自転車は風にさらされて
まるで泣いているかのように見えた
三文小説のような世界に僕は生きていて
ありきたりの言葉で毎日を過ごしている
それでいいじゃないか、と言い切れないのは
胸躍るような事件を待ち望んでいるからか
心配することなんてなにもないって
どれだけ言ったとしても
あなたは心配するんだろう
陳腐すぎる僕の言葉を憎んだ
僕の言葉は感情をのせるにはあまりにも脆くて
あなたに届く前に儚く崩れおちてしまう
迎え来るこの一年に
幸せが満ち溢れているように、と
夜空に祈った
ハッピーバースデー、俺
これまで生きてきた時間よりも
もっともっとすばらしい一年にしよう
明日から変わる自分を夢見て
いつまでも夢見て
変わらないまま
惰性の中に生きる僕らは
これまでに得た知識の使い方を間違って
楽な方へと進みたがるのです
踏みとどまるのか流されるのか
ほら また明日が誘惑している
僕は過去にしがみついたままで
あなたが好きだと囁いていた
届くはずのない好きの気持ち
それはもう昔のこと
過去はきちんとたたんでごみ箱に捨てた
届け、この想い
君の左手に光る指輪が
僕の心を圧迫して
微笑んでくれるたびに
心臓が止まりそうになった
残酷な優しさのうえで
無垢な微笑みに胸締め付けられて
僕は何を期待していたのだろう
指輪を見て笑う君がいるかぎり
僕の未来に光などささないというのに
痛みを感じる暇さえ与えずに
裏切ればいい、と
そう思っていた
裏切られることなど
頭にはなかった
そして
その日は訪れる
+++++
霹靂（へきれき・かむとき）＝ 落雷。
なんとなく短い言葉にとりつかれてます（笑）
手抜き、というわけでは断じてないので…。
なんだか言い訳ちっくですな（汗）
ときどき邪魔なこのプライドは
いっそのことごみ箱に捨てて
新しい自分というやつを
探しに出かけてみようかと思う
ありがとう、と一言だけ残して
はじめまして、を探しに出かける
一匹のカナリアが
歌いつづけることはできないけど
この森に
カナリアの声が聞こえない日はない
永遠の愛を望むなら
この僕から飛びたちなさい
僕は有限の命と心と愛で
この世界にいるのですから
一人のヒトに
永遠など許されないのですから
+++++
金糸雀＝カナリアです。
心が乾いていく
乾いて乾いて
ひび割れていく
だれか止めてよ
お願い
望まなくても
ひび割れていく心に
痛みだけが増して
だれか止めてよ
だれか
悲痛な叫びはただ
誰にも届かず掠れて消えた
痛いよ
心が痛い
ラストスパートをかけたつもりが
ゴールはまだ遥か遠く遠く
もしかしたらそんなことは
ごくありふれた現実なのかもしれない
息が切れても走れって言うけど
無理なことは無理って言うのも
ときには得策なんじゃない？
一息いれよう
紅茶でも飲んで
がむしゃらに走っても
ずっこけて怪我してちゃ
なんの意味もないよ
+++++
本日がむしゃらに実験してた自分への一言（笑）
明日も走ってそうやけど…
手に汗を握り
ひとつひとつの関門をクリアしていく
そんな緊張感の中で
頼れるものが自分だけだってことに気付く
人生を左右する分岐点に立ったとき
自分の信じた道を行ける人こそ
最期には成功するんじゃないかと思う
間違っているかもしれないという邪念は
信じる心で振り払おう
トンネルの終わりを告げる光が見えたとき
あなたはきっと心から安堵する
春を待つあなたに光が降り注ぎますように
+++++
ちまたではセンター試験が行われてたようですね。
うちの大学にもやたらと受験生があふれてました。
ていうか響はなぜ土曜日にも学校に行かなきゃいけないんだ…
こんな時間までちまちま実験してるし（汗
絶対また失敗するし…
卒業できるんかなぁ…（切実
あ、とりあえず「がんばれ受験生」ということで上の言葉を。
心に降る雨が邪魔なら
僕がそっと傘をさしてあげる
雨に濡れたあなたをみるのは
あんまり好きじゃないんだ
泣いてるかどうかわかりにくいから
心に降る雨が邪魔なら
僕がそっと傘をさしてあげる
二人では入れるほどの大きな傘じゃないから
きっと僕は濡れてしまうね
でもそれでいいんだ
