あふりかくじらノート
あふりかくじら



 紫色の香りがする。

さきほどから、わたしのデスクはとても良い香りが漂っている。

香水のお店がお試しの香りから漂っているのは、マライア・キャリーがプロデュースした「M」というフレグランス。


魅惑的でセクシーな香り。
紫色の蝶がとまっているような滑らかなボトルにとても似合っている。南国の白い花とか、そういうのをイメージする。
香りを表現するのって難しいね。

香りにはこだわるけれど、これは嫌いじゃない。

ベリーダンサーが身にまとっていても良いかもしれない。
そういう嫌味じゃないエロティックなものを感じる。


マライア・キャリーの「M」




これが関連記事。新しいんだね。


今日はもう、何をしていいのかわからなくって不安定状態続行。誰ともあわず、喋らず。ひたすらブログなどを書く。書いて、書いて、書く。


2007年10月31日(水)



 うつくしいことばを綴るのだ。

ただ、ただ。

こころが壊れそうですごく苦しいとき、わたしは誰に電話をしていいのかわからない。

こういうとき、多くの人々はどうするのだろう。
親友と呼ばれるひとや恋人に電話をするのだろうか。きっとそうかもしれない。

でも、電話をできるようなひとは、わたしにはいつも、思いつきもしない。そんな近いひとって、やっぱりいないんだと思う。


親友とは何で、恋人とは何か、わたしは忘れてしまった。
毎晩のように電話をかけ、生活をともにして街を一緒に歩く恋人というものの感触を、わたしはすっかり忘れてしまった。



でも、そんなことをいいつつ、好きなひとに電話した。
全面的に信じている、ほんとうに好きなひとに。


いつも、ことばの上ではけっこうすれちがいなのに、底のほうでつながっている感覚を思い出し、安堵する。これが別れた恋人だ。



シャンサとリシャール・コラスの往復書簡の本、ちょっと中断していたけれど、読書再開した。とてもうつくしく、力強い。芸術についての話は、圧倒的だ。ひとつひとつ、ことばを大切に読んでいる。染み込ませるように読んでいる。わたしも、ことばを書くひとりとして。


また、詳しいことは改めて書くかもしれない。

今日は、あまりにもこころがくたびれたし、深く傷ついたので、もう眠る。泣くことはとっても神経を磨耗するのだ。



午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡
午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡



2007年10月30日(火)



 そして10月も終わりなのだ。

なんだか息をつく暇もなく先週の一週間が終わってみると、さて、相変わらずわたしは無職です。ハイ。
そりゃあそうです。お仕事も決まっていないのにNGOの活動などで徹夜仕事などしつつ働きまくって身体を痛めていますから。はぁ。

昨日は一日のんびりしてしまった。
身体中の疲れ、ぐっすり眠ってとって、DVDみたりして。

そして頭のなかはまたベリーダンスに夢中。
また、12月にレストランショーになんちゃって出演したい。これ、病み付きになるね。


それにしても、収入がないのに、前年度の収入に基づいて算出されたバカ高い国民健康保険や国民年金など、あまりにもつらすぎる。前年の収入が良かった反面、いま、収入ゼロ。でもお役所仕事にはそのような難しい話は通じるはずもないね。だから、きっちり純粋なマイナスです。ハイ。

仕事をきめるったって、そう簡単にはいかないもの。
そんなことは自分がいちばん良く知っている。
だけど、あれほど自分のやりたいことで働いて、そして無給っていうのはわかっていてもきついよね。とくに、いま収入ないから。

で、また不安定な時期に突入。
あせるなと言われてもね、やっぱり自分にしかわからんのよ、こういうの。自分のことだからさ。

彼氏(元)とのこととか、いろんなことかんがえちゃうけど、結局のところなんでも話せる親友というのもいないから。

そんなときに、7月に使ったボツワナ航空からクレジットカードに請求ですわ。い、いまごろ!?
もうとっくに払ったつもりでしたよ。

というわけで、無収入のわたし、クレジットカードの今月の請求は11万。帰国してからなんだかんだと50万円くらいは使ってるんじゃないかな。こりゃ、貯金そこつくわ。

またミニ・リセットのときかな。

とりあえず、くじらの巣と化しているお部屋の片付けからだよね。

きれいな夕焼けだったよ、昨日。



















2007年10月29日(月)



