2003年09月30日(火) |
昼と夜 |
0センチの距離で 笑いあえる幸せを 僕は知ってしまった それは堕落の始まりであり 心の奥の冷酷な顔が ニヤリと笑う瞬間でもある 他人に見せている顔と 夜 一人でいる時の顔 自覚するその違いに 時々 怖くなったりする 僕は何処へと向かっている? 破滅への道を歩いている錯覚を 必死に振り払いながら ただ 昼と夜のギャップが 大きくならないように笑っている |
2003年09月29日(月) |
失った信頼 |
信頼されていたはずの人から いつのまにか僕は 信頼を失っていた そして僕だけが なにもわかっていなかった 悲しみの果てに 僕は何か大切なものを忘れてきた 作り物の優しさをひけらかして 僕は弱々しく笑う もうなんの役にも立たなくなった言葉が 寂しく電話越しに響く 言葉じゃ足りない 行動しても足りない だったら何を示せばいいの? |
2003年09月28日(日) |
前へ |
ひとつ 昨日知らなかったことを知った それだけで 今日を生きた意味があると思えばいい 不必要な戸惑いに どうしてこんなにも 心乱されるのでしょうか 常に明るいほうを目指して 進む僕らには 後ろを振り向く余裕なんて きっとないから 迷わず進め そう自分に言い聞かせてみた |
2003年09月27日(土) |
連鎖する痛み |
結局のところ どんな恋愛も 理解できるのは当人同士のみ そう思ったら哀しくなった 問題を抱えていない二人なんて きっといない 解決すればまた新たな問題が生まれ そうやってずっと苦悩は続いていく 僕らの夜明けは いつになれば |
2003年09月26日(金) |
気分屋の苦悩 |
僕らはとても気分屋で 機嫌がよければとことん優しい けれど 機嫌を損ねるきっかけは 24時間いたるところに隠れている 不安定な精神状態は まるで綱渡り ハラハラした毎日じゃ 落ち着く場所すら見つからない 今日も片足踏み外した 落ちそうになる体を ロープにかけた片手で必死に耐えて この先のことを考えていた 頭の中の僕は泣いていた どうしようもなくなって なんとかなるかと開き直ったとき 笑いながら泣いていた 喜怒哀楽を共にすることが 平凡な日々よりも楽しいことを 気付かぬうちに知ってしまった 悩んでも無駄 そこまでは言い切れないけど |
2003年09月25日(木) |
過失致死 |
ただずっと君に 笑っていてほしかっただけなんだ 何も弱気になったんじゃない 君を喜ばせようと 君を微笑ませようと 君を大切にしようと 思うあまりに慎重になって こんなになるまで気付けなかったんだ 手遅れなのかもしれないけど 僕はあのころと変わらないまま 君が大好きなんだ 手遅れだとしてもかまわない 僕はあのころと変わらないまま 君が大好きなんだ |
2003年09月24日(水) |
カメになる |
さりげない言葉の積み重ねで ようやく一歩進むような カメのような恋愛でいい 熱帯魚の水槽を変えるときは ゆっくりと温度を同じにしてから そっと放ってやるんだ そんな感じ 急激な変化に追いつかなくなったとき 歪みは最大限になって 余裕のない二人ならきっと 壊れてしまう だからゆっくり変わろう 別に急いでいるわけじゃないんだから 環境の変化に屈しない二人で |
2003年09月23日(火) |
進歩ナシ |
自信がないのって聞かれたら はっきりと違うって言いきれない そんな弱さを誰もが持ってる 自分を信じるために 他人を信じるために 僕は何をすべきなのでしょうか 答えを君に求めてみたけど 今思えばそれ自体 間違っていたのだと思う 最後は自分次第 あたりまえのことを また忘れていた |
2003年09月22日(月) |
心で泣きながら |
伝えたい言葉と 口に出た言葉が いつもいつも違ってしまうのは どうしてなんだろう ブレーキの効かない自転車で 転がってゆく坂道 リスクは徐々に増し それでも止まることはできない 自己矛盾は常に僕らの傍にある 発症しないように と ただ願うだけ |
2003年09月21日(日) |
冷蔵庫 |
