日本外国特派員協会,『檸檬屋新宿』


 12時から日本外国特派員協会で宮崎学さんのベストセラー『突破者』の英語版『TOPPAMONO』の発売記者会見。
会費を払っている協会員向けの料金だがランチ付き1,260円は破格だ。
その辺のレストランより美味しいし。

会見は大変面白かった。
「今までここで聞いた会見の中で一番面白かった」と言ってる人もいた。

警察とヤクザついて。
「パチンコの利権は警察がヤクザから取り上げた。カジノ解禁に反対している警察はやがてカジノを管理することになるでしょう。役人がカジノをコントロールする、日本は素晴らしい国です」

会場笑い。

ヤクザとマフィアの違いについて。
「日本のヤクザは警察を補完する役割を持っていた。1992年に暴対法ができるまでは秘密結社ではなかった。1992年以降秘密結社化していった。これがグローバルスタンダードであります」

宮崎さん最高!

日本語の訳はつくがジャーナリストの英語の質問はマイクでは訳されない。
ほとんどわからなかったが、「もう時効なので本当のことを教えて下さい。表紙の『キツネ目の男』の写真はあなたですね?」というのはわかった。

「これは、グリコ森永事件の犯人と思われる人物のモンタージュ写真です。私の母親はこの写真を見て『お前は何をしたか!』と言いましたが『お前の顔はもう少し男前である』とも言いました」と宮崎さん。

会場大笑い。

Q:グリ森事件では誰も死んでいない。あの事件の勝者は誰?

A:犯罪の原因は金。どこでもいつでもそうです。あの事件ではお金が渡った形跡はない。
 これは仮の話だが、グリコの株価は事件で急落した。犯人の終息宣言で株価は上がった。
 グリコから金を取らなくても、先に知っていたら商いで安全に金を得た可能性はあります。
 スーパーのヴィデオ写真が公開されて、その男が私に似ているとも言われました。
 しかしながら、あれは絶対に私ではない。なぜなら私は阪神タイガースファンであります。
 写真の男が被っていたのはジャイアンツの野球帽です。私はどんなことがあろうとも、そんな格好だけはしないのであります。

会場大爆笑。

他にヤクザと日本企業について
「総会屋に代わって登場したのは、これまた警察です。総会屋を切るために警察の天下りを入れてお金をたくさん使うことになっている」

山口組と警察のお家事情について、ヤクザと政治家について、海外アウトローとヤクザのネットワークについてなど、盛り沢山。

宮崎さんが逆に外国人ジャーナリストたちに聞く。
「ヤクザのいない国は良い国ですか?」
ムムム、となるジャーナリストたち。
「ヤクザのいない国は2つあります。ポルポト下のカンボジアと北朝鮮です。私はヤクザのいる明るい社会がいいと思っています」

会場拍手。うーん、濃い。『TOPPAMONO』アメリカでも売れるといいな。スコセッシとか、映画化してくれないかな。

 またしても東京メトロを反対方向に乗ってしまったりしながら、15時過ぎに会社。
昨日「早く来てとっとと帰れ」みたいなことを言われたのにこれでは、ますます睨まれそう。がはは。

しかし、仕事は集中してやったぜ。21時まで。

 21時半に『檸檬屋新宿』。檸檬屋開業34周年記念日で大賑わい。
昼の記者会見にいた人たちも宮崎さんもいる。

「こいつは、ワインを送りつけといて『自分が行くまで飲むな』って電話して、遅く来やがって」と住枝さん。
「違うよ、全部飲まないでね、とっといてね、って言ったの!」
と同じ会話を各席で、5回ぐらい繰り返す。
34周年のお祝いに、シャトーヌフ・デュ・パープ赤 1972年を電脳キツネ目組有志でプレゼントした。

住枝さんと皆で一口ずつ飲む。なるほど、という感じ。

プレゼント案に参加表明してくれたKMさんが、飲み終わった後に来ることになって青くなる私。
誰かが490円のワインを買って来て「多分わからないから、これ入れておきましょう。ウシシシ」
と72年ものワインのボトルに移し替える。酷い!私だが。

飲んでみたら、やっぱり全然違う。ひいー、どうしよう。……帰ろう。もう終電だし。

店を出たら階段でKMさんと会ってしまう。
「あれー、桜井さん、もう帰っちゃうの?」
「え、う、はい。あの、ごめんなさい!」
「そっかー、じゃあねー」
「はい。失礼します。……あの!KMさん、ごめんなさい!」
「ん?何がー?」
「いや、えっと、気をつけて!おやすみなさい!」

ああ、逆の立場だったら私は激怒するだろう。絶対文句を言って、仕返しまで考えるかも。
ぎゃー、恐い!その後の顛末を聞きたくない、KMさんに会うのが恐ろしい。でも知りたい。

お金を払ったのに飲めなかったわけではないから、そんなに怒ってないことを祈るばかり。
許して下さい、KMさん!
2005年09月30日(金)

阪神ファン,手紙


 本日は「ブクの日」で池袋で映画を見る日だが、お出掛け続きで遅れた仕事を挽回するべく終電まで頑張る。
だけど出勤は午後。会社は人でいっぱいだった。

昨日『CAVE-BE』は駅からどのくらい?と聞いたらものすごく親切に教えてくれて、丁寧な地図を書いてくれた人が「どうだった?わかった?」と話しかけてくれ、お礼を言う。

 夜になっても私以外の人も何人も仕事を続けていた。
テレビの前の机で仕事をする人もいたが、下北沢の地図を書いてくれた人は阪神ファンらしく、テレビに釘付け。
仕事を終えた人たちがテレビの前に集合し、お酒を飲みながらワイワイやり始める。

地図を書いてくれた阪神ファンが、おならブー。ほとんど自分の部屋状態で寛いでいる。
同じ机で仕事をしている女性はそれほど嫌がる様子もなく。

阪神優勝の瞬間も、私は全く関心ないので仕事に集中。
しかし二人の男性がタバコに火をつける。これには無関心ではいられない。
「スミマセン、私タバコがものすごく苦手なんです」と言いに行く。
「あ、ごめんなさい」と言って慌てて火を消す二人。
いや、消さなくても、すぐ隣にある喫煙室に行って吸ってくれれば、と思う。

席に戻って仕事をしていたら、地図を書いてくれた阪神ファン(長い。以降阪神ファン)が、真っ赤な顔で
「君は、桜井さんだっけ?君はタバコが苦手で、朝も苦手なのか?」と聞いてくる。
ニッコリ笑顔で「はい」と私。
「早く来て、この時間に帰っていたらここ(テレビの前)でタバコが吸えるのに」
「えーーー?」
なんじゃそりゃ。
「それは失礼だよ」と先ほどタバコを消してくれた男性が阪神ファンに言う。
喫煙室に行く阪神ファンに私は言い返すことができず。

「酔っ払いなんで、スミマセン」と代わりに謝る男性。
「いいえ、こちらこそ」と私。
阪神優勝で、テレビを見ながら勝利の酒に酔いながらタバコを吸いたいファン心理はわからなくもない。
文句を言いながらも喫煙室に行ってくれたし、腹は立たない。

そんなことより仕事仕事。
阪神優勝番組も終わり、引き上げていくご一行様。
先ほど代わりに謝ってくれた男性に「ホント、ごめんなさい」と言われて
「いえ、とんでもない。お疲れ様でした」と見送る私。

別の階で作業をしていた喫煙者の女性に顛末を話したら「どっちもどっちだね」と言われる。そうか?

会社員時代もずーっと職場のタバコには悩まされた。
「会社で最も嫌煙権を主張する人物」と喫煙者の労働組合委員長に言われた。
「悩み相談」参照。これを組合誌に書いたことにより、分煙がかなり進んだ。)

彼は「喫煙者が非喫煙者に配慮してくれた時は感謝しろ」とも言った。
「感謝しろだと?!」と反発したいところだが、人間関係をうまくやっていくためのアドバイスとして私は実践している。

新入社員の頃、私はタバコを吸っていた。
同期の女性がタバコ嫌いなのを知っていたが、直接言われないのをいいことに宿泊研修の部屋やバス内で私はタバコを吸っていた。
そういう喫煙者心理も知っている。
だから始めに「スミマセン、タバコ苦手なんです、ゴメンナサイ」と言う。何度でも言う。

阪神ファンには「他人のおならも苦手です」と言ってやれば良かった。ブリブリ!

 家に帰ると、覚醒剤で逮捕された知人から手紙が届いていた。
心配する友人たちと、今の彼の状態や、私たちは何が出来るかなどいろいろ話していたところだった。
体も精神的にも大丈夫そうで安心した。

挙動不審で職質→逮捕という報道は嘘だった。

手紙を読んで、最近警視庁長官が「職務質問をガンガンかけろ」と指令を出しているという話を聞いたのを思い出した。
違法職務質問が横行しているとか秋葉原がひどいとか。

自首してきた人間を、覚醒剤犯が何を言っても平気と手柄にしやがって。
警察は本当に嘘ばっかり。

知人の手紙は「信頼を裏切った」と反省モードだが、私は何も迷惑をかけられていない。
病気をした友人のためにとても暖かいミニパーティーを開いてくれたり、優しい人だ。
私も友人たちも変らず応援する。
2005年09月29日(木)

ワクワク、ドキドキ、ルンルン,ヨシアキ in CAVE-BE,『440』


 昨夜『天保十二年のシェイクスピア』のチケットを取ってくれた人からメールが入って、日程が決まったのを早朝に知る。
席は当日までわからない。ワクワク。

一緒に行く人に即メール。

「きゃー、嬉しい!興奮する!
昨日は、かなり入手困難と言われる矢沢永吉のライブハウスコンサートのチケットも取れたし、なんだか私超ラッキーかもしれないです。あははー。」

一人で盛り上がっている私。
バンドマンからはなにやら口説きモードのメールが来るが、それどころではない!

