『亀井堂』,映画『恋する神父』,出版企画


 会社で高校からの友人Mと会ったので、また『亀井堂』ランチ。
ハンバーグはもたれるからあまり頼まないのだが、美味しかった。

お見合いの話、『ご近所さん』たちの話で爆笑される。
「M笑い過ぎ」とか言いつつ、友達が面白がってくれるのが嬉しくてやってるという部分もある。
日記のネタになればいい、とか。

 つまらない映画も日記のネタにはなる。腹が立つほどつまらなければそれもいい。
書くのもつまらないぐらいが一番つまらない。『恋する神父』はそんな映画だった。
立ち見で諦めたこと数回、やっと入れた。『アマロ神父の罪』と比べたかったが比べ物にならない。想像以上に甘々。

 現代イギリス陶芸本の共著者I氏が腰を痛めて手術入院。アート系女性誌編集者からは「またいずれ」メール。
すぐには動けなさそう。では太古八絵本だ。
2005年08月31日(水)

『日本酒&本格焼酎処 月』


 日本酒好き『ご近所』のSさんのお誘いで御徒町『月』の日本酒飲み放題イベント。盛況。
8月は日本酒の回転が遅く、1ヶ月以上は置かないという方針のため「飲みきって下さい」と女主人。
あまり他では飲めないものから、セルフサービスで冷蔵庫の瓶を次々空けていく。

6月30日にこの店で飲んで、ご馳走様メールに無反応だったので切られたかと思っていたのだが「返信したつもりだった」とSさん。
DV妻が荒れるから飲み歩くのを控えているのかと思ったら、最近は落ち着いているとか。よござんした。

いろいろな話。9月の『亀泉』の蔵元と飲むイベントも参加することになる。
2005年08月30日(火)

『亀井堂』,『Naked Loft』


 近くで働いている高校からの友人Mとランチ。お薦めの『亀井堂』をMも気に入ってくれた。
仕事の話、お互いの母親の話。

 三上治さんの憲法の勉強会『新宿憲法村』があって『Naked Loft』。
19時半スタートだが、明日納品の仕事があって、着いたのは21時半近く。
既に質問タイムで、ゲストの森達也さんの話はほとんど聞けず。

会場の64歳の男性が、東京新聞の宮崎学さんのコラム2回分を切り抜いて持って来て、「非常に共感した」と言って読み上げる。
宮崎さんの文章を他の人が読むのを「聞く」というのは、なんだか不思議な感じがした。
2005年08月29日(月)

日記


 かつては1日で1週間分の日記を書くこともできたような気がするのだが、書くのが遅くなったのか、盛り沢山過ぎるのか。
家事もせずに書いて8月18、19日分のみ。
明日からもお出かけの予定がいっぱいで、どんどん日記が溜まりそう。

 こんな調子では原稿など書けないが、出版企画は進めなくては。
宮崎学さんが東京新聞『本音のコラム』連載を終えたのを知って、私も決意を固める。
2005年08月28日(日)

母・叔父ケア,日記

 T叔父が母を心配して電話やらメールが来る。

> 脅迫者はその後どうしましたか 新座へなるべく泊まったほうがよいと思います

母と連絡がつかないのでK叔父に電話。
母の妹A叔母も心配して「可哀想じゃん」。
「母が自分でやったことですから」と私。

昼過ぎ、母から電話。「何ですぐ連絡しないのよ!」と怒る。
塗装工Hの留守電メッセージも消去してしまったと言う。
「証拠はとっておけって、何かあったら警察に連絡しろって、散々言われてたのに何やってんの?!」と責める。
「電話があっただけだし」
「警察に『今後一切接触しない』って約束して帰ったんだから、電話も訪問も違法行為なの!今すぐ警察に電話して。かけ終わったらまた私に電話して」
「うん」
……
「かけた」
「よし。大丈夫?私は新座に行ったほうがいいの?」
「大丈夫」
「はい。じゃあ、夜も電話して。明日の朝も電話して。必ずよ!」
「うん」

T叔父に報告。今度はT叔父依頼の件について調べる。

> 別のお願い 前に話題になった雅子さんが子供に与えた絵本の書名と著者と出版社を教えてください

「絵本はいろいろあるみたいです。ネットで紹介されています。
『うしろにいるのだあれ』著者ふくだとしおとか?
そうではなく皇太子の読んだ詩のことですか?」

皇太子の読んだ詩は『あなた自身の世界−スウェーデンの中学教科書』新評社からの引用らしい。

 それより本日は浅草サンバカーニバル。
21日パーティーに来てくれたKちゃんがパレードに参加するとのことで、是非見に行きたかったのだが、一緒に行く人が見つからず。
一人で祭りは寂し過ぎると思った。でもやっぱり行きたい!と思ったがもう間に合わず。

 そんなことをしながら朝から未明まで日記を書く。4日間分しか書けない。ふう。
2005年08月27日(土)

母クライシス?,極上昼食,『檸檬屋新宿』,一人文章道場


 昨夜T叔父から電話があった。
20日に捕り物があった塗装工Hから、母宛に朝4時に「会いたい」と電話がかかってきたらしい。
母はK叔父に相談をして「警察に電話しろ」と言われてもグズグズ言っているとか。

遠くに住んでるK叔父に電話して、私やT叔父に連絡がないのはどういうことだ?
あれほど皆に「この先何かあったらすぐに警察に言え」と言われていたのにグズグズ言ってるとはどういうことだ?
そして私が電話やメールをしているのに反応がない。殺されてるのか?

 心配だが、お誘いがあって極上昼食。
絶品のあわび雑炊、松茸土瓶蒸し他、どれも美味しい!松茸は初物では。寿命が延びたような気がする。

 午後出勤で21時過ぎまで働いて、『檸檬屋新宿』へ。
この秋創刊される女性誌の企画に悩む人たちとお話。
「昔『anan』のヒット企画で『セックスできれいになる』っていうのがありましたけど、今は脅しが一番。
『セックスブスにならない』っていうのはどうでしょう?」とくだらない事を言ってしまう。

骨董などインテリアに興味がある30代女性がターゲット、と聞いて「現代イギリス陶芸は?」と振ってみると好反応。
ロンドンでテロがあった時にイギリス出張中だった『ギャラリー セント・アイヴス』オーナーI氏に連絡しなくては。

 都内某所で宮崎学さんとお話。母対塗装工H事件でアドバイスを頂いたお礼。母と連絡がつかない、と言ったら
「金払っちゃったんじゃないか?」
「うーん、それはないと思うんですが。警察に連絡するのを嫌がるんですよ。すごい仲良かったから。Hは母の事が好きだったんじゃないかなあ」
「ストーカーだな」
「そうですね。あと、まだまだお金が引っ張れると思っていたと思います」
「色と欲か」
「『素敵な人!』と浮かれまくってた母はすっかり落ち込んで、静ーかに小さーくなってます」
「反省しろ。今までの生き方全てを否定せよ」と笑う宮崎さん。
「私も『今までトラブルにならなかったのは、お母さんの人格が素晴らしいからじゃなくて、たまたま運が良かっただけ』と言いました」

以前はよく宮崎さんに「桜井、男はできたか?」と聞かれ、ちょっと前は「掃除してるか?」で、最近は「原稿書いてるか?」と問われる。
元気に「はい!」と答えたことはほとんどない。トホホ。

そして宮崎さんが、下書きの終わった原稿の束を見せてくれる。
「企画から1年、陶芸でいったら粘土をこねてだいたいの形を作ってみたところ。まだまだこれから」
選挙だなんだと超多忙な中、原稿を書いている宮崎さん。
日頃「文章を書くのは金のため、伝えたいメッセージなどない」と言いつつ、命がけでやってるではないの!
原稿の束に頬ずりしたくなる。

これは「一人文章道場」だ。
「桜井も、一冊本を書け」と著書100冊に迫る文豪宮崎学に言われて
「本なんて売れないし、ライターは儲からない」とか言ってる場合じゃない。やるぜ!

「イギリス陶芸の本だな」と宮崎さん。
お、そう言えば『檸檬屋新宿』で出会った女性誌。これは何かが始まるかも。ワクワク。
2005年08月26日(金)

『明洞』,『ご近所さん』たち


 台風でお昼時は激しい雨。近場の韓国料理『明洞』に駆け込んだら会社の人々が大勢。皆考えることは一緒か。

「髪の色変えたね」と『明洞』の女性店員。
「キムチ食べる?」と聞かれたので「(石焼ビビンパに)ついてるんですか?」と確認。
「フッ」と笑って行ってしまったので「???」と思ったらサービスだった。

 パーティー案内メールに反応がなかったが、まあ当然かなと思っていた『ご近所』のNさんから

> ごめんなさい行けなかった
>
> そして今日退職願い出した

とメール。普通はこうだ。
無反応なら無反応で構わないが、パーティーに来られなかった人からのメールはまず「ゴメン」とある。

しかし『ご近所』Gは、いきなり

> 日曜日のコンサートは盛り上がったかな?

教えない。

「あら、届いていたの。」

と返信。

再び無反応。よしよし。しかし、何度切っても復活するな、この二人だけは。
と思ったら6月30日に会ってご馳走になって以来連絡のなかった、日本酒『ご近所さん』から日本酒イベントのお誘いがあって、驚く。
お礼メールに無反応だったので、私の方が切られたのかと思っていた。

そして1年前に2、3通やり取りがあった『ご近所』のTさんからも「はじめまして」メールが来る。
「はじめましてじゃないですよ」と返したいがやめておく。

そんなのばっかり。嵐に近場の店に皆が集まるのと、同じことか?
2005年08月25日(木)

『亀井堂』,映画『ヒトラー〜最期の12日間』,『OASIS』,パーティー写真とDVD


 昨日に続いて『亀井堂』でランチ。今日は洋食、ハヤシライスを頂く。
肉の味がしっかりしているのは『香味屋』のハヤシライスに似ているような気がした。
『亀井堂』は会社からちょっと遠いのだが、通ってしまいそう。

 新宿武蔵野館では何回も立ち見で諦めた『ヒトラー〜最後の12日間』だが、池袋シネマサンシャインはガラガラ。

期待していたのだが面白くなかった。意外性が全くなく、知らなかった史実、ヒトラーの性格も「ふーん」。
こんな人物の演説に酔い、崇拝してしまったドイツ国民と小泉大好き日本人、同じぐらい危うい。何度も溜息が出る。

 パーティー赤字の余波で、飲み歩いてる場合じゃないけど『OASIS』。お礼とご報告で一杯だけ飲む。
21日はパーティー会場『エールハウス』のあるビルの屋上で『OASIS』も昼間からビア・パーティーをやっていた。
「いやー、あの日は暑かったですねえ!」とオーナー鈴木さん。
日向にちょっと置いておいたレコードが、グニャグニャに曲がってしまったとか。

