映画『忠臣蔵』,『花の白虎隊』,テレビ朝日『流転の王妃・最後の皇弟』

 新文芸坐の勝新太郎映画祭『忠臣蔵』。文芸座は上映開始後30分経つと入場できない。
ギリギリ間に合った。走って汗だくになる。ハンカチを持ってなくて大変だった。

丁度市川雷蔵の切腹シーンで、カツシンはいつ出てくるの?という感じの豪華キャスト超大作。
しかしこの日本人が大好きらしい『忠臣蔵』を、なんで私が必死になって駆けつけて見ているのか、不思議だ。

 『花の白虎隊』は1954年カツシンの映画デヴュー作。
前にヴィデオで見たことがあると思うが、つまらなかったような気がする。
だいたいいつも酔払ってヴィデオを見ていたから、記憶に残っていない。

16mmなので、と劇場は断っていたが、ひどい画面でほとんど顔がわからない。
白虎隊が出かけていくのは夜で、ますます画面が黒ーい。
ヴィデオもこんなふうだったっけ?印象に無いけど。

もう一度、始まりを見ていなかった『忠臣蔵』の、市川雷蔵腹切まで見て帰る。
今日は市川雷蔵映画祭のようだった。

 なんで汗だくになって途中から『忠臣蔵』を見たのかというと、テレビ朝日『流転の王妃・最後の皇弟』の後編放送を見るため。
昨夜の豪華絢爛も良かったけど、みすぼらしくて悲惨で過酷な流転の日々も良かった。

たいした苦労も悲しみも経験していない私には、運命に翻弄されたり抗ったりすることへの憧れがある。
現実は楽しい方へ楽な方への、怠惰でぬるーい生活だが。
2003年11月30日(日)

三浦和義さん,『流転の王妃・最後の皇弟』,『世界美術館紀行』

 BBSにも書いたが、12月18日(木)のジャーナリズム講座の講師は三浦和義さん。
三浦さんの話は2回ほど聞いたことがあるが、ものすごく面白かった。
パワフルであっけらかんとしてて、言い方は軽薄そうだけど言ってる内容は重い。
とても魅力的で興味深い人だ。

三浦さんと電話で少し打ち合わせ。講座後の懇親会にも出席されるとのこと。楽しみ。
皆様ふるってご参加下さい。

 具合が悪いわけではないが、12時間ほど寝て、起きてからずーっとテレビを見て過ごす。
常盤貴子、竹野内豊主演の『流転の王妃・最後の皇弟』。昼間の番宣番組も見た。
常盤貴子はうまいとは思わないけど、いろんな役に挑戦して、頑張ってて好き。
面白かった。明日もテレビ漬けだ。

 その後はNHK『世界美術館紀行』。
「フランス・ヌードの革命〜オルセー美術館(2)」
「夜の印象派・ドガ〜オルセー美術館(3)」
「りんごで革命を起こした男・セザンヌ〜オルセー美術館(4)」
「家族への贈りもの〜ゴッホ美術館」
「若きラファエロの日々〜ピッティ宮殿パラティーナ美術館」
「渦まく大気 ターナーのスケッチ帖(ちょう)〜テート・ブリテン」

特に好きな絵でなくても、解説や秘められた物語など知ると興味深い。
ものを書く上でのヒントにもなって触発された。
そういえば最近美術展など行ってない。実物を見なきゃね。

 ところでNHKの『新日曜美術館』は、司会が女性に替わってからつまらなくなった。
一般的というかあまり驚きが無い。
『世界美術館紀行』をやっているアナウンサーが担当していた時の方が
とり上げる作家も視点も個性的だったと思う。
2003年11月29日(土)

『呉さんの厨房』

 二日酔い気味と寝不足で調子悪い。『呉さんの厨房』でお腹に優しいお粥。

 夜は久し振りにお風呂にゆっくり入って早めに寝る。
2003年11月28日(金)

『けらら』,『梅丘寿司の美登利』,『ミリバール』,『PEARL LOUNGE』

 『けらら』の野菜カレー700円。今日は髪の毛は入っていなかった。
ライスとナンに対してカレーが少なめでライスを残す。全部食べたら食べ過ぎだ。

 10日ほど母に電話・メールしていて、やっと連絡が取れた。
本日母は藤原竜也『ハムレット』を見ているので、ご飯を食べようってことで渋谷。

18:30の約束にちょっと遅れてしまい、急いでいたのに山手線の反対方向に乗ってしまう。
ボケている。

15分ほど遅刻。文句を言われ、こちらも10日間連絡が取れなかったことに文句をつける。
旅行に行ったり風邪をひいたりしていたらしい。旅行に携帯電話を持って行かないでどうする。
まあ無事用件も済んだし、『梅丘寿司の美登利』で寿司もご馳走になったし、ありがとうお母さん。

 母は帰って、私は一人で『ミリバール』。暫く客は私一人で、店主の清野さんとお話。

 大学ゼミの後輩Hさんがアーティスト・ブッキングを手がける「TOKYOの新しい大人のコミュニティー」がコンセプトのサロン『PEARL LOUNGE』のレセプションパーティー。

元『eggman』というライヴハウスだったところ。結構な人。Hさんに挨拶。

ライヴが終わると白いカーテンが引かれて、ステージとフロアと通路が仕切られる。
何の意味があるのかよくわからないが。

空いている椅子があったので座っていたら、眠くてたまらなくなって、帰る。
2003年11月27日(木)

慶應義塾大学病院,映画『ひめごと』,『密愛』

 子宮ガン検診で子宮頚部異形成とかいう結果。
今後のことを決めましょうってことで慶應病院。
「研究のことは聞いてます?」と言われて「いえ何も」。説明を受ける。

子宮ガンは原因がわかっていて、子宮頚部異形成からちゃんとした?ガンになるまでの年数や割合も大体わかっている。だけどどういう人がガンになるのか傾向はつかめていない。子宮頚部異形成のほとんどの人はガンにはならないで自然に直る。
なので、その傾向をつかむことによって(私のではなく)将来の患者の治療に役立てるため、サンプルの一つとして協力してくれる?という話。

