つんつん日記
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日本と韓国が共同開催するサッカーの… …第17回ワールドカップ(W杯)が31日、ソウルで開幕した。
開会式はソウルW杯スタジアムで午後7時半から始まり… …小泉首相や韓国の金大中大統領が顔をそろえた。
大会は…前回優勝のフランス…開催国の日本と韓国に加え… …大陸別予選を勝ち抜いた29チームの計32チームが出場。
開会式後の開幕試合はフランスと初出場のセネガルが対戦。
6月30日の横浜での決勝まで…1カ月間にわたる熱戦が続く。
(Asahi.comから)
「文字は人の心を表す」というが…確かにそうかもしれない。
文字は…その人の心境なり…刹那の心の機微を鮮やかに刻み込む。
字の巧拙ではない。
込められた真情というものは…見るものの胸に響くものである。
偏見や先入観を持って他者に向かう時…相手が「お化け」ならぬ… …「悪い敵」に見えることがある。
そうして…人類は幾多の対立や戦争を起こしてきた。
「慈悲」こそ…一切の対立を克服する「最高の武器」。 「戦争の魔物」を退治する手段は…そこにしかない。
人の「3倍の努力で一人前、10倍の精進で一流」。 先輩から…よく言われた言葉である。
さまざまな分野で…輝かしい実績を残した人。活躍する人。 そうした華々しい「果」の姿は…だれの目にも映る。 しかしその「因」には…なかなか目が届かない。
イタリア・ルネサンス期の巨人…レオナルド・ダ・ヴィンチ。 画家…建築家…彫刻家…そして詩人…思想家としても傑出した人物だった。 天才という言葉をほしいままにしたような…レオナルドの栄光の生涯。 その陰に…一つのことに全力で取り組む… …「努力の天才」としての生き方があった。
走る馬の4本の脚の動きを正確に描いた最初の画家といわれるレオナルド。 彼が、動くものをとらえる目の能力を訓練するためにしたこと。 それは、橋の上からさまざまな形の紙切れを落として、 その形や運動を徹底的にスケッチしたことだという (『人生最後の時間』木原武一著)。
眼前の課題を…時には気が遠くなるまで持続する力。 その堅忍不抜の意志と行動こそが…一切の勝敗を分けると言っても過言ではない。 反対に…早々と自らの限界を認めてしまえば…一切の可能性を閉ざしてしまう。 日々の偉大な挑戦の積み重ねに…勝利の人生がある。
人は距離を埋めたいのに埋められない時に苦しむが… …距離をとっていたいのに縮められた時にも苦痛を感じる。
それが嫌悪感だといえよう。
前者が自分の依存が満たされないためであるのに対して… …後者は相手から依存を向けられるためともいえるだろう。
自立していて依存心などないように見える人が… …他人の依存も許容できず強く拒絶するのを見ることがある。
それは彼が依存にこだわりがあるからだ。
他人の依存にも目を背けず向き合っていける人こそ… …依存から自由な…本当に自立した人…優しい人なのだと思う。
「あんなにおとなしくていい子だったのに…」と…途方に暮れる母親。
その話を本人に向けると…顔色一つ変えずに… …「親なんだから子供の望みをかなえるのは当然。 今までは親の望み通りにやりたいことも我慢してきたんだ。 これからは、やりたくないことは一切やらずに生きていきたい。 人間はだれだって自由に生きる権利があるはずです」と… …全く悪びれる風もなくあっさり語った。
そこには一昔前までみられたような… …“過干渉で支配的な母親”対“抑圧をふりほどいて巣立とうとする子供”… …といった葛藤のニュアンスが乏しい。 治療的介入の手がかりがつかみにくいケースであり… …このようなケースは年々増加している。
ところで…生命保険文化センターがまとめた… …「生活者の価値観に関する調査」によると… …「他人に迷惑をかけても、権利は権利として主張する」と答えたのは… …10代、20代では4割に上るという。
つまり…臨床家が従来“病理”と認める事態が… …その世代では“ごく普通のこと”になっているという現実がある。 親や治療者がこの現実を素直に直視することなくしては… …問題解決の糸口は見えてこない。
心理学者のセリグマン博士は… …「何も苦しみがないのが楽観主義ではない。 いつも楽しく、満ち足りていて…そうではなく、 いつ、どこで失敗したり、苦しい経験をしても、 それは『行動』によって必ず変えられる。 そう信じる『信念』が楽観主義なのです。」…と語っている。
「困難があるからできない」は…敗北者! 「困難があるから戦おう!」が…勝利者!
