セルフライナーノーツ。

2003年11月25日(火) 愛と煩悩の後日談(物申す!)


久しぶりに色んなジャンルの友達に遊んで貰って、大いにリフレッシュした3日間だったのですが。
…まぁ、少しばかりモニョる事態も在った訳で。
普段、仕事やプライベートの愚痴をここで呟いたりはしない私ですが(読む人の気持ちを慮ってる訳でなくて、こんなトコで愚痴ったところで何の解決にもならないから言わないだけ!形にすると余計に腹立って来たりもするしね(笑))、今回はそう無関係でもない話だったりするのでしゃっきり書いてしまおうと。


と言ってもね、それほど大したことじゃないんです。ただ…ここまで”挨拶の出来ない人”に逢ったのはすんごく久しぶりだったよなぁ…というだけで!
『お、親の顔が見たい…(;・∀・)』という文字が20回ほどグルグルと脳裏を駆けめぐり。5年前か5年後だったら私多分絶対説教してるね!首根っこ掴んで!(笑)
挨拶の出来ないガキほど嫌いなモノはない!
ここで言う”挨拶”ってのは、私を○○(本名でも源氏名でも(笑))と認識しての会話、ってことじゃなくて、人間としてごく当たり前の一般的な挨拶のこと。
おはようとかこんにちはとか、乗り物で席を譲って貰ったら御礼を言うとか、お客様に頭を下げるとか。そういう、幼稚園でも今更教えないような躾の範疇!
これを見事に見て見ぬフリでスルーした人がいましてねぇ…それも、全く別のシチュエイションで何度か。これはもう、タイミングの問題じゃないだろうってな具合に。
完全に、これは人間性の問題だ。
私に喧嘩売ってんだったら構わない…つーか、むしろ喜んで受けて立つんだけど(笑)売り買いするほどお互い親しくもなし…(´Д`;)
まぁその程度の関係なので、今後私の方からリアクション起こすことはまずないし、顔を合わせる機会も今後無いだろうってことで、ムカつきつつも放置しておこうと思ったのですが。
ある日、目撃してしまったのです。
その人が、とあるところで”挨拶って人として一番大事なことよね。私は挨拶の出来ない人間にはなりたくないわァ*:.。n‘∀‘)η゚・*:.(←大意)”ってなことを高らかに語っているのを…!(笑)
いやぁ〜…しばらく、開いた口が塞がりませんでしたヨ私は(笑)
つーかさ、ということはつまり、彼女にとっては全く無意識の行為なんですねアレは!あのザマは!Σ(゚д゚;)
万に一つもその人物が此処を読む可能性はなかろうと思うけれど(あっても別に構わないが)、仮に覗いたところで、ここに書かれてるのが自分のことだとは思いもしないんだろうなぁ…
だって、彼女は自分自身から見れば”挨拶に心を配っているひと”な訳だからさ!
その発言を見た瞬間、私は此処にすっぱり愚痴を書くことに決めました(笑)


そりゃあ誰しも、理想通りの行為なんて出来ないよ。発言と行動が異なるのも仕方のないことだ。
だけどさ、万人が目にする(可能性のある)ネット上で他人に対して発言するのは、せめて自信のある範疇に留めようよ、自分にとってさ(笑)


挨拶の出来ない子供は嫌いです。
挨拶の出来ない大人は構わないよ?……だって付き合わなきゃ済む話だもん(笑)






2003年11月24日(月) 愛と煩悩の3日間(3日目)


さていよいよ、半年間待ちに待ったスミワヤONLY当日でございます。
有楽町線からりんかい線に乗り換え、国際展示場方面へ。祝日の朝、人気のないお台場にちょっと感動。
思えば此処には何かしら人の多い時しか来たことなかったもんなぁ…
夏・冬の2大オタ祭りを筆頭に、踊るロケハンとか映画初日とかお台場冒険王とか(笑)
展示場駅のロッカーに荷物を押し込み、有明フロンティアビル1Fのヴェローチェで一服。あ、ここ7月の踊る初日デー終了後にもみんなで来たなぁ…徹夜明けの頭で、たった今観てきたばかりのOD2についてあれやこれやとクダを巻いた私達(笑)


