慶応義塾大学病院,『東京サロン』,映画『エトワール』,ミリバール

 子宮ガン検診。土曜日だからか大混雑で2時間半待ち。
子宮の入り口と奥の組織をガリガリ削る、この検査は何回も受けているが慣れない。
大変痛い。今回は女医だったので少し気が楽だったが。

スペイン人美容師ベゴニアさんと、PEPI'Sの隣の会員制レストラン『東京サロン』で待ち合わせ。
私も15分ほど遅れてしまったのだが、ベゴニアさんは時間を間違えたらしく汗だくで登場。
待っている間に閉店してしまったPEPI'Sを覗く。寂しい気持ちになる。

『東京サロン』のシェフとスッタッフも寛ぐバルコニーでカット。
ケープが小さくて、体中に切った髪の毛が降る。腕も足も髪の毛だらけになる。
私が終わった後にシェフの髪も切ってあげるベゴニアさん。
私の黒い直毛とシェフの白い巻き毛が混ざって床に落ちているのを見てスタッフが笑う。

シェフは「このバルコニーは一番いい場所だよ。プロバンスみたいだろう」と言って
鉢植えのブドウをとってくれる。緑に覆われて風が気持ちいい。

カット代を払おうしたら、プレゼントだと言うベゴニアさん。
私は餞別代りにちょっと多めに払おうかなと思っていたので恐縮した。
物をあげても荷物になって悪いしなあ。
「何か私に出来ることは?」と聞いたら「日本のエージェントになって欲しい」とのこと。
え?そんなことできるのかな?と思ったが「OK、やります」と答える。
今日は冴島奈緒さんは来られなかったので、明日のパーティーにベゴニアさんを誘う。

 時間的な都合で、もともと見る気がなかった『エトワール』を見る。寝てしまう。
パリ オペラ座のトップバレリーナ エトワールを巡る物語かと思ったら、
ドキュメンタリーだった。面白くなかった。

久し振りにミリバール。すごく久し振りにアルバイトのT君に会う。
ラオス旅行の話をいろいろ聞く。

清野さんに「最近は豊洲のOLなの?」と聞かれて「今日エージェントをやることになった」
と話す。
ブックファーストで『フリーエージェント社会の到来』という本が話題本コーナーにあった。
丁度良い。買って勉強しようっと。

こういう仕事の方が合ってるのかな。
チタン包丁のエージェントとか、ギャラリーSt.Ivesのエージェントとか?
そういうのとは違うのか?
2002年08月31日(土)

『有吉佐和子の中国レポート』読了,PEPI'S閉店

 有吉佐和子は大好きだが、『中国レポート』はあまり面白くなかった。
農村で農民と同じ生活をしてみたい有吉佐和子が何処へ行ってもお客様扱いされ、
「私はここへ行きたいのよ!この人に会いたいの!」
「まあ明日ゆっくり。とりあえずお休みください」
の繰り返し。それは大変可笑しい。
有吉佐和子は講演は嫌いらしいのに、なぜか『複合汚染』の講演会を行く先々でさせられる。
始まると一生懸命話してしまってそれも可笑しい。

結局面白くなかったのは農法や農薬の具体的で正確な話やデータに退屈しただけで、
実は好きなのかもしれない。
映画『活きる』を見たり、今日友人が中国へ旅立ったりで、中国も興味深い。

 髪が伸びてきたので私のカリスマ美容師ベゴニアさんに電話。
紹介したい女優の冴島奈緒さんも誘って、PEPI'Sに行こうと思ったら
なんとPEPI'Sは閉店でベゴニアさんはイギリスに行ってしまうとのこと。
「そうなんだ…」と途方に暮れていたら
「カットならできるわ」と、明日会うことになった。

いつかは東京を去るのだろうとわかっていたがショックだ。
2002年08月30日(金)

チタン包丁大好評,北野謙さん

 辞めた会社の労働組合の上部団体女性委員会で役員をしているNさんに、
幼馴染の歌手詩子の実家で作っているチタン包丁の話をしたら、
いろんな人に声をかけてくれ20本の注文が来た。すごい。

今働いている会社のFさんにもチタン包丁は好評。
母もかなり気に入ったらしくフルーツナイフも欲しいと言う。

 写真家の北野謙さんが、藤原竜也を撮影したとのこと。
私はかなり興奮して「変なことを聞きますが、触りましたか?」と質問。
今まで見た舞台は2階席ばかりだったので、近くで見てみたい。
『エレファントマン』は17列。楽しみ。

北野さんとはメールでメキシコについて、沖縄について、岡本太郎についてなどなど…、
面白い。
2002年08月29日(木)

映画『活きる』,『Oasis』

 新文芸座で『活きる』を見る。チャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』は
可愛い女の子のプロモーション・ヴィデオを見ているようで面白くなかったが、
『活きる』は良かった。泣いた泣いた。主人公の男性、誰かに似ている。

 久し振りにOasis。2回目。
前回山のようにクッキーを包んで持たせてくれたカウンターの男性は
私のことを覚えていてくれた。

日曜日に見た『天国の口、終りの楽園』で旅する3人が飲んでいた
メキシコのビール『Sol』があったので、レモン櫛切りをねじ込んで瓶で飲む。

映画の話、Oasisの姉妹店『Ale House』のオリジナルCDの話。

カウンターの男性S君は「映画関係のお仕事なんですか?TVに出てる人に似てますね」
ってもしかして『王様のブランチ』なんかで見かける人か?