 岡田みのりさんからパーティーの写真とDVDが届く。膨大な量で驚く。感激。
お願いしたわけでもないのにここまでしてもらって、申し訳ないような気もするが、嬉しい。
あの夜の思い出と記録は大切な宝物だ。
DVD売ろうかな、ネットに上げたいな、などと夢想する。
パーティーに来られなかった皆にもあの素敵なショウを見せたいー。
2005年08月24日(水)

『亀井堂』


 パーティーのステッカーを作ろうと印刷屋を探していたときに発見したレストラン『亀井堂』のランチに行ってみる。
神楽坂の駅裏で1階がパン屋。パン好きには知られた店だと思うが、2階にレストランがオープンしたのは多分最近。

落ち着いた雰囲気の店で、洋食と中華のメニューがあり、サラダとスープがついて800円。
八宝菜、美味しかった。

 パーティーに来てくれたお客様にお礼メールやら経理やら。
2005年08月23日(火)

『MARIO』,『ベローチェ』,BBS巡回,一人反省会


 昨日のパーティーに来てくれたAさんと会社で会って、『MARIO』でお昼。
「楽しかった。凄かったですね。なんか、クリエイティブな人が多くて、自分は何もやってないから恥ずかしいような感じでした」と言われる。
「私も自分に物を作り出す才能が無いから、アーティストへの憧れが強いんです。そばで見ていたい、一緒に遊びたいんだな」
「桜井さんの誕生日なのに、皆のこといろいろ宣伝してましたね」
「日記読者のオフ会的要素もあるから、日記に登場するお店や人を紹介したかったんです。
ネット上でしか知らない人と実際会って、そこからまた何か面白いことが始まったり出会いがあればいいかなと。
組織や会社ではなくて個人で活動している人、お店をやっている人を応援したい、という気持ちもあるんです」なんて話。

興行的には赤字、と言ったら「え?!そんな風には全然見えなかったけど」。
良かった。金集めのパーティーじゃないんだから、お客様に楽しんで頂けたなら「成功」としたい。

 『ベローチェ』で食後のお茶。『ベローチェ』はタバコの煙が凄くて嫌いだったのだが、いつの間にか1階が禁煙になっている。素晴らしい。

 パーティー告知をしたBBS、ナインアンダーと冴島奈緒/SHRのBBSにもお礼のメッセージ。関係各位にメール。
カメラマン岡田みのりさんは写真とDVD撮影をしてくれ、明日にも届けてくれるという。感激の至り。

 昨年9月に『なすび』で1日限定『リアルMARIBAR』を開店し、一日ママをやってみて、お店をやるのは、そして何年も続けるのは本当に大変なことだと思った。尊敬する。

今回のパーティーも素敵な真夏の夜の夢だったが、反省点いろいろ。一番は動員を読み間違えた。
やると決めたのが8月に入ってからだし、直前がお盆休みで営業活動もストップ、夏休みの日曜日は皆さんイベント満載で「行きたいけど無理」な人が多かった。

ナインアンダーとSHRは最高だった。私は絶頂だったが、お客様も楽しんでもらえたと思う。

会場の『エールハウス』も良かった。いろいろ相談にのってくれたし、親切だった。
私は全く手をつけていないので料理がどうだったのかは気になるところ。チェックするべきだった。
量的には足りないことはなかったと思うが、受付の二人のテーブルにお皿が全然なかったと、今日になって気づく。
ああ失敗。二人は遠慮してたんじゃないかなあ。

受付のささきもと子さんは皆に紹介したのに、ゴーヤ君を紹介しなかったのもいかんかった。
「6月の彼のお誕生日にディナーをご馳走したので、それを恩に着せて今回無理矢理受付を割り当てました。ゴーヤ君です。漫画書いてます。いつもどうもありがとう!!」
と今更この場で。

進行と司会とホステスは一人で何とかやってしまったが、やっぱりおもてなしが足りなかったような気もする。
一人で来てくれた人もいろんな人とお話できるように、私を知らない人とも出会い、親睦できるように、もっと動かなくちゃいけなかった。

そして芳名帳にナインアンダーとSHRのサインをもらわなかった!これ大失敗。くぅー。

こんなとこかな?お気づきの点などありましたらお知らせ頂きたく。
「楽しかった!」「良かった」という声・メールも沢山頂きました。ありがとうございます。

自分が主役のパーティーが楽しいのは当たり前、次はもっとお客様本位のパーティーを、興行的にも成功させたい。
これも"39"の課題だ。
2005年08月22日(月)

『駒沢美粧』,『天鴻餃子房』,『表現者』第2号トークイベント,MARIBAR "39" PARTY!

 朝10時に予約した『駒沢美粧』に30分以上遅刻。
連絡が伝わっておらず、他の予約もあるので時間が限られる、と言われる。
しかし、そこは斉藤さん、素敵なパーティー仕様のヘアメイクに仕上げてくれる。

フェティシズムの話、パーティーの話、ギネス君の話。
斉藤さんは「飲みに行って、ギネスビールを見る度思い出しちゃうんですよ」。私もだ。
「でも、ギネス君は日記のこと知らないんですよね」
「知らないと思う」
「いやじゃないですか、自分のプライベートがそんなところで公開されてるなんて」
「でもギネス君としか書いてないし、悪意はないですから。私の愛情表現です」
「まあねえ。でもいやだろうなあ」
「しょうがない。それはしょうがないです」

ギネス君が私、或いは書くことに興味がないから日記の話にならなかったのであって、別に隠していたわけではない。
私に「日記を書くな」というのはギネス君に「ナンパはやめて」とか愛煙家に「禁煙しろ」というようなもので、無理な話。

私だって、誰だって、知らないところで噂され、笑われ、バカにされ、或いは褒められ、慕われ、愛されている。
嫌だと言ってもしょうがない。

 駒沢大学駅から神保町に向かう半蔵門線の中で宮崎学著『万年東一』を読んで、泣きそうになる。
いかん、メイクが崩れる。必死で涙をこらえる。

 パーティーの前に餃子はどうかと思ったが、なんだか美味しそうなので『天鴻餃子房』。
黒豚餃子6個はかなり大きくて皮も厚めで、お腹いっぱい。ニンニクは臭いの残らないものを使っているらしい。美味しかった。

 母から電話。受付どころかパーティーに来ることさえ大変そう。他にも「行けません」とメールあり。動員がかなり心配。

 『三省堂書店 神田本店』にて雑誌『表現者』第2号発売記念のトークイベント。満員。
宮崎学さん、『国家の罠』著者佐藤優さん、大窪一志さんのお話を聞く。

やはりビールに餃子のお昼は拙かった。眠い。
「小泉は15日に靖国に行くべきだった」と言う佐藤さん。
「そんなことはどうでもいい。神がいるならつれて来い」と宮崎さん。
ちゃんと聞いていたのはそこまで。大窪さんの話は寝てしまった。

それより気になるのは宮台真司さんと結婚した女性の存在。観察してしまう。かわいい。応対もいい感じ。なーるほど。

それよりもっと気になる「神保町→池袋拉致作戦」。
休憩時間に電脳キツネ目組の人たちに「パーティー来てくれますよね」と声をかけるも皆さん「うーん…」「檸檬屋に行こうかと思って」。
そうよね、宮崎さんがいるんだから、私だって行きたい。くぅー。

 トークイベントは14時から18時まで。パーティーは18時半から。私は休憩時間の終わりで失礼する。
荷物を取りに家に帰る。18日誕生日にパーティー衣装として買ったワイン色のドレスに着替えようと思ったが、暑い。暑過ぎる。
『VICTOR & ROLF』の白いリボンシャツのままで行くことにする。確かこの服は奈緒さんのホームパーティーでも着たのだが、やむを得ない。

 汗だくでパーティー会場の『エールハウス』に着く。しかし斉藤さんのメイクは強い照明の下歌って踊るコンサートにも崩れないアーティスト仕様でもある。良かった、斉藤さんにお願いして。

『エールハウス』の前にはカメラマン岡田みのりさんがいて、看板の前で写真を撮ってくれる。

ゲストライヴの『ナインアンダー』と『冴島奈緒/SHR』の皆さん、受付のゴーヤ君、ささきもと子さん到着。準備いろいろ。
私は進行と司会とホステスを一人でやる。

19時過ぎ、ゲストライブ第1弾は『ナインアンダー』。
「誕生日おめでとう」の歌を歌ってくれたり、『ワンマン犬』を一緒に歌った(叫んだ?)り、ああ嬉しい。楽しい。幸せだ。
私だけ楽しんでるような気がするが、いいのだろうか。

2002年夏から2003年夏に働いていた豊洲の会社で一緒だったマグナさんに聞いてほしかった『ラブマグナムラブ』。
すごく気に入ってもらえたようで、良かった。

そして私が夢想した『愛のムチ』での冴島奈緒 VS ジャブロ!! 奈緒さんは打合せ当初

> 大人っぽいショウを考えているため、ドレスも動きにくいものなので、
> そうしたパフォーマンスに耐えられるか?と言う感じなのです。
> なので、一応、鞭は持って行きますが(笑)、ほんのポーズ程度になると思います。

とのことだった。

「はい。無理は申しません。ちらっとで、もう一瞬で構いません。
『夢想した絵』ですから。」

と無理を言う私。ところがぶっつけ本番では大サービス!
奈緒さんに鞭打たれ、松本さんに蹴っ飛ばされ悶絶しながらギターを弾き続けるジャブロ君。
ああ素敵、興奮する!私はこれを見たさにパーティーを開いたといっても過言ではない。

今回のパーティーのテーマは誕生日でもあるのだが、日記のアクセス111111ゾロメ記念でもある。
資金と時間があったら日記に登場するお店とかアーティストや友人のコメントなど集めた映像を作って流す、なんてことも夢見ていたのだが、叶わず。

というわけで、パーティーに来てくれた、日記でおなじみの人たちのお店や活動をご紹介。
池袋の飲み屋『おまた』さん、ストリングス・イラストレーションのささきもと子さん、
建築家のくろちゃん、役者の豊田誠治君、ししろう夫妻、『OASIS』『エールハウス』社長の鈴木さん、コスプレカメラマンの岡田みのりさん……。

20時過ぎ、セクシーで強くて優しくて可愛い、男らしくて女らしい冴島奈緒さんと、SHRの素敵なショウタイム。
奈緒さんのドレスは人魚のようで、しなやかな腰の動きに目が釘付けになる。

「この曲を真理さんに」ってもう、なんて贅沢な誕生日プレゼントだろう。
大好きなアーティストが私のためにといってパフォーマンスを演じ、それを一緒に楽しんでくれる人がいる。幸せだ。死んでもいいぐらい。

SHRを見に、私を知らない人も何人かいらしていたのだが、楽しんで頂けただろうか。
私のおもてなしが足りなかったような気もするが、SHRのショウはきっと良かったはず。