僕が泣いてるかどうか
あなたにわかりにくくなるだろうから
このアンバランスな二人の未来に
僕は何を求めようとしているのだろう
深く立ち込めた霧に包まれて
行く先はひどく不透明
ときどき僕らは
壊れたやじろべえのように
ゆっくりと揺れることができなくなって
落っこちそうなそのがけっぷちで
手を離さないように力をこめて
痛みをわかる人になります
優しさの意味を考えます
僕らしさを消さないように
君色に染まっていきます
とりあえず今は
明日どんなふうに笑おうか、と考えています
この恋愛から背を向けて
逃げ出したくなるような時間の中で
とぎれとぎれの言葉が
沈黙の中に浮かんでいた
どうしてこんなところまで来ちゃったんだろう
いつでも引き返せたはずなのに
どうしてこんなになるまで感情をむきだしにしたのだろう
後悔が波のように押し寄せてきたのは
自分自身との約束を守れなかったから
くだらないことで怒らないようにしよう、とか
機嫌が悪くなる前に笑顔を作ってみよう、とか
なにひとつ守れなかったから
背を向けて逃げ出してしまうのは簡単だろう
心の中のあなたを消し去ればいい
新しい恋でもして
でもそれじゃいけない
背を向けてはいけない
もとより僕自身が背を向けたくないと思っている
真正面からぶつかっていこう
問題なら二人で解決すればいい
真正面からぶつかっていこう
最後には笑いあえるっていつもどこかで信じているから
おもしろくないとぼやく前に
おもしろくする努力をしようよ
おもしろくする方法を考えようよ
当たり前のことだろうけど
それができない人が多すぎる
なにもしてないのに
なんでそんなに偉そうなんだろう
なにもしてないのに
なんでそんなに人を責められるんだろう
ふざけるな
と言いたかったけど
小心者だから言えなかった
人の気持ちってものを考えられないのか
理解しようとする心は存在しないのか
ふざけるな
と言いたかったけど
やっぱり小心者だから言えなかった
所詮僕はその程度の生き物
僕だって人にどうこう言えるような資格はない
静寂は罪
揺り起こされた雑念は
思考することすら許さない
静寂は罪
生まれ変わろうとする心に
ノイズ混じりの笑い声が聞こえた
午前４時の砂嵐
静寂から逃れるための苦肉策
殺風景な部屋に
似合いすぎた雑音
僕はただ
静寂を恐れた
すべてが終わったとき
世界が終わったとき
僕自身が終わったとき
そんなときに訪れるのが
いつも静寂だと知っていたから
静寂は罪
僕は砂嵐を探す
乾燥しきった部屋に
雑音は繰り返される
+++++
いつもとちょいと違う感じで。
なんかダークな言葉書いたの久々の気がする（汗
何を以って大人と呼ぶ？
そんな疑問をいつまでも抱いている
あれからもう
２年もの歳月が流れて
それでも僕はまだ
子供と大人の間を彷徨う
成長と呼べるほど
僕は変わっていないはずなのに
僕の周りだけが僕を大人にしたがる
大人になりたくないと叫んでたころでさえ
僕はきっと大人とは何なのかを知らなかった
わけのわからないままで
とりあえず拒みつづけた
何を以って大人と呼ぶ？
いつか変わらなければならないときが来て
僕は大人に変わってしまうのだろう
いつか変わらなければならないときが来て
甘えを許されない世界へと
ひとり放り出されるのだろう
わけのわからないままに
自分の思い描く大人像へと歩き出すのだろう
+++++
世間では成人式が行われてるようですねぇ。
もう２年も前の話ですよ。懐かしい…。
新成人の皆様、成人おめでとうございます。
って市長さんの挨拶みたいやな(--;)
好きな男の見つけ方
嘘つきは避けたほうがいい
甘い言葉の裏側の
重なり合った嘘は投網のように
あなたを捕まえてしまうだろう
身動き一つ取れなくなってからじゃ
傷つくことを避けられやしない
好きな男の見つけ方
優しすぎる人も避けたほうがいい
嫌な思いをさせないようにと
せっせせっせと気を配り
優しく優しく接した結果
あなたを苦しみへと導いていく
優しさは凶器になるということに
彼が気付くわけもなく
優しくされるという苦しみを
あなたにせっせと与え続けてしまう
遅れに遅れた年賀状を
