JOE Company 『7ナナ』,『Saffron』,物忘れ


 阿佐谷のバー『ストロベリーフィールズ』のマスター藤村忠生さんが出演する舞台『7 ナナ』を見に『池袋シアターグリーンエリア171』。
本日が初日。

遅刻して、近所なのに、地図を持っているのに、迷って更に遅くなる。
藤村さんの登場には間に合う。

2回酒席でご一緒した時、2回とも「ずっと前にどこかで会ってますよね?」と私に聞き、私は「いいえ」と答える会話をして、2回とも首を捻っていた宮本大誠さんも出ている。

ヤクザの組長が倒れて、残された組員たちは組事務所で保育園を開業し、そこへ破門になった子分とか、それを狙う一味とか、何も知らない保育士見習いとか、植物人間のはずの親分などが現れ、てんやわんやのコメディ。
男7人のドタバタ劇で、皆弾けてて面白かった。

藤村さんのお芝居は何回か見ているが、コミカルな役の方が好きだ。
大誠さんもとても良かった。二人に挨拶をして帰る。

 帰り道、『Saffron』というインド料理屋に入ってみる。
カレー、ナン、サラダ、タンドリーチキン、ヨーグルト、グラスワインのセットで1,680円。
安いが、カレーが1種類で量が少な過ぎる。
カラトリー籠のカバーに薄汚いタオルを使っていて不快。

 テレビCM「0120-117117、いいないいな」を見て、あれ?と思う。
いいないいな、117117?1月17日、なんかあったよな?
おお、『ミリバール』のアルバイトG君が独立して出す店のオープニング予定日だった!
そしてオープンは23日に変更になり、22日のレセプションに招待されていたのだった!
やっべー。すっかり忘れていた。今日まで。
ひっでー。「行きます!楽しみです!」とか言っておいて。どうしよう……。
2006年01月31日(火)

お仕事?,『無庵』,冬ソナ願望


 先週約款の校正が終わった時に「来週から月刊誌の校正があるから」と言われた。
ファッション雑誌の校正はやってみたかったので嬉しかった。

出勤。声を掛けてくれた人に尋ねると
「あれ?土曜日電話なかった?ゲラ出ないって連絡するように手配担当に言っておいたのに」。
「電話はありませんでした」
ガックリ。こちらから確認の電話をするべきだった。
「じゃあ、これやってくれる?」と言われて、月刊誌の見本と、企業のガイドライン本のチェック。15時半で終了。

電話連絡をくれなかった手配担当に「他のお仕事はないですか?」と聞いてみる。
「うん、ない」
ガックリ。1月は4日間しか働いてない。やばい、まずい。

 お昼は、友人Mから薦められた『無庵』でつけ麺。
つけ麺は随分前に1回食べたことがあるけれどあまり好きではなかった。
食べた店が良くなかったのかもしれないと思ったが、ぬるいのが嫌いなのだと、今日わかった。
しかも食券販売機で誤って「霜降チャーシューメンマつけめん」1,100円を買ってしまった。
私はメンマがあまり好きではない。数年前までラーメンのスープと共に残していた。
なのに当然ながらメンマが山ほど入っていて、閉口。

 満足な収入もないくせに夕張に行く私。彼も誘ってみる。断られる。
これは予期していたのでがっかりはしない。言ってみただけ。

しかし、私はスキー場とか、雪景色でのデートの経験がない。
だから『冬ソナ』とか映画『エターナル・サンシャイン』の場面に憧れがある。
雪の中に二人で倒れたり、くっついてスキーをしたり、窓の外にしんしんと降り積もる雪を二人で黙って見続けたり、そういうこと、してみたい!!
2006年01月30日(月)

お犬様,coccolo, 中島義道著『私の嫌いな10の人々』,金子國義展『アダムの種』,Wendy's,映画『ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜』


 遅刻して慌てて家を出たら、マンション入口のガラス扉の向こうに犬!
オートロックが開いてもう一匹小さな犬が入ってくる。
「キャー!」と叫ぶ私。驚く犬。近寄って来る。
「きゃー!きゃー!」
「騒がないで」と女性の飼い主。
「怖い!」と私。
女性飼い主が、小さな犬を抱えて「どうぞ」と不機嫌そうに言う。
「スミマセン」と言って、狭い入口を最大限犬との距離をとってすり抜ける私。

なんでやねん!「犬は繋いどけ!放さず抱いとけ!」と言うべきだった。
なぜ私が謝る?クソ腹の立つ!貼紙してやろうかな。

 自由が丘『coccolo』に着いたのは約束の13時を大幅に過ぎていた。
グルメサークル主催者だったMさんに「お犬様」の話をしたら「はあ、それで30分遅れたわけですか」と言われる。
誠に申し訳ございません。

グルメサークル元会員で『coccolo』オーナーのKさんも仕事をしながらいろいろ話す。

Mさんが「将来のことはどういう風に考えてる?10年後はこうしたいとかある?」と私に聞く。
「ほとんど考えてません」
「それはいつから?何かきっかけがあって?」
「阪神大震災と地下鉄サリン事件。人は蚊のように簡単に死んじゃうんだ、と思った。先の計画立てるより今好きなことやらなきゃと強烈に思った。あとは今読んでいるんだけど、中島義道という哲学者の影響が大きい」

リュックの中から中島義道『私の嫌いな10の人々』を取り出し、読み聞かせる。
読みながら噴出してしまう。MさんとKさんも笑う。

特に好きなのが「卒業生へのはなむけの言葉」。
大学の学科長にされた中島義道は卒業生へのはなむけの言葉を書かざるを得なくなった。そんなものは大嫌いなのに。
嫌でたまらないが、普通のはなむけの言葉に「どうせ死んでしまうのですが」と付け加えることによって中島義道の気持ちにかなり近くなる、らしい。

そして他の先生が書いたはなむけの言葉を「修正」してみせる中島義道先生。

「ご卒業ご修了おめでとうございます、どうせ死んでしまうのですが。みなさんはこの人生の新しい展開に、やや不安を抱きつつも、大きな希望に胸膨らませていることでしょう、どうせ死んでしまうのですが。(中略)……社会に出ると、かつて経験のない困難に遭遇することもあるでしょう。そういったときこそ、みずからの個性を見失うことなく、困難を糧として、大きく成長する機会にしてほしいのです、どうせ死んでしまうのですが。何年かの後に、逞しく成長した皆さんの笑顔に会えれば、これほど喜ばしいことはありません。今後の検討を切に祈ります、どうせ死んでしまうのですが」

ぎゃはははは。ホント大好き!中島義道。会いたくないが。
極めつけは「恋の深入りを押しとどめようとする人々」について。

「それにしても、なんで世の人々はこうも『あきらめる』ことを勧めるのか、私にはわかりません。もし私が恋愛相談を受けたら、人生そんなにおもしろいことはなかなかないんだから、どんなに可能性が少なくても、ずんずん突き進み、相手も自分もぼろぼろになり、お互い人生を棒に振り、まわりの人をも巻き込み、みんなに迷惑をかけ、警察沙汰になってもいいから、どこまでもどこまでも貫き通しなさい、と助言しようと思うのですが、それと知ってか、誰からも恋愛相談は受けません。」

「私もこれで行く!って決めたの」などと言っていたら
「あれ?その哲学者って、中島って言ったっけ?」とKさん。
「中島義道」
「そうだよね。騒音がどうとかいう本書いた?」
「そうそう。『うるさい日本の私』。メチャクチャ面白い。私は彼の本ほとんど読んでます」
「友達の弟だ」
「え?!中島義道のお姉さんとお友達なの?この本にもお姉さんの事書いてありますよ」
「そう。聞いたことある。それで本読んだの」
驚いた。

 16時ぐらいに渋谷着。Bunkamura Galleryにて金子國義展『アダムの種』を見る。
大先生もいらっしゃる。金髪のクルンクルン頭で素敵。

油絵が素晴らしい。
特にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をモチーフにした大作はきれいな身体の男子たちワンサカで圧倒される。

「これね、車の振動が…」とバタイユ『マダムエドワルダ』の挿絵を、教え子らしき若者二人に解説する大先生。
激しくエロティックで春画のようなデッサンに目と心を奪われる。
この絵のポストカードが欲しい!と思ったら、1500円のアルバムになってて、興奮して購入。

サイン会は別の日だが「サインを頂けないでしょうか」とスタッフに聞いてみる。
「多分大丈夫ですよ」と言われたが、大先生はライティングや、届いた花や、ショウケースの上に置かれた花瓶の位置をチェック、細かく指示を出したり自分で直したり、とても忙しそう。

かなり待って、スタッフに手招きされる。「先生、サインを…」とスタッフ。
「サイン会のときにしてもらって」とすげない大先生。
「あちゃー、ダメかぁ」と声には出さず、顔を見合わせる私とスタッフ。
「嘘嘘。お名前は?」と大先生!
「桜井です。真理です」
耳に挟んでいた鉛筆で「à Mari」と書いて下さる大先生。ああ嬉しい。
本当は写真集のモデルをやった冴島奈緒さんの事などいろいろ話したかったのだが、遠慮する。

 『東急百貨店本店』で布団カバーを選ぶ。
私が測ったカバーのサイズは143×200cmだが、シングルは150×210cmが基本サイズだと言う。疑いながらもそれしかないので買ってみる。
帰宅後掛けてみたら案の定ブカブカじゃないの!もう!
(と思ったら、その後一回洗濯するとピッタリサイズになった。そんなに縮むものかとビックリ)

 19:40からの映画まで時間が余って『Wendy's』。久し振りにチリを食べてみる。

 映画『ジョージ・マイケル〜素顔の告白〜』は素晴らしいドキュメンタリーだ。

ジョージ・マイケルには、公衆トイレでの猥褻行為で逮捕されたゲイ・スキャンダルの後、それを自らネタにしたPVでぶっ飛ばされた。
金ピカの男子トイレ、警察官姿のジョージ・マイケル、ゲイ・カップルがあそこにここに……。
ああ素敵!とそれからかなり気になる存在になったものの、あまり多くを知らなかった。

しかし、今聞いてみるとワム!の頃から曲も歌も才能に溢れていて、アーティストとして偉大な存在だったことに気づいた。
そして実に正直で誠実で、繊細だけど強い、真剣なのが可笑しい、期待した以上に魅力的な人物だった。

レコード会社と長く争っていたことも知らなかったし、特に9.11テロ以降痛烈にブッシュ批判をしていたことなど全く知らなくて、申し訳なく思う。
そうだったの、ジョージ!偉いじゃん!!!

アメリカではジョージ・マイケルの作品も言動もメディアに黙殺されているらしいので、アメリカのポチである日本でもこのことは知らされていなかったのかもしれない。

そして先々週『TABOO』で見たボーイ・ジョージがこの映画にも出ていて、大変いい味を出している。
もう彼は本当にリー・バウリーになっちゃってるみたいなメイクで
「同じジョージだけど、アタシとは違うわね」って、違いますっ!

