『コロラド』,『ウーマンズ・ビート大賞』締切

 以前よく飲みに行っていた富久町の『カフェバー GORI』という店でランチをやっているかな、と思って見に行く。お店はあったがランチ営業はやってなかった。

喫茶店『コロラド』に通りかかって、スパゲティがサラダ、飲み物つきで500円。入ってみる。
500円なりのランチだったのはいいけど、トイレのタンクが水がチョロチョロとしか出なくて、貯まるのにえらい時間がかかって、困った。
出ると女の人が待っていて、彼女の方が困っただろうなあと思った。
お店の人に言おうかと考えたけど、時間がないからやめ。

 中学の同級生Aちゃんが教えてくれた、カネボウと読売新聞がやっている賞金1千万円の懸賞『ウーマンズ・ビート大賞』は今日が締切。
結局1文字も書けなかった。全くダメだ。来年頑張ろうっと。

 名原さんからの意味不明の長文メール3通目。どうやら全て私宛だったようだ。
私のことは以前から「真理さん」と書いていたのに3通目の最後になって「君」とあって、これは私のことらしい。(以下の「彼」とは名原さんのお店のお客さん)

> 彼は当然部分的ながら文章もこのコラボの推移もおおよそわきまえており、加えて俺
> は今の処気が進まず見てないが、君のホームページも読んでいる。そこで君に対する
> 俺の見方を客観的立場での参考意見として尋ねてみた。彼は三十三才の若さながら結
> 構世の中を経験しておりなかなか鋭い慧眼の持ち主である。結果はほとんど俺と変わ
> り無かった。

「私も名原さんを知っている人、知らない人、いろいろな人に意見を聞いています。大変面白いです。」
と返信。
2003年09月30日(火)

CITI BANK,『せっさ』

 僅かな残高のシティバンク預金口座を、全額引出し。
そうしないと口座維持手数料を2,100円取られてしまうから。
これが最後の取引とならないことを祈る。

 ランチは『寿司ビストロ せっさ』。アボカド海老マグロ丼、850円。
店に入った瞬間、魚の臭いが気になった。

 名原さんから意味不明のメール2通目。昨日のもそうだが、見知らぬ人の名原さん宛メールがコピペしてあって、その人の署名がアドレスから携帯電話番号まで明記してある。
この人たちに返信しろってことか?
2003年09月29日(月)

味噌汁薄い,メール・日記

 8時頃Nさんが起きる。私も起きて、味噌汁を作るが失敗。うっすーくて不味い。
Nさんが帰った後に、「味噌を足せば良かったんじゃん」と気付く。
昨日は濃いぃ泡盛で、今日は薄ーい味噌汁で、我が家は快適ではなかったかしら。

 ゼミ関係のメール多数。私はゼミ親睦メーリングリストの管理人なので、事務処理いろいろ。
昼寝して日記やらで3時まで。

名原さんからは意味不明のメール。私宛じゃないのかもしれない。
2003年09月28日(日)

名原対策,T先生を囲む会,『ドイツ居酒屋 ジェーエス・レネップ』,『MOMO'S SAKABA』,Nさん泊

 昨夜相談メールを送ったMさんとNANIOさんから早速返信。
日記を読んでくれた、豊洲の会社で同僚アルバイトだったW君からも感想メール。
面白くてためになる。
それぞれ自身の経験をふまえて、自分ならどうするか、どう考えるか語ってくれて
気付かされる事多し。

1.名原さんの本音
> 真理ちゃんにムカついてるね。
> それ以上でもそれ以下でもないと思います。

私は「この作品は改めて俺が時期と形を変えて世に出す。」
の1行につきる、と思っていたのだけど、そうではないのか。男心は複雑なのね。

2.23日のメールにどう反応するか
> 仕事として納めなくてはならない約束事の上に成り立っているのなら
> ぐっとこらえて謝る必要があれば謝り、
> 仕事を完成させて、その後距離を置くかな。

謝る!何を?!これは全く考えてなかったので、面白かった。
こればっかりで申し訳無いが、18日の日記に書いた中島義道『私の嫌いな10の言葉』
の中には「一度頭を下げれば済むことじゃないか!」と「謝れよ!」というのもある。

「『謝れ!』と命ずる人は復讐を企てているのです。謝る意志のない相手に無理矢理に土下座させる。ああ、これ以上胸のすく復讐がありましょうか。しかし、そう命ずる人は、実は更に残酷であり、これで追及を終えることはない。更に要求をするのです。『かたちだけ謝っても心がない!』と。」

学生時代に「謝って済むならいくらでも謝る。謝るのはタダだから」と言った人がいて、その人に「桜井さんはデリカシーがない」と言われて、唖然とした。
心にもない謝罪の言葉を連ねてもまるで平気で、人に『デリカシーがない』と言える人こそデリカシーに欠けるのでは、と私は考える。

3.この仕事をどうするか
> お二人が信頼できる編集者のような方がいれば、
> その方のアドバイスをいただいて仕上げるというのは?

NANIOさんにもそう言われた。私もそうした方がいいと思う。
しかし今はまだ、編集者に見せる原稿を2人で校正している段階だ。
さて、どうなることか。

 大学の恩師T先生の還暦とJ女子大学学長就任と日本マス・コミュニケーション学会学会長就任のお祝いで帝国ホテル。会費15,000円を何とか工面してドタ参。
30分ほど遅刻。

200人を超える、マスコミ学会、先生が教鞭をとったいろんな大学関係者、弟子、教え子らに囲まれご満悦のT先生。
久しぶりに会う人も大勢いて、参加して良かった。
いつものOB会だと先生は最初に話すので、遅刻魔の私はめったに聞けない。
今日のスピーチは宴の終りの方だった。いい話だった。やっぱりツルちゃん、面白い。

 2次会はドイツに転勤した同期K君を偲んで、1つ先輩のKさんや同期6人で『ドイツ居酒屋 ジェーエス・レネップ』。
今年2月にKさんとゼミの公式メーリングリスト管理人の間でバトルがあって、今日のパーティーでは2人の初顔合わせがあったと言う。見たかった。

パーティーのスタッフをしていた先輩Nさんも来るが、間もなく閉店で追い出される。

 2つ3つ先輩の集まっているバー『MOMO'S SAKABA』へ。終電を逃す。
川崎に住んでいるOちゃんが親切にもタクシーで池袋まで送ってくれると言う。有難い。
所持金2,000円の先輩Nさんが「どうしよう、タクシーで帰ると2万円だ」と言っているので「家に来ますか?」と言ってみる。

3年前に買った43度の泡盛『春雨』15年古酒をあけて、2人で飲む。
「うわ、きつい」とNさん。肴はたがたのシラス。「これはうまい」とNさん。

やはり心髄は「人生どうたらこうたら」より「美味しい酒、肴」につきるのではないか。

Nさんは3時頃、私は4時過ぎに寝る。
2003年09月27日(土)

手打ちうどん『さぬき家』,おろし金メール

 昼休みに会社の近辺を散策。手打ちうどん『さぬき家』に入ってみる。
胡麻汁うどん500円。讃岐うどんは安くていい。

 道端の柵に腰掛けて携帯メール。
今の会社のPCはインターネットに繋がっていない。
WEBメールのチェックも出来ないので、勤務中の連絡は携帯電話にお願いします。

 18日の日記に感想をくれたMさんと、NANIOさんに23日の名原さんのメールについて相談。
「名原さんの本音はどこにあると思う?
こんなメールをもらうことはあまりないと思うけど、ご自身だったらどう反応しますか?
またコラボレーションしようって人からだったら、その仕事どうする?」

2人から返信をもらう前に、名原さんに返信。以下抜粋。

私の『真理さんへ』を商品として仕上げたいという意向に変わりはないです。

メールで議論するのはやめた方が賢明だと思いますが、返信いたします。
言い方には拘らないで、何を言っているかを読んでいただければと思います。
私もそうします。

> いずれこの破局は予測できたので以前貴女に「日曜日の昼、新幹線で静岡に来て・・」
> と提案したが「それは出来ない」と簡単に断られた。何て自分本居な人間なのだろう、
> と思った。貴女は心配りとか、自身の考えや行動を客観的に振り返るとか言う作業の
> 心得がないのだろうか、と重ねて深刻に思った。どんな育ち方をしてんだとも・・。

私も名原さんに対して同じように感じたことが何度かあります。

私は静岡出張を「簡単に断って」はいません。切実な事情があって、です。
しかも「断った」のではなくこちらの意向を「お願い」しました。

> この俺がこの件のみで東京へ出向く、貴女が静岡へ来る、この二つを交互に行う。
> 補完は電話で。

了解です。その方向で検討しましょう。

> ★貴女に会うと何故か拒否反応と言うのか、気持ちがブルーになる。

そういう感情は私に伝わって相乗効果でお互いブルーになるのでしょうね。

> だがこの拒否感は何故だろうか。

私が名原さんが分析するような人物だとして、
それに拒否反応してしまう名原さんはどういう人物なのか。
私の分析と合わせて、ご自身の分析ももっと深くされると判明するかもしれません。
「他人は自分の鏡」といいますから、私の中の嫌だと思うところが名原さんの中にもあるのかも。
だからよーくわかっているような気がするんですよ。恐らく。

> 面もある。現状の貴女は一言で、気持ちにゆとりが無いのだろう、と映る。
> 例えば貴女をおろし器のおろし金に例えてみよう。

> この辺りは養老孟司の「バカの壁」を読むとヒントがある。

> 俺はこの本は読んではいないが養老孟司氏の人格と哲学、脳や精神分析を理解してい
> るので言わんとする処がわかる。失敗や忘れたい過去はこのような仕組みとその理論
> を理解しなければを決して前へ進めないし克服することは出来ない。
> ただし自分を変えようとしなければこの本を読む必要はないが。

名原さんは読まなくともわかるから読まない?
もう自分を変えようとしないから読まない?