直接あなたに渡すとき
幸せの輪郭が少し見えた気がした
あなたの前で書く
「今年もよろしくお願いします。」
あなたの前で書く
「ずっと一緒にいようね。」
わかりきったことでも
文字にしてみるととても新鮮で
ちょっとドキドキしてる心まで
読まれてしまわないように
苦笑いしてみせた
「お世話になるよ。覚悟よろしく。」
言葉でもう一行つけたして
幸せの輪郭はすぅっとぼやけて見えなくなった
また、なんとなく幸せな日々が始まる
+++++
そろそろＤＤも一周年ですねぇ…。
よく一年間も毎日書いたもんだ。
あ、正確には数日抜けてる。かも。
たしか書き始めたのは去年の１月１９日。
時間に逆らうように以前の詩を載せたから
目次の始まりは去年の昨日になってるけど。
継続は力なり。
これからもがんばっていくんで応援よろしくです。
目覚めたときにはもう
心の中のどす黒い感情は消えていた
なんて単純なんだろう
なんて馬鹿なんだろう
睡眠をはさまないと素直になれない二人は
目覚めてはじめて心から反省する
そして素直にゴメンと言える
きっと僕らは
平坦な道が嫌いなんだろう
田舎者だから
アスファルトで舗装された道は
足になじまないんだろう
だからすぐにでこぼこ道へと飛び出して
感情も一緒にどこぼこと揺れる
あなたにゴメンってメールしながら
なにもないよりよっぽど幸せなのかもって思った
そしてなにより
感情をこんなにもまっすぐに伝えられるあなたは
言いようのないくらい大切な人なのかもって思った
+++++
精神的脆弱終了（￣□￣；早っ！！
あなたのことがわからなくなりました、と
鋭い言葉の刃であなたを突き刺す
そうして僕は
あなたに背を向けるのです
あなたは僕が振り返ることを期待するのでしょう
叶わない期待はしないほうがよろしいかと思います
きっと僕は振り返らないですから
馬鹿なんです
馬鹿でどうしようもないんです
だからこそあなたの言葉が許せなかった
この先のことは僕自身にもまったくわかりません
きっと振り返らないという決心が
どれほどの強さなのかさえわかりません
だけど今ははっきりと言えます
叶わない期待はしないほうがよろしいかと思います
きっと僕は振り返らないでしょうから
+++++
精神まいってます。
かなりやばいです。
凹みとかいう次元じゃなくて…。
胸を突き刺すような言葉に出会って
苦しくて辛いとき
どんなふうにして立ち直るのか
今まで考えたこともなかった
だから今回は
すこし自分を眺めてみるんだ
自分はどうやって苦しさから立ち直るのか
自分はどうやって辛さから立ち直るのか
逃げ道を知っておけば
この先やってくる試練にも迅速に対応できるだろ？
なんて
都合のいいことを考えたけど
結局そんな都合のいいことは実現しなかった
苦しさから立ち直る瞬間なんてなかった
何かをきっかけにして立ち直ってたわけじゃなかった
ただ 毎日の生活の慌しさと時間の濁流の中で
知らぬ間に忘れ去ってしまっていた
激しい流れの中で流される石たちは
その尖った部分を削られて
丸くなって河口へ辿り着く
まさにそんな感じ
気付いたときにはもう 痛くなかった
心の痛みにすぐに効く
特効薬みたいなのは作れないんだね
風邪の特効薬が作れないみたいに
人それぞれ原因と症状はばらばらで
結局最後は自己治癒力に頼ってるみたい
どんなに僕が心痛めて苦しんでいようとも
世界は回りつづけていて
心が痛いからって立ち止まってる暇を
誰かが与えてくれるわけでもないみたいだ
わかったことはとりあえず書き留めておこう
もしかしたらいつか役に立つかもしれないから
本当はここで書き留めたことが
役に立つことなんて起こってほしくないんだけど
とりあえず書き留めておこう
カミナリがつれてきた雨が
街を濡らしていく
車も道路も
道端の小さな花も
おとなしかった街が
すこしだけ慌しくなった
駆け足で家へと急ぐ人
ワイパーを動かしはじめた車
時間の流れるのが
どんなに速く感じようとも
僕は僕のまま
いつもどおりの時の流れの中で
ゆっくりと泳いでいたいと願う
傘をさして
歩いて帰った道の途中
雨に濡れたままで困り果てている