ああいい映画だった。
2006年01月29日(日)

愛の問題


 久し振りの労働で疲れて14時過ぎまで寝ていた。一日かかって日記3日分。
遅筆の日記作家。

 私の都合で一度日程変更したMさんとの食事の約束を、再度変更するようなことになってはいけないので、ギリギリまで待ってもらって「大丈夫そうなので明日にしましょう」と確定した後で、彼から電話。

「明日昼ご飯どう?」
えーん!明日は予定があるようなこと言ってたじゃん!
結局明日は会わないことになる。次いつ会えるかわからない。

その話の中で、先日発生した問題についてチラッと触れる。
私は会った時に話した方がいいと思っていたのだが、早く問題を共有したいのでメールを書くことにした。
あれこれ考え、やっと書いて送ったら「読んだよ。おやすみ」。

ガクッ。「はい。明日は頑張って」と言うのが精一杯。
好きの弱みか遠慮があるのか。うーむ。どうしたものかな。
2006年01月28日(土)

『亀井堂』,『酒粋処 おくむら』,パソコンテレビGyaO「矢沢永吉 THE LIVE HOUSE ROOTS」

 一緒に仕事をしている女性が「行ってみたい」とのことで、昨日も行った『亀井堂』でランチ。

歯列矯正の話から医療トラブルの話へ。
その女性はアレルギー性鼻炎の治療に行ったら嗅覚がなくなってしまったとか。
担当医が変わってだいぶ治ったらしいが、酷い話だ。

私は友人の婚約者が開業した歯科で歯列矯正のカウンセリングを受けることにした。
友人によれば「日本で二本の指に入るすごい先生らしくてこれからマスコミにでる先生なんだけど、人気ですごい混んでます」。
ほー、そんなに。これまで何度か失敗したが、今度こそ。

 今回の約款校正の仕事は初めてで、一通り終わったものを見直していたら21:30になる。
一緒に仕事をしていた男性たちは15時過ぎには帰ってしまったのに。

 職場近くの居酒屋『酒粋処 おくむら』で、別の仕事で残っていた女性と飲む。
彼女はソフトドリンク。
職場で顔を合わせるのは久し振り。二人で飲むのは2年振りぐらいか。

彼女も、昨年10月に私が突っかかられた阪神ファンのエロ教師の被害にあっていたと知る。
飲み会の席で泣かされたとか、仕事の邪魔をされたとか、いちゃもんつけられたとか。

「それも酒飲んでのことなんでしょう?仕事している人がいる職場で酒飲むのやめてくれって言った方がいいんじゃないの?」と言ったら
「かわいそう」と彼女。
「なんでよ?!酒飲んで絡まれて、仕事の邪魔されて、かわいそうなのは私たちじゃない!」
「お年寄りだし、仕事もないみたいだし」
「仕事ないなら帰れ。会社なんだから。仕事の邪魔するなって、これは排除と違うでしょう」
「無視して、なるべく他の人も被害にあわないように配慮してる。抗議をする時間を取られるのがいやだから」
「こうして私たちがエロ教師について話すこと自体が私たちの時間を奪われている!」
「じゃあこの話題はもう止めましょう」
「いや、そういう意味じゃなくて」
「でも、私たちにはもう言ってこないと思いますよ」
「そうね。この会社のギチギチしてないところは私も好きだし、人のこと言えるほど私自身きっちりしてないから言えないか」

仕事の話、恋話。彼女は仕事に戻る。何故かご馳走してくれる。
あらら、彼女はかなり年下なのに。次回は私がご馳走しなくては。

 無料のパソコンテレビ「GyaO」で、昨年12月21日沖縄ダンスクラブ松下の矢沢永吉ライブを再放送中。

私はこのライブハウスツアーを12月12日ZeppTokyoで見たのだが、30分も遅刻してしまった。
見逃した分を見られたこと、沖縄の方が断然いい雰囲気だったこと、永ちゃんサイコー!と聞き惚れたのが『夏のフォトグラフ』という曲だと知ったことなど、この番組は大変良かった。

しかしGyaOは映画はダメ。私のPCでは画面が小さすぎる。残念。
2006年01月27日(金)

『亀井堂』,北野謙写真集『our face』

 クレジットカードの約款校正2日目。明日までかかりそう。

 一人で『亀井堂』の中華ランチ。私は基本的にはお昼は一人で食べたい。
食後の読書やメールが楽しみだから。昼休みに仕事や会社の話はしたくないから。

 今日も早めに仕事が終わって、上池袋図書館。
やっと『国家の罠』を返して、友人のカメラマン北野謙さんの写真集『our face 日本に暮す様々な人々3141人を重ねた肖像』を借りる。
こちらも昨年6月に出版されたもので、やっと。

タイミングよく、2月20日〜3月5日青山ブックセンター本店にて写真展があるらしい。

「会期中はご希望の方を店内で撮影し、後日重ねたour faceの肖像をプレゼント(無料)する撮影イベントもします。撮影は写真集をお買い上げの方に限りません。既にお持ちの方も、いつか写真集を買おうと少しでも思った方(思って無くてもいいのですが、)はお気軽にご参加ください。撮影イベントは2月25日.26日.3月4日の15時〜18時です。
この時間は会場にいますので声をかけてください。」

との事なので出掛けよう。

『our face』ではいろいろな職業とか学校とか活動をしている集団の人たちの顔が重なっている。
例えば「諏訪大社の御柱祭の引き手30人を重ねた肖像」とか「公園に子供と遊びに来ている子育て中の親60人を重ねた肖像」とか。
私の場合タイトルは何になるのだろう。「写真展の来場者」なら簡単だが。

北野さんは「個性とは幻想である」と言い、「個性を大事に」と唱えることで限りなく均質化が進むと考えているらしい。
特に団塊の世代、全共闘世代に「個性的=よいこと,豊かなこと」という固執があるとか。

「『個性礼賛』は『有る』ことや存在することの『実感』そのものを希求することの難しさの代用品という気がします。」
うーん、難しい。写真家などは最も個性を求められる表現者なのではないか。
写真家として個性が際立つものを撮るより「見えにくいことや目に見えないことをイメージにしたり言葉にすることが僕達の仕事の一つだと思う」と北野さん。

それが北野さんの「個性」になって現れている。
でもそれは個性として「もともとあるもの」なのだろうか?
数多いる写真家との違い、「北野謙らしさ」を必死に追求して生まれたものではないのだろうか?
それって「個性的でありたい」というのとは違うのだろうか?
なんてことを一度お話してみたいと思う。
2006年01月26日(木)

仕事始め,『デニーズ』,佐藤優著『国家の罠』,好況?不況?,一件落着,愛の問題


 間もなく1月も終わりだが、私は今日が初仕事。クレジット・カード約款の校正。
朝まで眠れず寝不足なところに無味乾燥な言葉がびっしりで辛いが、久し振りの労働を頑張る。

 ランチは同じ仕事をしている女性と『デニーズ』。
かなり混んでいるが禁煙席を待つ。
禁煙席は店の奥にあり、喫煙席側の入口付近で待っている間、煙くてたまらない。

会社・仕事の話。藤原竜也とお笑い芸人の話など。

 仕事は早めに終了するが、暗い映画館で起きているのは無理そうなので映画は止める。

 半年待って図書館で借りて、18日までに返さなければいけなかった佐藤優著『国家の罠』を上池袋図書館で読む。
あとちょっとのところで閉館時間。仕方なくまた家に持ち帰り、やっと読み終える。

大変面白い本だった。佐藤優さんの記憶力に感心。ユーモアにも。
「悪かった悪かった、運が悪かった」とかハンスト中のバナナの夢とか。

 19日『二木会』の日経新聞井本氏も、21日『リワイヤリングの会』の外資系証券会社K氏も「日本の景気は大丈夫」と言っていたが、田中宇のメルマガでは「アメリカ発の世界不況が起きる」。

経済見通しの話って、健康食品とか占いみたいなものだ。
誰かが「これは身体にいい」と言って皆が飛びつき、暫くして「これは実は危ない」「何の効果もない」と誰かが言いブームが去る。
時が経てばわかることを「ああなる」「こうなる」と言ってみて、当るも八卦当らぬも八卦。

派遣会社からの求人情報を見ると、私が会社員を辞めた2001年頃とは様変わりで景気回復はなんとなく感じる。
が、私などは切り捨てられる側、「負け組」なのだから、景気がどうなろうとあまり関係ない。あてにできない。

 1月4日に発生した日記バトルの人と、たまたま顔を合わせる。
挨拶の後暫くして「いろいろ、大変でしたね」と話しかけられる。
「ホント、ごめんなさい」と私。
「大丈夫です」
「そう。良かった!」
一件落着。多分この人には今もいろいろな思いがあるのだろう。
これからも顔を合わせる機会があるので、完全決裂を避けるという大人の対応をしたのではないかと思う。
「このバカ女!」と罵声を浴びせた魚屋のオッサンとか、「真理ちゃんキチガイ」といつまでもいつまでも言ってた何とかちゃんとか、これまで決裂した人々を思い出す。
そんな人たちと比べては失礼だが、今回のバトルの相手には敬意を抱いた。

 「愛してる?」と彼。「もちろん。いっぱい」と私。
しかし気になる問題あり。これをどう伝えるか。悩む。
2006年01月25日(水)

初めてのお使い,デート


 ある人の依頼で紳士物の衣類を選ぶ。
色形サイズの指定もはっきりしているので楽かと思ったら意外に大変。
色がなかったり、デザインが微妙に指定と違ったり、どこのブランドでもあるような定番商品かと思ったのだが「今シーズンはそういうタイプは作ってません」とか。

『池袋西武』のメンズフロアを駆けずり回る。
『ダンヒル』でこれはピッタリ!と思うものがあったが、極上品で予算をかなりオーバーしているので諦める。

ちょっと色が違うんだろうなー、と思うが時間もないので決めて、お届け。
満足頂いたようで、良かった。

考えてみたらこういうお使いは初めてだ。
大学時代、恋人へのプレゼントでパンツを選んだことはあるが。
ちょっと変わったデザインで「着こなせない」と言われて、結局私が履いた。
元内縁夫は「俺は東京で5番以内にお洒落だ」と自分で言っちゃうような人だったので全て自分で買っていたし、頼まれるとしても私の判断・センスの入り込む隙はなかった。

洋服選びは楽しい。また頼んでもらえたら、もっといろいろ探してパーフェクトなもの見つけたい。
これって仕事にならないかなあ。
買い物時間のない忙しい人の私設スタイリスト、バイヤー請け負います。

 デート。また遅刻。でも仲良し。しかし問題発生。
泊りの予定だったが、明日私の仕事が入った(やっと!)こともあって、帰ることにする。

お別れのチュウ、彼から。
2006年01月24日(火)