 やっぱり、ベリーの癒し。

ひとの文句を言うことはたやすい。

むずかしいのは、解決策を考えること。
「なんとかする」こと。


三日間、ワークショップでおおわらわ。
パンプスで走り回って、足が壊れそう。
朝から晩まで会場、帰ってからは翻訳、みたいな生活。

あんなに死にそうなくらいくたびれたの、
ほんとうにひさしぶり。


会議の段取りに、粗が目立つ。

明日は、国連ハウスでのシンポジウムである。


文句だけは、やっぱり言わないようにしたい。



いま、Bellydance Superstarsの
コンピレーション・アルバムに夢中。

こういう曲をがんがんかけながら
作業ができるなんて、
わたしとベリーダンスの関わりは
どうやらただごとじゃないみたいだ。


足が痛くてまっすぐ歩けない。
身体が動かない。とりあえず、眠る。



2007年10月26日(金)



 もっと、もっと遠くへ。

土曜日、ベリーダンスのレッスン後に
ひさしぶりに立ち寄った銀座。

週末なので、人もたくさんで、
歩行者天国になっている。
こういうのが銀座らしい。


ずいぶん日が落ちるのが早くなり、
蒼い夕暮れが迫って、銀座に灯が灯る。


きらびやかな夜に向かって気温が下がると、
どこか遠くへひとりで行きたくなり。

とても遠い国へ行きたい。


いつも、わたしはどこかへ行きたくなるのだ。
結局、アフリカにいるときがいちばん
落ち着いているなんて、
なんと皮肉なことだろう。

慌しい日々。

現実と幻想の狭間。
来年の手帖を探しまくる。


世界地図が欲しい。
アフリカが中心になったやつだ。


























2007年10月21日(日)



 もちもちモチベーション。

佐々木かをりというひとを日経の本で知ってから、ときどき「イーウーマン」というサイトを見る。

たとえば、コラムとかインタビューとか、誰か書いたの記事を読んだりして情報を集めていくことは好きなのだ。

その中に、佐々木かをりが今活躍している女性(ときに男性も)にインタビューをしていく「win-win対談」というのがあり、今日、元アナウンサーでUNHCR職員→UNHCR協会事務局長の根本かおるさんのインタビューを読んだ。

(このひとの話は、日経ウーマンなど、色んなところに載ってる)

UNHCRの仕事は厳しくって、彼女は命の危険にさらされるような現場で仕事をしてきたひと。そして国連というのはキャリアの競争社会で有名だ。

なんとなく、わたしも一度は国連で仕事するのを目標のうちのひとつにしてきたところがあったけれど、こういう競争社会の話を聴くと、もううんざりしてしまう。結局、自分の精神状態コントロール次第だとわたしは思う。

いまは、ふと油断すると自分の中の強烈なネガティブモードが襲ってきて、それはそれは大変な状態になる。とくに、今年はそれが本格的にひどくて病的だ。


そういうとき、やっぱり自分自身をだめにする要因のうち何割かは、やはり自分自身の精神状態でやられてしまうというところにあることを思い出すべきなのだろう。


そして、自分のモチベーションというのは、ほとんどが自分自身の中にあるものなのだと思う。それを引き出し、増幅させていく芯の強さと、自分自身へのある種盲目的な信頼みたいなものが必要なのだな、と。

そういうところに自分をうまく誘導していけばいいんだよね。


何度も、自分にそう語りかけながら。



明日は、ベリーダンスに行きたい。

2007年10月19日(金)



 ふと、ブタを見るのだ。

翻訳、とりあえずラッシュは過ぎた。

今日は、NGOのミーティング等々に行き話し合い。ものすごくたくさんのことが動いていることを改めて感じる。来年5月のTICAD4に向けて、団体の動きは拡大してきたし、実際にメディアに登場したり、日本のNGO、アフリカ各国から代表団体が集まったNGOなどがネットワーキングを行ったり。