半年後の検査でも結果が同じであれば、そのときに研究に参加するかしないか決めればよい。私としては、来年の検査で直っていることを願う。

次回検査の予約を入れて、終了。1時間半待って、研究の説明聞かされて、再診料200円。

 シアターイメージフォーラムで映画『ひめごと』。
ここはレディス割引をやっていない。しかし最終回が18:30からで会社帰りに間に合わない。
病院のために会社を休んで、丁度いいから見た。

女2人の身体は本当に美しくて惚れ惚れ。カッコイイ。

以下ネタばれ。

最後、ヌードダンサーで指南役だったナタリーが看守と結婚、というのは理解できない。
人は変われるとは思うけど、話としてはつまらない。

殺されて当然のお坊ちゃまの近親相姦妹はどうしたのかな?とか変なところが気にかかる。

 「愛してる」と言ったら負け、というゲームってなんだか容易にストーリーが想像できるような『密愛』。

不倫愛で家族と恋人を失った主人公が「不幸から活力が生まれる」という心境に至るのは面白い。

『ひめごと』も『密愛』も最初はゲーム感覚で始まる。
期待していた『ひめごと』の最後がつまらなかったのは、激しく生きていた人がささやかな幸せを選択したらしいから。
『密愛』が意外に面白かったのはささやかな幸せを守ることに固執しないで生きていこうとするからかな。

両方ともR18指定で、官能的なのを期待していたが、あまり。何故かはよくわからない。
セックスをゲームとして描いているから?きれい過ぎるから?
2003年11月26日(水)

『SHELL』,母ストーキング

 『SHELL』の日替わりランチ。本日はエビフライと豚肉生姜焼き。ちょっと重かった。

 ここ1週間毎日母の携帯電話に電話しているが繋がらない。家の電話も留守。
1回だけ電話があったが私が出られなかった。
毎日「真理です。電話を下さい」というメッセージを入れ続ける。私はストーカーか。
2003年11月25日(火)

日記

 午前中に起きて、ご飯を食べて日記。深夜2時まで。
目はショボショボ、頭がボーっとしてくる。

私は文章を書くのが遅い。走るのも遅い。
運動神経が鈍いってことは脳の働きも鈍いのかもしれない。
だから何でも遅くて、遅刻しちゃうんだろうか。全然言い訳になってないか。
2003年11月24日(月)

映画『次郎長富士』,『続・次郎長富士』

 目が覚めるとAちゃんたちは黙々とお片付け。私も起きて食器を拭くのを手伝う。
まだ何人も眠っている。

10時頃出る。このまま池袋でカツシンを見て帰ろうかと思った。
しかし新文芸坐は上映開始後30分を過ぎると入場できない。ちょうどその辺に池袋駅着。

家に帰る。ご飯を食べて少し寝て、シャワーを浴びてまた出かける。

 『次郎長富士』のカツシンは森の石松。ここでは片目。
中村玉緒は本当にまだ子供、という感じ。

 『続・次郎長富士』ではカツシン石松の最期が壮絶。息が詰まる。
中村玉緒も成長してはいるけど、可憐な少女。カツシンを押し倒すのが微笑ましい。

 帰ってトムヤンクンうどん。ヘンテコ料理で決して人様には食べさせられないけど、美味しい。
2003年11月23日(日)

映画『薄桜記』,『座頭市あばれ凧』,Aちゃん鍋パーティー

 勝新太郎映画祭『薄桜記』。真面目で純なカツシンもいいね。皆健気で、泣かされる。
市川雷蔵はつんくと似ていると思っていたけど、喋り方は『太古八』の羽賀さんに似ている。

 『座頭市あばれ凧』。ちょっとギャグが説明調。
市の額からダラーっと血が流れてもう少しで目に入りそう、ってところで「終」。カッコイイ。

 檸檬屋新宿の元従業員Aちゃんのお家で鍋パーティー。
遅くなってしまったが「朝までやってるんで終電で来てもいいですよ」とAちゃん。
22:30頃着く。

30人ぐらいいただろうか?陶芸家や建築家やバンドマンや看護婦の若者たちとお話。
鍋もお料理も美味しい。パーティー料理長の男の子は不思議な髪型をしていた。

Aちゃん撮影の、近所の公園で踊るおじさんのヴィデオ。可笑しい。

持参した宮本武蔵の剣法とか空手のヴィデオを見せて「見て!すごいと思わない?信じられないでしょ?見れば絶対わかるよ!」とさかんに言ってた男の子は、上映中に眠ってしまう。

私は多分2番目に寝た。4時ぐらいか?
2003年11月22日(土)

『Chez Oikawa』,『ハムレット』,『ミリバール』,『エイジア』

 19日はyuhi VS カツシンだったけど、今日は藤原竜也 + yuhiってことで気合が入る。
ジョン・ガリアーノの白いプードルジャケット。
埼京線はギュウギュウで、汚れたら困るから山手線で出勤。しかし最高気温23度とかで、汗だく。

 Oさんが行って気に入った店に私が翌日行くパターンの2回目『Chez Oikawa』。
1,000円で前菜とメインが選べてデザートかコーヒー。
カボチャのスープと、鮭のサフランソース。デザートは洋梨のタルト。美味しかった。

 カタログ校正の仕事ではいろいろな施設の登録データを見るのだが、その中に以前働いていた会社で新入社員時代に教育担当だった先輩の名前を発見。メールをしたら驚いていた。

と思ったら今度は友人の鈴木玲子ちゃんの名刺を発見。
ヴァージンシネマの興行部に勤めているとは知らなかった。電話してみる。
「今ヴァージンシネマの仕事してるの?」
「はい?」
「ヴァージンシネマ。六本木の!」
「え?何?」
「ヴァージンシネマの興行部で働いてるんじゃないの?」
「いいえ」
同姓同名の人違いだった。しかし登録用紙の手書きの字も玲子ちゃんのに似ていた。
顔も似ているんだろうか?