J-WAVE『ソウル・トレイン』のリュウはリスナーに「誰に似てるんですか」って聞かれて
「誰かに似てるって話は嫌いなんだ。俺は俺だ」と言っていた。
不本意な人に似ていると言われて怒るのではなく、そういう話自体を嫌がる人がいるんだ。
私は原田伸郎とかライオネス飛鳥とか尾藤イサオとかつまみ枝豆に似ていると言われても
「そう見えるんだ」と思うだけ。
アフロにしていた時に、『弟よ』の頃の内藤やす子の映像を見て
自分でも似ていると驚いたが。
2002年08月28日(水)

夏の恋

ラジオでは「秋の気配を感じ始める今日この頃、夏の恋も終り…」みたいな話をしている。
私も諦めムード。好きな気持ちは変わらないけど、現実を受け止めないと。

男女を問わず人とはそれぞれ丁度良い距離があって、
いつも確かめながら一番気持ちよい距離を探っている感じ。
終りではない。しかし私はもっと近づきたかった。やっぱり今は悲しい。
2002年08月27日(火)

ヴィデオ『メメント』,『あの頃ペニー・レインと』

 『メメント』は新作なので今日返さなくてはいけない。
もう一回見る。なるほどね、わかった。
しかしつじつま合せのためにもう一回見るっていうのは
あまりいいものではないような気もする。

 『メメント』を返して来てから『あの頃ペニー・レインと』を見る。
主人公は15歳。なんて純情なんでしょう。
比べても意味はないが、昨日の『天国の口、終りの楽園。』の少年たちは17歳。
映画も少年も『天国の口、終りの楽園。』の方が好きだった。
2002年08月26日(月)

映画『天国の口、終りの楽園。』,ヴィデオ『メメント』

 恵比寿ガーデンシネマ。
外のセンター広場では『スターライトシネマ』という
オープンシネマイベントをやっている。こちらも面白そう。

『天国の口、終りの楽園。』は色が好き。エッチでよかった。
男に浮気された女性が激しく泣くので「そんなに悲しいかなあ?」と思ったら、
そういうことではなかった。いい女。いい旅。

自分の最期の旅について考える。やっぱり沖縄かな。

 帰って家でヴィデオ『メメント』。劇場公開中は全然見る気がしなかったが
「最後のシーンを始めに見せるんだよ」と聞いて、興味を持った。
面白かった。そういうことだったのね。でもちょっとわからないところいくつか。

『天国の口、終りの楽園。』も人物説明のナレーションが早口で続き
字幕もぱっぱと消えてよくわからない。
ナレーションのところで音がブチッと切れるので、始めは上映トラブルかと思った。
緊張感が出て、この第三者の声は効果的だった。

 香川県知事選挙は20万対8万で、
元農水省官僚で日ハムと大の仲良しの現職知事が勝った。
なんで?って感じだが。やっぱり有名人じゃないと「正論」も伝わらないのか。
2002年08月25日(日)

香川行き断念

宮崎学さんが応援している香川県知事候補多田羅譲治さんの
選挙応援緊急指令が出ていた。
http://www.zorro-me.com/2002-8/020822.html#23
讃岐うどんも食べたいし、香川には行ってみたかったのだが、諸般の事情で諦める。

この日記を読んでいる人で香川県に縁のある方は、親類、友人、知人に
「『たたらじょうじ』に1票入れて、香川を変えよう」と言って下さい。

私はと言えば、丸亀出身のSさんという友人がいたが、絶交されている。
香川に興味を持ったのはその人のお陰だったのだがなあ。
多分今彼女はイギリス在住なので投票も出来ないだろうが。
2002年08月24日(土)

『太古八』

母と二人で目白の『太古八』。
カウンター席に座っていたら脛を何かが走った。驚いて飛び上がる。
足元を見ると大きなゴキブリが見えたような気がした。
床が黒い石なのでよくわからない。
「どうしたの」と母に聞かれたが、テーブルの下に置いた「バッグの紐かな」と答える。

暫くして母がバッグを取り出す。ピンクのバッグに一瞬黒いゴキブリを見た。
「なんかいた」と言ったら母は「え?何?ヤダ、何よ?」と騒ぎ始める。
他のお客さんもいるので「シー」と言ったが、母はカウンターの下を覗いて
「ああ、いる!いた!ホラ、あっちに行った!」。
店の人も出て来る。しかしゴキブリは見えなくなる。

「どうしても外から入ってきてしまうんですよね」と店員。
確かにチャバネゴキブリではないから、お店が不潔なわけではない。
「なんか気になって落ち着かないわね」と言う母とゴキブリの話。
脛をゴキブリに這われた私の方がよっぽど気分悪い。
何故冷静でいられるのか自分でも不思議だ。

そんなことがあっても太古八の料理は上品で美味しい。
きのこの揚げ出しが出たので「これ何?」と母に聞く。食べてみて「椎茸よ」。
「エー?椎茸?私大嫌いだけど食べられた。美味しいよ」
店主の羽賀さんに「これ、椎茸ですか?」と聞く。
「ううっ、う、うん、松茸」
おい!恥ずかしいなあ、もう。
「だって、時期が早いじゃない。偽物なわけないし」とごまかす母。
私も「松茸じゃないよな」と思ったから聞いたのだが、早松茸というらしい。

