決算,豊島都税事務所,『CANAL CAFE』,『L`Alliannce』

 徹夜で経理作業。朝を待って税理士君に質問電話。
11:30、入力したデータを送信して作業終了。
1、2時間で税理士君が決算書を仕上げて発送してくれる。
本日の消印があれば期限内に申告したとことになるらしい。

それだったら2001年度の申告は直接提出したのだから、期限後に誤りを直して提出したとしても期限内といえるような気もする。
2年続けて期限に遅れたために青色申告を取り消されてしまった。
2003年度分は間に合ったので再度青色申告の申請をする。
これは税理士君がサービスでやってくれた。

しかし、期限当日午前中にデータを送れば申告が出来るとは、驚き。
パソコンとインターネットのお陰だ。
絶対無理と思ったけど頑張った私も偉い!全く動じず親身の指導の税理士君も素晴らしい!

激しい疲労と解放感と興奮状態のまま、少し寝ようと布団に入ったら税理士君から電話。
「都税事務所の均等割も今日が期限です。遅れたら僅かですがまた延滞金が発生します」。
オーノー!それはほんの僅かなんだろう。1年近くほっといたって2,500円だったんだから。
しかし、美しくない。2003年度は美しく締めなければならない。でも眠い。どうする?

 3時間だけ眠って、出掛ける。ゴージャスな格好にスッピンで、池袋の街を走る。
銀行に寄って、汗だくになって都税事務所に着いたのは17:00。
3階に行ったら「支払いは2階です」。焦る。
ハアハアいってる私に「そんなに急がなくても大丈夫ですよ」と女性職員。
2階の支払い窓口に着いたのは17:01。間に合ってないけど間に合った。
均等割と延滞金を払って、終了。ああ疲れた!

私の遅刻癖の一因は、このギリギリ間に合った時の快感にある。
間に合うかどうかのドキドキとなんとか間に合った時の気持ち良さが、
遅刻したときの情けなさと実際に被る損より大きいとは思えないのに、
なんだか時間を非常に有効に使ったような気になってしまうのだ。

 東武の『キハチ フライドブレッド』でスープ。昨日の夜から何も食べていなかった。
トイレで化粧。

 高校からの友人達と「桜を愛でる会」で飯田橋『CANAL CAFE』。
桜の時期この店は大変な混雑で、予約を取るのも難しいらしい。
昨年は荒天の中屋外の席で、寒くて大変だったそうだが今年は屋内の席。
桜はちょっと遠いが、暖かくて快適。

サービスは悪い。店員が皿を下げる時にスープをこぼした。
かかった友人の服が皮だったので、拭くだけで済んだが。

予約人数を超えて後から来た2人にコースを頼め、というのはわからなくはない。
しかし1人はお腹が一杯だから、コース料金分をチーズの盛り合わせにして皆でシェアしたい、というリクエストに応えられないのは何故?
食い下がる私たち。検討します、と店員。
「うっすーい、ちっちゃーいチーズが来るんじゃない?」と言っていたら、果たしてそうだった。

決算の話、『負け犬の遠吠え』の話。今日集まった8人の中で勝ち犬は1人だけ。
仕事の話、健康ネタ、巨人軍と桑田の話。8人中2人が熱烈な桑田ファン、2人が巨人ファン。
私は興味無し。他いろんな話。

 他の皆は帰って、ゼミ仲間Fちゃんと私は神楽坂『L`Alliannce』。
入り口はエスカレータがあって大きいが、続く階段は狭く急で、ドアは小さく、しかし扉の向こうは天井が異様に高い、巨大なバーだった。
変な作りだと思ったら、「パラパラ」発祥のディスコを改装した店だった。

飲み物が出てくるのが遅い。1時間くらいのつもりが、終電を逃す。
Fちゃんが株で儲かったとかでご馳走してくれる。失業中なのに申し訳無い。

私も同じようなものか。決算作業中も仕事が入ったらどうしよう、と思っていたがそれも無く、助かったような悲しいような。

 メール、ネットやらで朝になる。
2004年03月31日(水)

経理作業

 朝まで経理作業。頭がボーっとしてくる。
すっきりした頭でも2003年度分はあと5時間はかかるだろう(こういう計算はたいてい間違う。だから私は遅刻する)と思って、少し寝ることにする。6:30。

 彼から電話。「決算頑張ってねー」「はいー」。
起きてみたら16:00。ありゃりゃ、たっぷり寝てしまった。

 税理士君に電話。昨日送った2002年度分のデータを、指導を受けて修正。
「2002年度の売上は1件だけでしょうか?」と聞かれる。
そうなの。だからやる気を失っていたのよ。でも、2003年度は大幅増だぜ。

話していて、もしかして税理士君は提出期限を勘違いしていないかと不安になる。
私が焦りまくっているのに、税理士君は随分余裕。

間もなく税理士君から2003年度に繰り越されたファイルが送られてきて、入力作業。
2002年度より件数は多いが慣れて来てスムーズに進む。
とはいえ本日も徹夜。
2004年03月30日(火)

「bukuの日」だけど経理作業

 今日は「bukuの日」。先日シネマ・ロサで「buku」という、こ洒落たフリーペーパーをもらった。
毎月29日は「buku」を池袋の映画館に持参すると1,000円で見られる。
しかし今未見でそれほど魅力的な映画は池袋ではやっていない。
もしやっていたら見に行ってしまったかもしれないが、そんなことしてる場合じゃない。

 昨日の夕方から徹夜でずーっと経理作業。

朝になって税理士君に質問メール。
「コンビニなどでコピーを取るのは何費になるのでしょうか?
名刺は宣伝広告費ですか?消耗品費?ですか?」
ってこんなこと今頃聞いて、怒られるかな?しかしこういう疑問でいちいち作業はストップする。

> とくに厳密に定められているわけではありませんのでご安心ください。

という返信がすぐに来る。
作業はまだまだ終わらないが、今日の夕方までに2002年度分のデータを送って、明日2003年度分が出来れば間に合うんじゃないだろうか?という気がしてくる。

 彼から電話。「まだ家にいるの?(=仕事はないの?)」と言われる。
電話の後、彼の話で気になったことをネットで調べたりしてしまう。何やってんのかね、私。
彼が風邪をひいたと聞いて「お大事に」と言ったら、夜になって鼻がグシュグシュし始める。
電話で伝染ったか?

 21時、2002年度分のデータを税理士君に送信。税理士君の本日の業務は終了だろうが
「さて、これから2003年度にとりかかります。間に合う…わけないですよね??一応倒れるまでやってみます。」とメール。

一度は諦めた期限内提出を私に奮起させたのは、土曜日に届いた豊島都税事務所から延滞金2,500円の請求書。
2002年度の確定申告の期限を勘違いしていたことが判明した時に「罰金とか延滞金がどんどん加算されたりしませんか?」と豊島税務署の説明会で聞いたら「イヤ、そういうことは無いです。青色が取り消されますけどね」という話だったのに!
どうも税務署の人の言うことは、よくわからん。

多分豊島税務署は国税だから確定申告が遅れても赤字なら延滞金は発生しないのだろう。
でも都税は赤字でも均等割という住民税があるから延滞金が発生する。
でも豊島税務署は国税だから都税とは関係無い。だから教えない。
おそらくそういうことなんだろう。
払う方にしてみれば、国でも東京都でもたいして変わりは無く「遅くなればなるほど金がかかる」と言って欲しかった。
ま、期限内に提出すりゃあいいじゃないかって話だけど。2,500円だし。

という訳で本日も徹夜。
2004年03月29日(月)

