『なすび』

 前彼にご機嫌伺いの電話。普通にお話、完全友人モード。この人とはこれぐらいが程良い距離ということで。

8月7日に千秋さんから『こぶとり物語−子宮筋腫、私の場合』の感想メールをもらって、その後『なすび』は長期夏休み、千秋さんはオーストラリアを旅していたらしい。
土産話を聞きに『なすび』。

友人のささきもと子さんを誘ったら、明日からの個展の準備で大変なところだったが、駆けつけてくれる。
(ささきもと子展 http://www008.upp.so-net.ne.jp/myhogasa/surmurs/smga.html)
千秋さんもデザイナーだし、『なすび』はアート関係のお客さんも多いので宣伝になって良かったかな。

千秋さんが「こんなのどう?」と、シドニーで買った『Pussy Cats (TASCHEN ICONS)』という画集を見せてくれる。
表紙は猫が淑女の格好をしていて、猫の画集か、擬人化した動物の画集かと思って「こういうの嫌い」。
パラパラとめくってみたらピカソ、ダ・ヴィンチ、エゴンシーレ、北斎など古今東西の巨匠たちの描いた猥褻画を集めたものだった。

「あ、なるほどね」と私。
「どう思う?」と千秋さん。
「いや、こういうのを描きたくて描きたくて、きっと一生懸命描いたんだろうなって」
「日本の女性もさ、こういう風に解放されたほうがいいと思わない?もっと大胆にさ」と常連のIさん。
「えー?日本の男性が解放されてないんですよ。縮こまってるのは男の方」
「何言ってんの、Iさん。真理さんは開放され過ぎてるくらいでしょう」と千秋さん。
「あんまり開放され過ぎてるのもねえ。秘めたる部分がないと」とIさん。
もと子さんと「さっきと言ってること全然違うね」と笑う。まあ、好き放題言ってくれ。

藤原竜也について、長渕剛と矢沢永吉の違いについて、さだまさしについて。
吉永小百合、岸恵子、高橋恵子について。

「私の隣に矢沢永吉を連れて来て、矢沢永吉が『時間よ止まれ』を歌ってくれたら、何でもする」と私。
「矢沢永吉の言うことなら何でも、だろ?」と常連Wさん。
「いや、連れてきてくれた人の言うことをきく」
「ほう」
「歌い終わったらその場で腹切って死んだりして。あはは」
などとくだらない話をして帰る。
2004年08月31日(火)

日記追記,東京地裁,『そば所 よし田』,映画『セックス調査団』,『ブラザーフッド』

 昨日の日記に書き忘れた。「池袋駅近くをぶらぶら買い物。」の後に追加。

 『THE DUBLINERS' IRISH PUB』でギネスビール、フィッシュ&チップス。
予想より美味しいけど、量が多過ぎた。

以上追記終わり。以下は30日の出来事。

 ファッションブランド『ジュンコシマダ』と闘っている、お友達の永原一子さんの裁判を傍聴しに、東京地裁。
13:30に始まって書類の交換ですぐ終わる、と聞いていたが、池袋駅に着いたのが既に13:30ぐらいだった。

東京地裁から出ようとしていた永原さんを発見。声をかけたら笑われた。
応援傍聴できず、お詫び。

 銀座に出て永原さんと『そば所 よし田』。
10年以上前に名物コロッケそばを食べたことがあるような気がする。
今日は二人ともとろろそば。

いろんな話。次回の公判は『ジュンコシマダ』側の証人が出廷するらしいので、必見。

 映画は1,000円で見ると決めているが、このところ割引日に見ることが出来なかった。
せっかく銀座に来たので何か見ることにする。
『セックス調査団』と『ブラザーフッド』、どちらにするかかなり迷って両方見ればいいと気づく。

 『セックス調査団』は舞台はアメリカになっているが、シュルレアリストのアンドレ・ブルトンが行った「性に関する探究」が原作。
この研究会にはダリも実際参加していて、それらしき絵を描く画家が登場。
ダリとは随分容貌が違うと思ったらイヴ・タンギーという画家がモデルらしい。

シュルレアリストたちが大真面目に議論しあう内容は、今では小中学生が悩み相談するような微笑ましい性に関する疑問だが、当時は最先端だったようだ。

人間椅子とか女体のサイドボードなどインテリアが面白かった。

 『ブラザーフッド』は国(軍)に騙された兄弟の話。またしても「騙されることは罪であり犯罪である。騙されることで人を傷つけ、また人を騙す」ってことか?

弟さえ助かれば自分も他の家族もどうなってもいい、そのために必要なら北も南も殺す、ってよくわからないけど韓国人なら理解できるのか?あの兄独特の考え方なのか?

戦争に高揚感は確かにあって、飢え死にしそうでも勝てば嬉しい、誇らしいらしい。
かなりリアルに描かれているという朝鮮戦争の戦闘シーンは銃撃戦の最中に殴り合ったり首を絞めたり、結構生身で闘っていて驚いた。
2004年08月30日(月)

映画『華氏911』

 せっかく沖縄のサークル参加のために残った『ご近所さんを探せ!』だが、今日のオフ会ドタ参を拒否される。
参加申し込みもしていなかったので当たり前か。
「他にもキャンセル待ちの人がいるんです」とのこと。
オフ会参加の条件である掲示板・ML投稿は、しようとしたけどうまく出来なかったのよね。しょんぼり。

 やることはあるもんね。本日は『bukuの日』で池袋の映画館は1,000円。
池袋シネリーブルは定員入替制。『誰も知らない』は完売。『華氏911』は最終回なら大丈夫。

時間が余ってしまった。オフ会の会場の店に行って一人で飲んだりして。
そんな嫌味なことしたら嫌われるだろうなあ、などと考えながらメトロポリタンプラザ、池袋駅近くをぶらぶら買い物。

 『華氏911』はいろいろけちもついてるみたいだが、私はブッシュを再選をさせるな!という思いで評価する。
涙もろい私は、息子をイラク戦争で失くしたアメリカ人女性の涙ながらの話を聞けば涙を流すが「でも軍隊に入ったんじゃん。家族は送り出したんじゃん」と思う。
貧しいから行かざるを得なかったって、わかるけど、自分で選んだんじゃないのか。
家族は、殺すか殺されるかの場所へ行くことを止められなかった。だから悲しいのだろうけど。

小倉で聞いた宮台真司さんの「自発的服従」とか、安田好弘弁護士の「騙されることは罪であり犯罪である。騙されていることで他人を傷つけ、また人を騙す」という言葉を思い出す。
いつまでも騙されてないでよ、アメリカ人。
2004年08月29日(日)

『STONE PLAZA』,『芦野温泉』,『松屋浅草店』,浅草サンバカーニバル,次へ

 朝風呂に入って、朝食。
『芦野温泉』は長く滞在する湯治客も多く、そういう人たちのための別メニューもあるらしい。
ホテルの建物は和風モダンな感じだが、ターゲットは年配客で、若いカップルとか女性向きではない雰囲気。

 牧野さんが『那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA』に車で連れて行ってくれる。
牧野さんのお母様も一緒。ご挨拶する。80歳を超えているがお元気。

今回の旅行の目的である展覧会とは、牧野さんの亡くなったお父様牧野正吉の回顧展だった。
水彩で、ゆかりの地である芦野や、尾瀬、日光、軽井沢、ヨーロッパなどの風景を描いている。
29日までの会期で大勢の人が来ていた。

牧野さんが「気に入った絵の前で写真を撮りましょう」と言って下さる。
母は芦野の風景画を購入。

美術館は隈研吾設計。昔からある石蔵を活かして、石と光のギャラリー、石と水のギャラリー、石の茶室など芦野石を使った建物を作っている。
そこに置かれた石の彫刻作品も素敵だった。

 『芦野温泉』までの戻り道を聞いていたら、牧野さんの親戚が車で送って下さると言う。
芦野と牧野正吉を解説、母が購入した絵の芦野の風景を描いた場所も案内してくれる。感激。

 最後の一風呂。お肌がきれいになったような気がする。
朝ご飯をしっかり食べたのでお腹は空いていないが、広間で風呂上りのビール、枝豆、栃木名物らしい餃子。

13時近くになってテレビのある部屋に移動。
正座をして乗り出すような格好で、先週録画を失敗して見逃した『新選組!』の再放送を見る。
この回では新選組の重要な人物山南が切腹する。これを見届けなくてどうする。