「松茸と、これは何ですか?」と聞く母。もう知ったかぶりは出来ない。
「生麩です」。この始めは何だかわからなかった1品が、今日一番美味しかった。

帰ろうとしたら酷い雨。太古八の店員が向かいのコンビニで傘を買ってくれる。
「すぐだからいいですよ」と言ったのだが、結局もらって助かった。
2002年08月23日(金)

夢の中,『Sumika』

 会社は10時始業だが、最近ちょっと過ぎてしまうことが多かった。
誰に指摘されたわけではないが、気合を入れて今日は間に合う。

個人的に『遅刻罰金制度』をやっている人たちがいる。
私は参加していないが「桜井さんも参加しようよ」と言われそうで恐い。

仕事は製品番号と注文番号の照合を1日中。時々眠くなる。幾つも夢を見る。
一件一件手書きでチェックをしていくのだが、夢の中でつけたチェックは後で一目瞭然。

 大学ゼミの『デリクラ』(デリシャス倶楽部)でお台場の『tokyo cuisine Sumika』。
メディアージュの5階、テラス席で夜景が美しい。
ビールが『銀河高原ビール』というのも良い。

前回デリクラでOさんに教えてもらって
「トランス」というダンスミュージックを知った須佐美君が、
Oさんが愛用しているのと同じ閃光耳栓をつけて登場。笑った。
須佐美君はクラブにも行くようになったらしく、遊び方が可笑しい。
「6、7万使うから、もうVIP扱いなんだよ」って、それじゃ銀座のクラブみたいだ。

 帰るとゼミの後輩で先日『ニュース23』の「元気印」に登場していたSさんが、
今日同じお台場日航ホテルでパーティーを開いていたと知る。
面白そうだったのでみんなで行けたらよかった。
2002年08月22日(木)

豊洲図書館,ジャーナリズム講座本打ち合わせ

 昼休みに豊洲図書館で新聞の縮刷版コピー集め。昭和の分は置いていないとのこと。
しかし職員は親切でいい図書館だ。コピー機も領収書対応だし。

 ジャーナリズム講座本の打ち合わせで水道橋。
事務局のYさんに、組版チーム2人は大変だからってことで、10人分の原稿を渡されて
「桜井さんチェックしてねー。わかりやすく直していいから」と言われる。
組版チームにはギャラが出るが、私のこの作業は?

組版担当Hさんが持ってきた新たな表紙デザイン案を見て、
私の推すSさんにも再度デザイン案を出してもらうことにする。
2002年08月21日(水)

燃える男,紛失券対応

 昨日「体中が熱い」と言って会社を休んだYさん。
「どういうこと?今日は大丈夫なんだろうか」と皆で話していたら
ビッコを引いてえっちらおっちらYさん登場。

「どうしたんですか?」と声をあげるオフィスの人たち。
Yさんはバイクのヘルメットを抱えている。バイクで事故ったのか?
「筋肉痛で…」
「はあ?」
「祭で朝から晩まで神輿を担いで…」

それで両肩と脹脛と太腿が酷い筋肉痛で、昨日はもっと酷くて動けなかったらしい。
しかし、一緒に祭に参加した人たちは昨日も元気に出社していた。
「ほんとかよ」とYさん。Yさんこそ。

Yさんの席は部屋の一番奥で、移動の度にみんなが心配したり笑ったり。
本人は必死である。

 やっぱり見つからないチケットの相談でぴあに電話。
「いかなる場合もチケットの再発行は致しません」。
主催者に電話。
「チケット発券証明書が必要です。証明書があれば当日会場で対応します」。
再びぴあに電話。ぴあが主催者に電話確認後、発券証明書発行、発送手続をしてくれる。

一件落着、しかしもしもまたこの証明書を無くしたら…?
毎日確認しようっと。
2002年08月20日(火)

『栄寿司』,ラヴレター

 今日から北海道に行くはずだったYさんが
「昨日はかわいそうやったなあ。予定が変わったからお寿司でも行こか」
と電話をくれる。

新宿の『栄寿司西口店』でご馳走になる。檸檬屋、(た)ちゃん、宮崎学さんの話など。

「藤本のお別れの会では、宮崎の大嫌いな塩見と同じテーブルだった」とYさん。
私は今の仕事を紹介してくれたAさんから「追悼 藤本敏夫 8月5日」
というメールを頂いた。
「誰?左翼系の有名人か?」と思ったがAさんには聞かなかった。

「加藤登紀子の旦那だよ」とYさんが教えてくれる。
「そうなんだ」
加藤登紀子夫婦の話はTVで見たことがある。獄中結婚した人が藤本さんだったのか。

Aさんの追悼文にはエコロジカルな農法のことが書いてあった。
「藤本は大地の何とかってやってたのう」
「え?『大地を守る会』?」
「そう、『大地を守る会』の会長や」
「私、会員。ああ、それで加藤登紀子のコンサートチケット扱ってたんだ。
他の誰のもやってないのに何でって疑問だったの。」

『大地を守る会』のイベントでスタッフに直接聞いても
「しがらみで…」みたいなことしか教えてくれなかった。

「おかしな話やな、べつに会長が加藤登紀子の旦那なんですってゆったらええやん」
とYさん。私は2つの謎が解けたし、意外な縁を感じて満足。

 昨日「今日は私の誕生日です。今の思いを書いてみました」とメール。
「おめでとうございます」と返信。無理矢理言わせたみたい。でも嬉しい。

だけど「闘ってる姿が好きです。大言実行、カッコイイ」と書いたら、
「闘っているつもりはない。『大言』ではない。できないことは言わない」。
溜息。
2002年08月19日(月)