> 心の仕組みも同じ事。先ず貴女が思考を変える(山に登る)。すると次が見える。
> 自然から学ぶとはそういう事だ。
> 先ず過去の固定観念を捨てる、そこが出発点だ、そしてそのあとはひたすら訓練訓練。

名原さんも思考を変えるんですよね?日々やってるんですよね。

> 出版の件に戻る。
> 1.貴女は原理主義的で陰、俺は開放的で陽とする。

そんな決め付けはやめてほしいです。それこそ固定観念でしょう。
が、どうしても名原さんがそうしたければどうぞ。
私は気持にゆとりをもちあわせていますので。

> 1.俺の文章は基本的に要旨さえ伝われば、多少曖昧で拙くても開放的で好感が持てれ
> ば良い。今の世の中、杓子定規より前向きに開放的に生きようと感じている人間が圧
> 倒的に多いのだから。

> そこらは、まあ気にするヤツもいないと思うが、あまりに
> も完璧で微細を求めるとその雰囲気が読者に伝わり嫌われるゾ!!。

どっちでもよいなら構いません。私は質問しただけです。
要旨を伝えるために必要だと思ったから質問しました。

私は嫌われたくないとは思っていません。
ものを書けば誰かに嫌われるのは当然です。
名原さんも確実に嫌われます。でも誰かが「好き」と言ってくれます。

> 1.それに対し貴女は俺とは対照的に自分の発言の部分で好き勝手に持論を述べ、また
> そこで俺に異論をとなえて思い通りの完璧な文章の形にすれば良い。

それはやります。

> ★注:だが、その持論や自分なりの価値観、固定観念の雰囲気がいつの時期からか俺
> が素直に感じ文章にした部分、分野に首を突っ込んで来た。それがよろしく無い、形
> としても悪い。自分の持ち場を越えて俺の領域に入って来る、相乗作用が働かなくな
> りそれで厭気がさしブレーキがかかってきた。

名原さんは「柔軟で前向き思考」なんですよね?
でしたら私の言動もポジティブにとらえられたらどうでしょう?
私は名原さんの考えがより読者に伝わるように、いい作品になるように意見を言っているのです。
名原さんの考え(素材)を変えようとは思っていません。

> 1.互いの違いを並べ立たせそして互いにその領域を侵犯しない、それを読者に感じさ
> せる。それも本を構成する大事な一部。あとは、客観的判断つまり読者に任せれば良
> い。

違いを明らかにするための作業と侵犯は違います。
読者に客観的判断をしてもらうために素材を商品にする必要があります。

> 貴女の出版に対する気持ちはハナから理解しているし、君を世に出しその手助けをし
> てあげたいと言う動機も揺るがない。貴女が一時的にでも変わらなければこの事は前
> に進める気はない。厳しい決断になるが、よーく考えて返事をくれるように。

私だけが変わらなければならないのですか?
人の人格分析をして「変われ」と迫ることこそ「領域の侵犯」とも思えますが、
私は言論を封じようとは思いません。

> お客さまであり他人(ひと)のお嬢様と言う立場で今まで礼儀正しく接してきた。
> 今は好々爺の俺だが、幼稚な娑婆感覚をもって俺と対等に話すにはまだ百年早い。

これぞまさしく「バカの壁」ですね。

名原さんも下に書いていますが私は「イコールパートナー」だと思っています。
これからもお互いに礼儀正しくありたいです。
「変われ」「変わらなければ止める」と人に言うばかりで「自分も変わる」とい
う選択肢は無いですか?
これは質問です。私は「変われ」とは言いません。

> 納得してOK.ならばいろいろな部分で貴女の人生は開ける、俺が保証する。
> 俺も一週間考えた、熟慮して一週間後の9月29日(月曜日)までに返事をくれるように。
> NO.ならば返事はいらない。全て無し。
> この作品は改めて俺が時期と形を変えて世に出す。
>
> 以上、イコールパートナーならば当然の提案だと思う。
> 言い過ぎもあったろうが、年輩者ゆえ許せ。

はい。では私の言動も若輩者ゆえ許せ、といったところでしょうか。
私からの提案もあります。名原さんにも続ける意志がおありでしたらお伝えし
ます。或いは「その提案を聞いてから考える」というのでもお伝えします。

> PS.2,3ケ月前から貴女とのコラボにブレーキがかかり出版の件は中断しようと思いは
> じめた。ここに、8月31日、貴女に伝えようとして、一旦思いとどまったメールがあ
> る。
> 参考までに。

何故思い止まったのですか。今持ち出す意図は?

あと、参考までに教えて下さい。「あなたのことをいろいろいう人がいて、なる
ほどなあと思うこともある」と16日に仰っていましたが、誰で、なんと言ってい
たのか。

抜粋終り。

名原さんの「おろし金」は外れてはいないと思うが、
自分は擦られて血を流す側だと思ってるところが違う。おろし金も刃を削られるのだな。
人を傷つけたら自分も傷つく。その覚悟は持ちたいし、相手にも持ってもらいたい。
名原さんもえらい相手と組んじゃったのかもしれない。お気の毒に。
2003年09月26日(金)

『滋味城』

 以前よく行っていた香港飲茶『滋味城』でランチ。数年振りかも。
新宿5丁目なのでちょっと遠かった。

酢豚とスープとカボチャの皮の餃子、もう一つ餃子、サラダ、ご飯にコーヒー付で1,000円。
美味しい。最近の私としてはかなり贅沢なランチ。幸せだ。
禁煙で、コーヒーじゃなくて中国茶だったらもっといいのに。

 帰ってメール、日記。2時まで。
2003年09月25日(木)

慶応義塾大学病院,映画『HERO 英雄』,『なすび』

 慶應病院で子宮ガンの検査。
待ち時間に本屋で『バカの壁』を立ち読み。宣伝や書評を読んでも全く読む気にならなかったが、昨日の名原さんのメールに登場したので目を通す。

やっぱり私は養老孟司より中島義道だ。名原さんには「シモーヌ・オノ『君は理解されているか?』を読むとヒントがある」って教えてあげようかしら。

更に朝食を売店で買ったり、トイレに行ったりしてたら検査の順番を飛ばされてしまった。

検査は相変わらず不快ではあったが、酷く痛くはなかった。
ベテラン先生でうまいのか、私が慣れたのか?

痛いのは懐だった。この間の子宮の入り口と奥の検査が5千円で、今日は入り口だけなのに1万円?なんで?と思って領収書を見ると「手術・麻酔料」が3千円。
麻酔かけられてたんかい!知らなかった。痛くないはずだ。

 午後出勤のつもりが遅くなってしまって大失敗、と思ったら会社でもPCのメンテナンス待ちで「休憩して来て下さい」。1時間弱読書。

今、大場昇著『からゆきさんおキクの生涯』を読んでいる。これは面白い。
おキクは57年振りに日本に帰国するのだが、前年には横井さんがグアムから、翌年には小野田さんがフィリピンから帰国した。
おキクさんの帰国もかなり大きな話題になったようだが、私は横井さんも小野田さんも覚えているのにおキクさんのニュースは全く知らなかった。

 どうかなあ、と思っていた『HERO』を見る。面白くなかった。少し寝てしまった。
色が美しい、映像が素晴らしい、と言われる映画はたいてい話がつまらない。

 目白のバー『なすび』で、常連の和角仁さんが編集した『あなたの日本舞踊 名取と名取をめざす人のために』全6巻の出版パーティーがあるとのことでお邪魔する。
『なすび』は2回目で、和角さんとは面識がないのだが、店主のちあきさんが招待してくれた。

小さなお店だが20人ぐらい入っていただろうか、ギュウギュウ。
執筆協力した舞踊家の坂東鼓登治さんとお話。鼓登治さんは村尚也という名前でNHK「日本の伝統芸能」の講師もされている。

鼓登治さんの「『マトリックス』のワイヤーアクションは歌舞伎、『HERO』は舞踊です」という話や「伝統芸能を学校で教えるのはいいけれど、日本舞踊は子供に教えるものではないと、僕は思う」など、興味深かった。

 名原さんのメールについて『太古八』の羽賀さんや、ちあきさんに聞いてみたかったのだが、パーティーで話せる状況ではなかった。
帰ろうとしたところで「日記読んだよ。面白いね」と話し掛ける人あり。

「日記は面白い。でも『やらぬ仲』は全然面白くない。あれはダメだ」と何度も言う。
日記の内容を良く覚えているので驚く。

プリントアウトした名原さんのメールを見せて意見を聞く。
「『おろし金』、これは当たってるな。『嫌われるゾ!!』、そりゃそうだな。」
ってそういうことを聞いているんじゃないけど、まあいいや。

「田中康夫の『なんとなくクリスタル』読んだか?」
「読んだと思います」
「思いますじゃダメだ」
「随分前のことだから、読んだと思います。家にあったはず」
「最初の1行はなんだ」
「覚えてない。月日は百代の過客にして…情に棹させば流される?違うか」
話に入ってくる人あり。
「何いい加減な事言ってるんだ」
酔って絡まれてるのか、文句ばっかり言われる。帰る。