パーティー運営の反省点はいろいろだが、それは明日考えることにして、今日は夢の世界を生きる。
一緒に夢を叶えてくれたゲストの皆様、ナインアンダー、冴島奈緒/SHR、『エールハウス』と受付のスタッフの方々、読者の皆様、ありがとうございました!感謝の極みでございます。

 真夏の夜の夢、パーティーはお開き。会計も私のお仕事。現実の世界も強く生きていかねばならぬ。
ドタキャンの嵐には泣いたが、そんなことは興行の世界にいた者としては織り込んでおくべきだ。私の読みが甘かった。

 まあ、それも明日以降分析するとして、さあ2次会へ。
『新世紀や』には2次会から来てくれた人もいて、14名でパーティーの話、昼間のトークイベントの話、他いろいろ。
24時近くまで、だったと思う。お付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 さーて、222222のゾロメは何をやろうかな。それよりもっと早く日記を更新しろって?はいー、頑張りますぅ。

そして、奈緒さんにステージから「恋はしていますか?いい男はできた?」と問いかけられて口ごもっている場合ではない。
そっち方面も頑張ろうっと。
2005年08月21日(日)

母軍団 VS 塗装工H,映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』公開記念トークイベント


 早朝、母は体操に行く。
前回もそうだったが、前々回2階の私のベッドで寝たらダニに刺されたので、母の部屋で布団を並べて寝た。
その方が安心なのだろうが、早く起こされるので困る。

朝ご飯を食べて風呂に入っている間にT叔父が来て、鳩ヶ谷のK叔父は自転車で登場。
塗装工Hの留守電メッセージを聞いてもらう。
母と5月21日に喧嘩して以来のT叔父に経緯を説明したり、塗装工Hの仕事を見せたり、テープレコーダの準備など。

私は二人の叔父が来たらバトンタッチで仕事に行こうと思っていたのだが、そうもいかなくなる。
K叔父に母と一緒に住めとか、暫く泊まり込めとか言われて困惑。

段取りを何度も確認。相手は70歳過ぎだが職業柄2階から侵入することなど容易だから、家中の施錠チェック。
K叔父は3回泥棒に入られたことで、防犯及び防犯グッズの知識がかなり蓄積されたらしい。あれこれ指導される。
「うん、はい」と言いながらほとんど放心状態の母。私たち3人が話していると眠ったりしている。

11時半前に出前蕎麦を注文。T叔父は「終わってからでいいよ」と言ったが「腹が減っては戦はできぬ、でしょう」と私。
すぐ近くの店なのになかなか届かない。私はイライラして「もう一回電話してよ」と何度も言う。嫌がる母。

やっと蕎麦が届き、ゴワゴワに固まった蕎麦をすすり始めたら塗装工Hの車が来る。
13時と言っていたのに、まだ12時過ぎたところ。

庭の窓から入って来ようとする。玄関に回れと言ってインターホン越しに
「まだ12時だし、もう話すことは無いから帰って下さい」
と母と私が交互に言う。「帰らねえよ。警察でもなんでも呼びやがれ」と塗装工H。K叔父が新座警察に電話。

警察を待つ間に、残ったのび切った蕎麦を食べる。
塗装工Hは庭を歩き回って誰かに電話したり庭の窓越しに「奥さんよぉ」などと声をかけてくる。
「出てって下さい。外に出て下さい」と私。
「やだよ。警察呼べよ」
「今すぐ敷地から出て下さい。出てって!入ってこないで!」
と何度も叫ぶと母が
「もう止めなさい」。
って証拠集めの一つだから騒いだ方がいいと思ったのだが。

30分経っても新座警察が来ない。110番にT叔父が電話。同時にパトカーが来る。出て行くK叔父。

テープレコーダーを準備して、玄関で警察官の一人に母が事情説明。領収書など見せる。
警察が玄関を出て、外にいるHに話しに行く。K叔父ともう一人の警察官と4人で話している様子を窓越しに窺う。

近所の人が出てくる。「あんなところで話されたら、まる聞こえだわ」と母。
「いいんだよ、近所の人にも知ってもらった方が」と私。

「納得がいかねえ」などと言っていたHだが、警察官に叱られたりなだめられて、二度と来ないし電話もしない、と約束して帰る。

13時半、一件落着。汗だくの新座警察署日向さんは、ちゃんと仕事をしてくれたと思う。
外でHに張り付いていた交番勤務の警察官も、この暑い中、ご苦労であった。
しかし電話してから到着まで30分もかかるとは。
「どこどこで裸の男が歩いてるとか、どこどこで万引きとか、重なっちゃったんで」とのこと。

先日Hは母の車を運転して近所の家のブロック塀と車を壊している。
保険が効くので損害はないが、今となってはそれも、わざとじゃないかと思う。母は否定しているが。
一箇所塗り残しがあるのも、わざとだ。
「仕事はよくやってくれた」と言う母に「まだ言ってるよ!」と叔父二人。

「だいたい知らない人に頼むかね」とT叔父。T叔父は飲み屋でも知らない人とは話さないらしい。
まあ私も知らない男にナンパされてついていくので、その点では母を責められない。
しかし私は「私は人を見る目がある!絶対間違いない!」などとは思わない。

母には「今までこんなことは無かったんでしょ?こんなトラブルは初めてなんでしょ。それはお母さんがしっかりしているからでも人格が素晴らしいからでもなく、たまたま運が良かっただけ」と言っておく。
今度のことだって、別に母が悪いことをしたわけではない。落ち込む必要はない。愚かさを思い知れば良いのでは。

実家を出て駅に向かう途中、Hらしき人物が運転する小さなトラックとすれ違って、慌てて母に電話。
多分見間違いだが、私もビビッているのかも。母はもっと怖いだろう。大丈夫か?

 一度家に帰って会社で2時間ほど仕事。予定が大幅に狂ったが、なんとかする。

 映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』の公開記念トークイベントに宮崎学さんが出るというので『ポレポレ東中野』。

宮崎さんに、母対塗装工の件でお礼。「もう大丈夫です」と報告。全く煩わしい事で大変申し訳ない。

トークは監督若松孝二さんと宮崎さん。宮崎さんが
「大都市郊外の新興住宅に干してあるパンティーはセクシー、下町の物干しに吊られているパンティーはセクシーではない、と言っている人がいた」
と、何度も「パンティー」と言うのが可笑しかった。
最近あまり聞かない言葉「パンティー」。宮崎さんの口から出る単語としてもかなりレアな印象。

映画は、激しくつまらなかった。
口呼吸でひたすら自転車をこぐ主人公はほとんどしゃべらない。
代わりに交わされる周りの人の会話に全くリアリティがない。
音楽が「2000年の17歳」ではない。この音楽では自転車をこぎ続けることはできないだろう。
映画を見続けるのもつらい。
彼の部屋も小学生みたい。本当にこうだったのか?

宮崎さんは「自分たちの17歳と今の17歳とは違い過ぎる。共感なんてできない」と言っていた。
監督も共感できるとは思っていないのだろうが「17歳」だと思って見ているものが全く「17歳」ではないような気がした。

 『檸檬屋新宿』常連の人から、急用ができて行けなくなったのでトークの内容を教えてほしいとメールあり。

「21日パーティーに来て下さいますならば!」

と返信。

> うーん、それは何とも。難問ですよ。考えます。

ですと。トークショウには触れず

「私はあの映画全く駄目!(略)退屈で参りました」

と返す。

 母はパーティーの受付どころではないので、急遽ささきもと子さんに「ヘルプ!」コール。
もと子さんはバッグデザイナーとして皆に紹介したかったのでスタッフをお願いするのは申し訳ないと思ったが、「お母さん、大変だね」と心配して、手伝ってくれることになる。
ううう、ありがとうございます。
2005年08月20日(土)

第17回池袋演劇祭前夜祭,『隠れ野』,新座泊


 早朝起きて『太古八』にお礼状やらメールやら日記やら。

 14:00出勤。22日納品の仕事があるというのに今日は少ししか働いていないが、明日頑張れば何とかなるだろう。

 豊島区民センターにて18:00から始まっている第17回池袋演劇祭前夜祭。
参加劇団による「予告編・CM大会」に19時ごろ着いて、後半を見る。
私と母は演劇祭の審査員。終了後多分『としまテレビ』のインタヴューを受ける。
学園祭のような雰囲気にちょっと不安を感じつつ「華麗でゴージャスな舞台を期待してます」とコメント。

20時からの懇親会では演劇人と交流して、21日のパーティーに誘おうと思っていたのだが、それどころではない。
ぎゅうぎゅうの会場、ワインは食品売り場の試飲会みたいなちっちゃなカップに注がれ、あちこちで人に当たって零れる。
料理に期待などしていないが、予想により遥かに酷い。
「出ようか」と母が言って、誰とも全く懇親せずに会場を後にする。

 母は塗装工H氏問題ですっかり意気消沈。「今日あんたのところに泊めてくれない?」と言う。
「困るよ。明日も仕事だし、パーティーの準備とかいろいろやらなきゃいけないことがあるから」

 母が「絶対に許さない」と言っていたT叔父から

> トラブルがあったようだね。電話下さい。

とメール。電話をしてT叔父のところに泊まれるか聞いてみる。
「いいけどさ、喧嘩してるし頼まれてもいないのに、なんだよな」。
そりゃそうだ。

 『隠れ野』でビール。母は全く食欲が無いらしく、私一人食べる。
塗装工H氏問題の経緯を聞く。工事が終わって支払も全て済んでいるのに、30万円立替があるとか言っているらしい。
夜中に訪ねて来たり、人を連れて来て話すとか言われて怖くなった母。
「なんだよ、『絶対大丈夫!』とか言ってて、全然駄目じゃん」
「そうね」
「浮かれ過ぎだよ。みんな『気をつけろ』って言ってたじゃん」
「親しくし過ぎたわね」

母はK叔父に警察に連絡しろと言われたのだが、抵抗があるらしい。警察は民事不介入と言うだろう。
T叔父も警察か弁護士、或いは週明けに消費者センターに相談しろと言う。
「でも、Hさんは『警察なんか恐くない』っていつも言ってるし」と母。

超多忙なのはわかっているが、宮崎学さんに「警察に頼らない方がいいでしょうか?」と相談。アドバイスを頂く。
宮崎さんに相談しておいて、私は母を一人で帰すわけにはいかない。今日は私が新座に泊まりに行くことにする。