誕生日

 母から電話。インターネットで旅行のいろいろを調べてくれと言う。
「面倒くさい、私が行くわけでもないのに」と言ってしまう。

一応調べて電話。「で、今日は出かけないの?」と聞かれて
「未定です」「まだ未定なの、フッ」と鼻で笑われてむかつく。

 洗濯、掃除。このままいつもの日曜日って感じで終わるのかなあ、と思ったら
宮崎学さんを「兄弟」と呼ぶYさんから電話。
「友人のお別れの会で東京に来たんやけど、終わったら食事でもしよか」
ってことで、黒い麻のドレスを着て、待ち合わせの連絡を待つ。

しかし3時間半後、「2次会で飲み過ぎた。もうわしホテルに帰って寝るわ」。
おーい!

こんな寂しい誕生日はこれが最初で最後と決意を堅くしながら
ドレスのまま一人自宅で、ご飯、味噌汁、焼き魚、ビール、麦焼酎「舞香」。
ああ美味しい。

 デザイナーのSさんと電脳キツネ目組のNさんがお祝いメールを下さる。
ありがとうございました。
しかし去年の日記を見ると、人間関係様変わりしているような…。
2002年08月18日(日)

『たがた』,映画『チョコレート』,『カフェ タス・ヴァリエ』

 10:30に起きて、バスで静岡駅に出て、タクシーで『たがた』。
KMさんは2回目、Nさんは昨夜も来て連日。Rさんと3人は釣りをするので魚は詳しい。
そういう人が喜んでくれると嬉しい。『たがた』は大勢で来るといろいろ食べられていい。

ここでしか食べられない最高に美味しいものをいろいろ食べてガンガン飲んだら、
1人1万円ちょっと。1万円に割引してくれたが、お金が足りない。
とりあえず5千円払って後でお金をおろして…
と思ったら「誕生日なんだろ、いいよ」と皆さん。
いや、誕生日は明日なんだけど…。「まあいいよ」とご馳走してくださる。
贅沢で楽しいお食事会となりました。ありがとうございました。

 静岡駅でもまだ飲む。
こだま組みとひかり組に別れるので、挨拶してトイレに行ってひかりに乗ったら
「待ってるけど」と電話。ありゃりゃ、ひかり組の人たちを置いてきてしまったらしい。
散々ご馳走になっておきながら逃げ帰ってしまったみたいじゃないか。スミマセン。

 家に帰ってシャワーを浴びて、新宿。
友人の弁護士Mに渡すチケットはまだ見つかってないが、久し振りなのでとりあえず会う。

Mも見たかったという『チョコレート』。本編が始まっている劇場に駆け込む。
緊張感の休まらない映画。最後はちょっとホッとする。
ハル・ベリーのお尻のタトゥーが印象的。

「会社の人に斜め後ろから見たらハル・ベリーにちょっと似てるって言われたよ」
と言ったら
「それはものすごい褒め言葉だ」とM。はい、スミマセン。

 Mの彼の友人が始めたという下北沢の『カフェ タス・ヴァリエ』。
店主のYさんは大手旅行会社を辞めて、珈琲専門店に挑む。只今試営業中とのこと。
お店にいた妹さんがパティシエでケーキを焼くらしい。
開業の相談に乗っているMは「アイスクリームを置いたらいいよ」と提案。

Mと彼のO君は結構長い付き合いだが会うのは初めて。
Yさんと4人でいろいろな話をして面白かった。
2002年08月17日(土)

『スナック バロン』,植垣さん宅

 金色のオーエン・ガスターのトップを来て会社に行く。
この会社は服装に関しては相当ゆるい。
男性はネクタイをしている人はいないし、Tシャツにジーンズが圧倒的。
ジーンズがズルズルだったりしても全然平気。
女性は変な格好をしている人はいないが、
かっちりスーツとかキャリアウーマン風もいない。
私もだんだん「これはまずいかな?」と思うのを着て行っているが、何も言われない。
いい会社だ。

 終業後新幹線で静岡。『スナック バロン』で宮崎学さんのトークショウ。
静岡駅に着くと酷い雨だった。19:30からだが20:00頃着く。
電脳キツネ目組の人たちも10人くらい。

『朝まで生テレビ』の裏話や、宮崎さんの大嫌いな塩見何とかという人の話など面白かった。
「植垣(バロンの店主)は塩見に誘われたら行けばいい。
『ギャラが出るなら』と言ってやればいいんだ」と宮崎さん。

忙しい宮崎さんはトークショウの後帰られる。
私たちは2時の電車で帰ろうか、と話していたが明日「たがた」へ行こうということになる。

 前回バロンのパーティーで来た時は古い素敵なオウチに泊まった。
本日植垣さんが案内してくれた所はなんとなく「アジト」っぽい。
部屋がいくつもあって、お風呂も2つある。
皆はまた飲んでいたが、私は一つだけあったベッドで先に寝る。
2002年08月16日(金)

チケットは?