ロフトプラスワン「2006年政局を語る 改憲寸前! この国はどこへ行くのか」,『なすび』

 『ロフトプラスワン』にて宮崎学さんがホストのトークライブ。
第1回ゲストは鈴木宗男さん。
耐震強度偽装問題、ライブドア事件、BSE問題など盛り沢山。

トークの間にホリエモン逮捕のニュースが入る。
ホリエモンは自分のやってることの違法性はわかっていて、ひょっとして9.11選挙で当選したら捜査はなかったのでは。とホリエモンが考えていたのでは。という話に、なるほどと思う。
ホリエモンの弁護士は高くて有名なヤメ検らしいが、悪名も高いとか。
どこぞの選挙違反事件で100人以上の逮捕者を出して一人も起訴されなかったという。
警察白書に書けません、というスゴイ実績を持つお方だとか。あははは。

宗男さんの武部の話は可笑しかった。
加藤紘一の乱のとき、宗男さんは制圧する側だった。
加藤紘一に「20人貸して」と言われたが「今は時期ではない」と説得して断った。
しかし加藤は突っ込んでいった。そしてそれについて行ったのは武部。
えー?そうだったの!
「それだけじゃないんですからね」と宗男さん。
村山を首班指名した時、党議拘束を破って武部は「海部俊樹」と書いた。
へー!そうだったの。
なので武部が郵政民営化賛成か反対か自民党議員に迫ったとき「あいつには言われたくない」と思った人が随分いただろう、という話。

19日の流通大再編の話で、老舗百貨店オーナーたちの揺れる気持ちを聞いた時も思ったが、金が全てではないし、人間の気持ちと言動は複雑で面白い。
結果泣き笑いもいろいろ。
そこを「儲かるか儲からないか」だけで判断・評価するのは本当に貧しい精神性だと思うが、ホリエモン好きな人たちは「新しい価値観」と思ったのだろうか。

宮崎さんも宗男さんも、オジャマモン小嶋の証人喚問でのだんまりは当然、という見方で、喚問やってる間は逮捕しないとか、答える方に偽証罪があるなら質問する側もペナルティを課すべきだというご意見。

んー、でもそれだと質問する側も無難な質問して、今のパフォーマンス喚問がますます儀式化しないか?
その件では宮崎さんを「兄弟」と呼ぶYさんは

>問題は、証言に関して、証言拒否権だけでなく、証言しても免責される、もっと
>言っちゃえば、証言拒否してもしなくても、免責されてもされなくても、検察捜
>査機関は、小嶋に対して犯罪被疑事実があれば、まあ、なくてもスケーポゴート
>的に逮捕起訴するでしょうから(余談:ホリエモンも同じでしょう)、国会で証
>言すれば、訴追されない、と、しちゃえば、国会は、国権の最高機関としての役
>割を果たすようになるのは、自明じゃないのでしょうか?
>
>そうすれば真相、事実の解明は簡単に出来るようになるから、日本社会の問題の
>本質が見えてくるから、捜査機関、法公権力が介入する度合いが下げられるか
>ら、より開かれた自由社会に向かう方向性はあるのではないのかな。 
>
>偽証すれば、刑事処罰!!刑事訴追だ!!と言ってるようであれば、少しも社会
>も個人も開かれてこないし、自由社会の進歩もないと、俺は思うのですが。

と言ってて、面白いと思った。
で、皆証言したがって、皆ベラベラ喋りまくって何がホントか全くわからないとしても、仕立てられた悪者をギャアギャア吊るし上げるより、そっちの方がいい。

 終了後、宗男さん一行とはぐれてしまい、一人で目白『なすび』。
千秋さんに今聞いてきた話をレクチャー。

『なすび』は今年から50%値上げ断行。でも1,500円。素晴らしい店だ。
2006年01月23日(月)

『ご近所さん』G,『こうするべき!麻原裁判 控訴審』,『白木屋』,『moo』

 『ご近所さん』Gから久し振りにメール。

> ほりえもん
> 地検入っちゃったね〜

「そうね。あはは。」

すっかり忘れていたが、Gとはホリエモンを巡って議論したことがあったっけ。(2005年2月20日参照

 日本教育会館にて『こうするべき!麻原裁判 控訴審』の集会に行く。
12時半からだが13時頃着く。

麻原彰晃が訴訟能力がない状態だとか、裁判所は早く死刑にしたくてとっとと裁判を進めたいとか、その程度の事は知っていた。

弁護団が病名として脳気質性疾患(ピック病、梅毒による進行麻痺及び精神作用薬物による精神障害)の可能性を指摘、精密検査と治療の必要性を申し立てたとか。
ピック病って?(と思ったらこの数日後にNHK『福祉ネットワーク』で取り上げられていて、認知症の中でも症状が特に激しく治療とケアが難しい病気との事)

裁判所が弁護人に断り無く麻原に会いに行って「裁判手続の説明」、これは前代未聞、異例の事らしい。
「違法ではない」と裁判所は言っているが、裁判所が違法行為をしたら、それは誰が取り締まるんだ?
とか、『狂鬼人間』という発禁になった「刑法39条廃止せよ」ドラマの話とか、初めて聞くこといろいろ。

宮崎学さんの講演で興味深かったのは、検察の問題意識について。
小泉政権になって国策捜査が横行した。これは脛に傷持つ検察が小泉に阿っていた。
しかし昨年の9.11小泉圧勝、今年9月でお終いという流れにより、小泉の下請けから、政治家より上なんだ、と見せ付けるためにライブドアをやったのでは、という話。
BSEの問題にしても、農水省の小泉に対する反撃であると。

なるほど。私はホリエモンが小泉に切られたのだと思っていたが、小泉が検察に切られたのか。

 終了後、電脳キツネ目組の人たちと宮崎さんの出待ち。
午前中のTBS『サンデージャポン』で宮崎さんの隣に座っていたDr.コパの開運グッズを「やる」と言われる。
私は既に開運していて特に必要ないのでみんなに「コパいる?開運する?」と聞いてみる。手は伸びず。

 キツネ目組の人らと『白木屋』。日曜日だからかガラガラ。
連日未明まで飲んでて疲れ気味だが飲む。宮崎さんの話、最近見ない人の噂話。

 疲れ気味なのに、仕事もないのに、バー『moo』。日曜日に営業しているとは驚き。
『RON matusalem』ともう一杯ラム。

マスターとはmixi仲間なのだが、greeにも誘ってもらう。

隣の席のお客さんにも「Dr.コパ好きですか?開運グッズ興味あります?」と聞く。
占い好きそうな感じがしたのだが、外れ。
最後にマスターが「せっかくなので」ともらってくれる。ああ良かった。
『moo』は開運バーだ。
2006年01月22日(日)

『リワイヤリングの会』,『とう灯』,居酒屋


 大学ゼミの先輩Nさんは、今はT大学で東南アジア研究のゼミを持っている。
Nさんのゼミ学生と社会人人脈をつなぎなおす『リワイヤリングの会』で、霞ヶ関ビル。

午後、起きてみたら大雪で驚く。大幅遅刻で到着。
外資系証券会社の不動産投資を担当しているKさんの講義を、学生たちは椅子が足りないようで、立って聞いていた。

日本経済の見通しは2007年ぐらいまでは明るい、構造改革さえ進めば。とのお話。
外資は禿鷹ファンドなどと言われていたけれど、そのやり方とやられ方を日本人は学んだと。

「それは勝ち組の話なのでは?」「人口動向など考えるとどうなんです?」という主旨の質問は、19日の二木会でも出た。
「暗い側面を見ようと思えばいくらでもあるんですけどね、まあここ数年は上げ調子なんで大丈夫」という答も同じような感じ。

 続いて立食パーティー形式で、いろいろな人とお話。
ゼミの先輩Tさんは社会保険労務士で、コーチングについて聞く。
私のような、将来のビジョンもキャリアプランも専門性もない人にこそコーチングは必要な気がする。

日本生命の人に質問。「今、誰でも入れます、って盛んにCMしている外資生保は、契約取りまくって支払いの時期が来たら日本撤退!じゃないの?或いは誰でも入れるというのは嘘で、難癖つけて実は保険に入れないって話も聞くけど、本当は資料請求で個人資産情報集めるのが目的というのは、当ってる?」
「どちらも外れてると思います。でも面白い説ですね」と言われる。
あらら。またしてもレベル低過ぎたか?

パーティー・コンサルティングの会社を立ち上げた人とは「何か面白いこと出来たらいいですね」とお話。

Nさんが数人の女子学生を連れて来て「真理ちゃん、お話してあげて」と言われるが、「皆可愛いわねー。お肌ピチピチ」って、そんな話かい。
「真理ちゃん、去年はスピーチしたっけ?」
「しませんよ。なんで私なんかが」
「あ、じゃあしてよ」
「え?ああ、したした!去年やった!」
「嘘だねー」とマイクに向かうNさんを思い切り引き留めたが「う!僕、女の人にこんなに強く腕をつかまれたの初めて」などと言われて、離してしまう。

仕方なくマイクを握る。酔っていたのであまり覚えていないが
「先ほど『Nさんと同じ歳ぐらい?』と聞かれたのですが、もう少し若いです。
レジャー系の会社にバブル入社して『嫌なことがあったらすぐ辞めよう』と思いながら11年働いて、主に企画の仕事をやってました。
もの書きになりたい、編集の仕事がしたい、なんていって会社を辞めてもう5年、どうにもなってません。今はたまに校正の仕事をしています。
結局私は人と人、人とモノ、人と空間、などを結びつけて何か新しいことを作るという会社員時代にやっていたことが好きなんですが、全くお金になってません。
ニートみたいなもんですが、毎日楽しくやってます。
先ほどのKさんのお話だと、日本経済も見通しは明るいらしいし、皆さんのご両親の団塊世代が定年退職して退職金がいっぱい入って、だから就職も大丈夫だしニートになっても大丈夫。好きなようにやってみたらいいと思います。頑張って下さい」
というような話をした。

 二次会は赤坂見附の居酒屋『旬魚・創菜 とう灯』。
Nさんと、ゼミ仲間の近況など。他の人ともいろいろ話した。

 最後の居酒屋は名前がわからない。
NさんとKさんと、他にも何人かいたような気がする。
お勘定を払ったのかご馳走になったのかもわからない。

 気がついたらタクシーで家の前。1000円分のタクシー券を出したら不思議なことに、運転手が「これもありますので」とバラバラになった2000円分のタクシー券を出して、不足を現金で払った。
ん?そのタクシー券は私が出したのか?いつ?なんで?うーむ、わからん。
2006年01月21日(土)

『EX'REALM』,『鳥良』,『和民』


 原宿のカフェ『EX'RELAM』にて「EX'NIGHT vol.1 〜新年あけましておめでとう会〜」。
1フード+1ドリンク1,500円で『ナインアンダー』のミニライヴつきというお得なパーティー。

年賀メールのやり取りで「久し振りに会いたいね」という話になり、2002年7月から2003年7月まで働いていた豊洲の会社で同じチームだった人々を誘う。
9人中7人出席。今も豊洲で働いているのは1人のみ。
これだけ人数が揃って会うのは2003年11月の食事会以来か?