雨。目白駅まではすぐだが、池袋からはタクシー。
2003年09月24日(水)

『はるや』,『ロッテリア』,ステーキハウス,『らくらく亭』,名原さんメール

 1:30に寝て3:30に起きて、6:30発のスカイマークエアラインズで福岡。
搭乗券がスーパーのレシートみたい。
座席が非常に狭いような感じがするが、気のせいだろうか。
レディスシートがあるのは良かった。

少し離れた席で、死んだように眠っているNANIOさん。
福岡空港について飛行機を降りる時もほとんど目を開かず、私に気付かない。

空港内で、後ろからNANIOさんを突付く。具合悪そう。
飛行機に乗り遅れないように朝まで飲んでいたらしい。偉いけど酒臭い。

空港バスで小倉。
暴力団排除を掲げたお店を地元ヤクザ組員が襲撃して舌を噛み切ったのか圧死だったのか、死亡する事件が起きた福岡県小倉。
報道では暴力団排除を望む住民を守るために警察が頑張っていることになっているらしい街の実態を見に行く。

祝日の昼間で、東京と違って暖かくって、まったくのどかな小倉駅周辺。

 「俺食えない」というNANIOさんを『はるや』に連れて行って、うどん。
前に一度食べて、もう一回食べてみたかった。
前回は女性のお客さんが「ここはホント美味しいよ!」といろいろ話し掛けてきて面白かったのだが、今日はいなかった。

 小倉は東京で言ったら町田とか吉祥寺のような大きな街だけど、駅からちょっと離れた商店街はシャッター通りのようになっているところもある。
祝日だからお休みなのかもしれないが。

 バイトの子が配っていた割引券をもらって、駅前の『ロッテリア』。
喫煙フロアから戻ったNANIOさんが「小学生の女の子たちが集団でタバコ吸ってるよ」。
私もトイレに行きがてら、見る。「いや、あれは中1ぐらいじゃないか?」
怖くてあまりジロジロ見られなかった。
禁煙フロアのこちらはNANIOさん以外全員女性で皆化粧直しに励み、レディスパウダールームと化している。
地方都市ファーストフード店の祝日昼下がりの光景。

 電脳キツネ目組の人たちとステーキハウスで合流、「警察の情報公開を求める市民会議」
ってビールとワイン飲んでステーキ食べてお喋り。

 帰りの飛行機までまだ時間がある。博多の『ぼんちゃん』に行きたいところだが、ゆっくりはできない。小倉の駅近くで立ち飲もう、ってことになって『らくらく亭』。
奥には座敷もあって、座って飲む。

結局ここでも慌しく飲んで、新幹線で博多、地下鉄で空港。途中Hさんのチケット紛失事件などドキドキも交えつつ無事羽田。ヘロヘロになって帰る。

 16日に「冷静になって考えてみるよ」と言っていた名原さんから長文メール。
プリントアウトしたらA4紙3枚。すごい。

> 16日に戻る。ざっくばらんに書く。

(略:下は名原さんと妻の会話。「彼女」とは私。「この件」は共著『真理さんへ』)

> 俺は「彼女と会うと気が重くなるし楽しくなく苦痛も感じる。時間がもったいないか
> ら早目に切り上げた。もしかしたらもうこの件は止めにする」と本音で答えた。
> この俺の感じ方は、貴女から離れて行く方々とおそらく重なる部分が多いのだろう。
> 人の基本はそんなに変わり無いからね。

> 提案・続ける条件。
> 俺はかなり貴女を思い遣って行動してきたが、作業をし易くする為に全て相半ばの環
> 境を設定しよう。
> 1.俺はこの出版のみの件で東京へ出向く。

(略:8月18、19日がいかにハードだったかの説明)

> 36時間活動しっぱなしだ。今まで貴女を思い遣って行動してきたが、こんな事してた
> ら俺ならずとも誰でも参ってしまう。
> いずれこの破局は予測できたので以前貴女に「日曜日の昼、新幹線で静岡に来て・・」
> と提案したが「それは出来ない」と簡単に断られた。何て自分本居な人間なのだろう、
> と思った。貴女は心配りとか、自身の考えや行動を客観的に振り返るとか言う作業の
> 心得がないのだろうか、と重ねて深刻に思った。どんな育ち方をしてんだとも・・。

> 2.貴女が静岡へ出向く。これは作業開始の頃の貴女からのメールにも記してある。

> ★貴女に会うと何故か拒否反応と言うのか、気持ちがブルーになる。
> 想像していた人格と違うので、これは俺側に別枠で真理チャンネル意識を設ければ何
> とか凌げる。これは俺の作業だ。

> だがこの拒否感は何故だろうか。
> 貴女のような性格の人物は俺の周りには一人も居ない。だから始めてで戸惑っている
> 面もある。現状の貴女は一言で、気持ちにゆとりが無いのだろう、と映る。
> 例えば貴女をおろし器のおろし金に例えてみよう。
> 見ているだけで接しなければどうって事ないが、直接触れるとザラザラチクチク痛テー
> し擦れば血も出る。必要な時だけ、間に対象物を入れて接する。そんなおろし金のよ
> うな人物に思える。

> 60歳近くまで生きて来た俺の人間分析からすると、貴女は弱者と被害者意識がベース
> と言うのか、善くも悪くも過去の体験で例えばPTSDのようなものが根底に在りそれで
> 出来上がった自分だけに通用する固定観念、それを一種の原理主義のようにかたくな
> に守り、それを個性と勘違いしそこから一歩も前へ出ない、そんな感じがする人物だ。
> この辺りは養老孟司の「バカの壁」を読むとヒントがある。

(略:本の説明)

> 俺はこの本は読んではいないが養老孟司氏の人格と哲学、脳や精神分析を理解してい
> るので言わんとする処がわかる。失敗や忘れたい過去はこのような仕組みとその理論
> を理解しなければを決して前へ進めないし克服することは出来ない。
> ただし自分を変えようとしなければこの本を読む必要はないが。

(略:人生を山登りに例えて)

> 心の仕組みも同じ事。先ず貴女が思考を変える(山に登る)。すると次が見える。
> 自然から学ぶとはそういう事だ。
> 先ず過去の固定観念を捨てる、そこが出発点だ、そしてそのあとはひたすら訓練訓練。

> 余談になるが10年以上前、英国政府から勲章を授与された親しい人物に、俺は「日本
> 人には珍しい欧米のエリートの精神構造を持った人間だね、まさに勝ち組だよ君は」、
> と言われた事がある。
> 社交辞令の褒め言葉だろうが俺の何をもってそうなのか未だに理解していない。
> だが少なくとも原理主義ではなく柔軟で前向きな思考の人間、そんな印象をとらえて
> くれたのだろうと思っている。

> 出版の件に戻る。
> 1.貴女は原理主義的で陰、俺は開放的で陽とする。
> 互いに相入れない処がある。それはそれで良い。

> 1.俺の文章は基本的に要旨さえ伝われば、多少曖昧で拙くても開放的で好感が持てれ
> ば良い。今の世の中、杓子定規より前向きに開放的に生きようと感じている人間が圧
> 倒的に多いのだから。

(略)

> そこらは、まあ気にするヤツもいないと思うが、あまりに
> も完璧で微細を求めるとその雰囲気が読者に伝わり嫌われるゾ!!。

> 1.それに対し貴女は俺とは対照的に自分の発言の部分で好き勝手に持論を述べ、また
> そこで俺に異論をとなえて思い通りの完璧な文章の形にすれば良い。
> ★注:だが、その持論や自分なりの価値観、固定観念の雰囲気がいつの時期からか俺
> が素直に感じ文章にした部分、分野に首を突っ込んで来た。それがよろしく無い、形
> としても悪い。自分の持ち場を越えて俺の領域に入って来る、相乗作用が働かなくな
> りそれで厭気がさしブレーキがかかってきた。

> 1.互いの違いを並べ立たせそして互いにその領域を侵犯しない、それを読者に感じさ
> せる。それも本を構成する大事な一部。あとは、客観的判断つまり読者に任せれば良
> い。

> 貴女の出版に対する気持ちはハナから理解しているし、君を世に出しその手助けをし
> てあげたいと言う動機も揺るがない。貴女が一時的にでも変わらなければこの事は前
> に進める気はない。厳しい決断になるが、よーく考えて返事をくれるように。

> お客さまであり他人(ひと)のお嬢様と言う立場で今まで礼儀正しく接してきた。
> 今は好々爺の俺だが、幼稚な娑婆感覚をもって俺と対等に話すにはまだ百年早い。
> この事で俺は、何も言わずに黙って去ってしまうのが一番楽で簡単なのだが、多少の
> 御縁と老婆心ながら同じような世代の娘と嫁(両方とも既に母親だが)を持つ親心で単
> 刀直入に話してみた。

> 納得してOK.ならばいろいろな部分で貴女の人生は開ける、俺が保証する。
> 俺も一週間考えた、熟慮して一週間後の9月29日(月曜日)までに返事をくれるように。
> NO.ならば返事はいらない。全て無し。
> この作品は改めて俺が時期と形を変えて世に出す。

> 以上、イコールパートナーならば当然の提案だと思う。
> 言い過ぎもあったろうが、年輩者ゆえ許せ。
> では、お元気で。

> PS.2,3ケ月前から貴女とのコラボにブレーキがかかり出版の件は中断しようと思いは
> じめた。ここに、8月31日、貴女に伝えようとして、一旦思いとどまったメールがあ
> る。
> 参考までに。
>
> 15.8.31
> 通告する。
> この出版に関しては全て中止する。
> 表向きの事では無い、総合して貴女の人格と精神面に拒否反応が出たからだ。以後一
> 切、全て無しにする。

