2004年12月30日(木) |
ずっと一緒にいたかった |
ただ、ずーっと
一緒にいたかっただけなんだ
一緒だと思わせてくれるだけでもよかった
後悔はしないよ
ただ、ずーっと
一緒にいられたならどうだろう
どうだったろう
思いは伝わると
信じてたけど
僕の思いはどうやら
まだどこかで迷ってるみたいだ
戻ってくればいいのに
それもできなくて
違う場所でもたもたしているんだ
いつか届くかな 伝わるかな
君が僕のこと
名前すら忘れかけた頃になら
その時君は
あぁ、そうだったんだ
って
少し切なくなってくれたらいいんだが
この夜が聖なるものなのだとすれば
何も
望んではいけない
何も
願ってはいけない
聖なる夜は
小さくうずくまって 罪と罰に怯えていなければいけない
全て失くしたこと
目を閉じ 受け入れなければならない
この聖なる夜の片隅で
いなくなった時のことや いやになった時のこと なんとなく どうでもよくなった時のこと
ちゃんと考えてる 準備してる
そんな用意周到なところも 好きなところのひとつで
いろんなこと思っていても 何も話さず ただの暇つぶしだと
心の琴線に触れることもできなくてでも
それでもいいと それも覚悟の上と
いつだって準備してたはずなのに
私だけいつも手抜かりで あなたは影すら残さず
もう 置いて行かれてしまった
ちょっと鍵を探してるうちに
あなたがいなくなったら
心が遠くへ行ってしまったり 喧嘩して別れたり 手の届かない人になったり
そうじゃなくて
この世から
この世からいなくなってしまったら
わたしは かなしい
あなたがいなくなったら
わたしは かなしいのです
いつか離れることになっても
あなたが
元気でいること
幸せでいること
ずっと願い続けたい
温もりも 姿も 声も 言葉も 何もなくても
あなたが元気でいることを 幸せでいることを
ずっと願い続けることが
わたしの願い
だからわたしより
長生きするって約束してね
少しずつ
少しずつ
離れていく
はじめは気にも留めないくらい
でもゆっくり でも確実に
二度と埋まらない溝
笑いながら ふざけながら
はじめは手を伸ばせば届いていたけれど
視線を落としてる隙に
少しずつ嫌われて 少しずつ離れて
今はもう
手を伸ばしても
手を伸ばすことすら
「今度、話しませんか。」
って言われて
何を話すんだろう 何を話せばいいの
なんて返事したらいいの
でも何か誤解させたんだったら でも傷つけてしまうといけない
優しい時の私だけを知ってる人
何を望んでるの これ以上私に何を
偽善者顔した自分にうんざりなんですでも
「そうですね。是非。」
優しくなんかない 寂しかっただけ ただ一人でいたくなかっただけ そんな自分に吐き気が眩暈が
ごめんなさい そんなつもりでは
無茶を したくて
分刻みのスケジュールを 綿密に組んでみたりして
こういうの 楽しい
実現しなくても
いるはずない人が いるはずのない所に
ぼーっと座って カフェオレなんて飲んでたりして
ちょっとぶらっと買い物に
そんな感じで
よぉ って
ちょっとだけ顔見て
んじゃまた って
そういうのがいいのに
たった一時間でも
でも
よぉ って言う人がいなくては
残るのは 一時間の軌跡
机上の空論
秘密だよ と
唇に あてられたひとさし指で
いけない子だ と
たしなめる そのやわらかい声で
唱える呪文 に
目を瞑るのに 耳を塞ぐのに
溶かされてく
溶かされてく
流されていく
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