経理作業

 8:00に寝て16:45に起きる。それからずーっと経理作業。

もう間に合わないかも。税理士君にはなんて言い訳しよう?
でも何故税理士君は「いつまでにデータくれないと間に合わない」と言ってくれないのかな?
言われないってことは間に合うってことかな?ギリギリいつまでにやれば間に合うのかな?
ってそんなこと考えるより先に作業しろ。
と繰り返し一人問答しながら2002年度の領収証をペタペタ、電卓パコパコ。

会計ソフトは『弥生』を使っているのだが、2年間触ってないので忘れているし、
バージョンアップしてなんだかよくわからない。

 左腕の付け根の背中側が痒い、と思ったらダニに刺されてる。気がつけば他にも3箇所。
檸檬屋だ。2ヶ月間働いていた時随分苦しんだのを思い出した。ああ、もう!痒い!
2004年03月28日(日)

三上治さん出版記念パーティ,『檸檬屋新宿』

 『1970年代論』を上梓した三上治さんの出版記念パーティーで『Y'S エステック情報ビル店』。
最近はお昼に起きるのも辛く、14:30から始まるパーティーに着いたのは15:30。
宮崎学さんから「桜井は来るの?」と聞かれて「はい、宮崎さんがいらっしゃるし」
と張り切っていたのに、会場に宮崎さんは見えない。
なんと、入れ違いで帰られたのこと。

宮崎さんは『朝まで生テレビ』出演でお疲れなのかと思ったら、同じく朝生帰りの植垣康博さん、鈴木邦男氏、田原総一朗氏もいて、番組の続きを見ているようだった。
朝生には出ていなかったが、番組で「欠席裁判はしたくないから」と言われていた元赤軍派議長の塩見孝也という人が、パーティーだというのに長々演説をしてやじられたり、最後に皆がインタナショナルを肩を組んで揺れながら歌ったり、私にとってはかなり違和感のある雰囲気だった。

「俺は歌わない」という植垣さんに「インタナショナルはあの世代の青春ソングなんでしょう?」と聞いたら「それは違う」と言っていたが、軍歌が青春ソングの世代があるように、歌の意味とは別に時代の歌として残っているのではないかと思った。

 パーティーに来ていた電脳キツネ目組の人たちと、久し振りに『檸檬屋新宿』。
店内に従業員Mの作品が展示してあって、いい感じ。
先に静岡へ帰る植垣さんたちにご馳走になって、私たちは閉店まで飲む。
2004年03月27日(土)

映画『魚と寝る女』,テレビ朝日『朝まで生テレビ』

 昨夏まで働いていた豊洲の会社の送別会に誘われていたが、経理作業他で断念。

 先日見た映画『悪い男』の監督キム・ギドクの『魚と寝る女』。池袋ロサでレイトショー。
「悪い男」は一言しか喋らないが、「魚と寝る女」(というより「魚な女」、猛獣じゃなくて猛魚って感じ)は1回悲鳴をあげるだけ。
喋れないわけではないが無言で、こわーい。
魚女が、男が別の女とセックスしているのを覗く、というか顔を出すところなんか、ホラー映画だ。

痛々しいけど可笑しい、ありえねー!のは『悪い男』と一緒。
「同じじゃん」と思うから衝撃は少ないのだが、それでも「痛てててて!痛い!」

 宮崎学さんが出るとのことで『朝まで生テレビ』。
「激論! オウム・連合赤軍は終わらない?!」というテーマで、元連合赤軍兵士の植垣康博さんの話など、面白かった。
やはり十何年後には元オウムの幹部や事件実行犯の話を笑って聞いたりするんだろうか。
2004年03月26日(金)

『la CANTINA』,『なすび』

 睡眠9:00〜15:00。

 Mさんと目白のイタリアン『la CANTINA』。
ここはよく『なすび』で話題になっている店で、私は初めて。
予約時に名前を告げたら「『なすび』のお客様ですね」と言われた。

日記アクセス50,000超のお祝いで、Mさんがお花と、フレーム入りのMさんの作品をプレゼントしてくれる。感激。
花束の赤と『カンティーナ』の椅子の赤が同じ色。かわいい。

Mさんの誕生日が数日前で、それもお祝いして乾杯。
日記の話、Mさんの作品の話、檸檬屋従業員だった芸大の大久保亜夜子ちゃんの卒業制作が芸大の殿堂入り、漫画作品では初めてというニュースなど。

 Mさんリクエストの『なすび』。
『なすび』の千秋さんもデザイナーで、プレートを作ってお祝いしてくれる。
読者に感謝のイベントなのに、私の方がもてなされている。恐縮。

 「なすびカクテル」が効いて自制心を失い、帰って「じゃがりこ にくじゃが」(スナック菓子)1パック、「小枝 ホワイト・ラテ」(チョコレート)4本、節分の売れ残りらしき豆菓子1袋。
お腹パンパン。

反省してお風呂でエクササイズ。
私はもともと体がものすごく硬いのだが、急に柔らかくなって、不思議。
暫く続けていたから?食べ物のせい?
2004年03月25日(木)

映画『悪い男』

 明け方ではなく朝寝て、午後というより夕方近くに起きる日々。
仕事の話は来ないけど、遊びの予定はどんどん入ってくる。

 映画『悪い男』。韓国の女子大生が騙されて娼婦になり、騙した「悪い男」を好きになる。
って絶対ありえねー!と思いながら見る。
あり得ないが、「浦島太郎」をあり得ない話だと言ってもしょうがないように、これもおとぎ話。

最後も予想外なんだけど、ここまでされると「あ、それならあり得るかも」と思ってしまった。

客席は誰も笑ってなかったけど、台詞が1つしかない「悪い男」が結構可笑しい。
売春婦の衣装がどれもとてもかわいい。

私はこの映画大好き。キム・ギドクという監督の経歴が面白い。
この監督の作品は一通り見てみようと思う。

 日記、経理作業少し、で寝るのは9:00になる。
2004年03月24日(水)

テレビ朝日『緊急SP!!世界を股にかけた女スパイ金賢姫』

 派遣会社からの支払明細書が、1日分抜けていた。
指摘して再送してもらって確認したら、また送られてきて、今度は金額が下がっていた。
どういうこと?社長に確認した単価が間違っていたらしい。もーう。
働いた日数が少ないので、差はそれ程でもない。しかし少ない金額が更に減るのは悲しい。

 何故経理作業をしなくちゃいけないのに、他のことをしてみたり、テレビを見続けたりしてしまうのか。面倒臭いから。楽しくないから。罰金があるわけでも、お金になるわけでもないし、誰かに怒られることもない。
これ以上後回しにできない、というところまでいかないとダメなのかもしれない。

「こんな番組見てる場合か」と思いつつ『緊急SP!!世界を股にかけた女スパイ金賢姫』。
墜落した大韓航空機の残骸を捜索するジャーナリスト宇崎真さんて、タイで一緒にご飯を食べた人じゃない!といつの間にか前のめりになって見ている。
電脳キツネ目組Yさんから「そうだよね、あの宇崎さんだよね」と電話。

 結局経理作業はホンノちょっとだけ。もう3月末提出は無理かもしれない。
なのに小学校からの友人Mや、高校からの友人Yに連絡して、数年振りに会おうよ、なんて話をしている。

彼からは電話で「羨ましい生活だね」と言われる。いやぁ、それほどでも。
2004年03月23日(火)