 シアターコクーン『ハムレット』の舞台は非常にシンプルで金網だけ。四方を客席に囲まれて緊張感が高い。客席の階段も舞台の一部なので、藤原竜也が通らないかと激しく期待していたが、願い叶わず。

隣と後ろの女性達はセリフの時にもヒソヒソ喋っていてウルサイ。

西岡徳馬はセリフを何回も詰まって、調子悪かったのだろうか。

最年少ハムレット藤原竜也は完璧。剣も決まってる。素晴らしい。美しい。
ああ、もっと近くで見たい。

そう言えば北野謙さんのお宅にお邪魔した時に北野さんが撮影した藤原竜也の写真を見せてもらおうと思っていたのに!忘れてた。

 22時半頃終わって『ミリバール』。アルバイトのG君は「フジオカタツヤですか?」
違うよ、それはサッポロ一番!ってそれは藤岡琢也か。

 24時、『エイジア』に向かう。途中「どこへ行くんですかー?」と声を掛けられる。
「クラブ。エイジアです」
「僕も六本木でクラブやってるんですけどぉ」
は?ホステススカウト?な訳ないよな。
「レディースクラブなんです」
あ、客引きね。私はホストクラブに行きそうな女なのか?別にいいけど。
名刺をもらってみる。

エイジアはガラガラだった。踊っている人は一人もいない。
いつもDJと並んでステージ上にいるyuhi君もいない。映像も流れてない。
でもセッティングはしてあるからどこかにいるのかもしれない。

暫く待ってみる。人は少しずつ増えて来たけど、3連休の前日がこんなんでいいのか?

トイレに行こうとダンスフロアを出たら、入り口にyuhi君発見。握手。元気がないらしい。

終電で帰る。ギュウギュウで、白いジャケットを汚されるんではないかとヒヤヒヤ。
しかし渋谷も新宿も池袋もそれ程の人出ではないように感じた。3連休前夜とは思えない。
テロを警戒してるのか?まさかね。

 藤原竜也ハムレットも悩んでいたけど、yuhi君の苦悩も深そうで、心配。
2003年11月21日(金)

yuhi君問題,『SHELL』,ジャーナリズム講座,『和民』

 朝早く目が覚めて宮崎学さんに相談メール。
昼休み、yuhi君に電話。昨日の報告と私の見解を話してyuhi君の意志を確認。

 同じ仕事をしているOさんが美味しいと言っていた洋食屋『SHELL』。
日替わりランチはオムレツで、私は卵が苦手なのでハンバーグ定食。
ハンバーグもめったに頼まないメニューなのだが、電話でハイ状態になっていたのかも。
後悔しない美味しさだった。次はカキフライを頼んでみよう。

 食後、宮崎さんに電話。
「どした?」
「ご相談したいことがあって」
「何だ?」
「こうでこうで…」
「最大の問題は何?」
「…だと思います」
「わかった」

午後の休憩時間にyuhi君に電話。前から思っていたが、yuhi君は随分年下だけど大人だ。
仕事は一生懸命だし、誠実だし、ちゃんとしてる。実績もある。
若いからってなめてもらっちゃ困るわ。頑張ろうね、yuhi君!

 先月はお休みしてしまったジャーナリズム講座、今回の講師は日名子暁さん。
テーマは「取材現場の揉め事、編集現場の揉め事」。
日名子さんはフィリピン、ブラジルや、日本の裏社会に詳しい。

ヤクザはイチャモンつけるのがうまい、どうしたらそんなになんでもかんでもイチャモンをつけられるのか、と日名子さんがあるヤクザに聞いたら「当たり前や、毎日テレビに向かって訓練してる」。

揉め事は裁判にもなって、猥褻も名誉毀損も経験豊富な日名子さんの話は、非常に面白かった。
山口百恵が証人に立って大きな話題になった芸能界相関図記事のアンカーが日名子さんだったとは、驚き。

 『和民』で懇親会。従業員が足りていないのか、案内も遅いしテーブルを見ていないし、ダメな店だ。

宮崎学さんの話。殺されたフリーライターの話他。
2003年11月20日(木)

『さぬき家』,yuhi VS カツシン,『檸檬屋新宿』

 二日酔い。午前中、yuhi君から電話。仕事中なのに話し込んでしまう。
「解決の方法はいくつかあるし、気の済むやり方でやったらいい。私は応援する」
と言って、作戦を練る。

 電話で仕事が中断したのでお昼休みは『さぬき家』のうどん定食でさっと済ませる。
寒い中話していたからか、二日酔いだからか、お腹が壊れる。
昼休み返上のはずがトイレにこもって仕事にならず。

 午後の打ち合わせでは説明が続き、うとうとしてしまう。休憩時間に呼ばれて「寝ないで下さい。皆真剣にやってるんだから」と叱られる始末。とほほ。

 本日は勝新太郎映画祭『悪名十八番』『座頭市兇状旅』を見るつもりで楽しみにしていた。
でもyuhi君助っ人で予定変更。
これがどういうことか、というとカツシンよりyuhi君、ってことなんだけど、その重みは私だけが感じるもの。

 『檸檬屋新宿』。檸檬屋新宿の内装を担当したのはyuhi君だが、今回の問題と檸檬屋は直接関係なかった。だけど住枝さんは先方のことを知っているので話を聞きに行く。

話を聞いたら帰るつもりで烏龍茶を飲んでいたら、ビールを飲めと強く勧められる。
二日酔いで全然飲みたくないのに。
ちょっと頂いて帰ろうとしたら「まだいいじゃないか。用事があるわけじゃないんだろう」
「用事がないわけじゃないんです」。
20:35からの『座頭市兇状旅』にも間に合わない。ああもう、本格的に飲む。

住枝さんが「しょうがねえなあ。おっさん(宮崎学さん)に相談するか」と言ったのに「私が相談します」と言ったら、みんな「そんな些細なことで宮崎さんを煩わせるな」と言う。
「住枝さんだって小さなことを相談してるじゃないですか」
「俺は友達だ」
「私はダメなんですか」
「してみれば。話がしたいだけだろう」
「そう。聞いてみたいんです。宮崎さんに相談したいの」

結局閉店まで。
2003年11月19日(水)

