セルフライナーノーツ。

2003年12月13日(土) 続うつくしいことば。(最終侍ネタバレ)


前日の、”うつくしいことば”、から転じてもう一つ。
仕事に全力投球していたら金曜の午前中に週のノルマ終えてしまったので、午後はお休みにして『ラスト・サムライ』観に行ってきました。
上映時間156分とこれまた(私の嫌いな(笑))長尺映画なので、仕事帰りにはちょっとキツいなー、と思っていたのです。年内は混みそうな予感だし…。
ちょうどシネコンのスタンプが貯まってて、1回は無料で観れるとこだったしね。つー訳で同じチームの子にも半休を取らせ(笑)同行。
封切り後1週間経っていないとあって、平日昼間でもそこそこの人手でした。題材のせいか、年輩のご夫婦がちらほらいたのにも驚き。
長尺を覚悟して開演直前にトイレに行ったにも関わらず、終演後にはまたトイレに直行したくなる、冬場にはなかなか困った上映時間ではありますが。(笑)実際にはそれほどの時間を感じさせない、インパクトとスピード感のある、美しい映画でした。
(何故か異常なくらいカラダに力を入れて観てしまった…(笑))
(以下ネタバレ感想)







メイキングや各インタビューでも大々的にアピールされていた通り、これまでの”海外から観た日本”のあの奇天烈さは殆ど観られない、限りなくジャポニズムをリスペクトして作られた作品だと思います。
もちろん、あちこちにボロはある(笑)。オールグレンがいきなり一人で着物を着こなせたり、ヒロインの”たか”が襖開けっ放しで着替えをしていたり(この家は終始あちこち襖が開きぱなしだった。襖を閉める仕草を、なかなか心のうちを見せない日本人そのものに例えたいのかも知れないが、あれじゃあ誘っているのかと思われてもしょうがない(笑)しかも、真冬の山の中…ありえないよ!(笑))、襦袢姿で外うろついたり(ボブも真っ青!Σ(゚д゚|||;))。廃刀令を下した政府側が、反体制の勝元に間者差し向けてたり。
でもまあ、そんなのはご愛敬だろう。史実に基づいた完璧な歴史映画なんて、多分今の日本でだって作れない。
これは、主人公が異文化と出逢い、そこで自分に欠けていたものを見つけ補う(そして尚かつ、それが出来ちゃう俺って心広くて純粋でしょ?的な(笑))、パターンとしてはそう珍しくないストーリー。
今まで私が観た中では、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』や『ウインドトーカーズ』(『ジェヴォーダンの獣』…アレは違うか。(笑))を思わせる話の運び。(後半、勝元の一団が上京してきた姿は、古きよき西部劇を思わせましたが)
部族の娘とのほのかな恋(しかしあくまでプラトニック)つーのも、いかにもメリケン好みだと思います(笑)どんなに心を通わせても骨を埋めるつもりはないところまで。(笑)(私は本作ラスト=幻想派だから(笑))
ネイティブ達が本当にああいう生活をしているのだと私達(観客)に思いこませれば映画としては成功な訳で、それさえクリアしていれば、多少のことは映画のウソとして許されるものでしょう。(当の日本人だって、歴史オタや軍事オタでもない限り細かいことはわかってないし(笑))
随所に出てくる寺院や仏像の映像が非常にスタイリッシュで美しいのも、やはり”あちらの目”を通しているからなんだろうな。仮に、今国内でcoolだと言われている映像作家(行定でも黒沢清でもSABUでも誰でもいいけど)に撮らせても、こうはいかないと思う。
大半が無神論者、法事の時以外仏様とは縁のない人間の多い現代でも。日本人である限り、寺社仏閣や仏像は歴史を示すものであり、生活に根付いた(いい意味でも)土臭いもの。だけど、あっちの人間からすれば単なるアートでありオリエンタリズムの権化だもんね。
多生のウソが混じってはいても、日本人には絶対に撮れないだろう”格好いい”日本を見せてくれたことは素直に嬉しいような気がします。