『月の蔵』,TV映画『オンリー・ユー』

 ゼミ仲間Fちゃんの脱サラ祝いで『月の蔵 銀座店』。送別会の話、失業生活の話。
近くで働いている友人Yが合流。二人は最近株を始めて、情報交換。
これから夏まで株価は上がり続けるそうだが、私はケチのギャンブル、ゲーム嫌いで、全く才覚がないからやらない。

Yも転職して間もない会社を辞めようかと思案中。私とFちゃんは「いいじゃない、仲間ね」。

 『月の蔵』で結構しっかりいろいろ食べたのに、帰ってポテトチップとカップラーメン。
スープまで完食。これはやばい。

 会社の経理作業はできず、テレビで映画『オンリー・ユー』。
占いで告げられた「運命の人」を追ってイタリアで大騒ぎするアメリカ人女性の話。
くだらないおとぎ話だけど、イタリアのホテルと主人公の白いドレスは良かった。

 不安になって久し振りに体重計に乗ってみる。やはり少し太った。
お風呂でエクササイズをしたら、目が冴えて眠れなくなる。
2004年03月22日(月)

18日日記訂正

 昨日16:30に起きたら朝になっても眠くならず、13:00までうだうだ。17:00に起きる。
どういう生活リズムだ。

 宮崎学さんに、とある件で問い合わせメールをしたら返信が来たので驚く。
メールをもらうのは3年ぶりぐらい。恐縮する。

 会社の決算はこの土日で片付けるつもりが、結局何もせず。
青色申告復活のため、なんとしても3月中に提出するつもりだけど、やばい。

 18日の日記訂正。数箇所直して再更新した。
人の悪口を言えば言ってる本人の人格も見られるわけで、後日読み返すと自分のいやらしさにも気付く。
いやらしいところを隠すのではなく、「人が」「皆が」「世間が」「社会が」じゃなくて、「私が」いやらしい悪口を言っている、醜い喧嘩をしているっていうふうに変えた。
2004年03月21日(日)

日記

 4:30に寝て16:30に起きる。寝過ぎ。会社の決算をやらなきゃいけないのに日記やら。
2004年03月20日(土)

『駒沢美粧』,映画『carmen.』,『ミリバール』

 お昼に起きて宮崎学さんに昨日のお礼の電話、不手際のお詫びメール。

 駒沢美粧でヘアスタイルを変える。
前回テーマは「ブラックジャック」だったが、今回は「春らしく」という私の希望により「花畑」。
地を黒く染めたので「花火」のようでもある。和風な感じ。気に入った。
担当の斉藤さんはいつもゴキゲンなスタイルを考えてくれて、嬉しい。

美容院の楽しみは、普段見ない雑誌を読めることにもある。
創刊見本として送られて来たらしい『美的生活』とかいう、山の手、鎌倉、湘南のマダムのための雑誌。表紙には「美しい生活を楽しむのは人生の勝ち組」とかなんとかいうコピー、っていやーな感じ。
「この手の主婦向けの雑誌はあまり置いてないから、くいついて見る人が多い」と斉藤さん。

(5/9訂正:正しくは『美生活』。東京山の手、横浜、鎌倉、湘南マダムのためのライフスタイル誌で、コピーは「美しい生活を送る女性は人生の勝ち組」)

こんな「美的」生活をしているマダム達は周りには少ないので私も興味深く見ていると
斉藤さんに「結構くいついてますね」と言われる。

そこから『負け犬の遠吠え』の話になり、男の勝ち組とかオスの負け犬の話など。
どうでもいいのだが何を言っても「遠吠え」になるから、この話は面白くない。

 渋谷ル・シネマで『カルメン』を見る。カルメンは強烈でいいんだけど、男同士がうだうだ言ってて、また冒頭寝てしまう。後半は面白かった。
カルメンの物語は、フラメンコやオペラなどで見ているが詳しい話は知らなかった。
「おとなしくしてろって、これ以上言うならもう殺してよ」っていうのはいい。

『ベティー・ブルー』を見ても感じたのだが、愛する人に殺されることへの憧れがある。
死に方としては理想的だ。

 『ミリバール』。新しいヘアスタイルは好評。
7人ぐらいの女性客が大騒ぎをしている、と思ったら一人は背中まで長髪の男性だった。
暫く気がつかなかったが、いつもは下品な下ネタを連発している女が、今日はそれほどぶっ壊れてもいなくてちょっとビックリ。
彼女は私を知っているのか知らないが、私は今恨みは無くとも過去に曰くがあるので、話はしない。

元内縁夫が海外旅行のお土産を店主の清野さんに持ってきたとかで、ニアミス。
民族衣装っぽいカラフルな帽子は清野さんにピッタリ。
元内縁夫のこういうセンスは、すごくいいと思う。

 帰ったら彼から留守電メッセージ。ケータイカメラでヘアスタイルの一人撮影会。
酔払ってなかなかうまく行かない。何度もやり直して少しましなのを彼に送る。
2004年03月19日(金)

宮崎学さん,『THE CITY Cafe』,ジャーナリズム講座,『魚がし日本一』,『GUMBO』

 朝寝て午後起きる生活が続いていて、宮崎学さんとの11時の待ち合わせに緊張、9時に起きる。10:58、駅に着く。
喫茶店で本日19:00からの講座の資料を受け取って、少し打ち合わせ。
「懇親会は出られます?」
「出ない。懇親したくない」と宮崎さん。
10分ほどで宮崎さんは帰られ、少しして私が店を出ると、雨。

 新宿駅『THE CITY Cafe』の『ASIAN SPICE』でトムヤムクンラーメンセット。
今まで食べたトムヤムクンの中で、一番不味い。

 池袋に着くと雨は酷くなっている。本屋で本日の課題図書『警察官の犯罪白書』を買って、前に友達と話題になった『負け犬の遠吠え』、『結婚の条件』などを立ち読み。

雨はどんどん激しくなる。一回家に帰って寝ようかな、と思ったが日記を書いていたら出かける時間になる。

 資料が大量なので、18:30に会場に行ってコピーをとるつもりが、18:40。
事務局Yさんに「遅い!」と言われる。既に宮崎さんも到着していた。
慌ててコピーを取り始める。ソート機能が無くスピードものんびりしたコピー機で、1セット31枚の資料は開始時間に間に合わず。

10人ぐらいと聞いていた参加人数だが、20人近くいただろうか。席も資料も足りなくなる。
私とYさんは資料作りをしながら話を聞く。なんたる段取りの悪さ。

本日のテーマ「メディアと警察犯罪」に対する宮崎さんの見方は非常に絶望的で、「権力に刃向うメディアは無く、警察は捜査費を減らそうが、システムを変えようが良くなることはありえない」が、「徹底的に暴いて、後は野となれ山となれ」。素敵だ。

終了後、Yさんからも「懇親会は?」と聞かれた宮崎さんは「懇親したくないんで」と言ってお帰りになる。

 電脳キツネ目組の組員数人で『魚がし日本一』。
私が喧嘩したHについて話していたら、なんとHが来店。首をすくめる私。

ラストオーダの時間になって、Hのグループは帰る、と思ったらHだけが私たちの席に座って話し始める。
男に優しい私は「ほら、こちらが、H君が『キツネ目組は暴力を辞さない集団だ』って言った時に『暴力を辞さない、じゃなくてキツネ目組はもともと暴力的な集団なんだ。Hを呼べ』って言った方よ。今日は丁度良かったわね」と紹介してあげる。
「桜井とは大喧嘩したんですよねー。あははー」などと言っているH。

