心の病、読書の病 |
はじめに、「Mステ」観覧レポートは下記になりましたので よろしくお願いします〜(_o_)
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=10665&pg=20020818
7月頭に「生きるヒント」シリーズを読み終わって、 ちょっと前に買ってあった山田詠美著「アニマルロジック」を 読もうかと思ったけど、ジャンル的にまだちょっと。。 と思ったので、何かほかの本を探していた。 5月頃にもらった図書券である文庫を二冊購入した。
で、まずはどれから読もうかと思ったのだが、 山本文緒著「恋愛中毒」にしてみた。 確か、何年か前にテレビドラマ化されたもの。 ドラマ自体は見てはいなかったけど、当時、発売されたばかりの 短編と一緒に紹介されていたのを覚えている。 それで興味を持ち、その短編を読んでみたら、はまってしまった。 その後も、次々と買っては短編も長編も、 はたまた少女小説家だった頃のも読み、今に至る。
短編集「絶対泣かない」は色んな職業の人達が出てくるもので、 派遣になった頃に読んで色々と考えさせられたし、 これまた短編集「シュガーレスラヴ」は色んな病気の人達が 出てきて、表題作は味覚障害なんだけど、 ほかにも自分にも通じるものがあって興味深かった。
そう、普通の人の普通の話しが多い。 それでも、「うーん」とうなってしまうのは 山本氏の文章の上手さなのだろう。
「恋愛中毒」は二日で読み終わった。 内容はちょっとあれだけど、さすがに直木賞受賞作。 傑作、というにふさわしかった。
ちなみに、この秋には「群青の夜の羽毛布」の映画公開が決まっている。 主題歌が鬼塚ということで最初に知ったんだけど、主演は本上まなみ。 心に病を抱える主人公を演じるということで、原作は微妙に覚えてはいるけど、 そのとおり忠実になるのか、それとも多少違うのか気になるところだけど、 映像で見るとどうなんだろう?ってことで久々に映画館に脚を運んでみようかな、 などと思っている。
そうそう、映像化といえば。 フジテレビ系列火曜夜20時からの枠で10月8日開始の 「アルジャーノンに花束を」。
これまた原作を高校生の頃に読んでいて感動したし、 翻訳の勉強をしてみたいと思ったきっかけのひとつである。 その後、「5番目のサリー」、「24人のビリー・ミルガン」も読んで。 後者はブラピで映画化か?という噂もあったが、いまだ実現していない。
今クールは「天体観測」で、主題歌は中島美嘉だけど、 ドラマ中で使用されているのは全てバンプだ。 初回こそは色んなシーンで使われすぎてうざい気がしたけど、 その後は、ここってところで使われているので良い。
思えば、この時間帯には「救命病棟24時」もあったし、 ある意味、考えさせられる内容のドラマが多い気がする。
さて、8月最後の日曜日、山村由佳著「翼」を読んだ。 それも、CDの予約目的で外出した時間と食事の時間、 シャワーの時間を除いて、がーっと。
読み終わったのは深夜3時半。 読み始めると内容に入りこんでしまうから歯止めがきかない。 3部構成になっていたのが救いだった。
主人公は過去の体験から、心に深く、大きなトラウマを持っている。 読み進めていくうちに、自分の抱えているものなんて ちっぽけなモノに過ぎない、そんなふうに思い始めていて。 読み終わったときにはある種、目から鱗が落ちたような感じで爽快だった。
今になって思えば、一年前に準備期間に入り、 この春から自分と向き合うことに没頭してきたんだと思う。
その間、焦ったり、我慢できなかったり、寂しくなったり、 色々な葛藤があって、その度に泣いたけど、 あらためてそれらは自分にとって良かったんだと思えてくる。
今後、一人で頑張ってみようというのは、 一人の人間として、より、自分と向き合っていきたいから。 そしていつかまた、まわりの人とも向き合っていけるときが 来ることを願ってる。
ちなみに、よく書店で立ち読みするけど、今月はaikoにELTに hitomiに、ほんと色んな記事がありすぎて結構、大変。 それでも、事前にオフィシャルでチェックしたものや 実際に書店で見つけたものなど、一気にがーっと読んじゃう。 音楽雑誌だったら「音楽と人」とか「JAPAN」とか。 ファッション誌だったら「scawaii」とか「ar」とか。。 ほか、「JUNON」とか「SWICH」とか。。
普段、実際に買うのは「ワッツイン」と「BREaTH」ぐらいだ。 でも、今回は久々に「MORE」を買った。 hitomiのインタビュー記事もあったし。
あれほど好きだった買い物は今やたまにしかできなくなったけど、 こうしてときどき、ファッション雑誌を買って目の保養にするのだ。
9月になったら、まずは「オリコン」あらため「WO」を買うのだ〜。
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2002年08月31日(土)
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