セルフライナーノーツ。

2004年06月14日(月) ”ヤカモト”の謎。


トム・クルーズさん主演の『マイノリティ・リポート』という映画を見ておりました。
舞台となる未来社会では、虹彩で個体認識がなされ、電子媒体の広告はすべて各個人に向かって営業を仕掛けてくるという、流されやすい人には実に恐ろしい世界となっていたのですが、その中で主人公トムさんは警察に追われる身となり、包囲網を逃れるため、モグリのお医者さんに他人の眼球と取り替えっこをしてもらいます。
(誰のものかわからない眼球ですが、そんなお医者さんのところにストックされているのですから、おそらく犯罪者とか行方不明者とかその類のもんじゃないかと思います。かえって捕まりやすくなったりしないんだろうか…(-_-;))


何とか手術が終わって、(目玉だけは)他人になったトムさんが、GAPへお洋服を買いに行きます。さすがはメリケンさんです(笑)
恐る恐る店に入ったトムさんの眼球をスキャナがビーッと読みとり、ホログラムの別嬪な店員さんが営業スマイルでにっこりと申します。
「ようこそヤカモトさまv先日お買いあげになったTシャツはいかがでした?」

………日本人か?!
ヤカモトってどんな字書くんだよ!聞いたことないよ?
つーか、買ったの”Tシャツ”かよ!!!Σ(゚д`*;)

頭の中を、同時に色んなツッコミが飛び交います。





ブルース・ウィリスさん主演の『ブラインド・デート』という映画を見ておりました。
葬儀社の彼女と別れた(?)ブルースさんはただいま大きな商談を任されているらしく、徹夜でお仕事がんばっています。
大事な会議に、チェックのシャツに柄ネクタイなんて高度なテクニックの要求されるスタイルででかけてしまうほど、睡眠不足と戦っています。
そんな彼も、大事な取引先との夕食会に同伴するパートナーが必要となり、義兄の紹介で大変美人な彼女と知り合います。
ルックスだけでなく性格も大変イイ彼女なのですが、ただ一つの欠点は…お酒を飲むと、大変ワイルドになってしまうこと。
…なのですが、まあ本筋はどうでもいいのでこの辺に置いておきます(笑)


とにかく、ブルースさんはシャンパン一杯でちょっと困ったカンジになってしまった美女を連れ、会食のレストランへと向かいます。
ディスプレイの花を摘んじゃったりして怒られながら、何とか二人がテーブルにつくと、タイミングよく側のテーブルへ、その上得意の取引相手が案内されてきます。
日本人のご夫婦です。旦那さんはまあいいとして…奥さんは顔も首も真っ白に塗った上に髷を結い、首を随分抜いた着物でお座りになり、旦那さまに煙草を出して差し上げたり火を点けたりなさっています。
…本当に”奥さん”か…?(;・∀・)
まあそれも置いておいて、ウィリスさんの会社社長のご夫婦は立ち上がり、日本人のご夫婦に握手を求めます。
「お逢いできて嬉しいですわ、ミスター・ヤモト」
「…ヤモト、です」


…また”ヤカモト”だよ!!!Σ(゚д゚|||;)



私が知らないだけで、日本には案外多くの”ヤカモト”さんという名字が存在するのだろうか……
なぜそれが外国映画で定番(?)の名字として使われるのだろうか…
それは一体どんな漢字を使うのだろうか……
悩めば悩むほど、(どうでもいい)謎は深まるばかり。(;¬_¬)




教えてください、ヤカモトさん。














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