2008年09月30日(火) |
カッコワライ |
せつなさを (笑)で誤魔化して なんでもないフリをした 本当の気持ちは いつだって 終わったあとに じわり いまここで かっこ悪いと逃げ出して なんでもなかったことにして 本当の気持ちは いつだって 終わったあとに ちくり なぜだか心が痛むんだ わかっていたはずなのに なぜだか心が痛むんだ 未来はないと押し殺したのに カッコワライが笑ってる カッコワルイと笑ってる カッコワライが笑ってる カッコワルイと笑ってる |
2008年09月28日(日) |
君と僕と空と希望と |
実験をしよう 君と僕と空と希望と 大地と光と言葉と嘘と 材料は揃ってる 試したいことは いっぱいあるんだ ビーカーの中に君を入れて アルコールランプで温めて 試したいことは いっぱいあるんだ 君の心の沈殿物を 言葉と嘘でかき混ぜようか そうして君は透き通る 空に混ざって透き通る 光に照らして確めたなら 大地には ほら 僕と君と希望が残る |
2008年09月21日(日) |
あなた |
弱さとは 優しくなるための手段 あなたが教えてくれた すべてを包み込む愛情の源流 強さとは 弱さを知るための手段 あなたが教えてくれた 誰かを守り続けることの意味 届いたよ たしかに 息づいてるよ たしかに あなたがいないこの世界でも あなたの種は花開くから 遠く遠く たしかに 見えなくても たしかに あなたの心とつながっている わたしの夢は花開くから |
2008年09月20日(土) |
鍵 |
生まれたばかりの感情を 心の奥に閉じ込めて 笑顔という名の鍵をかけた あの日 僕らがふたりで歩く未来なんて あるわけもないと言い聞かせてた 視線を交わせばすべてが ばれてしまう気がしてたんだ 笑いながら言葉をさがして 恋に堕ちたことを必死に隠して ただ 後悔だけを手に入れる ただ 虚空だけを手に入れる |
2008年09月17日(水) |
寝顔泥棒 |
夜は 君が眠るまで待っている 朝は 君が目覚める前に起きる そうすれば君の 寝顔は僕のものになる なんて笑って 眠りに落ちた 起きたら君が 笑って見てた 優しい朝のにおいがしてた |
2008年09月16日(火) |
東西南北 |
僕らが歩くこの道は 時に同じく 時に離れて 不安だけが目に見えている さようなら 笑いあった人よ こんにちわ 分かり合えない人よ それでもともに歩いた時間は 消せないし嘘じゃないし 少なくともこれだけは伝えておこう 君とは離れてしまったけれど たしかに僕らは互いに横目に 何かを目指して進んでいたんだ 東西南北あるこの世界で 同じ何かを目指していたんだ このまま道は離れてゆくけど たしかに僕らは 歩幅を合わせて歩いていたんだ |
2008年09月15日(月) |
猫と雲 |
大好きだよって微笑んだ 君にドキドキしたんだけれど 大好きだよって微笑んだ その君が一番 自由だった 雲みたいで 猫みたいで たぶん僕には 一生届かない そんな君に 恋してたんだと思う そんな僕に 恋したんだと思う |
2008年09月13日(土) |
404 |
言葉が見つからないと 君は困った顔をした その困った顔だけで 嬉しかったんだとわかる だから いいんだ 言葉なんてなくたって 君の気持ちは宙を舞い 僕の心に着地したから |
2008年09月12日(金) |
君の香り |
君は何かを伝えようとして 指先を小さく動かした それは眠気に包まれた 黄昏が綺麗な時間 視線と視線で会話する 夢を覚まさないように そっと触れあう指先がすべて 空気さえも愛しい そんな想いを教えてくれた いまはむかし 君に似た人に 今日出会いました |
2008年09月11日(木) |
真珠貝 |
心には小さな真珠貝がひとつ 君との出会いを核にして 君の笑顔を餌にして 心には小さな真珠貝がひとつ 君との未来を夢に見て 君の涙で省みて 思い出はより美しく 大きく強く華やかに いま ゆっくりと呼吸する 開かれるときを待っている いま ゆっくりと呼吸する 心の栄養は足りていますか |