そうこうしているうちに開場時間が近づいて来たので、花屋を探すことにする。
今日のイベントには、今年の2〜6月まで某サイトさんのヒカ碁ホストゲームでお世話になった方がいらっしゃるので、是非とも直接花を手渡したかったのだ。それも、一輪の薔薇を!(笑)
最悪、ヴィーナスフォート辺りまで行けば何とかなるかなぁ…と見回していたところ、何と会場のTFTビル2Fにフラワーショップが!
喜び勇んで突進するが、カウンターには誰もいない。代わりに置かれた子機と電話番号。呼び出せってこと?!Σ(゚д゚;)
仕方なく電話をかけて数分後、どこからともなく店員が小走りに現れる。どういうシステムなのかここは…確かにこのフロア中どの店にも、客の姿全然見えないけどさ!(しーん…)
とりあえず薔薇を数本、1本ずつラッピングをお願いする。真紅が良かった(笑)のに、どうやらどれも元気がないらしく、ピンクとオレンジに変えられることに…
店は空けるは、朝から花萎れてるは 凄 い 店 で す ね こ こ は !
まぁ、場所柄あんまり客も来ないんだろうけどさ…でもちょっと怠慢すぎやしないか?(;・∀・)
などと胸の奥でグチりつつ、一路会場へ。


休日の会議室の並んだフロアは、白くてやけに静かで病院のようだった。
差し入れやその他もろもろの入った袋を持ってよちよち歩いていると、目指す908号室が!廊下にスタッフさんが並んで挨拶して下さる。やっと着いた〜v
入り口で可愛らしいピンクのパンフを買い、渡されたペア歯ブラシにニヤけつつ、机の間をハエのように飛び回る。カプONLYイベントって、当然だがどこ観たってハズレはないんだよねぇ…天国!天国!!*(´∀`)*
この日のために用意した千円札30枚(笑)を握りしめ、とりあえず持てる量を買う。ローラーするつもりだった割には…ついつい厳選してしまう自分が哀しい(T-T)多分、イベント来るのこれが最後なのになぁ…
休憩所で一息ついているところへ、ホスト仲間のSんさんとWややさんが合流。Wややさんは風邪を押して来られたようで、顔半分も隠れる大きなマスクが痛々しかった…(つД`) Sんさんも体調芳しくないとのことで心配していたけど、元気そうでよかった〜v
イベントには行かず、遠隔地に住んでいる割にはよく遊んで頂いてます、私(笑)皆さんいつも有難うv
あの数ヶ月、同じゲームをやっていた方というだけでこれだけの繋がりが出来るって凄いことだなぁ…と改めて実感。
ゲーム主催のMさんにも薔薇を渡して御礼を伝え、今日の目的の一つは達成。
お友達に会えてちょっと安心…。(オタ歴二桁とは言え、一人は心細かったらしい…(笑))奪って来たアニ碁資料集を捲りつつ、再びお宝を探しに。顔見知りの方にも軽くご挨拶を。
途中でお逢いできたKヤさんとMチルさんにもそれぞれ薔薇を。いつもサイトやメッセで私にスミワヤ萌えをくれる大切な同志!*(´∀`)*(そして何気に元ホスト(笑))
おしゃれで可愛らしいKヤさんに、いきなりテンションの上がる私。(スタッフなのに色々話し込んでしまって、ごめんなさいでした…素敵なブツを有り難う!次は是非ゆっくり語らいましょう〜v( *´∀`))
見事な遅刻で参加(笑)のMチルさんにはイベント終了後、空港ヘ向かう時間までお付き合い頂くことに!一人で時間を潰そうと思っていたところだったので、もう感激〜!!・゚・(ノД`)・゚・
鞄いっぱいにお宝を買い込み、幸運にも当たった中国からの手紙(5/30しか入っていないというレア葉書、私GETしました…( ̄ー+ ̄))、萌え解説が見所のスミワヤビンゴゲームまで目一杯楽しんで会場を後に。
最後まで廊下でお見送りして下さるスタッフの皆さん。考えて見れば、イベント一般参加って片手の指ほどもしたことがない私だけれど、今回は遠方から一人での参加でも少しも惜しいと思うことのない素敵なイベントだった!
本業のお仕事や新刊の原稿と併せて、開催の日まで頑張って来られた主催・協賛・スタッフの皆様。本当に有難うございました!゜。・(/^▽^)/゜。・。