「今日の宮崎さんの話はどうなのかな。後は野となれ山となれって、僕はそれじゃあいけないと思うんだけど」と皆に問い掛けるH。
「じゃあ、君が責任持ってやりたまえ」と私。
「いや、僕はダメ。僕はできない。桜井さんやって」。
ああもう。

先日の宮崎さんの講演会でも「清く正しく美しく」の胡散臭さとか、「清く正しく美しく」を掲げている組織の矛盾や腐敗がこれでもかと語られた後の2次会で、福祉活動をしているという女性が「自分は正しいことをやっていると思うので、これからも続けたい」と自己紹介。
この人は議論を挑発しているのか?話を聞いてなかったのか?全く理解していないのか?
と疑問に思ったが、その人には興味無いので話し掛けなかった。

Hはお蔵入りしているジャーナリズム講座本を自分が売り込んで出版する、と言っておきながら2ヶ月間何もしていないらしい。
戦後史本の企画だって、原稿をほっぽりっぱなし。「戦後史は別で研究してるんだよね」。
なめとんのか。私はHが何を学んでいるかなんて聞いてない。
自分が「やる」と言った仕事を、やる気があんのか、って話だよ。

次年度のジャーナリズム講座はライターズスクールになって、私とHはスタッフをやることになっているのだが、やめた方がいいかもしれない。何かが伝染りそう。

 そんなこんなの話がしたくてAさんを誘ってもう一軒。
後楽園から神保町まで、寒い中店を探して歩き、お腹が壊れる。
『GUMBO』に着いてトイレにこもる。

一杯飲んだら24:30。「帰らなくちゃ」と神保町駅に向かってしまい失敗。
地下鉄はもう終わっている。水道橋駅に引き返す。今日は相当歩き回った。

24:45の最終電車になんとか間に合う。乗り換え時間ギリギリのはずの山手線は10分遅れ、
寒いホームで待たされる。

 帰ったらドラマ『ビューティフルライフ』の再放送をやっていて、見てしまう。
続いてイギリスっぽい映画を途中から見る。
『ことの終わり』という映画だと、番組が終わってから知る。面白かった。
『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督ってことで、成る程。
2004年03月18日(木)

「現代イギリス陶芸作家探訪」脱稿,慶応義塾大学病院,映画『ドッグヴィル』

 「現代イギリス陶芸作家探訪」共著のIさんは私の原稿を1晩で直してくれて、それを私が仕上げて『月刊やきものネット』のYさんに送る。
連載第1回を読んだ人から「ちょっとだけ硬いかも」という感想があったので、「〜である」「〜なのだった」などを言い換えてみた。
『月刊やきものネット』4月号は4月7日頃更新。覗いてみて下さい。

 子宮ガン検診で慶應病院。予約時間は13:50。13:58に受付。
1時間待ってもまだまだかかりそうなので、売店でおにぎりを買って食べたり、トイレに行ったり。
戻ると私より先に予約外の人や14:50受付の人が呼ばれている。
看護婦に聞くと「予約時間は?遅刻しませんでした?」13:58は遅刻扱いなのか?
診察室に看護婦が見に行ってくれた。
「先生がカルテを持っているみたい。もうすぐ呼ばれると思うから待って下さい」。
しかし、なかなか呼ばれない。

同じ看護婦が出てきた。「どうなってるんですか?」と聞くと「予約時間は?」
忘れられたのかよ!もう16:00だよ!
「さっき、先生がカルテ持ってるらしい、って言ってたけど全然呼ばれません」
「あら」とまた診察室に消え、戻ってくると「何回も呼んでたんですって」。
聞いてないよ。前回も、トイレに行ってる間に呼ばれて一番最後に回された。
トイレも行かずに待ってろってことか。
「早く聞いてくれればよかったのに」って、聞いただろうが。
これからトイレに行く前と、戻って来てから、必ず看護婦に聞かなくちゃ。
新しく院内に患者の意見を聞く投書箱が設けられたらしい。早速投書してやろうか。

やっと診察室。「拡大鏡の検査もします」。ああそう、なんだか知らないけど早くして。
診察台へ。今回は麻酔は使わず、痛いの何の。
しかし、麻酔は高いので、前回のように断りも無く使われるよりはいい。
「カーゼを詰めて出血の具合を見ます。15分待って下さい」ってことで診察台を降りる。

外の長椅子に倒れこむ。痛くてちゃんと座れない。
ほとんど横になるような体勢で、「イタタタ…」。泣けてくる。
順番飛ばされて散々待たされて、痛くて痛くて、15分後にまたあの診察台に上るのかと思うと涙がドウドウ。

診察室の中からは医者たちが飲み会の話や店に予約電話をしている声が聞えてくる。
待合室にはもう誰もいない。暫く泣いて15分以上たったと思うのに呼ばれない。
また忘れられてる?と思って看護婦に声をかける。

診察台に2回上がらせられたのは初めてだ。
「カーゼ取ります」と声を掛けられ、まるで手品の、帽子から万国旗が出てくるようにシュルシュルシュル〜、「はい、終わり」。

そして診察室。「拡大鏡の検査って何ですか?初めて聞きますが」
「それは、私がそう呼んでいるだけで、いつもやっている検査です」
そうなの?ガーゼ詰められたりしたことないけど。もう面倒臭いから聞かない。

診察室を出ると、長い産婦人科の廊下には誰もいない。明かりも消えていた。
会計も通常窓口は既に閉まっていて、別の場所に行かされ、ここでも待たされる。
勘弁してくれよ。17時過ぎ、終了。ああ、もうイヤだ。大嫌いだ。

 おかげで宮崎学さんに会って明日の講座の資料を受け取る時間が無くなる。
明朝取りに行かなければならなくなって、遅刻魔の私は緊張で眠れない。

 映画『ドッグヴィル』。評判は聞いていたが、『なすび』のBBSで結末が書かれていたのを読んでしまったのは失敗。衝撃が薄まってしまった。
寝不足で見たのも失敗。舞台が黒くて画面が暗く、ナレーションもブツブツ一本調子な説明が続くので眠ってしまった。

ラース・フォン・トリアーの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は目が腫れるほど泣いたが、
『ドッグヴィル』は泣かなかった。
慶應病院で涙が枯れたのだろうか?
「善良」な村人と、何をされても「前向きに」とか言ってるグレースに怒りを感じていたからかもしれない。
或いは、衝撃は薄くても怒りが解放される、胸のすくラストだったからかもしれない。

 明日の講座の資料をプリントアウト。日記を書いたりしてたら6:00。
2004年03月17日(水)

世話焼き娘,追い込み?,『竹ちゃん』

 世話焼き婆の母は見合い案件をいくつも抱えて「あんたの知り合いで、誰かいない?」と迫る。
私も何故か見知らぬお嬢様の見合い写真をケータイに取り込んで
「この人どう?結婚しない?」などと母のボランティアに協力している。

母は人のことだけではなく自身の出会いにも積極的。
私は、伴侶を無くした親世代の合コン企画を「いつよ」とせっつかれて大変。
とりあえず、第1弾イベントが決定。
東京スカパラダイスオーケストラのコンサートで70歳の母がお見合いって素敵だ。
羨ましくもある。
「でも、ウルサイ音楽かもよ?」と心配する私に
「私は何でも聴くのよ。この間だってストーン、行ったし。面白かった」って、
ローリング・ストーンズ見たんだ。知らなかった。

 ジャーナリズム講座の事務局から電話。
「受講料払ってないでしょ」
「えー、ううう」
「未納にしておくから、払ってよ」
「考えます」
「分割でもいいから」
「はあー」
「君が例の企画を進めないから。あの本が出てればお金になっていたのに」
「それはまず企画書を見せてくれるって話だったじゃないですか」
「そんなの…(どうたらこうたら)…ま、ということで」