昨年8月のMARIBARパーティーに来てくれてナインアンダーを知ってる人も2人いるし、楽しいのではないかと思った。
「音楽はよくわからない」と言ってた不思議さんが、大喜びでゲラゲラ笑ってナインアンダーを見ていた。私も嬉しい。

ナインアンダーの元ギターのtomo君は『EX'RELAM』従業員。
今夜限りでメンバーに復活して、久し振りに4人体制のナインアンダーを見た。
ジャブロ君はヴォーカルに専念、すごくイキイキ動き回って、良かった。
やっぱりジャブロ舞踊は必須だ。

パーティーはかなり盛況。
こちらが団体だったこともあり、知らない人との交流はほとんどなかったが。
料理は「黒豚とモッツァレラのフォカッチャバーガー」のみで、私はtomo君にわがままを言ってチーズ抜きを作ってもらう。
美味しかった。

 このパーティーには、2004年10月に4日間だけ電話のアルバイトで一緒だったYちゃんも誘っていた。
彼女とはアルバイト最終日に他の女の子2人とともに軽く晩ご飯を食べ、メールアドレスを交換したものの、その後やり取りが続いたわけでもなく、すっかり忘れていた。

昨年11月末にアドレス変更の連絡をもらったのが1年振りになるわけだが、全く思い出せなかった。
しかし3人の女の子が何故か私を誘ってくれて、とても可愛かった事は覚えている。

彼女の「今度お食事でも」は社交辞令だろうと思ったが、興味があったみたいで、パーティーに来ると言う。
Yちゃんは八王子から来るとかで遅くなり、ナインアンダーのライブは終わっちゃったし豊洲チームは別の店に行っちゃったし、どうする?と聞いたらちょっとでもいいから覗きたい、と言う。待つ。

 そしてYちゃんはほんの少しパーティーに顔を出して、黒豚とモッツァレラのフォカッチャバーガーを(モスバーガーの店内用みたいに上が開いている紙包みのまま)トートバッグにしまい、「楽し〜い」と言いながら、みんなのいる『手羽先唐揚専門 鳥良』へ。

豊洲チームの飲み会はかなり独特の雰囲気だと思うのだが、全く違和感ないYちゃん。
みんなに「いつだったか思い出せないぐらい前に2、3日バイトが一緒で、それ以来今日初めて会うYちゃんです」と紹介したら驚いていた。
「パーティーだから、って誘われて来てみたら、単なる飲み会じゃんねえ!」とYちゃんに言うMさん。

そしてYちゃんのお友達のNさん登場。とても丁寧な物腰の好青年。
「お仕事は?」と聞く私。
「自然食品の販売です」
「あら、それはもしやA?」
「なんで、そんな会社知ってるんですか?」
「昨日、勉強会で流通業界再編の話聞いて、懇親会で名刺交換した人の会社名を言ってみただけ」
「僕はAです」
「え?そうなの!私が会ったのはSさんという人。偉い人じゃない?」
「え!Sさんですか!よく知っています」
「まあ!そうなの!Sさんはすごい面白い経歴の人で、お話も面白かったんでメールしたの。今日」
「へえー」
不思議だ。K叔父を千秋さんが知っていたとか、たまたまだが、昨日Sさんに会って今日Nさんに会って。Aは大きな会社ではないようだし、驚いた。

 更にYちゃんのお友達の、池内博之似と言ったらちょっと褒めすぎかもしれない男子が加わる。
NさんはYちゃんの彼氏ではないと聞いていたが、池内君のことは未確認のまま、豊洲チームの彼氏募集中のKさんに「どう?彼ら。どう?Kさん」などと言ってしまい、失敗。
池内君はYちゃんのダーリンだと、後で知る。

 『鳥良』会計後に、ライブ撤収作業を終えた松本さんが合流。11人の飲み会となる。しかし閉店。

 終電まで1杯だけ、ということで『居食屋 和民』。
Nさんは「私もお邪魔していいのでしょうか」と遠慮がち。
「どうぞどうぞ」で結局3時ぐらいまで一緒に飲んでいたような。

全くお酒を飲まない不思議さんの運転で家まで送ってもらう。
3時まで付き合う下戸の社長夫人、不思議さんは本当に不思議でラブリーなお方だ。
ありがとうございました!
2006年01月20日(金)

千秋さんとK叔父,二木会「流通大再編 序章から本番へ」,『暫』,『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』,Coffee or Tea?


 11日の日記に親戚自慢を書いたら、目白のバー『なすび』の千秋さんからメール。

> いやいやはやはや 驚いたよあの川口の夜間中学の代
> 表が叔父様とは。20年以上も前に教師不足のことを新
> 聞でみて、電話したことがあったのです。僕は美術教
> 師の資格もあるし、(略)で非常勤講師もやってたの
> で関心もあったのです。通勤の距離時間が合わずに
> できなかったのだが、山田洋二の映画「学校」に
> あの中学の様子が描かれていたと思う。
> この数年来夜間高校 中学 などの予算を削減してい
> るのが石原都知事の教育行政です。今の副知事前教育
> 長のひどい教育行政で(教師たちが追い詰められて君が
> 代・日の丸裁判 を戦っている )公教育の現場は
> 校長も教員も自由のない戦前よりも形式ばったものに
> なっているらしい。式での日の丸の旗の飾り方、起立
> のしかた教員の位地などが細かく都の通達として出て
> いるのだ。 「がんばれ夜間中学」山田洋二とともに
> 寅さんと私らの応援歌だよ

まあ!そんな縁があったとは面白い。K叔父に伝える。

 18時半からはK叔父の兄であるT叔父が参加している『二木会』。19時頃着く。
日本経済新聞編集委員 流通経済部次長 井本省吾氏の流通業界大再編のお話。
それ程の関心事でもなかったのだが、二木会もT叔父も久し振りなので行ってみたら面白かった。

だいたい、ミレニアムリテイリングなんて会社名など知らなかったし、セブン&アイとの経営統合が昨年末に話題になったことすら知らなかった。

カルフールが撤退した。西友はウォルマートで悪化。
総合スーパーがダメだけどイオンだけは拡大中。家電は山田電気がダントツ躍進。
消費者には見えにくい問屋の大再編も進んでいて、取引先を奪い合っている。
流通大再編に商社や銀行はどう絡むのか。
何が起きても不思議ではないし、かなり大胆なことがあるかもしれないらしい。

しかし消費者の私としては、どこへ行っても同じ大手チェーン店ばかりで同じような商品しかないという状態なければ、どうでもいいことだ。

老舗デパートのオーナーたちは、マーケット縮小で売るしかないか?いつ売るのがいいのか?いや、やっぱり暖簾は守るべきか?と日々揺れているのだとか。
一方新興成り上がり社長たちには老舗デパートへの憧れがあり、そこに過去の合併話の経緯や手法へのこだわりとか、組むなら出来の悪い子は避けたいとか、様々な人間的な思惑があるという話は大変面白かった。
やっぱり「要は金でしょ」と言うホリエモンは間違っている。

雑談的質問タイムになり、お爺さんが「ホリエモンを見てると光クラブを思い出しますねえ、似てませんか?」と質問。
「また随分古いですねえ!」と井本氏。
三島由紀夫『青の時代』のイメージだと、ホリエモンよりずっとスマートなんだけど。

誰かの質問に答えて「借金のある人はインフレを望み、借金のない人はデフレを望みますがねえ」と井本氏。
一番前の席に座っていた私は咄嗟に「え?今の日本に借金のない人なんているんですか?」と言ってしまう。
「いますよ!」と井本氏
「あれ?テレビでよく国民の借金は赤ちゃんまで含めて一人当たり何百万円、とかやってるけど、あれは計算上の話で実質的な借金じゃないんですか?知らない間に背負わされてるんじゃないんですか?結局は国民が返さなくちゃいけないんじゃないの?」
などと、まるで子供ニュースレベルな私。恥ずかしくなり、謝る。

 総評会館1階『暫』で懇親会。井本氏の先輩の日経新聞社員の人と隣の席で
「お仕事は?」と聞かれて「ニートみたいなもんです」と言ったら
「働く意思があるならニートではありません」と言われる。
「年齢的にも違うかも。40歳のニートとか、50歳でニートっているんですか?」
「言わないだろうね」
またしてもレベル低!

二木会主催の間部氏が、これまで呼んだ講師の中で3悪人と、参加者で酷かった人の話。可笑しかった。

 T叔父とは離れた席だったので、「池袋でもう1軒行こう」ということで『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』。
T叔父の京都旅行の話、母の話。T叔父親子のパートナー探しの依頼を受ける。
それはいいんだけど「これがね、いないと」と小指を立てるのは、今時やめた方がいいと思うが。

「京都旅行でナンパとかしなかったんですか?」
「まあ、ちょっと話をしたりしたけど、それはその場限りだから」

 そんな話をして24時過ぎ、池袋駅でT叔父と別れ、ちょっと歩いたら
「コーヒーでも飲みませんか?」と、とてもキレイな顔のサラリーマンらしき男性に声を掛けられる。
「いや、特に…」と言って歩き続けたら
「そうですか」と言っていなくなってしまった。

あらら、しまった。と歩みを止めずに思う。
何故あんなキレイな男の子が私に?営業か?
ああ、気になる!とついに立ち止まって振り返る。
もうかなり距離があるし、どれが彼やらわからない。酔っ払ってるし。

もう!私はコーヒーは嫌いなんだよ。
「お茶でも」と言ってくれたら行ったかもしれないのに!
ん?行くか?恋人がいるのに?いかんいかん。
いや?いけないのか?なんで?ナンパだから?いいじゃん。

これはリサーチ。フィールドワーク。
彼に言えないようなことをしなければいいのであって、お茶飲んで話するぐらいいいではないの。

しかし、こんなことはもうないかもしれない。ああ失敗!
暫く男の子のキレイな顔を思い出しながら考える。
並んで歩きながら、近寄って私の顔を覗き込んだ。
「特に…」と言う私を間近で見て向こうが「あ、失敗。退け退けー」と思ったのかもしれない。
もっと積極的に出たかったら隙はあったはず。
話は続けられたであろうにそうしなかったのは「そこまでするほどではない」と判断したからだ。と今回は納得する。

よし、次は否定から入るまい。
「コーヒーでも飲みませんか?」「どこで?」これで行こう。

不思議なのは昨年4月4日にギネス君にナンパされた時も、同じモスキーノのフリンジスカートを履いていたこと。
あれは何か惹きつけるものがあるのだろうか。
2006年01月19日(木)

『コンフォートシューズ かんの』,夕張への道,映画『るにん』


 2003年12月にブーツを買った新宿御苑の『コンフォートシューズ かんの』で、夕張用のブーツを探す。
昨年は夕張で『ガボール』のブーツのファスナーが壊れて大変な思いをした。
同じブーツで行くのは不安。

この店のご主人は客の足を見るだけでピッタリサイズの靴を出す、と言うのだが今日はちょっときつかった。
黒で2本、どちらもデザインがいま一つ。暖かいけれど、夕張の−15℃と雪に耐えられるか。
4万円弱と43,000円。考える。

 ゆうばり映画祭の後に札幌で一泊することにした。
会社員時代の上司と同期に1年ぶり会うのも楽しみだ。

昨年は貧乏だったけど今年はゴージャスに、と思ったが今年も貧乏なまま。
昨年は夕張のホテル、映画・イベントのチケット、夕張―札幌間、札幌格安パックツアーを個別に手配したため、かなり手間と経費がかかった。
今年はゆうばり映画祭達人ルートによりホテルはランクアップなのに経費は安く済みそうで、いい感じ!