祭りが終わって少しばかり寂しい気持ちを抱えつつ、Mチルさんと一緒に3Fのマックでのんびり。スミワヤ話を中心に、2時間近くみっちりとお喋り。噴水上がるの、2回も見ちゃった…(笑)
KヤさんMチルさんとはホスゲーの頃からのお知り合いだけど、当時私は碁サイトもやっていなかったし、それほどスミワヤな話も出来なかったし。(なぜなら私のキャラが冴木だったから!(笑))
ちょくちょく話が出来るようになったのはやはりサイトOPENした夏以降で、それからこうして直接顔を合わせてお話出来るのも、何だか不思議な気分…。
スミワヤ萌え始めてからはそろそろ2年だけど、ずーっと一人で萌えてるだけだったもんなぁ…。煩悩を語れるお友達といると、ますます萌えテンションは上がるものだと実感。幸せ〜v
Mチルさんは大変キュートな方で、和谷とマックデートする伊角気分を大いに味わう私(笑)その一方で、書かれる小説のままの、実にしっかりしてクールな考えを持った方だなぁ、と語りながらに感じたり。
そう言えば、イベント終了1時間後くらいに、スタッフの皆さんが帰って行かれる姿を目撃。みんなが帰った後、こんなに遅くまで撤収作業されてたんだなぁ…
思わず胸のうちで手を合わせる私達。南無……(違!)



満喫しすぎで、帰りの羽田では24ゲートまで突っ走る羽目に!(つーか、空港着いたのがほぼ離陸時刻でした…(Σ(゚д゚|||;))
途中、気を利かせて連絡入れて下さった別会社のグラホさん、有難う!・゚・(ノД`)・゚・  (でも私、それでも最後の乗客じゃなかったよ…(笑))
走っているうちにピアスの片方を落としてしまったのが心残りと言えば心残りだったけど…(お気に入りのロングだったのに…(T-T))まぁ、目的はほとんど叶えられたし!
慌ただしくも充実した3日間でした。お世話になった皆さん、どうもありがとう!(⌒‐⌒)



そしてこんなところまで長々と読んで下さった貴方も…ありがとう。(笑)
でも、実は後日談も…あったりして。(笑)










2003年11月23日(日) 愛と煩悩の3日間(2日目)


昨晩遅くぽちさん宅に着き、およそ4ヶ月ぶり(笑)につもる話で仕事の邪魔をする。
2ヶ月遅れのBDプレゼントや長崎・京都土産を手渡し、アニ碁の設定資料集やコナンの非売品ステッカーなど、大変レアなお宝を頂くv(しかしこのステッカー…少年探偵団まで一人ずつピンで揃ってるのに、何故平次がいないのだ!ヽ(`Д´)ノ)
仕事のヤマ場と聞いていたので、早々に退散するつもりだったのだけど…結局次の日になっても御飯やケーキを頂きつつゴロゴロ。(笑)
ホントは現代美術館のガウディ展と、国立西洋博物館のレンブラント展に行くつもりだったんだけど。寒いし…体調イマイチだったし。
3時過ぎまでまったりさせて頂いた後、ようやくお暇。仕事の邪魔してごめんね、ぽちさん(ノД`)
来年はゆっくりお邪魔しまーす(´∇`)ノシ (またかい!(笑))




今夜のお宿にチェックインを済ませて、一路新宿へ。今日はスラダン時代の相方と食事の予定。
正確には別サークルなんだけど、いつも合体でスペース取ってたし、長期で泊めて貰ってたこともあるし、ほとんど相方だ(笑)
彼女は中野駅そばに在住で、当時は中野ブロードウェイとかよく巡ったなぁ…(笑)だらけで自分らの本見つけたり。(夏コミ新刊が次の日にはもう棚に並ぶ恐ろしさ…!(笑))
私が踊るにハマってからは、警察大学校まで案内して貰ったり。(塀の上には鉄条網とガラス片が……やっぱ、外敵っているのかしら?それとも脱走防止?(笑))
筋金入りのサッカーfanの彼女には、横浜の国立競技場までマリノスVSパープルサンガ戦を観に連れて行かれたりもした(笑)(地元チームの試合も観に行ったことない私が!(笑))
普通の旅行だったらまず立ち寄らないような場所にまで脚を運べるのは、やっぱりあちこちにいる多趣味な友人達のおかげだと思う。
おかげさまでメリハリの効いた人生過ごせてます(笑)みんな有難うv*(´∀`)*