ま、こういうことは、またブログに書くとして。


ただ、ものすごく慌しい中で、ふと思う。

いままでいつも、「自分の世界」ではない場所にいて、つまり「アフリカ」と関係のないところにいて、そして「自分はほんとうはこういうことをやってきて、こういうことをやりたいんだ」ってもがいていた。

でも、少しずつ、するりと自分のいるべき場所へ近づいていっている。

だから、いまのところ、あの「自分がいるべきでない世界」で強いストレスにさらされることはなくなっている。
変なことで、すごーく大変な生活を何年も続けてきたのね、わたし。あんまり必要のない苦しみ。


なんてことを。思う。


バタバタしてるのに、どこか意識の遠くで。


ブタをひざに抱いて、見る。




2007年10月18日(木)



 ラッシュ、ラッシュ。

あのひとが電話に出ないときは、
どういうときか知っている。
3年近くお付き合いをして、この前別れたばっかりだもの。
いろんなこと、わかってる。

でも、「別れる」という形をとってから、ほんとうに自分の気持ちだけとすんなり向き合うことができて、激しい苦しみもなくなったかもしれない。
彼と純粋な気持ちを分かち合えたのかもしれない。

好き、とか。痛い、とか。

目の前のことに縛られて辛くなるということはない。
ただ純粋に、心が痛いだけ。


いま、たくさん仕事(無給)を請けてパニック状態。
でも、何気に職人チック(偽)なわたし。
アドレナリン全開。昨日よりやばい。徹夜。

でも、心の奥のほうは、
とてもとても静かなのだ。



ただ残念なのは、今週はベリーダンスにいけそうもないこと。

そういうこと。

2007年10月17日(水)



 くじらの缶詰。

いま、どういう感じかというと、軽くYABAIです。
すごい状態です。
缶詰状態で、作業中です。
まだ翻訳くじらです、こんばんは。


すっごいやばい目をして、
手だけすごい勢いでばちばちキーボードを打っていて
意識がどこかへ飛んでしまって、
ひぃひぃ言いながらも止まりません。(トリップ)


で、もう止まらないのでエンピツにも書いちゃいますが
ブログには書きません。終わったら!(次のが待ってるけどね)


しかし今日の欲望は和風ラーメンではない。

大きな白い器に山盛りに持ったパスタが食べたい。
このパスタが食べたいのだ!

ああ、毒づきモードに入ってるッ。

わたしは、イベントで出会ったアメリカ人などが、気を遣って日本語でしゃべってくるのを見て、ちっとだけ英語を喋ってみて、「お、エイゴしゃべれるの?」って言われると、「well..juuuust a little bit」などと言ってみるため、「that's not bad」などと言われるので、実はこんなふうに内心思っている人間だ。

け。not badじゃねぇよ。
お前が思っているより100倍しゃべれるっちゅうの。

そんなことはばらさないで、あんまり喋れないふりしてあんたのニホンゴ頑張って喋ってんの聞いてるけどな。ふんっ。だまされろ。
日本人だと思ってどうせ英語喋れないだろうと高をくくっているのがいけないのだよ。ぜーんぶわかってんだよ、そのスラングも。


っていうか、ベリーダンスレッスン用のパンツとか買おうとしたら、ナニ、股下62センチって。ナニソレ。
82センチ出してもらおうか、オラ。

さ、仕事。
明日はもっとまともなこと書くよ。

干物になってなかったら。

2007年10月15日(月)



 新しいピンクのお友だち購入。

ひとつひとつの風景とか、音楽とか。
色んなものに、きゅんってなったりせつなくなったり。
好きなひとのこととか、懐かしい場所なんかを思い出す。

香港のブルーグレーにけむるビル街と港、ジョン・レノンの"Jealous Guy"、東京湾の夕空と蒼い空気に浮かぶ夜景〜遠くにディズニーランドが光る〜、シャンサとリシャール・コラスの往復書簡、昔は遠くにいたはずの「有名な」ひとからのメール。