「待ち合わせはどうします?」とメールが来て、電話をかける。
声を聞くのも4月14日以来かも。ドキドキ。

「矢沢永吉も取れたんですか。すごいですねー。宝くじ買った方がいいんじゃないですか」
「へ?そういうもんなの?」
買う買う!当ったら恋人になる、とか言ってくれないかなあ。きっと当たるわ!
気分だけは既に当っている。ルンルン(死語?)。

 二日酔い気味なのに興奮状態で、今日も仕事ぶりはいま一つ。今週は佳境なのにヤバイ。

 21時に下北沢の予定で20時過ぎに会社を出る。
「一時的発狂」の影響か、反対方向の電車に乗ってしまったと慌てて降りて、乗り換えてから「あってるじゃん」と気づいてまた乗り換えとか。
しかも小田急線は事故。

だいぶ遅れてライブハウス『CAVE-BE』着。しかしお友達のバンド『ヨシアキ』のライブが始まったのは22時近くだった。

ヨシアキのメンバーとは西荻窪のAちゃん宅の緑祭り(5月4日)とか和服限定宴会(7月17日)で一緒だった。
その時に知り合った人たちも何人か来ていて、お話。

ヨシアキの音楽は詩の朗読と轟音、或いは緩やかなロックという感じ。男っぽくてストイック。
ギターの増田君はほとんど前を向かない。
打ち上げで理由を聞いたら「4人で台形を作ってる」とのこと。
「えー、もっと見たい。こっち向け!って叫びたくなる」
「駄目駄目」
「サービス精神発揮してよ」 
「媚びないの」
それがスタイルならしょうがないけれど、勿体ない。

ヴォーカルというか語りの小田切君は3兄弟。3人ともバンドをやって、一緒に演奏って珍しい。
言われてみれば似ていていた。

小さなライブハウスだけどお客さんはいっぱい。
打ち上げにも大勢参加していて、ニュージーランド人のジャーナリストとか、いろいろな人がいて楽しかった。

 打ち上げは『440』というカフェ。
皆から500円を集めて出てきた料理が結構いけるので驚く。ドライカレーはかなり美味しかった。

緑祭りで会ったM君はスカバンドを始めたばかりとのことで、スカパラの話などしたら興味津々の様子だった。

終電までいろいろな話をして、新宿までM君と一緒に帰る。
2005年09月28日(水)

『LUOGO』,永ちゃんへの道,『和洋創菜 びすとろ家』,『うまいもの市場TAPA』,下着マニアのバンドマン

 今日は夜に予定があるから「10:00出勤!」と手帳に書いて決意を表明するが、無理だった。
会社に向かって歩いていると、イタリアン『LUOGO』に入ろうとする友人Mを発見。
「M!」「M!」「M!」「M!」
と4回叫んでやっと気づいてくれた。

一緒にランチ。
Mはここの「とろけるチーズのピリ辛トマトソースパスタ(みたいな名前)」を週に4日食べているとブログに書いていた。
もちろん今日も頼んでいた。

「真理ちゃん、どうして江戸川橋の方から歩いてきたの?」
「江戸川橋駅だと池袋から1本だから」
「え?これから出勤?!」
と驚かれる。スミマセン。

 会社に行っても仕事以外の連絡やらいろいろあって落ち着かず、今日は作業がはかどらない。
私を最も浮かれ立たせる知らせ、それは私を矢沢永吉に何十メートルも近づける。

これまで武道館とかスタジアムとか大きなホールでしか見たことなかった矢沢永吉。
ファンクラブ優先で私の席はいつも後方。
ライヴハウスツアーなど、チケット入手は相当困難だろうと思っていた。

そのライブハウスツアー抽選に当たった!きゃー、嬉しい!永ちゃん!
汗まで見えるかなー。ああ興奮する!

夜になって、これは大変なことだと知る。
豊洲の会社でお世話になったUさんは長年の永ちゃんファンで、年末ツアーはこれまで欠かしたことがないという。
しかし、抽選に漏れてしまったと。
「5人で申し込んで駄目やった」
「5枚は難しいんじゃないですか?私は1枚で申し込みましたよ」
「違うよ。5人にそれぞれ金渡して、俺のチケットを申し込んでもらったの」
「そうなんですか!じゃあ私がライブハウスツアーを初めて申し込んで取れたのってすごいんだ」
「ビギナーズラックやねえ」
「でも、永ちゃんて、今でもチケット手売りしてるらしいですよ」
「そんなの嘘や。それが本当だったらファンの間で伝説になるやろ」
「いや、会ったことある人から聞きました。『今度コンサートあるんだけど』ってチケット出すらしいです」
「嘘ぉ」
「ホントだって!だから、永ちゃんがよくいくお蕎麦屋さんがあるらしいので、そこに通って直接永ちゃんから買えばいいんですよ!」
「そんなバカな」
他いろいろ永ちゃんエピソードを話すが、ますます疑うUさん。

 Uさんとは『和洋創菜 びすとろ家』で話した。
豊洲の会社でお世話になったFさんが、出向元の会社に戻るということで送別会があった。
私以外の辞めた人たちも来て40人以上いたと思う。
Fさんの人徳と会社の雰囲気、そして名幹事が人を集めるのだろう。

私がいたときは役員で、最近社長になった30代前半のOさん他いろいろな人と久し振りにお話。

 2軒目は『うまいもの市場 TAPA』。
席にある小さな画面を見てオーダーをするようになっていて、酔っ払いには面倒なシステム。だったような気がする。

豊洲の会社は大企業の子会社なのに従業員の平均年齢が20代半ばぐらいの、フレッシュで楽しい会社だった。
イベントも多くてサークルのようでもあった。面白い人がいっぱいいた。また皆で集まって話したい。

 先週土曜日にサンシャイン60展望台で会ったバンドマンとはメールのやり取りが続いている。

> 真理さんの事もっと知りたいな〜こんな事、言ったらひかれちゃうかな〜f^_^;

ということで趣味は?とか一人暮らしですか?とか何してますか〜?とか、『ご近所さん』とのメールみたいだ。
同じくらいの歳かと思ったら、結構年下だった。

> 僕も寂しい一人暮らしです。(略)結婚経験なし。恋人は無し。好きなのは変かもしれないけどファッション(女性下着姿)けして変態じゃないよ。理由は男性よりお洒落だし、綺麗だから。どうですか?ひきますか?

「着るんですか?それは見てくれと言われたら引きますが、盗んだりするのでなく個人で楽しむならよろしいのでは?私も美しい下着は好きです。」

> 着ませんよ(笑)盗むのもしません〜(^-^)でも良かった〜o(^-^o)(o^-^)o引かれたらどうしようと思って。これから永く知り合いでいたかったし!桜井さんの事も沢山知りたいな☆

「着るのではなくただ集めるのですか?女性の下着姿が好きということかしら?って興味があるわけではなく、流れとして聞いているだけですが。」

> 着てる姿を見たりするのが好きだな〜(^-^)下着姿が1番好きだけど、この前の洋服も素敵でした(^_-)-☆あの時、どんな下着つけていたのかな〜なんちゃって(^-^)

「下着マニアというかフェチなんですね。」

> そうなんだ(^-^)まりさんは何フェチ?

なんか、話が怪しい方向に行ってるけど、大丈夫か?と思いながら家に着いたら『ラ・ペルラ』(フランスの高級下着ブランド)のDMが来ていた。
タイミング良過ぎて可笑しい。
2005年09月27日(火)

お仕事


 週末持ち帰った仕事を今朝になってやって、14時に会社。23時まで。

 こうやって、一行日記を書くのも2週間も時間が経っていると大変で、結構時間がかかる。
手帳やらPCやらケータイやらメールやら発着信履歴やらをチェックし、記憶を辿る。
日記に書くようなことはしていない、とわかるまでに数十分。
2005年09月26日(月)

日記日曜日


 引きこもりで日記、メール。持ち帰りの仕事は手を付けられず。
2005年09月25日(日)

池袋演劇祭審査員だけど,『SWING PARTY Stompin' at the Sunshine』


 この週末は池袋演劇祭審査員として指定されている舞台と、8月19日のCM大会でもらった招待券で3本の舞台を見るつもりだった。

しかし、「マタイの国に忽然と現れ、女王ヒミコの…(略)古代ギリシャ悲劇を模して描く一大叙事詩」なのにパンフレットの写真が普段着っぽいとか、「病院を舞台にしたきゅんと切ないハイセンスコメディ」とか、「名もない歌手デニーは歌っていた。そこへ歌の好きなジェニーが現れた…」とか、全く見る気がしないような、見なくてもわかるようなものばかり。

どれも無料だが、たとえお金をもらっても、できれば見たくない。やめる。
本当に見たいものを見るだけでも時間が足りないのだから。

 夜はサンシャイン60展望台に出掛ける。生憎の雨で夜景も見えず。
106人のイラストレーターによる「わたしのヒーロー、ヒロイン」展をやっている。
これだけのイラストレーターがいて、年代も広そうなのに、何故勝新が或いは座頭市がいないのか。不思議だ。

 私の目的はこの展覧会ではなく、いつもイベント案内をくれるアモーレ・ヒロスケさんのライブ&ダンスイベント『SWING PARTY Stompin' at the Sunshine』だった。
アモーレ・ヒロスケさんはDJでありリンディー・ダンサーでありイラストレーターでもある多才な人。

通常展望台入場料620円のところ、ビールとおつまみ2品もついて1,000円というサンセット入場券を購入。
イベント会場と離れた売店で、「おつまみは時間がかかります」と言われて随分待たされる。
混んでいるわけでもなく、フライドチキンと枝豆に、なんでこんなに?とキッチンを覗きたくなるぐらい。
セット券だから「じゃあやめます」とも言えず。
時間がかかるなら、入口の券売場で教えてくれよ。

ジャイヴバンド『ボガルサ』のライブで皆が踊っているのを見ながら枝豆とフライドチキンをバクバク食べる。
ビールを飲み終わっても、私は踊れない。
音楽を聴いてペアダンスでクルクル回っている人たちを眺める。

窓の外は真っ白。晴れていたら夜景がきれいなんだろう。
ダンスフロアを背にして東京ドームがあるらしき方向を眺めていたら
「何も見えないですね」と話しかけられる。
言われるまで気がつかなかったのだが、さっきまでステージにいたバンドマンだった。
「ステージから見てました」と言われる。
やば。おつまみにがっついていたのを見られたか。と思ったら、なんだか絶賛される。

髪型も、『ジュンヤワタナベ』のグリーンの上着に『TEREZA SANTOS』(ブラジル)のスカートの格好も大変褒められる。
靴は雨の日仕様だが。「いや、素敵素敵」とバンドマン。