ただ、そこでどうしても気になったのは。
雇われてこの国に来た外国人の目を通した物語であっても、これは日本における、日本人の生き様を描いた話である筈で。
なにせテーマは”武士道”です。武士道ストラップもグッズ販売されるイキオイ(笑)。
なのに何故、重要なシーンの台詞が英語で語られるのだ?西洋かぶれしすぎて母国語忘れちゃった?(笑)(;・∀・)
最後の決戦の場で、政府側と勝元側とが袂を分かつシーン。側にいる勝元と大村には見向きもせず、雇われバグリー大佐とオールグレンが英語でやり取りして対戦開始。おいおい、日本人の立場は?!オーナーはどっちだよ!(笑)
そして何より重要な、勝元の最後の台詞。
”パーフェクト?”何処が?何が?
武士道精神を体現してきた男の、死に際の言葉が英語?……それって、2時間かけて描いてきたこの映画の趣旨そのものに矛盾してるんでないか?
オールグレンの介錯に向けての言葉だったから?一度目の”パーフェクト”はそうかも知れない、でも2度目は違うよなぁ…絶対。考えらんない。おかしいよ、可笑しすぎる。
辞世の言葉は、勝元には何よりうつくしい日本語で語って欲しかった。ラスト近く、オールグレンと語り合う天皇の会話も、日本語であって欲しかった。
残念だったのはその点だけかな。あとは、文句なく楽しめて涙腺も緩む感動大作でした。



俳優陣について。
さんざん露出しているトム・渡辺・真田・小雪の面々は予想に違わぬ演技で大満足でした。小雪嬢は大満足…でもないな、まぁ可ってとこかな(笑)あまり台詞がないので救われてるかも。
ビジュアルは楚々として凛々しくていいんだけど、いかんせん背が高すぎる…(汗)和服は長身の人が着ると間延びして格好悪いからね。あと、おチビさんトムとの対比も非常にゼツミョウなカメラワークで何とか切り抜けてるってカンジでしょうか(笑)
渡辺氏の表情豊かな眼の演技、真田氏の端正な佇まいと美しい所作。(この世代がいなくなったら、今後こういう時代作品を撮るのは国内でも不可能ではないだろうかと、一抹の不安を覚えます…)
中でもとりわけ”当たりだ!”と思ったのは天皇役の中村七之助氏。本作で映画デビューということで、実力のほどは未知数ですが、少なくともこの役にはハマりすぎるくらいハマってた!(>ω<)
若くして孤立無援の君主の座に置かれ、周りには魑魅魍魎が跋扈している。その中で唯一、信頼できる男勝元に助力を請おうとする。けれど。
あの時勝元が、彼を現人神扱いせず、たとえ一言でも何か背を押してやる言葉を投げかけていれば。おそらく、天皇は議会の場で勝元から眼を逸らしはしなかっただろう。遅すぎた決断を、もっと早くに口に出せる勇気を持てただろう。
僅かなシーンの間に揺れる感情を見せてくれた、本作では最も私の萌えゴコロを刺激してくれたキャラクターでした!
えぇと…カプで言うなら天皇→勝元ってことで。……あ、伏字した方がいいのか?(笑)
次の映画は来年かなぁ…当分観劇予定詰まってるし。
『昭和歌謡大全集』が激しく観たい!(>ω<)



そう言えば。これも観たいなと思っている『半落ち』のチラシを貰って来たのですが。裏面の解説文が激しく読みにくい!Σ(゚д゚|||;)
これ、句読点の位置が全部間違ってるんでうまく意味が取れなくなってんだよ……ライター誰だ?!理系じゃないのか?(笑)
小学校から出直してこいっ!(ノ`皿´)ノ:・'.::・┻┻








2003年12月11日(木) うつくしいことば。


自他ともに認める文盲なワタクシ。幼少時に激しく活字中毒だったため、ある時”もうこれ以上は、どの本読んでも目新しいモンはないんだろうなー”という(勝手な)悟りの境地に立ってしまい(笑)、高校入学と同時にパタリと読書を止めてしまいました。
小・中では図書室年間利用回数第一位を誇り、市立図書館では司書さん方に顔パスのコドモだったのですが!(笑)
実際のところ、これくらいは日本人として抑えておけよ、みたいなレベルの本は中学までに読んでしまっているので、あとは趣味嗜好の範囲。それほど不自由はありません。
けれど。
たとえ趣味の範囲であれ、自分が文章を書く立場になると話は違います。
実生活だとか映画とかテレビとか音楽とかその他何でもいい、ストーリーやキャラ形成のヒントになるものはいくらでもあるけど、それを言葉に置き換えるとなると……
それはやっぱり、日本語なのです。文章を目にしないと、言葉は出てこない。
他の作家や作品に影響を受けた場合、一目瞭然にそれがわかるのは絵だけれど、文章にもそれはあるのです。好きで何度も読み込んだテキストや、あまりのインパクトに忘れられない言い回しが、きっちり並んだ活字の間からふと顔を覗かせる。
以前のジャンルの相方は英語に堪能で、翻訳の仕事もしているひとですが、彼女の書いたパロ本を初めて読んだ時、非常にシンプルで、でもどこか突き放した感のあるテキストが印象に残ったのを覚えています。後日、英文学に詳しいことを知ってああなるほど、と納得したことも。
そういう意味で、私が最も好きで影響を受けたいと強く願っている文章を書く作家は、連城三起彦氏。もう10年くらい、私的には不動の言葉の神様です。