一台の自転車を見つけた
サドルに叩きつける雨粒
打ちひしがれたその姿が
果てしなく淋しそうに見えた
淋しくて淋しくて
それはもう死んでいるかのように
動く気配すらなくなっていた
そして僕は無意識に
手にした傘を強く握り締める
時間の流れに飲み込まれたくはないけれど
時間が止まってしまうのは嫌だ
永遠は死と同じ
動かない自転車がそんなことを叫んでいた
永遠は死と同じ
灰色の世界で君はいったい何を見つけられるの？
どこかで見失った夢に
昨日 再会しました
不思議なことにその夢は
あの頃のような輝きを失っていて
セピア色のままで
ふわふわと浮いていました
写真立てに飾られた
昔の思い出と同じように
夢もまた色褪せて
遥か彼方にあったはずのものが
すぐ目の前にあらわれたというのに
僕はなぜ何も感じなかったのでしょうか
空がしくしくと泣き出すころ
僕はただ
呆然と立ち尽くすのです
涙にぬれた夢もまた
僕の前で
呆然と立ち尽くすのです
途方にくれる とは
こんなときに使えばいいのですね
僕は途方にくれました
夢も途方にくれました
何事もなかったかのように
素通りできるほどの潔さもなくて
もう一度 僕は途方にくれました
ほんの数日会えなかっただけなのに
どうしようもなく愛しくて
どれだけ抱きしめても足りないくらいの愛で
あなたを抱きしめていた
外は北風が吹く寒い世界
暖かなスープと暖かな足先
ぬくもりはすべて室温に奪い取られたけれど
新しいぬくもりをあなたを二人で作ろう
流した涙のぶんだけ
優しくなれるときがある
感情に任せて放った言葉は
すべて時間が押し流してくれる
もう何度
迷わないと決めたのだろう
もう何度
あなたを放さないと決めたのだろう
それでもさまよう僕らは
まるで羊のように
奔放にお互いを愛していた
深すぎる愛が
涙の泉でゆれている
ぶつけた
なにもかも
もう、明日が見えない
幸せな日に潜んでいた闇と
素直になれない心
もう、涙が止まらない
会いたいと思えば思うほど
自分を苦しめていることに
どうしてみんな気付かないのだろう
会いたくて会えなくて
切なくて苦しくて
傍にいる誰かに甘えてしまうなんて
人間はどこまで弱い生き物なのだろう
たとえばあなたがいない夜を
どのように乗り越えていくのか
問題はとてもシンプルなのに
答えはどこまでも複雑
寂しくならない人なんて
きっとどこにもいないけど
寂しさを克服できる人になりたいと
雪の降る夜に考えている
凍えそうな夜
はらはらと舞い落ちたいくつかの雪が
大勢の仲間たちを連れてきた
あとからあとから
あとからあとから
大地を覆い尽くすまで
朝日に映える白
きらきらと輝く白
純白の化粧をした大地が
一瞬ぶるると震えたように見えた
ようやく冬らしくなってきた
冬は寒さだけじゃない
美しさだって兼ね備えているんだ
初詣とか初日の出
なんとなくうきうきするから
すべてのものに「初」をつけてみた
初おはよう
初朝飯
初けんか
初仲直り
そして
初笑い
そんなふうにバカっぽいことを
二人してできる幸せ
すがすがしく晴れた空のような気持ち
引き締まった空気に似合わない僕らの笑い声が
鮮やかな蒼へと溶けていった
その瞬間すべての人が一つのことを思う
A Happy New Year !!
大声で叫んだ後
腕の中にいるあなたにもう一度ささやいた
A Happy New Year
３度目の新しい始まりを
こうしてまた一緒に迎えて
そんなふうにしてずっと
一緒にいるんだろうなって思う
すべての人が
幸せな一年でありますように
そう願って
いつもと同じ夜空を見上げた
+++++
あけましておめでとうございます。
予告どおりカウントダウンイベント行ってきました。
初詣は今から（笑）
ＤＤは今年も変わらず続いていきます。
気が向いたときにでもそっと応援してやってくださいませ。
みなさんにとって今年が素敵な一年になりますように！
今年もよろしくお願いします♪
最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。
こんなこともしています。『ぼくのせかい』