満たされた気持ちを 捕まえました 新鮮な気持ちは 心の中に保存します どうして気持ちは 色褪せて逝くのでしょうか 冷蔵庫の中でも腐ってしまう野菜のように 腐敗を抑えることはできても 腐敗を止めることはできないのです やがて この気持ちが色褪せてしまうのでしょうか 大切に大切に保管したとしても いつかは忘れてしまうのでしょうか これまでの人生で 忘れてしまった気持ちを思い起こしながら 僕はただ夜が来るのを恐れているのです その先には必ず朝が来るとわかっているのに 夜のトンネルはただ深く遠く どこまでも続いていくような そんな錯覚を覚えてしまうのです |
2003年09月20日(土) |
時に大胆に |
いつだって模索してる 二人の最良のスタイルを あっという間に見つける方法なんて ない だからこその恋愛ゲーム そう思えば 楽しさが減ることはないよね 手を繋いでいれば 不安は逃げていくから 手探りで行こう このまま 繋いだままの手で |
2003年09月19日(金) |
無理のある隠蔽 |
どうして という疑念とともに 怒涛のように押し寄せてくる 後悔の波 過ぎてしまったことを悔やんでも もう何も変わらないんだ そんなことはわかっている 僕の知らないところで 楽しそうな笑顔を浮かべている君がいる それを嫌だと思ったとしても 口にしてはいけないんだ そんなことはわかっている 抑えられない感情が 胸の中で暴れている こんなときどんなふうに笑えばいいのか 本音と建前の狭間で 僕が壊れていくような気がする |
2003年09月18日(木) |
たとえ何も変わらないとしても |
変わってゆくものを 引きとめようとしても 大きな流れにしたがった其れは 一時的に引きとまることはあっても 最後には流れてゆくということを 僕らは経験的に知っている 激しい川の流れの中で 流れに逆らって泳ぐサカナのような 力強さを僕にください 頭ではどうしようもないとわかっていながら それでも時代に逆らいたがる性質が どうやら僕にはあるらしい この向かい風に打ち勝ったところに どんな楽園が待っているのかは知らないけど いまはただ がむしゃらに流れに逆らうのみ 馬鹿だと言われても 僕にはそれしかないから |
2003年09月17日(水) |
いつだって後ろ向き |
新しいページを開くと また新鮮な気持ちになれる その真っ白な紙が 僕の小さな字で埋め尽くされていく 僕らは未来のページに 物語を書くことなんてできない 形に残るのはいつだって 自分より後ろ側のページ 僕が感じたこと 僕が得たこと そのすべてが克明に記されていく だから僕らはいつだって後ろ向き 後ろ向きなことを恥じることなんてない 想像力は自由だ 後ろ向きのままで未来を思い描くことも 案外難しいことじゃないんだよ 自分の悪い部分を否定ばかりしてちゃ 伸びるはずの芽も伸びないかもしれない 悪い部分を肥料にして 良い部分が育っていくと思おう 前向きっていうのは きっとそういうこと 後ろ向きのままで 心だけ前向くことだってできる |
2003年09月16日(火) |
口不精のわけ |
思わぬ一言で 事態は急変する 口を離れたときには もうすでに遅く 空気は 秋を飛び越えて冬になる 筆不精な上に 口不精な僕 言わなくてもわかる関係を望むのは もしかしたら ただ 軽率な一言を発するのが怖いだけかもしれない |
2003年09月15日(月) |
無題 |
この世の汚れた空気の中で 大きな産声をあげたとき 僕はなにを思っていたんだろう それはきっと とても純粋な気持ち あの人は信用できないから あまり近づかないようにしよう とか あの人のことが好きだけど 困難ばかりだから好きにならないようにしよう とか 弱音ばかり吐いている今の僕には きっと持つことができなくなった気持ち 僕は賢くなって 僕は体が大きくなって なんとなく 強くなった気でいた でもきっと 僕はどんどん弱くなっている あのころ僕は お腹がすいたら泣いた 寂しくなったら泣いた 誰かにこの気持ちが届けばいい と 純粋に誰かに訴えかけていた 今の僕は 泣けない くだらないプライドや 不必要な潜在意識のために 心から想いを叫ぶことができない いや もしかしたら そう思うこと自体 逃げているのかもしれない 身動きの取れない今 ベッドの上で震えている僕に 君はどんな言葉をかけるんだろう 僕がこんなにも弱いってこと 本当はわかっていたんでしょう? +++++ 本文とは何の関係もないですが。 阪神優勝おめでとう! 18年、待ちつづけておりましたw |