『まるや』,『ババ・ガンプ・シュリンプ東京』,『なすび』,『太古八』厨房

 『まるや』でお薦めのなかおち定食850円。前に来た時は漬物とふりかけとキャンディーがテーブルにあったが、今日は海苔とたまごまで置いてある。
前回デザートはアイスクリーム一口。今回はゼリーちゃんと一人前。
これで50円割引券をまいていて、いい店だ。

お茶だってテーブルにポット。ゆっくり3杯目を飲もうと思ったら…、虫が浮いている。
おい!もう2杯飲んじゃったよー。
中国娘の店員は「ごめんなさい」。ううう。

 8月まで働いていた豊洲の会社で同じチームだった人たちと、後楽園ラクーアにある『ババ・ガンプ・シュリンプ・東京』。

ここは映画『フォレスト・ガンプ』のテーマレストランでエビ料理が美味しいらしい。
みなさんアメリカ料理が大好き。大勢でワイワイ食べるには良いかも。

今新宿で同じ会社で働いているKさんは16日がお誕生日とのこと。
他の席にも誕生日の男の子がいて、大層賑やかなことになる。

 ところで、建築家でVJでWEBデザイナーのyuhi君はラクーアに私のお助けグッズを取りに来ることになっていた。
「待ち合わせはどこがいいかな」と皆に聞く。ライトアップされた噴水の前かしら、イルミネーションの美しい木の下とか、サンタクロースのところ?
ってデートの待ち合わせじゃないのはわかっているけど、タタカイは楽しまなくちゃ。

 結局yuhi君からは連絡がなく、私は一人で目白『なすび』へ。
23:30までならやってるよ、と言われて急いで行く。23時過ぎに着く。

『太古八』の羽賀さんもいて、太古八の内装の話、元内縁夫について、私のヘアスタイルのことなど。
「真理ちゃんはちょっとインターネットとかにのめり込み過ぎてる」と羽賀さん。
「そんなことないと思う。会って話すのが一番だと思っているし、リアルな繋がりを大事にしてます」と私。

 なすびは閉店、帰ろうと思ったら「うちの厨房でもう一杯飲もう」と羽賀さん。
初めて勝手口から太古八の厨房に入る。なすびのちあきさんと大手書店のKさんも一緒に、ご馳走になる。

ババ・ガンプでエビを食べて来た、と言ったら「比べてごらん」とばかりに、串に刺される時にピチっと跳ねるエビを焼いてくれる羽賀さん。
キムチ納豆の手巻き寿司も。あんなに食べたのにまだ食べている私。お酒は『喜久酔』。

終電を逃して1時過ぎ、yuhi君から電話。羽賀さんに「切りなさい」と言われる。「はい」と言って切って「緊急事態なもので」と説明。

2時過ぎに出て、埼玉県に帰るKさんにタクシーで遠回りをしてもらって帰宅。
2003年11月18日(火)

yuhi君コール,勝新太郎映画祭『続・悪名』,掃除

 校正の仕事は原稿が揃わないとできないから、突然「今日は何も校正するものがありません」ということもある。そういう場合はたいてい直前まで状況が見えない。
だから散歩屋とかライターとかも平行して動けるようにしておかないといけない。
HPも本格稼動しなくちゃ、と思う。

 8日に聞いたyuhi君の話で、ちょっとお悩み解決に動いたりしていた。
yuhi君から電話。具体的なことを頼まれたので引き受ける。
貸して欲しいものがあるとのこと、yuhi君はご近所なので家に取りに来てもらうことになる。

 池袋の新文芸坐で15日から始まった勝新太郎映画祭。
本日は松平健、鴈龍太郎のトークショウもあって、『続・悪名』。

鴈龍太郎の真っ赤な革ジャケット、かっこよかった。
NANIOさんと似ていると思っていたけど、雰囲気は全然違った。

カツシン映画を見るのは久し振り。カツシンも中村玉緒も若くてかわいらしい。
貞(田宮二郎)が2作目で死ぬとは知らなかった。
悪名シリーズも何本か見ているけど、どれがどんな話だったか記憶が曖昧。

 yuhi君が来るかもしれないから急いで帰宅、掃除。遅い晩御飯。
23時過ぎに電話があって、結局明日渡すことになる。

今回のトラブルは私に関わりが全く無いことでもないし、話を聞く限り彼の言ってる事がおかしいとは思わない。私はyuhi君を応援する。

丁度三浦和義『弁護士いらず』を読んでいるところだったので、受け売りのアドバイス。
2003年11月17日(月)

『イギリスの陶芸作家を訪ねる』連載企画書

昨夜24:40からNHK『夜更かしライブ缶』で『クレイジー・ケン・バンド』を見る。

横山剣、やっぱり素敵だ。「一度一緒に演ったら儀兄弟ですから」。
だから横浜の小さなライヴハウスに今も出続ける。
中島らも風の飲んだくれで体の弱そうなバンドマンも「ずっとついていきたい」。

その後26:10からやってた映画『ファイターズ・ブルース』。
タイの孤児院シスターの常盤貴子とボクサーのアンディ・ラウ。
日本語とタイ語と広東語と英語といろいろ喋っていた。

あんなきれいな顔のボクサーっているだろうか?
アンディ・ラウはかっこいいけど、横山剣の方がセクシーだ。ってこの比べ方は変か。

そんなこんなでいつも起きる時間に寝て、昼過ぎに起きる。
日記、メール、家事。

 陶芸専門サイト『やきものネット』の『月刊やきものネット』コーナーで、
現代イギリス陶芸作家を紹介する連載をやることになった。
『ギャラリー St.Ives』のI氏とすり合わせた企画書を編集部に送る。
順調に行けば来年春、連載スタートだ。
2003年11月16日(日)

『駒沢美粧』,『ミリバール』

 『駒沢美粧』の斉藤さんとは15:30の約束だったが16:00をまわってしまう。
9月6日にやったエクステンションは残り3本になっていて、鋏を入れて落とす。
少し名残惜しい。

特にどういう髪型にしたい、というアイデアは無くて「なんか面白いの」でも「一般人に見えないような(いかにもロックとか、お笑い芸人みたいな)のは困る」。
そう言われても斉藤さんも困るようだが、私は斉藤さんに提案して欲しいから黙っている。
「パーマは残します?」「長さはどうですか?」も基本的にはおまかせ。