2008年09月10日(水) |
そして、過去になる |
開いた穴の埋め方は 誰に教わるでもなく 気がつけば自分で埋めている 丁寧に 丁寧に 塗り固められた傷口は もう痛々しくもなくなった 君が無理に作る笑顔に 動揺することもなくなった 悲しみは取り残されて また 日常がやってくる そしてすべては綺麗になって また 混沌を求めてしまう |
2008年09月09日(火) |
いろはにほへと |
それは 秘められた情事 過去も現在も未来も すべて忘れ去って いまこの瞬間の すべてを奪う遊戯 知らないことを ひとつひとつ潰しあおう そうしてできた 貴女の空白を僕で埋め尽くして 僕の空白は貴女で埋め尽くして 貴女は僕色に 僕は貴女色に 汗にまみれて染まりあう 笑いあう響きあう感じあう 誰も知らない2人だけの いろはにほへと 誰も知らない2人だけの あさきゆめみし 宵もキス 貴女と貴女色の僕と 誰も知らない2人だけの |
2008年09月08日(月) |
空の下 地球の上 |
不満足が多すぎる それ以上に 満足が多すぎる この世界は満ち足りて 満ち足りてこその問題を その内側に抱え続けて いま 風が吹いている 丘から眺める夕日に希う 同じ空の下 同じ地球の上 満足と不満足の狭間で 生まれた悲しみ 生まれた歓び 生まれた憎しみ 神様どうかこの世界を 見捨てないでは くださいませぬか |
2008年09月07日(日) |
約束 |
約束という名の束縛に 僕らはときに酔いしれる 2人しか知らないこと 会いたい気持ちが満たされること またひとつ またひとつ 約束が増えるたびに 2人の秘密が増えるたびに あなたを感じてゆく つながりを感じてゆく それを僕らは 絆 と呼ぼう |
2008年09月06日(土) |
喜びの棲み処 |
喜びは何処に棲む? 海の底か 雲の上か 宇宙の果ての名もなき星か 喜びは何処に棲む? 心の底か 頭の中か つないだ右手のぬくもりか 辿り着いた楽園に 喜びは居たか 居たとしたもその喜びが 居座り続けることはない 微笑みかけることもない 喜びは変化の中でのみ 呼吸し生きて笑顔を作る 喜びとの 出会いこそが喜び 慢心せずに邁進せよと 変化を求め邁進せよと 昨日の自分が教えてくれた 其処に居たはずの喜びの 遠い背中が教えてくれた |
2008年09月03日(水) |
思考の海 |
自分に動き出さないと ゴールに辿り着けないと 分かっちゃいるけど ゴールはひとつじゃないし それがゴールじゃないかもしれないし 思考の海で溺れてるんだ それをみんなは 優柔不断って言うんだろうけど 勢いよくゴールテープを切った その先の道で立ち尽くしてる今 予想外の展開に 思考回路はすぐショートする 過去は僕らを強くするために 記憶という拘束具を作ったようだ 思考の海で溺れながら 握り締めた偽りのゴールテープを ハチマキにする勇気をください |
2008年09月02日(火) |
出発前夜 |
僕の知らない時代を 歩んできた君へ 話を聞かせてくれないか それが未来の夢になるから 僕が知らない時間を 歩んできた君へ 話を聞かせてくれないか それが二人の糧になるから 生き抜くことすら 躊躇しそうになる今こそ 分け合って分かり合って 果てしない旅をともに 出発の汽笛が聞こえる 差し伸べた手で君を 僕の未来に連れてゆこうか |
2008年09月01日(月) |
言葉未満 |
キラキラと 言葉が輝く日は 注意している 僕以上の言葉が 勝手に僕を作ってしまうから キラキラと 言葉が輝く日は 行動してみる 言葉以上の僕を 僕が求めていこうとするから 空を見る その空にうつる 僕の姿を想像してみる 僕は僕が思うより僕だ どれだけ背伸びをしてみても 僕以上の僕は 言葉の中にしか存在できない |
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