今クール『恋文』がドラマ化されたのを知って、改めて文庫本を読み返し嘆息することしきり。(ドラマの方は、主演が私の激しく苦手なお二方だったので未見ですが(笑))
納められているどれもが、人の心の裏側を、優しく優しくはぐるようなお話です。裏の裏を読みあって、最後にどんでん返しのくるパターンなので、何本も読んでいるとだいたいパターンは見えてきてしまうのですが(笑)それでも飽きないのは、結果は読めても、その行為に至るまでの人の感情の動きや葛藤が、自分の予想を遙かに超え細やかに描かれているからだと思います。
しかも、わずか数十ページの短編のなかでそれを見せてくれる。(ハードカバー上下巻くらいの長編もありますが、個人的には短編がお勧めです)
そして、何より。日本語がほんとうに美しいのです。
美文、というものを好まない方もいるとは思いますが。そして、かくいう私も(同人以外の)大抵の美文は読んでいてどこか痒くなってしまうものなのですが(笑)、連城氏のテキストは一味違います。
動詞そのものが美しいのです。
形容詞をたっぷりつけて、ゴージャス感を出すのは簡単な話なのですが。(某菊○ナントカ氏のように…(笑))化粧顔じゃなくてすっぴんがキレイ、というのは人間でも文章でも滅多にお目にかかれないもので。(笑)
すっぴん美文の中でも私の大好きな一文を、ここでこそりと。


(前略)「暑いのね」意味のないことを呟き、夕闇を胸元へ扇ぎよせて団扇をとめ、胸を隠した。団扇の表に描かれた流水が、あなたの胸を背後に秘めてかすかにさざなみだっていた。流れの筋には銀粉が浮び、それが、夕曇りのどこにまだ夏の光がのこっていたのか、煌きらと光って、あなたの胸から幻の川が流れだしているように見えた。(後略)


『野辺の露』という短編からの一節です。主人公♂と義姉がビミョーな距離感を保ちつつ、夏の庭で鈴虫の音色を聞いている、といったシーンなのですが。
何が美しいって……”(夕闇を胸元へ)扇ぎよせて”という動詞に激しく萌え!萌え!萌え〜!!!(>ω<)
扇子がいかに美しかろうが義姉さんが艶っぽかろうが、そんなのはこの際問題外です(笑)
単に”扇ぐ”と言ってしまえば終わりの行為を、微妙なその場のニュアンスも含めて置き換えることのできる語彙の素晴らしさ!それなりに何でも対応出来てしまう、曖昧かつ柔軟な日本語のいい加減さ!(笑)
あらためて母国語の美しさを実感するワタクシです(笑)
美文っぷりとは裏腹に、そこらの眠たい恋愛小説とは一線を画したコワーイ心理戦が繰り広げられる小説が多いのもポイントの一つ。(笑)
まだ読んだことない、という方はまず、さらさら読める短編からどうぞvほどよくレトロな奥ゆかしさが新鮮でございます(⌒‐⌒)







2003年12月07日(日) 女子的お買い物日記。(嘘クサイ…(笑))