2003年09月14日(日) |
重ね書き |
この言葉が君に届くことはない この言葉は 僕にとって誓いのようなもの この言葉が君に届くことはない この言葉は 僕にとって祈りのようなもの 誰に咎められるでもない 誰に笑われるでもない ただ 自分の心に嘘をつかないように ただ まっすぐに生きていくために 僕は君に届くことのない言葉を書く 好き だなんて 言わなくてもわかってる 二人の今のために どうすればいいのか 言いようのない不安なら ポケットにしまいこんで わかりきっている 好き を 何度も何度も書き重ねる |
2003年09月13日(土) |
白紙の台本で |
惰眠を貪る幸せに浸りながら ストーリーのない夢を見る そんな昼過ぎ 恋人からの連絡を待ちながら 僕は微睡む サヨウナラから始まった 新しい舞台 第四幕 僕の手には 白紙の台本が一冊あるだけ 書き足して書き足して 終わりのないストーリーができる まるで夢で見たお話のように なんとなく幸せなストーリー 演じるのは僕ら 笑いあり 感動あり 涙ありの まだ見ぬ世界へと |
2003年09月12日(金) |
後方 白線は遠ざかる |
明日につながる 今日を過ごせればいい それが 当面の僕の目標 今日は今日 明日は明日 ってよく言うけれど 結局 一続きの時間 凹んだ気持ちだって そんなに簡単に直らないし 引き直したスタートラインは そろそろ後ろのほうで見えなくなる まだ滑走路の途中 飛び立つまではあせらず 着実にスピードを上げる |
2003年09月11日(木) |
グラウンド・ゼロ |
2年前の今日 たくさんの人が死んだ 2年前の今日 たくさんの人が悲しんだ 運命だ と 受け入れられないほどの事実が たくさんの人を苦しめる 僕は亡くなった人を知らない 僕は亡くなった人を 大切だと思っている人を知らない なのに あの日の光景を思うと 胸が痛くなる 平和なこの国では 一致団結すべき与党の人同士が 批判しあう平和な映像が 今日もお茶の間に響いている そして思うのは未来 遠くに聳える入道雲は高く高く その下ではきっと 大雨が降っている |
2003年09月10日(水) |
懐かしさは風に乗って |
遠い昔 僕らは一緒にいた そんなわけないと言われても そう思わせてくれる 何かがある 懐かしい感じがしたのは 君が振り返った瞬間 わけもなく笑顔になって ここが僕の居場所なんだって 教えてくれる |
2003年09月09日(火) |
時間差攻撃 |
望んでいた現実が ふと目の前にあらわれたとき 僕らは突然の出来事に唖然とし 何が起こったのかわからないまま 遅れてやってくる喜びを待つのだろう その時間差が僕を苦しめる 幸せに慣れられない体 心だけが前へ前へと進んで なんとなく 取り残された気分になる 迎えた朝が 昨日と何も変わっていなくても 焦らなくてもいいってことを いったい誰が教えてくれるの |
2003年09月08日(月) |
スタートラインを引こう |
どうやら今 僕は 迷路の中にいるらしい ずっと気付くことがなかったけれど もう何ヶ月も迷路の中で うろうろと彷徨っていたらしい まだ出口は見えてないけれど 自分が今 迷路にいる ということを知れたことが進歩 落ち着いて考えろ 同じ道は歩かないように 落ち着いて考えろ きっちりと大地を踏みしめて 1歩1歩前進していけるように この場所にスタートラインを引こう もう後戻りはいらない |
2003年09月07日(日) |
無防備になんてなれなかった |