待ち合わせの時間前に、新宿伊勢丹の地下へ突撃。お目当てはかのジャン・ポール・エヴァン。1粒最低250円〜!という、おフランスの高級チョコレートショップ(;・∀・)此処と、広島のもう1店舗でしか日本では買えないらしい。
会社の同僚が食べたがっていたのを、こっそり耳にしたのだ。いつも旅行のお土産貰ったり、何かとお世話になっているので…まあ、何か御礼したいな、と。
そんなバカ高いチョコレート、一体どんなものなのか興味もあったりして。(私は普段から、明治の板チョコが一番旨いと思っている女である!)
デパ地下に入った途端、店をすぐに発見…。だって…だってさぁ!
ドアマンが立ってるんだよ、店の前に!デパ地下のクセに!チョコのクセに!ナニサマだ!(笑)
いきなりアドレナリン沸騰させつつ、開けて貰ったドアからガラス張りの店内に入る。薄暗い照明の下、ショーケースに宝石のように並ぶチョコレート達。小さな1切れがショートケーキ並のお値段です!(;´Д`)ハァハァ
それぞれ詳しい説明を聞きつつも、どうせ食べてみなくちゃこればっかりは…ねぇ?(^-^; 
とりあえず、お手頃価格のものを選んでラッピングをお願いする。茶の箱と青いリボンのコントラストが上品で美しい。応対も実に丁寧だ。
隣接のカフェではチョコと一緒に飲み物も頂けるらしいが、あんまり落ち着ける雰囲気でもないよねぇ…と思いつつ店を出る。
一歩外に出てびっくり!店外にはちょっとした列が出来ていた。なるほど、中に入れる人数を制限するためにドアマンがいたと言う訳か……確かに、チョコと言えど量を買えば相応の値段になる買い物だもんなぁ…ゆっくり選びたいよね。
ちょうどイイ土産話が出来た〜♪と思いつつ、待ち合わせ場所へ。


(後日談:件の同僚はお土産をとても喜んでくれたが、後日私も思いがけずお相伴に預かることが出来た!東京支社の仕事を助太刀した御礼にと、あっちから出張に来た上司がリクエスト通り此処のチョコを買って来てくれたらしい…しかも7000円分も!アホや…(;・∀・) あ、勿論美味しく頂きましたヨ…残業中、夜食代わりにボリボリと!(も、勿体ない…(汗))

(後日談2:更にその数日後、友達からのメールで、このショップが来年2月にオープンする地元伊勢丹に入ることが判明!(笑)うぁ〜!ドアマンいるのかなぁ…(笑))