 昨年ゆうばり映画祭の審査員をしていた奥田瑛二が監督の『るにん』を見る。
奥田瑛二は俳優として好きだが、すかした人かと思っていた。
ところが夕張では市民や若い映画人と気さくに交流して熱く映画を語り、私などにも話しかけてくれ、私は認識を改めた。
ゆうばり映画祭では『CHARON』とバッティングして見られなかった『るにん』は絶対見なければと思った。

しかしなんとなく奥田瑛二の思い入れの強過ぎる、奥田美学とこだわり満載の映画だったら嫌だなという不安もあった。
そして不安は的中してしまった。

八丈島の自然は美しい。松坂慶子も美しい。頑張っている。

でも最初のセリフから全然ダメ。
吉原の火付け女が、あんな芝居がかったセリフは言わないだろう。
島の女の子も流人の女の子も、着物を着た現代の女の子にしか見えない、聞こえない。
捕り物劇もあんなに「御用だ!」「御用だ!」って言い続けるか?とくだらないことが気になってしまった。

史実を基にしている、というがリアリティが感じられない。
「奥田ワールド全開芸術映画」と言った方がいいのでは。
2006年01月18日(水)

ホリエモン,オジャマモン,挨拶,『竹ちゃん』


 ライブドア株が大変なことになっているらしい。
以前私と一悶着あった、ライブドア株を持っている人のブログとか、デイトレーダー?カレーマンさんのBBSなど覗いてみる。
いやらしい性格だね、私。「金金」言ってるホリエモンと変わらない。あはは。

 午後はオジャマモン小嶋の喚問。
破れかぶれで洗いざらいぶちまけてくれるのかと思ったら、だんまり。つまらーん。
でも、小嶋におっ被せて逃げる権力への抵抗戦術としては、こうするしかないんだろう、と思いながら見る。
一番あくどいのは誰か。
オジャマモンごときオッサンをターゲットにしてぎゃあぎゃあやっても意味無い。

 派遣会社が新体制になって、新役員、手配師の方々にやっとご挨拶に行く。
「桜井さんは、会員でしょ?」と新社長。
「そうなんですか?よくわからないんです」と私。
「前から会員ですよ」と新社長。
「あれ?そうだったけ?リストに名前あった?」と前社長。
「あるある」
「そうか、あははは」
「あははは」
なんちゅう会社じゃ。新体制になっても社風は変わらず。お仕事お待ちしてます!

 派遣会社に登録に来ていたゴーヤ君と『竹ちゃん』で飲む。
会社について、ヒューザー小嶋について、日記について。
ゴーヤ君は日記を巡るトラブルを「またですか。時間の無駄です。公開はやめて手帳に書けばいいじゃないですか」と相変わらず。

ライターとして商品になるようなものを書くべきだ、というのが彼の説だと思うのだけど、私の書くものなんてゴミでしかない。
人様に買ってもらうために苦労してまで書きたいこと、訴えたいことがあるわけでもない。

素晴らしい文章、良い本はいっぱいあって、それを生み出す書き手に触れれば「私など全然ダメだ」と思ってしまう。
何かに成功するとか一角のものになるためには才能と努力と運が必要で、そんなものに恵まれていない私がライターとして売り出そうとあがく時間、労力こそ無駄な気がする。
私が持っているのは「憧れ」だけだ。

なんて「自分自分」な私。本当に性格悪いね。

 派遣会社で仕事をしていた高校からの友人Mが残業を終えて『竹ちゃん』に合流。
ゴーヤ君を見て「真理ちゃんの彼氏?」と聞くので、二人で30秒ぐらいその振りをする。

「真理ちゃん、日記を読んで思うんだけど、男に騙されてない?結婚詐欺じゃない?貢いだりしてんじゃないの」とM。
「やっぱりそう思う?Mは鋭いね!さすがだ」と私。
「ええ?!否定しないんですか?『そんな人じゃない』とか言わないんですか!」とゴーヤ君。
「いや、結婚詐欺はないと思うよ。私は結婚願望ないし、お金もないし。でもさあ、騙されたっていいじゃない?楽しければ。騙されてあげるよ」
「彼のこと書かないのは彼が『書くな』って言うから?」
「そう」
「えー!ずるくない?友達も平等にして欲しいよ!」
「なーんで彼と友達が平等なのよ!全く別格!当たり前じゃないですか」
「酷いよねー」と声を合わせるMとゴーヤ君。

「私は書くなとは言わないけどさー、書いたら『書いたよ』ぐらい言ってよ、とは思ったよ」とM。
「うーん」と口ごもる私。

しかしなあ。「書いたよ」=「読んでね」だと思う人は多いだろうし、感想を求められていると思う人もいるだろう。
好き勝手なこと書いた上にそんな負担をかけるのも申し訳ないし。
私が好意を持って書いたことでも、相手がどう思うかはわからない。
「書いたよ」と言うから読んでみたら「喧嘩売ってんのか!」となる人もいそうだ。
怖いし面倒臭いので、これからもあまり「書いたよ」とは言わないと思う。ごめんねM。

二人と話して、ますます私は酷い友達だと思う。
しかし久し振りにいろいろ話してすっごく楽しく、面白かった!
2006年01月17日(火)

早食い男たち,ホリエモン捜索,映画『バンジージャンプする』


 目白のバー『なすび』の千秋さんのメール。宮崎学さんが早食いだという話から、

> いいね まったく いいですね 親分宮崎らしい
> ゆっくり チョコチョコ出てくる懐石料理は 私も苦手
(略)
> 侍は刀の音で目を覚ます 乞食は茶碗の音で目が覚める。
> 魚は大名に焼かせ 餅は乞食に焼かせろ ともいわれてきたよ。 判るかなあ。

「うーん、わかりません。ずーっと考えてましたが、降参!」

> 大名は 鷹揚でゆったりしてて 魚の焼けるのにも
> こだわらず のんびりしているから 魚をいじらず
> 形をそのままに焼けるが
> 乞食は 早く食べたいのでせっかちに 御餅をいじくりまわす
> だからあまり焦げずに 焼ける 御餅は頻繁にひっくり返して
> 焼くほうがいいらしい。 昔の火鉢で炭火でのことわざです。

なるほど。千秋さんによればジャーナリストの広河隆一も辺見庸も早食いらしい。

 明日の小嶋喚問に向けていろいろ動きがあるんだろうなあ、と思っていたらホリエモン捜索。
小嶋喚問の目くらまかしか、小泉に切られたのか?

 新文芸坐で『バンジージャンプする』を見る。
イ・ビョンホンは好きだが、よくある「生まれ変わり」話はあまり好きではない。
だから今まで見なかったのだと思う。
「1983年夏に運命的な愛に陥った二人の大学生が,2001年春に転生の因縁で再会するという男女の運命的な愛が長い余韻をあたえる印象的な作品」(『輝国山人の韓国映画』より)
と言われても「ふーん」だった。

しかしイ・ビョンホンのファンやゲイの間で論争になったとかいう話を知って、見てみた。これは論争になるだろう。

「生まれ変わっても君を見つけ出す」と言っても、美しい恋人が美しくない男子高校生になってたら、愛してしまうか?
生まれ変わりの男子高校生は美しい男性教師に好感を持つが、ゲイではない。
迫られているうちに愛に気づくけど、でも男性教師は男子高校生である彼を好きなんじゃなく、美しい恋人の面影を愛しているんだよな?
それで嬉しいのか?男子高校生。

生まれ変わりだから愛されるなんて私はイヤだけど。
よくわからん。辺見えみりが結婚会見で「外見は借り物ですから」と言っていたが。
そういうことか?
2006年01月16日(月)

水に流す?,映画『TABOO』,彼


 不快な予感のする人は読まない方がいいです。

 1月4、5日に日記を巡ってバトルがあり、11日にその人からメールが来ていた。
また「書くな」「削除しろ」と繰り返されても要望には応えられないので、読まずにいた。
バトルのことを書いてしまってから読んでみたら、意外な内容だった。

> 多少怒りがおさまりました。クレーム対応の仕方があまりに失礼だったから。理由もいわず簡潔に無理の一点ばりで、こちらから電話すれば「炒めもの中」(せめて揚げ物中にして)と電話を切り、さらには説明の労をいとい、大量な過去ログを読めばわかる、と。その後はメル無視。
> 桜井さんは自分で決めたルールに基づいて行動してるようですね。それは危険なことでは?忙しいので過去ログは読んでいませんが、そうなのかな、と思いました。わたしは自衛のためなら爆撃も辞さないほうなので、多少過激になりました。また(略)ストレスもあるのでしょうね

> まーお互いにいいオトナだし、水に流します。桜井さんも流してください。(略)またどこか(略)で出会ったときにはよろしく。

「11日のメール今読みました。こちらこそ本当にごめんなさい。怒り再燃かもしれないですね。多分私は変わらないので、こんなで申し訳ないとしか言えないです。
某さんとは(略)何も問題ないです。私の日記を読んだか否か知りませんが、そんなこと気にしてどうこうしたり根に持つ人じゃないですよ。読んでも何も気つかないかも。
私もあんなおおらかで適当で優しい人間になりたいわ。がははは。」

と返信。無反応。当然か。

しかし人に「あれして」「これして」と言って「いや」と言われて、理由を説明しなければいけないのは、断った方か?
理由なんて「必要ないから」「したくないから」以上終わり。じゃないか?
人に行動を促す側が、理由を説明すべきだと私は思うが。特に対等な関係の場合。

私も危険かもしれないが、人の口に戸は立てられない、とかメールは全て監視されている、どこでどう転送、転載されているかわからない、と認識していないとしたら、それも危険なことではないか?
メールの返信は来るのが当然で、何か聞いたら丁寧な答えが返ってくるのが当たり前で、自分が水に流せば相手も流すもの、と思っているとしたら、その方が危なくないか?