気づくと最近の日記、芝居か映画の感想しか書いてない!Σ(゚д゚;)
ひとつ此処は女子らしく(?)、久々にお買い物日記を。


12時、Kさんと福岡三越ライオン前(笑)にて待ち合わせ。
まずはコスメフロアに突進。
ネイルが欲しいというKさんに付き合い、IPSA・アウェイク・アユーラを見比べ。アユーラでかわいらしいくすんだピンクを。
続いてKさん、ORIGINSでリップクリーム購入。かの大高センセイのオススメらしい(笑)私も好きです、大高センセイv( *´∀`)
Kさんのお買い物終了後、まずはIPSAで予約していたタイムリセットキットを。冬場はひたすら水分補給だ!(;>ω<)/ メタリックなボトルが好きなのですー♪
次に、これまた予約していたソニアのモバイルクルールユーを受け取りに。実物は新宿伊勢丹でしっかり見て決めていたのだが、いざとなるともう一方の色味も気になる…。
アイメイクはグリーンが好きなので、オレンジ&グリーン配色の02を押さえておいた。でも、パープル&水色系の01も綺麗だなぁ…締め色の紺にラメが入ってて使えそう!
モバイルレーブル(リップパレット)も使いやすそうな色で惹かれるんだけど、リップパレットって使い始めると表面汚くなって萎えるんだよなー(-_-;)
BAさんにグリーンとゴールドを重ねてメイクして貰って、結局予定通り02を購入。かなりコンパクトなので、旅行時なんかは便利かもv
同封のストラップはクロームにピンクのラインストーン使いでなかなかシック。でも携帯、2本目のストラップ通せるのかなぁ…すごく狭い穴なんだけど(汗)
今年のコフレはこれで終了。今年は萌えるもの少なかったな…(-_-;) シックショックの限定アイカラーはちょっと使えそうだったけど。
あとは来週海外へ発つ友人に、免税店でお願いリスト♪を渡してあるのでよいのです…ふふふ。(笑)



コスメ買いが落ち着いたところで、Kさんオススメのイタ飯屋でランチ。雰囲気も味も接客もよく、お値段もリーズナブル。日曜だけど平日のランチ並の値段だよね。
店内を見回すと異様に女のコが多い。カップルの数より、女のコのグループの数が多いという、休日の昼にしてはちょっと奇妙な光景。
ギモンを口にしてみると、Kさん笑って、”ここ、イケメン揃いの店って記事に出てたのよ〜(笑)”
なるほど!Σ(゚д゚;)見渡せば確かに(観るだけ)よりどりみどり…(じゅるり(笑))
深夜はバーに変わるらしい。いつか夜にも来てみたいな…v 



膨れたお腹のまま、ぶらぶらとウィンドーショッピング。FRAGILEとかTOCCAとか無差別爆撃(笑)
Kさんと私は服のテイスト(そして体型(笑))がかなり違う割に、しょっちゅう一緒に買い物に行っている(笑)そして相手にひたすら買わせようとする。はっきり言って、マヌカンのセールストークより威力は絶大だ。(笑)
相手が試着している間に、残された方はマヌカンさんとおしゃべりしている訳だが、その間スカウトされたことは1度や2度ではない(笑)
大学時代にバイトで入ってたこともあるけど、私はやっぱり販売する側には立ちたくないなぁ。服買うのも見るのも好きだから、客の立場でいたい。は知りたくない(笑)
その後、お気に入りのセレクトショップで私は白のタートルと、変形ヘムのプリーツスカートを。Kさんはちょっとレトロなオプティカルプリントのボックスプリーツを購入。(彼女は更にその後マージナルグラマーで茶のニットもGET!)
白のタートルは身ごろが普通の綿ニット、襟と袖のみモヘアで着やすそうv裾にレースのついたプリーツSKは膨張しやすいアコーディオンタイプなのだが、私は腰も尻もない体型なのでボリュームは全然出ないのだった(笑)
ホントはベージュの皮コートが気になってたのに…細身で裏地がストライプ!(伊角柄?(笑))試着したら身体にピッタリ!
でも、微妙に持ってるのとカブるんだよなー(-_-;)
ワードローブには、ちょっとずつ違うけど似てる羽織りモノだらけ…… ブーツも似たようなモンなんだよなー…嗚呼!(がっくり)_| ̄|○
後ろ髪引かれつつショップを後に。正月になってもまだ残ってたら…その時…その時は…!(ぐほ!Σ(゚д゚|||;))



そのままKさんリクエストのソファを見に大塚家具IDCへ。
此処初めて来たけど…こんなシステムになってるんだ!コストコみたい!(笑)
最初に入会手続きさせられて、担当が一人付いて面談後、客のリクエストに叶う商品の場所まで広い店内を練り歩くという…
効率いいんだか悪いんだかわからないシステムだなぁ…(笑)ま、面白かったけど。
Kさんは無事お目当てのソファに当たりをつけたようなので、今日はひとまず退散。