子供がそばにいて走り回っているが、私の正座とあまりに真剣な様子に不思議そうな顔をしていた。そばにいた母親もびびったみたいで「静かにしなさい」と注意。

ハンカチをバッグから取り出すために、画面から目を一瞬逸らすことさえ出来ず、顔も手も鼻水と涙でぐちょぐちょになる。
なんでこんなところでテレビにかじりついて涙ボロボロになっているの?とますます不思議そうな子供たち。

終わって余韻に浸る暇もなく宿の前のバス停へ。
那須塩原駅への車中、山南と恋人明里との別れのシーンを思い出してまた涙。

 母と上野駅で別れて、私は『松屋浅草店』の九州沖縄物産展へ。
7月31日に伊勢丹の沖縄物産展で見たおとひめサンダルが出店しているとのこと。
伊勢丹より品揃えが少ないが、オーダーメイドで木の素材と色と鼻緒を選んで購入。
届くのが1ヵ月後だから履くのは来年になるだろう。楽しみ。

『味家古家』の沖縄そば。母と上野駅構内のラーメンを食べなくて良かった。

 『松屋』の1階はすごい人、太鼓の音が聞こえる。エレベーターガールに聞いたら「サンバカーニバルです」。表に出るとさらにすごい人、すごい音。
松屋の入り口は駅の入口でもあり、階段があって道路より高くなっていて、目の前を通るパレードがよく見える。

最後まで見てしまう。
浅草サンバカーニバルは元内縁夫と見たことがある。楽しかったなあ。
一人でも面白いけど、やはり祭りは誰かと一緒じゃないと寂しい。

こういう時に『Jside.com』は使えるのかな、と思うがそんなことやってる場合じゃない、パレードを見なくちゃ。

 終わってバスで帰ろうと思ったら、交通規制されていた影響か、バスがなかなか来ない。
バス停がレコード店の前にあり、サンバな気分も吹き飛ぶ、いかにも浅草な大音量のド演歌を延々聞かされながら待つ。

 帰って『ご近所さんを探せ!』以外の、『Jside.com』やら外国人目当ての『Japan.com』やら『JAPAN PEN FRIEND』など全て退会。
『ご近所さん』は沖縄のサークルに参加しているため残す。

このところやる気がないのは、仕事で疲れたからかと思ったが、なんだかよくわからなかった彼との関係を私の中で終わりにしたからか?とも思う。
別れたというのでもなく、失恋したわけでもなく、サイトにアクセスしなくなったりメールを出さなくなるように終わる。つまんねー。
彼は面白い人だけど、私と二人ではつまんないことを何ヶ月もやってた。
関係は続いていても、恋はとっくに終わっていたのだ。

さて、次。出会い系サイトより、1日100以上のアクセスがあるこの日記を利用しない手はない。『MARIBAR』を私専用の出会い系サイトにすればいいのでは?と思う。方法を考える。

そこの素敵な貴方、待ってないで挙手!
2004年08月28日(土)

援助交際旅行

 早朝帰宅して少し寝て、12時に母と池袋駅待ち合わせ。10分遅刻。
大宮から新幹線で那須塩原駅。送迎バスで『芦野温泉ホテル』。

 新幹線の車中、朝まで一緒に働いていたAさんとメール。
私が「帰っていいらしい」と言われてちゃんと確認しないまま帰ってしまったことが問題になっているとか。
ひぇ、まずい。那須塩原駅でお詫びの電話。「結局大丈夫でした」とのこと。

残った人たち数名は8時まで作業をして、その後12時まで待機。
一旦解散して17時に再び召集がかかったが、皆「無理です」と断ったとのこと。
別の人たちが手配されたのだろうか。
校正は作業を分担、交代できるが、監督するクライアントは大変なことになっているのでは。
それでも9月1日には新しいカタログが出来上がるのだろう、なんとしても。

結構ヘヴィな仕事を終えた(多分)というのに、充実感がないのって寂しいものだ。
「お疲れ様」の挨拶もなく、あんな終わり方でよかったのか?

 「ネットで出会い」はもうやめる、と言っておきながら友達が教えてくれた『Jside.com』というサイトに、ケータイから登録してみる。
こんな風に旅先で、たまたま近くにいる人や地元の人と、すぐに連絡が取れて会ったら面白いかな、と思った。

しかし、どこのサイトもそうだけど、いろんな質問事項に答えるのが面倒&気恥ずかしい。
そう言うと「あんな赤裸々日記を公開してるくせに、恥ずかしいの?」と聞かれるが、顔の見えない不特定多数に愛想を振りまくようなコメントをしなくちゃいけないのがこっぱずかしい。

今回も即反応があったものの「芦野温泉て何県ですか?泉質は?」「栃木県です。アルカリ性単純温泉です」以上終わり。駄目だこりゃ。

 『芦野温泉』はテニスとダンスと温泉を楽しむ年配者のための宿、という感じ。
日帰りでも利用できるが「騒がしい子供はお断り」。
温泉好きの母は「ここのお風呂は最高ね」。

 今回の旅行は母の知り合いが芦野の美術館で個展をやるとかで、私はついて来ただけ。
費用は母が出してくれると思っていた。

それはそれとして、カタログの仕事のギャラが入ったら母からの借金を一部返せる、という話をしたら「返さなくていいわよ、あげるわ」。おお、母上様。
私は母に頼まれていた諸々の品を「じゃあ、そっちは私が出します」。
かなりバランス悪いが。

 夕食は『松籟館』で芦野回席いつき料理。ざる豆腐、お新香などシンプルなものが美味しい。
料理長の創作料理のようなものも工夫されていて楽しめた。

この宿を紹介してくれた牧野さんとお母様が一緒にいるのを、母が発見。
母が挨拶に行ったり、牧野さんがこちらの席に来たりしてお話。私は初対面。

部屋に戻って暫くすると、牧野さんから電話。バーで3人で飲む。
「私も浴衣ですので楽な格好で」と言われたのに、浴衣から洋服に着替える母。私は浴衣のまま。

母と牧野さんはかつて職場が一緒だった。私にはわからない当時の話や関係者の近況など。
バーテンの男の子はカクテルの勉強をしているようで、3人の好みに合わせてオリジナルカクテルを作ってくれる。
牧野さんに馳走になる。美味しかった。

部屋に戻ってまたお風呂。夕食で飲み残した甘い無添加ワインを飲む。
2004年08月27日(金)

朝までお仕事

 昨日の夕方派遣会社社長から電話があって、今日は夕方からお仕事。
しかし何時からかは決まっていない。徹夜にはならないのでは、という話。

午後になって「15時からってことで」と連絡が入る。手配した人たちに伝える。
出かける準備中に「今日って辰巳?別の場所?」と問い合わせが入る。へ?辰巳でしょ?
「確認してくれる?」
「今すぐ連絡とれません」
とにかく出かける準備をして家を出る。
「今日は辰巳ではありません」とメッセージ。他の人にも連絡。
30分に1本しかない、辰巳に向かう電車に乗ってしまった人がいて「あと2分早く言ってくれれば」。申し訳ない。

 神楽坂の校正室。消えた担当者は無事で、連絡はついたが仕事が出来る状態ではなく、休暇に入ったとのこと。生きててよかった。
担当者の上司は「やっとさっき3時間眠りました」とのこと。壮絶な仕事だなあ。

少し作業をして、晩御飯。M、Aさんと『ジョナサン』。
今回の仕事は私にとっても相当ハードだが、友達と一緒で結構楽しい。
恐らく今日が最終日。あと少しだ、頑張ろう。

明日朝から予定のあるMは終電で帰る。
25時近くになってコンビニに買い物に行こうとしたら「クライアントが急いでいるから」と作業の続行を求められる。
こんな時間に空腹でやってられるか、と思って作業中断。
一人で行け、と言われたが、夜道は危ないので2人で買い物に行く。
戻ってきたら「どこまで終わってるの?」と聞かれて、お預け状態になる。