イベントも終わりに近づく。
「ちょっと踊ってみます?」
「いや、私は駄目です」
「平気平気。ゆっくりで大丈夫」
ステップも知ってて踊りなれた人たちとは全く違う私たち。

銀座のクラブでのアルバイトを思い出す。嫌いだったなー、ダンス。
好きでもない人と接近して手を繋いで腰に手を回されるのは気持ちのいいものではない。

今日は腰の辺りが少し露出しているので直接手が触れて、緊張した。
典型的大和撫子の私は挨拶のハグも、頬ずりも苦手。
押しの強い人には弱くて踊ってしまったが、やっぱりペアダンスは無理だ。

しかし、踊れないし一人だし、なところ話しかけてもらったのは楽しかった。
名刺をもらって、アモーレ・ヒロスケさんに挨拶をして、帰る。

 『OASIS』でラムを一杯。一人で飲みながら考える。
なんで私が興味がある人は私に興味がなくて、私に興味がある人に私は興味がないのだろう。

話しかけて、私を絶賛してくれる人は何故藤原竜也でも矢沢永吉でもないんだ?
それは当然にしても話しかけられた途端に私の目もハートマーク、恋の炎が燃え上がり…なんてことはないものかなあ。

しかし、バンドマンの積極性、押しの強さは見習わなくちゃ。
迷ったけれど、お礼メールを送る。
2005年09月24日(土)

出勤,夢見る力


 毎日「午前中から働こう」と思うのだが、どうも午後からになってしまい、夜もイベントがあって帰ったり。
普段の怠け癖を補填するべく、祭日だがお仕事。23時まで。

 知人女性から『天保十二年のシェイクスピア』のチケットが取れる、と連絡あり。
素晴らしい!嬉しい!

母に連絡。あれほど見たがっていたのに無反応。引きこもりをこじらせているのか。

私は他に一緒に見に行きたい人がいるので構わない。
どうか興味がありますように。都合が合いますように。と念じながら、返信メールを見る。

> 是非行きましょう。

わーい!やったー!私にとっては藤原竜也と彼と、どっちを見たらいいのかしらってぐらいなんですけど!
ああ興奮する。「夢見る力よ!」by 市川猿之助『三国志』
強く願い、声を出し、声をかけ、諦めずに動けば道は開ける。…こともある。

そう言えば彼とは4月14日のスーパー歌舞伎以来になる。
こここ今度はもっと仲良くなれるかしら?!って、既に「一時的発狂」状態。
2005年09月23日(金)

『明洞』,読者メール,『どん底』,『檸檬屋新宿』

 午後から会社に出る前に、近くでランチ。『明洞』に入ったら、続々と会社の人が来る。
前回8月25日にこの店に来た時も、会社の人が大勢いいた。
不思議だ。韓国料理が食べたくなる周期が一緒なのか?
皆さん第4木曜日は『明洞』と決めているのか?

 20日にY先生が「日記が面白くないから覗くのをやめようと思った(が、母とのいろいろは面白い)」と手紙をくれて、今日は全く知らない読者がメールを下さる。

> この日記、何となく面白い。肩が凝らないのに、所々が新
> 鮮で、しっかり情景を伝えてくる。物書きの才能ありと思
> う。こんな雰囲気の出版物もある(椎名誠?だとか)。が
> んばって。

面識のない読者からのメールというのは数は少ないが、大変嬉しい。
どういうきっかけでこの日記を知ったのか、非常に興味がある。
聞いてみると『檸檬屋新宿』住枝さんを昔から知る人だった。

 19:00の約束が仕事で遅れて20:00に『どん底』。
ライターズスクールのスクールメイトだったG君は「紀伊国屋で」とか「末広亭で」とか待ち合わせの場所を言って、何度聞いても店名を教えてくれない。
「わかりにくい場所なんで」って『どん底』は老舗で有名な店だから知ってるよ。
『檸檬屋新宿』の近所だし。
1時間も遅れておきながら文句を言う私。

ライターズスクール時代の4人で久し振りにお喋り。前に皆で会ってから何年経つだろうか?
六本木で週一回の授業のあと皆で飲んでいた97年から関係が続いているのは、凄い事かも。
G君の人懐っこい性格に拠るのかな。感謝。

G君と同い年のY君は、華道家假屋崎省吾に数年間ついていた。
先日テレビで假屋崎の仕事ぶりに密着、みたいな番組を見て「これについていくのは大変だろうな」と思っていたが、本当に大変だったみたいだ。
「しかし、あれに何年間もついていたなら、たいていの事は大丈夫でしょう。修行になったよね」
「はい」
と言いつつ最近弁当屋の店長と喧嘩してアルバイトを辞めてしまったY君。

 G君は泥酔するまで飲むのが好きらしいが、私は次の約束があって22時前に『檸檬屋新宿』へ移動。
こちらでは住枝さんがほとんど泥酔状態。

昼間にメールをくれた読者には「黙っていてください」と言われたので、住枝さんには話さず。
しかし私は口が軽いので宮崎学さんに替え玉受験の話をする。
「俺なんか、替え玉受験したのに卒業できんかった!ひでえよなあ」と笑う宮崎さん。

住枝さんが「お前、こいつ(隣席の電脳キツネ目組組員)を食うなよ」と何度もうるさいので
「もう食ったの」と言ったら「そうか!やっぱり食ったか!怪しいと思っていたんだ!」と更にうるさくなって、失敗。

 今日は終電に間に合った、と思ったら15分遅れだった。
2005年09月22日(木)

三浦和義コンサルティングス,マネー本企画

 先週12、13日に相談を受けていたG君からメール。
G君の知人女性には友人弁護士と三浦和義さんの「生活トラブル110番」を紹介した。
結局三浦さんに代理人になってもらって解決、とのこと。
一週間で解決とは、さすが三浦和義。

三浦さんにお礼を言う。映画製作で忙しそうなのに、このスピード解決はすごい。
三浦さんは「ああ、あれはこうしてこうしてこんな感じ。僕は弱い女性の味方だから」と軽々。
素敵!

不倫相手のオッサンもびっくりしただろう。
20代の小娘が三浦和義を代理人に立てて来たんだから。ああ痛快。
私は全く知らない女性だが、G君が能力を買っている人らしいので、彼女には元気に活躍してほしいと思う。

 昨日ガエル君に、友人がクレサラローン1,200万円を踏み倒した話をしたら「そんなことができるんですか?それ、本にすればいいじゃないですか!」と言われた。
おお、そうね!と思って友人に聞いてみる。あっさり辞退される。残念。
「マネー」ネタと本人のキャラで、売れると思うんだがなあ。
本になったところを想像するだけで結構楽しい。
2005年09月21日(水)

お仕事,『Fonda de la Madrugada(フォンダ デ ラ マドゥルガーダ)』,『SPIGA』,Y先生の手紙

 今日は新宿『ネイキッドロフト』の三上治さんの憲法勉強会に宮崎学さんが緊急出演するとのことだが、仕事が終わらず諦める。残念。

今の仕事は、時間も作業場所も拘束されないので、午前中からやろうと思っていても、だいたい午後からになってしまう。

8000ページあるというカタログの校正は、校正作業そのものよりも、作業の進行管理とか原稿管理、汗だくの原稿配達・梱包・発送、クライアントとの連絡業務に多くの時間をとられる日もある。
しかし、無理なペースではないし、まとまった期間仕事があるのは大変ありがたい。頑張ろうっと。

 そう決意しながらも、まだ終わらない仕事を切り上げて、雨の中原宿へ。
メキシコ好きの写真家北野謙さんお薦めのメキシコ料理店『Fonda de la Madrugada(フォンダ デ ラ マドゥルガーダ)』で沖縄ン・ガエル・ガルシア・ベルナル君と初のお食事。

21時の約束で、私は時間通りに着く。ガエル君は遅れると連絡あり。

 待っている間に、母から電話。9月8日以来メールにも留守電メッセージにも無反応だった。
「メールが来た時くらい電話してよ。死んだかと思うじゃない」と言う。
「そうね」と母。まるで元気がない。

 30分遅れでガエル君登場。沖縄タイム?でも遅刻癖は恐らく私の方が上なので気にしない。

お店の雰囲気も音楽もいい感じ。料理もお酒も美味しい。
量が多いので、大勢で来た方がいろいろ頼めていいかもしれない。

「学校とか職場とかサークルとか習い事とか飲み屋とか、行けば会える場所がない、忙しい人と会うのってすごく大変ですね」という話。
「スミマセン」とガエル君。いや、そういう意味ではなくて。

私は会いたかったから嬉しいのだが、相手がどう思っているのかわからない。
聞きたいけど聞かれたくないかもしれない、と思うと黙ってしまう。不自然な感じ。

「そろそろ時間かな?」
「帰りたいですか?あと一杯だけ行きません?」

 カジュアルな店でさくっと、と思ったが見当たらず、バー『SPIGA』。
ラム好きのガエル君と一緒にモンテクリスト・ラム。美味しーい。

他にお客さんがいなくて、二人の会話が響き、更に高まる緊張感。
「面倒くさがりなんですか?」と聞くのが精一杯。
「そんなことないですよ。桜井さんはまめですよね」
「いや、私はかなり面倒くさがり」
ってもっと立ち入った話がしたいんだけど、時間切れ。

駅へ歩きながら耐え切れず「こういう感じってどうなんですか?私はすごい楽しいんですけど」と聞いてしまう。
「え?全然大丈夫ですよ」と笑われる。

 池袋駅からも今宵を反芻しながら歩いていると「すみません」と声をかけられる。
タヌキの焼き物のような男の人だった。
「どこへ行くんですか」
「家へ帰るんです」
「飲みに行きませんか」
「行きません」

そして私はミスを犯したような気がする。この焼き物タヌキ話をガエル君へのお礼メールに書いてしまったのだ。
うーむ、これはどうなんだろう。「また遊びましょう」と返信が来たから、大丈夫かな。そう強く願う。