返信は書いたが、送信せず。
名原さんの本音は何か、私にどうしてほしいのか、よくわからない。
静岡には行く。しかし「人格を変えろ」「変わらなければ止める」と言われたって、
「日々変化してるよ」って感じだ。

皆様ご意見、提案、感想、質問などありましたら掲示板やらメールやらお願いします。
2003年09月23日(火)

初出勤,『FRESHNESS BURGER』,グルメライター面接

 Aさんが紹介してくれたカタログ校正の仕事で新宿厚生年金会館近くのオフィス。
「マンションの一室で女性もいるから、『タバコは苦手だ』って言えば大丈夫だと思う」
とAさんは言っていたけど、それが最大の問題だった。

遅刻もしないで恐る恐る訪ねたマンションの一室は意外に広く、20人弱ぐらいの人がいた。
タバコはベランダで吸うようになっている。素晴らしい。ああ良かった。

仕事の内容は8月までやっていた電子カタログの編集校正と同じようなもので、無問題。
頑張ろうっと。

 お昼は『フレッシュネス・バーガー』。豊洲と違ってお店がいっぱいある。
しかし500円ダイエットランチは難しくなるだろう。

 今回の校正の仕事が決まる前に東京ライターズバンクに紹介してもらった、「東京のタウン情報ライター」の仕事の面接で新橋のオフィス。
新創刊のタブロイド誌のグルメコーナーの店選びから取材、原稿、校正までという、なかなか興味深いお話。
だが、飲食店の取材は基本的に平日の昼間になる。
今日からの仕事と平行してやるのは無理だ。残念。
2003年09月22日(月)

寝てばかり

朝早く目が醒めて、メールを書いて、また寝る。起きたら19:00。
明日からカタログ校正の仕事で通勤なのに大丈夫か?

どうなることかと思ったが、意外に短い失業生活だった。
またちょっとハードな日々になりそうだ。緊縮財政は続く。
2003年09月21日(日)

『ルノアール』,『びあぐら』,『HUB』

 午後に起きて、片付けものやらメール。

ジャーナリズム講座の私の企画第3弾は三浦和義さんにお願いしたい。
平塚から来てもらっては足の出るギャラだが快諾。さすが。
講演日程は12月18日。

 今日は外出しないつもりでダラダラしていたが、Aさんと急ぎの用件で高田馬場『ルノアール』。

 用事を済ませて『びあぐら』で飲む。仕事の話、家族の話、Aさんのタタカイの話、他。

 閉店で追い出されて『HUB』。宮崎学さんの話、他いろいろ。終電で帰る。
2003年09月20日(土)

二日酔い,『ミリバール』,『エイジア』

 またパンツ一丁に靴下で寝ていた。靴下は脱いだ方が楽だろうにと思うが。
そして二日酔い。

羽賀さんにお礼状、Cさんにメール、日記やらで夜になる。まだ気持悪い。

 yuhi君に『clubasia』の割引券をもらったので、頑張って出かける。
最終電車ギリギリになって、間に合わなかったら帰ろうと思ったが大丈夫。

 『エイジア』の前に『ミリバール』に寄る。大学時代の友人E君に2年振りぐらいで会う。
その時は道で挨拶しただけなので、ゆっくり話をするのは何年振りだろうか。
仕事を終えたバイトのG君も一緒にパブリック・エネミーとジェームス・ブラウンのヴィデオを見ながらお喋り。面白い。

気がつけば4時。『エイジア』に向かう。この時間になるとダンスフロアも空いている。
始発で帰ろうと思ってたが、まずーいワインをチビチビ飲みながら踊っていたら5時になる。
5時までと聞いていたのでどうやって終わるのか見ようかな、と思うが最後まで見届けず
、電車の時間に合わせて出る。
2003年09月19日(金)

『私の嫌いな10の言葉』,お仕事ゲット,ジャーナリズム講座,『太古八』,『なすび』,『はやし』

 私の大好きな中島義道の『私の嫌いな10の言葉』を再読。
嫌いな順番なのか知らないけど3番目の「おまえのためを思って言ってるんだぞ!」より。

「この言葉はとりわけ虫酸が走るほど嫌いです。それはウソだからであり、自分を守っているからであり、恩を着せているからであり、愛情を注いでいるとかんちがいしているからであり、つまり徹底的に鈍感でしかも狡いからです。」

「『おまえのためを思って言っている』という言葉を吐く人は限りなく鈍感です。コチラの気持を正確に察知していっていることはマレで(ほとんどなく)、自分の気持ちを押し付けているだけなのですから。しかも『よいこと』をしているという思い上がりがある。権威や体制や伝統を背景に裁く卑劣さがある。ガンジガラメの自己防衛という狡さがある。」

「自分も昔おまえのようだった、しかしあるとき目が醒めた、と続くこともある。それでも傲慢さには変わりがない。あんたの人生をおれの人生に重ね合わせるなって!ただ、自分の経験だけを語れって!あんたの人生だって、どうせ大同小異の汚い人生なんだから、いまさら教訓がましいこと言うなって!」

ああ素敵、中島義道。私の憧れの人だ。怖くて会いたくないけど。

 東京ライターズバンクから紹介された会社に連絡。さて初仕事となるか。
他に「『成功している農業者』テレビドキュメンタリー出演者を募集」というのもあったので、私の仕事ではないが、心当たりに連絡。

東京ライターズバンクは、こんな感じで小さな実績を作って、ギャラで入会費を稼ぐことが出来たら登録しようと思う。

 8月末でやめた会社を昨年紹介してくれたAさんからメール。
仕事を紹介して下さるとのことで、神楽坂の事務所。
非常にいいお話でやる気満々。ただ心配はタバコ環境のみ。
禁煙の職場でありますように。神に祈る。お願いだー!!

 ジャーナリズム講座。本日の講師は太田出版の編集発行人落合美砂さん。
テーマは「ベストセラーの仕掛け」で、落合さんは『完全自殺マニュアル』『オタク学入門』『Mの世代―ぼくらとミヤザキ君』などの編集で知られている。

150万部売れた『完全自殺マニュアル』は初版7千部だったそうだ。
今も年に何万部か売れるという。「古典」となった感じだろうか。
発売当時は「いつでも死ねると思うと楽に生きていける」という反応が大半だったが、
今は本当にマニュアルとして買っている人が増えてきて
反響というより薬物とか縄の結び方とか、質問がより具体的になっているらしい。

薬物などについての表記は古くてほとんど使えないそうだ。
「改訂版を出す気はないですか?」と聞いたら「嫌です。出したくない」と落合さん。

次に出した『完全失踪マニュアル』は、著者自身が本当に失踪してしまった、という話は面白かった。

 懇親会もなく終わったので、『太古八』の羽賀さんに電話。
昼間にも電話して、昨日メールをくれたCさんについて聞いていた。
Cさんが太古八のお客さんというよりも、羽賀さんがCさんのお店の常連なのだった。
「今度行こう」という話だった。

羽賀さんは電話に出ると第一声「行こう!」。22時前に『太古八』着。
ビールを頂き、羽賀さんの俳句を見せてもらいながら営業が終わるのを待つ。

Cさんのお店は太古八から歩いて30歩の『なすび』。小さなスナックだった。
Cさんは「凶暴エロ親爺」という感じではなく、陽気な芸術家。
昨日の今日で私が登場して、驚いていた。私もビックリ、なんだか不思議だ。

初対面のCさんが私に起った出来事を知っていて、私のことを前から知ってる羽賀さんに説明しているのを「ああ、そう言ってたねえ」と聞いている。
インターネットをやらない羽賀さんは更に摩訶不思議な感じだろうなあ。

羽賀さんの差入れのモツ煮込み。美味しい。レバだという。私はレバーは大嫌いなはずなのに。全然砂っぽい感じがしないし臭くない。
調子に乗って大きいのを食べてしまったらやっぱり苦手だったが。
さつま芋のオレンジ煮もうまい。この空間で『太古八』を味わうのも不思議。

羽賀さんとCさんが他の常連さんを紹介してくれる。
羽賀さんのように飄々とした、人を決め付けたり排除したりしない、でも自分の
スタイルはしっかり守る、みたいなオジサンに会って話したい、と思っていたと
ころだった。粋な会話が非常に楽しい。

 「行くよ」と言われて、帰るのかと思ったら羽賀さんのお友達のお寿司屋さん『はやし』。
開店したばかりで実験的に朝4時までやっているとか。

羽賀さんに「お寿司は手で食べなさい」と言われる。
「はい」。私はこういうことには素直に従う。『太古八』のご主人がその方がうまい、と言うんだから。寿司の持ち方、醤油のつけ方も直される。ひえー、緊張する。
穴子の握りが半分ボテッと落ちる。
「俺の付き合っている女たちに比べたらまだまだだな」。

「肩書きで判断すること」と同じように一般に否定的に言われる「他人と比べること」。
みんなやっている。そりゃ比べるさ。楽しいんだもん。比べられもしないなんて寂しいじゃない。

私も比べる。紅茶のティーパックをギューギュー押して「ああ、そんな風にしたら不味くなる」と言っても「熱くて色が濃ければいいんだ」と聞かない人と、美しい寿司の食べ方をする人を。