3時ごろ出来たゲラを提出したら、あとはひたすら待機。
「5分後に」「10分待って」って30分たっても連絡なし。

誰かが「もうやだ。この仕事、2度とやりたくない」と言った。
私は「もう一度やりたい。次はちゃんとやる」。

気がついたら机に突っ伏して眠っていた。間もなく5時。

Aさんが「次のゲラはいつ来るかわからないそうです。帰ってもいいみたいですよ。他の人も帰りました」と言う。
昼から旅行だと言ったら「じゃあ帰った方がいいですよ」。

ボーっとした頭で校正室を後にする。駅入り口についたら時間ギリギリ。
必死で走って始発。疲れた。
2004年08月26日(木)

映画『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』,『La Marie Jeanne』

 その後電話がなかったので、今日はカタログの仕事はお休みらしい。

藤原竜也が主演でなければ絶対見ない、映画『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』。
難病の弟のために闇社会で生きる兄って、見ないうちから想像できる物語。
思った通りの展開。つまらん。

藤原竜也のプロモーションヴィデオとしてはきれいに出来ていた。
夜の新宿も美しい。それだけ。

 高校からの友人たちと銀座のフレンチ『La Marie Jeanne(ラマリージエンヌ)』。
中東、中国を長期一人旅して帰国したMのお帰りなさいの会。
とはいえカタログの仕事をMに手伝ってもらっていた私は、今は同僚という立場でもあり、なんだか不思議な感じ。

消えたカタログ担当者の話。Mは「どんなに忙しくてもイライラして人に当たったり、声を荒げたりしない、いい人だった。日曜日、残ってほしいと言われたのに帰ってしまって、そのせいかと思うと心が痛む。」という。
私もだ。私は初めから一緒に仕事をして、だんだんスケジュールがずれて行ったり、トラブルになっていたのを知っていたのに、何もしなかった。
「大丈夫か?」と思ったことが何度かあっても「大丈夫なんですか?」と言っただけだ。
私はどうすればよかったのか。

7月6日とか8月14日の『ご近所さん』の話。
皆に「真理ちゃん、そんなのやめなよ」と呆れられる。「はい、もうやめる」

他にKMちゃんが見てきた映画『華氏911』の話、中国の話、親の病気、歯科治療についてなど。

 BBSで今の髪型をディズニーキャラクターの「クルエラ」みたい、と言われたが「それならこっち」のスタイルをヘアカタログにアップ。
http://photos.yahoo.co.jp/msakurai_0818
この写真は1月26日『太古八』にてKMちゃんがとってくれたものだ。再送ありがとうございました。
2004年08月25日(水)

お疲れ

 10時前に家に着くがすぐには眠れず、昼近くに布団に入る。
電話で起こされる。「これから辰巳に来てもらえますか?」と、消えた担当者の上司。
19時だった。「今起きたところで、すぐには出られません」と言ったら「また電話します」。

出かける支度をしていたら、昨日から一緒に仕事をしてる友人Aさんから「今後の仕事はどうなるんでしょう?」とメール。
上司に「支度はできましたが、どうします?」と電話したら「今日は大丈夫そうです」。
「明日以降は?」
「来てもらう必要があれば今日中に連絡します」

やれやれ。疲れて、溜まっている日記も1日分書くのがやっと。
2004年08月24日(火)

消えた?

 辰巳の会社に着くと、担当者は床で寝ていたようだった。
まさか昨日皆が帰ってしまった後一人で徹夜作業をしていたのだろうか。
相当疲労が溜まっている様子。

お客さんとのデータ確認は?今日の作業は?と質問はいろいろあるが、担当者は出たり入ったり、電話応対などで話しかけられず。
正座して頭を床に擦り付けて電話している担当者。どうしたんだろう。

気がつくと担当者の姿が見えず。携帯電話は留守電のまま連絡とれず。
皆指示待ち状態のまま夕方になる。
担当者の上司が現れ「皆さんこれから別の場所で作業してもらえますか。桜井さんはこちらに残って下さい」。

担当者と連絡がつかなければお客さんと直接確認すればいいと思うのだが、お客さんも取り込み中。中途半端な確認しか取れず、しかしそのデータを基に作業は続けられることになる。大丈夫なのか?
昨日担当者に渡した原稿はお客さんに届いているのか?それは入力しなくていいのか?

20時過ぎ、担当者の上司らとともに私も別の場所へ移動。上司らは緊急対策会議。
先に作業をしていた皆は晩ご飯休憩中。
私も、16日まで一緒に仕事をしていたAさんとは別のAさんと『デニーズ』へ。
消えた担当者のこと、これからの作業を案じつつ「いか青じそたらこスパゲティ」。

これまでの業務と現状を全て把握している人はおらず、手探りの作業と待機。
終電で帰りたい人、タクシーで帰りたくない人などいろいろいたが、結局皆辰巳に戻って作業をすることになる。24時過ぎ出発。
私は3時頃終わるかと思っていたが、8:30までかかる。ラッシュに逆行してヘロヘロになって帰る。
2004年08月23日(月)

お仕事,『月の雫』

 カタログの仕事で、別作業があるとのことで急遽出勤。10時に来て、待機。
日曜日は社食が休業。お昼をどうするかが一番の課題となる。
『出前館』というサイトがあって、皆で検討。

20日に仕上げたデータは担当者に「間違いないね」と念を押されて提出した。
「どうでした?」と聞いたら「ん?大丈夫なんじゃないかな、多分」。

私が提出したデータにお客さんが入力して、更に私が新データを追加することになっていた。
ところが、お客さんが上書き入力したのは私が提出したデータではなかったことが判明。
なんでそうなるの?これをどうするの?お客さんに確認しなくちゃね、という話になる。

マックのせいなのか、ファイルメーカーのせいなのか、プリンタに問題があるのかわからないが出力がうまくいかなくて後から提出した原稿が、見当たらないので再度出力してくれと言われる。
マックからWINにデータを移して、なんてやってたら担当者の机に「見当たらない」はずの原稿を発見。
捜したのか?と思うが担当者はかなり疲れている様子なので「今度は失くさないで下さいね」。

18:00を過ぎて、漸く作業の終わりが見えてきた時に「次の作業は…」と担当者。
年長者のKさんが「これから?これを全部?無理ですよ。今日はここまでと聞いていますし、皆疲れてますから」と言ってくれる。
「無理ですか…。誰も?」と担当者。誰も「残ってやります」とは言わない。

何故、始めから全ての作業の指示をしなかったんだろう。できなかったんだろうか。作戦だったのか。
皆が「お先に失礼します」と言って部屋を出る時、担当者が「お疲れ様でした」と言って見せた表情は忘れられない。

 同僚のNさんとご飯を食べて帰る。ドリンク一杯無料券をもらったので『月の雫』。
仕事の話、『ご近所さん』の話。14日の『笑笑』の話をしたら「今までその男はそのやり方で8割方成功してきたのよ。それでついて行く女がいるのよ」と言われる。なるほど。

Nさんも「身長は170cm、ってメールに書いて来て、会ったらどう見ても150cmしかなかった」とか、「ロサンジェルスで医者をやってると言う人もいて、友達は『嘘に決まってる』って言ったけどメールは結構信憑性があった。でも会ったら『その頃のことは思い出したくないから聞かないで』だって」などと微笑ましいエピソードいろいろ。

たった一人残っている『ご近所さん』から届いた写真が衝撃的だったのでみんなに見せてしまった。
「悪くないじゃん。約束したんでしょ、会わなきゃ駄目よ」と言う人もいた。
でも「私になりすまして、代わりにどうぞ」と言ったら「いえ結構」。

私は自分のことは棚に上げて外見重視、大変面食いなのである。
人がどう思おうが関係ないが、私自身が「なんていい顔、スタイルなんでしょう!」と思わなければ恋には発展しない。
これまで「ルックスは好みではないけど好き」になった人は一人だけ。
という話をすると「見た目はあまり関係ない」と言う女性が多い。綺麗な人ほどそうだったりする。

今回写真を送ってくれた人も自信ありげだったが、それでいいと思う。
私は会わないが、彼を好きになる人はいるだろう。

 家に帰るとNHK『新選組!』の録画を失敗している。ショック。
2004年08月22日(日)

