2003年09月30日(火) |
9月議会と十勝沖地震 |
今月行われていた議会が本日終了しました。 今回の特徴は14年度の決算報告が全議員で構成される決算特別委員会で8日間に渡り、審議されたこと。 私は決算特別委員会の副委員長として前席に小林委員長と共に座り、委員会運営を行いました。 副委員長は、委員からの意見質問と行政からの回答を書留め、委員長に内容を伝え、議事の進行をズムーズに進める仕事が主ですが、委員長の指導のもと、無事努めることが出来ました。
先週末、東京で地震が起こったと思ったら、北海道十勝沖でマグニチュード8.0の地震が起きました。8クラスは日本付近では10年に一度と呼ばれる巨大地震です。 今回の被害地域、釧路市や太平洋側沿岸は湿原、湿地地帯で地盤が強くありません。液状化が起きやすい地域ですが今回も人工的に作った港湾施設、建物に被害が出てしまったようです。日本の都市は基本的に川の扇状地に発展して来ましたから、液状化はどうしても避けづらい傾向があります。 7月に釧路市役所を訪問し、防災上の取り組みを伺いました。津波と防災無線の件が主でしたが、防災無線は活用されたのでしょうか、再度、お話を伺いたいと思っています。 今回と同じような地震が東京で起きた場合の損害の大きさを認識し、防災対策に役立て無ければ、と感じます。
ある週刊誌の記事により、大きな地震がくるのでは?と一部話題になっていましたが、昨日の震度4の地震に、もしや、と思った方も多かったのではないでしょうか。
本日の目黒区民まつりで、所属する東京青年会議所では防災の問題をクイズにして4000枚のスタンプラリー形式のチラシを配布しました。 6問の問題は正解率が高く、区民の防災意識の高さに改めて感心しましたが、 「地震で一番始めにしなくてはいけないことは?」の問いに「火を消す」「身を守る」の2つの回答を用意したところ、「火を消す」の答えが多いようでした。正解はまず身を守ること。それから火を消して下さい。
防災には地域の力が不可欠です。地域の力を高めること、されに取り組んで参ります。
東京都と23区清掃一部事務組合で行っている東京都のゴミ最終処分場の視察をしました。
場所は中央防波堤外側埋立処理場。 この処分場で受け入れるものは、焼却された可燃ゴミの灰、中間処理され資源として回収された後の 不燃ゴミ、そして粉砕処理された粗大ゴミなどです。 ゴミだけで出来た島の印象がありますが、処理後の灰やゴミ等を3m積みあげ、その上に50cmの土を かぶせるサンドイッチ工法で30mの高さまで積み上げて埋立をしています。 印象的なのは、処分場の浸出水。ゴミからじわじわわき出る地下水です。 このまま下水には流せないので、環境基準に沿った処理をするのに1日約500万円。 環境への取り組みは多大なお金がかかりますが、大切なことです。
これらの場所は、東京のゴミ処分場としては最後の埋立場所です。この処分場を温存出来るよう、 ゴミ減量化、リサイクルの徹底の取り組みの大切さを痛感しました。
私たちの街にとって、一年間の一大イベント。碑文谷八幡宮の祭礼が終わりました。
今年の目玉は、近隣4町会による神輿の連合渡御を目黒通りから行ったところ。 ダイエーから神社一の鳥居までの比較的ギャラリーが多い地域で地元の方々が 神輿を担ぐ勇壮な姿は素晴らしいものです。
近隣方々、碑文谷警察署、消防署碑文谷出張所、そして町会を支えるたくさんの方々があって できる行事です。地域の絆、大切にしていきたいです。
目黒区総合防災訓練が週末、目黒3中で行われました。
関東大震災から80年。いつ関東大震災の再来があるのか、そして東海地震、直下型の断層地震、房総沖のプレート地震が予想されています。これらの地震が、平日の昼間、目黒区を襲った場合、遠方(徒歩ですぐかえって来られない距離)にいる会社員や学生は自宅の事に関しては対応できません。家にいる主婦、やすぐ帰れる区立中学生の力に頼る可能性があるわけです。 今回の総合防災訓練に、中学生が学校の呼びかけで初めて参加した事に大きな意義があります。
形骸化された感のある防災訓練。 区は参加して下さる区民の募集をどうやって増やしていくのかを考えています。俗っぽいかもしれませんが、海外では消防署員のコンテストなどを開いて人集めをしている例があるそうです。 町会住区や各種団体に依存しているだけでは、本当に訓練を受けてほしい層が集まりません。 そろそろ、他の方法も考えても良いのではないでしょうか。当然、私も新たな提案をしてゆきます。
|