T叔父は近くに住んでいるんだし、心配してるんだからこれをきっかけに仲直りしなさい、と母に言う。嫌がる母。

「あんたとTと一緒になってYさん(母の夫、私の父親)の悪口を言うのが許せない」
「悪口じゃなくて、真実ですから。私はT叔父さんは謝る必要ないと思う。むしろお母さんが謝るべき。お母さんは威張り過ぎだよ」
「そんなことない。Tは私に甘えている」
「甘えているのはお母さんだよ!T叔父さんには文句と命令ばっかり。酷いよ」
「Tは人の事馬鹿にして自分は偉いと思ってる」
「あのねえ!それ、お母さんだよ!あなたの事ですから!全然自分がわかってないじゃん!」
「そうかしら…」と首をひねる母。
「今回相談に行ったKさんのことだって『人間として冷たい』とか非難してたじゃない。そんなこと言っといてよくも助けを求めに行けるね。でも心配して親切にしてくれてるじゃない。家族だからでしょう」
「家族だから言うのよ」
「家族じゃなくても『あの馬鹿!』とか『あの人はこう、私は間違ってない!』て言ってるじゃない」
「本人には言わないわよ」
「人はそれを聞いてどう思うと思う?『ああ、この人は自分の事も他でこんな風に言ってるんだろうな』って思うんだよ」
「そうね」
「人のことをいう時は『自分はどうなんだ』って考えるべきだよ。私だってお母さんの醜い面を自分も受け継いでると思う。
お母さんは私を『冷たい』『潤いがない』って言うけど、人は自分の鏡って言うでしょ。お母さんにもそういうところがあるから、私を見てそう感じるんだよ」
「そうね」

どっかり落ち込んでいる母に可哀想だが、言わせてもらう。多分母はこの会話を忘れるであろう。
再び元気になった時は「私はそんなこと言わない!」となるに違いない。

 新座の実家に着く。待ち伏せはされていなかったが、留守電が9件。塗装工H氏のメッセージが4件。
「体の調子が悪いって人が遅くまで遊んで歩ってんじゃねえか。切れちゃうぜ、ホントに」とか
「居留守を使うのかよ。明日お前さんにもらったものを…近所中にでっかい声で怒鳴る。俺にそうさせるのは、お前だ」とか。

これは脅迫電話じゃないか。私が110番。「今から行きますか?」と言われるが「とりあえず今は大丈夫です」。

新座警察から電話。母が出る。「『殺す』って言われたんですか?」とか「今殺されそうなんですか?」などと言われて「いえ、そういうことはないです」と答える母。
「お金のトラブルなら話し合って解決して下さい」というようなことを言われて引き下がる母。

宮崎さんから電話。
「話し合いの最中に殺されたらどうすんだ?」
「…そうですね。警察に立ち会ってもらった方がいいですか?立ち会ってくれるんですかね」
「立ち会わせなさい。んなもな働かせな」
「そうですね」

母はもう恐怖でパニック。私が新座警察に電話。
「明日13時にHが恐い人を連れて来るって言ってるんで、来て下さい」
「話し合ったらいいじゃないですか」
「話し合いたくないんです」
「お金の話なんでしょ」
「いや、お金の話じゃなくて脅されてるって話です。命の問題。人と一緒に来るって言ってるし、暴力団かもしれない。武器も持ってるかもしれないんで、恐いんで、来て下さい」
「話し合いはしたくないって、連絡されたらどうですか?」
「できません。連絡したくないんです。脅されてるんですから」
「来て、話し合って、それで警察官はどうするんですか?」
「話し合いたくないんです。暴力を振るわれるかもしれないんだから。違法行為があったらすぐ逮捕してください」
「違法行為があればね。で、なければどうするの?」
「どうするかは警察の仕事として判断して下さい。殺されるかもしれないんです。市民の命を守って下さい。」
「『殺す』って言われたんですか?」
「今は言ってません。それから呼んだんじゃ遅いでしょ」
「行って、待ってるんですか?」
「とにかく、相手が来たら連絡しますから、すぐに来て下さい!」
「はい」
この警察官、佐々木と名乗った。やる気なし。

疲れ果てた母は寝る。私はテレビを見て、3時ごろ寝る。
2005年08月19日(金)

誕生日,『岡本慎一郎・松本小銀杏 二人展』,『movida』,『MILLIBAR』,『太古八』,母 VS 塗装工Hさん?


 誕生日でいろいろな人からお祝いメール。パーティー告知をした、よそのBBSでもお祝いメッセージを頂く。
皆様ありがとうございます!
「39歳、サンキュー from サク(子供の頃の呼び名)!」がパーティーの、そしてこの歳のテーマであります。

パーティー申込とか行けないとかキャンセルの連絡も多数頂く。演出面の打合せもいろいろ。
日程が迫り、どうも動員に不安を感じる。
2001年、2004年の単なる飲み会的パーティーでも30人を越えるお客様がいらした。
今回は強力ゲストライヴもあるし、反応はかなりいい感じだが、もっと予約があってほしい。営業を強化せねば。

そして『ご近所さん』たちにもご案内メールを送ってみるが、無反応。まあ、あんな切り方をしたのだから当然か。

 クライアントからはどっさりゲラのプレゼント。有難い事だ。

 7月21日木村タカヒロさんの『キムスネイク展』に来ていた松本小銀杏さんの二人展、本日が最終日で渋谷並木橋近くのギャラリー『it's』に行く。

『it's』には沢山人がいて、ワインなど飲んで、ホームパーティーのような雰囲気だった。
小銀杏さんにイラストや雑貨などの解説してもらいながら作品を見る。

パーティーの話。小銀杏さんは服やバッグも作っているので、まだ買っていないパーティー衣装について相談。

 この夏バーゲンに行けなかった『movida』を覗いてみたら、フロアの隅で細々売れ残りセールをやっていた。
いかにも最後まで売れなさそうなものばかりだが、『VICTOR & ROLF』のボルドーのシルクのワンピース、素敵じゃない。

着てみた。肩が出て、ちょっと透けてて、セクシー。
「パーティーには色が地味じゃない?」と店員に聞いたら、
「全然地味じゃないです!」
と笑われ、21時で閉店音楽が流れる中お会計。半額だし、これは良い買い物だった。

 昨日までお盆休みだった『MILLIBAR』。
「今日お誕生日なんです。一杯ご馳走してくれー」とおねだり。
1杯飲んで帰ろうとしたら「あれ、もう帰っちゃうの?1杯プレゼントしようと思ったのに」と清野さん。
「いや、パーティーの営業しなくちゃ。ありがとうございます」

 22時、渋谷駅から『なすび』に電話。「もうお仕舞だよ」と言われる。あらま。ではパーティー営業は終わり。

だが、誕生日なのにこれで終わりは無いぜ。
『太古八』に電話。こちらも遅いかな、と思ったが女将さんが「いいわよ、いらっしゃい」と言ってくれる。

『太古八』の扉の前で『なすび』千秋さんに電話。
「これから『太古八』に行きます。ご報告まで」
「なんだい。じゃあ『なすび』においでよ」
「いや、『太古八』ももう終わりのところ、来てもいいって言ってくれたから」

親方の羽賀さんはTシャツ姿になっていた。

少しすると、千秋さんがシシャモを持って、『なすび』の常連さんと一緒に来た。急に賑やかになる。
「真理さん、お誕生日なんだって」と女将さんが言ったら
「え?21日じゃないの?」と千秋さん。

極上肴を頂きながら、15日の「『なすび』お盆コンサート」の話、日記の話、肝臓を壊して『なすび』を控えていた羽賀さんが復活デビューした話、私の母の話他いろいろ。

そのうち千秋さんが隣の『なすび』常連氏と喧嘩を始める。
「だからあんたは嫌われるんだ!」と声を荒げる千秋さん。
美味しく楽しい誕生日に、その嫌われ者と隣の席で飲まなきゃならない、人生の不思議。39歳もそんな年になりそうだ。

「おめでとう自分」の飲み代は当然払うつもりでいたら、皆にご馳走になってしまった。あらら。
確か前回もご馳走になったような気がする。
そう、「太古八絵本」プロジェクト、これを進めなければ。重要課題だ。

 そんなこんなの誕生日だったのだが、一方で新たな火種が起こりつつあるような。

今日18時半頃、母から電話があった。誕生日だから晩ご飯でも、と言ってくれるのかと思ったら
「今日は仕事?Kさんのところに来られる?」
「今から?Kさんのところって、日光?鳩ヶ谷?」
「鳩ヶ谷」
「何のために?」
「塗装工Hさんのことで相談に来てるんだけど」
「どうしたの?」
「まあいいわ。今日は無理ね」
誕生日に鳩ヶ谷の親戚の家に塗装工の話をしに行くわけない!と思いつつ、ちょっと心配になる。
何かトラブル?まさか結婚するとか?確か塗装工Hさんには病気の妻がいたはず。

20時前、塗装工Hさんから私のケータイに「お母さんに、Hに電話するように伝えて下さい」とメッセージ。
母に電話。「どういうこと?」「明日話すわ」

母はHさんを全面的に信用し「私の目に狂いは無い!」と言っていた。私も会って話を聞いて信用した。
母は外壁から始まって、2部屋の内壁と床2箇所、ブロック塀、靴棚とどんどん発注していった。
私はHさんの紹介でカラオケスナックで見合いをした。その時から私は違和感を感じていた。
母は「素晴らしい!」と言ったが、私は屋根と壁の間の色も、ベランダの色も「良くない」と言った。
しかし母の家だし母のお金だから好きにすれば、と思った。
そして案の定トラブルになったのか?

まったく、盛り沢山な誕生日だね。
2005年08月18日(木)

ゾロメ!,誕生日前夜会席,宮崎学さん,『檸檬屋新宿』,『OASIS』

 朝、日記を更新したらアクセス数が111125。あら、ゾロメ突破ではないの。素晴らしい!
誕生日前日というのも、すごくいい感じ。皆様のおかげです。本当にありがとうございます!!

 よくライヴハウスでアーティストとかスタッフがつけてる布製シールのようなものをMARIBARパーティー受付で配りたいと思った。
MARIBARオリジナルステッカーを作って、パーティー用のネームプレートと記念品代わりにしたい。
会社で名刺などを発注している印刷屋の場所を聞いて、休憩時間に訪ねたら「そういうのは出来ないねえ」と言われてしまう。

 印刷屋はたくさんある地域なので暑い中トボトボ歩きながら、なんでも印刷しますみたいな会社に飛び込む。
印刷会社のおじさんは、私をギョーカイ人だと思ったらしく「この間も何とかって番組のエキストラ出演者のID用ステッカーを急遽作ってね」と親切にいろいろ教えてくれる。

私は名刺とか、プリクラみたいな値段でちょちょいと作れるのかと思ったら、最低2、300枚で2万円からと言われる。がっかりして帰る。

 ならばPCプリンタで手作りか、と思って文房具屋でラベル用紙について尋ねるも「糊の強さはどれも同じよ。服に貼るのは無理ね」と言われる。
ネットで調べたら、ちゃんとそれ用のがあるじゃねえか。フン!時間も無いが頑張って作るぜ。

 お昼に出勤して、今週もイベント満載だから今日は遅くまで働くぞ、と思って16時過ぎにコンビニで買った焼きビーフンとサラダを食べる。

18時前に晩ご飯のお誘い電話。ひええ、全くお腹空いてないんですけど。もちろん断ったりはしない。

会社の人がお菓子を勧めてくれる。「いや、さっきご飯食べて、これからまたご馳走なんで」と遠慮する。
そしたら「テレビの大食いチャンピオンがね、こうして消化を良くして食べるんだって、やってたわよ」とウエスト捻り体操を教えてくれる。

 しかし体操の時間も無く急いで新宿。極上蟹づくし料理とワインを頂く。ああ幸せ。

 本当は誕生日は今日なんじゃないかと思うぐらい幸せは続く。都内某所で宮崎学さんとお話。
「原稿は書いてるのか?日記だけか」
「はい。遅筆の日記作家ってことで。全くお金になってませんが」
呆れ顔の宮崎さん。
「アクセスはどのくらいあるんだ?」
「1日150ぐらいです」
「ほう」
「人気ブログとかに比べたら全然少ないですけど、150人が私のどうということもない日常を見守っているというのはちょっと面白いです」
「皆が暖かく見守ってるんじゃないだろう」
「はい。『ブス』ってBBSに書いてくる人もいます」

そして、宮崎さんのように、日記は読まないけど見守ってくれる人もいる。
私はずーっと宮崎さんに聞いてみたいことがあった。2002年7月14日、私は宮崎さんに恋愛相談をした。
宮崎さんは「俺の想像している奴だったら、無理だな」と言った。その人物とはいったい誰だったのか?

