ヒトリゴト

2003年12月30日(火) 祈り




もうすぐこの一年が終わる
慌ただしく過ぎる時間
その合間をぬって祈る

あなたにとって
特別な日が
私にとっても
特別な日になったよ

どんなに祈っても
きっと届かない けれど
どんなに思っても
決して叶わない けれど

それでも
ただ祈り続けるだけ
わたしに出来ることはそれだけ

手を洗う時
新聞を取りに行く時
熱いお茶をいれる時
ドアノブに手をかける時

心の中で祈る
あなたの幸せ

いつも
ただそれだけを






2003年12月24日(水) 雪のようになりたい 


雪のようになりたい 
しんとした静かな夜に 
そっと舞う雪のようになりたい 
 
あなたの手のひらに 
舞い降りたなら 
そのまま溶けてしまう 
雪のようになりたい 
 
あなたと出逢ったこと 
 
もう 
それだけで いい 
 
なにも望みません だから神様 
 
この冬が過ぎれば 
忘れてしまう雪のようになりたい 
 
忘れたとしても 
また寒い冬が来れば 
ふと思い出す 
 
そんな雪のようになりたい 
 
触れあえなくても 
温めあえなくても 
 
もう あえなくても 
 
さようなら を 
言うまもなく消えてゆくとしても 
 
そんな雪のようになりたいのです 
どうか 神様 


 



2003年12月14日(日) 頭を撫でて


よく頑張ったね

もう いいよ

もう

頑張らなくていいよ

だから

いっぱい泣きなよ

つらかったね

つらくても 前を見て

頑張ったんだよね

信じていたんだよね

楽しいこともあったけど

哀しくて 苦しくて

それをどうしようもなくて

声を殺して泣いてたね

でも今は

いっぱい泣きなよ

声を上げて

涙も 鼻水も

拭わなくていいから

きちゃない顔で

いっぱい泣きなよ

頑張ったね

ずっと頑張ってたよね

ずっと自分の気持ちと

戦ってきたんだよね

好きで好きで

だから苦しかったんだよね


よしよしよし

頭撫でていてあげるから

よく頑張ったいい子だから

よしよしよし って

抱きしめているから

いっぱい泣きなよ


そういう素直なところが

きみのいいところだからさ







2003年12月13日(土) 眠りの中へ

いつからなのか は わからないけど
何もかも違う それだけはわかる

あの頃は楽しいって
ただ笑っていられたけど

今は違う もう違うんだ と
自分に言い聞かせながら 眠る

熱っぽいだるさの中で
落ちていくように 眠る

忘れるために
思い出さないために

何もかも なかったことのように 眠る










2003年12月09日(火) 取るに足らぬこと

ただ笑って

うんうん そうだよね

その言葉の裏で

ココロの一部が欠けていった

ネットの世界なんて
こんなもの

電源を切ってしまえば
パソコンなんて
立ち上げたりしなければ
ただの箱


本当の気持ちを隠して抑えて

過ぎていく季節を追うように
去っていく人たち

そう思えばいいこと

わたしの小さな心の傷なんて
見えるわけもなく

画面の向こう
言葉の羅列

わかっていたけど

人間として
見ていてほしかった

あなただけは



それがわたしの願いだった











 < 過去  INDEX  未来 >


purisira [MAIL]

My追加