受話器の向こうに聴こえる、あのひとの声。


誰ともシェアできないけれど。

わたしはそういうものの断片を、いつも文字に託している。
ほんの、断片だけを。



翻訳の仕事で忙しくしている。
そろそろ「本業」も頑張りたい。


今日、思わず仲間に入れてしまったクッション。700円也。
形といい手触りといい可愛らしさといい。
よろしく、腰痛対策。


























ところで、「本業」ってどれのことをいうのかな。

2007年10月14日(日)



 愛と食のジレンマ。

ああ。
午前2時。

早寝早起きくじら・・・。


あのね、ラーメン食べたいです。ええ、強烈に。
とても危険な思想ですけれども、この深夜にラーメン食べたいです。しかも、とびっきりうまい和風ラーメンなど。

ダメ。食いませんよ。
だって、お出部のもとですもの。お出武。(こわくてまともに書けない)
そして、わたしは、腹を出して踊るベリーダンサーなの。何気に。

さらに、明日は引きこもりで「翻訳缶詰め」です。くじら肉のね。(!)


関係ないけど、決めた。
わたし、好きなベリーダンスDVDやミュージックなどを購入して、その振り付けを学んでみようかと思います。レッスンでやる振り付けもあるのですが、それ以上にやっぱり上手くなりたい。
時代は独学だよね。


ラーメン持ってこーい。

2007年10月13日(土)



 ミッドナイトくじらのお仕事。

請けていた翻訳の仕事、一つ目終了。
ブログに書いたとおりだよ)

そして、これから二つ目に取り掛かりますが、とりあえず寝ます。午前3時なので。

こうやっていろんなことに忙しく動いていると、なんだか変な焦りはなくなってくるのは、たぶんこれが自分の「やりたいこと〜長期的に見て、現在の作業の延長線上に〜」だからなのかもしれない。

いままで、信じられないほど強いストレスと精神的ダメージを受けていたことはきっと忘れないし復讐心は強いけれど(そして「復讐すべき」ひとはたくさんいるのだけれど)、その一方でわたしはわたしの「アドレナリン」を愛する。きれいごとは言いませんよ。

いい意味で自身をもてば、ひとつずつの事象が自分に向かってくるのが感じられている。そういう意味では余裕である。

過去二年間で貯めたそれなりのお金を使って、旅に出ることを考えていたけれど、とりあえずNGOの仕事(ほぼ無給)とある研修を受講する(10万円)ことにしようかと考えている。いま、ケチったって始まらない。またアフリカに住んでしまったら、いまできることができなくなってしまうわけだから。


今日、ジンバブエのある人の声をウェブラジオ上のインタビューで発見。久しぶりの声、うれしい。

2007年10月12日(金)



 まあるい花火、パリからの手紙。

ディズニーリゾートの花火が、時報のように響く。
午後8時半。

立ち並ぶマンションの灯りがきらびやかで、その上にぽっかりと浮かぶ花火の色。花火大会のようにゴージャスではないけれど、きっとその花火の下では「ディズニー」というどこか特別な夢の世界に浸る人々が、今日だけの思い出を作っている。
わたしにとっての日常である花火も、彼らにとっては特別なのだ。


「医龍」というドラマを観た。
心臓の病を持つ女性と、彼女の身体の中の赤ん坊の話など。
困難な手術をして、母体と胎児を両方とも助ける、という話。

命の大切さ。絆。


痛い。すごく痛い。

とても苦しくなった。どうしても、自分のことを考えてしまう。考えても仕方のないこと。どうにもならないこと。かなわない人生のこと。わたしとは違うどこかで、命が失われたり生まれたり。それはそれは強く望まれて、生まれたり。

何度も涙をこらえて、でも最後まで観てしまった。
自分の感情に壊されそうなので、寝てしまおう、そうしよう。


今日は、ひどい肩こりから来る頭痛が辛い。
翻訳の緊急の仕事を請けているが、少しずつ進めて、とりあえず今日は終わり。翻訳をするのって本業じゃないのだけれど、案外向いているのな、わたし。アドレナリン。


『午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡』という本を買って少しずつ読んでいる。

パリに住む中国出身の女性作家シャンサと、シャネル日本法人の社長リシャール・コラスの往復書簡で、もとはフランス語で書かれたもの。
日本版は、とてもきれいな写真の装丁。