3年の時を経て口にされたその答えに、衝撃を受ける。
その人物はどうでもいい。というか私は一度好きになった男を嫌いにはならないので、今でもその人は大好きだが、なんら拘りはないという意味で「どうでもいい」。
そんなことはどうでもいいが、やっぱり宮崎さんは凄い!

母の話。
「強いのお、桜井のお母さんは」と宮崎さん。
「暑くなったら元気がなくなるかと思ったら、まだまだぶっ飛ばしてます。宮崎さんはお母様と喧嘩しなかったんですか?」
「しない。絶対服従。怖いんだから、俺のオフクロは。ボコボコにされる」
グレートマザーの話を聞いて笑う。

 お腹いっぱい、盛り沢山な誕生日前夜祭は続く。次は『檸檬屋新宿』。
住枝さんに「21日はお客さんを奪っちゃうかもしれませんが、BBSでパーティーの告知させて頂きました。ちゃんと『檸檬屋→ 池袋ってのもあり?』って書いときましたんで」と仁義を切る。
 
 そしてパーティー営業とステッカーの相談もあって『OASIS』へ。
今日もメールや電話でいろいろ打合せがあった。
『OASIS』社長も、姉妹店でパーティー会場の『エールハウス』の担当者も鈴木さんというが、親類では無いらしい。どちらも親切。

気がつくと
「ライブハウスでよく見る、サテン生地のシールってどこで作るんですか?」
「うちはあれは使ってなくて、手にスタンプを押してるんですよ」
という会話を繰り返している私。かなり酔っていることがわかった。

しかし、初対面の『OASIS』のお客様をパーティーに誘って1名お申込ゲット。偉いな、私。
こうして誕生日を迎えた。

帰り道、NANIOさんに電話。「宮崎さんて、凄いわ!」 ヤバイ!という若者言葉がピッタリな素敵さ。
あーあ。美味しかった!面白かった!
2005年08月17日(水)

『トリコローレ』,オゴウチ家


 仕事中、結構揺れの長い地震。ビルの構造のせいか船のようにゆっくり大きく揺れている感じがした。
一人の女性が「え、なんで皆落ち着いてるんですか?避難しないんですか」と焦っている。
「窓開けた方がいいですかね?」と言ってみる。間もなく収まる。

 お昼、社長が「飯行こう」と声をかけてくれる。江戸川橋の駅まで歩いたが、お目当ての天ぷら屋はお盆休みだった。
『トリコローレ』でパスタランチをご馳走になる。美味しかった。

選挙の話。
「なんで皆小泉が好きなんですかね?」と聞くと
「マスコミの発表するデータと実際の投票行動は違うからね」と社長。
「民主党は連合と離れないと駄目だねえ」とも。

帰りに「桜井は結婚しないの?」と聞かれる。
「しますよ。いつでも。私は結婚願望は全くないですが、相手がしたければします。相手次第、どうでも望むがままです」
しかし想定する相手がいない。

 江戸川橋近くに住むオゴウチ君に電話。パーティーは町会の予定があって来られないとの事。
近くで働いていると言ったら「晩ご飯食べに来れば」と言われて、ビールを買って行く。

すっかりお姉さんのCと1歳になったMとオゴウチ夫妻の5人で野菜カレー。
恒例のファミリー写真鑑賞会。

驚いたのが日本地図パズル。何回もやってすっかり都道府県の形と位置を把握している幼稚園年長組のC。
そんなの私は小学校高学年の時に四谷大塚(中学受験のための塾)の教材で必死に覚えようとしていたような気がするが。
テストで中国地方の県を覚えるために友達が「鳥取、岡山、しーまね、広島、ズズズン山口」という歌を作ったのは中学2年の時だった。

北海道なんて、大きいもんだから4つぐらいの地域に分かれていて、私など聞いた事もない地域名を口にするC。
すごいね、今時の幼児教育は。
2005年08月16日(火)

口説かれない女,『なすび』お盆コンサート,パーティー打合せ


 本日は大学の友人で東京スカパラダイスオーケストラの元ドラマーで、亡くなった青木君の誕生日。

青木パパとお墓参りに行こうと思っていたが、仕事でかなわず。
青木パパは夜の『なすび』コンサートに来てくれるはずだったが、酷暑のお墓参りで気分が悪くなってしまったと連絡が入る。
熱中症かと心配になる。
私もお昼に外に出て、お盆で休みの多い中店を探し歩いて焼け焦げそうになったぐらいだから、お年寄りにはきつかろう。お大事に。

 私を「頑張って口説きたい」→「口説けなくなった」という男性が、8月2日の日記を読んで釈明メール。

> 沖縄の話から真理サンをくどく
> 体勢に入ったところ、「イメージわかない」とのお返事に
> 途方に暮れました。

> そんな中で(略)で深酒をしてしまいました。
> なんとそこで逆ナンにあいその時点でワタクシは真理サンを
> くどく権利を失ってしまったというのが実態です・・・

「了解です。いい話じゃないですか!」と返信。

今やどうでもいい話だが、その気が無い人をその気にさせることを「口説く」と言うのであって、「一緒に沖縄旅行に行きましょう」「行く行く!」ならば「頑張って口説いた」とは言わない。
「二人で沖縄?イメージできない」と言われたら「こんなでこんなで、こんなに楽しいんだぜ!」ぐらい言ってくれなくちゃ。

権利とか義務とかの問題じゃないし。「彼女ができたから」でよいではないの。仲良くやってくれい!

 『なすび』の千秋さんに、お盆コンサートの受付と詩の朗読を頼まれていた。
19:30開始だから18:30に会場のレストラン『三華』に行けばいいと思っていたら、18時過ぎに母から電話。
「何よ、あんた、まだ家にいるの?」
「仕事です」
「私はもう着いてるから。千秋さんがあんたは遅刻の常習犯だって言ってるわよ」
「そうですが。18時半には行きます」

と言いつつ間に合わない。高田馬場で千秋さんに電話。
「受付はお母さんにやってもらってるから」と言われる。すみませーん!

『三華』に着くと、もう何人もお客様が入っていた。ありゃりゃ。
受付には母と母の友人Kさんが座っている。良かった、母がいてくれて。

千秋さんに「詩の原稿は持ってきた?」と言われ
「いえ」
「なーんだよ、忘れちゃったの!」
「いや、用意して頂けるのかと思ってたから」
「練習してないの?」
「全く」
「だめだねえ!」
と叱られる。
「いや、あのね、実は母が連れてきたお友達は役者さんなんです。それと、母は以前朗読教室に通ってました。だから、私より二人のどちらかがやった方がいいですよ」
とこれも二人に振る。酷い無責任娘だ。

しかし「真理さんのパーティーの宣伝もしていいからね」とスピーチの時間をくれる千秋さん。
確か「5人お客さんを集めてくれたら」という条件も満たしていないのに会費も免除してくれた。かなり申し訳ない感じ。

他の人のスピーチは8月15日を、戦争を忘れないとか、『なすび』縁の人を弔うなどの内容が多い中、私は全く関係ない『MARIBAR』の宣伝。
浅い薄い話で恥ずかしい。まあいいか。『なすび』では最若手ってことで。

そしていよいよコンサート、とほぼ同時に激しい雷鳴。

アコーディオンとピアノ奏者のミヤックこと渡辺美和子さん、フラメンコギターの今田央さん、それぞれのソロと初セッション。
これに実に絶妙なタイミングで雷が入る。まるで太鼓奏者がいるかのよう。
私は窓際の席にいたのでガラス窓を叩く豪雨の音が伴奏に聞こえる。
人間の奏でる楽器の生音と自然の生み出す驚異的な音のカルテット。
なんとも8月15日祈念にふさわしい雰囲気の、目白の夜。

最後に千秋さんがある集会で聞いてきたという詩(原作はジェームス三木らしい)の朗読。結局Kさんがやることになった。

 どの国でしょうか
 世界で最も沢山の 外国人を殺したのはどこの国でしょうか
 世界で最も沢山の 爆弾を 外国に落とした国は どこのくにでしょうか
 世界で ただひとつ 外国に核爆弾を落とし 劣化砲弾を使っている国は どこでしょうか
 世界で最も多くの外国人を拉致し 奴隷にしたのは どの国でしょうか
 世界で最も多くの軍隊を外国に駐屯させているのはどの国でしょうか。

Kさんの声は優しく重く力強く響いた。私がやらないで良かった。

 終了後『太古八』に電話。もう22時を過ぎていたので「今日はお仕舞ですか?」と聞いたら「お盆だから休みだよ」。ああそうか。

激しい雨の中サエジマニアのoちゃんが『三華』に借りた傘に入って駅まで送ってもらい、池袋駅からは傘なしで帰る。
ささきもと子バッグが塗れないよう、『虹とスニーカーの頃』状態。

 パーティーの表(運営)と裏(演出)の打ち合わせいろいろ。
受付はゴーヤ君が引き受けてくれた。あと一人いてほしいが。うーむ。
司会はいらないか?とも思うが、どうなんだろう。

こうして私には「お願い!」と気軽に頼める人がいないと気づく。友達が少ないのか人望がないのか。
そんなものが無くてもお金でなんとかなるのだろうが、私にはお金もないのであった。トホホ。

でも、やる。
2005年08月15日(月)

