2001年11月30日(金)
無題

いつも心に感じてた不安
あなたにとっての僕の存在という大問題

どんなことがあっても
揺るがないと信じる好きの気持ちが
あなたの心には存在しないという現実

あなたは
僕を失うのが怖い
と言った

それはあなた一人になるのが怖いから?
僕のことを誰よりも大切に想うから?

どっちも、じゃ答えにならないよ
正直すぎるあなたを責めるわけにもいかないけど

あなたは
寂しさを紛らわすのは僕じゃなくてもいいかもしれない
と言った

言葉は鉄砲玉のようなもので
一度放ってしまうと、もう
なかったことにはできないんだよ

痛みすら感じないまま心を突き抜けていった
誰か他の人があなたに安心を与えるなんて
想像したくもないんだ

僕のほうこそおかしいよね
どんなことがあっても揺るがないと言っておきながら
たった一言で胸を締め付けられて
壊れて

涙はあとからあとから湧いてくる
自分はこのまま干からびて
ミイラになっちゃうんじゃないかと
苦し紛れの冗談を思いついてしまうほどに

居場所を失った気がした
安心して笑っていられる場所が
一つなくなってしまった気がした

虚しさが胸の中いっぱいに広がると
雨の音ですら悲しく聞こえてしまう
僕はいったい何なんだろう
その疑問だけが体中を駆け巡っていた

切なさに押しつぶされて
あなたが重ねてきた唇も
甘えたような弱々しい声も
何もかもが悲しかった

僕の存在をあやふやにしないで欲しい
僕がここにいる理由を聞かせて欲しい
冷静になって僕のことを考えて欲しい
僕を失いたくない理由を考えて欲しい

あなたのこと好きだから
僕はあなたを失いたくない

最後のとき
泣きながらキスをせがんだあなたに
すべてを吐き出すように
がむしゃらに口付けて
ただ 泣いた

僕の存在のあいまいさと
あなたの言葉のあいまいさと
あなたの気持ちに対する不安
安心を欲する人間としての基本的欲求
涙はそれを物語る

雨が降っていてよかった
涙を雨と混じらせるために
しばらく夜空を見上げていた

雨は沸騰しかけた脳を冷まして
自然と涙もおさまって
ただ後悔だけを残していった

あなたの気持ちを信じさせてください
あなたの笑顔だけで
僕も幸せになれる

別れの予感の中にも
もう一度笑いあえると信じたがる自分が
この心に存在するから




+++++
ごめんなさい。
壊れてます。
素です(凹



2001年11月29日(木)
上へと

日本を広いと思ったら
世界は見えないだろう

世界を広いと思ったら
宇宙は見えないだろう

僕らはとてもあやふやな存在で
風が吹けば消えてしまう
ろうそくの灯のよう

だからといってそれを認めてしまえば
物語は幕を閉じてしまうんだろう

自分はこんなもんじゃないだ、と
いつも心に刻んでいく
それが僕なりの生き方

心の灯は消えていないか?

灯りがなくちゃ
暗闇を突き進むこともできないだろう?