約3年ぶり?に逢うMさんは少しも変わっていなかった。明るくて大らかで元気で巨乳!(笑)今日も、夕方までJ2の試合を観に行っていたらしい。
ここ1年ほど、某特撮にハマっているらしいと聞いたので話題を振ると、嬉しそうに2ショット写真を見せてくれる(笑)かわいいなぁ…ずっと年上なのに*(´∀`)*
特撮系俳優のステイタスはクウガ以降鰻登りだと思うけど、これだけ触れあえる機会があるといいよね。ちょっと羨ましい…
とは言っても、実写でも俳優ハマりはしない自分なので、それほど悔しい思いをしたこともない私。踊るでもバトでも、私が好きなのは青島や室井さんや川田なのであって、O田氏にもY葉氏にもそれほど興味はない。川田に関して言えば……これは太郎ちゃんが川田をヤるというのを聞いてBRを観に行ったような私なので、これだけは特別なんだけど(笑)
アジアン系の居酒屋で一通りお腹と近況報告を満たし、コーヒー好きの私達はほろ酔いで食後の一杯を飲みに。
連れて行って貰った先は、新宿駅そばの…一杯千円の某名店!7月にも来たなぁ…某ホスゲーで知り合ったお仲間達と(笑)
新宿でお茶、となると何故か此処…いや、雰囲気好きだからいいんだけどさ(笑)美味しいし。
ブレンドの香りにまったりしながら仕事の近況を聞く。彼女は、ちょこちょことテキストやコラムを書く仕事をしている。それと、翻訳業。
最近は何か出た?と聞くと、PHP文庫の新撰組の雑学関係の単行本に一部書き下ろししたと言う。そう言えば以前も、時代モノ関係の本が出たようだけど……本来彼女は英米文学を得意とする人なのだ。
何で歴史物が多いの?と聞くと、彼女が師事しているのがそちら方面に強い先生らしい。やっぱりプロになるからには、畑違いの仕事も最初はこなしていかなきゃなんないんだなぁ…
私は文字を書くことを生業にしたいとは少しも思わない人間だけど、自分の希望を叶えるために前進している彼女は応援したい。彼女の書く独特のテキストが、早くそのままの形で世に出る日が来ればいいなぁと心から思う。
とりあえずは、今度本屋行ったら探して買うからね、と約束。ついでに、今〆切抱えているらしい翻訳モノについても聞いてみる。何だかヒジョーに言いにくい内容らしい(笑)
「えー!なになに?こっそり教えてよ!(*゚∀゚)=3」
「……HOW TO SEXもの…つーか、性魔術の本…(笑)」
……出たら間違いなく買いに行くよ、Mさん!(笑)



名残惜しく手を振ってお別れ。次に逢えるのはいつかなぁ…
さて、明日はいよいよ、待ちに待った大安吉日、スミワヤONLYでございます!゜。・(/^▽^)/゜。・。





3日目に続く。(長いよ…!_| ̄|○)






2003年11月22日(土) 愛と煩悩の3日間(1日目)


また随分とご無沙汰してしまいました、この日記。
9月末のミステリーツアー、10月の京都旅行記もあげずにいるうちに…そろそろセンセも走る季節に(汗)
11月も、選挙行ったり案の定インファナル・アフェアにハマったりペンタブを購入してもぞもぞやってみたり、まぁそれなりに色々蠢いてはいたのですが。
あっという間に来てしまいました、11月末3連休!
数ヶ月も前から楽しみにしていた、期待いっぱいの煩悩旅行です( *´∀`)



当初は友達同行の二人旅で、お気に入りのホテルに連泊、舞台と美術館をハシゴして、買い物してコートドール行って…それなりに優雅に。最終日のスミワヤONLYだけ私が別行動(笑)、の予定だったのですが。
予定が変わって急遽独り旅行に。
土曜の朝はいつもよりのんびりと目を覚まし。午後一の便で羽田へ飛び立ちます。
今夜のメインは渋谷のシアターコクーンで『ハムレット』観劇。
コクーンに行くといつも寄ってしまうのが、オタクの殿堂”渋谷だらけ”
旅の恥は掻き捨てじゃ!とばかりに、今回も寄り道を計画。(寄り道…なのか?(笑))だって、地元のだらけには死んでも近寄れないんだもん…(((((;゚Д゚)))))


飛行機の到着が遅れたため、30分遅れて渋谷に到着。
夏の踊る初日以来、4ヶ月ぶりに逢う(笑)す○はら篠さんと待ち合わせ。週の頭の〆切を1本終わらせ、更にもう1本の修羅場の中、この日はわざわざアシスタントさんもお休みにして来て下さったとか…うぅぅ、遅れてすみません!(/_;)
……などと言い募る舌の根も乾かぬうちに、まん○らけへ直行。
(いつも思うのだが、階段のあの赤いフラッシュ、子供がひきつけ起こして倒れるんじゃないのか?やっぱり、大きいお兄さんお姉さんしかいかないのかしら…(笑))
15分以内に終わりますから!(*゚∀゚)=3』と鼻息も荒く碁棚の前へ。とりあえず伊角さん&和谷が表紙の本を、片っ端から抜き出してはカゴへ投入!投入!投入…!何故か時々(笑える)永夏の表紙が混じるのはご愛嬌。
逆カプを削除、手持ちの本にダブリがないかを確認してレジへ。
チーン!締めて6680円なり!!Σ(゚д゚|||;)
あ…ありえねぇ!ONLYの前々日に!(笑)
しかし、実は4月の和谷受ONLYの前日にもここへ訪れていた私。先着のお姉さんに目の前で根こそぎスミワヤをかっさらわれたあの屈辱!リベンジは今しかない!!
……かくして。
これから優雅に観劇する筈の私、片手には何やら重く怪しい紙袋を下げてコクーンへ向かうことと相成ったのでした…(;・∀・)