19:00過ぎに紅葉ヘアというか、さんご礁の脇に養殖海苔、みたいなスタイルが出来上がる。
パーマは残してカットは無し。ゴキゲン。

 前回同様、誰にも見てもらわず帰るのは寂しいので『ミリバール』。
常連の男性に「久し振り。この前はいつ来たの?」と聞かれる。
「10月15日。ああ、丁度1ヶ月前だ」
「よく覚えてるね」。
そう、失恋記念日だから。次の恋をするまでは忘れないだろう。

あーあ、このヘアスタイルに悩殺される男子は、いないもんかねえ。
2003年11月15日(土)

『D's Lagoon』,散歩屋HP

 一緒にカタログ校正の仕事をしているOさんを誘ってランチ。
『D's Lagoon』はランチのメニューが1つ増えて、会計が先払いに変わった。
いろいろ工夫しているのね。
中国バラ茶ポット150円はお得。お腹がタポタポになるけど。
仕事の話、情報交換と世間話。

 帰宅後思い出して、、暫く放って置いた散歩屋のHPを見てみる。
まだあったけど、瀕死状態。思いついて更新しても、営業用HPには程遠く、意味がない。

怠け者の私はカタログ校正と日記の更新で手一杯。それで結構楽しいから進歩が無い。
何者かになりたいと思いながら、こうして歳を重ねていくのは恐ろしいことだ。
「『生き方』じゃなくて『生きる』、それが大事なんだよ」と宮崎学さんは言うけれど。
2003年11月14日(金)

『太子楼』,キムチ鍋

 中華な気分で『太子楼』。五目あんかけ焼きそば。坦々麺の方が数倍美味しい。
他の人が食べてる海老ワンタンメンが非常に美味しそうに見える。

 晩ご飯は市販のキムチスープを使って、豚肉、豆腐、セレベス(赤芽芋)、大根の葉っぱも入れてほとんどごった煮キムチ鍋。スープの量が少なくて、極薄味になってしまう。だけど美味しい。小鍋一杯全部食べる。
2003年11月13日(木)

『まるや』,映画『天使の肌』

 まぐろなかおち丼が自慢らしい『まるや』で焼き魚定食。本日は鮭。
一口デザートもついて、テーブルにはふりかけやお口直しのキャンディーもあって、いい感じ。次回はなかおち丼を食べてみよう。

 9日のショッピング案内依頼主である先輩から電話。
「箱根で今日の宿探してるんだけど、いいとこ知らない?予算は…」。
私はカタログ校正の仕事中。休憩時間に調べて電話。
箱根は今紅葉シーズンで満室の宿が多いらしい。

私が校正をしているカタログは全国各地の宿泊施設も掲載している。
しかし、いざ自分で使ってみると、このカタログで宿を決めることはできないと思った。
写真が1点しかないし、データも少ない。結局HPなど見ないとわからない。
最近はもう少なくなったとは思うが、HPの無い宿は厳しいんだろうな。

 映画『天使の肌』。全然面白くない。以下ネタばれ。

何で女の子があの男を愛し続けるのかわからない。
男は泣いてばかりいて、女の子が死んで、墓参りに行くんだけどそれは彼のお母さんの墓。
なんじゃそりゃ。
女の子に「お母さんに会いに行った?」って聞かれたから?
それで「あの子は天使のような子です」って言われても、フーン、そんなもんか?
2003年11月12日(水)

『瓦樹丸』,会議,『現代イギリス陶芸』企画書

 沖縄料理好きの私だが、店の外に置いてあるサンプルとメニューが全く美味しそうには見えないので避けていた『沖縄すばと酒 瓦樹丸』。

何人かに「結構美味しいわよ」と言われて初めて行ってみる。
沖縄すばはさっぱりしているものだが、私の頼んだトンカツカレーすばはかなりヘビーだった。
沖縄風炊き込みご飯もついて、また食べ過ぎ。

 取材と入力と校正と編集ディレクターが正確な最新情報を共有できるような環境が必要、と言ったら「じゃあ全体で会議を」ってことになって、ケーキを頂きながら打ち合わせ。

しかしこの会議に出ていないスタッフもいて、「じゃ、このルールで決まり」って口頭で伝えて一斉に始めても、各々の解釈でやってたら結局バラバラじゃないか?大丈夫なのか。

 帰宅後陶芸専門サイト『やきものネット』での現代イギリス陶芸作家紹介ページの企画書作成。2:30まで。
2003年11月11日(火)

『Sun Set Kiss』,『ACTUS』,『香取飯店』

 『Sun Set Kiss』で牡蠣スパゲティ。量が多い。このところ食べ過ぎが続いて、やばい。

 豊洲の会社の現・旧メンバー12人で亀有『香取飯店 中華酒祭』。
今私と同じ職場でアルバイトをしているKさんと一緒に参加。

 途中、同じチームだったW君のお誕生日プレゼントを買うのに付き合ってもらう。
新宿2丁目のゲイグッズのお店を覗いてみる。
始めは入り口付近で「この店面白い」と言ってたKさんは店の奥に入っていくと無言に。
「やっぱり、ここでウケ狙いのプレゼントをしても、怒っちゃうかもしれないね」
ってことでインテリアショップ『ACTUS』。

W君はお料理好きなのでクッキング用品など見るが、可愛い携帯電話スタンドにする。
Kさんと一緒に買う。

 『香取飯店』の中華酒祭は甘いのから強烈なのまで5種類の中国酒が飲み放題。
もう1人のお誕生日Yさんにはみんなから餃子一皿がプレゼントされる。
ヒゲを剃ってネクタイをしているYさんはみんなに「変だ」と言われて「何でよー!?」。
可笑しい。

ウニ、海老、帆立、牡蠣、牛肉など盛り沢山のそば入り海鮮鍋壱萬円也。美味しい。
飾られている、お店のご主人手作りの鍋オブジェがキュート。
最後はおじや。今日も食べ過ぎだ。
2003年11月10日(月)