ジャーナリズム講座本、野球本、戦後史本…。提案された企画を進めて、頓挫したこと数回。もう繰り返したくない。

しかしこの程度の「金払え」でもいやーな気分。ケチでセコイ女だ。
もっと大胆に鷹揚に「ジャーナリズム講座本のテープ起こしのギャラが未払いなんで、相殺ということにしても結構です」と言うべきだったかしら。反省。

 昨夏まで働いていた豊洲の会社の面々と神楽坂の居酒屋『竹ちゃん』。
8人いて近々辞める1人を除くと現役は一人。
私も今月初めは神楽坂で働いていたが、他にも2人が神楽坂で働いている。
『竹ちゃん』は2人の御用達の店らしく、生ビールが280円、土曜日は100円。
焼酎『さつま白波』一升瓶を皆でガンガン飲む。
2本目をどのぐらい飲んだのだろうか?まだ地下鉄のある時間に、先に帰る。
2004年03月16日(火)

宮崎学さん,「現代イギリス陶芸作家探訪」原稿,駆け込み応募

 18日のジャーナリズム講座は、真打登場で宮崎学さん。
電話で何度も打ち合わせ、というより指令が入る。
ギャラは交通費にもならないくらいなのに「この1回の講座で本ができるぐらいにする」って、すごい。頭が下がる。期待大!

 「現代イギリス陶芸作家探訪」共著者のI氏には「夜までに送ります」と言っていた原稿が、結局朝までかかる。
I氏もかなり手を入れるので、字数は大分オーバーのまま送信。

 5万アクセス記念企画は本日締め切りだが、駆け込み応募が数件。ありがとうございます。
『やきものネット』の原稿をなんとか終わらせて、当選者におめでとうございますメール。

 8:00就寝。
2004年03月15日(月)

NANIOさん,彼

 引き続き「現代イギリス陶芸作家探訪」のテープ起こし、資料読み。

 5万アクセス記念企画への応募状況は相変わらず。
対策を探るべくNANIOさんに相談の電話。

「なんで誰も応募してくれないのかな?」
「わかんないよ、そんなの」
「宮崎(学)さんなんか、京都でアワビステーキって言ったら自費でも参加するって人が10人ぐらいいたんだよ」
「それは宮崎さんだからでしょ」
「そりゃそうだけど、招待するって言ってるのに」
「そんなもんだろ、ネット社会は。俺だって川柳募集したって全然来ないし、そういうのに反応するのは限られた人だけだよ」
「川柳は考えるの大変じゃん。飲み食いは誰でもできるよ」
「2人きりで?とか考えるんじゃないの」
「それはサシでもオフ会形式でもいい、って言ってるの」
「あ、そう」
「例えば、私が見ているサイトの人がそういう企画をしたら私は絶対応募するけどなあ」
「俺、最近見てないし。俺は自分からオフ会やる、なんて言わないよ」
「NANIOさんに何で応募してくれないのか、って言ってるんじゃなくて、なんか対策があるかと思って」
「ねえだろ、そんなの」
「そんなに怒んないでよ」
「怒ってないよ」
「わかりましたー」

ってことで、明日で締め切り、16日抽選に決める。

 彼からカードのお礼メール。
ささきもと子さんのカードもかわいいが、私も同じように可愛いってさ!エヘヘ〜。

恐らく彼はそんなことは全く意識していなかったのだろうが、今日はホワイトデイ。
私もお菓子業界の決めたイベントなんてくだらない、とは思いながらも、嬉しい。
チューしたくなる。
2004年03月14日(日)

「現代イギリス陶芸作家探訪」原稿

 起きたのが14:00近くで、先週見逃したNHK『新選組!』の再放送も見逃してしまった。
ああ、藤原竜也!

 昨日『抱茎亭日乗』のアクセスが5万を超え、ふと気付けば『MARIBAR』トップページのアクセスカウンターが29999。おやまあ。『MARIBAR』3万アクセス記念企画もやるか。兼ねるか。

しかし、このページも長いこと更新していない。
マリバールの決算が終わったら、19、20歳女子の芥川賞受賞をお祝いして小説『フィフティーン』でもアップするか。
これは高校1年生の現国の授業で書いた80枚創作。自分では、なんとなく桜井亜美風だと思っている。

それより「現代イギリス陶芸作家探訪」のテープ起こしが先だ。
2004年03月13日(土)

デート,『なすび』

 ギリギリに起きたのにゆっくりご飯を食べてしまい、遅刻しそうになってタクシー。
昨日はGW並みの暖かさだったらしいが、今日は寒い。

 1ヶ月以上振りの彼は「仕事が忙しくて疲れますよ」と言うけれど、元気。
私は会えない間にちょっと揺れたけど、やっぱり彼は素敵だし面白い。

出掛けてから乗り物で書いて、書き損じたり字がブルブルのメッセージカードを
彼の上着のポケットに入れる。

1月31日に『イリアス』で買った、ささきもと子さんのハートのカードに

 「『イヤ』ばっかり言う子は嫌い」と言われたから もう言わない。
 「『あれしてこれして』言われるとしらける」と言われたから もう言わない。
 あなたが望む全ての言葉を捧げます。
 でも 私は偽りは言いたくないわ。 あなたのことが大好きだから。

              2004 ヴァレンタイン・デイに言いたかったこと!

と書いた。

だから「チューして」も言わない。彼の腕を引っ張るのだ。(そういう話か?)

 レストランでご飯をご馳走してもらって、帰る。
今日は初デート以来ゆっくりできたような気がする。楽しかった。

 そして私は彼の難題に応えるために奔走するが、うまくいかず。彼に報告メール。
「ガンバ!」と返信。ふぅ。

 一人で『なすび』。千秋さんに「今日は何の帰り?」と聞かれる。「ムフフの帰り」。
Kさんには「プールの帰り?」「そんな感じ」。

『なすび』のお客さんにはこの日記の読者が何人かいて、5万アクセス記念企画について。
「応募がなくて、ヤラセで1件」と言ったら皆に笑われる。「でも、5万はすごいよ」と誰か。

そう、皆様ご愛読ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
5万アクセス企画へのご応募、お問い合わせもお気軽にどうぞ!
2004年03月12日(金)

『現代イギリス陶芸作家探訪』原稿

 彼とは2月9日以来会ってなくて、私は毎日メールを書いているけど反応はあまりない。
このところ電話もなくて、なんだか付き合っている感じがしない。
私もやることはいっぱいあるから、暇で寂しいってことはないが。

と思っていたら彼から電話、デートのお誘い。
嬉しいが、前2回キャンセルになっているので、まだ喜んではいけない。

 『月刊やきものネット』の連載『現代イギリス陶芸作家探訪』第2回の原稿。朝になる。

 お風呂に入って、寝たのは9:00。眠れない。彼と初めてのデートの時もそうだった。
2004年03月11日(木)

アクセス5万超記念企画,映画『CHARON(カロン)』試写会,『魚民』

 『抱茎亭日乗』アクセス5万超を記念して、ご応募頂いた読者の中から抽選でお一人様をご希望のお店にご招待!
お店は『檸檬屋新宿』『太古八』『なすび』『おまた』『大黒屋』『中国茶館』他日記に登場する全てのお店からあなたが選ぶ。
サシでも、オフ会形式でも、それもあなた次第。
お名前、希望のお店(応相談)、日記の感想など一言、を書いて、下のアクセスカウンター横の[MAIL]からご応募下さい。
締め切りは、50100まで。にしようと思っています(変更するかも)。
皆様ふるってご応募下さい。