舞台の前の腹ごしらえ。何せ、今回の舞台は休憩挟んで3時間!腐っても長台詞のシェイクスピアでございます…(腐ってません!)
劇場の側がいいよねと模索していたところ、何やらよさそうな店構えの豆腐専門店を発見!突入。
観劇前なので余り腹を膨らませるわけにもいかず(眠くなるから)、飲んだくれるわけにもいかない私達にとってはなかなかいいチョイスでございます。
変わりダネの豆腐・湯葉をメインに、魚介類やその他をちょろちょろ頼み、あとは店のいい雰囲気に任せてよもやま話に突入です。積もる話は…脱線に次ぐ脱線であちらこちらに(笑)
話題が転じて、あまり最近のアニメを見ていないお互いがふとハガレンの話になり、
『いや……子供キャラには興味持てないんだけど…、でも、この前出てきた額に×のあるひと……”兄さん…”とか言ってて(笑)……しかも声が置鮎……ちょっと、萌え〜!!!(笑)』
何故かその一点のみ、激しく合致しておりました(笑)



さて、残るは本日のメインイベント!
開演間近のコクーンへ滑り込み。4月のNODA・MAP『オイル』以来のほぼ半年ぶり。蜷川・藤原コンビの公演としては、身毒丸再演に次いで2度目です。
舞台奥が裏手駐車場へと続く扉になっているため、ラストシーンなどで裏を開いて外を見せるという演出がしばしば取られているシアターコクーンですが。
今回は通常舞台がある場所に客席を、客席の一部を潰して舞台を作り、客席と客席で舞台を挟む対面型の形が取られています。
言ってみれば逃げ場がない。ほぼあらゆる角度から、見られてしまう恐怖のシチュエイション。客にとっては美味しいばかり。(笑)
加えて、今回はメインを張るのが藤原竜也・鈴木杏・井上芳雄・小栗旬という若手陣!21歳の藤原ハムレットは、日本演劇至上2番目の若さを誇ります。
私達の席は、通常舞台があるサイドに。席までの道も舞台裏といったカンジで、インカムをつけたスタッフさんなどがスタンバっておりました。


ほぼ時間通りに開幕。コンクリ剥き出しの舞台、四方を高いフェンスで囲まれて、闇の中の客席をサーチライトがぐるりぐるりと回ります。真冬の牢獄、そんなイメージ。
蜷川氏の舞台は、高さを使い色を使い奥行きを使い、かなりゴウジャスな装置が用いられるイメージだったので、少しばかり驚きましたが。
見て行くうちに、亡霊の鎧から垂れ下がった赤い布には『王女メディア』のあの血を、劇中劇の為に周囲に灯される灯には『真夏の夜の夢』を、混乱のさなかのスローモーションの動きは『マクベス』の演出を、それぞれ思い出しました。言うなれば気に入ったトコ寄せ集め、だったんだろうか(笑)
フェンスの中での演技なんて、K1か何かみたいにでもならないかと不安だったのですが(笑)、フェンス自体が開閉できるため役者は舞台の内外を自由に出入りできて、なかなか面白かった。
特に私達の座っていた側は役者が通路を行ったり来たりするため、美味しいと言えば美味しいが振動もかなり激しかったです(笑)
2幕からはフェンスが取り払われ、一気にスピードと迫力が増しました。


ストーリーに関してはネタバレ…ということもないだろうな、古典中の古典だし。(笑)ラストの演出では嬉しい悲鳴が上がりそうなシーンもあったけど、まぁその辺は口を瞑っておきます(笑)
俳優陣に対しての個人的感想を言えば、

藤原氏:
予想通り、文句ナシ。あの膨大な量の難解な台詞をほぼ完璧にこなし、一見矛盾した行動をとりまくるハムレットという役柄を、自分のものとして理解しているように思えた。個人的には、”ロゼギル”達と連んでにやにやダベっているあたりが年相応に見えて可愛かったv(笑)