だれにでも…節目というものがある。 入学、結婚、就職、転居、定年……。 あげればきりがない。 その区切りに…何を決意し…どういう生き方をするのか。
画家・葛飾北斎。 西欧の絵画にも…大きな影響を与えた世界的巨匠。 北斎の生き方を物語るエピソードに…雅号の変遷がある。 「葛飾北斎」という名も…その雅号の一つ。
61歳の還暦。「為一」という雅号を名乗った。 これは「一から出発する」という意味。 当時の北斎は…最高の名声を得ていた。 しかしそこに…たえず自己変革を目指す気概がみてとれる。 また70歳以前の画は取るに足りない…と書につづった話は有名。
もうこれでいい。 現状に満足してしまった瞬間から…敗北が始まる。 反対に…自身の節目を定め…日々に…月々に…年々にと… …清新な出発を期すことができる人は強い。
その節目を刻む力は…絶えざる向上心にある。 巨匠ゴヤは…80歳の自画像に…「私はまだ学んでいる」と書き込んでいる。 こうした人物は「自己変革の王者」と呼ぶにふさわしい。
気取りが…ない人は強い! ありのままで…本来の力を出す。 だから…強い!
日韓共催ワールドカップの開幕が目前に迫ってきた。
日本代表チームの活躍は?…世界の頂点に立つチームは?
幅68メートル…長さ105メートルの競技場。
両軍11人のえり抜きの選手が…周囲70センチ… …重さ約450グラムのボールを…横幅7メートル32… …高さ2メートル44のゴールを目指し…死闘を繰り広げる。
各国の代表クラスが放つシュートは秒速35メートル前後の速さで飛ぶ。
サッカーは…“秒速の格闘技”だ。
ゲームは万華鏡のように動く。 ボールを支配する選手に…自軍の10人が絡みチームの攻撃を組み立てる。 これに対抗し11人でいかにゴールを守るか。 仲間の意図を瞬時に理解し…相手の攻撃を読む。
高度な技術と戦術…知略が火花を散らす。
東洋大学(東京都文京区)が今春の新入生530人に… …「カバンに何を入れて通学するか」とアンケートしたところ… …「教科書」と答えた学生は64%だった。
1位は…携帯電話の98%で… …以下…シャープペンシル…財布…ボールペンと続く。
教科書は…ペットボトル飲料やヘッドホンステレオにも勝てずに… …12位にとどまった。
電子辞書が辞書を上回るなど…カバンは軽くなる一方。
ただ…漫画は9%と…文庫本の30%を大きく下回った。 頭の中身まで軽くなったわけではなさそうで… …大学は「少しホッとしました」。
5月の連休が終わり授業が始まったものの… …何となくやる気が起きず…無気力状態になる学生が増えることに対し… …「五月病」という言葉が言われています。
また…夏休み明けの9月にも意欲の出ない学生が多くなり… …これには「九月病」という呼び名がついたりしています。
入学試験を目的に生きてきた学生の…目的達成後の安堵感とともに… …向かうべきものを失った無気力状態であろう「五月病」… …長い夏休みを自由に過ごした後に…やる気が起きなくなる「九月病」などは… …理解できないことはありません。
これらは一過性のもので…多くの場合… …青年の健康なエネルギーは次の目標を探し始めるものです。
人間関係や仕事などで起きた問題を適切に処理できず葛藤し… …自我が不安定になる時… …安定を保とうとして… …問題を「回避」するなどの防衛機制が生じることがあります。
結果的に…問題を避けられる状態… …つまり…手足が麻痺する…意識がもうろうとなる… …声が出ず話せなくなる…立てなくなる…聞こえなくなるなどが起きますが… …このような状態を「ヒステリー」といっています。
これは…脳神経の器質的なものが原因にあるのではなく… …心理的なものであり…回復できるものです。
これには二つのタイプがあります。 意識や認識や記憶などに変化が起きる精神的なものと… …肉体の痛みや麻痺などに現れる症状です。
不安や脅えなどの感情を避けたり防いだりして… …心に安定をもたらそうとする心理状態について… …精神分析学者のフロイトが「防衛」という言葉を用いました。
防衛のための手段を「防衛機制」といいます。
精神分析学では…これは無意識的な機能だととらえています。
心理学者のダニエル・ゴールマン博士らの研究によると… …「防衛」は人間が過去のストレス場面で経験し… …学習してきたものだとして…その修正の可能性が考えられています。
それぞれの人に…それぞれの性格があり… …それぞれの個性がある。
個性があるから人格はできる。
個性があるから…その人でなくてはならない生き方があり… …人生があり…使命がある。
個性とは…他の人がもたない…自分だけの独特の特性であり… …本然的ににじみ出てくるものだ。
アジア初のノーベル経済学賞受賞のアマルティア・セン博士は… …経済の再生に必要な哲学があることを指摘し… …「常に他者を考え、他者のために行動する」新たな人間像を提案。 もはや経済至上主義的開発路線ではなく… …「人間の開発」による平和主義的な発展であるべきだと訴える… …(「貧困の克服」大石りら訳)。
未来学者ヘンダーソン博士の… …「精神的な成長を基盤にすることによって、 非常に健全な経済を運営することができる」との見解も… …考え方としては共通するものだろう。
そのまま日本経済の現状に当てはめるわけにはいかないが… …「人間」中心の経済に転換を…との指摘は示唆に富んだものといえよう。 「利己」を乗り越える…人間自身の開発こそが求められている。
表の人よりも…陰の人を大切に!