鬱気分

 映画監督の高橋玄さんと映画『カロン』に出演した俳優たちが、宣伝キャンペーンのために流山のお祭りでパフォーマンスを披露すると聞いた。
行きたかったが、流山ってどこ?流山のどこで?状態で無理。

 電脳キツネ目組YさんがくれたルータでPC2台をLAN接続するべく作業。うまくいかない。
YAHOO!BBサポートに電話。WIN98のノートPCがいかれていることが判明。ウィルスに侵されたんだろうか?修理に出さなきゃいけないらしい。ああメンドクサ。
VAIOのデスクトップPCについてたノートンのウィルスチェックが期限切れで、YBBセキュリティに切り替えたらそちらもなんだか変。

 校正の派遣会社から15時ごろ電話。「今日17時ごろから終電までアルバイトできる?」
「いやー、ちょっと難しいかも」
「誰かいない?探してくれる?」
手配作業。なんとかなる。私も稼ぎたい気持ちはあったが体力的にきつかった。

なんだか休んだ気がしないなあ、と思っていたら明日は出勤となる。ふう。
あと少しなので頑張ろうっと。
2004年08月21日(土)

『檸檬屋新宿』

 カタログのお仕事復活。今日は別件の取材が入っていたが、延期してもらった。
今日中に仕上げて、と言われた2つの作業を終えたのが23時前。
クライアント担当者が「来週明け10時にお客さんに提出だけど、間違いないね」。
「大丈夫だと思います」
「『思います』じゃ困るんだけど」
「あ、はい。大丈夫です。多分。じゃなくて確かに」

 『檸檬屋新宿』ではお誕生日祝いのケーキを用意してくれているとのこと。
電脳キツネ目組のMさんがご馳走してくれる、というので頑張って23時半過ぎに着く。

住枝さんが「おお、丁度良かった。今いいところやぞ」。何かと思ったらオリンピック。
「ああ、そうなんだ」
「桜井は興味ないんか」
「はい、全く」
「つまらんのう」
「でもテレビ映るようになったんだ。良かったですね」
「スカパー引っこ抜いたら映った」
って、それを映らなくなって2年も経って発見するとは、さすが住枝さん。

私の好きなタイプの、フルーツがいっぱいのったケーキを頂く。ありがとうございました。

キツネ目組Mさんと従業員Mさんとお話。彼のこと。
「誕生日のメッセージもくれないんだから、全く関心ないね。もう駄目よ」
でもあんまり悲しくない。期待してなかったからか、私も冷めてしまっていたからか。

24時過ぎ、閉店。一緒にお店を出る。ギュウギュウの山手線で帰る。
2004年08月20日(金)

『TIVOLI』

 ゴトゴト、ジジジジジ…、ゴトゴト、ジジジジジ…
隣の部屋?もう!煩いよ。壁薄いのか?リーガロイヤルホテル小倉は。
まだ5:30じゃないか。部屋を変えてもらうのも変な時間だが、これじゃ眠れん。

クレームの電話を入れようと思った。しかし窓の外を見て、台風による強風の音だとわかってやめる。きっとどこの部屋も同じだろう。テレビの音で風の音をごまかす。

 チェックアウトしていると電脳キツネ目組のAさんから声をかけられる。
『ロビーラウンジ TIVOLI』でMさん、Kさんとお茶。
小倉ツアーについて、次のイベントについて、文章道場について。
JTBのツアーが3万円ほどだったと聞いて、トホホな気分になる。
5万円を軽く越している私。ええい自分への誕生日プレゼントだ。

 台風で交通ダイヤの乱れは続いているらしく、こちらも合わせてちんたらと駅に向かったら丁度いいタイミングで東京行きののぞみが来て、座って帰れた。

 昨日誕生日のお祝いメールを頂いた方たちに返信。
恐らく私の誕生日など覚えていない、大好きな人から来たメールも嬉しかった。
後から知ってメールをくれた方も、皆様どうもありがとうございました。

 私の代わりにカタログの仕事に急遽入った人たちはどうしただろう、と思ったら「暇です」とのことで胸を撫で下ろす。
ところが家に帰ったら「大変な目に遭いました」とメール。
晩御飯抜きで22時過ぎまで働いて、深夜に人里離れた山道を自転車で何十分もかけて帰らなければならなくなった、と言う。

心配なので家に着く予定時刻を聞いて「その20分後になっても連絡がなければ助けに行くから」と言って待つ。
予定時刻の1分前に「家に着きました」とメールが来て、安心する。

しかし助けに行くなら山道のルートや住所を聞いておかなきゃ駄目だよな。
2004年08月19日(木)

「法の下の平等を問う」リレー講演会,『まつり茶屋』,『LOVE ROCK』

 私は目覚まし時計を3個セットしている。まず「午前7時20分です」の音声目覚ましが鳴る。
うえ、二日酔いだよ。参ったね。今日は仕事?休みじゃなかったっけ?え?7時?おい!
やってしまった。6:30羽田発福岡行きANA981便は既に飛び立っていることだろう。あああ。

ANAに電話。乗り遅れ手数料6,420円也。飛行機で行くには正規料金チケットを購入しなければならない。33,300円也。ひぃ。
帰りのチケットは買っていなかったので、のぞみで往復することにする。

それにしても、酔っ払ってもちゃんと化粧を落として寝間着に着替えたのに、何故目覚ましのセットをしないで寝たのかなあ。小倉行きを忘れていたのか?ああショック。気持ち悪。

 支度もダラダラしてしまい、10:50東京駅発のぞみで小倉へ。穴子の駅弁。
二日酔いはご飯を食べると治ることがあるが、頭痛は治まらず。

 彼にメール。「お誕生日だっていうのに。元気が出るメッセージ下さい」に反応なし。
実は深夜にも誕生日メッセージを催促するメールをしていたのを発見。記憶なし。呆れられたか?

 15時半過ぎに小倉駅着。JR職員は九州厚生年金会館は小倉駅が最寄と言い、警察官は西小倉駅から徒歩15分だと言う。改札で回収されてしまった乗車券を取り戻して西小倉駅。
あまりに暑くて荷物が重くて歩くのが辛い。バスがあるらしいので待つ。
これは後でわかったことだが、小倉駅からバスに乗れば便利で早かった。100円だし。

バス停に一人で立っていたら、ぼーっとした顔つきの若者が「どこへ行くんですか?」と話しかけてきた。
「厚生年金会館です」
「なんかあるんですか?」
「講演会があります」
「面白いんですか」
「はい」
「そうですか」
と言って、去る男。なんだか目つきが怪しい。
ちょっと経って見たら、すぐ先の街路樹に向かって立ちションしている。
もー!なんなんだよ。

 会場に着くと、講演をする弁護士の安田好弘さんも着いたところで、電脳キツネ目組のMさんが迎えに来ていた。
「飛行機乗り遅れちゃって」と言ったら「ああ、君ならあるね」とMさん。

スタッフは打ち合わせ中だが、私は具合悪くて項垂れる。役割分担が決まって移動。
予定通り飛行機で着いたら私は講師の宮台真司さん付きを願い出ようと思っていたが、遅刻して来て言えることではない。

私の担当は受付。会場時間前から集まっていた入場者はどんどん増えて、大ホールもロビーも溢れ返る。
そんな最中にカタログの仕事の派遣会社社長から電話。
「今日休みとってるんだって?仕事あるんだけどどこにいるの?」
「私、今東京にいないんですよ」
「明日は?」
「明日も早い時間に東京には戻れません」
「そうか。誰かいない?」
ってことで、受付で整理券を回収したり資料を配布しながら、人の手配の電話。

友人に繋がって電話の向こうから「えー、でも真理ちゃんいないんでしょう?私よくわからないけど大丈夫かなあ?」と聞かれる。
同時にこっちでは入場者に「これ、入ってまた出て来れる?」と聞かれる。
「はい、どうぞ。大丈夫です」と力強く答えると、電話の向こうの友人は「そうかな」。
引き続き社長に電話で報告したり、友人に連絡したりしながら受付を捌く。