 今働いている会社で初めての給料日。
明日静岡での宮崎学さんのトークショウに行くか迷っていたが、行くことにする。

 『I got Merman』を一緒に見に行く弁護士Mに会ってチケットを渡す予定だったが
チケットが見つからないので延期。
公演はまだ先だからまた捜してみるけど、見つかるだろうか。「どっかにあるよ」とM。
そうだよな、酔っ払って他のDMと一緒に捨てたりしていなければ…。

 18日の日曜日は誕生日。母に朗読劇に誘われたが断る。
「予定は無いの?」と母。「ありません。未定」。とほほ。
2002年08月15日(木)

矢沢永吉『VOICE Acoustic Tour』,集

 矢沢永吉初めてのアコースティックライヴ。東京国際フォーラムAホールの2階後方席。
e+の先行オーダーだったのだが。

 ギター1本の『時間よ止まれ』、しびれた。
多分初めて聞いた『安物の時計』も素敵だった。
レゲエにアレンジにした曲などあって面白かった。

「(曲が終わって)『サンキュー』で拍手…ってクラッシックコンサートみたいだね。
まあディナーショウみたいなもんよ、ご飯は出ないけどね」と永ちゃん。
贅沢だった。

最後はいつものようにタオル投げ、永ちゃんコールで終了。
私としてはしっとり終わってほしかったが。でも永ちゃんのVOICE、堪能できた。

 今働いている会社の矢沢ファンUさんの席はすぐ近くだった。
Uさんと10年来一緒に永ちゃんのライヴに行っているという人と一緒に「集」で飲む。

和風ダイニング「集」は前に他の場所の店に行ったことがあるような気がするが、
不味さにびっくり。ワインもひどい。こんなんだったっけ?
私が「ここどうです?」と言ってしまったので、文句は言わなかったけど、
ご馳走になってしまい恐縮。

帰りの有楽町線でこれまた夏休み中の会社の同僚に遭遇。偶然は重なる。
2002年08月14日(水)

慶應義塾大学病院,ジャーナリズム講座本,I lost Tickets?

 会社を午前中休んで慶応義塾大学病院産婦人科。子宮筋腫の手術からまもなく2年。
電話で初診扱いにはならないと確認したが、受付で、半年間があくと紹介状が無い場合
5,000円の特定療養費が必要だと知らされる。今年から国保で3割負担だし、痛い。
ストレスで筋腫が大きくなりそうだ。

昨年もお盆の頃受診したが、ガラガラだった。しかし本日は混んでいる。
待ち時間に「めし処あいざわ」で鯖塩焼き定食。

 結局出勤は15:30になってしまう。
2時間半だけ働いてジャーナリズム講座本の打ち合わせ。
本日は表紙デザインの検討。Sさんに案を持って来てもらう。
私は新刊カバーの形でお願いしていたのだが、ムックになるとのこと。

 事務局のYさんの指示で『ダカーポ』『アサヒ芸能』を買おうと思ったら書店に無かった。
Yさんは「ホームレスが100円で売ってるよ」と言う。
「領収書はもらえるんですか?」と聞く。
相談して「いいよ」って言われたのに「だめじゃないか」となることが結構あるので
注意しなくちゃ。

 明日は矢沢永吉のコンサート。チケットを用意していたら、一緒に置いてあるはずの
『I got Merman』のチケットが見当たらない。なぜ?届いたのを確認した覚えはある。
盗まれた…訳はないから捨てちゃったのか?まさかなあ。
3:00過ぎまで捜すが発見できず。どうしよう…。
2002年08月13日(火)

豊洲,たがたメール

 豊洲は美味しいお店も無いが、本屋が無いのにはビックリ。
「BOOK & VIDEO」の看板がある店は「やっているかわからない」「時間も決まっていない」
「ちゃんとした本屋ではない」と聞いていたがとりあえずビルの入り口まで行ってみた。
入り口の看板は「BOOK」にガムテープが貼ってある。こりゃダメだ。
営業していたとしても「噂の真相」は置いて無さそう。

 静岡の美味しいお魚の店「たがた」の田片さんから暑中お見舞いの短いメール。
恋愛相談メールを返信。人に相談するより本人に聞いた方がいいとは思うが、
予習ってことで。

「放浪生活を経て静岡に帰ったときには、今に至る明確なヴィジョンがあったのでしょうか?」

> 食品それも美味いモノ本物を取り扱おうと一念発起、
> 今に至るが決して具体的な形とか目標があったわけでは在りませんでしたし
> 今でも在りません。常に途中経過と思っています。

「当時女性に何を求めていましたか?」

> その辺はあまり深く考えなかったですね。兎に角前に進まねば、同期の連中に遅れた
> 分取り戻さねば、負けてたまるか!!失敗して物笑いの種になってたまるか!!俺に付い
> てこい!!って勢いでしたね。常に時代の流れを先読みして対処してきました。
> 皆が成功したねと言ってくれるので創業時の目標は達成したと思っています。
> 愚かな政治家野郎の為になかなか大変な世の中になっていますが、次ぎの晩節の目標
> に向かって・・行動中です。

やはり田片さんと共通するところがあるように思う。闘う男はカッコイイ。
2002年08月12日(月)

オゴウチ家

 暫くぶりにオゴウチ家を訪ねる。行く前の電話で
「餃子とボンゴレどっちがいい?」と聞かれて
「ボンゴレって卵だよね」
「当たり」
「卵は苦手だから」
「違う、アサリだよ」
「そうか。当たりって聞こえた」
「ハズレ」。
卵はカルボナーラか。暑さで脳みそが溶けている。