日記,お仕事,『NHK映像ファイル・あの人に会いたい-「宇野千代」』

 パーティの衣装を買わなければ、と思いつつ他にやること満載。
まず日記。8時から16時まで。8時間で5日間分しか書けず。

 明日が納品の仕事もある。18時から翌朝8時過ぎまで。112枚。

 合間に家事、テレビ。
『NHK映像ファイル・あの人に会いたい-「宇野千代」』を見る。
そんなことやってる場合である。なんたって動く宇野千代だから。

収録当時すでに80歳を過ぎている、生きている宇野千代。

「好きな人には自分から『好き』と言うの。相手も必ず私を好きになる。百発百中よ」
「好きな男をどこまでも追い駆ける。でも、嫌がられたら、もうやめるの。それは恋愛の武士道ですよ」
「好きな男にはとことん尽くす。尽くすのが面白い。それは相手のためというより自分のためだから、真実の愛というのとは、ちょっと違うわね」
「男と女は、4、5年経つと雄雌じゃなくなるのね。そこから本当の友情になれば、夫婦として長く続くんだけれど、私はそれができない。」

素敵!百発百中なのは宇野千代だからであるが、私も頑張る。撃つ!
2005年08月14日(日)

BAR潮見,冴島奈緒/SHR@無力無善寺


 世間はお盆休みだが、私の仕事は佳境。しかし今週は遊びも忙しい。気持ちは焦る。
気持ちは急いても体はいつも通り。
今日も忙しいんだから朝から会社に行って仕事をしなくちゃ、と思いながらも更新が遅れている日記を書いてみたりして。
1日分書いたら昼になってしまい、ご飯食べて会社に着いたのは15時近く。

3時間ほど働いて、潮見へ。高校からの友人K宅恒例の『東京湾大華火祭』鑑賞会は「BAR潮見」と呼ばれている。
20時ぐらいまでしかいられないので、なるべく早く行きたかったのだが19時過ぎになってしまう。
花火は始まっていた。BAR潮見でしか会わない、懐かしい人たちとご挨拶。

 パーティーの営業。さすが同年代の男子に「冴島奈緒」と言えば「え?あの?なんで?」と皆さん興味津々。
母が書いた私の名刺の話、ささきもと子バッグの話などバーッとしゃべって、花火をチラッと見て、K夫君の実家の魚屋さんから届いた極上トロをパクパク。「では、皆様さようならー」

 高円寺へ。21時から『無力無善寺』という極狭空間で冴島奈緒さんのライブがある。
高円寺駅の改札を出て「やばい、21時過ぎてしまった」と急いで歩いていたら「あら真理さん」の声が。

奈緒さんだった。へ?もう出番なのでは。「そうなのよね、この道でいいのかしら?」余裕だ。
歩きながらパーティー出演快諾のお礼など。

「カーラーとらなくちゃ」と奈緒さん。路上でカーラー巻いている人を見るのは久し振りなような気がするが、私の記憶の中では路上でカーラー巻いているのは下町とか近所のオバチャンだ。
高円寺の街をカーラーを巻いて歩く冴島奈緒。素敵だ。まったく。何でも絵になる女。

『無力無善寺』は本当にせっまーい小屋だった。キッチュとか言ってる場合じゃない、なんとも言いようのない飾りつけ。これは「内装」ではない。
ケロッピーとかキティとかのレジャーシートが壁中に貼りめぐらされ、赤ちゃん用玩具が、低い天井から吊られている。

ジーンズに黒いビスチェに怖いメイクをした男性が「うんとー、なんだ、今日は、冴島奈緒ちゃんか、うー、きれいだ。で、俺はー、なんだ、みんな、奈緒ちゃんを待ってるんだな、うー」などと語りが続き、参る。

そして、着替えた奈緒さん登場。今まで立っていたお客さんたちは一斉に体育座り。ここのルールなのか?
私は座らなかったので視界が開けていいや。
奈緒さんはフワフワ、クネクネ、ぐいぐい動いているが、SHRのバンドの人たちは全く動かず。というか狭くて動けない。

奈緒さんのピンクの透けるワンピースはこの不思議な空間にとても合っていた。曲もかっこいい。
21日パーティーはどんな風になるのか楽しみだ。

ライヴ終了後、奈緒さんのバンドSHRメンバーにご挨拶。
パーティーはピアニストと奈緒さんが来てくれると聞いていたが、バンドのフルメンバー出演となった。
奈緒さんの心意気に感謝。これはパーティーのお客様もきっと大喜びだろう。わーい。
2005年08月13日(土)

コッポラのワイン,『MILLIBAR』


 13時過ぎから21時半まで校正のお仕事。83枚。成長したのう。

 映画監督の高橋玄さんに「コッポラのワインは興味あります?」と聞いてみる。

> コッポラのワインは飲んだことないなあ。もちろん、自分の畑で作っていることは知ってるけど。
> コッポラと付き合いあるんだ?

「いや、世田谷のワインショップオーナーと付き合いがあって(大学の先輩)。
『150人の専任スタッフを揃え(映画は約30人)1975年にワイナリーを買い取り生産を始めました。
カリフォルニアでも大変優れたワイナリーとして有名ですが、日本の輸入量は僅か。』
とのことなんで、お送りします。

遅いお中元と会社設立と新作映画撮影開始祝いってことで。」

 玄さんも都合が合えばパーティーに来てくれるそうで、楽しみ。
ゲストライブの冴島奈緒さんを紹介してくれたのは玄さんで、2002年4月20日のことだった。
なので玄さんには是非来て欲しいと思っている。

 パーティー営業に『MILLIBAR』。逆にアルバイトのG君の結婚パーティーに誘われる。

パーティーの音楽について清野さんに相談。
クレジットはされていないものの、実は清野さんが選曲に深く関わっているというCDを3枚借りて、解決。

しかし他にも映像、受付、司会、2次会など考えなきゃいけないこといろいろ。さーて。
2005年08月12日(金)

集会「証言記録がものがたる政治介入の真相−NHK問題で問われたこと」,運命の人?

         
 世間はお盆休みモードだが、私の機械カタログ校正は佳境。
朝から会社で作業を、と思うが日記を書いていると昼になる。
じゃあ夜まで働けばいい、と思うが宮崎学追っ駆け情報が入ると仕事は切り上げとなる。

 18:30から文京区民センターにて集会「証言記録がものがたる政治介入の真相−NHK問題で問われたこと」。

NHK番組改変に政治家の介入があったかなかったかという問題に絡む内部資料が流出した疑いがあるとして、自民党役員が朝日新聞に対し、会見以外の取材に応じないと決めた。
これは自民党による「問題のすり替え」である。

流出事件の発端となった月刊『現代』の記事「証言記録を入手―『政治介入』の決定的証拠」を書いた魚住昭氏による問題の背景および本質についてのお話、続いて魚住 VS 宮崎トーク。 

宮崎さんは「じゃあNHKが駄目で朝日が素晴らしいのかといえばそんなことはない。メディアに権力の監視だとか、真実の報道だとか大きな期待すること自体が間違い」。

私もそう思う。
しかし宮崎さんが帰られた後の質問コーナーでは「宮崎さんのように言ってしまえば話は終わってしまうわけで、より良いメディアのあり方について、私たち一人ひとりが考えていかなければならない」。
会場拍手。真面目な市民集会だった。

 池袋駅前で、またもやギネス君に遭遇。地下街への階段口でジュースを飲んでいる。
「ほんと、よく会うよね」と話しかけると、すぐに階段側に移動するギネス君。
「ねえ、他の女の人にもばったり会っちゃわないの?」
「会わない」
いや、会うんだろう。だからすぐに隠れるんだろう。

「なんでこんなにしょっちゅう会うのかしらね。私たち、結ばれる運命なんじゃない?」
「やだ。もう帰りなさい」
「赤い糸で繋がってるんじゃない?」
「繋がってない。帰らないなら俺が帰る」
と言って横断歩道を渡るギネス君。こう言いながらもなんだか嬉しそうに笑っている。

「田舎に帰らないの?」
「帰るよ」
「連れて行く人を探してるの?」
「そう」

池袋駅側の階段口は明るいが、閉店した三越側の階段口は暗く、人通りも少ない。立ち話。
「暑いのに頑張るよね。一回帰って、涼しい爽やかな格好にした方がいいんじゃない?」
ってスーツ姿で汗を拭くギネス君にナンパ指南する私。
「そうだね」と素直。

「21日は試合?」
「試合。フットサル」
「パーティーがあるから、フットサル仲間のイケメンを連れて遊びに来て」
「何言ってんの。パーティーって?」
「メールする。じゃあね」

と言って去りかけるが、戻って「さくらんぼバッグ」を見せる。
「前に話したことがあるんだけど、覚えてる?出来たの。かわいいでしょ?」
「かわいいね」
さくらんぼバッグほどではないが、ギネス君の笑顔もカワイイ。

 帰り道、ギネス君は絶対パーティーに来ないと思うが、来たら可笑しいなあと想像しながらメールを送る。無反応。
2005年08月11日(木)

暇な『ご近所さん』たち,『檸檬屋新宿』,『みゆき』,『ル・マタン』


 一昨日メールのやり取りが復活した『ご近所さん』Gから昨日メールがあって、好みのタイプは安めぐみ、井川遥のような癒し系だと言う。

「癒し系か、じゃあ私もダメですね。でも井川遥は結構強い人だと思うわ。」

とどうでもいい会話。通勤電車の読書タイムを削って返信したのに

> やっと返事きた(*_*)リプライ遅いぞ(^-^)今日、田舎帰る。また、飲もうね

などと言われて、切れる。

「忙しいの。」

> 今、会社。明日の早朝帰る。そんなに忙しくないよ

ぶち切れる。「私が!」

> なに?私がって!?忙しい?ってきかれたから、あまり忙しくないと応えたんだよ

もーう!斬る!!「質問してない。私は忙しい。すぐに返信は出来ない。」

これにて終了かと思ったら、またケータイがブルブルしてる。
なんだよ、もうやめようよ、と思ったら、『ご近所』のNさんだった。

> 仕事中ですか
> こちらは今日からお盆やすみ♪

脱力。この人も6月11日に消えたはずではなかったか。

「仕事してます。お盆休みはなし!」

以上、終わり。
どいつもこいつも失礼で、普段は仕事で忙しいもんだから、お盆休みは暇でどうしようもなく「そういえばあの女にでもメールしてみるか」感いっぱい。

 『香港酒家』で肉野菜炒めランチ650円。意外に美味しい。

 宮崎学さんと都内某所で謀議。
北海道で若者に支持される人物と言えば、という話になり私が
「あの、北海道で大人気で、スープカレーとかも作ってて、お笑い系で、癒し系で、最近東京にも進出して、男で、頭がクルクルしてて、ほら!ほら!なんだっけ?」
と訴えるが皆???