 2月19日の初号試写会に行かれなくて歯軋りした、高橋玄監督の国際配給映画『カロン』の試写会。
私はカロン・サポートメンバーズシップの会員なので、監督直々にご案内が来る。
監督直々に「遅れたら入れないんで、17:00時間厳守で」と言われていたのに、
五反田駅に着いたのが17:00。会場は駅から徒歩7分、とあったのでタクシー。

エレベーターホールに、テレビでよく見る自民党の若手議員がいて、
「(案内の地図が)わかりにくいですよね」と話し掛けられる。
この人も試写会に?と意外だった。
なんとか開始に間に合ったのは、自民党議員と同時に着いたからかもしれない。

玄さん渾身の『カロン』は、素敵な作品だった。川本淳一がカッコイイ。
主演が10代アイドルの降板で、私と世代の近い女性に代わって、ストーリーも良くなった。
フランス映画っぽい雰囲気。

終了後、玄さんに挨拶をしていたら、議員バッヂをつけた人たちと玄さんの会話の輪に加わる位置になって、議員たちが熱心に『カロン』について質問したり語っていて驚く。

 玄さん、キャストの川本淳一さん、水木英昭さん、舩木一輝さん、Nさん、Fさんらと『魚民』。
こんなきれいな男の子と飲むのは久し振りだ。飲み物を作ってくれたりして、感激。
男が若いきれいなオネイチャンと飲むのが嬉しいように、私も鼻の下が伸びていたかもしれない。

『カロン』の話、映画の話、裏社会の話、ああ面白い、楽しい、刺激的。

劇団の演出家でもある水木さんに「自分の意見が無いじゃないですか。この1本は何ですか?邦画と洋画で挙げて下さい」と言われてしどろもどろになる。
「えーっと、最近見た映画では、うーんと、『赤い月』の常盤貴子が頑張ってたと思う」
「最近じゃなくて、ベスト作品!」
「何だろう?考えます」
暫く他の話。
「私は、やっぱり勝新が一番好きです」
「今まで考えてたんですか!洋画は?」
「これから考えます」
呆れられる。結局答えられなかった。
翌日「1本ではなくてペドロ・アルモドバル、パトリス・ルコント、ケン・ローチ」と決める。
多分、映画人なら誰でも「この1本」があるのだろう。
私は映画好きだけど、何度も何度も見る映画とか、人生を変えた映画、というのはない。
だから答えに困ったのではないか。

終電を逃して、玄さんとFさんとタクシー。帰ってメールやらで7:30。
2004年03月10日(水)

日記

朝寝て昼起きて、日記、メールでもう3時(未明の)。
経理作業は1週間手をつけていない。3月中に2年分、終わるかな。
2004年03月09日(火)

『ロフトプラスワン』,『とんぼ』

 早速昨日の取材をテープ起こししなくては、と思うが日記を書いてたら時間がなくなる。

 「噂の真相休刊記念イベント」で『ロフトプラスワン』。
遅れて20時頃着いたらエレベータホールまで人が溢れている。

丸椅子に座って、モニターで、「反オカルト講座」を連載している大槻義彦氏と岡留安則編集長の話を聞く。

暫くして「前の方の席が空きました」と店員に案内されるが、電脳キツネ目組のBさんがいて、隣の席に座らせてもらう。

次にミリオン出版の久田将義編集長、その後康芳夫さんがステージに。
康さんは一度見たら忘れられない風貌だが、着ているものがあまりにもカッコイイ。
今日も黒のロングコートを脱ぐとオレンジのタートルネックシャツに濃紺のストライプスーツ、靴は茶色と白のコンビのウイングチップ(って言うんじゃないかと思う)。

岡留さん、実際どんな人だか知らないけど、好きだ。
沖縄に移住するそうだが、追いかけて行きたくなる。

質問コーナーで「『噂の真相』は宮崎学のことを書けないんじゃないか。宮崎学が休刊の一因なのでは」などと言う人がいて、Bさんと一緒に笑う。
「書けないなんてことはない。宮崎学が公安に会ってたことより、選挙に出たのが恥ずかしかった。本気で通ると思ってたところがまたね」と岡留さん。
宮崎さんは負けるとわかってやったんだけど。

 終了後、Bさんがゴールデン街の店『とんぼ』に連れて行ってくれる。
きれいな店だがトンボのランプや絵や置物いろいろで、ちょっと苦手。
ご馳走になって、終電で帰る。
2004年03月08日(月)

『ギャラリー St.Ives』

 『なすび』の千秋さんからメール。
イスラエルの核開発を世界に告発して国家反逆罪で投獄されているモルデハイ・バヌヌさんに関する講演会と、BBCが制作した「イスラエルの秘密兵器」の上映会があるとのこと。

デートは中止だけど名古屋泊で無理。かと思ったら日帰りだったので行くつもりになる。
が、起きたのが昼で間に合わず。

 彼も仕事なので私もお仕事。
『月刊やきものネット』4月号の取材で『ギャラリー St.Ives』
連載第2回はイギリス伝統的技法スリップ・ウエアのクライブ・ボウエン。
資料がたくさんあってまとめるのが大変そう。締め切りも近い。
校正の仕事が途切れているのは都合がいいかもしれない。早いとこまとめようっと。

『月刊やきものネット』2月号の特集は私のギャラは発生しないよう。
企画や打ち合わせに参加しても、ライターは書かなきゃ仕事にならないのね。
2004年03月07日(日)

宅急便センター,宮崎学講演会 in ウィルあいち,『南風』

 連日のお出かけと不定期な仕事により、宅急便を再配達にしたり、センターでのピックアップにしたり、何度も変更を繰り返し、やっと宅急便センターに取りに行く。
本日のこだまのチケットなので不安だった。

 10:23東京発こだまに余裕で間に合って名古屋へ。
駅弁を食べながら「明日は会えるんですよね」と彼にメール。
なんと「仕事になってしまいました」。
2回続けてダメになったので、落ち着いてからってことで暫くは会えそうにない。
泣きそうになる。

 名古屋は雨。寒い。宮崎学さんの講演会場ウィルあいちの大会議室は大勢の人。
廊下を歩きながら後ろを向いて、東京から来たHさんに「立派な会場ですね。すごい人で」
と言っていたら何者かに「ワ!!」と背中を叩かれる。
「へ?誰?!」と思って見たら、宮崎さんが満面の笑みで立っていた。ああビックリした。

第1部は宮崎さんの講演。聴衆は福祉ボランティア関係の人が多いようで、宮崎さんの
「世の中は絶対に良くならない」「差別はなくならない」「世論は常に間違っている」
「人と同じ意見をもつことはない」「人とのつながりは断絶しても良い」
「自分は正しいことをしているんだ、という人との対話は無理」などという言葉は刺激的だったのではないだろうか。

第2部は宮崎さんと、「コンビニの会」というNPO代表の大川美知子さんと、名古屋市議のさいとうまことさんの鼎談。
「清く正しく美しい」イメージを持たれがちな福祉の世界と、「清く正しく美しく」を自ら掲げる政党や組織の実態と、「私は清く正しく美しくない、ありたくもない」という宮崎さんの人間性と、いろいろ見えて面白かった。

 宮崎さんは帰られて、2次会は沖縄料理『南風』。自己紹介に続いて、ファッションブランド「ジュンコシマダ」と解雇闘争中のアパヤンさんを応援する企画、不要品オークション大会。

3月3日の公判では、ジュンコシマダ側が既に提出した書面の都合の悪い部分を改竄して再び出してきたりで、アパヤンさんは「落ち込んだ」と言っていた。職探しも大変そうだ。

しかしオークションは宮崎さん出品のナイキダウンジャケット、サイン色紙を始めいろんなものが登場し、盛り上がる。売上は8万円近く。すごーい。
更に宮崎さんから今日の講演料と交通費の丸投げカンパ。美しすぎる!宮崎さん!!