「今日は全部ご馳走したからな。いつか俺に奢りなさい。レモン(檸檬屋)か、どこかで」
「じゃあ、『なすび』で」
ってなすびの勘定はここに公表してはいけないのではと思うような驚愕破格値。
「おいおい」と羽賀さん。
んー、最近めっきりご無沙汰の『酒 いわしや』はどうだろう。決めた。

久し振りのデート、楽しくてたまらなかった。
2003年09月18日(木)

凶暴エロ親爺メール,映画『ファム・ファタール』

 目白の『太古八』のお客様なのか、日記を読んでくれた「太古八兄弟 飛びつき抱きつき押し倒す 凶暴エロ親爺」Cさんからメール。

> とても とっても トテツモナク軽くて面白い。
> 塾の軽薄さの典型ですね 福沢先生も驚き、一橋でもそうだろう。
> この軽さ 慎太郎の 芥川賞をとった「太陽の季節」のときと似ていると感じた
> こんな感じ方は 俺だけのものであり、最新の「日乗」は異なる日乗の現実感はい
> い。
> だが、古い 「やらぬ仲」の読んだ感想は、 若き時代のほろ苦き 甘さが
> つまらなくつたわってきましたよ。 しかし過去があって現在なんだから
> やらぬ仲は貴重ですよ。ヤスオチャンだってクリスタルがあって
> 知事になったのですから。
>
> 今は 立派ないい女太古八ヒデオ和尚が認定したように
> なんとか 一チョ前にちかずきつつある 女らしい。
> 毎晩 毎昼でも 太古八に通学研修に励み
> 女を磨いてほしいものだと 思っちゃった。

感想を頂くのは非常に嬉しい。肩書き?に恐る恐る返信する。

昨日言われたことを、他者感覚を持って、太古八の羽賀さんや宮崎学さんに聞いてみたいと思っていたところ。面白いタイミングで来た、とても有難いメールだった。

 見たい映画はいろいろあるが、19日までの『ファム・ファタール』を見なくては。
打ち切りになるってことはくだらない話なのかもしれない。
しかしあの蛇のドレス?アクセサリー?とアントニオ・バンデラスは見ておきたい。

…やはりどうでもいい話だった。アントニオ・バンデラスも今回はあまり良くなかった。
しかしあの蛇のビスチェはすごい。あんなバカみたいなもの、是非着てみたい。
2003年09月17日(水)

慶応義塾大学病院,『ヴェローチェ』,新宿区役所,友の失恋

 9月6日のガン検査の結果を聞きに慶應病院。要再検査。
4年前にも1度再検査になって、その後はずっと問題なかった。今度も心配ないと思う。
しかしあの痛い検査をまたやるのか。勘弁してくれ。

今日は超音波診断。ガン検査より楽だが、これだって無痛ではない。
「痛みが酷ければお尻から入れる方法もありますけど、その方が嫌だという人もいます」
「嫌です。頑張ります」

 信濃町から新宿区役所に寄って新橋に行こうと思ったが、時間がなくなって新宿駅で引き返す。えらい遠回りして時間通りに新橋駅。

名原さんと『真理さんへ』の原稿の読み合わせの予定だった。
今回も4、5時間はかかるだろうと思っていたが、「1時間しかない」と名原さん。
「じゃあ出だしとあとがきだけにしますか」と提案。
駐車場や喫茶店を探している間に時間がどんどん過ぎる。

禁煙席がない『ヴェローチェ』の外の席で激論になる。
私が送った原稿はやはり読み込む時間がなかったようで、やり方は今までと変わらないのだが「一足飛びし過ぎ」「この間の読み合わせは無駄だったのか」と言われる。
毎回作業の進め方から話しているけれど、必要なら何度でも説明する。

「疲れる」
「私も疲れます」
「真理さんのためにと思って始めたけど真理さんが『やめる』って言ってくれたら一番楽なのに、って思う」
「私はやめません。絶対自分から『やめる』とは言わない。名原さんがやめたいなら名原さんが決めて下さい」
「ブレーキがかかっている。疑問に感じてる。俺は肩書きではなく人格で人を判断するから」
「私のためにと言ったけど、私の人格にはその価値が無い、判断を誤ったということですよね?」
「そう考える?」
「いえ、質問しているだけです」
「あなたの事を知っている人がいろいろ言って、なるほどなあと思うこともある。ここまで言って良いのかわからないけど」
「どうぞ。私は平気です」
「さっきだってね、『検査はどうだった』って聞いて『どこが悪いの』って聞いても『言いたくありません』て」
「言いたくないんです」
「それじゃあ話が続かないじゃない」
「言いたくない。心配してくれるのはわかるけど、デリケートな問題なので言いたくない」
「そういう風に言ってくれれば」
「聞き方もあるんじゃないですか」
「この仕事にだって影響するかもしれないと思うでしょ」
「それは大丈夫です」
「俺は戦後民主主義が…(略)自由が…(略)。もの書きになりたいならもっと偏りなく物事を見たらと思うよ。そうじゃなきゃ敵を作るし、絶対後悔する」
「私はそういうことは日頃よく考えています。最終的に何が仰りたいのかわかりませんが、私のキャラクターは変わらないし、ぶつかるのは当然です」
「キャラクターは変わらなくていい、俺にぶつからないでくれよ」
「名原さんは今私の人格の話をしているけど、作品の為に意見がぶつかり合うのは避けられません」
「男と女だから?世代の違いか?」
「名原さんと私だからですよ」
「もっと他者感覚を持つべき」
「他人は自分の鏡ですからね」

「余分な話。昨日矢切の渡しとか柴又に行って来たよ」
「面白かったですか?」
「テキヤの人たちが元気で威勢が良かった」
「名原さんがやっててもきっと違和感ないですね」
「冗談じゃねえ。俺はテキヤなんかでえきれえだ」

へ?肩書きで人を判断しないのでは??テキヤは肩書きではないってことか?

こんな雰囲気で終わる。名原さんは「冷静になって考えてみるよ」。

私も新宿区役所に向かう道すがら考える。

私は肩書きで人を判断する人間だ。名原さんの人格どうこうは関係ない。
いい作品、面白い本を作りたいだけ。いや、作品に人格が関係ない訳ないか。
肩書きも人格のうちだと考えるってこと。

私のことをいろいろ言う人がいて、誰が何を言っているのか気になるが、気にしたくはない。
どうせ大事なことなど言ってないんだから。私にとって大事なことなら私に言うはず。
私に言わず名原さんに言ったのだから、それは名原さんにとって大事なことなのだろう。
名原さんが判断すれば良い。

私は人にああせえこうせえ言われるのが嫌い。人にも言いたくない。
「そんなことは聞くな」とか「言うな」とか「察しろ」とかも言いたくない。
聞きたければ聞けばいいけど私は答えない。
言い方には拘りたくないけど何を言ったかには拘る。

私、偏ってる?結構だ。敵を作りたくないとは思っていない。

 新宿区役所で戸籍謄本をとって家族割引の手続にauショップ。
20分ぐらい待って「お母様の携帯電話の番号がわからないとダメです」。
ま、そりゃそうだわね。母に連絡つかず、諦めて帰る。

 古い友人から電話。失恋報告に二人とも泣く。別れは辛いもの。今は悲しい。
けれど、彼女だって素敵な時間を過ごしたわけで、いいよなあー恋は。
2003年09月16日(火)

『権八』,映画『パンチ・ドランク・ラブ』

 10時に起きて、クリーニング店にVIKTOR & ROLFの白いブラウスを持って行く。
アイロンだけかけてもらいたいのだが、休日でいつものクリーニング店はお休み。

朧気な記憶を頼りに住宅街を歩き回って他のクリーニング店へ。
残暑厳しく、時間も迫って汗だく。運良く営業中の処を発見。
同じく汗だくでアイロンをかけているおじさんに「1時間でなんとか」とお願い。

家に戻って、支度。勝手に「見せる下着」ということにしたビスチェのまま家を出る。
ブラウスを取りに行って、「ここで着てもいいですか」とカウンターでリボンを結んで
本日の衣装完成。
クリーニング店の奥さんが「ああ、そういうブラウスだったのね」と感心している。

 西麻布の『権八』にて、『秋だ 実りだ 全員集合!』と題した旧姓Y君とKさんの
「純真無垢な誓いの式&荒唐無稽なウェディング・パーティー」。20分ほど遅刻。
あほブッシュが来店して話題になった『権八』の3階に行くと炎天下の中庭で仲良く誓いの言葉を述べている二人。

スカパラの川上君他大学時代に一緒に遊んでいた男の子たちや、この結婚の保証人の青木パパと話す。

お色直しではウェディングドレスのKさんと時代劇衣装のY君。
ヒゲダンスで将棋の駒のケーキに入刀とか意味がわからないが、これがY君の持ち味であってサービス精神。

受付に人がいなくて払い損ねた会費を払ったり、トイレに行ったりしてたら皆いなくなって、一人で帰る。

 恵比寿ガーデンシネマで『パンチ・ドランク・ラヴ』。
寝不足で結構飲んでいたので、始めの方寝てしまう。
ラヴストーリーは出会いがわからないとつまらない。
感情移入して見るような話でもなかったが。
色はいいけど形がね、という印象。
2003年09月15日(月)

東京ライターズバンク,『真理さんへ』

 日記を読んでくれた、東京ライターズバンクのお試し会員の方からメールを頂く。
ライターの仕事紹介システム等に不安をお持ちの様子。
私もよくわからないところがあって、情報交換。

仕事応募者にはTWBへの「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を欠かすな」とのことだけど、
募集したクライアントから応募者には反応なし。「反応ありません」も報告するべきか?
私は報告した方ががいいんだろうと思う。