宮崎さんには「お前の言ってることはさっぱりわからん。言語不明瞭意味不明で話にならん」と言われてしまう。

ええい。日記読者の北海道在住Kさんに電話。
留守電に「えっと、突然スミマセン。北海道で大人気のタレントの名前を聞きたいんですが、お笑い系で癒し系で…」ってどういうメッセージだ。
宮崎さん以上に困惑されたに違いない。

以前働いていた会社で同期のO君が札幌に単身赴任しているので電話。
「ああ、大泉洋ね」
「そう!そうそう、おおいずみよう!」
いろいろ情報を聞いて、ちょっと近況報告しあって電話を切る。

席に戻って「大泉洋です!」と言ったら一人だけ「ああ、知ってる」。

初対面の青年に「お仕事は何をされているんですか?『ネイキッドロフト』の方ですか?」と聞かれる。
「いえ、バッグプロデューサーです」
「は?」
「冗談です、スミマセン」
「これはね、校正の仕事をしてるんです。前はどこどこに勤めてた」と宮崎さんが助け舟を出してくれる。
それが一番わかりやすいか。しかしプロの校正と名乗るほどではないし、2000年末で会社員はやめているからなあ。

 20代の男子二人と『檸檬屋新宿』。選挙話。

 ゴールデン街『みゆき』。今日は会えなかったがオカマのみゆきママは宮崎さんの大ファンらしい。
地上げ屋宮崎学に地上げから守ってもらったという、貴重な老舗だとか。

青年の南米バックパッカー旅話を聞く。「ゲバラみたいだね」。

 次の『ル・マタン』ではママの創作鍋料理コンテスト優勝話など聞く。

 皆さんお盆休みで暇を持て余してる人たちとは全然違う。
2005年08月10日(水)

運命の人!,『LUOGO』,さくらんぼバッグ撮影


 いつもはバス通勤のところ、お店に立ち寄るため池袋駅への道を歩いていたら「真理ちゃん!」の声がかかる。
なんとトラック野郎NANIOさん!向こう側の車線だったが、「乗っけてー!乗っけろー!」とトラックを追いかける。
車は渋滞で、私が追い越したら、助手席に若くてかわいい女性が見えた。私の走る姿を見て笑っている。
「隣は?」とジェスチャーで尋ねたら「会社の人!」
ってそりゃそうだよな。ヒッチハイクやナンパやキャバ嬢や彼女というのはあり得ないだろう。

7月30日は静岡で、やはり黒塗り車の中から「サクライ!」と声をかけられ、誰かと思ったら三浦和義さん。あれも可笑しかった。

そして今日NANIOさんが声をかけた瞬間、私はギネス君のことを考えていた。
電脳キツネ目組の、我が家と1分も離れていないところに住むK君とは、数ヶ月間で偶然会ったのは1回だけ。
K君が引っ越してきたのと同じ頃知り合ったギネス君とは、何故か6回も遭遇してる。数十万人が行きかう池袋駅周辺で!不思議だ。
今度会ったら「私たちは、きっと結ばれる運命なのね」と言ってみようかな、とか思っていたところに「真理ちゃん!」とNANIOさんに愛を叫ばれた私。
おお、運命の人とはギネス君ではなくNANIOさんであったか?!
ま、暑い中歩いて気が狂っていたのかもしれない。

さて、運命の人は21日パーティーに来てくれるだろうか?

 会社近くのイタリアン『LUOGO』でランチ。チーズを使ったメニューが多く、食べられるものが限られる。
トマトソースのペンネは美味しかった。

 近くの現場で働いている、高校からの友人Mにさくらんぼバッグの写真を撮ってもらう。Mはデジカメを持ち歩いてるし、写真が上手い。
良かった。Mがいてくれて。

夜、早速写真が届いてブログにアップ。ブログはチャッチャと更新できていいや。
2005年08月09日(火)

『ラポール松和』,NHK『おしゃれ工房』,『ご近所さん』G


 会社の人たち3人でランチ。社員食堂のような雰囲気の『ラポール松和』。
今時ランチタイム禁煙も分煙もなされておらず、閉口。
皿からこぼれそうなほど大盛りのハヤシライス750円が、お菓子かと思う程甘ーくて不味い。

同席の人もタバコを吸うので、食事後「所用がありますので」と言って先に帰る。
パーティー勧誘活動に忙しいから嘘ではない。

 20時半まで仕事、NHK『おしゃれ工房』ささきもと子さん出演に合わせて帰宅。
ドキドキ。きゃあ、もと子さん可愛い。作品素敵。さくらんぼバッグ、いっぱい映ってるじゃーん!
林マヤとのやりとりもいい感じ。バッグを手にとって「わーカワイイ!」とマヤリアクション。
もと子作品の制作過程もよくわかって、興味深い。感心しきり。
いやー、大成功ではないかしら。良かった良かった。

MARIBARブログも「ささきもと子コレクション」でアクセス数4倍。凄いや。

 パーティー勧誘メールへの返信とかケータイメールで勧誘とか、クソ忙しいのに『ご近所さん』Gが、何のバイトしてるの?とかバッグプロデュースって何?とか髪形変えた?とか誰のイメージ?とか写真見せて〜とか、自分の事は語らない質問要望メール攻勢。
ああもう!と思いながら返信する私。

「うーん、21日19時頃、池袋にイケメンのお友達と遊びに来てくれるなら送ります。って私はキャバ嬢か。」

> エムサクはイケメン好きか〜。それじゃ〜、おいらは、だめだにゃ〜

なんだよ、肝心なことは質問しないのかよ。もう寝ろ!と心の中で叫びつつ

「私は自分のことは棚に上げ、めちゃくちゃメンクイです。
かっこよくて面白くて強い男の人が好き。現代日本にはあまりいないし、そんな人は私に興味ないでしょうけど!
Gのタイプは?」

って何をやってんのかね、私は。
2005年08月08日(月)

ささきもと子コレクション,パーティー案内メール


 ささきもと子さんに「公式HPがあった方がいい」と前から言っているのだが、彼女のペース、やり方もあるので、単なるうるさい意見でしかない。

でも、明日は『おしゃれ工房』の放映だし、番組を見て多くの人が「ささきもと子」をネット検索することは間違いない。
「あのさくらんぼバッグ素敵!どこで買えるのかしら?」と思う人が何人もいるであろう。

なのでMARIBARブログに「ささきもと子コレクション」を作る。ささきもと子コレクターによるファンサイトとして。

んー、なんか前に同じようなことしてアーティストと絶縁したことあったなあ。大丈夫か?

 諸々家事、事務を片付けてパーティー案内メールをばら撒く。
PCのアドレス帳にある分だけなので、これからケータイとか、名刺からとか葉書とか、営業活動しなくては。
皆様、お申し込みはお早めに。
2005年08月07日(日)

日記,『ご近所さん』G


 他にもやらなきゃいけないことはいっぱいあるのに、朝9時から深夜2時まで日記。4日分しか書けない。トホホ。
遅筆の日記作家と呼んでくれ。

 6月3日に下手を打って以来音沙汰のなかった『ご近所さん』Gから、そんなことはすっかり忘れたかのように

> おひさ〜!!

とメールが来る。男に優しく、はテーマだが私は執念深いのだ。あーあ、冴えない。
2005年08月06日(土)

バッグ職人K氏,『明洞』,『ナインアンダー』in 屋根裏,『海峡』


 さくらんぼバッグを「おしゃれ工房」撮影に間に合うよう、異例の速さで作ってくれたKさんにバッグを受け取った報告とお礼の電話。
日本の職人魂を目の当たりにする言葉に恐れ入る。

Kさんがここまでしてくれるのは、母とKさんとの長年の付き合いがあるからで、母にも感謝。

 前に校正の講習会後の懇親会で一緒に飲んだAさんと、会社で再会。
会社近くの韓国料理店『明洞』で冷麺を食べる。
バッグの話、パーティーの話。「桜井さん、いろんなことやってるんですね」と言われる。
しかし相変わらず人に「お仕事は何やってるんですか」と聞かれると戸惑う。

 渋谷のライブハウス『屋根裏』でナインアンダーを見る。
私にはよくわからないが「なんかめちゃくちゃなことになった!」と、王子様シャツでいつもの衣装と違うジャブロ君。
ヴォーカルの声はエコーを効かせない方が良いとは思ったが。

知らない曲も何曲か。21日パーティーでは何をやってもらおうか、と考えながら見る。
『愛のムチ』という曲で、ナインアンダーと冴島奈緒さんが絡んでくれたら最高だ。
鞭をブルンブルンさせて奈緒さんが登場する。
今日のステージのように松本さんに蹴っ飛ばされ、奈緒さんに鞭打たれ、悶絶するジャブロ君。見たいー。

 居酒屋『海峡』で打ち上げ。店長らしき人に「お一人様必ず1ドリンク料理一品ご注文いただきますがよろしいですか」と厳しい顔で言われ、承知したのになかなか入れてくれないので不思議に思っていたら「個室がご用意できますが冷房の効きが悪いのですが、よろしいですか」。

金曜日で他に大人数入れるところを探すのも大変なので、我慢することになる。
暑い、マジ暑い、信じらんねえ、なんでこんなに暑いの、と熱いライブを終えたミュージシャンたちは大騒ぎ。
「もうわかった!これから『暑い』は使用禁止!これはロハスだ」とジャブロ君。

体調が悪いのに皆に気を使って頑張る松本さん。偉いね、みんな。

とてもそんな風には見えない人の1200万円クレジット会社借金踏み倒し体験を聞いて盛り上がる。
「素敵!結婚したくなってきた」と私。
「えー、真理さん、変!」と松本さん。
「俺バイだから、大丈夫」と『金なら買えせん!』な彼(彼女?)。
どういう会話じゃ。

ああ楽しかった。21日のナインアンダーも乞うご期待!
2005年08月05日(金)

女『ご近所さん』,パーティーHP,『OASIS』


 めっきり静かになった『ご近所さん』たちだが、久し振りにメールが来た。

> 博物館、水族館、動物園、美術館など
> 好きなお友達探してます。
>
> 最近はどんな展示見に行かれましたか?
> 日本酒泡盛の美味しいお店ご存知でしょうか?

趣味が合うかな、と思ってプロフィールを見たら女性だった。女性の『ご近所さん』からメールが来たのは初めて。

 パーティーの告知HPを作ってアップ。簡単なページなのに1日仕事になる。
私はこういうものを作る能力、センスがない。
シンプルなものは嫌いだが、自分の作るものは超シンプル。スミマセン。

 NHK『おしゃれ工房』の撮影を終えたささきもと子さんから、出来上がったさくらんぼバッグを受け取る。

 もと子さんと二人で『オアシス』に行く途中、以前働いていた会社の後輩O君に遭遇。
ナインアンダーのライヴで何回か会ったこともあるので、パーティーの宣伝。
冴島奈緒さんも、と言ったらO君の口元が緩む。ははは。
結構酔っ払っていたみたいだが、覚えていてくれるだろうか。

 もと子さんとさくらんぼバッグの『おしゃれ工房』出演に乾杯。
バッグは『オアシス』の暗い明かりにも、くっきり浮かぶ。インパクトあり。かわいい。頬ずりしたくなる。

ギャラの交渉、撮影の話、今後のバッグ展開の話。
商品化については、とりあえず暫く使ってみて、強度とか、反響もみて、一歩ずつ、ということになる。
しかし可愛くて、言われたようにわざと乱暴に扱ったり雨に濡らしてみたりなど、できそうにない。

 帰ってさくらんぼバッグを持って全身鏡を見てみる。ちょっと!かわいいんですけど!
色もピッタリ。新品の革の匂いもいい。ああ良かった。もと子さんとバッグ職人Kさんに感謝!
2005年08月04日(木)

映画『大変な結婚』,『おまた』


 メール、電話でパーティー打合せ。悩んでいた会費も39・サンキューってことで3,900円、当日4,500円に決定。
早速メールでお知らせを始める。

ところで司会とか受付とか、いないとまずいか。どうしよう。ボランティアいらっしゃいませんか?