 帰ったら画家のY先生から手紙が届いていた。
ちょっと前に会社の人が競馬で500円買って1,000万円だかを当てたとかいう話を、競馬をやるY先生にした。

「お"馬"さんの話になると、mailでは面倒臭いので、手紙にします。(略)
8月18日の"日記"(塗装工、叔父さん、お母さんに関する)を読んで(略)なんだか感動したのです。ここには『何か有る』と思ったのです。実は、他の文章は面白くなくて、覗くのをやめよう、と思った矢先でした。俺にとって、mariさんはその文章に関心があるからだ、と思います。お母さんの傲慢さに対するmariさんの考え、それらをきちんと描いて行く姿は、俺には何か伝わって来るものが有りました。お母さんの傲慢は、別の面ではエネルギーの現れでもあるのですよね。ここに焦点を合わせて考えてみるのは面白いことだと思いました。見当外れなことを言ってるかも知れません、が。」

とあって、競馬と絵の話が続く長い手紙。嬉しかった。
便箋何枚もの手紙をもらうのなんて何年ぶりだろう。すごく懐かしい感じがする。
「他の文章は面白くない」と言われることも有難い。感想を頂くのは非常に励みになる。

「この夏は、よく絵を描きました。このくそ暑いのに良くやるよなあと我ながら思い乍ら。頼まれた訳でもなく、ファンさえいないのですからね。」

Y先生と私、やってることは同じではないか?
私も誰が「面白くない」と言おうと、私が書きたいことだけを書く。書き続ける。
私はY先生のファンですよ!
2005年09月20日(火)

洗濯ショック,BS朝日「田原総一朗のライブフォーラム2時間スペシャル!」収録,『檸檬屋新宿』

 昨日着ていたVICTOR & ROLFのボルドーのドレスが、食べこぼしなのか染みだらけ。
エマールに少しの間浸けておいたら、水がワイン色になって、大ショック!
注意書きに「絹は洗えない」とあるではないか。ばばばばか!買ったばかりなのにー。

 宮崎学さんと鈴木宗男氏が出演するBS朝日「田原総一朗のライブフォーラム2時間スペシャル!」の収録があって渋谷の青山円形劇場。
17:30までに入場、時間厳守と言われていたのに間に合いそうもない。渋谷からタクシー。
しかも宮益坂をほとんど上るところまでタクシーが来なくて、運転手に何度も「すぐそこですよ。いいんですか?」と聞かれる。
「いいです。私が走るより早く着くでしょ?」と言って1分も乗らずにこどもの城に着く。ぎりぎり。

選挙で勝った鈴木宗男氏はますます血色が良くなっているように見えた。
宮崎さんが「こんなのがあったの知ってます?」と鈴木宗男氏にあるものをプレゼントしたのが可笑しかった。やるぅ、宮崎さん。

放送は10月2日(日)20:00〜22:00だそうだが、私は見られない。

 収録に参加した住枝さんと電脳キツネ目組の皆と一緒に『檸檬屋新宿』。
宮崎さんと住枝さんが朝日新聞夕刊一面に登場した連載記事『人脈記』の話、収録番組の話他。

「日本を捨てる」と言ってた宮崎さんは君子豹変で小泉との最終戦争をやるってことなので、私もともに遊ぶ。

今日の番組で話題になっていたことで、私は前からよくわからないのだが、国連安保理に入ることって日本の悲願なの?国益なの?そんなもの全く入りたくないんだけど。
もう一つ。田原総一朗は「自衛隊を持たないなら核兵器を持たなきゃ駄目」と言ってたが、わからない。なんでどっちかは必要なの?どっちもいらないんだけど。
「攻撃されたらどうするの?」って攻撃されんの?誰に?なんで?

「俺は『攻撃されたらどうする?』と言われたらこう言うね。『自爆テロをやる』」と宮崎さん。
そうなの?そんな時こそ日本を捨てればいいのでは。私は難民になる。
2005年09月19日(月)

舞台『寒満月の、割れる程』,『獣サミット vol.1』,『庄や』


 池袋演劇祭審査員指定作品のD・Nプロデュース『寒満月の、割れる程』を大塚の『萬スタジオ』に見に行く。
14時からだが着いたのは15時半。死刑がテーマって、また暗そうな。
客席に入った途端かび臭い。最後列で、ラスト30分間に3回ケータイ画面を見る人あり。
文句を言いたいが、自分もラスト30分に入場しておいては、何も言えない。

内容は想像通りで30分でも十分過ぎるような気がする。
衣装とかパンフレットは意外にお金がかかってる感があった。
衣装はいいと思ったが、パンフレットの俳優たちは恐らく芝居の内容とは関係ない服を着て、ものすごく気持ち悪い凝ったメイクで、不思議だ。

これで3本の池袋演劇祭参加作品を見たが、どれも面白くなかった。
この後も何本か見る予定だが、何か得るものがあるのだろうかと不安になる。

 そして夜は期待のイベント、友達のバンド『ナインアンダー』初自主興行の『獣サミット vol.1』があって池袋『手刀(チョップ)』に行く。

遅刻して1つ目のバンド『ザ・クマーズ』は見逃し、『B地区』から。
3人の男性が、白いTシャツの両胸を汚く丸くカットしている、衣装とは言いがたい格好で、なんだか貧乏臭い。

下ネタばっかり、と聞いていたので大好きか、不快かどちらだろうと思っていた。
始めのチープな印象から、どんどん引き込まれてしまう。
私はエッチでくだらなくて、しかし愛と哀がある、みたいなのが好きなんだけど、まさにそれ。笑った。

包茎手術前日の思いを歌った『Mr.オペ』、いい歌だ。
『抱茎亭日乗』の著者として無関係な親近感を覚える。
腕毛の濃さを叫ぶ歌「ほんとにほんとにほんとにほんとにほんとにジャングルだー!」では、学生時代にその濃い脛毛に絡まって蚊が死んだ「みっちゃん」という友達を思い出す。元気かなあ。

3つ目のバンドの前にスーツ姿のジャブロ君が登場。仕事帰りか?あ、司会なの。
宇宙とサバンナとバンドの映像も面白かった。結婚式の2次会風でもあったが。

次は『me-ISM』。20歳のヴォーカル優子もすごいのだが、バンドも上手い。
優子ちゃんは近く『謳う、援交少女』という本を出すらしい。
「池袋の汚ギャルだった私が、20歳で自伝を出すなんて」と本人は言っていたが、この人は大物になりそうな予感。

「私なりの反戦歌です」と言って歌った『未来少年』とか、素晴らしい。
反小泉勢力はこういう若者たちと組まなきゃ駄目よ。

ナインアンダー登場前のMC、B地区 VS 優子でも、乳首談義で下ネタキングのB地区を圧倒しているし。ホント頼もしい女の子だ。

さて、トリはナインアンダー。常にハプニングのあるナインアンダー。
今日はギターの弦が切れる。他の人のギターを借りておきながら「かっこ悪いギター」とジャブロ君。
汗ではないジャブ汁まみれのギターと貸した人が可哀想で、笑った。

いやー、楽しいステージだった。お客さんもいっぱいで、良かったのでは。
私は抽選で『獣サミット』のCDももらったし、これで2,000円とは素敵過ぎる。

『手刀』にて打ち上げ。髪飾りの可愛かったベースの松本さんと、お姉さん、ジャブロ君の妹さん他いろんな人たちとお話。

松本さんのお姉さんと演劇について。彼女は演出家なのだった。
お!そう言えば!『天保十二年のシェイクスピア』を頼んでみる。
「取れると思うよ」。へ?本当に?!きゃー、お願いお願い!ほとんど抱きつかんばかりになる。

ジャブロ君の妹さんは、「奥田民生と会いたい。付き合いたい」と言っていた。
実現できると思っているところがいい。私もそうしよう。
「藤原竜也と美味しい蕎麦を食べに行きたい」
「永ちゃんの歌を酒を飲みながら隣の席で聞きたい」
まずはここから。

 『me-ISM』を皆で見送って、『庄や』に移動。

離れた席に座っていたカップルが合流する。
スリムで可愛い女の子は19歳。六本木のキャバ嬢だという。私が成宮寛貴似と言ったら皆が否定した彼氏はスカウトマン。
「でもぉ、私若い男と付き合ったことがなかったんです。16歳の時に36歳と付き合ったのが始めでぇ、高校生の時から月に5、60万稼いでいたし、お金がない人なんて考えられなかったんですよぉ。彼が好きなんですけど、結婚とか仕事とか、将来の事考えると…」
ふーん。バラエティ番組の素人告白・相談コーナーで聞くようなことって、本当にあるんだ。
全てやらせかと思っていた。

しかしリアリティを感じない。女の子がお人形さんのように可愛いからか?

「朝までいるなら追加でオーダーを」と言われて、私だけ帰る。
終電の関係ない池袋でライブをやってくれるところも素晴らしいナインアンダー、あー面白かった!
2005年09月18日(日)

『コパ東京』,『MILLIBAR』

 『MILLIBAR』のアルバイトG君のウエディング・パーティーで外苑前のブラジル料理『コパ東京』。
19時からだが20時過ぎに着く。『MILLIBAR』の清野さんはお店があるので帰った後だった。

ブラジル好きのG君がブラジル料理店で、ということでサンバカーニバル的ノリなのかと思ったら、普通の結婚式の2次会だった。
私はゴルチェのキラキラメッシュのドレスに、ト音記号のような帽子を持って来たのだが、この雰囲気の中一人でこれはバカみたい?と思って被らないでいた。

最後の15分になって、「どう思う?」と恐る恐る被ってみたら好評だった。
酔っ払った男性が抱きついてきて帽子の渦巻き部分を口に含もうとするので「やめて!」と叫ぶ。
「わーカワイイ!被らせて」と『MILLIBAR』のYちゃん。きれいな彼女によく似合う。

パーティーが終わって退場の列に並んで、G君の大学時代の友人と話していたら結婚を申し込まれる。
『コパ東京』の壁には有名人のサインがずらりと並んでいて水野美紀の名前に反応する求婚者。
「男気のある素敵な人。会ったことないけど、多分これから先どこかで会うと思う」と言ったら「俺も会いたい!」そうですか。

求婚者の仕事は「コンビニ」と言っていたが、G君によると家がすごい金持ちらしい。
大学時代バンドをやっていて、練習にギターを忘れて「買って来るわ」と楽器屋で20万円のギターを買って来たとか、ライブで60万円のギターをぶっ壊したとか。ふーん。