と書いてて自分の性格の悪さに愕然としてしまう。本当に嫌な奴だ!
誠に申し訳ございません。

 先週満席で見られなかった映画『TABOO』を見る。
カルチャークラブのボーイ・ジョージの半生をミュージカルに、ボーイ・ジョージが自らプロデュース、出演もしてる。
ミュージカル映画ではなく、ミュージカル公演を撮った映画。
だから映画を見ているというより舞台を見ているような気になり、歌に拍手をしたくなる。
生で見たい!日本公演やってくれないかなあ。

私は88年、憧れのロンドンに初めて行った。
89年夏から8ヶ月ロンドンで遊んで暮らしていた。
『TABOO』では恋焦がれていた80年代のロンドンが見事に再現されていて、激しく興奮する。

ボーイ・ジョージを演じるユアン・モートンはうっとりする美しさ。声もそっくり。
そしてボーイ・ジョージが演じているのがリー・バウリー。彼こそ私の師。
リー・バウリーは存在がアート。彼のファッション、ダンス、お喋り、最高。
亡くなったと聞いた時はかなりショックだった。
リー・バウリ―を甦らせてくれて、ありがとう!ボーイ・ジョージ。

しかし、映画館の前ではバンドやってるらしき若いカップルが
「ボーイ・ジョージって誰なんだよ?」
「知らなーい」
などと会話してて、倒れそうになる。

『TABOO』のロゴ入りTシャツを売っていて欲しいと思ったが31,500円と17,850円。高!悩む。

 まめな彼は「愛してる?」と電話をくれ、「お休みコールしなきゃいけないんだよね?」と電話をくれる。
ん、そうだっけ?と思うが「はい。待ってまーす」

お休みコールではなく、二人で約束していることがある。
その約束を彼が破ったのを知ってしまった。
たいした問題ではないので、責めるつもりはないが
「約束、きつい?」と聞いてみる。
「ううん、大丈夫」
「頑張ってね」

約束したわけではないが私もデートに遅刻しちゃったし、言わないことにする。
2006年01月15日(日)

『カッパドキア』,『檸檬屋新宿』


 大学ゼミ仲間Aちゃんと池袋のトルコ料理『カッパドキア』。
Aちゃんはトルコ料理は初めてだという。気に入ってくれたみたいで良かった。

彼のことを聞かれるが「教えない」。
「えー、その話を聞くために来たのにー」とAちゃんが言うので、ちょっと話す。
Aちゃんとは深い話もしてきた仲。黙っていることは難しい。Aちゃんの話も聞く。
ゼミ仲間の近況など。

食事をしている間に外は激しい雨になって、タクシーで帰る。

 『檸檬屋新宿』の新年会。私はおでんは食べなかったが、牡蠣鍋、常夜鍋。
今更だが『檸檬屋』は不思議な店だ。
鍋を次々3つってあまり他の店ではやらないよなあ。
そして普通は鍋の他にいろいろお料理があるものだが、『檸檬屋』は鍋以外は何もなくて、頼めば柿ピーだけは出る。
新年会だから?でも冬はずーっとこれだったような気もする。

宮崎学さんのプノンペン旅行の写真を見ながらお話を聞く。
Rさんが撮影した、膨大な量の美しい写真や美味しそうな写真。

宮崎さんは早い時間に帰ってしまった。
何やら面白い事件が転がり込んで来たらしく皆が「おお」。

仕事でお世話になっているAさんとお話し。1月も半分終わってしまって、弱った。
2006年01月14日(土)

『Someone who’ll watch over me』,デート


 松本美弥子さんの姉、松本祐子さん演出の『サムワン』を俳優座劇場で見る。
レバノンで理由もわからないまま拉致された男3人の話。
イギリス人とアメリカ人とアイルランド人という設定なのだが、演じるのは日本人。

セットは暗い、汚い、毛布と足かせぐらいしかない牢屋。
服装は垢だらけでボロボロの下着。短髪。
セットや衣装や小道具でその国らしさが出せないので、日本語でいくら「俺はアメリカ人だ!」などと言っても、どう見ても日本人のオッサンなのが辛い。

非常に重いお芝居で、3人とも頑張っているとは思ったが。

終了後祐子さんに挨拶。「重いでしょう、暗いでしょう」と本人も言っていた。
でも、これだけのものを作り上げるのは、やはりすごい。次回も楽しみだ。

 2回続けてデートに遅刻。数分だけど、ヤバイ。
なのに私のお願いは実行してくれる優しい彼。私も遅刻厳禁!と心に誓う。

彼の活躍と今後の仕事の話。楽しみ。
彼も松本裕子さんも才能があって、ものすごい努力してて、素敵だ。
しかし私はこんなでどうしよう。困った。
2006年01月13日(金)

メール,日記


 遊び企画やらデートの相談やらで飛び交うメール。日記はやっと1月3日まで。
2006年01月12日(木)

親戚自慢,映画『ビッグ・スウィンドル!』,寒!

 母の弟K叔父は川口で自主夜間中学の代表をしている。
昨年12月26日には毎日新聞の「学校と私」で、今日はNHK『首都圏ネットワーク』で取り上げられた。
「川口自主夜間中学」の活動はもう20年になるらしい。

学校を舞台にしたドラマは数あるが、様々な年代や国籍の人が集まる自主夜間中学もいろいろドラマチックなことがありそうだ。

 1996年の「韓国銀行事件」にヒントを得て作られた犯罪映画『ビッグ・スウィンドル!』を見る。
タランティーノの『レザボア・ドッグス』みたいな感じ?と思ったら、いかにも韓国らしい詐欺師たちのドタバタ話で笑った。

 陽の当らない我が家は、電気の暖房機を両脇に置いても寒い。
キーボードを叩く手がかじかむ。
暖房をつけて料理や洗濯をするとすぐにヒューズが飛ぶ。

今日は外も大変寒い。手袋をしても手がかじかむ。夕張より寒いのではと思うくらい。
2006年01月11日(水)

メールサーバ,夕張への道,藤原竜也への道


 あるサイトでオンラインショッピングをしたら、注文確認メールが来ない。
2回続けてだったので、先方が原因を調べてくれた。

> 原因は、桜井さんの使用している
> netsv.inetsrv.com
> というサーバーが、「一つのサーバーで2つ以上のドメインを持つサーバーから
> のメールを拒絶する」という特殊な設定になっているからだそうです。
>
> 当方のサーバーを管理している業者の説明では、本来このような設定はしてはい
> けないことになっているらしいのです。
(略)
> おそらく桜井さんのところに届くはずの、他のメールでレンタルサーバーを使用
> しているところからのものは、ほとんど拒絶されてしまっているようです。
>
> メールサーバーを他のところに替える(つまりアドレスを変更する)か、サーバー
> 管理者に設定を変えてもらう以外に手だてはないようです。

とのことだった。そして私がメールサーバの管理者に問合せたところ、

> 「一つのサーバーで2つ以上のドメインを持つサーバーから
> のメールを拒絶する」には、なっていません。

と言われ、会社員時代、落ちこぼれ情報システム部員だった私にはなんだかさっぱりわからない。
読者の中で「メールが届いてないのでは?」と感じた方、いらっしゃいます?

私のメールサーバ管理者が大量迷惑メール対策で、受信拒否するメールを設定してるのは知っていた。

・IP アドレスの逆引きが出来ないようなドメインから送信されたメール。
・relays.ordb.org,bl.spamcop.net,all.rbl.jpにブラックリストとして登録されているドメイン。
・一回でも当サイトに出会い系・エロサイト系・合法ドラッグ系のメールを送信したドメイン。

これらは、はじかれる。そして

対処方法。
なし。メールを到着させたい方は、上記条件以外のドメインから送信して下さい。

ということになっている。
私のメールサーバ管理者が言うには、メールが届かないのはオンラインショッピング・サイトが「逆引きが出来ないメールサーバーを使用している」ことが原因で、先方のサーバー管理担当者の責任になるそうな。うーむ。

aol.comからのメールが届かないのもそのせい?と思ったら

> aolはスパマー以外はOKですよ

とのこと。うむむ。ますますわからない。
しかしこの設定のお陰で迷惑メールは激減したし、他のオンラインショッピングサイトでは問題無く買い物が出来ているので当面このままで行く。

 先日申し込んだ『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』の公式ツアーはキャンセル待ち5番目。
宿不足のからくりを知る人は独自ルートで部屋を押さえてるらしい。
いいなー、困ったなー、とぐじゃぐじゃ言ってたら「だから部屋を押さえてるんだって!」
え?私も数に入れてくれるの?きゃあ、嬉しい!

 そしてある人から、「藤原竜也さんの次回作、見たいですか?チケット取れます」と連絡。
見たい見たい、見たいです!ああ嬉しい。楽しみ!

 こうして有難いお誘い、遊びの予定はどんどん決まるが、仕事の予定は全く未定。
大丈夫か?
2006年01月10日(火)

『高円人展』,お茶,彼,母,NANIOさん


 知人の日高こんぶさんが出品している『高円人展』を見に行く。
日高さんは事務局のスタッフもやっている。
高円寺縁のアーティストの小さな展覧会を想像していたら、4階建てのビルを使って、演劇などのライヴ公演まである結構な規模のイベントで驚く。

日高さんの知り合いだから出店しているのかと思ったタロット占いのエバ・プリマヴェラさんは、高円寺飲み屋ルートでの参加だとか。

 私は占いはやらないので、エバ・プリマヴェラさんの休憩時間に近くの喫茶店でお話。
「彼氏ってどんな人なんですか?年上?年下?」と聞かれる。
「教えない」
「えー、それぐらいいじゃないですか」
「いや、ちょっと言っちゃうとどんどん言っちゃいそうだから言わない。男か女かも言わない」
「なんですか、それ」

 他仕事の話など。占いブースに戻って、次のお客さんがくるまでタロットカードを間に挟んで話し込む。

16時頃演劇公演が終わって、スタッフ総動員で劇場を展示場に転換。
埃が舞う中作品を見る。
日高さんの作品は木肌を活かしたデスクライトとフロアスタンド。
「『ヤマギワ』とかに置いといたら売れそうですね」と言う。

 彼とお食事デート。
「今日って成人式なのかな?お正月にやったり、昨日やってるところもあったり、いつなんだかよくわからなくなったね。昔は15日で、その日は母と父親の結婚記念日で…あっ!」
「どした?」
「昨日母の誕生日だった!忘れてた!やっべー、また落ち込む」
あちゃー、という顔をする彼。カワイイ。
「どうする?」と母のことを心配してくれる。優しい人。

 母にメール。珍しくその日のうちに電話がかかってくる。
「誕生日は昨日よ」
「そう。だから『おめでとうございました』。口内炎は?」
「うーん、なんだかね」
「治ったら『太古八』行こうよ」
「そうね」

 NANIOさんから、ある人の連絡先を「知ってる?」とメールが来る。

「私のメールには返信くれないけど、教えてあげるわ。」

> ちがうよー
> こないだは寝ちゃったの!
> おこんなよーヾ(^_^;
> キツネ目BBSにはちゃんとリアクションしたよー

「怒ってないわ。悲しんでるの。私が言ってるのはトラブル勃発の件の方の話よ。まあこの手は毎度のことだからいいんだけどさ。」

> それも寝ちゃっててー。(言い訳続く。略)日々がすぎてしまいましてー(>_<)
> ごめんね 

「はい。そんなことだろうと思っていましたがすねてみた。頑張って下さい。」

> はいー('◇')ゞ
> 真理ちゃんもー
> 彼氏とはどうなのさ?
> うまくいってるみたいだけどー

「ラブラブよ。うふ。」

> むかっ(-"-;)

「ありゃ、逆ムリ?」

> だってー、(略。NANIOさんの彼女)いなくなっちゃうしさ(ToT)

「そうだね。寂しいですね。でも出会いはあるよ。」

NANIOさんもカワイイ人だ。
2006年01月09日(月)

超13万アクセス,満席映画館,フジテレビ "33th NEW YEAR ROCK FES"


 松が取れて『抱茎亭日乗』13万アクセス突破!続くめでたさ。
皆様ありがとうございます。

 年賀メールの返信に返信して9時ごろ寝て16時過ぎに起きる。ヤバイね、この生活。
これは続けたくない。

 渋谷の『ライズX』 と『ル・シネマ』はどちらも日曜最終回割引をやっていて、片や19:40『ジョージ・マイケル〜素顔の告白』、片や19:50『TABOO』。どちらも私が夢中、憧れだった80年代イギリスの音楽、クラブシーンが舞台。どっちも見たい!