ここのところスタミナ切れしたのか旺盛な食欲がさらに増大したのか(笑)、先月くらいからフォアグラが食べたくて食べたくて仕方なかったのです(笑)
今泉にあるお気に入りの某フレンチへ。もちろんここも予約済み。
味よし価格よし接客よしインテリアよしの、知る人ぞ知る名店なのですが。ただ一つの難点は…イジョーに場所がわかりにくい!!(-_-;)
だからこそ、これ以上客が溢れずに済んでいるのでしょうが…。
久しぶりだったのですっかり道を忘れ、目印のない住宅街の中をフラフラと彷徨ってようやく到着。予約時間を遙かにオーバー…(;・∀・)
にも関わらず、あったかいお迎えに心もほっこり温もる私達。
フレンチと言ってもホントに安い!プリフィクスのコースにワイン1、2杯飲んで4000円程度の破格値です。そして、何と言ってもすべてが旨い!(>ω<)
念願の大根&フォアグラは勿論、甘鯛も、牛サガリ柚子胡椒風味も、スイーツの盛り合わせもウマかった…(ほんわ〜vvv)
大食いの私とKさんが、もう既に満腹度120%!(笑)
は〜、満たされた…vvv( *´∀`)



Kさん、次はメゾンドヨシダかこじま亭で!是非!(笑)





2003年12月05日(金) ハイブリッドの暗と明。


ここのところ曇り続きだったのが、今日は久々にかすかな太陽。夕方の観劇に備えて午後半休を取り、まずは会社近くに住む友人宅へ。
手みやげはモスのお昼と読みたがっていた『美人画報ワンダー』(笑)目的は生後三ヶ月のBABYと、新米ママの息抜き係。
しかし、まだ首も腰も据わっていないBABYをビクビクと抱っこして、あまりの愛しさに私が癒されました!(笑)抱っこしてるとこう…服の脇の下あたりをね、小さい小さい手がきゅーっvと掴むのよ!(>ω<)
カ ワ イ イ !
等価交換の原則から(笑)将来イケメンになるのはわかってるので、あと15年もしたらジュノンスー○ーボーイに応募してあげるからね、勝手に!(笑)
楽しみでつ…ぐふふ。( *´∀`)
豊富なBABYグッズに興味津々なワタクシ。
うわー、このベビーベッドって電動?揺れてるよ?ハイテク〜ッ!!(>ω<)え?テーブル付きの椅子にもなるの?お値段は?3万台…へぇ〜!(何か非常にお買い得な気がしている)
あ、赤ちゃん泣いてるよ…何ソレ?何持ってきたの?あれ?泣きやんだよ!スゴイスゴイ!え?スーパーのビニール?それ丸めてワシャワシャ言わせてたら泣きやむの?へぇ〜!(すでに満ヘェ状態(笑))
あまりに珍しがってるので、”今ならリアルタイムでアドバイス出来るから、さっさと子供産め”って言われた…(笑)速攻で準備(笑)したって1年はかかるよAちゃん…(笑)
年末一緒に行く予定の、劇団☆新感線のチケットを渡してお別れ。前から4列目通路際のオイシイお席。BABYが3時間くらい、グズらずねんねしててくれるといいんだけどね…ママは大変だ!(^-^;