 渋谷に向かう電車の中で一人では、さすがにあの帽子はきつい。『MILLIBAR』に着いてまた被る。
『コパ東京』から来た人が何人か。随分経ってG君夫妻も到着。飲む。

私は結婚願望はないが、結婚パーティーは好き。見てると幸せな気分になる。
『MILLIBAR』のYちゃんが実は誰と付き合っているとか、大学時代の友人が近く結婚するとか、おめでたい情報いろいろ。

Yちゃんは美人なので「鼻高々だよね!」と彼氏に言う。
「どっちからどうやって付き合うことになったの?」
「相当頑張った?」
と二人に根掘り葉掘り聞いてしまう。嫌がられたかもしれない。

「ごめんね、でも私が興味ある人は私に興味がない。私に興味がある人に私は興味がない。そこをどうしたら一致するのかしらねえ?」
ってそんなことは知ったこっちゃないラブラブな二人。

 そして私の求婚者は「mixiやってる?」「やってる」「メールするよ!」と言って音沙汰ない(25日現在)。
まあいいが。
2005年09月17日(土)

『玄菱』,『日本酒&本格焼酎処 月』,『きいろいはな』


 会社近くの蕎麦屋『玄菱』に久し振りに行ってみる。昼に行くのは初めて。ごま汁を頼んだのも初めて。
すぐにお腹が空いてしまうかな、と思っていたがそうでもなかった。

 昨日の『ご近所さん』Gのメールには

「元気に楽しく忙しくやってます。」

と返信。無反応。ただのご機嫌伺いメールだったのか。どうでもいいが。

 日本酒『ご近所さん』のご招待で湯島『月』のイベント「蔵元を囲む会」(写真あり)に参加する。
土佐の『亀泉』を7種類。冷やと燗で飲んでみる。
隣の席でほとんど座らずに「始めはこれからどうぞ」「次はこれを飲んでみて」などと皆の世話を焼いてくれる人がいて、蔵元の人かと思ったら、いつもイベントに参加しているお客さんだった。

亀泉酒造の代表取締役で杜氏の西原一民さんとお話。お酒のことではなく「サイバラ」という苗字について。
12日に会った西原理恵子さんも土佐の出身だとか。
「西原理恵子さんのお陰で読み間違えられることも減ったんじゃないですか」と言ったら
日本酒『ご近所さん』に
「いや、こちらの西原さんも西の名杜氏としてすごく知られた方なんだから」と窘められる。失礼しました。
「『ニシハラさんですか?』『ニシハラさんいますか?』と電話がかかってくるでしょう。『違います』『いません』って切っちゃうもんね」と西原さん。ひぃい。

日本酒『ご近所さん』に「今日の格好は普通だね」と言われる。
「そうですか?ベルト3本してるんですけど」

 日本酒『ご近所さん』が常連のお店、西新宿の『きいろいはな』に行く。この辺りは私が生まれた場所、本籍地にごく近いらしい。

『きいろいはな』は俳優の石山雄大さんの家族がやっている飲み屋で、店員もお客さんも演劇関係者が多いらしい。
日本酒『ご近所さん』を通じて『天保十二年のシェイクスピア』のチケットをお願いしているのでご挨拶に、と思ったが石山さんには会えず。
そして『天保十二年のシェイクスピア』のチケットは入手困難と連絡が入る。

周りの人たちに「やはり、小泉かブッシュのコネでもないと無理ってことですかね」と言ってみる。
それはつまらない冗談だが、東急の偉い人とか、蜷川の知人とかそういうツテがないと難しいんだろうなあ。
ああ見たい。どうしても見たい。大好評につき再演、となったとしても今の豪華キャストで再び、はありえないだろう。
蜷川70歳の記念すべき公演だから実現したんだろうから。
ねえ、藤原竜也!私をコクーンに連れてって!お願い!ぐぐぐぐ。バッタリ。

 タクシーで新宿駅に着くと人身事故で山手線ストップ。
24時半近くにこれではどうなるの?と思ったら20分ほどで動く。
金曜日の終電近くで酔っ払いのぎゅうぎゅう詰は厳しいなあ、と思ったらそれほどでもなく。

ああこんな風に『天保十二年のシェイクスピア』も、大変だ、難しいと思ったのになぜか最前列とか、ないかなあ。
2005年09月16日(金)

断水休暇,『ご近所さん』たち


 会社のビルが午前と午後2時間ずつ断水、と聞いてトイレも近くの公衆トイレに行かなくちゃいけないとか。
そう聞いただけで緊張してお腹を壊しそうなので、お休みすることにする。
仕事は持ち帰ったのだがやらず。

しかし、平日の昼間にビルごと断水?1階はコンビニが入っているのに?

 夜は多分2年振りぐらいに友人と会うことになっていたのだが、ドタキャンされる。がっかり。
でも別の会いたい人と、近く会う約束を取り付けたので嬉しい。こちらはキャンセルされませんように。

 公演期間中に70歳の誕生日を迎える蜷川幸雄演出の『天保十二年のシェイクスピア』は、抽選にもれて前売を買えなかった。
ネット・オークションは私には手の出ない金額になって、落札できない。

明日会う日本酒『ご近所さん』のよく行く飲み屋は、老舗劇団のベテラン俳優がやっている店だと聞いた。
思いついて頼んでみると、手を尽くして下さることになる。どうか、お願い!

 昼過ぎ、切れたつもりだった『ご近所』のNさんからメール。あと3日で会社を辞めるとか。

> 誕生会は自分で企画したの?

「そうです。セルフプロデュース。誰もやってくれないからさ。進行司会会計もやったわ。」

> 稼いだ?

また一言Qかよ、と不機嫌になる私。

「赤字」

> 俺の送別かい 面白くできないかな?

「人次第ね」

> 送別かいはあるからどうせなら 誕生日会みたいなハッピーなものにならないかなって

「なるといいね。」

親切な私は、参考までにパーティーアルバムのURLを送る。なのに

> 赤字いくら?

と聞かれて切れる。

「失礼ね。教えない」

> すいません

これにて終了。かと思ったらアルバムを見てまた話が続いてしまう。

> 楽しそう いいね ナインアンダーまだギター募集してる?

「してません」

> 貸し切り代いくらでしたか

ぶち切れる。うるせえなあ!てめえで調べてから聞けよ!
貸切代の次の質問はナインアンダーのギャラは?奈緒さんは?その他の経費は?何人来たんですか?
で、赤字は幾ら万円ですね?かよ!

「またぶつ切り質問!もう勘弁して。」

と返信。3時過ぎ。ほんっとやだ、この人。何で14時間かけてこんな会話してんだ、私は。

 そして合間には、『ご近所さん』Gからもメール。

> お久しぶりです。いかがお過ごしですか?

って、何の用だよ。

何故この二人はお盆前とか、パーティー案内メールには無反応とか、しかもパーティーに来ないでおいてどうだったか教えろとか、いっつも同じパターン、しかも同時なんだ?示し合わせているのか?
2005年09月15日(木)

映画『酔画仙』,『大統領の理髪師』,高橋玄新作映画ワンシェア・オーナー会員通信

 岩波ホールでやってる映画はたいてい面白くない。ほとんどのカンヌ映画祭受賞作品も私には合わない。

しかし『酔画仙』は破天荒な芸術家の生涯を描くとか、R18指定とか、気になる要素がいくつかあって、新文芸坐のセレクトだし、見てみる。
やっぱりあまり面白くなかった。R18にするほどのこともない。

一世を風靡して消えた謎の画家なら、随分前に見た篠田正浩の『写楽』の方がずーっと面白かった。
真田広之の方が遥かにセクシーだし。

 『大統領の理髪師』もついでに見る。予想していた通りで、別に見なくても良かった。
歴史の知識がないので、勉強にはなった。

国家権力に翻弄される庶民というきつい状況を甘く描く映画はあまり好きじゃない。
きつさをリアルに表現して、笑うしかない、みたいな『シルミド』とか『殺人の追憶』の方が面白い。

 帰ると、私が1口オーナーに参加している、高橋玄さんの新作映画の会員通信第3号が届いていた。

通信第2号から2年3ヶ月を経て、9月1日にクランク・インを迎えたとか。
多分私は第1号の個人出資者だったはず。
「成功、信じています」と応募メールに書いてからの経過を思い出す。うーん、感慨深い。

そして、特報DVDの映像を見る。かっこいい!もう一口!という感じ。
『酔画仙』の風景も雄大かつ繊細に描かれていたけれど、舞台となる白神山地、秋田杉の映像美は圧倒的だ。
2005年09月14日(水)

『鳥良』


 ライターズスクールのスクールメイトG君と池袋『鳥良』。
出会った頃は二十歳ぐらいの坊やだったが、「俺ももうすぐ30っすよ」。

映画を作ったり、海底ケーブル敷設だかの船に乗り込んだり、アニメ製作会社とか、いろいろ経験して来たG君に会うのは、何年ぶりだろう。
2001年10月20日のリボーン・パーティー以来か?

昨日聞いた知人女性の話。友人弁護士を紹介するのもいいけど、三浦和義さんが「生活トラブル110番」をやってるよ、と話す。
20代だと「ロス疑惑の三浦さん」とか言ってもわからないが。

「因みに相手が結婚しているのを知ってて関係持った略奪女は妻から訴えられるんだよ。」
「ええー?!そうなんすか?」
「結婚していることを隠したり、『妻とは別れる』とか言ってた男は女から訴えられる。不倫の代償はでかいのよ」
今、テレビの法律相談番組などでそれぐらい知っているかと思ったが。

私の経験を話す。笑うG君。G君の話もいろいろ。久し振りに会った感じがしない。
2005年09月13日(火)

『かねこ』,西原理恵子・宮崎学・NANIO…濃い面々,『檸檬屋新宿』,よろず相談室


 友人からのメールで、知人会社員が覚醒剤で逮捕&懲戒解雇されたと知る。
見沢知廉の自殺もショックだったが、彼は死なないで良かった。
「数年前からやっていた」と伝え聞いたことが事実ならば、逮捕されて良かった。これで覚醒剤と縁が切れるのでは。
懲戒解雇は辛いが、才能ある人なので道はあるだろう。頑張って!