会場にはこの周辺地域のやくざとその家族、友人が全員集合したのかと思う程のすごい人数。
皆さん個性的なファッション。

受付が落ち着いてきたので会場内へ行って「『警察はここまで腐蝕していたのか』(宮崎学編著)出版記念 法の下の平等を問う リレー講演会」を聞く。

宮崎学さん「私は『暴力団のいる明るい社会』がいい」。会場大拍手。

安田好弘さん「国家に、政府に、警察に『騙された』と言う人がいる。騙されることは罪であり、犯罪である。騙されていることで他人を傷つけ、また人を騙す。政府、警察など権力がやっていることには批判的であらねばならない。嘘があるから。何が真実で、世の中がどのように変ろうとしているのかを見て欲しい」

宮台真司さんのお話は「自発的服従」がキーワード。「弱いものが強いもののケツをなめることを選択するなら、プライドの問題になる。弱いから仕方ない、だけど美的に嫌だと思うなら自分たちで相互扶助をやるしかない」楽じゃないけど、ってことだろう。

終了後、宮台さんと少し立ち話。打ち上げに参加されるとのことで、いろいろ話せるかと楽しみにしていた。
会場の片付けをして、打ち上げ会場に向かう車の中で、キツネ目組のAさんと宮台さんの話。
「真理さん、宮台さん付き希望だったんだ。じゃあ打ち上げの席で協力するわ」とAさん。
「私は小倉デート?とか妄想していたんだけど、明日早朝に帰るらしい」
「だったら今晩じゃない」
「キャー!」

 などとふざけたことを言いながら、打ち上げ会場『まつり茶屋』に着くと、宮台さんの姿は見えず。
台風を回避するため宿泊をキャンセルして東京に帰ってしまったとのこと。
誰かが「今頃フィールドワークしているんですよ」と言うと、宮崎さんが「いや、ちゃんと送ったから」。
あーあ、ナンパ作戦失敗の巻。まあまたどこかで会うこともあるだろう。

宮崎さんが皆に「桜井さんは今日誕生日だそうです」と言ってくれて、皆が「おめでとう」。
ありがとうございます。
ついてないようなラッキーなような、いい男三昧ですごく楽しいけどちょっとつまらん、頭が痛い、懐も痛いの誕生日。この歳もこんなかい。ま、面白ければ何でもいいが。

私は受付をしていて聞けなかったが、今日の講演会でゲストスピーチをした第11回松本清張賞受賞作家の山本兼一さんとお話。
「書くことを商売にしたいなら日記はやめた方がいい。言われない?趣味ならいいけど、エネルギーを使うからね」と山本さん。
「私は他にどうしても書かなきゃならないような溢れ出るストーリーはないんですよ」
「溢れ出るストーリーがある人なんてほんの一握りで、皆苦労して搾り出してるんだよ。だからエネルギーを溜める必要がある」
「日記を書いていたら溜まらないですか?日記をやめたら書けるようになるんだろうか」
「やめたら書けるってものではないけど、日記を公開して文章の練習をするとか、人に読んでもらうとか、そういう時期はもう過ぎたでしょう」
「そうですか。考えます」
貴重なアドバイスだ。私は楽しい方へ、楽な方へ、気持ちいい方へ、ぬるい方へと流される。
じゃなくて自分から行くんだけど。考えなくちゃ。

宮崎さんからは「文章道場は桜井がやれ」と言われる。やりますやります。
山本さんは「それもいいけど」。
うーん、要は書くエネルギーになるとか、お金になることをやりなさい、ってことか。
人からは消耗するばかりに見えることも、私にとっては生きるエネルギーや人生の彩りだったりする。
結局したいことしかしないような気がするが、したいことがいかにすればできるかは考えないと。

安田さんとは興味深いお話いろいろ。安田さんは壇上でするお話は格調高くて、こういう席では優しい、ほんわかした雰囲気で素敵な人だ。

本日の講演会と同じ時間に警察は近くの公園で暴力団追放キャンペーンをやっていた。
潜入部隊の人の報告で暴追グッズの団扇やティッシュが紹介される。
宮崎さんと共著で『獄楽記』を書いた四代目工藤会総裁付室長の上高謙一組長に、宮崎さんが団扇を盾のようにして見せると、「おおっ、こんなの作っとるんですね」。
私が「刑務所の作業で作ってたりして」と言ったら笑ってくれた。
その暴追キャンペーン団扇を持って、私との写真に並んで下さる上高さん。お茶目でかっこいい。

 講演会の司会をした弁護士さんが『LOVE ROCK』というゲイバーに皆を連れて行ってくれる。
私はゲイバーは初めて。オネエサマたちとお話、カラオケ。

24時になって店を出る。リーガロイヤルホテルのバーで飲みますか、という話になったが24時閉店。
二日酔いでも少し飲むと元気が出たりするものだが、今日はお終いまで頭痛。
そんなこんなの「お誕生日会 in 小倉」だった。違うか。
2004年08月18日(水)

待機,『ミリバール』,ナインアンダー in 渋谷屋根裏,『集』

 2週間以上振りで彼の声を聞く。「仕事が忙しいのはいいことじゃない」と言われる。
恋愛で忙しい方がいいんだけど。

 仕事は今日から一人体制。クライアントの担当者Aさんは昨日も徹夜だったようだ。
「やることありますか」と聞くと「じゃあこれ数数えて。15分でできる?」
「これを?原稿めくるだけで15分以上かかると思いますけど」と言ったら
「じゃあいいや、俺やる」と言われてしまう。
指差しながら「1、2、3…」って、そんな数え方でいいのか?

その後もずーっと待機。Aさんは出たり入ったりするが仕事の指示はない。
「取引先の担当者が倒れた。代わりの人間が捕まらない」との話を聞く。
「Aさんは倒れないで下さいね」と言ったら「倒れてーよ」。
もともと16日まで、と聞いていた。明日、明後日私はお休み。大丈夫なのか?

 ナインアンダーのライヴまで時間があったので『ミリバール』に寄る。
とんぶりとアボカドの冷やそう麺だっけな?夏の新メニューを頼んだらチーズ入りだった。
頑張って食べてみようと思ったが無理。もう一人いたお客さんがもらってくれる。良かった。

 『渋谷屋根裏』に着いたら、ライブは既に始まっていた。楽しく踊る。

黒いベアトップで脇に大きな穴の開いたドレスの女性が、本格的なカメラを構えて動き回っている。
そういえば、いつもいるカメラマンがいないなあと思ったら、ご本人だった。
ライブ後、いつもの格好に戻った彼とお話。衣装について嬉しそうに恥ずかしそうに目をキラキラさせて語っているのが可愛らしかった。

ベースの松本美弥子さんに「カメラマンのOさんと真理さんは客席のファッションリーダーだね」と言われる。
髪型も皆面白がってくれて嬉しい。

 打ち上げ、10人ぐらいで『集』。ボーカルのジャブロ君が「自己紹介しよう」と言っておきながら全員を紹介する「タコ紹介」。
飲む、しゃべる。楽しかった。
2004年08月17日(火)

お仕事

 カタログの仕事は今日で一段落、と聞いていたが終わりそうな様子はない。
私は別の作業で仕事があると聞いているから延長可能だが、同僚Aさんは今日までの契約。大丈夫か?

クライアントの担当者は徹夜続きでいっぱいいっぱいな感じ。質問をしても答え保留のまま。

終電に間に合わず、タクシーで帰る。高速の入口がいくつかあるらしく、迷って遠回りになる。疲れた。
2004年08月16日(月)

原稿

 『月刊やきものネット』の原稿。
今回は前に書いた原稿を手直しするだけだと思ったら翌朝5時半過ぎまでかかる。
2004年08月15日(日)

『笑笑』

 『ご近所』のNさんと会う。
「お酒でも飲みながら美味しいもの食しますか」という話で「和風居酒屋」はいいけど、『笑笑』はないだろう。
Nさんはかっこ悪くないし、メールもつまらなくないし、女性と会う機会は多いらしいのに、これでいいのか?