3歳になったCにネックレスを持って行く。かわいい。
Cが見せてくれた「キラキラ」アクセサリーを2人で全部付けてみる。

すっかり「子供」になったCだが、夜の歯磨きタイムはまだ号泣。
オゴウチ君が羽交い絞めにして終える。子育ては大変だなあ。

妻のMさんが1ヶ月近く入院していたのは全然知らなかったが、
その間はオゴウチ君もてんてこ舞だったらしい。
まだMさんは本調子ではないので家事のほとんどはオゴウチ君が担当。偉い。

デザートの手作り杏仁豆腐を頂いて帰る。
2002年08月11日(日)

東京湾大華火祭,BAR潮見

 遅れに遅れた原稿をやっと送信。

 大学ゼミ仲間Fちゃんのご招待で、東京湾大華火祭を
港区民割り当て席の芝浦埠頭から観賞。

田町駅待ち合わせに遅刻、トイレに行きたくなって浜松町で一回電車を降りる。
トイレは長蛇の列。我慢して田町駅。ここも混んでいる。
芝浦工大のトイレに駆け込む。駅でもトイレでも待たされたFちゃんが
「真理ちゃん大丈夫?今、警備員に怒られちゃったよ。
出るときに謝ったほうがいいかも」とドアの外から声を掛けてくれる。

漸く落ち着いてトイレを出たところで、裏口を見つけた。
私のせいで怒られたFちゃんに申し訳無いと思ったが、
警備員になんと言ったらいいのかわからないし、
恥ずかしいのでこっそり出てきてしまった。

会場に着く前に花火が始まってしまう。全く申し訳無い。
満席と聞いていたが、しばらく歩いて座れる場所を確保。
近くから見る打上花火は迫力があって釘付けになる。

お互いの近況報告をしながらも視線は花火へ。
少し見たら高校からの友人Kのホームパーティーに行こうと思っていたが、
花火の美しさに見とれて動けなくなる。

 最後の尺玉連発までしっかり堪能してから、潮見のK宅へ行く。
昨年も同じように花火観賞パーティーがあった。
昨年は天気が悪くて半分しか見えなかったが今年はよく見えたらしい。

1年ぶりに会う人たち、Kのダーリンの故郷清水から届いたお魚、Kの料理、ワイン。楽しい。
利きビールクイズ。難しい。後ろ髪を引かれる思いだが終電で帰る。
2002年08月10日(土)

原稿

 切羽詰って、会社を午後出勤にして原稿。
その分遅くまで働いたので結局勤務時間は変わらず、何をやってんだか。
2002年08月09日(金)

やばい

アウトロー・ジャパンの原稿が全然終わってない。一緒に担当しているNさんに電話。
「体壊さないようにね」などと言われて恐縮する。
2002年08月08日(木)

イデーショップ

 匿名希望AさんとデザイナーのSさんとご飯を食べることになっていたので
場所をイデーショップのカフェにする。残念ながら「鉄男君」は本日お休みとのこと。

 Sさんにはジャーナリズム講座本の装丁を依頼していて、
幾つか案を見せてもらって作戦会議。かっこいいデザインになるといい。

 タロット占い師のAさん、最近はホロスコープの勉強もしているとのこと。
Sさんが仕事や恋愛などについて占ってもらう。
以前私が占ってもらった時より腕が上がっている感じ。

カフェの従業員が「その占いは有料でやってるんですか」と聞いてきた。
私は営業活動お断りの注意をされたのかと思って
「いや、趣味で。遊びでやってるだけです」などと言ってしまう。
そうではなくて、従業員の女の子はAさんの占いに興味を持ったのだった。
大変失礼しました。

 Sさんの辞めた会社の話、私の恋話など。
恋の行方を占ってもらいたい気もするが、聞くのが恐くもあり、
占いに頼りたくない気持ちもある。
「告白ってどういう感じでしたの?」とまるで中学生のような質問。
「あんまり昔の話をするのはなんだか恥ずかしいね」とSさん。
「私はガンガン押しまくるんです」とAさん。

Aさんに「好きな人って住枝さんじゃないんですか?」と聞かれる。どうしてだよ?!
「日記は裏返しなのかと思った」。違うって!
2002年08月07日(水)

削除依頼,鉄男君

 (た)ちゃんからメール。何度も話した日記に関して。
「私に関し、すぐ全部消して下さい」とのこと。
何度も説明した理由は省略して「できません」と一言返す。

「なぜですか」と一言来たので
「 > 私はただイやはイやデす
という(た)ちゃんの言葉をそのまま返したい。私の言葉で言うと、必要が無いから」。

今こうして書くのも(た)ちゃんは許さないのだろう。
でも、私は書く。私にとって大事なことだから。
人に「不快だ」と言われても、止められないことってあるでしょう?