 ランチ情報を交換している友人から

> 和膳「かねこ」行ったョ。値段の割に地味な料理だけど手を抜かないで調理されてて個人的には○
> 素材に無理させず、どうだ!ってアピール力ないけどコツコツ誠実なネンキ入った板サンの印象、化学調味料等は未使用っぽい。 

とのことで、『かねこ』に入ってみる。不思議なほど高いカウンター椅子で、焼き魚弁当を食べる。普通に美味しかった。
お弁当箱はスカスカでちと寂しいが、800円ならこんな感じか。ご飯お代りは無料。

 宮崎学さんが本の打合せをしている席に居合わせて、漫画家西原理恵子さん元夫妻、シャブ中男小説作家のNANIOさんらと飲む。

西原さんの武蔵野市立小学校とのタタカイの話、宮崎さんの男と女のタタカイの話、他濃い話いろいろ。

 彼女が外国に行っちゃうかも、で揺れてる友人と『檸檬屋新宿』。プロポーズ大作戦の結果は?
「行くことに決めたんだって。俺の事は『もういい』だって」
「どういう意味?」
「待っててとは言えない。好きにして、だって」
「『私が離れる時は死ぬ時だ』って気持ちではなくなってしまったのね。で?」
「待つよ」
「そう。どうせ長くて半年よ」
つまらーん。女の正体見たり。

 とあるライターズスクールで知り合ったG君から久し振りに電話。
知人女性が不倫相手の妻に手切れ金(含む堕胎費用)20万円と引き換えに「夫の働く業界から足を洗う」という誓約書への署名を迫られているとか。

「笑っちゃうでしょう?」とG君。全く知らない人の話だが笑えない。
「で、その女性はどうしたいの?」
「よくわからないんです」
なんじゃそりゃ。
「桜井さんならそういうこと詳しいかなと思って。知り合いの弁護士さんとかいませんか」
いるけど。そんな誓約書、法的拘束力あるんだろうか?
2005年09月12日(月)

舞台『スケッチブック・ボイジャー』,『スターバックス・コーヒー』,『かちゃーしー』

 演劇集団キャラメルボックス劇団創立20周年記念公演『スケッチブック・ボイジャー』をサンシャイン劇場に見に行く。

昨日の予約電話では、本日はジェミニ・キャストの楽日なので、池袋演劇祭の審査員とはいえ無料鑑賞券では通路で座布団になる、と言われた。
しかし、受付に行ってみれば2階席2列という良い席だった。感謝。

キャラメルボックスは人気劇団だが、やっぱりあんまり面白くない。言葉が軽いからなのか?
リアリティを感じない言葉で演じられる歌舞伎とかシェイクスピアの方が物語に入り込めるのは何故なのか?
楽日の内輪ノリの雰囲気も、初めて見る私には違和感があったのかもしれない。

 『ご近所さんを探せ!』沖縄サークルに久し振りに参加。
サンシャイン・シティのプラネタリウム『スターライトドーム』で「星降る沖縄〜STARDUST ISLAND OKINAWA〜」を見るべく移動。
雨が降り出したようだが、同じビル内でラッキー、と思っていたら、このプログラムは最終回で満席とのこと。
「立ち見はないのかしら」
「プラネタリウムだからねえ。上を向くから、ないんじゃない?」
くぅー。観劇後すぐに来てチケット買っとけば良かった。

 飲み会まで2時間あるので選挙の投票に行くことにする。しかし結構な雨。
『スターバックス・コーヒー』で雨宿り。

店内でタバコを吸っているカップルがいて驚愕。スタバは禁煙て、常識じゃないのか?
ウエンツ瑛士似のハーフっぽい男子店員に確認。
「ここは店内禁煙じゃないんですか?」
「禁煙です」
「タバコ吸ってる人がいます」
「マジスカ?!」
喫煙者に注意をしたのは上司らしき女性だった。よしよし。
暫くしてマジスカ・ウエンツ君が、小さな声で「教えてくれてありがとうございました」と言いに来る。
かっわいい!ニッコリ。

 雨が少し弱くなったので投票所へ。いつもより人が多い感じ。投票率も高そう。
小林興起は嫌いだけど康夫ちゃんに一票のつもりで名前を書く。全く。気分の悪い選挙制度だぜ。

 ちょっと自宅に寄って、池袋西口の沖縄居酒屋『かちゃーしー』。あまり美味しいとは思わない。
なのでこの店でのオフ会を定例としているサークルにもあまり顔を出さなくなっていた。
今回は沖縄がテーマ、音楽はBEGINのプラネタリウムってことで楽しみにしていたのだが。

沖縄の食べ物、言葉などについて話をしていたら、7月21日に会った沖縄出身ガエル・ガルシア・ベルナル君に会いたくなる。

 帰って選挙速報。なんか凄いことになってる。
9日の緊急集会では予想自公270議席でマジスカ?!だったのだが、遥かに越えるではないの。

痛快なのは宗男の当選コメントぐらい。「逮捕は国策捜査だった。まさに『国家の罠』…」って、あはは。

ああやだやだ。日本もいよいよお終いだね。小泉心中。皆さん好きで選んだのだから、好きにやられろ、どうにでもなれ。
2005年09月11日(日)

舞台『ハオト〜羽音〜』,『檸檬屋新宿』


 朝、フラフラと新宿駅に着くと、山手線始発はホームに来ていて、今にも出発しそうなところだった。
階段を駆け上って間に合う。ヘトヘト。

 毎日午後出勤のツケで休日出勤。しかし会社に着いたのは15時半。18時には出る。
まるで合理的ではない働き方だ。

 下北沢の『本多劇場』で藤村忠生さんが出ている『ハオト〜羽音〜』というお芝居を見る。
18:00開演予定がアクシデントで19:00開演になるとのことだった。
会場のトラブルかと思ったら、重要な役の女優が今日の昼に体調不良で倒れたとか。
脚本を一部変えて上演すると、始めにアナウンスがあった。

大丈夫かいな、とドキドキだったが、オリジナルを知らない者には何の支障もなくラストに持っていったと思えた。
トラブルによって全員の一体感とテンションの高まりが感じられる、良い舞台になっていた。
それは大変なことだったのだろうと、最後の挨拶には私まで涙。

藤村さんの老人役というのは初めてで、老人の回想で話が進む、ある意味主役。
倒れたのが藤村さんでなくて良かった。

戦争がテーマで、精神病院が舞台なのだが、絶対こんな雰囲気ではなかっただろうと思う。

タイトルから、私の苦手な鳥が出てきたら嫌だなあ、と思っていたら案の定。きつかった。

 今朝までいた『檸檬屋新宿』に今夜も行く。同じく朝までいた常連Yさんもいる。

何故か電脳キツネ目組続々。選挙と山口組、日本の表と裏で起きているタタカイが肴。
「人の喧嘩はでっかい方が面白いのう。グフフ」と宮崎学さん。

宮崎さんのバーバリーのポロシャツが洒落たデザインでかっこ良かった。黄色?キツネ色か。
2005年09月10日(土)

『トリックスター』,冴島奈緒/SHR in Sleeper's,『檸檬屋新宿』


 夜はイベント盛りだくさんなので朝からお仕事、と思うのだが昼になってしまう。

 19時から高田馬場『トリックスター』にて「9.11直前 大緊急討論集会『この国の選挙の行方』〜君は小泉の勝ち誇った顔をみたいか?!〜」というタイトルで、お話は宮台真司、宮崎学、平野貞夫(元参議院議員)、高野孟(インサイダー編集長)。
後から駆けつけた野党の立候補者も入って、投票日を明後日に控えてまず「何故民主党は負けたのか」。あはは。

宮台さんの分析。かつての構図、農村保守VS 組合左翼ではなくなった。
農村保守は空洞化、不安を抱えた無党派層は「断固」「決然」の男気に吸引される「ヘタレ右翼」に。
小泉は農村型から都市型に自民党を変えた。組合貴族民主党は生き残れないと思っている人が少ない。
フリーター、シングルマザーなど弱者を支持基盤にするべきなのにわかってない。
岡田はコンサルに「笑うな」と言われて、絶対に笑わない。若い連中にはそれでは駄目。
「小泉さん、壊してくれてありがとう、後は民主党がやります」と言うべきだった。

平野氏の分析。民主党は小泉の主張を読み間違えた。
郵政民営化は日本のバリア、共同体を壊す。日本はアメリカの州となって、ニューオリンズのようになる。
今回の衆議院解散は憲法を停止している状態。なのに記者は書かない、議員も主張しない。これから恐怖政治が始まる。

高野氏は民主党結党に関った張本人として「製造者責任がある」と自ら認める。
小泉の「自民党を離党してでも郵政民営化をやる」という言葉をマスコミも民主党も甘く見ていた。
民主党は「公社維持はまずい」と言った。解散になって岡田は「年金が大事」と言った。
この時点で負け。理論と政策が正しくても駄目。

平野さんは「今日のイベントは会場がいいですね。『トリックスター』という名前がいい。政治にはトリックスターが必要なんです。かつての金丸信とかね。今の日本は病的トリックスターが総理大臣をやっているんだな」。
会場爆笑。

休憩時間となり、私は会場を後にする。
高田馬場駅への途中、2部に登場する某氏とすれ違う。彼の話は面白いので、聞きたかった。残念。

 しかしMARIBARパーティーに出演してくれた冴島奈緒/SHRの現メンバー初のワンマンライブ「兄貴、男になりました!」本公演も見たい聞きたい。
六本木『Sleeper’s』で最後の2曲に間に合う。盛況。
奈緒さんは黒いミニのドレスで、飛び跳ねていた。素敵。

終了後、バンド、ダンサーのSHRガールズ、スタッフ皆さんに挨拶。先日のMARIBARパーティーのお礼。
サエジマニアのoちゃん、奈緒さんの映像作品と衣装プロデューサーの三上るかさんらとお話。

奈緒さんプロデュースの「3000年型コスメティック」を解説してもらう。
これを使って奈緒さんはファンデーション要らずのお肌になったとか。
奈緒さんの頬をぷにゅっと触ってみる。なーるほど、スゴイ。と感心していたら
「真理さん、プレゼントするわ」。
感激!MetroStrip ソープを頂いた。最近お肌が荒れ気味で気になっていたところ。嬉しい。
奈緒様、ありがとうございます。