まだほんの少ししか読んでいないのだけれども、一気に読むのがもったいないくらいシャンサの文章はすてきだったので、ひとつずつ読むことにした。文学的な表現なのに、上っ面じゃなくって血と肉があって地面にしっかり足をつけていて、空気のにおいがする。ロマンチック、ではない。

良い本を買った。

やっぱり「手紙」なのだ。
大切なのは。


明け方の街の澄んだ空気がとてもきれいだったので、カバーはつけてもらわなかった。

わたしも、このような本が出せたらよいな。

2007年10月11日(木)



 ことばを紡ぐ。

今日は、夕飯(煮物。レンコンとかインゲンとかを食したくなりましたので)を作りながら、J-WaveでGroove Lineを聴きながら、なんとなく考えごと。

映像は一瞬で色とか感触とか空気を伝えるけれど、ことばにはそういう同時性はない。でも、ことばがすごいのは、それを解釈するひとによってそのパワーが絶対的に違ってくるところであって、わたしにしてみればきっと、そういうところもスリリングに感じられているからことばを紡ぐのだろう。

書いて、書き続ける。
ことばのポジティブなパワー、そしてネガティブなパワー。


そういうことを考えていたら、なんだかメルマガ【あふりかくじら★カフェ】をもっと大切にしようと思えてきた。短いことばで語るものだから、余計なのかもしれない。


自分の感情とか、自分自身のことばに負けそうになるときもある。
でも、自分自身が今までしてきたこと、積んできた経験などに心地よい自信を感じ、新しい挑戦にアドレナリンを感じることもある。
少しずつ、良いバランスでやっていけたらいい。

ちょっとだけスパイス、よくきいた鰹出汁。
醤油の香りに満足する。


秋なのだね。


2007年10月09日(火)



 少しずつ広がる世界。

30代キャリア女性向けの雑誌『プシコ』というのを読んでいる。

新しい号では、「ことば」について特集されているのが印象的。

物書きみたいなことをウェブ上でやってきて、言葉にはとても敏感で気をつけているはずなのに、わたしはその「ことば」を使って人との人間関係を壊してきたり、気まずくさせたりしてきた。ベッシー・ヘッドも、親しかった人から手紙で、ことばの強さをよく知っているのは、他でもない作家のあなたでしょう、とたしなめられているくらい激しい言葉の使い手だ。わたし自身も、たぶん、それに負けないくらい。

ことば、については書き始めるときりがない。


今日は、弟1の作曲したものを聴かせてもらう。なかなかゆっくりおしゃべりする機会がなかったため、こんなにたくさん曲を作っていることを知らなかった。身内だからというわけではないが、客観的にみても、弟1のギターや音楽自体の「力」はかなりいけていると思う。とくにギターはすごい。その辺の若いアーティストなどがどんどんデビューしているけれども、弟1の実力のほうが勝っていると思うのもけっこういる。

何年もの時間が経ってきて、力をつけてきているんだな、と。


自分も、アフリカ関係者などの間では、知らない人から「あふりかくじら、知ってます、読んでます」などと声をかけられることが増えた。もう7年ものあいだ、メルマガやブログ、エンピツ日記などを継続しているからか。

そして、ふと気づくと雑誌やテレビ、どこかのサイトなどで自分の知人や友人などの名前を見るということも増えてきた。年齢を重ねてきたということもあるのだろうが、わたし自身、前進してきた証のようなものかもしれない。

今日、「プシコ」の編集者は、わたしが以前フリーライターの友人を介して知り合ったひとりだったと知る。(たまたま名前が出ていた)それから、今月号には、わたしの知っているあるNPOのひとも登場している。


仕事を決めるまでは大変だけれど、一方で、こころの余裕もある。それは、自分自身が少しずつ周囲に出てきたチャンスを絡めとリ、前進しながら力をつけてきたから、でもある。