力がついてから…戦うのではない。
闘争の中で…自分を強くするのだ!
母が自信をもって…生き生きと人生を歩んでいく。 希望に向かって…朗らかに成長していく…。
その輝く姿こそが…子どもに生きる原動力を与え… …子どもの素晴らしい可能性を育む…“大地”となっていくのです。
自分のことが好きじゃない…と答える子どもが増えている。
理由はいろいろあるだろうが…その多くに共通するのは… …「自分を肯定的に認めてもらった体験が少ない」という傾向だ。
子どもだけではない。
ある調査で…自分の生き方に「自信がある」と答えた親はわずかに3割。 親子ともに自分を否定的にとらえ…自信をなくしている。
自分の短所や欠点ばかりを見つめ…自己嫌悪に陥る… …“悪循環”に歯止めをかけなければならない。
黒澤明監督の「七人の侍」という有名な映画がある。
野武士集団の略奪に苦しめられている村をそれぞれ個性的な… …7人の侍が村人と一緒に守っていくというあらすじである。
それぞれが絶妙な役割を果たして団結を強めていくことによって… …目的を達することができるわけである。
このように一人ひとりの個性を輝かせながら互いに理解し合い… …守りあって団結・協調していく。
この生き方が本当の協調性ではなかろうか。
他人と比較し…一喜一憂するな!
自分に勝つ人が…真正の勇者だ!
真剣な人には…誰もかなわない!
勇気も知恵も勢いも…最高だからだ!
絶対に…君には君にしかできない…この世の使命がある。
あなたでしか咲かせられない人生がある。
何を疑ったとしても…このことだけは疑ってはならない。
自由とは…自分の生きる価値で決まる。
自分の「心」…「境涯」で決まる。
そこに自由があるのに…自分はそれをわからずに… …不自由と思っている場合もあるだろう。
同じ場所にいる人が…大いなる自由を感じている場合もある。
かつて黒田藩に…「異見会」というのがあった。 これは…その会議に出る人間が…ほかの人と異なる… …特に…藩主と異なる意見を言うことが主眼の会議だった。
藩主が自分の耳に痛いことを言われたり… …批判された時にすぐにかっとならないように諫めたもの。
この会は…明治維新で藩が消滅するまで続いたという。 豊臣秀吉や徳川家康の最も警戒した黒田藩が家を全うした要因の一つとなった。
シェークスピアは…『アテネのタイモン』で…登場人物に… …「ああ、人間の耳ってやつは、追従にのみ開かれ… …忠告には閉ざされるとは!」と言わせている。
人は…褒められることに対する欲望は強い。 「褒められたい」と反比例して…忠言を避けてしまう傾向もある。
「まぁいいか」から… 「なんとなく」から… 「どっちでも」から… 「そこそこ」から… 「しょうがない」から… 「べつにぃ」から… 「なんかなぁ」から… 「こんなもんさ」から抜けだそう。
(OLYMPUS新聞広告から)
日々…競争に追いまくられ…息切れ気味の日本人。
今…多くの人々が…先を争って走り続けるだけの人生に疑問を感じている。
そこで注目を集めているのが…「スローライフ」。
忙しい日々のなかでも…ちょっとしたゆとりや遊びの時間を大切にし… …人生を自分の「速度」で楽しもうという新しいライフスタイルである。
人生の速度を緩めてみると…これまでとは違う風景が見えてくる。
「頑張る」だけでなく「楽しむ」ことの大切。
お金をかけなくても出来る味わい深い暮らし。
(NHK番組「スローライフ」から)
心理学者の荻野恒一氏は… …現代は嫉妬社会であるとしたうえで…心の病に陥らないためには… …「暖かい人と人との交わりの雰囲気」と「安らぐことのできる場が必要」… …と指摘した(『嫉妬の構造』)。
今…日本に必要なのは…心から「信頼」できる人の絆と… …そうした人が集まる場ではないだろうか。
「ツツジの花」 すーいすい 背中に追い風をうけながら 丘の上まで、ひとっ飛び きょうはとっても不思議な日 こころに羽がはえてきて きもち、ふんわり 空にとどくよ おかあさんのすきな花 つつじがいっぱい咲いてるよ こい紅色があざやかで 燃えているみたい ほんとうにきれい きっとお日さまとたくさん お話しするのがすきなのね (詩 橋出たより)
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