適度な人数が残っているところで「もう一丁やるか」的ノリで演奏が始まる。皆ビールを飲みながら。
「皆もどう?」と奈緒さんに促されてネクタイビジネスマンたちがステージに殺到、皆で『スタンド・バイ・ミー』。奈緒さんの包容力に菩薩を感じる。

 『トリックスター』集会がどのように終わったのか、或いは宮崎さんと皆で2次会などやっているのか気になって電脳キツネ目組KMさんに連絡。
宮崎さんは帰ったけど何人かで『檸檬屋新宿』にいるとのことで、合流。

お腹が空いていたので、残り物と穴子丼をバクバク食べる。
1時間ほどいて終電で帰ろうと思っていた。出ようかな、と思ったところへ宮崎さんから電話。すぐに終わる。
もう行かなくちゃ、とお勘定をしているのに「あのな」と話を始める住枝さん。
「早く!お釣りくれ!」と言ってるのに「もう無理だって」と続きを話す住枝さん。
「そんなことない!ご馳走様!さよなら!」と言って走る。

 赤信号に引っ掛かってしまい、何故か新宿駅南口に向かってしまう。頑張って走る。週末の終電は遅れることもよくある。

……今日は遅れなかったようだ。山手線は出たところ、中央線が出るところ。がっくり。トボトボ『檸檬屋新宿』に戻る。

「ほーら戻ってきた」と面白がる電脳キツネ目組。彼らも檸檬屋泊。
なんか、ハードな一日だったけど、まだまだ終わらない。

2時過ぎに住枝さんと従業員Mさんが帰り、3時過ぎに皆眠りに入ったところで、他の店に行っていたOMさんが戻って来て、4時半過ぎまで語る。
2005年09月09日(金)

アルピニスト野口健VS 康夫ちゃん,電脳キツネ目組カウンセラー


 選挙戦も佳境。バス停に立っていると小池百合子の選挙カーからアルピニスト野口健の声が。
テープかと思ったら、本人二人が車の中から手を振ってすぐ目の前を通り過ぎる。
私は野口健、面白くて大好きなのだが、無視。心が痛い。
小池百合子は環境相で野口健の活動に理解があるから応援するというのはわからなくもない。

だけど、環境問題なら康夫ちゃんだって熱心にやってるじゃないか。小池百合子を応援するなら手は振らない。
こんなに忠義に篤い私なのに康夫ちゃん、豊島区では見てないなあ。小林興起は見たくないが。

 宮崎学さんに言いたい、でも言い難い、言うべきか言わない方がいいか、うーん!と迷って、とある電脳キツネ目組組員に相談。
「そんなのほっときゃいいだろう!」と一蹴される
「きゃー、やっぱり?そうかー!そうよね。でももう言っちゃったの!たった今、メール書いちゃった!どうしよう?!」
「なんだよ、じゃあしょうがないじゃん」
「怒るかなあ?宮崎さん。恐い!ぎゃー、やばいー」
「怒りゃしないだろう、そのぐらいで」
「そうよね、そのぐらいのことなんだけどさ。でも私ずーっと気になって気になって」
「まあねえ」
「明日宮崎さんのイベントがあるから、このままだとドキドキして耐えられないと思って」
と言ったら笑われる。
「余計なこと言ってスミマセンって言えば?」
「それはメールに書いた」
「じゃあ大丈夫だよ」

ああどうか、大丈夫でありますように!野口健か長野県知事か、どころではない。
2005年09月08日(木)

映画『愛についてのキンゼイ・レポート』,恋の悩み相談室 電話編


 先週『セッソマット(色情狂)』で9編の性癖オムニバスを堪能し、本日は性を科学し、科学しきれない愛に辿り着く夫婦の物語『愛についてのキンゼイ・レポート』を見る。
『セッソマット』には遥かに及ばないが、面白かった。キンゼイ氏、可笑しい。

友人からもらった感想メール、

> 「モラル」「インモラル」ってなにかなー、モラルをつくるもの(映画の中ではキリス
> ト教)って人を幸福にするためにあるのか、不幸にするためにあるのか、と考えました。
> 宗教心はないのに、同じようなモラルがはびこっている日本は、なにがモラルのもと
> なんだろう? 社会規範だろうか。

に「『空気』じゃないですかね。『周囲の顔色』というか。」と返信。
それってモラルとは違うか。
現代日本にモラルなんてあるのかね?とも思う。判断基準は「違法かどうか」だけじゃないの?

 彼女が外国に行っちゃうかも、で揺れている友人と電話。
「語学留学なんて駅前でもできる、そんなんだったらやめとけ」と言うので語学留学経験者の私と激論になる。
「目的をしっかり持て」とか「計画性を持て」とか、言うだけ無駄。「無駄な金を使うことになる」「失敗した奴を何人も見てる」って、そのセリフ自体が無駄な説教、時間の無駄。
「自分探し・夢探し」という無駄な時を過ごしに行くのが目的なんだから。
語学留学は単なる手段、言い訳、「留学生」という立場で滞在を許可してもらう、それだけのことだ。

「そんな話がしたいのではない」と友人。
「彼女には語学留学なら止めておけ、と言わない方がいい。言ったら彼女ともこうなる」と私。
「そう思っているんだから、言うべきだろ」
行かないでくれ、そばにいてくれ、って思ってるんだろうが!「べき」でする話じゃないんだよ!

沈黙…。

で、本当に彼女は行きたいのか?「行くな」と言われたら行かないのか?
男から逃げたいのか?「待ってる」と言ってほしいのか?揺れる男の描く二人の将来とは?を検証してみる。

「俺はずーっと一緒にいたい。彼女も一緒にいてくれると言った。『離れる時は死ぬ時だ』って言ってたよ」
「へ?いつ?」
「何ヶ月も前」
「それプロポーズじゃないの?」
「そうかな?」
「そんなこと普通言う?営業トークかね?」
「そういうタイプじゃないね」
「で、なんて答えたのよ?」
「『ありがとう』って泣いた」
「結婚したいんじゃないの?女がプロポーズしたのに何ヶ月も放って置かれて、勝負に出たんじゃないの?このままなら行っちゃうよって」
「そうかな?」
「そうだよ!ばかだね!結婚しなさい」
「でも、今は…どうたらこうたら」
「いずれそうしたいと思っているんだ、って言えばいいじゃん。外国行きのことも考えなきゃいけないけど、その前に二人のこと考えてくれって」
「そうだね」

ああどうか、うまく行きますように!
2005年09月07日(水)

恋の悩み相談室 メール編,上納,『エールハウス』

 未明に友人(男)からメールが来てずーっとディープなメールのやり取り。恋の悩み相談というより泣き言。

彼女が外国に行きたがっていて、「行くべきだ」と言ったものの本音はそばにいて欲しい、待ちたくない、という話。

丁度昨日、付き合って1年になるこのカップルのことを考えていた。
女は男とのことをどうしようと思っているのか。留学?「そう来たか」という感じ。

男も行け!と思う。
行けない?戻らないわけないんだから、どうせ数ヶ月。待ってりゃいいじゃん。
待つのはいや?その女と付き合っているのも、「行くべきだ」と言ったのも男の選択じゃん。自分で「男の道」にしている。無理せず進め。
泣きたい?「行け、行きやがれ!」と言って泣けー。

「私がロンドンに留学した時、当時の恋人は俺を捨てるんだろ、と言った。私は待って欲しいと言ったけど、ダメになった。
関係は変わるよ。泣いて見送るしかないよ。せいぜいドラマチックにやるしかない。悲しいけど!」

> それは男に根気がなかっただけでしょ?僕はそんな風に思わないよ。話してくれて嬉しかったもん。なんでも相談しようねって言ってたから。
> それと、僕が送るのなら、彼女の気持ちが変わるだろうくらいの「最悪の事態」は覚悟するけど、でもねそうならないことを祈りながら待つよ。だからせつなーいのよ(´〜`)

「やっぱり待つでしょう。待ってる人がいるのは心強いもの。行け、待ってるからと言って欲しいよ。私の恋人もそう言ったよ。でも関係は変わる。だって変わるために行くんだから。
切ないねー。」

> どっちが変わるの?
> 行く方が変わるのか待つほうが変わるのか。
> 変わっても変わらないものもあるし、変わらなくても変わることだってある。
>
> 一概には言えない。
>
> 僕が聞きたかったのは、行ってほしくないけど「行け」って言うべきだと思って、そう言ったのはどうなのよ?ってとこだから。
>
> まだ彼女は行くと決めたわけじゃないし、そのときに強がって「行きなよ」って言ったのはかっこつけすぎかなあってことでつ。
> でも、そう言うしかできないんだもん。止められないよ、行きたいって思いを否定なんかできない

「関係が深い強いなら相手が変われば自分も変わるよ。好きな気持ちは変わらなくても距離や環境が変われば関係も変わる。変わらないものなどない。どう変わるかはわからないけど。
行け、と言ったのは当然でしょう。他に何て言うの?ホントは行かないで、って言いたいの?言いたいけど、言えないってこと?
言いたいなら言えばいいじゃん。泣きたきゃ泣けばいいじゃん。」

> なんか喧嘩腰だな(^_^;)
> 真理ちゃんらしいや、あはは。
> 行ってほしくないけど、行くべきだって思うから人は揺れるの☆

「いかせない方向に持って行きたいわけではないのね。
素直な揺れる気持ちを話せばいいのでは。
行きたきゃ行くわよ。泣こうが手首切ろうが。
まさか行かないでと言って欲しいのかしら?そんなつまらない女じゃないよね。
喧嘩腰かしら?私だって心は揺れているのだ。だから自分に言っているのかも。ごめんなさいね。」

 春からほとんど収入がない間、心配してくれた電脳キツネ目組親分にギャラの中からみかじめ料上納。
というのは冗談で、選挙で北へ南へ飛び回っている宮崎学さんにほんのちょっぴりカンパ。

選挙情勢は自民圧勝らしく、全く面白くない。実は皆国の滅び行く様を見たいのでは、と思ってしまう。

 MARIBARパーティー会場だった『エールハウス』でささきもと子さんと待ち合わせ。

待っている間にお店のスタッフとお話。
「冴島奈緒さん登場は、店史上ベスト3ぐらいすごい人かも。グラスにサインとかしてもらえば良かった」と言われる。
私自身もサインもらい忘れてしまったが、こういうことも大事と気づく。

