『ギャラリーSt.Ives』,『舟越桂 新作版画展』 |
現代イギリス陶芸本の企画を一緒に進めているIさんから『カレン・マクドナルド作陶展』の案内があって『ギャラリー・セント・アイヴス』に行く。 18:00ぐらいまで作家のカレンさんがギャラリーにいるとのことで、是非会いたかった。
自由が丘駅から店までのバスがなかなか来ない。やっとバスに乗って、間もなく着くというところでIさんから「作家は次の予定があるので出ました」と電話。 ああ、もっと早く出かければ良かった。
ほとんど入れ違いでギャラリーに着く。作品はとても独創的な形。 可愛い色で女性が好きそう。どんな人が作っていたのか、会えずに残念。
軽く打ち合わせ。来年2月までに本を出版する予定は大幅に延期されることになる。 焦ることはない、いいものを作りましょう、と話す。
母が渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムでやっている舟越桂展で3,800円のサイン本を買って来い、と言うのでBunkamura。 「ザ・ミュージアムってどこよ?1階?」 「知らないわよ、行けばわかるでしょ」 「正確にザ・ミュージアムなわけ?間違ってない?」 「間違ってないわよ。パンフを見ながら言ってんだから」 「何時までにいけばいいの?パンフに書いてないの?」 「書いてないわ。サイン会は3時から」
しかし、地下のザ・ミュージアムでは別の展覧会をやっていた。 舟越桂は『Bunkamuraギャラリー』。で、それはどこにあるの?時間は19:30まで。只今19:27。
走り回って見つけた。サイン会は終わっていたが3,800円のサイン本も売ってた。 会計を済ませてみると3,800円の本は2種類あった。母に電話をかけるが電波が悪い。 ギャラリーのスタッフに「ここは繋がり難いですよ」と言われるが、もう閉店時間を過ぎている。おまけにキャッチホンで待たされる。ムカツク。 「彫刻と、版画とどっちなの?」「え?聞こえない」という会話を3回繰り返して 彫刻の方に取り替える。もう!こんな重い本!
ギャラリーの人も私が殺気立っているので驚いたことだろう。
私は舟越桂の名前は知らなかった。 母は「あんたの家にある、鈴木さんの版画に似てる」と言う。 ギャラリーに行く前に、ものすごく久し振りにゼミの後輩の鈴木玲子ちゃんに電話。 MARIBARにいくつか載ってる版画は、全て玲子ちゃんの作品だ。
「知ってますよー。有名ですもん。真理さんも絶対見たことありますよ。私の作品と似てるかなあ」 「あ、失礼だったらゴメン」 「いや、そうじゃなくて、船越さんに失礼かも」 お互いの近況を少し話す。 「真理さんのHP、暫く見てないんです。喧嘩ばっかりしてるから」 「相変わらずよ。きついよね。癒されたい人は見ちゃダメだわ」
確かに舟越桂の木彫りの作品は見たことがあった。でも全く興味なし。 版画も玲子ちゃんの作品の方が好きだ。
帰りのJRでは「定期券とioカードは一緒に使えない、切符を買ってください」と言われてムカツク。そんなの不便じゃないか。
しかしなんで私は酷く苛ついているのだろうか。時々こういうことはある。 夜早めに寝る。
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2003年10月12日(日)
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