今この目に映る世界の どれだけの部分が 嘘なんだろう たとえばすべてのフィクション小説は それ自体 嘘の世界と言えなくもない たとえば恋人の語る甘い台詞 甘い言葉には裏があることすら 忘れさせてしまうような 上手な嘘なのかもしれない それでも 信じなきゃ始まらないんだよ そんなことはわかっていたよ 何度も始めようとして 何度も信じようとして 嘘じゃないことまで嘘だと恐れ これ以上前に進めないとき どんな甘い言葉ももう耳をすりぬけた 責めるなら責めたらいい 甘い言葉ばかりを並べたあなたが 心からすべてを語っていたとしても それをノーガードで受け入れられるほど 僕は強くなかったってこと |
2003年09月06日(土) |
1万年 |
そしてまた 何事もなかったかのような日々がやってきて 僕はあらゆるゴタゴタを 見てみないようにして生きていく 本当は笑えるような状況じゃないのに なぜか笑ってる僕がいて 僕の心の中に棲む鬼が どれだけ残酷なのかということを思い知らされる どうして人を傷つけて 平気な顔していられるのか 20数年の中の数少ない経験の中で 僕はいったい何を得たというのか 結局僕はまだ 僕のことすら理解できていない子供で 大人の君を幸せにするなんて 1万年早かったんだ そう自分に言い聞かせて 前を向いて歩き出す力が なぜか僕には ある 鬼を飼いならしてる自分が なぜかここに いる |
2003年09月05日(金) |
最後のわがまま |
皮肉にも 君の言葉で僕は 僕の帰るべき場所を 思い出してしまった 君じゃない 帰るべき場所を 僕は気まぐれにおでかけしていた そうして 君と出会った 居心地の良い空間で戯れて 何かを忘れている自分にすら 気付かないまま時間が過ぎていた この答えが 君を傷つけ悲しませることはわかっている それでも僕は 自分の気持ちに素直な人間でありたいと思う 最後のわがままを 「ありがとう」とともに君に届けたい どうしようもない僕を 許してくれとは言わないけれど |
2003年09月04日(木) |
疲れという悪魔 |
疲れてるのかな と自分に尋ねてみる 答えなんてでやしない だっていつだって疲れているから 鈍ってしまった感覚を このまま放っておけば 僕はダメになってゆく 君を傷つけたまま 僕は本当の自分を見失ってしまう |
2003年09月03日(水) |
ネズミ |
どうしても残る 違和感をふりはらえないまま 時間だけが無情にも過ぎていく 悲しませたくないと主張する心が 身体とは無関係に働くから 身体は身体で悲鳴をあげている このままじゃいけない という答えが頭をちらつくたびに 必死に否定しようとする僕は 狡賢く卑怯なネズミ 弱いくせに強がって 窮地に立たされても猫を噛むことすら できない そんな臆病な |
2003年09月02日(火) |
引き裂かれたもの |
発条時計の歯車が狂う 僕の心の中 一度決めたことすら 時間がたてば 無責任に放棄して いったいどれだけの人を かき混ぜれば気が済むというの? 誰かを幸せにすることなんて 僕にはできない と思うほど惑う 鏡に映った自分を 殴りたくなる衝動を必死にこらえて 震える右手で現実を握り締めた どこへ向かおうとしている? 喪失した自信は 引き裂かれた現実と理想の狭間に 歩いてきた道程を探しなおしてみても もう どこにも落ちてなどいない |
2003年09月01日(月) |
柔らかい空気 |
そこにあるけれど 触れることのできない空気 それなのに あなたの周りには 私が触れることのできる 柔らかい空気が漂っている 傍に居るだけで落ち着くような 不思議な空気 あなたにしか作れないもの 私にしか感じられないもの 私はそれに包まれて 微笑みを手に入れた あなたの生み出す 柔らかい空気の中でだけの 柔らかい微笑み 自分でも驚くくらい穏やかな心 そうして作り出す 恋人という名の空気 +++++ まりむからのリクエスト「柔らかい空気」 優しい感じが表現できたかどうかは微妙ですがw 穏やかな空気を常に纏ってるような 男になりたいもんです。 え? 無理ですかね?(汗 |
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