もちろん、焦りというのもあるけれど、この二面性が30代なのかなと思ったり。


彼と別れたことはこころにすごく痛いことだ。(振られた、と誤解されがちですが、そういうわけではないのです)
でも、好きなうちはきっと好きでいいと思う。泣きたいときは泣くし、かといってわたしは失った恋愛に依存しているのでもなく、自分自身の人生に自信と愉しみを知りながら没頭している。



そして、くじらの周りの世界は広がっていく。

日本という国の中ではなくて、この地球を舞台に。

2007年10月08日(月)



 ひとり、でも微かに触れるような。

夕べの某インドレストラン(何故か)で行われたベリーダンスのショーは、熱気と楽しさ溢れるすてきなものになった。

昔から、本番が少しずつ近づいて緊張が高まっていく感覚が好きだ。本番に向けて準備をしていく。少しずつ、色んなものを調製しながら。練習しながら。バレエの発表会、合唱コンクール、など。


わたしみたいなスクールの生徒さんもたくさん出たため、何となく日々緊張感が高まりつつ、土曜日の夜へ。
レストランであれだけたくさんの女性たちが集まって、無心に化粧や衣装の調整などにふけっている様子は、なんだかすごいオーラが感じられるものだ。

余裕の笑みを浮かべつつ舞ってみるのはこころから楽しい。まぁ、技術は何となく二の次で。

やはり、センセイの盛り上げ方というのはすごいものがある。
彼女が登場すると、一気に盛り上がり、楽しい夜になる。ほんとうの「ダンス」ってこういうものかもしれない。自分の人生や魂が、肉体と一緒になる瞬間なのだ。





さて、一方で今日(日曜日)は、日比谷公園のグローバルフェスタへ。
この業界も、なんだかんだで大学生のときから関わっているので、けっこう色んな知り合いに会った。なかには、会うのが何年かぶりの人や、ジンバブエでさよならの挨拶ができなかったひとなども。


人付き合いは腹六分目がよろしいとは、美輪明宏が口にすることばだそうだ。この「六分目」の絶妙さというのが、わたしは身をもって感じられるような気がしている。もっとも、このように理想的にうまく人と付き合うことができない、人間関係に決定的な問題を抱いているのがわたしなのではあるが。


人と縁を切ろうと思ったり、怒り狂って苦しんだり、なんていうことがわたしにはよくある。それはほんとうにつらいし、苦しいし、きっと健康上も良くない。(=長生きできなくなっちゃう)
そういう不器用さが、自分を苦しめ続けている。30年生きてきてもそうだ。


今日、すごく変な形でさよならも言えずに離れてしまったひとなどに会った。それは、あまり予期せずにいたことだった。あのときのわたしの精神状態はほんとうに最悪で、毎日二時間ペースで泣き続けていたし、ほとんどすべての人間関係は壊れていたから。


深くお付き合いをするでもなく、ただ、ことばを交わさずに縁を切るのではなくって、たったひとりで生きていながらも、あるとき、こうしてふとめぐり合って、少しだけ心のなかの何かが触れ合ったりして、そしてまた遠くに別々の人生を生きていく、なんていうのがいちばんいいのかもしれない。

そう思った。

どこかの星の周りをぐるぐると回る、周期も大きさも皆ちがっている衛星のように。ほんの微かに、触れるような。


もう、近づきたくないのだ。

2007年10月07日(日)



 メイクアップの高揚効果。

今日買ったもの。

ディープ・プラムという色のマスカラ。
ゴールドのネイル・ポリッシュ。
それから、最近買った資生堂マジョリカ・マジョルカ(しかし、えらい凝ったサイトやな〜)のイルミネーター(アイカラー)の夜曲という色。なんか洒落た名前つけますのう。

マスカラなんて、子どものころクラシック・バレエの発表会に出たときとか、成人式の写真撮ったときぐらいしかつけてないかもしれない。わたしは顔立ちもはっきりしてるし、いつもちょっとカラーを入れるだけだし。

とうとうレストランデビュー(なんちゃってデビュー)が明日の夜なのです。ベリーダンス。そのために、まあ、プロのダンサーさんに混じってやることですし、お化粧とかしっかりいたしませんとと思い巨乳、じゃない、購入。(・・・?)