途中で、前から欲しかったナショ○ルのマイナスイオンドライヤーを買い(だって半値だったんだもん!(笑))、N嬢との待ち合わせ場所へ。モリモリ夕食を済ませてから劇場へと向かいます。
今日の出し物は『兵士の物語』。西村雅彦(語り)、西島千博・酒井はな(バレエ)、西本智実(指揮)、ロシア・ボリショイ交響楽団の、やたらと”西”揃いな出演者からなる、”音楽劇”です。
正直、音楽劇、というカテゴリー、観るのは初めてだったんだよね。ただ、あの西島さんのダンスと西本さんの指揮を間近で観れるなら…と。(西村氏は以前観た『笑いの大学(再演大楽)』が私的ベストなので…今回は、まぁ。(^-^;)
音楽劇、といってもミュージカルではないらしいし。果たしていかがなものか、と戦々恐々。
結果から言うと…うーん、久々に失敗したなぁ、ってカンジ。(苦笑)
上演時間1時間半、チケット8000円。高い勉強代だった…(^-^;
チクショー、ボラれた!って訳じゃないのですよ。この出演者とハコのキャパ、衣装もすごく綺麗だったし…それはまぁ、相場だったんだと思う。3列目センターという、異様な至近距離で観られたし。
じゃあ誰が悪かったとかマズかったって言う訳じゃなくて、この”音楽劇”って形態が失敗だったと思うんだよね。(音楽劇としては古典的な題材らしいですが。)
まず音楽。曲というには長さもボリュームもなく、劇中音楽にしては前に出過ぎ。ステージ上に指揮者も演奏者も上がっているため、演奏の合間には小芝居も見せてくれる(笑)(ヒソヒソ声で囁いたり、頷きあったり(笑))
それはそれで微笑ましいけど、おかげで余計に”あんた達、何しにここに出てるの?”的な半端感が。(;・∀・)
バレエも同じ。普通に歩く仕草も手の動きもやはり、それは熟練された美しさを持っているのですが…でもやはり。”バレエ”と謳っているからにはもっと踊って欲しい、跳んで欲しい!ちまちまっとターンサービスしてくれるだけじゃなくてさ。
西村さんは語りと主役の兵士役の二役をこなしていて、ほとんど一人で舞台を引っ張っていました。金髪のカツラを被り、ちょっと可愛らしく喋るだけで二十歳そこそこに見えてしまうのは素晴らしい!(>ω<)(笑)
だけど、どうせ一人で引っ張るのならいっそ独り舞台の方が良かったかも…。音楽とバレエの組み合わせっていうのも、その2つならば成り立つ気がするし。
バランスが悪いというか、お互いに遠慮しあって、真ん中の芯がなくなっちゃったというか。
やはり言葉というものの持つ強さは他の表現方法では太刀打ちできない。その辺りをまざまざと見せつけられたような気のする公演でした。
(すずさん…私も途中睡魔にヤられましたよ〜!(笑)たった90分だったのに…とほほ(涙))
ただ、ビジュアルは申し分なく美しかったですね。悪魔役の西島氏と西本嬢が、蜘蛛の巣を刺繍した何とも艶やかなロングコートにストレートの長髪を束ねて微笑みあう様は、まるでどっかのお耽美漫画からそのまま抜け出して来たような妖しさでした…アイライン凄かったヨ!(笑)



これに対して、私が見つけたハイブリッドの成功例(と思っているモノ)。
先日購入したDAFTPUNKのプロモDVD、『インターステラ5555』。
フランスのテクノバンドのプロモをかの松本零士氏が手がけたことで、一時期あちこちで流れてましたね。あの、青い肌のメーテルと徹郎もどきが(笑)
私は曲がかなり好きでハマってたんですが、プロモの方は今イチ?だったのです。ディスカバリーからシングルカットされた3曲のプロモ、どうやら出てくるキャラは共通してるようなんだけど話が見えない、設定もわかんない。だけど妙に作りこんでるカンジが焦れったい(笑)
それでもいずれはきっとDVDが発売されるだろう、そうすれば少し詳しい設定がわかるかも…と心待ちにしていたのですが。
開けてビックリ!
何とこのプロモアニメ、すでに公開された3曲だけでなくアルバム収録曲すべてを網羅した長編だったのです。それも、エピソードを細切れにつないだオムニバスタイプじゃなくて。1本の映画として観れる、SFアニメ。
見終わったあと、思わず瞳をウルウルさせている私がいました…(だって、だって…パイロットのSHEPが泣けるんだよ〜!ウホ!イイ男…・゚・(ノД`)・゚・ )
このアニメ、当然ながら台詞は一切ありません。僅かなノイズとか車のブレーキ音などを数カ所挿入してあるのみ。
だってこれは、あくまでもDAFTPUNKの曲のプロモだから。
だけどストーリーはしっかり分かる、感動も出来る。台詞がない代わりに、各曲がしっかりとイメージを盛り上げてくれる。けしてBGMにはなっていないのです、音楽は何より雄弁なのです。
実写では当たり前のことかも知れないけど、アニメをプロモに使ってそれやった人はいなかったよね?
そう思うと、改めて凄いなぁ…と思います。松本アニメのレトロさと、アレンジの軽いテクノが凄く合うんだよね、これがまた!(>ω<)
どちらも嫌いでないよー、という方には是非オススメv
ちなみにこのDVD、価格・特典の異なる3パターンで発売されてます。クレッシェンドールズのフィギュアはいいけど(ぇ)、ベアブリックはいらんなぁ…(笑)







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