> ただ若いこ相手にするほーが、真理ちゃんにはイイかも…
> あと少し病んでないかは、気になる…記憶障害か怒りすぎだから♪

> 合わないのに、付き合わないほうが、互いにはよい

なんだかよくわからないけど、
「イヤだ、止めてくれ」と言い続けるのも(た)ちゃんの自由。

 大学の同級生I君兄が経営するギャラリーSt.Ivesで見かけた
「鉄男君」の連絡先をI君兄に問い合わせ。名前と連絡先がわかったので早速電話をする。
たしかギャラリーでは話しておらず、初めて言葉を交わす。ちょっと気恥ずかしい。

なんと、イデーショップで働いているらしい。
鉄と木のアーティストを探しているSさんの会社のすぐ近くではないか。
明日の晩御飯はイデーのカフェに決めた。
2002年08月06日(火)

小淵沢,清里,冬青庵,歩゙らり,Y先生宅,帰京

 母の知人が小渕沢でやっているペンションを訪ねる。
しかし母はその知人の名前を知らない。
「ペンションの名前で手紙も来るし、今更聞けないわよね」とのこと。

ペンションの看板のところにある洒落た形の郵便受けにも名前は書いていない。
呼び鈴を押して出て来た人にまたでっかい声で話しているので
私たち3人は外の木陰で待つ。しばらくして出てくる。
名前のわからないその人に「娘の真理、覚えてる?スキーで会ってるのよ」。
その人も私もお互い全然覚えていない。

車に戻って「で、名前はわかったの?」と聞いたら「わからない」。
人に「覚えてる?」などと聞いてる場合かよ。

 お昼までに時間があるので清里のアイスクリームを食べることになる。
「ソフトクリームじゃなくて?」と聞いたら
「アイスクリームよ。私はこの前食べたんだから」と母。
結局母の言ってる事はだいたいデタラメ。
有名なのはアイスクリームではなく、清里駅近くでもなく、清泉寮のソフトクリーム。
「私はソフトクリームは嫌いなの」と言って地ビールを飲む。
「うるさいわね、なんだっていいじゃない」と母。うるさいのはアンタだ。

 Y先生がお昼に連れて行ってくれた「冬青庵」は非常に素敵な店だった。
鮎づくしのお昼のコースは3,500円。私はあまり鮎は好きではないが、美味しく頂いた。

 そこでも母は大騒ぎ。哲学者の話になって、私が中島義道の名前を出したら
「あの馬鹿!学校はどこなの?」「東大」「東大馬鹿!」と叫んでいる。
頭に来たので「中島義道大好き!」と叫ぶ。

雰囲気をぶち壊された隣のカップルが帰ろうとすると
「ごめんなさいね、うるさくて」と母。私は謝らない。
注意されたわけでもなく自分から謝るなら、静かにすればいい。

 「冬青庵」近くのギャラリー「歩゙らり」。松田百合子という陶芸家の作品展。
なかなか素敵。
母はショップでまた服や暖簾用の布をお買い上げ。
松田百合子の水差し15万円も「いいわねえ」と欲しそうにしていた。
「もう行くよ」と叔父が呼びに来たので車に戻る。母は来ない。
もう一度叔父が呼びに行くと、ギャラリーの人が水差しを包んで持って来た。
蓋が欠けているので割引してもらって13万円。

叔父が「買い物中毒だね、中村うさぎと一緒だ」と呆れて言う。
私が「(躁鬱病だった)叔母ちゃんと一緒だよ」と言うと母はプリプリ怒る。

 Y先生宅に戻ると酷く暑い。冷房は無いので汗だくになって少し眠る。
Y先生も「6年いるけどこんなに暑かったことは無い」とビックリ。

4時になってもまだ暑いが、出発。3時間で東久留米に着く。
「随分のんびりした旅だったわ」と母。私は久し振りの運転で疲れた。

母が車線を左に寄れと言うので、「今いっても平気?」と聞いたら
「人に聞かないで自分で確認しなさい」と言う。
「2度と聞かない。絶対に聞かない。その代わりお母さんも全部自分で確認してね。
『どっちだったっけ?』とか『後ろ見て』とか絶対に言わないでよ」と返す。
私は喧嘩旅って感じ。
「Y先生も疲れたでしょうね」と母が言う。間違いない。
2002年08月05日(月)

みずがきそば処,増富の湯,みずがき湖,Y先生宅

 Y先生は朝から暑い中、2時間の町内会草むしりを終えて私たちを迎えに来て下さる。
Y先生お気に入りの須玉町の町営「みずかきそば処」。
太い腕のお婆さんが蕎麦を打っている。
花豆、山菜の漬物も大変美味しい。日曜日で大賑わい。
まだ12時過ぎだというのに釣銭がなくなり、従業員のおばちゃん3人はパニック。

 今日も母は絶好調。私の元彼や彼のお母さんについてY先生にしゃべりまくる。
「真理のもらった慰謝料の額、どう思います?」
って、そんなの私が納得してるんだからいいじゃないか。
「何とも言いようが無い」とY先生。

 続いて日帰り温泉「増富の湯」。大人700円。混んでいる。
お風呂は充実していて気持ち良かった。

看板を頼りにあっちだこっちだと大騒ぎの末、みずがき湖畔の草木染めの店に寄る。
地元では誰も「みずがき湖」とは呼んでいないらしい。「塩川ダム」で通っている。

酒屋とスーパーで買出し。どこでも母はやたらと買い物しまくる。
住枝さん並の買い物ブギに叔父もY先生も呆れ顔。スーパーではスニーカーお買い上げ。

 Y先生宅に着いて母と叔父は一眠り、私とY先生は晩御飯の準備をしてからお散歩。
明野村は本当にいいところだ。Y先生がすっかり気に入っている理由がわかった。
歩きながらY先生が畑になっている野菜や果物、花を解説してくれる。