朝帰り,京王プラザホテル,小田急百貨店,109,クワトロ,『虎の穴』

 アコーディオンスカートにジャケットを着たまま寝て、6時半頃起きる。
北野さんも起きていて、お茶をいれてくれる。
昨夜聞いたyuhi君の話が気になって、北野さんに相談。

北野さんが新小平駅まで送ってくれると言う。
「でも、気持悪くなるかも」
「早めに言って下さい」
と言ってたら車が動き始めてすぐに「やっぱりダメだ」。

道路脇に吐く。早朝ウォーキングのおばさんがすぐ側を通り過ぎる。
爽やかな朝にこんなんでスミマセン。北野さんがお茶を買ってくれる。
「ごめんなさい。ああカッコ悪」

新小平駅は新秋津で西武線に乗り換えれば意外に近い、と知る。
昨日新宿経由で来たのは遠回りだった。クイチャーパラダイスに逢えたからいいけど。

 また吐くかもしれないから各駅停車で池袋。途中下車はしないで済む。
選挙の投票所に寄って、帰って2時間ほど寝る。頭痛は治まった。

 頑張って13:00に新宿。散歩屋依頼の先輩に電話。
「おう、今起きたか?」
「いえ、新宿駅西口です」

昼でも食いながらショッピング案内する彼女達を紹介するよ、と聞いていた。
お腹はペコペコだったが、二日酔いの身にカツサンドはきつい。頑張って食べる。
「晩飯は焼肉がいいんだって。真理ちゃんもガンガン飲み食いしていいよ」。
うへえ。

 案内するのは韓国人の若い女の子2人。1人は日本語を勉強していて、コミュニケーションは日本語で問題無い。

デパートに行きたい、と言うから伊勢丹がいいと思った。
近いところでいい、というので小田急。ちょっと違ったらしい。
福岡の天神地下街みたいなところがいい、という話で、天神地下街はよくわからないけど若い娘は渋谷109だろう。

山手線の中で、2人が韓国のお金を「プレゼント」と言って、くれる。
ただでさえ礼儀に疎い私は戸惑う。あまり固辞するのも失礼だと思って受け取った。
私も何かお土産をプレゼントするべきだった。失敗。

109は気に入ったようで、いろいろお買い上げ。
109の店員の日本語は難しい、わかりません、とAちゃん。
「こちらセルフフィッティングになりますのでサイズの判断はお客様ご自身でお願いいたします」なんて早口で言われたら日本人でも「え?」だよ。

地下1階から3階まで全ての店をチェックして、ショッピングバッグも膨れ上がり、
「もういいです。疲れた」とAちゃん。

 次は男もののTシャツが欲しい、ってことで若い男子はどこで買い物するのかなあ、と考えつつクワトロ。外れてはいなかったみたい。でも109ほど興奮してない感じ。

 「次は?」「もういいです。焼肉行きましょう。高くても美味しいところがいいです」」と言われて、先輩お薦めの中目黒『究極の焼肉 虎の穴』

先輩から2人はものすごく飲む、と聞いていたが始めは2人とも烏龍茶。
私は二日酔いだけどビール。

2人が斉州島から来た、と言ったら店長は張り切ってステーキを焼いてくれる。美味しい。
3人とももうこれ以上一口も入らない、ってぐらい食べて、タクシーでホテルに戻る。

19:30、先輩に報告。
「預かっている行動費はギャラを差し引いてお返しすればいいですか?」
「えー?!ギャラいるの?」
「はい。日当頂けるってお話でしたよね」
「いくら欲しいの?」
「予定より随分早かったのでどうしようかと思っているんですが…。考えます」
先輩から提示があって「どう?」
「充分です」。

良かった。AちゃんとJちゃんは満足しただろうか。
本調子ならもっと楽しんでもらえたと思うのだが。

昨日は抑え目に飲んでいたのになあ。
今日もお腹一杯なのに帰ってアイスクリーム、深夜にプリン。
やっぱり調子が狂っている。
2003年11月09日(日)

散歩屋依頼,ナンパ失敗,『秋の夜長に泡盛を飲む会』

 某先輩から電話。
「お願いがあるんだけど、今日は暇?」と韓国から来たお客様のショッピング案内を頼まれる。
「今日はダメです」「じゃ明日は」「泡盛飲み過ぎて大変なことになってるかも」「酔払ってるぐらいの方がいいんだよ」ってことで引き受ける。
「それってアルバイトですよね?」
「飲み食いは好きにしていいよ。ギャラが欲しいなら出すよ」。

そう言えばすっかり休業状態だが私は「散歩屋」という事業もやっていたのだった。
先輩はそんなことは全く知らないが、実は顧客第1号かも。

 友人の写真家北野謙さんの小平のお家で泡盛会。新宿『沖縄市場』で買った豆腐ようとミミガーを持って出掛ける。

池袋から埼京線に乗ったら太鼓を持っている若者がいて、エイサーか?と思う。
4人組でおじさんと男の子2人と女の子。おじさんの語り口は明らかにウチナーンチュ。
豆腐ようとミミガーに加えてこの人たちを北野邸に連れて行ったら盛り上がるだろうなあ。

新宿で中央線に乗り換える。4人組も中央線ホームに来た。声をかけるしかない。
「エイサーやってるんですか?」
「はい!」と可愛い男の子。
「これからどこに行くんですか?」
「中野サンプラザで公演があるんです」
「まあ!そうなんだ。私はこれからお友達の家で泡盛を飲む会があって、お誘いしようかと…」
「それはいいねえ!その前にちょっと中野で見ていきませんか?」
と反対に誘われる。せっかくだから見ていきたいけど、出番は7時からだと言う。
北野邸では3時から宴が始まっていて、既に5時近くで、7時からの公演を見てからでは遅くなり過ぎる。断念。

「私もエイサー少しやってたんです」
「へえ、どこで?」とおじさん。
「『新宿テーゲーズ』っていうんですけど」
「先生は誰?」
「よくわかりません」
実はおじさんは三線の師匠で宮古島から来たとのこと。
「どこで教えてらっしゃるんですか?」
「ハートさぁ」
素敵!!これぞウチナーンチュ!
一行と別れて「クイチャーパラダイス、師匠は宮古島から」とメモ。