 8月18日と9月3日にすり合わせた内容に更に訂正を加えた『真理さんへ』原稿を名原さんに送信。16日に会う予定だが名原さんがチェックする時間がほとんどなくて
申し訳無い。しかしパワフル名原さんのことだから平気かも。

 ちょっと気になる人について、その人と近い女性に問い合わせ。さて、どうなることか。

 明け方までメール、日記。
2003年09月14日(日)

『目からウロコの日常物観察展』,『ゆうど』,喫茶店,『笹周』,『真理さんへ』

 石原慎太郎の「爆弾仕掛けられて当然」発言報道のせいか、石原慎太郎と喧嘩している夢を見る。何故か渡辺淳一も登場、元内縁夫もいた。舞台は学校の教室だった。石原慎太郎は先生だったのかもしれない。

 電脳キツネ目組の名古屋の組員Sさんが作品を展示している『目からウロコの日常物観察展』を目白のOM研究所 吉村順三記念ギャラリーに見に行く。
ちょっと迷ってしまい汗だくになって着き、ギャラリートーク「街を見歩く楽しさ」
を途中から聞く。

Sさんの作品は「ペットよけペットボトル」の様々なパターンとか、マスコットを身に付ける人の観察、採集。

こういう路上観察ネタは結構好き。一緒に行ったAさんも喜んで見ている。

 Sさんのお知り合いと、4歳の娘Nちゃんと、近くのギャラリー『ゆうど』に行く。
古い民家を雑貨店にしていて、靴を脱いであがるとお茶が出る。
人の家に遊びに来たようないい感じ。庭もあって妙に落ち着く。母が狂喜しそうな店だ。

 目白通りに新しく出来たカフェに皆で行く。さくらんぼとかいちごのパイと、メロンとかグレープフルーツのジュースのセットで450円は安い。
名前がわからないが、いい店だ。
Sさんのお友達が初対面なのに6人全員にご馳走してくれて恐縮する。

Nちゃんはメロンジュースを「おいしくなーい!」と言っていたが、「あらそう?私おいしーい!」
4歳の子がイメージするメロンジュースとは違ったようで大人味。
焼きたてのパイも甘さ控えめで美味しかった。

 Aさんと二人で池袋『笹周』。前から行ってみたいと思っていた店で、Aさんお気に入りの店でもある。ご主人が囲炉裏で魚など焼いてくれる。日本酒もいろいろある。

Aさんと四方山話。隣席の鉄道会社のウェブサイト担当者とも話す。

店を出て、道が分かれるところでAさんと立ち話。私の企みにアイデアをもらう。楽しい。

 帰って『真理さんへ』の原稿チェック。終わらず。
2003年09月13日(土)

St.Ives本,映画『永遠のマリア・カラス』『デブラ・ウィンガーを探して』

 St.Ives本の第2章フィリップ・ウッドの原稿をIさんに送信。

 銀座の映画館のキャンペーンでスタンプが貯まって、1本無料+ドリンク。粋だね。
『永遠のマリア・カラス』はシャンテシネで上映していた時は大混雑だったが、みゆき座に移って全然余裕。1時間前に着いてしまってロビーで読書。

歌声、セット、衣装など非常に良かったがラストが疑問だった。
事実ではなくて物語、と一番最後に知って納得。
主演のファニー・アルダンがかっこいい。

 1本無料だったのでもう1本は定価でもいいかと思って『デブラ・ウィンガーを探して』。
働く女たちの本音トークは面白かった。
「日本の女優達が話してもこうはならない」と言う人もいるが、
こんな感じじゃないかなあ。多分。しかしアジア系女優は出て来なかった。

やっぱりハリウッドは特殊な世界だとも思う。

インタヴュー方法、その見せ方は非常に参考になった。
皆リラックスして率直に語っている。
2003年09月12日(金)

二日酔い,St.Ives本

 昨日は非常に楽しかった。しかし割ときつめの二日酔いで頭痛、気持悪。
起きてトイレ、水飲んで寝る、の繰り返しで夜になる。

 現代イギリス陶芸の第一人者、ウォルター・キーラーの雑誌記事の翻訳がやっと終了。
ネット自動翻訳を使った、全くこなれない摩訶不思議な文章だが、
だいたい言いたいことはわかった、かもしれない。
原稿を直して、『ギャラリーSt.Ives』のIさんに送る。

次はセント・アイヴス売上ランキング第1位の作家フィリップ・ウッド。
ってこんな調子では来年2月の出版は危ういだろう。
もっとペースを上げて、売り込みも精力的にしないといけない。

 メールやらで5時まで。中国を長く旅していた高校からの友人Mは現在タイに滞在中。
日に何通もの強烈メール復活。面白い。
2003年09月11日(木)

豊島郵便局,レストラン『皐月』,『おまた』,『ナインアンダー』in手刀,『隠居邸』

 縁を切っても負債は残るってことで、以前母に頼まれた保険の手続で豊島郵便局。
T叔父との待ち合わせの前に行くつもりが時間がなくなる。
今日中に手続しなくちゃいけないとT叔父に話すと「一緒に行けばいいじゃない」。
5日はauショップに付き合ってくれて、今日は郵便局まで。優しい人だ。

 T叔父が「郵便局の『かんぽ』と言えば、この辺に安い飲み屋があったはず」と言って、
サンシャインシティ近くのかんぽヘルスプラザ東京のレストラン『皐月』。
ご馳走になる。

T叔父が母の伝言を伝えてくれる。そんなお使いまでしちゃって、大変だ。本当に優しい。
母も日記をつけているそうで、それによると母は
「2001/5/1 自分も鬱なので今は帰らないで、二人とも鬱では困るから。
2001/5/13(母の日) もう一度彼と話し合ったら」
と言ったと。だから先日母が言った事は「誤りだった。縁切りは撤回」。

それは良かった。私から縁を切ったのではない。
ただ、母が人のことを悪く言うのも母が作り上げた物語じゃないのか、と思ってしまうし
今後また「私は言ってない」「もう一度縁を切る」とかわけのわからんことを言われると嫌だからちょっと酷いと思ったけど手紙を書いた、とT叔父に説明。理解してくれる。

「新座にはいつでも帰っていいんだよ。貴女は帰りたくないの?」
「今は。でも言えないですよ。冗談で『そんなトラブッてるところに帰りたくない』とは言ったけど、自立してないんだから『帰らない』も『帰りたくない』も言えません。」
泣きそうになる。
「わかったよ」とT叔父。

母がT叔父に「よくわからない」と言ったらしい合資会社マリバールのこと、今やってる仕事について説明する。母に言ったのと全く同じことをT叔父に言ったらT叔父は理解してくれた。

T叔父の家庭もいろいろ問題があって「なんか俺の話になっちゃったな」。

 ちなみに母の日記も間違っている。
2001年5月1日にはまだ「新座に帰る」などという話は出ていない。
13日に「経済的に自立しろ」とは言われた。
「帰ってこなくていい」と母が言ったのは2001年6月27日だ。
縁切り撤回なのであまり細かいことを母には言わないが。

 T叔父と池袋駅東口で別れて西口でNANIOさんと待ち合わせ。10分ほど遅刻。
久しぶりに『おまた』。NANIOさんを連れて行く。
『夜明け前 冷卸 純米』『石鎚 純米』あと多分『王禄 渓 純米吟醸生原酒』、
他にも飲んだような気がする。
おまたさんは母を知っているので、母との喧嘩話。デブとガリガリの許容範囲について。

私にとってはどうでもよい訂正。
8月19日にNANIOさんを送っていったのは「キャバクラ街入口」ではなく「風俗街入口」とのこと。
「キャバクラは風俗じゃないの?」「広義ではそうだけど、あそこはヌキ系のね」って、ふーん。

 『手刀(チョップ)』に向かう途中で元会社の後輩O君と遭遇。
結構酔払ってNANIOさんとO君と腕を組んで歩いたような気がする。
一緒に恒例『ナインアンダー』のライヴ。

檸檬屋新宿の誕生日会で、ナインアンダーの松本ミヤコさんのお姉さんとNANIOさんが大学の友人であることが判明し、松本さんもNANIOさんと十数年振りの再会をした。
ということでNANIOさんは初めてのナインアンダー。かなり気に入ったようで良かった。
お客さんも増えた。次のライヴは12月とのこと。

今回はナインアンダーがトリで、打上にも参加。
私の赤と黒と金の背中までのエクステンションをやってもらった『駒沢美粧』は松本さんの紹介で、ナインアンダーのヴォーカル、ジャブロ君の縁の美容室。
そんなわけで皆様にヘアスタイルを披露。ササっとアップにもしてみる。好評。

松本さんのお姉さんが打上に駆けつけて、NANIOさんと何年振りやらの再会。
バンドのみんなと一緒に彩食屋『隠居邸』。2時過ぎまで。
17時過ぎから飲んでる私はかなり酔っ払い。
大きなテーブルの正面に座ったジャブロ君のステージとは違う顔と頭に巻いた真っ赤なタオルが非常に印象に残っているが他はほとんど記憶なし。

途中までタクシーで送ってもらって帰る。
2003年09月10日(水)

yuhi君とベゴニアさん,T叔父

 建築家でVJでWEBデザイナーのyuhi君に10月のイベントを問い合わせ。
久し振りにメール往復。

昨年夏ロンドンに帰ってしまったスペイン人美容師ベゴニアさんのHPの件を思い出す。
yuhi君にお願いして、ある程度まとまったらベゴニアさんに提案して、なんて思っていたら既に1年。ベゴニアさんと約束したんだから、ちゃんとやらなきゃ。