もと子さんに、やっとバッグのお金を払う。
珍しいビールを飲みながら、彼女が留学してしまうカップルについて。
行く側、送る側それぞれの立場だったら?みたいな話。

友人が私を喧嘩腰だと感じたのは、私の中に「なーに言ってやがる」という感情もあるからだ。

宮崎学さんは「日本を捨てる」と言っている。電脳キツネ目組だってくるくるポイ!だ。
私は寂しいとか、行かないでとか、言わない。言えない。言っても無駄。待つこともしない。
世界中どこにいようと会いたきゃ会いに行けばいいし、遊べる残り時間を目いっぱい遊ぼうと思うだけ。

やりたいことを理由をつけてやらないのは、本当はやりたくないことだからだ。
誰だってやりたいようにやればいいではないか。
2005年09月06日(火)

『香港厨房』食い逃げ未遂,『おまた』,カウンセラー冴島奈緒


 朝から会社に行くつもりが、昼になってしまう。江戸川橋駅から会社への途中にある『香港厨房』に入ってみる。

店の雰囲気の割に値段設定が高い。ランチのエビチリ定食が1,200円とか。
回鍋肉定食杏仁豆腐付850円は普通だと思うが、火傷するほど熱く、ギトギト油の海で美味しくない。
トレイの回鍋肉の隣に載せられた杏仁豆腐も食後にはすっかり温まっている。大失敗ランチの巻。

お会計になって気づく、財布の中身は200円ほど。会社に行く前に銀行に寄らなければ、と思っていたのに忘れてた。
クレジットカードは使えないという。「すぐそこにコンビニがありますよ」と店員に言われて、外に出る。
手数料をケチって、ちょっと離れたコンビニまで行って、久し振りにまとまったギャラが入ったこともあって各種支払い・振替え・振込みなどしてから戻る。
食い逃げを疑われたのではないかと思ったが、笑顔の店員。かっこ悪い私。

 別の現場で働いているAさんから誘われ、ギャラも入ったことだし台風だけど飲むことになる。
Aさんは目白在住なので『なすび』を紹介しようと思ったら「台風だから休み!」と千秋さん。

では『おまた』。「きょうはやってます?」と電話すると「やってますよ、つぶれてませんよ」。雨風もどうということもなく。
MARIBARパーティーに来てくれたAさん、おまた兄にお礼。感想など聞く。

会社の話。最近500円が1千万円とかの万馬券を当てた人がいるという噂。その人の様子は全くいつもと変らない。
私だったらずーっとニヤニヤしちゃいそうだが。

 強くて激しい故にぶっ飛ばし過ぎて時々倒れる冴島奈緒さん。
「大丈夫ですか、私も最近頭痛が…」と奈緒さんのBBSに書き込んだら、

  追伸:真理様、

  ーーー頭痛で思い出しましたが、・・・

  ーーー十数年前、私が渡米・渡欧の帰国後、ずうっと頭痛が治まらず、ずきずきずきずきしながら悶々と日々を送り、今思うと信じられないけれど、朝からお酒を飲みながら音楽を聴いたり文章を書いたりしていました。そうしないと頭痛に邪魔されてしまうくらいひどかったのです。ーーー日本を出る前は、「早く行きたい」!!と焦りながら仕事や準備をし過ごしていたのですが、念願叶いテンション上がり過ぎて日本の生活に戻ると、チャネリングし切れず、ーーーその後の(それから今日まで継続している)私のあらゆる意味でのインディーズどっぷり人生にスタートを切るまでは、頭痛とオサラバ出来ず、バファリンやイヴなどアスピリンを飲む日々でした!!

忙しいばかりで賭けごとのようで、やればやるほどやることが増える本格インディーズ生活をものにしてからは、頭痛することは一切なし、しかし、本当に疲れる。

  ーーーご参考になるかわかりませんが(笑)、何らかの新たな挑戦の始まりかも知れません。笑。

  ーーーそのテンションを大切に。

とメッセージを頂く。頭痛が新たな挑戦の始まりとは、驚き。なーるほど!カウンセラー冴島奈緒、掛かりたい。
2005年09月05日(月)

意気消沈母,頭痛,MARIBAR “39” PARTY アルバム


 塗装工H事件以来落ち込んでいる母。朝晩の生存確認電話を義務付けるも、かかってこないこともしばしば。
全く出掛けず、池袋演劇祭の審査員も「なんだか見たいものもないし、やめとくわ」。

元気な時は「私は音楽だって演劇だって、何だって見るのよ!何でも行く!」とでっかい声で言う人がこの変りよう。
つまらないけど静かでいいや。

 私の方はこのところずっと夜になると頭痛。今日は明るいうちから激しくズキズキ。何で?

 出掛ける予定のない週末に家で諸事片付けようと思うと、平日の疲れが出て具合が悪くなることはよくある。
ダラダラと過ごして、また忙しい一週間が始まる。その繰り返しで年月が過ぎ、そして死ぬ。

私が死んでもこのアルバムを、日記を見て思い出してね!ってことで痛い頭で頑張って、やっと8月21日パーティーの日記を書いて、アルバムをアップする。

パーティーにいらしてくれた方も、来られなかった皆様も、覗いてみて下さい。スライドショーでお楽しみ下さい。
2005年09月04日(日)

『緑野大地プロデュース』,『QQ SMILE タピオカ屋さん』,『ご近所さん』たち


 昨日見られなかった『緑野大地プロデュース』の公演を見に池袋小劇場。
昼の回は空席があったらしいが、夜の回は立ち見。本当に小さな劇場で、舞台の半分ぐらいしか見えず。

街で人気者のヤクザが病院で死ぬという物語。退屈だった。
刑事が病室に3人で押しかけてきて、友達やら大勢いるところで話を聞く、なんてありえないし。
そんなことは超越して面白ければいいのだが。

 ロサ会館1階の『QQ SMILE タピオカ屋さん』の黒い大きなタピオカ入り豆乳をズルズルやりながら帰る。美味しい。

 以前も直メールかケータイメールをくれ、と言われて断ったら消えた既婚『ご近所』のTさん。
「いろいろ話したいから」って、ただメールのやり取りするだけなら何も不便はないし安心なのに直メールかケータイに、と言ってくるのは何故なのだろう?

美術館鑑賞サークルに参加しませんか、と言って来た『ご近所』初の女性Kさん。
HPも掲示板もないサークルでは活動状況がわからない。「いいけど初参加までは『ご近所さん』アドレスで」と言ったら消えた。

やれやれ、と思ったら昨年6月3日に切ったYから
 
> お休みの日はよくなにしてるんですか??
> 自分はドライブしてることが多いです

って、全く同じ会話をしたじゃないか!この人は誰よりも失礼だったので覚えている。もう反応しない。
しかし、お見合いパーティーと一緒で(行った事ないけど)、ホントに同じ人ばっかりになるんだなあ。
2005年09月03日(土)

クレーマークレーマー池袋演劇祭事務局!


 9月1日から第17回池袋演劇祭が始まって、私は審査員として指定された公演の1本目『緑野大地プロデュース』を見に行く。

池袋駅西口の東京芸術劇場小ホールに着くと、他の公演をやっている。
鑑賞券をよく見ると「池袋小劇場」と書いてあった。あらま。間違えた?
鑑賞券に電話番号が載っている「豊島区舞台芸術振興会」に電話。
「池袋小劇場は芸術劇場小ホールとは違うんですか?池袋小劇場の場所を教えて下さい」
6分間待たされ、「担当者がいないので…折り返し電話します」
「もう公演始まってるんで、すぐに電話して下さい」とお願い。

4分後最初に電話に出た人とは違う女性から「芸術劇場小ホールのことではないんでしょうか?」と電話がかかってくる。
「いや、他の公演やってるし」
「担当者が帰ってしまって書類が机の中にあって、わからないんです」
「はあ?事務局で、公演会場も、参加劇場の電話番号もわからないんですか?わかる人と連絡とれないんですか?こんな簡単な問い合わせに応じられないなんて、何のための事務局なんですか!」
「そうですね…もう一度電話します」

再び電話がかかり、池袋小劇場の住所を教えてくれる。「それってどこになるんですか?」
「さあ、地理には不案内なもので」
「ああそうですか。電話番号もわからない?」
「いえ、わかります」

最後に「申し訳ありませんでした」と言って電話を切ろうとするので
「パンフレットとかマニュアルを常に電話の横に置いて、参加劇場のリストは張り出しておくようにしたら?」
「はい、そうします。はい、どうもありがとうございます。それでは、はい、はい」
「お名前は?」
「はい、吉田です。はい、それでは、はい、失礼いたします」
電話を切った途端「うるせー女!」とか言ってそうな感じの切り方だった。
よく調べないで出掛けた私も悪いが、事務局の対応もすごくてビックリ。

池袋小劇場に電話。「今からいらしても、ロビーにも人が溢れてて、役者が全く見えませんが」と言われる。
へ?そんな人気劇団なの?諦めて明日の予約をして帰る。
2005年09月02日(金)

映画『セッソマット』,『MILLIBAR』


 渋谷の『イメージフォーラム』で『セッソマット』を見る。映画の日なのにここは参加しておらず。
「え?!1,000円じゃないの?ショック!」と一言言ってから1,500円払う。

しかし、素晴らしい映画で大満足。お薦め。皆、この傑作を見て見て見て。
エッチでばかばかしい映画は大好きだが、この1973年のイタリア映画は、ものすごくおしゃれ。
音楽がいかしてる。衣装がキュート。インテリアもかっちょいい。

そして話はくっだらないのだけれど、人間万歳!と喝采したくなる。
セクシーコメディの最高峰だ。セッソマット、セッソマット、セッソマット、ううーん。ああ面白かった!

 会いたい人と『MILLIBAR』で待ち合わせ。仕事で現れず。
「やっぱり無理です」とメールが来て、がっかり。ふと気がつけば終電ギリギリ。走る。
横断歩道から駅に到着している山手線が見え、もうダメかと思った。
階段を駆け上がるのがきつくて、ヨタヨタ。ほとんど私待ち状態だった。ふう。
2005年09月01日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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