 またしても『恋する神父』『ヒトラー〜最期の12日間』は立ち見、仕方なく『大変な結婚』を見ることにする。

レイトショーなので時間まで『おまた』で飲む。
女子サッカー放映中。「スポーツカフェみたいですね」と言いながら美味しい日本酒を一杯。
映画の話、パーティーの話。

「ゲストライブで冴島奈緒さんが来てくれるんです」
「なんかAV女優みたいな名前だね」
「そうそう、その冴島奈緒さんです」
「そうなんだ!」

お会計2,750円。「パーティー前売り3,900円でしょう」と言っておまたさんが1,150円くれる。
「あらま。お客様第1号ですよ!」
感激!なんか幸先いい感じ。

 しかし映画『大変な結婚』は、またしてもテレビドラマのような、うっすーい映画だった。
この映画を3回見るとなんたらとかいうキャンペーンをやっているが、何ら謎があるわけでもなし、細部に仕掛けが、とかいう映画でもない。こんなの3回も見る人がいるのかね。
2005年08月03日(水)

パーティー企画,『シャマイム』,宮崎学さん,『檸檬屋新宿』,口説かれない女


 今週は金曜日にゲラが出るので、木曜日まで思いがけない夏休みとなる。

 やることいっぱい。まずはパーティー準備。
21日『エールハウス』が決まって、冴島奈緒さんも協力してくれることになって、ゲスト出演のみならず、いろいろ相談。
東京、日本だけではなく、世界の都市でパーティークイーンだった奈緒さんだけに、心強いアドバイス。

夜になって『ナインアンダー』メンバー全員のスケジュールも確定。やった。
ワクワク。イベント企画は楽しいなあ。皆様にとっても楽しいパーティーになりますように!

 母と絶縁状態になってしまったT叔父に、母の伝言を伝えたら

> やあ。メールありがとう 若貴のように兄弟がはやっているが自分が当事者になるとは思わなかった 何を言ったから怒っているのか原因を知りたい 僕がわるければ改めて謝るが原因がわからないと対応できない 今は静かにしてたほうがよいかもしれないが聞いてみてください どうしても和解したくないならいないものと考えあきらめる

とのことで、対策会議。

叔父が「行ってみたかった」という江古田のイスラエル料理『シャマイム』。
私は何度か来たことがあるが、いつになく空いていた。
『シャマイム』は日本で唯一のイスラエル料理専門レストラン。自爆テロを恐れてか?
いろいろ食べられて安くて美味しくて私は好きだ。

7月28日に母が言ってたことをT叔父に伝える。
こういう時、双方の言葉をそのまま伝えたら仲裁にはならないものだと思うが、私は今回T叔父の味方なので、あえてそのまま伝えて、母の悪口大会。

「あの人に47年勤続を威張るな、とは言ったけど、それは理由じゃないな。やっぱりYさん(母の夫。私の父親)のことじゃないか。お祖父さんの遺産の事はもうずっと前に兄弟全員が納得している話だ。それを言うのはおかしいよ」とT叔父。
「私は叔父さんは謝らなくていいと思いますよ。母は叔父さんに対して威張り過ぎ。
母の働いていた組織で『私を知らない人はモグリと言われていた』ってよく言ってるけど、そういうことは人がいうのであって、自分で言うことではない。誰も言ってくれないから自分で言ってる」
「そうだよなあ。恥ずかしいよ。兄弟だって、仲がいいのは俺ぐらいなんだから」
「私は母が謝るべきだと思うけど、あの調子だと謝らないだろうなあ。」
「俺は、あの人は田中真紀子とか土井たか子と同じだと思う。絶対謝らない」
「私は喧嘩して何回か謝られたことありますけどね」
「俺には謝らないな」
「でも、叔父さんに何かあったらすっ飛んで行きますよ。喧嘩してようと普段文句ばっかり言ってる人だろうと、そうですから。絶対一番に駆けつけると思います。そういう厚いところはある」
「まあ、そうだな。しばらく暑いし、いいや。静かにしてよう。また涼しくなったら、なんとかね」

ということになる。
そして私の初見合い顛末。土井たか子、田中真紀子の話から7月20日の鈴木宗男 VS 宮崎学の話。
そこへ宮崎さんから「今から来んか」と連絡が入る。

「う、え、あ、今、母と叔父が若貴、浩宮礼宮状態で、叔父と対策会議中なんです」
「そうか。それは叔父さんを大事にな」

T叔父には宮崎さんの『愚者から愚民へ』をあげたし、『檸檬屋新宿』でチラッと会ったこともあるし、宗男話も興味津々だったので「一緒に行かない?」と聞いてみたが「今日はいいや。明日も早いし。宮崎さんにはまた今度是非」。

 T叔父にご馳走になって別れ、私は宮崎さんのいる都内某所へ。
「仲裁は失敗か。グフフフ」と笑う宮崎さん。

宮崎さんは叔父の「田中真紀子・土井たか子・私の母」説に激しく同意。
「いつそう思いました?」と聞いたら、5月13日『檸檬屋新宿』のイベントで、と言われて消え入りたい思い。

娘の私は母の醜い面も受け継いでいる。違いはそれを自覚しているかいないかだ。

 なんと、21日宮崎さんは神保町でトークイベントがあるという。
「えー、その日に私もパーティーを企画したんですが。ああ、それだと電脳キツネ目組の動員が見込めない。厳しいなあ」
「なんのパーティーだ?」と宮崎さん。
「私の日記のゾロメなんですが。あと誕生日。で、冴島奈緒 VS 宮崎学トークショウとか考えたんですけど、宮崎さんにお願いすると法外なギャラをお支払いしなくちゃいけないかと思って」
「そりゃそうだ。高いぞ」
「宮崎さんが冴島奈緒と何を話すの?」と21日トークイベントの主催者でもある編集者Sさん。
「男の道、女の道、愛と情とエロスについて」
「そんな話を宮崎さんがするわけないでしょう!なんで宮崎さんがエロなんだ!」
「そんなことないですよ、ギャラ次第でしょう?」
「ああ。当たり前じゃねえか」と宮崎さん。
「21日のギャラはいくらなんですか?会費は?」
「無料」
「へ?無料?!じゃあ、こちらはギャラをお支払いしますから、パーティーに来て下さい!」
「だめだよ、もう決まってるんだから」と笑うSさん。
キツネ目の男宮崎学、引っ張りダコになる。

パーティーの時間を遅くして掛け持ちできるようにすれば、トークイベントは無料だしキツネ目組の人たちも来てくれるのでは。
てなわけでトークイベントは神保町14:00‐18:00、パーティーは池袋18:30−21:00!皆様ヨロシク。

 『檸檬屋新宿』。住枝さんも私の母とT叔父を知っているので、姉弟の確執を笑う。
パーティーの「冴島奈緒 VS 宮崎学〜男の道、女の道、愛と情とエロスを語る〜」企画に「おっさんはそういう話苦手やろ」と言いながらも結構興味ありそう。

しかし、4時間!ものトークの後また語って下さいとは言えない。
なのでパーティーは『ナインアンダー』のゴキゲンなロックと、奈緒さんの「大人の女」な音楽でお楽しみいただきます。

 私を頑張って口説きたい、と言っていた男性から

> 口説けなくなっちゃったけど影の応援は継続です。

とメール。

「ありゃ、なんで口説いてくれないんですか?戦意喪失?他の標的が現れましたか?」

と聞いてみるが応答無し。どういうことやねん!
「口説きたくなくなった」ではなく「口説けなくなった」なら、言い訳ぐらいしてほしい。ちぇっ!つまらーん。
2005年08月02日(火)

『デニーズ』,映画『ダンシング・ハバナ』,ギネス君のエール,『OASIS』

 会社に行ったら、高校からの友人Mがいた。7月まで別の現場にいたMと情報交換ランチで『デニーズ』。
仕事の話、近況報告。
「『ご近所さん』たちはどうした?」とM。
「岡山のプーチンだけメールが続いてる。あれ、ギネス君の話はしたっけ?」
「少し聞いた。どうなった?」
「もう終わってるんだけど、池袋でよく会うんだよね。どしゃ降りの中送ってあげたり、向こうがナンパ待機中だったり」

 前回より早めに仕事を切り上げるが、今日も『恋する神父』も『ヒトラー〜最後の12日間〜』も立ち見なので、諦めて『ダンシング・ハバナ』。

面白くない。音楽がダサい。オープニングの曲でひっくり返る。革命前のキューバだから?
キューバ音楽は好きだけど、映画スタッフのセンスが私と合わないのか?

主役のディエゴ・ルナは『天国の口、終りの楽園。』は良かったような気がするが、かっこよくない。
ダンスは頑張っているけど、あまりセクシーじゃない。
10代が主人公の青春映画だから?セクシーじゃないサルサは悲しい。

 池袋駅、マクドナルドの前にギネス君発見。おお、噂をすれば。
「よくわかったねえ」って、わかるよ。
「観察されるから逃げよう」と歩き始めるのでついていく。
裏道に入って植栽の鉢(?)にビジネスバッグを置くギネス君。

「この間(7月15日)はあれから頑張ったの?」と聞くと苦笑い。
「今日って、なんかあったのかな?」
「神宮の花火大会」
「ああ、それで浴衣が多いんだ。で、浴衣ギャルを狙っているわけね」
「うるさい。帰りなさい」
「はい。ところで私のメール、ついてる?」
「さあ。ついたような気がする」
「そっか。じゃあね」
「じゃね。逆ナン頑張って」
あ、やっぱりちゃんと読んでたんだ。

もはや動揺することもなく。しかし、月曜からこのクソ暑い中スーツ姿で、ミニタオルで汗を拭き拭き頑張るのう、29歳。感心する。

 『OASIS』に寄って、社長の鈴木さんに姉妹店『エールハウス』でのパーティーについて相談。
誰からも芳しい反応はないし、スペシャルゲストのスケジュールも未確定だが、会場を押さえておかなきゃ話にならない。
諸条件を聞いて、21日を仮予約。そうこうしている間に『ナインアンダー』のジャブロ君から「多分大丈夫」と連絡あり。
よーし、やるぞ!
2005年08月01日(月)

抱茎亭日乗 / エムサク

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