アパヤンさんのお礼の挨拶を聞いて涙が出る。男と会えなくて泣くよりいいや。

 最終ののぞみで帰る。
「ぷらっとこだま」は缶ビール付き7,900円だが、さすが10,070円ののぞみは快適。
2004年03月06日(土)

5万記念?,大日本印刷村,『元気食堂 百珍館』,『ORCHID』,『La Sarah 〜さら亭〜』,『なすび』

 近々日記のアクセスが5万を超えるだろう。記念イベントは何がいいだろうか?
抽選で1名様、ご指定の『抱茎亭日乗』に登場する店にご招待、とか?
静岡『たがた』に連れてって、とか言われたら困るな。
読者の皆様、アイデアありましたらメールもしくはBBSに書き込み下さい。急いでね。

 本日の職場は市ヶ谷。「大日本印刷の本社」って?
営団地下鉄駅の大きな地図の前に立っていると、女性に声を掛けられる。
昨日まで神楽坂で一緒に働いていた人だった。
今日の彼女の現場は私とは違うらしいが、地図で説明してくれて、更に駅出口を上がったところまで案内してくれる。有難い。
「この辺は大日本村と言われてて、歩いている人も大日本の人だから適当に捕まえて聞けば大丈夫」とのこと。
その時点で既に10:00。彼女がいなければ更に遅くなっていただろう。

漸く作業部屋に着いたのは、既に皆集まって、これから始めようという時だった。

「良かったわね、煙草吸う人と吸わない人で部屋を分けたのよ」と香水の人。
部屋のあっちとこっちで分けたのかと思ったら、別の部屋だった。良かった。
昨日の社長Aさんとの電話でも、この仕事の時給や期間や場所はわからなくても、
禁煙かどうかだけは確認した。社長Aさんの答えは「言えば大丈夫だよ」。

 このあたりで働いていたこともある匿名希望Aさんの案内で、お昼は韓国料理『元気食堂 百珍館』。石焼ビビンバ。普通に美味しい。

匿名希望Aさんも、この仕事の時給も期間も知らされていない。
どうやら大日本村滞在は今日だけらしい。

 母から電話。私が前に住んでいた家の近くの『ORCHID』という店に来い、とのこと。
彼とのデートが延期になったので行くことにする。
仕事は18:00までの予定が、残業19:00過ぎまで。遅くなってしまったのでタクシー。

高級輸入下着やバッグや洋服を扱っている『ORCHID』に来い、ということは何か買ってくれるのかと思ったら、母は他のお客さんとガンについて話している。

久し振りの『ORCHID』は最近下着より洋服に力を入れているそうで、私のタイプではない。
母のガン体験談は続く。「『太古八』で待ってるよ」と声を掛けると「もう終わるわ」と言うが、店を出るのに暫くかかった。

夕飯は中華にしようとか、イタリアンはとか、フランス料理はこの間食べたわね、などと言っていたらもう9時。やっぱり太古八にしようと決めたらシャッターが下りていた。
お休み?と思って『なすび』に行ってみると羽賀さんは既に飲んでいた。
「後で来ます」と言ったら「来なくていいよ」と千秋さん。なんで?

 『南フランス料理 La Sarah 〜さら亭〜』に行ってみる。ラストオーダーぎりぎり。
ブイヤベースでお腹一杯。

 23時頃『なすび』。空席はあるのに「席は一つしかないよ」と千秋さん。なんで?
母は絶好調。離れた席にいる男性に「以前『太古八』でお見かけしました。私いい男の顔と名前は絶対忘れないの」。さすがだ。
帰りがけに母が羽賀さんに「このマント素敵。欲しいわ」と言うと、羽賀さんはマントで母をフワリと包んで「そうかい?」。「キャー」って、何をやってんだよ、お母さん。

母を帰して、私は羽賀さんとトーク。
羽賀さんの「何も欲しがらない女はダメ。何でも欲しがる女はもっとダメ」と
私の彼の「イヤばっかり言う子は嫌い。あれしてこれして言われるとしらける」について。

『なすび』は私が払うつもりでいたら、羽賀さんがご馳走してくれる。なんで?
2004年03月05日(金)

『月刊やきものネット』,『つぶつぶカフェ』,『ロフトプラスワン』

 『月刊やきものネット』の連載「現代イギリス陶芸作家探訪」がスタート。
http://yakimono.net/monthly.html
初の連載お仕事です。是非覗いてみて下さい。

 職場の女性の香水がきつい。二日酔いの頭がズキズキ痛む。
耐えかねて、離れた席に移動。

前に3回「香水きついですよ」「明日はノン・パフュームでお願いします」と言った事があるのにやめないのは、よっぽど好きなのか、嫌がらせなのか、人の話を聞いてないのか。
狭い事務所で不快な思いをしているのは私だけではないと思う。
他の人には言われないから、皆はいい匂いだと感じている、と本人は思っているのだろうか。

何度も言いたくはないけれど、昼休みに「香水きっついです。頭痛い」と言ってみる。
「ごめんね。席替わったから逃げたな、と思ったのよ。ごめんね」
「頼みます、ホントに」

匿名希望Aさんに「はるかに年上の人とはいえ、もっとちゃんと注意するべきだったかな」と聞くと「上の人がちゃんと言ってくれるといいんですけどね」。
しかし上の人に「あの人の香水がきついんです」って訴えるのもなあ。
「香水はつけない」或いは「ごく控えめに」って、アルバイトや新入社員研修で教わることだ。

 ランチは江戸川橋まで歩いて『つぶつぶカフェ』。
ここも匿名希望Aさんお薦めのオーガニックの店。禁煙で快適。
雑穀ご飯+雑穀料理+旬菜+漬物+味噌汁で\1,000。
量が少なくて夕方にはお腹が空いてしまったが。
砂糖を使わないお菓子なども美味しそうだった。

 今週いっぱい、とか来週頭までかかるかも、とか言われていたカラオケ本校正だが、午後に社長Aさんが事務所に来て「今日までね」。

夜、匿名希望Aさんには明日の仕事が入ったらしい。
私には話がないのね、と思ったら、自宅電話に着信あり、メッセージはなし。
深夜だが社長Aさんに電話してみる。「電話?したよ。明日市ヶ谷に行ってくれる?」
「はい。市ヶ谷のどこですか」
「出張校正室309。場所は会社のHP見てよ」
って、大企業のHPには工場、営業所の住所はあれど、出張校正室309なんてわからない。
代表番号をメモ。

 帰宅が深夜になったのは匿名希望Aさんと『ロフトプラスワン』のイベント「根本敬 in 夜、夜間中学の夜」に行っていたから。
根本さんの話を聞くのは昨年末の勝新太郎映画祭のトークショウ以来。

いつもはゲラゲラ笑ってしまうのだが、今日はそうでもなかった。
田原俊彦デヴュー曲『哀愁でいと』のB面、たのきんトリオの「君に贈る言葉」が一番可笑しかったかな。たのきんトリオのラップ。根本さんはパンクとも言っていたが。