愉しんでまいります。

これから、仕事もダンスも忙しくなりそうです。
あ、収入の伴う仕事はまだないです。

でも、アドレナリンはでまくる日々です。
さぁ、これからお部屋をシンナーの香りで一杯にしましょう。(爪塗るのよ)


























2007年10月05日(金)



 どうにもこうにもエンドルフィン。

あれ、βエンドルフィンって、ハッピーになる神経伝達物質なんかな。


ともかくも。


スーツ着て新宿。
用事を済ませたのち、ついでなのでチャコットのお店による。子どものころから、このチャコットというのは大好きなのだ。真新しいトゥシューズなどのバレエ用品に囲まれていると、とても幸せな気分になる。バレエをこころから愛していたし、いまでも愛しているんだな、ということを思い出す。


夜、TICAD市民社会フォーラムの白書WGの会議へ出席。久しぶりに、TCSFの活動に出席したんじゃなかろうか。
TCSF活動の活発さったらない。

TICADまであと少しなのだ。
書ききれないくらい忙しいです。そしてやっぱり仕事をもらってきました。

色々と書きたいこともありますが、のちのちブログに書くこととする。

ともかく、業界で活動されているすごい方たち(スーパー・プロフェショナル)と久しぶりにお目にかかり議論をすると、ほんとうに脳みそが刺激される。うーん、いままでわたし、何をぼんやりしていたのだ。

ほんとうに、アフリカ外交とか援助のこととか、色々と幅広く話し合い具体化していくことで、わたしの脳みそは120%活動し始め、軽い興奮状態になる。エンドルフィンだかアドレナリンだか知らないけど、分泌されまくりな感じ。

やっぱり、わたしの仕事ってこれなんだよね。しみじみ。


2007年10月04日(木)



 黒いのがお好き。

白戸家(ほわいとけ)のお兄さんを見るとちょっとときめいてしまうあふりかくじらでございます。(ソフトバンクのCMね)

一方で、どうやら黒っぽいひとにも好かれるようです。(白人や東アジア人よりも、ラテン系とかアフリカ系とか)道を歩いていて、他の女の子といたとしても声をかけられるのはわたしなのは、ケツがでかいからだ!と言われたことがありますが、そんなことは気にしません。

第一、ヤマト女子(30代)の平均身長157cmってなによ。こちとらそれより13センチも上だわよ。日本では服を買うのがちょっと面倒でも、わたしはコレが好きだもん。だからほんとうに服のサイズのバリエーションを増やして欲しいわけです。サイズがでかくなるほど、ヨコばかりでかくてタテがない服を作るのはやめてくれ。丈が足りないんだよ、丈が!

今日、母と外出。
映画を観た。我ながら、なんと気ままな生活なのだ。

で、仕事で忙しいモトカレに甘えたような電話をしてしまった。優しい彼に軽くたしなめられた感じ。ばかばか、わたし。ばかー。


で、こんなことやっている場合じゃなく、明日はちょっとスーツ着て社会活動を行うのではありますが、なにぶん、締め切りぎりぎりにならないと何もしない性分。資料集めなどを散々した挙句、準備もせずに満足してさっさと寝ます。

こんなわたしでも、ちょっとずつ前向きに活動はしているのです。大きな声で言えませんが。

当分、旅に出られないかも。
でもね。

無性に遠くに行きたい。
誰もいない、遠くに。


明日をクリアしたら、今度は土曜日のベリーダンス・デビューでっす。

2007年10月03日(水)



 ひとり、目覚めるとき。

なんだか忙しく働いている世間のひとたちには申し訳ないのだけれども、午前中少し作業をしたら眠たくなってしまってお昼寝をした。

でも、とても浅い眠りでかえって疲れてしまった。

お約束のように、夢を見る。このところ、淋しい夢とか怖い夢とか(ワニとかね)、ともかくこころがくたびれてしまうようなものばかり。


そこでわたしはハラレにいて、いつもとてもお世話になっているお二人のフラットの前に立っている。もちろん長年ジンバブエで活動をされているあの方たちだ。

でも、わたしはその前まで来たものの、会わずに立ち去ってしまう。ハラレの見慣れたあの町並みのなかを歩き、今夜の宿を決めようと考えている。


過去、何度も夢の中でこういう例があるのだけれども、わたしはたとえ地球を半分回って遠い国まで来たとしても、そこにいるはずの大切な人やら友人やらに会わないで帰る、というパターンがほとんどだ。
そして、その後味たるや、やっぱり物淋しいのだ。