ネットで調べてみると、『クイチャーパラダイス』は世界最大?の三線教室網を持つ沖縄民謡グループで、代表は仲本光正さんという人らしい。確かにあのおじさんだ。
だから「池袋他約50箇所で」じゃなくて「ハートで教える」なのね。

中野サンプラザのイベントは『2003沖縄芸能フェスティバル琉球のひかりと風』。
面白そう。チラッとでも覗いてみるべきだった。

 北野さんからは「西武線鷹の台駅から紅葉の玉川上水散策がお薦め」と聞いていたが、
私がJR新小平駅に着いた時はすっかり暗くなっていた。

北野さんの家は古い一軒家で、玄関には靴があふれ、子供が走り回り、二間続きの部屋はぎゅうぎゅう。

一緒に来るはずだったT大学3年生の報道カメラマン志望のUさんは風邪でダウン。
他に知っている人はいなかったが、北野さんがいろんな人を紹介してくれる。

アートTシャツ作家の北川純さんの裸体像Tシャツ計画や、一人暮らしをしている家賃1万円の15部屋の豪邸の話など、面白かった。

北野さんも好きなひびのこづえの、アコーディオンスカートは子供にウケルかな、と思ったがお母さん方に大変好評。小さな子はボタンに触りたがる。可愛い。

いろんな泡盛と沖縄料理で美味しくて楽しくて、飲みすぎた訳でもないのに、途中から頭痛。

北野さんを紹介してくれた、建築家でクラブVJでWEBデザイナーのyuhi君は22時頃来る。
話をするのは久し振りで、嬉しかったのだが、内容は結構深刻。
どうしよう、力になるには、私に何ができるだろう、と考えるが酔っ払いの頭痛持ちで
「わからない、どうすればいいんだろう?」って情無い。

ピーク時は40人ぐらいいたと思われる北野邸もだんだん人が減ってきて、これからディープな語りに入るか、というところで私は限界。
北野さんのお嬢さんが寝ている布団に並んで寝る。2時半ぐらいだった。
2003年11月08日(土)

『楽庵』,残業

 何年も前に1度行ったことがある新宿2丁目の蕎麦屋『楽庵』に、お昼に行ってみる。
あまり混んでいない。私はランチは通常800円台、たまに1,000円と決めているのだけれど、本日はつけとろろ1,100円。そばの量が少ない気がした。

 カタログ校正の仕事は、日々ルールが変わって、誰かが休みだったり情報伝達がちゃんとしてなかったりで、大丈夫か?
「マニュアルを共有フォルダにして、全員がいつでも最新のものを見られるようにはできないですか?」と聞いたら
「全員でミーティングやりましょう」って、そういうことではないんだけど…。
ミーティングで決めても個々のケースを各々の解釈で進めているからバラバラになる。

残業19:30まで。帰って日記。
2003年11月07日(金)

『おに平』,ヴィデオ『友へ チング』

 昼休みに銀行。通帳の繰越も機械でできると教えてくれる。
1年数か月分の記帳で、結構時間がかかる。繰越できるのは1冊だけで、結局窓口へ。
3冊の通帳を確認していると、残高マイナスが続いたりして悲哀を感じる。

 『おに平』で海鮮丼。普通だけど錦糸玉子が入っていて困る。
居酒屋というより食堂のような感じの店。

 昨日借りたヴィデオ『友へ チング』を見る。
私と同世代の監督で、内容も監督自身の体験に基づいているそうで、興味深い。

「やくざはかっこ悪くちゃダメなんだ」。
だけどかっこつけてるのはかっこ悪かったりもする。男心は複雑なのね。
そこがすごくいい。
2003年11月06日(木)

『小屋』

 韓国料理『小屋』でプルコギ丼。キムチとサラダとスープがついて880円。お腹いっぱい。

 9月分のカタログ校正料入金。6日分なので今月はかなり厳しいと思っていたら、なんとかなりそうなことが判明。ホッとする。

 残業で映画を見逃した。1年前に入会したTSUTAYAで、初めてヴィデオを借りる。
今日は辻褄合せの経理作業などで見られず。
2003年11月05日(水)

『カフェ・クロワッサン』,『酉福』,『ドトール・コーヒー』,『縁や』,豊島郵便局

 現代イギリス陶芸本の打ち合わせで青山一丁目。
『ギャラリーSt.Ives』のI氏と『カフェ・クロワッサン』。

「この本は私のデビュー作になります」と言ったら
「魚屋さんの本のほうが先になるんじゃないの?」とIさん。
「いや、大喧嘩してその話はなくなりました。あ、不安にならないで下さいね」と経緯を話す。

 南青山の『酉福』は陶磁を中心に扱うお店で、今年7月にI氏とともにイギリス陶芸展を開いた。店主のAさんは陶磁器専門書店『AVIS FELIX』や『コエランス』という出版社の経営者でもあり、陶芸関連サイトでは最も充実している『やきものネット』の主宰者でもある。

『やきものネット』2003年9月号にはI氏登場。
http://www.yakimono.net/monthly/hito/hito009.html

そして今回AさんからI氏に『やきものネット』でのイギリス陶芸に関する連載の話があり、
実は1年ほど前から出版計画があるんです、ということで企画書と作家2人分の原稿を持って、ご挨拶に行った。

場所が『やきものネット』編集室だからか、出されるお茶碗も普通ではない。
お茶の味も少し違う。美味しい。

Aさんが『やきものネット』と書籍部門のスタッフも呼んで、かなり具体的に話が進む。
人気サイトに連載後、出版というのは非常にいい話だ。頑張ろうっと。

 『酉福』を出て、I氏と『ドトール・コーヒー』で引き続き『やきものネット』連載の企画書について。
今後のビジネス展開まで話が広がる。楽しみだ。

 昨日の夕方TVニュースで「池袋駅西口ラーメン激戦区」を見て、池袋東武の『縁や』に行ってみる。海老そばは「海老スープのラーメンで海老の身は入っていません」と断り書き。
美味しかった。ラーメンは年に数回食べたくなる。

