2008年10月29日(水) |
ずれ |
二人の時計が わずかにずれて そのまま時が流れゆく 同じ距離で 同じ速さで あなたはたしかに見えているのに ほんのちょっと届かない 目と鼻の先くらいの距離が 永遠を孕んでいるみたいだ 時間を飛び越える チャンスをうかがいながら行く 失敗したら遠ざかる そんな恐怖と戦っている |
2008年10月28日(火) |
世界が君で |
世界が君で 君が世界で 僕はただ泣きたくなる それは圧倒的な意思 自転車の乗り方が 忘れられないように 恋の仕方が忘れられない そんな感じだ 日々は 世界が君で 君が世界で それが僕には 嬉しくてしょうがない そんな感じだ いまは 忘れたくても 忘れられない 恋に溺れてみようと思う |
2008年10月24日(金) |
2人目の僕 |
バレちゃいけないと オブラートに包んだ優しさが 気付かれないまま流れていった 優しさの押し売りなんて 誰も望んじゃいないから 包んで隠してそっと添えて 気付かれないまま救えたのに あの日 あの夜 雨が降っていたなら オブラートは溶けてくれたのか なんて心がざわめきだして 僕は自分がイヤになる 気がつけば 優しさと激しさが 隣りあわせで微笑みはじめて 君の心に打ち込む弾丸を 探していたんだ わからなくなってきた ねえ ほんとの僕は どっち |
2008年10月21日(火) |
走馬灯 |
伝えたいことの半分も 貴女には伝わっていない ただ笑いあって くだらないことを話して それでいいって思っていたのに 道を踏みはずした ことは一度もない といえばウソになる 道を踏みはずした 時からきっと僕は 自分を制御できなくなった 伝えたいことの半分も 貴女には伝わっていない 笑いあった日が走馬灯 となって駆け巡る夜 たぶん 終わりなんだと思う |
2008年10月20日(月) |
優しい過去 |
過去を連れて 散歩をしている ゆっくりと 今を踏みしめながら 毎年毎年 飽きずに祝っていた今日を 祝うことはもうないけれど 優しい過去は微笑んで 背中をそっと押してくれる 今の僕はここにいるよ 今の君が笑ってるって 信じてそっと空に唄うよ |
2008年10月19日(日) |
脳内迷路 |
100%なんて どこにもない ないものはない 100%ない その矛盾に気付かない 僕はぐるぐる ぐるぐるぐるぐる ぐるぐるり 脳内迷路の扉が開く 音が遠くで聞こえました |
2008年10月17日(金) |
TABOO |
目が回るほどの 忙しさが 今はやさしい 走り回って 季節外れの汗をかいて 我に返る ことさえ許さなくて それがとても 今はやさしくて |
2008年10月15日(水) |
生きる |
神様に 生かされている 僕たちは無力で やってくる運命に あらがうこともできずにいる なんて くそくらえだ こんちくしょうだ 神様が 生かしてくれていようが いまいが 俺は生きている 俺が生きている この傷が証拠だ 苦しみは誰のもんだ 痛みは誰のもんだ 喜びは誰のもんだ 神様にはわかるまい 神様にはわたさない 生きているのは誰だ この命は俺のもんだ 傷を抱えても生きていく 神様の手も届かない 小さなベッドの上で誓う 命の重さを知った夜に 命の強さを知った夜に |
2008年10月08日(水) |
あみだくじ |
この道が あなたにつながっていれば そこに幸せは宿ってくれる この道は あなたが最初に見つけた道 こっちへおいでと手招きを したまま消える蜃気楼の夢 あみだくじみたいな 未来の見えない恋をしたよ あなた以外は全部ハズレだ 運まかせの日々に 今日もまたほんのちょっと 焦るココロが顔を出してる |
2008年10月07日(火) |
5年遅れの涙 |
おめでとうと 言えたなら こんな気持ちに なることはなかったのに おめでとうと 言えなかった 僕はきっと 欲張りになったんだ 知り尽くし 知られ尽くした 君が遠くに行こうとしている ガラスの扉の向こう側 触れることさえ許されないで ただ ありがとうと聞こえたんだ 何も言えない僕を それでいいよと包むように 5年遅れの涙が いま 時間と僕と思い出を 潤しながら落ちていきました 5年遅れの涙が ほんの少し あの日の僕を責めていました だから 心の中で繰り返したよ Happy Wedding for you. |
2008年10月06日(月) |
ポエムドランカー |
書きなぐり 書き殴り かきなぐり 心がぽんこつだ 制御不能になったみたいだ これがウワサに聞く ポエムドランカーってやつか 心がゆらゆらり 浮き沈みに耐えかねている 最後のことばはいつだったか あなたを見たのはいつだったか 大いなる暗闇で あなたは消えてしまったんだ だから僕は心を削って 書き殴り書き殴り書き殴り たおれる寸前に夢を見た 最後のことばは あなたにために書いたみたいだ 心はぽんこつだから たぶんもうとどかないけれど なぜだかちょっと しあわせ な ん だ |
2008年10月05日(日) |
ありがとう |
言葉なら また作ればいい ただ 君がいれば 君さえいれば 何度だってやり直せるって そう思うんだ さよならは 雨の音がかき消していった ごめんなさいも クラクションで届かなかった だから 困った顔はもう しなくていいんだよ 言葉なら また作ればいい 優しい言葉がほら 僕らの間に降ってきたから |
2008年10月04日(土) |
2文字以上 |
この気持ちを 言葉にすることは たぶんできない 言葉にすれば簡単な あまりにも簡単な たった2文字の感情が 僕のアタマを支配する それ以上の言葉も それ以下の言葉も たった2文字にかなわなくて 探してたんだ ずっと ずっと だから ようやく見つけたよ 今日という日だけのトクベツ 2文字の変わりに伝えてみようか たんじょうび おめでとう |
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