でも、わたしは、実際に古い知り合いなどにあってしまうよりも、そっと会わずに帰ってしまうような選択をしたほうが良いと思っている。


旅に出るとき、わたしはやっぱり「場所」を訪れたくて行く。特別なことがない限り、人に会いに行くことはない。小さなころから色んな町に移り住んできたけれど、いつもわたしは思う。そこに、自分の知っているひとがいなくなったらまた戻ってみよう、と。

はっきりとした理由はないけれど、たぶんわたしはひとより少しだけ多くそういう「淋しさ」を知っているんじゃないかと思う。子どものころから、一度その場所を離れたらもう居場所はなくなっているということに気づいていた。同じ人に会ったとしても、もう関係性も時間も変わってしまっている。だったら、会わないほうがいいのだ。と、わたしは思っている。

なぜなら、わたしにはわたしの新しい時間が、すでに別の場所で始まっているからだ。自分が去った場所が、自分を含まずに新しい時間を歩んでいるのと同じように。


次に行くとき、ジンバブエでは、ジンバブエ人の大切な友以外、日本人はもちろん外国人には会いたくないと思っている。彼らは、わたしがジンバブエに行く目的にはもちろんなりえないし、むしろ全く異質のものだからだ。
きっと、すべてのひとがいなくなってからか、それとも行ったとしても会わないか、ということになるはずだ。

これは、淋しい考え方だとは思わない。
わたしにとっては、これがいちばん良い人との距離なのだ。そう思っている。



淋しい夢から醒めたあと、ずっとぼんやりと何をしていいのかわからない状態に。

帰宅して、まだどうしていいかわからずにアントニオ・フォルチオーネを聴いている。ハラレの夜空に響く、あのギターが忘れられない。

2007年10月02日(火)



 エジプシャンな風とともに。

どうひっくりかえってもアラビア語はわからないので、ウィキペディアに載っていたタイトルの英訳だけで、勝手に内容を想像する。エジプトの歌手、ルビーの曲である。

これ。このひとのビデオはエジプトで放送禁止になったことがあるそうな。まあ、エロチックではあるんですが、ベリーダンスの衣装ってこんなもんだしねぇ。きれいでしょ)

で、この曲で踊ってみます。
くねくね。ふりふり。

今週の土曜日、某レストランです。


アートの深さってほんとうにもう、永遠に「極める」ってことがないくらい深いもので、それをどんどん掘り下げていることにたまらないほどの興奮とか、まぁ、ドーパミンだかβエンドルフィンだかそういうものが、ぶはっとね。快感なのだ。しかもベリーダンスは、ほんとうに踊るひとによって違う。
わたしは、自己表現とか自己実現とか、そういうものが大好きなんだよね。芋焼酎よりもざとうくじらよりも山崎まさよしよりも。


さて。
先週末は、何年も前からの知り合いに初めて会いました。

ええ、会うのは初めて。でもずいぶんと長いことお互いのことを知っている。マイエンピツの方なのです。
日記を通じて、色んなことを知ってしまっているのはなんだか不思議な気もしたけれども、初めて会っても「お久しぶり!」な感じ。文字と実在の人物がぴたりときました。先方曰く、わたしは日記そのままだってさ。

ほんと、初対面なのに初対面ではないので、いろんな話もとりとめもなく次から次へ。夜遅くまで楽しく過ごしましたよ。サンキュー、はんなり。


10月に入ったということで、くじら的にもなんだかエンジンかかってきました。暑いのが苦手なのでね。(アフリカ的なドライな暑さはまだましなんだけど、亜熱帯気候トウキョウはダメだね)

色んな企画を立てているけれども、旅には出られるんだろうか。
んー、未定。

それよりも今は、腰を振る猛練習のほうが大事だから。

2007年10月01日(月)
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