマーになるであろう。若年性の可能性もある。
でもそんなに悲しいかなあ?
都はるみ母とか『きみに読む物語』とか『私の頭の中の消しゴム』とかを見ると、それ程怖くもないのだが。

 最近一人で飲み歩いてないな、と思って『OASIS』。
貧乏性で、仕事がないと一人で飲むのはもったいないと思ってしまう。
しかしここ数日あまり人と喋っていない。
恋人はまめに連絡をくれるが長々お喋りという感じではない。

オーナー鈴木さんに、というか誰かに彼氏自慢と水野美紀さんの忘年怪登場自慢をしたかった。
「わかりますわかります。自分だったら自慢しますよ」と鈴木さん。

『エールハウス オリジナルビール』と『デメラララム ポートエレン樽』を飲んで帰る。
2005年12月01日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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