トシちゃん:テストの成績が何だって言うんだ。そんなもので俺達の青春は燃えないぜ。さあ大声で叫べ!愛してるって!
ヨッチャン:俺達の楽しい夜に机になんか向かうなよ。ラジオから素敵なリズムが聞こえてくる。さあ踊ろう。くたくたになるまで。
マッチ:制服なんか脱ぎ捨ててレオタードを着てみな。そして俺達と一緒に街を歩こう。君のまぶしさにみんなが振りかえるぜ。いかすレオタードギャルにな!
(http://www.freewebs.com/ladybugz/afterschool.htmにすべての台詞発見)

私の前の男性二人がずーっと喋っていて気に障る。
根本さんに「面白い話してんの?だったら前に来て話してよ。俺たちの話より面白いから話してるんでしょ」と言われても「面白くないっすよ」と答えてまた喋り始める。

職場の香水の人みたいだ。

根本さんも何度も言うのはいやだろう。
私は後ろから男をツンツンして口に人差し指を当てる。
まだ喋りたそうにしている彼ら。やっと店員が別の席に案内した。

23時ごろ終わって根本さんに挨拶しようと思ったが、サイン攻めにあっていたので帰る。
2004年03月04日(木)

『玉露園』,『ナインアンダー』,『椿三十郎』

 今日も遅刻パターンの家を出る時間になってしまう。バスも来ない。3日連続遅刻はまずい。
タクシーで池袋。私の遅刻癖を知っている匿名希望Aさんもビックリの早い時間に到着。

匿名希望Aさんは近くで働いていたことがあるらしく、ランチのお薦めの店に案内してくれる。
お茶屋さんのやっている喫茶店『玉露園』の秋刀魚定食800円。
悪くはないが店内が煙草モクモクで閉口。
ひな祭りってことで女性には『ポッキー』のプレゼントをくれる。

 友人の松本美弥子さんがベースをやっているバンド『ナインアンダー』のライヴで池袋『手刀(チョップ)』。
松本さんの衣装がセクシーで可愛くて素敵だった。
ボーカルのジャブロ君は少しずつ大きくなっているような気がする。本人は否定しているが。
彼の不思議な動き(ダンス)は好き。

 私と松本さんが前に働いていた会社のAさん、Tさんもライヴを見に来て、居酒屋『椿三十郎』。会社情報いろいろ。
Aさんの同期で、この日記の読者でもあるSさんが2月26日に出産したという「226事件」。
Aさんの同期男性の離婚話から、何故か私の内縁関係解消のエピソードを語ってしまう。

 一人で喋ってお勘定は二人に任せて、『手刀』に戻って打ち上げに参加。
『ゾンビロリータ』というバンドには全裸女性が登場したらしい。
興味はあったので見ればよかった。

 家に帰ってテーブルで寝てしまう。やかんを数時間空焚きしてた。恐ろしい。
2004年03月03日(水)

『ジョナサン』,『M's BAR & CAFFE』

 10:02、職場着。タイムカードはないし、あまり厳しくチェックはされないようだけど、遅刻は癖になるので非常にやばい。

 太めのパンツを履いて来たら、事務所のトイレが狭くて下ろすこともできない。
私より太っている女性は「狭くて使い辛いけど、できる」と言っていた。一体どうやって?
一説には「向きを変えずに(タンクの方を向いて)座る」とのこと。
他のトイレで試してみる。スカートならまだしもパンツでは無理じゃないか?

思い出したが新座の家の2階のトイレもすごく狭い。まっすぐ座れない。
斜めに奥まで深く座れば何とかなる。それは自宅だから可能。
自宅の便座カバーは気にならないが、人の家や店の便座カバーには直接座りたくないのと一緒だ。

仕方なく別ビルの事務所トイレに行く。普通5回はトイレに行くが今日は3回。
膀胱炎になりそう、お腹壊したらどうしよう、と緊張する。

 ランチは久し振りのファミレス『ジョナサン』。しっかり分煙で快適。
「まぐろカツのみぞれ煮膳」880円は予想より美味しかった。

 彼に「お誘い嬉しかった〜」とメールしたら「チョット流動的」と返信。ふぇーん。

 都税事務所から電話。2002年度の確定申告の前にとりあえず均等割7万円を支払った。
「そんな事言ってません。確定申告の書類を出してからお金を払って頂かないと、お金が宙に浮いた状態で、お返ししなくてはいけなくなります」。そうだったの?

困って税理士さんに電話。私の話では要領を得ず、直接都税事務所と話してもらう。
解決。頼りになるね。

 5年前同じ職場で働いていた匿名希望Aさんと、今日からまた一緒に働くことになった。
帰りにお茶に誘われて「この時間にお茶?」と言って『M's BAR & CAFFE』で軽く飲む。
情報交換。匿名希望Aさんは校正経験者で『校正記号の使い方』という本を安く譲ってくれた。

「桜井さんは常識人ですよね」と匿名希望Aさん。
「そうか。私は『常識なんてぶっ飛ばせ』でありたいんだけど」
「今ぐらいの波乱万丈がいいんじゃないですか」
「いや、私はもっと数奇な運命がいい。『あなたの人生を映画にしたい』って言われるぐらい」
「本にすればいいと思うけど」
「売れないって、この程度では」
って言いながら死んじゃうような気がする。
2004年03月02日(火)

遅刻,『玄陵』,『ベローチェ』

 家を出るのが予定より遅れて、急いでマンションの外に出てみれば、雪。
傘を取りに部屋に戻る。バスが来ない。で遅刻。

昨日、社長Aさんが今日の作業は「下で」って言ってたけど、何階?
Aさんの電話が終わるのを待って声を掛ける。
なんだ今頃来て、という感じで「下だよ、下」とAさん。「はい」と言って下の階へ。

扉には別の会社の名前がある。かまわず奥までズンズン入って知った顔を探す。誰もいない。
「あの、何か?」と声を掛けられる。
「えっと、カラオケ本の校正はこちらでいいのでしょうか?」
「カラオケ?違うと思います」
「ですよね、上の階で『下へ行け』って言われたんですけど」
「ここではないですね」
「は、失礼しましたー」
とんだ闖入者じゃないか。

もう一回Aさんのところへ。「下って何階ですか?」
「下、下だよ」と人差し指を下に向けるAさん。
「下の階に行ったけど、違うって言われました」
側にいた女性が「行ったことないのね。このビルじゃなくてね…」と説明してくれる。
違うビルなのか!「下」じゃわからんよ。トホホ。

漸く辿り着いたら、作業の説明が始まるところだった。

こちらの分室は禁煙なのは素晴らしいが、トイレが異常に狭くて四苦八苦。
和式トイレ分きっちりの広さしかないところに無理矢理洋式便器を入れ込んだのだろう。
どうやっても壁や便器に服や体がくっつく。汚い!皆はどうやって用を足しているんだ?

 お昼は『石臼挽き手打ちそば 神楽坂 玄菱』。寒くてたまらないけど、せいろ650円。
『ampm』で『酢豚まん』を買って職場で食べる。

 休憩時間に、派遣会社に面接に来た友人Aさんと『ベローチェ』。
『ベローチェ』は煙草臭くて大嫌いだけど、Aさんは喫煙者なので仕方ない。
派遣会社と仕事の傾向と対策。愛すべき社長Aさんについて。

 昼休みに彼に「2月は1回会っただけで、3月になってしまいましたね」とメールしたら、
夕方「○日は?予定入ってる?」と返信。それまで寒くて震えていたのに、熱くなる。

 明日は絶対遅刻しないように、眠くならないように、2時過ぎには寝る。
2004年03月01日(月)

抱茎亭日乗 / エムサク

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