恋話。Y先生は数回結婚していて、今は独身。60代半ばだが、もっかの恋人は音大生。
私が「やっぱり『お母さんみたい』って言われるのは嫌だなあ」と言ったら
「俺もよく言われるんだなあ、そう。でも嫌がらなくてもいいじゃない」。
そうだろうか?私も60歳になったら「お母さんみたい」でもいいかもしれないが。

 今晩のメニューはナスのゼリー寄せ、特製キムチ鍋。
学生時代にY先生が作ってくれた常夜鍋を思い出す。
インゲンと豚の炒め物はY先生お疲れのため省略。それでもお腹いっぱい。
ワイン、日本酒ぐいぐい。

 母のマシンガントークは続く。「いそがしい、いそがしい」とY先生は笑っているが。
「東京へ来る時はうちへ寄って下さい」とか「どこそこへ連れて行ってください」とか
盛んに言ってるけど絶対イヤだろうな。

宿に戻って母が風呂に行ってる間に眠り込んでしまい、
従業員にマスターキーで開けさせる騒ぎになってしまった。
母にギャーギャー言われながらも服のまま寝る。
2002年08月04日(日)

二日酔い,Y先生宅,ルートイン韮崎

 朝6時に待ち合わせ。4時に目覚ましが鳴ったが起きられず。 5時前に頑張って支度をする。
酷い頭痛。何度も吐く。 母に「気持ち悪いから遅れる」と電話。怒られる。

1時間して「今何処よ?」と母から電話。
「まだ家。出られない。どうしよう?」
「じゃあ夕方行きましょう」ということになって10:30まで寝る。
助かったが、T叔父は昨日から泊まって準備してるのに大変申し訳無い。

6時間半遅れで東久留米駅。実家でお昼を食べて14時に出発。
二日酔いなのに運転を命じられる。しかもここ数年車を運転した記憶が無いのに。

 たいした渋滞もなく山梨県北巨摩郡明野村。元彼が絵を習っていたY先生の家。
母は何年も前に一度Y先生とご飯を食べたことがあるが、その時はあまり元気が無かった。
今日の母は機関銃語り。Y先生も相槌打てず。「おもしれー!」とは言ってたけど。

母の語りは、死んだ夫の話か、定年退職した職場の話か、知人縁者の身の上話。
「ほら、優貴雄さんはこうでしょ」とか、Y先生に言っても知らないって。

そしてY先生の部屋にある絵や本や置物を
「まあ!素敵ねえ!すんばらしい、これはなんとかなのよね」
「いえ、違います」
「そうでしょう、ねえ。私はこうでこうでこうでこうでこうで…」
とどこまでも暴走していく。

 Y先生は美味しい物好き。
Y先生のお料理が「いいんだよー、これ最高」と次々にちゃぶ台に登場する。
きゅうりとにんにくの酢の物、ゴージャス豆腐、くらげサラダ、手巻き寿司。
「おいしーい」と皆ニコニコ。私は二日酔いも回復し、ワインを頂く。

 Y先生に質問。「結婚を何回もする人に共通点ってあると思いますか?
私はまめなのか面倒くさがりなのかといったら、まめな人なんじゃないかと思うけど」。
「共通点は無いと思う。俺は自分から結婚しようとした事は無いの。
別れるのは自分から。気持ちが冷めたら一緒にはいられないんだ。」

私が「今時結婚する人は、一生添い遂げると思って結婚してないと思う」と言ったら
「そんなことないわよ。別れると思って結婚なんかしないでしょ。
そんなの夢が無くて寂しいじゃない」と母は言う。
「『いつか別れるかもしれないけど、今は大好き』でいいじゃない。
全然寂しくない」と私とY先生。

 宿はY先生が手配してくれた「ルートイン韮崎」。
「大浴場」とはいえない女湯がある。湯上りに中国式マッサージ。
一人でビールを飲んで寝る。
2002年08月03日(土)

おまた

 辞めた会社の後輩Mさんと池袋「おまた」。
Mさんは脚本家だが、最近小説も書いたらしい。

近況報告と恋話。私の好きな人の話をしたら「やめた方がいい」と言われる。
Mさんは「恋愛に関しては保守的なんです」とのこと。
こちらはフリーラヴ宣言ですから。
「宣言が好きですね。『リ・ボーン宣言』とか」とMさん。ううう。

 明日から母と旅行なので、新座に泊まりに来いと言われていたが、止める。
寝不足が続いたせいか、かなり酔っ払った。
2002年08月02日(金)

誕生月,ゴキブリ

 8月は誕生月。だからかもしれないけど暑い夏が大好き。眠る間も惜しい。
そして遊びのお誘いも目白押し。全部女性からだが。
本当は遊んでる場合じゃないんだけど、脳も溶けそうな暑さだからね。

 今働いている会社で、最初に面接をしてくれたUさんが
実は熱烈な矢沢永吉ファンだと判明。
8月のアコースティックライヴも9月の東京スタジアムも行くらしい。一緒だ。

 我が家に入居して丁度1年。入居前のゴキブリ駆除効果が薄れてきたのか
このところ連日ゴキブリ退治。掃除を怠けているからかな。
なんかフラフラしているのは殺虫剤のせいか、
最近入居した隣家の駆除剤で命からがら逃げ出してきたからか、暑さのせいか?
2002年08月01日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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