他の人の話はしない方がいいかと思ったら、聞きたい、とのことなので『ご近所さん』の話など。
「彼はいるの?」
「微妙ですね。もう4ヶ月会ってないからなあ」
「それは付き合ってないでしょう」
「そうですよね。でも別れてもいないんだけど。」
「『ご近所さんと会ってる』って言ってる?」
「言ってない。言っても『フーン』ぐらいなもんだと思う」

 店を出て散歩。手を繋いで歩きながら話していたらホテル街に向かっている。
「こっちの方は怪しいので、あっち」と言ったら「休憩していきますか」。
「しません」と言って駅に向かう。

電車の中で「初めて会って誘うことはよくあるの?うまくいく?」と聞いたら「うまく行くこともある。誘われない?」
「誘われない」
「おかしい。男じゃないね」
「初めて会って、っていうのはあまりないんじゃない?」
「初めてでも2回目でも同じでしょう」
そりゃそうだけど、『笑笑』→「休憩しますか」で行くか?つまらな過ぎ。
2004年08月14日(土)

映画『イザベル・アジャーニの惑い』,TBS『恋するハニカミ』

 意外に早く仕事が終わって17:00に会社を出る。
金曜日は女性900円のシネスイッチ銀座で『イザベル・アジャーニの惑い』を見る。

上衣を着ているのに震える程寒い。暫く快適、また極寒。冷房壊れているのか?
休憩時間に従業員に聞いたら、エアコンが古くてそうなるらしい。膝掛けを借りる。

以下ねたバレあり。

時間が合わなくて途中から見て、次の回の冒頭だけ見ようと思ったらまた最後まで見てしまう。
2回見る程の映画でもないが、最後の手紙が気になったので。

追えば逃げる、逃げれば追うの恋愛ゲームがズルズル続く男女関係、ってどうってことない話。
だけど追う側の女の切なさ、逃げ切れない男のダメさに胸が詰まる。
死んじゃってからわかる、結局好きなんじゃん。

 帰ってテレビ。TBS『恋するハニカミ』は芸能人同士のデート番組。
藤原竜也の軽井沢デート後編。相手は中越典子。可愛くて感じの良い女の子。
「いやーん、かわいい!きれい!」と一人で叫びながら見る。

ドライブで藤原竜也が選んだBGMが長渕剛。これには「げっ!ほんとかよ?!」
「かっこいいでしょ?いいんだよこれ」って得意になってる藤原竜也。かなりショック。
中越典子も相当戸惑っていた。
役者の男子は長渕好きが多いんだろうか。あれ、かっこいいか?
いつか長渕ファンであったことを恥ずかしく思い出す男になってほしいものだ。

ああ、それにしても美しい。毛穴が見えるくらい近くで見たいなあ。

『イザベル・アジャーニの惑い』の男は「へんなの。そんなにいいか?」と思いながら見ていたが、藤原竜也でリメイクしてくれ。
2004年08月13日(金)

ランチ買出し,テレビ見逃し

 お盆モードで社員食堂はランチ営業のみ14時まで。仕事が詰まって間に合わず。
辰巳駅周辺はお店は皆無。炎天下、初めて駅の反対側に行ってみる。
こっちも団地と公園で商店街などはないが、生協があった。
残業の可能性もあるのでお寿司、惣菜、菓子パン、お菓子と大量に買い込む。
汗だくになって戻ったら休憩時間はあと10分。急いで食べる。

20:30まで仕事。買い過ぎた食糧を持って帰る。疲れた。

 藤原竜也がテレビ出演。スケジュール帳に書いておいたのに、「12日0:20」って昨日の深夜だった。くそぉ。24:20って書いてくれよ。
明日も違う番組に出るから、それは絶対見る。
2004年08月12日(木)

映画『嵐の季節』,『KUA`AINA』,お仕事

 カタログの仕事は佳境だが、高橋玄さんの10年前の代表作『嵐の季節』をスクリーンで見られる機会はめったにないので、中抜けして五反田。

電脳キツネ目組のN君は仕事が夏休みということで午前中『CHARON』を見て、午後に『嵐の季節』を一緒に見る。

『嵐の季節』は主演高嶋政宏、美保純の青春映画で、他にも崔洋一がぶっ壊れた映画監督役だったり、「おっ」とか「プッ」と声が出てしまうような人たちがあちこちに出てきて面白かった。
強そうなイメージはない高島政宏が空手の学生選手をやっていて、嘘っぽくなくてちょっと驚いた。

『嵐の季節』は2億円、『CHARON』は2千万円の制作費だそうだ。
玄さんの「プロの作った自主映画で世界市場で勝負する」という挑戦は価値あるものだと思うし、尊敬する。面白い。

21日土曜日は流山で祭があって、映画の宣伝パフォーマンスで、『カロン』に出ている俳優舩木壱輝さんがアクロバットを披露し、玄さんが和太鼓を乱打することになっているらしい。
出番は16時過ぎから15分だけの公演、とのことでお近くの方は是非。って話だが流山のどこでやるんだろう?
見に行きたいが流山は遠そう。

 お昼を食べていなかったのでN君と『KUA`AINA』。
ハワイのハンバーガーショップらしく店員の第一声は「アローハ!」
マヒマヒサンドセット1,030円は高いと思った。

映画の話、仕事の話など。
「仕事大変なのに中抜けできるんですね」とN君。
「できるというか、するしかない」と私。
大変さを話しているつもりなのに「楽しそうですね」と笑われる。

 17時ごろ職場に戻って24時まで。
クライアントの担当者は徹夜続きのようで、ほとんど朦朧としながら喋っている。
私が作業をしている間、事務椅子を並べて横になっていた。
質問があったので起こすと、飛び起きてフラフラと立ち上がり、床に寝そべって目を瞑りながら質問に答えようとするのだが、思考能力が停止しているらしく黙ってしまう。大丈夫か?
2004年08月11日(水)

暴力的指導

 今月こそは締切前に送ろうと思っていた「月刊やきものネット」の原稿、手付かず。

 23時までカタログのお仕事。

昨夜派遣会社社長から電話があって仕事や同僚Aさんの様子などを聞かれた。
「仕事あるの?ならいいんだ。じゃ」って佳境なのだが。

Aさんに指示をした作業が驚異的なスピードで仕上がった、と思ったら全然できてない。
「違うよ、ここだけ見るんじゃなくて、全部見るんだよ」
「そうなんですか?」
「じゃなきゃ意味ないじゃん」
「なんだ、そうだったんですか」
「もう!」と言ってジーンズを履いているAさんのお尻を叩く。

「はい、もう一回全部見て入力して」
「わかりました」
「1個見る度原稿もチェックして、って言ったのにやってないし」
「すみません」
「なんでやんないんだよ、おまえー!」と言って腕を捻って背負い投げ。の振り。

帰りのエレベータの中でAさんに笑いながら「昨日は社長から私に電話があって、Aさんのこと聞かれたでしょう?今度Aさんに『桜井はちゃんと教えてくれてるか?』て聞いて来た時に『ひっぱたかれました』『暴力振るわれています』って言われたらやだなあ。あはは」とやんわり口止め。
「そんなこと思ってませんよ!」とAさん。怯えている?

 帰って18日小倉の宿の手配。2:30まで。帰りの手段はまだ。寝る。
2004年08月10日(火)

失敗

 18日は北九州小倉でお誕生日会やります。嘘です。↓これに行きます。
http://miyazakimanabu.com/archive/2004/08/20040802kokurakouen.htm
皆様もどう?

等と言っている場合ではなく、ツアーの申し込みをしなくちゃいけないのに、乗り遅れて格安ツアー購入の道は閉ざされる。大失敗。
とりあえず往きの航空券だけは確保。そんなことやってるうちに2:30。
宿は?帰りは?もう寝る。
2004年08月09日(月)

家事やら

 『月刊やきものネット』の原稿を書かなくちゃいけないのに、だらだらと家事やら日記やら。
4週間分のお小遣い帳とか。4時過ぎまで。
2004年08月08日(日)

高山登久太郎氏お墓参り,『炭火焼肉千なり』

 昨年6月15日に亡くなった元四代目会津小鉄会長高山登久太郎さんのお墓参り。
のぞみで京都。西大津駅に集合した宮崎学さんと電脳キツネ目組の人たちと、タクシーに分乗して琵琶湖霊園。

山の間から琵琶湖が見える、広くて立派なお墓だった。皆で手を合わせる。

 『炭火焼肉千なり』で会食。宮崎学さんの挨拶。
「高山さんが亡くなってからも続々明らかになっている一連の警察不祥事、不正に対してやってきたことを胸を張って報告できた」。
ウーム、私は何をやってきたかなあ。高山さんの生前に対するお礼の言葉しか浮かばなかった。