英文メールを書くのもしんどかったが、ネット自動翻訳があるじゃないか。
あらかじめ文法きっちり、教科書的日本語でやってみると、何とか使える。
ベゴニアさんに今更遅い、と呆れられなければいいのだが。

 9月5日母が私に絶縁宣言した時一緒に飲んでいたT叔父から電話。
母から伝言があるそうで、明日会うことになる。
「合資会社についても話を聞きたい」ってまさか「縁を切るんだから会社役員も辞める」とか、そういうこと?
2003年09月09日(火)

東京ライターズバンク,自動翻訳,シティバンク

 昨日情報連絡会で紹介された東京ライターズバンクの募集案件3件に応募メール。
主宰者の児玉さんにもホウレンソウメール。

 現代イギリス陶芸専門店『ギャラリーSt.Ives』本の資料で英文の陶芸誌を読む。
わからない単語を辞書で引いたらページがマーカーだらけになる。
St.IvesのIさんも「随分難しい言葉使ってるねえ」。
何回読んでもよくわからないので、全文入力してインターネット自動翻訳を試す。
恐ろしく不可解で不自然な日本語になって、さらに悩む。
まだまだ「使える」というレベルには達していない。

 かつては残高が100万円以上あってどこのATMから貯金を引き出しても手数料がかからなかったシティバンクの口座。30万円以下の残高になると口座維持費が毎月2,100円かかる。
そんなのバカらし、と思って「お休みとかできるの?解約したほうがいいの?」と電話。
残高0であれば維持費は引き落とされず、過去に遡って口座維持費が引かれることはない、って話で少しホッとする。
数ヶ月のうちに30万円以上に復活できればいいけど、難しそう。寂しい話だ。
爪に火をともすと、臭い。

 9月1日にご馳走していただいた出版社社長のTさんが日記を読んで下さり、
20年前檸檬屋に何回かいらしたことがあるとのこと。

>たびたび一丁にならぬよう、くれぐれもご自愛のうえご活躍を
>お祈りいたします。

きゃあ恥ずかしい。
2003年09月08日(月)

東京ライターズバンク/東京スピーカーズクラ情報連絡会,『Venire Venire』

 東京ライターズバンクは登録料1万円(お試し1年)。
その運営について様々な質問を受け、今請負っている依頼を紹介するとのことで情報連絡会に出席。こちらはドトールコーヒー飯田橋神楽坂店にて2,000円。

プロフィールと実績をA41枚にまとめて持って来いとのこと。たいして実績もなく四苦八苦。
今日はその後パーティーがあるのでドレス選びとヘアメイクにも手間取り1時間遅刻。
ドトールコーヒー3Fはびっしり人が入って皆汗だく。

「皆さんなんで出席のメール出してくれないんですかねえ」と児玉さん。
申し込みメールを出せと案内に書いてなかったからじゃないか?
私は別件メールに「7日も参加します」と書いたけど、それはカウントされたのだろうか?

こうした連絡会に出席すれば仕事は紹介してもらえるが、やはり正式登録した方が優先度は高いようだ。イベント参加料も会員と非会員の差をつけたほうがいいと思うが、事務量が増えて大変なのかもしれない。

「ライターは接客業。第一印象が大事。服装、髪型、化粧、話し方、全て気をつけて下さい」と言われて終わる。私は胸の上から開いたロメオジリのドレスに髪型もパーティー仕様で「何しに来たの?」状態。

 連絡会は18:00まで。パーティーは17:30から。急いで原宿『Venire Venire』へ。

8月末まで働いていた会社のNさんとFさんは社内結婚第1号。150人程の盛大なパーティー。
私が着いた時は「朝まで生テレビ」のパロディ番組をヴィデオ上映中。よく出来ている。
会社の皆は私の髪型を見て驚く。

飲み物を取りに行った時、後ろの若い女の子たちが横入りした。
先に飲み物を受け取った彼女が、私の態度から気がつき「スミマセン、どうぞ」と白ワインを差し出す。
こういう場合、どうする?私は「ゴメンネ。ありがとう」と言って受け取って去った。
意地悪だったかな。

 帰って日記、3時まで。
2003年09月07日(日)

日本一醜い親への手紙,慶應義塾大学病院,映画『フリーダ』,ヴィデオ『テルミン』

 暗いうちに目が覚めてしまう。眠れないので作業いろいろ。母に手紙を書く。

私は「新座に帰りません」と言った事はありません。
それを人に、私に、「言った」と言い、「帰ってこなくていい」と言ったのに
「言ってない」「覚えていない」「気持がわからないなら縁切り」と人に、私に言うお母さん。
人が言ってもいないことを言ったと言い、自分が言ったことを言っていない、ではわかりあえるはずもなし。
ウソばっかり。人の気持がわからないのはどっちだ。
さようなら、お元気で。
これまでありがとうございました。

と勢いで書いてはみたものの、結構酷いような気もする。投函するか迷う。

 慶應病院で子宮ガン検査。女のきれいな医師で、嫌悪感は若干下がる。
激痛は変わらないが、声のかけ方、器具や体の扱い方が女性と男性では全然違う。
たまに男性で優しい医師もいるが。

しかしどこの国でも子宮ガン検査はこんなに痛いのか?
あの変な格好の診察台だって違うらしいから、もっと簡便な方法とか実はあるんじゃないのか?

 携帯電話の家族割引申請に必要な戸籍謄本を取りに新宿区役所。閉まっている。
宿直室で土曜は休みと教えてもらう。
豊島区は土日もやってるぞ、と憤慨したが調べたら第3日曜のみだった。

縁は切っても家族割引か。やはり縁は切っても借金は返さなくちゃいけないんだろうな。

新宿で降りてしまって悔しいので映画。
1,300円で見られる会員になっている武蔵野館で『フリーダ』。
良かったぁ。メキシコ行きたい。フリーダもファッションも音楽もいい。
フリーダが歩けたとは知らなかった。勝手に寝たきりとか車椅子とか思い込んでいた。
ディエゴとの激しい愛と葛藤については知ってたけど両性愛というのも知らなかった。
フリーラヴっていうのはこういう事だな。

 帰り道、母への手紙を投函。母は自分も人を傷つけていることを知るべきだ。
傷つけることも傷つくことも悪いことばかりではない。
母は私の手紙に傷つくかもしれないし、全く平気かもしれない。
人の気持などわからない。言わなければわからない。
しかし一度言ってしまえば、人はその言葉を好きに解釈する。
それを知らせるために、私は手紙を投函することにした。
縁を切りたければ、どうぞ。

投函してしまった後、元働いていた会社の先輩から「お母さん、大変そうね、大事にしませふ。」というメールを頂く。Sさんはいつも母のことを心配してくれる。
「積み木くずし。ハハハ」と返信。

 『フリーダ』の余韻に浸っていたいところだが今日までに返さなくちゃいけなくてヴィデオで『テルミン』を見る。

私はテルミンの音は好きではない。演歌とか、合いそうだ。
眠気に耐えられず睡眠休憩を取りながら頑張って見る。まあまあかな。
2003年09月06日(土)

auショップ,『月の雫』,母娘縁切り

 生まれて初めての長髪でシャンプーに悪戦苦闘。ロングは面倒くさい。
カットした自毛とエクステンションの抜け毛で部屋もバスルームも毛だらけ。

 17:00に母と待ち合わせ。auショップで携帯電話を買うのにT叔父も呼んだと言うので
「待ち合わせをずらせばよかったのに」と言うと「いいのよ暇なんだから」。
その暇なT叔父がなかなか来ない。母が怒る。足が痛い、膝が痛いとブーブー。
私は珍しく遅刻しなくて良かった。
T叔父が登場、「5時でしょ」っておじさん、腕時計が止まってるよ。

母は私の髪型を見て「素敵ね」。T叔父は「恥ずかしいから一緒に歩きたくない」。

3人でauショップ。母が新しい携帯電話を買って、それに伴って私の方もいろいろ手続。
1時間以上かかる。
一緒に住んでいない場合家族割引には戸籍謄本が必要で、また来なくてはいけない。

母は私以上に機械オンチで取り説も読めない。携帯電話も殆ど使いこなせないと思われる。

 『豆冨料理 月の雫 東池袋店』に入って早速使い方を教えてあげようと思ったら「いやよ、もう疲れた」。
ふん、じゃあT叔父と私の番号だけ登録してやるか、と思ったら通じない。
待ち合わせ時でかかり難くなっているらしい。大分時間が経ってから着信したり。
「どうして?だめじゃない。あんたがわからないのを私がわかる訳ない」と母。

母が世話したT叔父の息子で私の従兄弟の縁談話。母の兄弟の話。
「あの子は冷たい、言葉にうるおいがない」「あの兄は『身内じゃない』と言った」
「あの人は見舞いに来なかった」「縁を切る」とぶーたれている。
私は母の話がどこまで本当かわからないので「ああそう」「あっちにも言い分はあるんでしょ」「お母さんのことが嫌いなんだよ」等と聞いていた。

「私が『新座に帰らない』と言ったってみんなに言うのはやめてよ。『帰らせて下さい』って言ったのは私で『帰ってこなくていい』って言ったのはお母さんだよ」と言ったら
「言ってない」「覚えていない」「その時はその方がいいと思ったから。その気持がわからないなら縁を切る」と母。