鈴木嬢:
TVや映画媒体で見る限り、非常に可愛くかつ実力派、と期待していたのだが、少々物足りなかった。1幕のオフィーリア、ちっともハムに恋してないと思うんだけど…(^-^; 2幕の狂いっぷりがいたいけで哀れだっただけに、1幕での素っ気なさが悔やまれる。松たかとか奥菜は、やっぱそれなりに”女”に見えたんだけどな…

井上氏:
”エリザベート”のルドルフ以来だったが、やっぱり王子様は健在であった。ハムが陰とするならレアティーズは陽。でもキミ、王子様じゃないから!家臣だから!(しかもシスコン(笑))やはり声は圧倒的に美しく、台詞がおそろしく聞き取りやすい。ストリートプレイは2度目らしいけど、次があればまた見たいなぁv
(余談だが、以前博多座近くで遭遇したナマ井上氏は背が高くおそろしく頭が小さかった……某所楽屋口で見た小島聖なみだった!Σ(゚д゚|||;))

小栗氏:
…これと言ってルックス以外に何も言うことはない。つーか、フォーティンブラスってそういう役だもんなぁ…(^-^; 脇だと思って誰も気を止めずにいたら、いきなり最後のシメだけ持ってっちゃうと言う…。誰よアンタ!みたいな。(笑)
そのルックスに限って言えば、彼は十二分に役割を果たしていたと思う。鏡のように光る鎧の上に、シルバーグレー?のロングのトレンチコート。金髪を逆立てて、額から流れる血。猛々しくも美しい王子さまでした。通路での台詞が多く、至近距離で眺められて至福〜v

こんなところかな。(長いよ!(笑))
舞台自体はどうかと言うと…ハムレット、としては今まで見た中で一番好きかも。
でも、作品としてはいつも腑に落ちないものが残るんだよなぁ。
ハムレットって正直、ぜんぜん共感できない主人公だから…(笑)
父が死に、母が叔父と再婚したので、登場早々鬱に入ってるハムレット。民衆からは慕われていた優れた後継者だったようだが、そのあたり全く書かれていないので、イマイチ感情移入してやれない。(とても国を統治できる能力があるとは思えない、むしろただのヒッキー……(-_-;))
オフィーリアにはラブラブだったらしいが、その辺もやっぱり書かれていないので、二人の顔合わせはいきなり”尼寺へ行け!”なんつー、フェミ団体から追撃されそうなシーンから始まる。
父を殺され傷心のところへ、元カレのハムからさんざん嫌みを言われ、彼女は気が狂って自殺。そしたら今度は遺体に縋って号泣のハム。…おい。
誰のせいじゃ!(怒)
その他艱難辛苦が次々に彼へ降りかかる訳ですが。まぁ、それも仕方ないよと思う部分も多々あって。
……今回の観劇中、私の脳裏にぐるぐると渦巻いていた言葉は。
シェイクスピアと野島伸○の書く話は似て蝶!(笑)
そりゃあ私も不幸モノ好きな方だけどさ…あんまり同じネタ重ねると、むしろ笑いに転じちゃうゾ、と。
どうかしら。(笑)


さほど長くも感じなかった舞台をみっちり堪能して時計を見ると、なんと22時40分!上演時間は3時間40分にも渡ったことに……スゴ!Σ(゚д゚;)
渋谷から今晩のお宿、相方ぽちさんのお宅へ伺うため、観劇後の一杯を泣く泣く諦めて駅へと向かいます。
重い荷物によろける私を、ホームまで送ってくれたすずさん、ありがとう!・゚・(ノД`)・゚・
リベンジは、出来れば5月にゆっくりと!


そうして日付が変わる頃、何とかぽちさん宅へと辿り着いた私なのでした。



(2・3日目へ続く)


後日談:
私が観劇したこのソワレ、なんと招待席に野○萬斎、成宮寛○、二宮○也が並んで観劇していたことが判明!くーっっ!!オイシすぎる…っ!!(>ω<)
何で気づけなかったんだ私……ぶ、舞台なみにオイシイ客席だったのに…!!(号泣)_| ̄|○












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