とりあえず、食べる。「えーと、まずロース」と注文するMさん。
「えー、特上ロースにしましょうよ」と私。
「駄目だよ、そんなの」
「だって、『遠慮しないでどんどん頼んで』って言われたじゃない」
「だけどね…」
「頼め頼め」と宮崎さん。イエーイ特上、特上。
『特上ロース 時価』は私の両掌を広げたぐらいあった。オイシーイ!ああ幸せ。
往きののぞみで駅弁を食べてしまったのを後悔。それでも相当食べた。お腹いっぱい。

次の店は京都とか、静岡『バロン』とかいう話もあったが、私は東京まで帰る。
Yさんが缶ビールを買って持たせてくれる。ご馳走様です。

 帰ったら『なすび』の千秋さんから『こぶとり物語−子宮筋腫、私の場合』の感想メール。

> こぶとり物語は なかなか素敵な作品になっている。
> 感銘しちゃつた。男には判らないけど 必要なことや
> 女心が軽妙な説得力で述べられている。
>
> この病気の話はネットでも女性雑誌でもホントニ沢山見られるが
> このように 表現されたのは珍しいと思う。
> 稀な才能とセンスをもっていて それに加えた知識教養で
> いやなものと 我慢すべきものを冷静に分析し 自身をも
> 客観視しているので 男の私も引き込まれ説得されているのだろう。

嬉しい。私も久し振りに読み返してみる。面白い。当時を思い出してちょっと涙。
皆様も感想送って下さい。
2004年08月07日(土)

『BIG tomorrow』な人

 通勤電車を待つ列になかなかお洒落な男性発見。髪型も個性的でちょっと珍しい色形のルイ・ヴィトンの書類バッグを持っている。
その人は座って私は斜め前に立って観察。彼がバッグから取り出したのは雑誌。
「BIG」の文字が見えて、漫画かな、と思ったら『BIG tomorrow』だった。

女性向けの『SAY』もそうだが電車の中で読むのはかなり恥ずかしい雑誌だと思う。
買って読んでるのか、何か読む必要がある記事が載っているのか、雑誌を作っている人か?
この雑誌を読んだ彼にビッグな明日が来るのかもしれないが、全く関心なくなる。
2004年08月06日(金)

『CHARONサポーターサロン』,『暖暖』

 職場にオーエンガスターの金のトップを着ていったらクライアントの担当者に「仕事場だから、キラキラはちょっと…」と注意される。新入社員みたい。

 夜のお出かけモードで働いて、早退して我孫子。あびこ市民プラザホールにて高橋玄さんが監督した映画『CHARON』のサポーターサロンがあるという。

北千住から快速に乗るべきだった。えらい遠かった。
18:30からと聞いていたが19:15ぐらいに着いた時は『CHARON』メイキングビデオ上映中。
結構大きなホールに大勢の我孫子市民が集まっていて驚く。
メイキングビデオも我孫子バージョンで、我孫子や柏のこんな店で撮りました、という内容。

『CHARON』予告編上映があって、高橋玄さんと主演で我孫子出身の川本淳市さんによるトークセッション。
続いて音楽を担当した高井麗(ピアノ)さんと『CHARON』弦楽四重奏団によるミニ演奏会。
赤ちゃんを抱えたお母さんたちは立ち上がって会場の外へ。

飲み物と軽食が出て、クラッシック音楽の生演奏まであるとは贅沢なイベントだ。
市民サポーターは若者から年配の人まで100人以上。スタッフ以外で東京から来たのはどうやら私一人。我孫子のすごい盛り上がりようにビックリ。

最後に市長の挨拶。後で聞いた話では、いろんなイベントに市長は顔を出すが、最後までいるのは珍しいらしい。

終了後、玄さんと川本さんに挨拶。「2次会来れば?」と言われて、知ってる人もいないし市民じゃないしと思ったが「カロン・サポーターなんだから」ってことで参加。

 我孫子駅近くの『暖暖』。市民サポーターの人たちは、『カロン』をきっかけに将来我孫子で国際映画祭をやろう、という話にまでなっている。街づくりを熱く語る人たち。
すごいな、我孫子って。昔白樺派の文豪が集まっていたり、バーナード・リーチら陶芸家の窯があったり、文化レベルが高いのかしら?

我孫子市民の男性に「幾つなんですか?」と聞かれる。
「麗さんより年上で、玄さんより年下です」
「幾つ下なんですか?」
「いいじゃないですか、幾つでも」
他の男性にも年齢を聞かれる。なんで?我孫子は年齢による上下関係厳しいのか?
単なる個人的興味なら嫌な気はしないが、面と向かって聞かれて答えたくないのは、私に年齢コンプレックスがあるからか。

我孫子だからなのか私が世間知らずなのか、生グレープフルーツサワーのグレープフルーツは、普通2分の1個だろう。
我孫子の『暖暖』は1杯につき丸1個のグレープフルーツがついて来る。
グレープフルーツの産地なのか?

更に驚いたのは男性が、私がぐりぐりとグレープフルーツを搾っているのを見て「やりにくそうですね。搾りましょうか」と言ってくれたこと。
「いや、そんなことしてもらったことないです。自分でやります」と言いながら感動している私。

生グレープフルーツサワーを再び注文。他の席から移ってきて向かいに座っていた川本さんが「貸して」と言って搾り器を私から取り上げる。
私のためにグレープフルーツを搾ってくれる主演俳優。
我孫子男性に共通の優しさなのか、できる芸能人特有の心遣いなのか、わからないけど完全に殺られる。

この瞬間、私は川本淳市ファンになった。単純だね。
自身が育った我孫子で、地元の人に囲まれて、川本さんがすごくいい顔をしていた、というのもある。

更なる殺し文句。
「今日、ステージに上がって会場を見たら『あ、あの人は我孫子の人じゃない』と思いましたよ」と川本さん。
「え?だって私遅く着いて会場の一番後ろに座ってたんですよ。すっごいお客さんいっぱいいたじゃないですか。」
「いや、すぐわかりました」
もう!別に褒められているのではないとわかっているが、会社で疎まれながらも金ピカの服を着てきた甲斐があるってものよ。アハハーン。

麗さんたち東京組は23時頃帰ってしまう。
終電で帰ると言ってた玄さんは川本さんのところに泊まることになる。
私は「まだいいじゃないですか、あと一杯」と更に盛り上がっている我孫子市民の方々に引き留められながらも終電に間に合うように店を出る。

ああ、楽しかった。『カロン』と玄さんと川本さん、是非成功して欲しい。我孫子市民の手による我孫子国際映画祭も。私は応援する。
2004年08月05日(木)

お仕事

 水曜日は映画の日なのに、暫く映画を見ていない。欲求不満だ。

 今日までに提出しなくてはいけないエクセルのデータは、昨日Fさんの助けによってほぼ修正されたかと思ったら、実はものすごく細かく入れ替えをしなくちゃいけないことが判明して途方に暮れる。

私以上にエクセルの操作に不慣れなAさんに「これって直ってないよね?どうしよう?今日中に終わるかね?」
Aさんが「初めからやり直しますか?」
「えー、昨日からのをもう一回?まじで?んーでも今の状態を修正するよりその方が早いか」

で、やってみる。昨日はどう見ても並び順が狂っていると思われた表が、今日見てみると求めている順番になっている。しかし全てのデータを書き出したはずなのに途中1件だけ抜けているとか、よくわからない。

よくわからないけど、なんとなく出来上がってクライアントに渡す。
「初めからやり直したのに、随分早かったね」と言われるが21時。今日も映画は無理。
2004年08月04日(水)

お仕事

 24時まで仕事。膨大なエクセルの表に、ファイルメーカのデータを変換した、こちらも結構な件数のエクセルの表を合体して、検索して抽出して並び替えて体裁整えてなんてやってる間にしっちゃかめっちゃかになり、どこをどう直せばいいのやら。

同じ派遣会社所属のFさんが、なんとか助けてくれる。
自身の仕事もあるのに時間をとってしまい申し訳ない。
「何が好きなんですか?」と聞いたら「お礼とか、いいですからね」と先制される。

クライアントに「明日9時に来てくれる?」と言われて「えっ?!」「9時半とか」「はい」。
今年は2月から5月までほとんど仕事をしなかったので、仕事がある時に稼がなくては。
頑張ろうっと。