「私もそれで良かったと思っているけど、気持はわからない」
「じゃあ縁を切る」
「ああそう。また『言ってない』とか言わないでよ。あんたが『縁を切る』って言ったんだからね」
「ああ切るよ。家賃も出さないから」
「携帯貸して」
「何よ?」
「登録削除する」
「消したって番号知ってるから意味ないじゃない。馬鹿ね、あんた」
「ご馳走様。帰る」
「あんた随分感情的ね」
「そうよ。私は非常にエモーショナルな人間なの」
と言って一人で店を出る。泣きながら帰る。

子供の頃に母に「お父さんと一緒に家を出て行け」と言われて、私はすっかり出て行く気持になって父親に「ねえねえ、いつ出てくの?」と何日も言っていたら母が謝ったことがある。

小学校の終りから断絶したまま父親は死んだ。

だからもしかするとこれが本当に母娘の縁切りになるかもしれない。

〜*〜携帯番号はこれまでと変わりませんがアドレスが変わりました。
必要な方はご連絡下さい。新しい携帯アドレスをお送りいたします。〜*〜
2003年09月05日(金)

『駒沢美粧』,『ミリバール』,ヴィデオ『鬼が来た!』

 名原さんからメール。「早速、徹夜で、あとがき、を纏めてみた」。すごい。

 ナインアンダーの松本ミヤコさんに紹介してもらったヘアサロン『駒沢美粧』にてワークショップ。これはカットモデルのようなもので「スタイリストの技術スキルの向上、形や流行にとらわれないヘアスタイルの探求がテーマ」とのこと。

事前審査というか、相談があって私は「特殊でいかしたヘアスタイルにしたい」
「面白い髪型にしたい」「個性的なのがいい」と言ってみたけれど特にこれ、というスタイルは無い。

担当の斉藤さんに「好きな洋服とか、音楽とか、ライフスタイルなど教えて」と言われて
「私のお気に入りデザイナーは、Junya Watanabe COMME des GARCONS、ジョン・ガリアーノ、VIKTOR & ROLF、ひびのこづえ。
他に好きなものは沖縄、インテリアだったら南国リゾート風、
音楽は最近スカパラのライヴを見ました。
好きな役者 藤原竜也、勝新太郎、市川猿之助。
ファッションが良かった最近の映画 『8人の女たち』『トーク・トゥー・ハー』。
こんなもんでイメージ湧きますでしょうか」。
ってこんなの羅列されても困るだろうなとは思ったが。

サロンに行って、過去にやった髪型なども説明して、ヘアカタログではなく世界のボディペインティングやフェイスペインティング、歌舞伎の隈取、入墨などを集めた写真集も見ながら検討。

駒沢大学正門前にあるサロンは元雀荘だったとのことで、なんとなく黒っぽい。
ウィッグや特殊な髪色の見本やエクステンション用の毛束がいっぱい置いてある。

パーマをかけて、染めて、切って、5時間近くかかって「ありえない髪型」が出来上がる。
素晴らしい。全く今までやったことのないスタイルで、色も素敵。
赤毛と黒とシャンパンゴールドの背中までのエクステンション。
この毛の束を使って様々なアレンジ可能。
しかし私は不器用だし慣れないのでどうなることやら。それもまた面白い。

この髪型を通常料金でお願いすると4、5万はするとのことだが、今回はワークショップモデルなのでエクステンションの材料費のみ。有難い。

PEPI'Sのベゴニアさんがロンドンに帰ってしまってから1年、探していた美容院にやっと辿り着いた感じ。ああ嬉しい。
駒沢大学は遠いかと思ったけどそれ程でもないこともわかったし、これからここでいろいろ面白いスタイルにしてもらおう。

 このまま帰るのはつまらないから『ミリバール』。
この夏は野外フェスなどが多くて売上が厳しかったらしく、メニューや看板などいろいろ工夫している様子。
私も定収入を失って厳しいけど、渋谷に来たら寄らなくちゃ。

 帰ってヴィデオ『鬼が来た!』。
最近映画は映画館で見ると決めていたのだが、映画の日も水曜日も映画を見なかったし、前から見たかった作品なので借りた。

日本語のセリフが聞き取りにくい。これは外国映画の日本語の台詞の時にいつも思う。
外国映画の日本語はたいてい早口だ。
日本映画だけではなく、日本のテレビ、演劇などの語りは全てリアルな会話の再現ではなく、セリフを聞き取りやすく言っているんだろう。それに慣れているから、違和感があったのかもしれない。
或いは演出や編集のスタッフが日本語のリズムを知らないため、自分の国の言葉のスピードに合わせてしまうのか。

私は日本人と中国人の心暖まる交流となって話が終わるのかと思っていたので
驚きと緊張感を持って見る。でも面白かった。
人が必死になっている姿は滑稽だし、戦争によって露見する人の狂気や醜さなど、可笑しい。

やっぱり映画館で見たかった。
2003年09月04日(木)

『真理さんへ』,上池袋図書館,『檸檬屋新宿』

 名原さんから電話。先日の読み合わせ残り部分をチェック。
名原さんのあとがきを巡って激しい口論になる。
「このままでいいじゃねえか、真理さんは自分のあとがきで言いたい事言ってくれ」
「言いますよ。でも今は名原さんのあとがきの話をしているんです。このままではダメです」
となんとか説得。

 上池袋図書館に都立図書館から取寄せてもらった本を取りに行く暇が無くて
取り置き期間を過ぎてしまった。無駄な事をしてしまったと思っていたら
「2、3日延長しますか」と電話。親切だ。「必ず伺います」と言って取りに行く。
良かった。

 家を出る前から雷が鳴っていたが、銀行に寄ったら激しい雨。
風も強くて傘は役に立たなさそう。本も重いし一旦バスで家に帰る。
化粧をして家を出る時には雨は上がっていた。
しかし田町駅に落雷で山手線ストップ。避雷針はないのかよ?
ダイヤは乱れ駅は人が溢れ大変なことになっている。

 宮崎学さんと電脳キツネ目組の人たちと都内某所。
宮崎さんに会うのは久し振りで楽しい。

 『檸檬屋新宿』に行って住枝さんにお誕生日会のお礼を言う。
Yさんもいて、頂いたブランデーを飲みながら日記の話など。
2003年09月03日(水)

『ギャラリーSt.Ives』

 かなりの二日酔い。気持悪くて辛い。
しかしSt.Ives本の原稿を直して、昨日のパーティー関係者にメールして、
S社社長T氏に礼状を書いて、など頑張る。

 19:00の予定を少し過ぎて『ギャラリーSt.Ives』。
第1回の原稿を読み合わせ、第2回の取材21:00ぐらいまで。
しかし、毎回一人ずつでは時間がかかり過ぎ。
来年2月には本にしたい。って事はもっとハイペースでやらなくては。

二日酔いで取材は結構きつい。メモを取る手が思うように動かない。
字もヘニョヘニョになる。

 Fちゃんに電話。昨日は失礼が無かったか聞く。大きな失敗は無かったらしくホッ。
2003年09月02日(火)

『chez DAIGO』,『K's Bar』,スナック?

 7月はかろうじて2,000アクセスだったが、8月はお休みだし更新も遅れがちにも関わらず2,100ぐらい。皆様ありがとうございます。
8月いっぱいで辞めた会社の人たちが新たな読者になってくれるかな?

 St.Ives本の第1回原稿の目処がついたところで、ゼミ仲間Fちゃんの友人の古沢めぐみさんが『成功する男の服装戦略−ビジネスマンの服の揃えかた』という本の監訳をして、出版記念パーティーがあるというので飯田橋のカジュアルフレンチ『chez DAIGO』。

私は古沢さんとは面識が無いのだが、Fちゃんに教えてもらった東京ライターズバンクの児玉進氏が主催のパーティーでもあるし、行ってみることにした。

ダーク・ビッケンバーグの茶色のパンツスーツに母からもらったベージュの帽子。
本日はおとなしめの格好にしてみた。

Fちゃんが古沢さんを紹介してくれ、古沢さんが児玉さんを紹介してくれる。
古沢さんは元朝日新聞写真部で、今は合資会社エグゼクティブポートレートの代表。
私が前に勤めていた会社の社長も撮ったことがあると言っていた。

イメージコンサルタントの仕事の一環で本を出すことになったらしい。
仕事のこと、東京ライターズバンクのことなど親切に教えてくれる。

児玉さんは次から次へと編集者、パーティー参加者を紹介し、企画の持込や企画書の書き方のアドバイスまで、非常に面倒見の良い感じ。
いろんな人と名刺交換。

 パーティーが終わってもう一杯、とFちゃんと店を探しているところへ古沢さんが通りかかって一緒に飲むことになる。
パーティーに来られなかったエグゼクティブ、出版社社長のTさんと合流し、The Agnes Hotelの『K's Bar』。神楽坂にこんなホテルがあったとは全然知らず。

私は既に結構酔っていたらしく、大きな声でベラベラ喋ってバーの雰囲気を壊していた。
ブラディ・マリィと他にも何か飲んだのは覚えている。
ご馳走してもらって非常に楽しかったような気がする。

 この後もう一軒カラオケがあるスナックに行ったらしいのだが殆ど記憶なし。
Fちゃんが言うには、この店で私は急に喋らなくなったとのこと。
眠かったのか、うるさくしたのを反省したのか、具合が悪かったのかは不明。

 気がつくとパンツ一丁に靴下をはいて、布団もかけずに寝ていた。
2003年09月01日(月)

抱茎亭日乗 / エムサク

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