19:00に着けば間に合うかな、と思いつつ家を出るのが19時ぐらいになる。
でも『ライズX』に電話したら「混んでませんから、時間にいらっしゃれば入れます」と言われた。ギリギリに着く。
「売り切れです」
「えー!電話で確認して来たのに!」
「すみません、先ほど満席になりました」

Bunkamuraに走る。『ル・シネマ』も満席。がっかり。
連休の中日で、いつもの日曜日とは違うのかも。

ふう。仕方なく『シブヤ西武』や『渋谷PARCO』などのセールをブラブラ。
2月に行く夕張のマイナス15℃の気候に耐えて、カッコイイブーツを探すが、見つからず。

 深夜25:25からフジテレビ"33th NEW YEAR ROCK FES"を見る。
年賀状にチラッと書いた『me-ism』が出るという。
『謳う、援交少女』著者の優子ちゃんには

> 素敵な感想をありがとぅ。素敵な大人でありがとぅ…!です!

なんて可愛いメッセージをもらって、ニッコリ。

イベントは33回も続いていて、今年は日中韓同時開催。すごいね、ロケンロール。
内田裕也、偉い。なので番組も内田裕也リスペクト色が濃く、参加バンドの楽曲はちょっとずつで、me-ismも「短か!」
でも、良かった。優子ちゃんの熱さ、思いなどは伝わったのではないか。

me-ismと優子ちゃんは遠からずすごいことになるんで、ヨロシク!
2006年01月08日(日)

年賀メール,『太古八』


 引き続き年賀メール作業。ケータイメールは簡単な文章のみ、30人ぐらい。

 電脳キツネ目組の先輩組員からメール。日記について。

> 文章もだんだん上手くなってきて面白い。(略)さんとか、ほかにもこっそり覗いているファンもいるようです。
> 真の表現は、叡智よりも勇気を必要とするもの。前に冗談で言ったことがあったけれど、
>
> 欲言えば食い物の話ばかりでなく、十指の指差すところ、十目の見るところの、
> 如何なる弁明も成立しない醜態もたまには書いてみたら?
>
> 今年も元気で、皆を楽しませてください。

はい。頑張ります!クレームもあればこういう嬉しい励ましもあると、やはりやめられない。

 『太古八』に予約の電話。
「どう?元気?充実してる?」と羽賀さん。
「はい。心身は充実してるんですが、経済的には充実してなくて、ご無沙汰してスミマセン」
「そんなの、いいんだよ」
「今日は最重要スポンサーを連れて行きますので」
「へえ!お母さんじゃないのかい?」
「いいえ」

その人には前から『太古八』を紹介したいと思っていた。
日頃お世話になっているので「ご招待します」と言っていたのだが、結局ご馳走になっている私。エヘヘ。

久し振りの『太古八』。嬉しい。
牡蠣雑炊は卵が入っているかな、と不安だったが牡蠣のみ。絶品。
一緒に行った人も美味しいと言ってくれて、良かった。
特にあんかけ豆腐が気に入ったようだった。

普段は気にならないが、料理が出てくるのがゆっくりで、ちょっとドキドキした。

年末年始の話、日記バトル話など。途中、今日別件に誘ってくれた友人からメール。

> 誘っておいてなんだけど、断ってくれて結果助かった。2時間くらいって寝て大幅遅刻。焼け石に水だけどタクったし。何より今年に入ってまだ1回しか風呂入ってないまま出かけるハメに。化粧なし、長いこと眉も鼻毛も何にもしてないし(笑)匂い消しに香水強かったし。髪ヘンなので帽子かぶったまま失礼しますって言ったら、どうしたって聞かれたけど、今年まだ1度しか風呂入ってないとは言えないよね(笑)。帰ったらまず風呂入って、身だしなみも整えて、これからは、いつでも出られるように毎日入浴しなくちゃって、今思ってるとこ。新年の抱負って感じだね(笑)。

爆笑。思わず読み聞かせてしまう。
「それは……もてないだろう」
「いや、彼女はキレイですよ。だから可笑しい!」

ああ楽しかった。美味しかった。
2006年01月07日(土)

年賀状,彼


 やっと年賀状を作る。
メールアドレスを知らない人や、PCもケータイメールもやらない人には郵送しているが、だいぶ減って20枚ちょっと。
プリンターの調子が悪く何度も失敗。大変。
最近年賀状は消印がなくなったが、なんとか松の内に届いてくれればと思い、深夜まで窓口が開いている豊島郵便局に投函しに行く。
プリント失敗はがきを交換しようと思ったら、それは昼間しか出来ないらしい。

『MARIBAR』のトップページと、顔を出しているBBSあちこちにも年賀状をアップ、メール送信。

 何故か改まって「今年もラブラブでよろしくお願いします」と彼。
「はい。こちらこそどうぞよろしくお願い致します。うふっ。」
幸せで、怖い。
2006年01月06日(金)

日記バトル,バーゲン巡り,『檸檬屋新宿』


 かなり汚い話です。不快な人は読まない方がいいです。

昼間、日記バトルの人から

> 困るんですよ!

> 迷惑です。

というメール。「ふーん」とか「そうですか」と返信するのもなんなので、黙る。

この人にも「私の日記はウンコだ」という話をしたことがある。
ウンコを「臭い!」「やめて!」と言われても、こちらも困る。
自分の家でしているのであって、嫌なら覗きに来なければいいし、臭いの元になる餌をやらなきゃいい。
うげ、気持ち悪くなってきた。このたとえはやめよう。

夜になって

> 今回のことも日記のネタにしたりしないでくださいね。あまり不快なことをされると、私も桜井さんの個人的なメールや口頭で聞いた話を、恋愛話であれなんであれ、どこかで公開しますから。

と言われる。対抗策があるなら、お互い好きなようにやればいい。
私はこれまで日記を巡る議論は日記で公開してきたし、これからもそうする。

私の日記は他人のプライバシーを暴露することが目的で書いているのではない。
何人も不快な思いをさせないことを目指しているのでもない。
この人は私への抗議、暴露を目的とする、と宣言している。
自覚と責任を持ってやればいいのでは。
と思うが私がどうぞとかやめてとか言うべき問題でもないので、黙る。

 原宿から表参道のバーゲンを巡って、昨日のスカートとセーターの購入を決める。
またしても閉店間際に『バーニーズ』。
『gardem』のスカートを一応もう一度試着して買う。やっぱり激カワ!

 20時の閉店時間を過ぎているが、警備員の脇をすり抜け『伊勢丹』『モスキーノ』。
昨日の店員は私を覚えていて「あー!今朝売れちゃったんですよー」。
そっかー。縁が無かったか。
ピンクのブラウスは?と聞いてみる。
事情はわからないが、本社送りになっているとか。
店員が「出してきます」と言い、梱包したダンボールのガムテープを剥がしている。
あらら、そんなことさせては買わないわけにいかなくなる…と思いつつ、これもやはり良い。
買うことにした。

 ろくに仕事もしてないのに、こんなに買い物していいのか?と考えながらフラフラと『檸檬屋新宿』。
一人で飲み歩いてる場合か?年賀状もまだ書いてないのに?
ってまだ書くつもりなのか?今年はやめようか…。

世間は正月休みも終わってるというのに何をやってんのかね、私は。
2006年01月05日(木)

ご注意,母,『BARNEYS NEW YORK』,『伊勢丹』,映画『バトル7』,日記バトル


 ご注意。今日の日記は長いです。多分うざいです。不快な予感がする人はお読みにならない方がいいです。

 母に雑煮を作ってもらう。全く味がしない。「薄味過ぎたわね」と母。大丈夫か?

昨夜のNHK『にっぽんの現場「だまされちゃいかん」』を受け、母が他にも騙されていないか、チェック。
塗装工に連れられて行った花屋で会員になったら、知らない間にクレジットカードが送られてきたとか。
解約の電話をする。

訪問販売の化粧品でもカードを作って、クレジット会社から引き落とされているが、母はなんだか覚えていないと言う。
そのカード自体が見つからない。担当販売員に確認するように言う。
「それでまた買ったらだめだよ!」と言う。

母は「もう買わない」と言うが、元気になったらきっとまた買い物ブギが始まる。
買い物をするのは楽しいし、売る側はチヤホヤするから母は気分がいいのだろう。
本当はいらないのに薦められるままあれもこれも買ってしまう母。
寂しいお金の使い方だ。

年賀状も随分余分に印刷している。
「来年年賀状書くときに交換してもらえばいいよ」と言って、私の今年用に少しもらう。

 新宿に出てバーゲン巡り。
『BARNEYS NEW YORK』では、夏のバーゲンでも出ていたスカートが気になる。
先シーズンの残り物だから半額以下になっている。

先日見かけた、目の覚めるような黄色の、背中?前?が腰まで大きく開いたセーターはもう売れてしまったみたいだ。
ベルトがついていた。あれは『ALEXANDER McQUEEN』だったか? カッコ良かったー。
着てみたかった。

『伊勢丹』では『モスキーノ』のベルト付きセーターがいい感じだった。
でも黄色いセーターのインパクトには敵わない。
今年の冬は寒いのでセーターにばかり目が行くが、実はブラウスが欲しい私。
店員にそう言ったらピンクのブラウスを出してきた。可愛いけどクールな印象。
これもいい。

『バーニーズ』に戻ってスカートを買おうと思ったが、20時の閉店時間に間に合わず。
母の買い物ブギを責めた後なので、一晩考えた方がいいかもしれない。
どうしても欲しい、と決めた時に残っていなければ縁が無かったという事にしよう。

 池袋で映画『7人のマッハ!!!!!!!』を見る。入口で紙袋をもらった。
「なんですか?」と聞いたら
「8時40分からです」ともぎりの男性。
「……はい」
タイカレーとトムヤムラーメンだった。割引1000円でプレゼント付きとは嬉しい。

……ここまで書いて、サイトをチェック。なんと!
私の見た映画は『7人のマッハ!!!!!!!』ではなく『バトル7』だった。
今まで勘違いしたままだった。そうだったのか!
道理でCG・特撮・ワイヤー・スタントなしの『マッハ!!!!!!!!』と違って、『バトル7』はCG・特撮を駆使。
なのにズッコケ7人組はメチャクチャ強いわけでもなかったのね。

ベトナム戦争時のタイを舞台に、タイ人の男7人が友情のため、タイ人の誇りを賭けてアメリカ軍と戦うという、心意気やよし。
しかしそれが何故かマカロニウエスタン調にバカバカしく描かれていて、脱力し笑ってしまう。
本格アクション映画ではなくアクション満載のコメディ映画だった。

 日記の読者からメール。
その人と私のメールのやり取りの記述を削除してほしいと言う。 
関係者が日記を読む事でその人が特定されることを恐れているらしい。

「本人しかわかりませんよ。」

> 某さんは読みますか?