しかしメールを書く時間もない忙しさって何年ぶりだろう。
2004年08月03日(火)

お仕事

 珍しいこともあるもので5:30に目が覚めて、日記を書く。

 24時まで仕事。午前中までに欲しいと言われていたデータが全然終わらない。
「何時にできる?」「わかりません」「わからないでは困る」「何時ぐらいになるかわかったら言います」
で、「20時ぐらいには」と余裕を持って言ったつもりが21時になっても出来ない。

クライアントのクライアントに「エクセルの表を作るのに何でそんなに時間がかかるの?」と聞かれて「エクセルとファイルメーカーと私の、それぞれ思考回路が違うんですよね」。
「このデータを基にこういう表を作れと言われて、何をどうすればいいかイメージできてる?」
「なんとなく」
「なんとなくでは駄目」
「これでいいはず、と思ってやってみるとそうならないんですよ」
完全に呆れられる。私、相当頭悪いんだろうか。

業を煮やしたクライアントに求められて「なんとなく」出来たような気がするものを見せると、30分ぐらいで検証して「数件のずれはあるけど、原因はわかっているからその数でいいと思う」。ふう。
2004年08月02日(月)

『楽』,お見舞い,映画『三浦和義事件』,『STARBUCKS COFFEE』

 日本酒に詳しい『心のご近所さん』と会う。
三重県の人なのに東京の日本酒の美味しいお店に詳しいので造り酒屋の人かも、と思っていたらそうだった。昨日初めて電話で話して判明。

お互いの都合で昼から飲める東武池袋店『楽』にする。13時の待ち合わせに遅刻。
大きなリボンのついた白いブラウスに、友達が「おっぱいドレス」と呼んだ麻のワンピースに、化粧をする時間がなくてほぼスッピン。歩きにくいコールハーンのサンダル。

先方も池袋は不案内だったようでそれほど待たせなかったが、東武はかなり広く迷わせてしまって、待ち合わせ場所としては失敗だった。
メールだけのやり取りだった人と初めて会うのは毎度ドキドキするものだ。電話の感じだとオジサンっぽかったが。
現れたのは予想外に若くてかっこいい、ツルツル頭の人だった。
ニコニコ顔の私。あははーん。

東武の酒売り場はかなり充実している。Sさんは行ったことがない、というので案内。
Sさんの蔵は百貨店とは取引していないらしい。

山口県のお酒フェアをやっていてSさんが「お、『貴』や。この蔵は知り合いです」と言ってたら、当の永山本家酒造の杜氏である永山貴博さんが、日本酒について話をするとかで売り場にいる。
二人は広島にある醸造研究所で一緒だったとのことで、仲良さそうに日本酒談義。

永山さんが講演会の出番になったので、私たちは日本酒売り場の奥にある『楽』へ。
ランチを食べながら飲む。日本酒の話を中心にいろいろ話を聞く。

Sさんはプロボクサーでもあり、板前志望で東京の飲食店で働いていたこともあり、今は造り酒屋の若旦那。もうすぐパパになるらしい。
「この頭はこわがられます」と言うので「そう?かっこいいですよ」。
スタイルもいいしモテるんじゃないかなあ。しかし私には全く関心なさそう。

これから私は予定があって、Sさんは時間が余るとのことで「格闘技好きなら『マッハ!!!!!!!!』見れば?おススメです」と言って、シネマサンシャインまで送る。
日曜日で映画の日でかなり混んでいる。トイレに行きたいと言うSさんの手を引っ張って受付まで連れて行って、「じゃ」。

 私は急いで目白駅。知人が入院している聖母病院へバスで行く。
知人は寝ていて、2回声をかけるが目を覚ましそうにないし、時間もないしで書いてきたお見舞いカードを枕元に置いて帰る。

お見舞いに来ることは言ってなかった。知人は粋人だし、元気のないところを見られるのは嫌かもしれないので会えなくて良かったかも。早く元気になりますように。

 聖母病院のトイレで化粧をして、サンダル擦れに絆創膏を貼って、急いで原宿。
モーニング娘。かなんかのコンサートがあるらしく、駅から大混雑。
歩きにくいサンダルを後悔しつつ頑張って歩いて『UPLINK FACTORY』。

ぎりぎりに着いた会場はギュウギュウ。電脳キツネ目組のSさんカップルが来ていて、先に入って空席を見つけておいてくれた。
ここは普通の映画館ではないからか映画の日割引はなかった。

高知東生が三浦和義、宝生舞が良枝さんを演じる『三浦和義事件〜もうひとつのロス疑惑の真実〜』。
ほとんど知っているエピソードだったが、三浦さんがお金を貸していた女性の遺体がL.A.で発見されて、それが更に騒ぎを大きくしたことなどは知らなかったか忘れていた。

事件と裁判の事実を追ったドキュメンタリータッチの映画で、私としては三浦さんと良枝さんの出会いと別れと再会の人間ドラマをじっくり見たかった。
子供たちが出てこないのもなんだか不自然。

楽天的でお茶目で、見ようによってはいい加減でふざけているような部分と、生真面目でマメで困っているひとを見たら思わず助けちゃうような部分が同居しているのが三浦さんの面白さだと思うのだが、その辺はさらっと描かれててちょっと物足りない。

上映後、東真司監督と三浦さんのトークショウ。
三浦さんの登場に客席から「かっこいい」と女性たちの声。
ステージから三浦さんが良枝さんを呼んで飛び入り参加。
生で良枝さんを見るのは初めて。顔が小さくてきれい。あまり変っていない。
ナチュラルメイクの今の方が若く見えるくらい。
『フルハムロード・良枝・アゲイン』では無農薬野菜も売っている、という話。

終了後、Sさんカップルと三浦夫妻と少し立ち話。
良枝さんに「『LOVER』読みました」と言ったら「あれ、売れなかったのよね」。
「そうなんですか。すごく良かったですよ。良枝さん素敵、お二人は本当にいいご夫婦だなって思いました」

 Sさんカップルと『スターバックスコーヒー』でお茶。Sさんにご馳走になる。
映画と事実のエピソードの違いとか三浦夫妻の、映画よりドラマチックな再会劇について私の解説。

三浦さんと宮崎学さんについて。
「宮崎さんと話すのはものすごく緊張するんですよね」と言ったら
「意外。それは好きだからじゃないの?」と二人。
「好きですよ」
「えー?」
「当たり前じゃないですか。愛してます」
「そうなんだ」
「男としてどうこうじゃなくて人間として」

Sさんは人間的に好きか嫌いかより、意見が合うか合わないか、主張が正しいかどうかで判断すると言う。
「宮崎さんと三浦さんではどっちが好きなんですか?」と女性に聞かれて
「うーん、藤原竜也かな」
「どうしてもどちらか選べと言われたら?」ってそんなこと誰も言わないと思うが。
「どちらもファンだけど、三浦さんから何かを求められることは多分ない。宮崎さんになんかやろうとか、集まれとか言われたら飛んでいく。」

私の活動について。Sさんに「やってみたいイベントは?」と聞かれたので
「宮崎さんと三浦さんの2人の話は聞いてみたい」
「何を聞くの?」
「二人はタイプも違うし、合わないかもしれないけど、二人ともすさまじい報道被害にあってそれぞれの闘い方で権力やメディアと向き合ってる。酷い目にあってるのに笑い飛ばす明るさと、普通の人では考えられないような強さがあって、周りの人、弱い人にはとても優しい。共通点があると思う。違いは宮崎さんは硬派、三浦さんは女の人大好きなところかな。その辺も並んで聞いたら面白いと思う」
「あとは?」
「私が今会いたい人は藤原竜也と矢沢永吉なんですけど」
「会いに行ったらいいじゃない」
「そう簡単には会えないでしょう。宮崎学VS矢沢永吉も見たいなあ」
「何を話すの?」
「30億の借金を踏み倒した男と30億騙し取られてほんの数年で返済した男。かたや暴走族のカリスマ、かたや暴走族(の冤罪裁判)を支援する。ま、テーマなんか何だっていいんです。こじつけで。ただ好きな人の話が聞きたいだけですから」
他いろんな話。
2004年08月01日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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