 豊島郵便局。簡易保険の手続で「気になることがあるのでもう一回窓口に来て欲しい」と言われて行ってみたが、要領を得ず。期限を過ぎて無効になってしまったのかもしれないという話。
いつまでに来い、と言ってよ。

 民主党閣僚候補のニュース。康夫チャン大臣か。いいね。
だったら宮崎学さん国家公安委員長もあり?
2003年11月04日(火)

St.Ives本

 昼頃起きる。
現代イギリス陶芸本を企画している『ギャラリー・セント・アイヴス』のI氏から第2章の校正が届いていた。私よりずっと文章がこなれていて、感心するとともに「やばい」と思う。もっと鍛えなくちゃ。

とは思うものの、怠け者の私は夕方また寝る。
夜に起きて日記やら、明日の打ち合わせ準備やらで朝まで。家事はせず。
2003年11月03日(月)

『川上つよしと彼のムードメイカーズ』,『輦』,『カラオケ館』

 起きたら17:00。よく寝た。

 大学の同級生I君から電話。
「何してるの?」
「これから川上君のライヴ見に行くの」
川上君とI君は高校からの友人だ。
「4日にお兄さんに会うよ」
現代イギリス陶芸本はI君のお兄さんとの企画だ。
「そうなんだ。よろしく。じゃあ近況報告ってことで」
「I君の近況はどうなってんのよ。ロシア人の彼女とは?」
「今月来るんだ。今思いついたんだけど、彼女はこっちに友達がいないから、友達になってくれない?」
「喜んで。ご飯食べよう」
「過去をばらす?」
「へ?ばらすような過去があったっけ?結婚しようって人に変なことは言わないよ」

 22:35に新宿駅。
「日本のオーセンティック・スカ、ロック・ステディのバンドを集めて行われる一大イベント"BIG SHOT"」ってことで新宿ロフトのチケットは売切れだったが、川上君のお陰で見られることになる。感謝。

私は初の『川上つよしと彼のムードメイカーズ』ライヴ。
声を掛けてくれたK夫妻と、豊洲の会社で上司だったMさんと見に行く。

新宿ロフトが移転したことを知らなかった私は、新宿西口から小滝橋通りをズンズン行ってしまい、バンドマンらしき若者に「ロフトはどこですか?」と聞いてみる。
「エー!?ロフトすか?歌舞伎町ですよ!」
「そうなの!?歌舞伎町のどこ?」
「コマ劇場の裏です。今日は何やってるんすか?」
「川上つよしと彼のムードメイカーズ。あと若手バンドいろいろ」
「へえ。昔のロフトとは全然違いますから。でっかいハコです」
「そうなんだ。ありがとう」

急ぐ。Mさんに場所を教えてもらいコンビにで『ぴあ』を見て、23時をかなり過ぎて着く。
直後にムードメイカーズが始まる。
ものすごい人。ひびのこづえの綿入り蛍光黄色スーツを着ている私は汗だく。
差し入れのワインボトルを抱えながら踊る。

ムードメイカーズは「大人」な感じで、楽しげだった。
クラッシュのカバーとか、面白かった。

ムードメイカーズ終了後川上君と少し話す。
川上君は音楽だけじゃなくて釣番組にも出るし、サッカー解説もするし、幅のある人だ。
K君とJリーグについてかなりマニアックな会話をしていた。

 Mさんと私は新宿で飲んでいるW君と合流、西口の『串焼き・豆腐と和食 輦 REN』。
客は私たちだけ。だからか3:00閉店なのに2時前にラストオーダーを取りに来て、
会計を済ませろと言う。2:30には店員が一人になると言い、『蛍の光』を流す。
しかしきっちり3時まで席を立たない私たち。

豊洲の会社、W君が働いていた会社、私の仕事について。
W君は私が今の会社で遅刻は1回、1分だけ、と言ったらものすごく驚いていた。

W君はムードメイカーズファンなのに、ライヴに誘わなかったのは申し訳無い。
ごめんね、W君。次回があったら必ず。

 3時過ぎで入れるのはカラオケしかない、と2人に言われて数年ぶりにカラオケに行く。
蛍光灯の明かりが眩しい『カラオケ館』。

『逢いたくて逢いたくて』『私は風』『キャンディーズメドレー』を歌ってみる。
歌うのは更に数年ぶり。やっぱりカラオケは楽しくない。
7時までいられる、とのことだったが先に帰る。

朝帰りはカラスに怯えながらだけど、なかなか夜が明けない季節になって、カラスもまだ少なくて助かる。
2003年11月02日(日)

映画『インファナル・アフェア』,『KILL BILL』

 10月の日記アクセス数は約2300。
デートとか喧嘩があるとアクセス数が増える傾向があるけど、10月は両方あったし。
皆様見守って頂いてありがとうございます。11月も盛り沢山よ。

 映画の日は、毎週水曜日の女性割引をやっていない単館ロードショウものなどを見るべきだと思う。しかし昼過ぎに起きて日記など書いていたら夜になってしまう。
こうなると近所の池袋。土曜日だからオールナイトもある。歩いて帰れる。

20:30から『インファナル・アフェア』。

あんなふうに携帯電話で連絡取り合ってたら潜入などすぐ発覚しそうなものだと思うけど
かっこいいからいいか。

以下ネタばれ。よくわからなかったのでご存知の方、教えて下さい。

ヤンの弟分が潜入者ヤンを助けるのは何故?助けるだけじゃなくて死んじゃうのは何故?
警察に撃たれてた?それなら自分で車を運転はしないだろう。自殺?なんで?
ヤンを殺そうとしたけど出来なかった?兄貴分だから?
慕っていた人が裏切り者だったら「俺が殺す!」ってなりそうなものだけど…。
男心は複雑なのね。

結局ラウは「善人」として偉くなって、結婚したのか?よくわからなかった。

23:10から『KILL BILL』

タランティーノは大好きだけど、これは…。ふざけてんだろうけど、全く面白くない。
やり過ぎ、ってことか?

何で日本刀を持って飛行機乗ってんだよ、とか。
拙い日本語でやくざの親分になれんのか、とか。
どうでもいいんだろうけど、気になる。

場内も日本語のセリフの度失笑。

 帰って朝までなんやかや。
2003年11月01日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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