「わかりません」

> 困ります。

「大丈夫。本人しかわからない。私は言わない」

> 個人的なメールの内容を、了解もなく書き込まれるのは、困ります。もしわからないにしても。

「ごめんなさい。大変申し訳ないけど了解はとらないです。これから非公開希望メールくれることがあれば、その度言って下さい。配慮します。
今回も誰かわからないよう配慮してますが嘘書いてるという説もある。」

> 私とは特定できないまでも、私かもしれない、と思われてもぜんぜん不思議はないでしょ?個人的なメールを、しかも他人への中傷内容のものを、不特定多数に勝手に公開されるのは心外です。内容が内容だけに。削除できないのですか?

「中傷だったんですか?私はそう思いません。多分読む人も。」

> それは各自の解釈の問題です。加筆訂正とか、できないの?

「例えばどんな風に?その通りにするとは言いませんが。」

> もし読んだら某さんが不快感をもつであろうことを、読むかもしれない場所に書いておくこと自体暴力的だし。暴力的なことをするのは桜井さんの勝手ですが、公開された私は大変不快を覚えました。私のメール内容のところを消してください。

「本当にごめんなさい。それは無理」

電話がかかってくる。
豚キムチ炒めを火にかけていたので「今炒め物してるから30分後にして」と言ったら「寝るから。削除できないんですか?」と言われる。
「炒め物してるから、切るよ。ごめんね」と言って切る。

5分後にまた電話が鳴る。「なんだよ、もう!」と思ったら彼だった。焦げる豚キムチ。

> はっきり言って迷惑なんですけど?
>(略)のところは消してください。
ごめんなさいの言葉に誠意があるなら。

その人が指定した削除箇所は、その人とは関係ない記述まで含んでいた。
だから、わからないんだって。

> 今後一切私のことや私のメールについて書かないでください。また前述のメール内容部分の削除は必ずお願いします。

「ごめんなさい。出来ません」

> できない理由は?
> また迷惑かけられるようなら、抱茎亭という言葉をググれば必ず出てくるよう、抱茎亭という言葉を含んだべつのHPを立ち上げて抗議しますよ。自分のHPには、人の迷惑を鑑みず、何を書いてもよい、と言うのであれば、私もいろいろ書きます。それから、できない理由を書かないところも気にかかります。もう寝ます。

「理由は過去の日記にあります。おやすみなさい」

これは警告か?脅しか?
人の言動に抗議をするからには、ご本人の立場を明らかにしてやるんだろうか?
良いことだと思うが、最初のクレームの意味がなくなるよなあ?

HP運営をしている友人に「どう思います?別ページって危険?盛り上がっちゃったりして?」と相談。無反応。

ああ、これまで何度同じようなやり取りをしてきたことだろう。
一生懸命説明しても理解されることはない。相手の思い通りになることもない。
それまで深く付き合ってきた友人を何人も失った。

私は私の日常、思いを書く。暴露や人を陥れることが目的ではない。
しかし意図しないところで人は不快に思い傷つく。私が傷つけ、私も傷つく。
それでも書く。私の書きたいことを、私なりの掟に従って。

不快な思いをしたくない、賢明な友人は私の日記を読まない。
私にメールしない。秘密を打ち明けない。
これで傷つくことも傷つけることもない関係になる。

書かないという約束はしない、私は口が軽い、と知りながら深い話をしてくれる友人もいる。
迷惑をかけ合い、傷つけ合うことを恐れない勇気ある人もいる。
そういう人の信頼は裏切りたくない。そう思うと簡単には傷つかない関係になる。

どちらでもいいし、どちらでもなくてもいい。
2006年01月04日(水)

新座,NHK『2006年正月時代劇・新選組!!土方歳三最期の一日』,NHK『にっぽんの現場』


 年賀状どころではない。今日は夕方から夜まで『新選組!』である!
近藤勇生誕の地多摩に帰って見る。ん?新座は多摩ではないか?
郷土の歴史を知らない私。

同じ時間帯のフジテレビ『新春ドラマSP 古畑任三郎ファイナル』第1夜「今、甦る死」は池袋でヴィデオ録画。
ぎゃあぎゃあ煩いバラエティ番組ばかりの中、なぜ見たいドラマが重なってしまうのか。
どちらも三谷幸喜作品、私の目的はどちらも藤原竜也。

 母は口内炎、私は膀胱炎気味。
母に「病院行ったら?」と言いながら自分も行った方がいいかなと思う。
でもたいしたことないような気もする。母も「いつも一週間ぐらいで治るし」。

ぶっ飛ばしていた夏に塗装工事件があって、それ以来すっかり落ち込み、引きこもり気味の母。
口内炎で話もしたくないみたいで、「痛い」と言いつつ酒を飲み、『新選組!』を見て、土方歳三最期の一日が終わらないうちに「もう寝る」。

 深夜NHKで『にっぽんの現場「だまされちゃいかん悪質リフォームとの闘い」被害者に金を取り返せ』の再放送をやっていた。

多くの被害者が、迷惑をかけたくない、責められる、恥ずかしい、といった理由で家族にも話せず、だまされた自分を責め、泣き寝入りしているという。
私の母と同じじゃん、と思いながら見る。

 3時ぐらいまで炬燵でテレビを見ながらウトウト。風呂に入って5時頃ベッド。
2006年01月03日(火)

日記,池袋西武初売り,母,彼


 世間はすっかり2006年お正月だが、私の日記は未だ2005年クリスマスあたり。
年賀状もまだ。時代に取り残されている。

 しかし勝負下着購入のため、池袋西武の初売りには行かねば。
外国ブランドで私のサイズに合うものはなかなか無いのだが、和テイストのかっこいいのが、あった。
『Naory』の黒の上下。オホホ。

 メールにも無反応だった母から、やっと電話。生きていた。
大きな口内炎が出来て電話をするのも嫌だったらしい。
それでは食事も美味しくないし辛かろう。

 彼との会話で、私の心の染みは消えていく。
私は彼に守られて、彼を支えて、ずっとそばにいる。
彼に「そうして」と迫るのではなく、そういう存在に、自らなる。
2006年01月02日(月)

掃除,日記,映画『秘密のかけら』,NANIOさん


 新年早々広がる心の染み。
彼への疑惑とか不信感とか、そこまでは至らない小さな不安。
じゃあ例えば彼に他に女がいたとする。
それを私に感じさせなければいいのか、そんなこと絶対いやなのか。
彼を独占したいのか、独占していることを絶えず確かめたいのか。
これは私の弱さだ。気にしたくないけど気になる。幸せに耐えられない貧乏性。

ええい、やめやめ。彼は何か変な事したか?言ったか?
宛先違いメールを私に送った。それだけのことだ。
綻びを必死に探すより、そこらじゅうを愛で満たして、そんなもの埋めてしまえ。

 大掃除の続き。年賀状より先に、昨年の日記を片付けようと思うが全然進まず。
ダラダラの正月。今年もきっとダラダラだ。

 毎月1日は映画の日だが、元旦は休館のところも多い。
『@ぴあ』の上映スケジュールをチェック。
『恵比寿ガーデンシネマ』は休館と表示はなかったが、混雑状況を確認しようと電話をしたら、やってない。
『シャンテ シネ』も念のため電話をする。19:20の最終回上映もあるとのこと。
「映画の日割引やってますよね?」
「え、…少々お待ち下さい」
待つ。
「スミマセン、わからないので、調べて掛け直します。電話番号教えて頂けますか」
「へ?料金がわからないの?」
何のために電話受けてんだ?正月のみの臨時アルバイトなのか?それにしても…。
5分程して他の人から「割引料金でご覧になれます」と電話。

 そして映画『秘密のかけら』を見る。よく出来たサスペンスだった。
しかし、50年代と70年代が入り乱れ、バスタブで殺された女性と事件の真相を追う女性が似てるものだから、始めは混乱した。
それを狙っているのかもしれないが。

 深夜3時少し前、NANIOさんから電話。酔っている。
「あけおめー!ことよろー!なんでこんな時間に電話に出るんだよー」
「あらそう?寝るのはまだまだ先よ」

一人でカラオケボックスで歌っていたらしい。
「彼女とちょっと喧嘩してさ。女の子って、怒ると怖いよね」
「そうね。私は思ってもないこと言ったりしないから、負ける気しないわ」
などという話。

電話を切った後も5時近くまでメール。
私の彼の「幸せにする」という言葉の意味について

> 深いこと思わないで、軽く流しましょう(笑)感謝だけしてd(^-^)
> その気持ちだけもらいましょう。
> 幸せ、なんて抽象的すぎるし、なにをもって幸せかなんて決められない。
> そう言う男の気持ちだけ大事にもらっときゃいいのさ(^-^)

> プロポーズかもね(^_^;)
> でも今時、プロポーズにしては芸がなさすぎるからー

とNANIOさん。

「ありがたく噛みしめますわ」

>かみしめなさい。失敗しちゃダメよ(笑)
>泣いちゃうからさ♪

はい。

彼の様子は全く、何も変っていない。
私の見たものが彼の「秘密のかけら」だとしても、いいじゃないか。
秘密は必死で隠しているから面白いのであって、どんな秘密も暴かれてみれば「ふーん」となる。
どんな衝撃の真実だって、歴史や物語ではよくあること。

秘密は人生の彩り、それも大切に楽しめばいい。
闇があるから「幸せ」が輝くってことよ。
2006年01月01日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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