2001年11月28日(水)
ぬくもりの余韻

またねって言って離れていく二人の
ぬくもりの余韻が好き

つないだ手を放した瞬間から
僕らの間には空気の壁が存在してる
そんなことを考えてたら
なんとなく不安になったから
もう一度、君に触れてみた

どうしたの?っていう笑顔の中に
自分とは同じ寂しさを見つけては
わけもなく安心して
ううん、って言って静かに放した手

二人でいたときのぬくもりが
この手の中にかすかに残っている
ばいばいって言ったあとも
一人で歩く帰り道でも

寒風にぬくもりが奪われてしまわないように
ポケットに手を入れた
小走りで駆けていく夜道
ほんのちょっとの寂しさも
そのぬくもりで暖めればいい



2001年11月27日(火)
スープを

体が寒さに震える日は
気を抜くと心まで凍えてしまう

あなたがいない寂しさと
未来に対する不安の中で
僕は必死に生きているんだ

体を温めるスープをください
この寒さから逃れるために
身動きが取れなくなる前に

心まで温まるスープをください
あなたの愛情を隠し味にして
僕を驚かしてみてください

明日は一段と寒いらしいです
だから

心まで温まるスープをください




+++++
ベタですな…( ̄▽ ̄;)〜♪



2001年11月26日(月)
オオカミ少年

気持ちを運ぶ言葉がある
ありがとう、とか
ごめんなさい、とか
好きです、とか

言葉が人の心を動かすのは
言葉に乗った気持ちが
相手の心に体当たりするからだって
ふとそんなことを考えた

謝ればそれで済むと思ってるわけじゃない
だけど
ごめんなさいの重さは
使えば使うほど軽くなっていく

すぐに謝る僕を見て
君がそれを教えてくれた

軽くなってしまった言葉をぶつけても
君の心が動くことはないのでしょう
心から好きですって言っても
君の心が動くことはないのでしょう

オオカミ少年がそうであったように
もう君は僕の言葉を信じないのでしょう



2001年11月25日(日)
壊れないように

この部屋に二人
天井を見つめて寝ころんだ
言葉なんてなくても
幸せなときは幸せ

素敵な言葉を操れるからって
いつも幸せでいられるわけじゃないね
同じ台詞でも
心境によって意味が全く違ってしまう

幸せかどうかを決めてるのは
言葉じゃなくて雰囲気
幸せな空気が流れてる空間では
ただ名前を呼ぶだけでも幸せになれる

いつまでも続けばいいのにって思うけど
幸せは雪のように
簡単に降り積もってはくれなくて

もどかしさに苛まれる僕は
また今日も壊れてしまわないように
自分を必至に抱きしめた



2001年11月24日(土)
それぞれの基準

相手を想うがゆえに
妥協できないことが増えていく
自分のことをわかって欲しいから
無下にあなたを否定した

なにをもって正義となし
なにをもって悪意となすか
それぞれの人に基準があって
その微妙な違いが
今日も二人を衝突させる

あなたの言いたいことはわかる
それは間違ってないと思う
わかっているけれど
間違ってないと思うけれど
どこかが違う
素直に心に入り込ませることができない

認めあえる未来へと
一歩一歩すすむ過程の
ありふれた壁の一つだろう
誰もが悩む壁を目の前にして
僕らの愛が問われている



2001年11月23日(金)
同情なんていらない

会えなくてもいい
君を待った時間が僕の心には残るから

できれば君は
僕が待っていたという事実も
知らないほうがいい

同情で君がわけてくれた愛の欠片は
触れると痛いバラの棘のようなカタチ
一瞬の喜びとともに僕の心に入り込んで
時間がたつにつれて内側から傷つけていく

実らなくてもいい
君を好きになった記憶が僕の心には残るから

できれば君は
僕に好かれていたという事実も
知らないほうがいい

このさき君が歩いていく未来
僕の存在が重荷になるくらいなら
君は何にも知らないままで
笑って歩いてくれればいい

傷は僕の心の中でだけで十分
悲しみも痛みも苦しみも
僕が強くなるための試練だと思うから

傷は僕の心の中でだけで十分
笑う君を遠くから見てる
傷が癒えるときにはもう
きっと思い出にかわる



2001年11月22日(木)
月を見てた

月明かりの綺麗な夜
寒いけど外にいた

僕らは輝ける場所を探して
彷徨い歩く旅人
自分自身で光り輝くことしか
頭の中にはないのかもしれない

月が好きだ
自分自身では何もできない月
だけど太陽の光を
こんなにも力強く跳ね返している

月夜にできた僕の影
街灯に照らされるこの道路じゃ
きっとわからないかもしれないけれど
この世界の夜は
街の灯りなどなくても十分に明るいんだ

自分自身じゃどうにもならないこともある
誰かの力を借りることは悪いことじゃない
僕の中で何かがはじけて
肩の重荷も消えようとしていた

明日もがんばろう
ゴールが見えなくても
進む向きさえあっていれば
いつか何かに辿り着けるはずだよ



2001年11月21日(水)
光差し込むまで

光を失った瞳が
どこか遠くのほうを眺めて
もう二人に終わりがきたことを
静かに物語っていた

自己への呵責
進むことも退くことも
ままならないこの心
あなたの言葉の波の上で
ただあてもなく浮き沈みを繰り返す

友達にもどるって
いったいどういうことだろう
今までと何も変わらないとあなたは言うけれど
きっと何かが変わってしまうんだろう
同じなら違う言葉を使うはずがないんだ

恋人だけが入ることの許される領域
恋人だけにしか見せない表情や感情
数知れない特権があなたには重すぎたの?

正面から向き合えた日
現実から逃げないで最後まできちんと想いをぶつけた
光を失った瞳にもういちど光が差し込むまで

そしてまた幕は開く
次のステージへと僕らは歩きはじめた



2001年11月20日(火)
声だけしか伝わらない

君が悲しんでいるとき
僕の持つ受話器と君の持つ受話器の
果てしない距離に苛立ちを覚える

近くにいるような錯覚
僕が君に与えようとした元気は
この果てしない距離のどこかで
小さくしぼんでしまった

君が苦しんでいるとき
僕の持つ受話器と君の持つ受話器の
果てしない距離に苛立ちを覚える

僕が君に伝えるべき気持ちは
果てしなく長いこの電話線のどこかで
交通渋滞にでも巻き込まれているんだろうか

言葉だけが伝わって
気持ちはいつも伝わらない

もどかしさに苛まれて
おもわず高揚する声
優しい気持ちは全然伝えなかった電話が
いらいらばかりを容易く伝えてしまう

不安にさせてばかりいるね
優しさは心と一緒にあるもの
声だけの優しさじゃ君の不安は取り除けない

だから、電話じゃなくて
いつも一緒にいたいと願うんだ



+++++
ひさしぶりに大学からの更新ですわ。
卒論の実験の真っ最中。
何時までかかるんやろうなぁ…。
2時か3時には終わりたいんやけどなぁ…。



2001年11月19日(月)
無垢な罪

大切な人がいつも一人とは限らない
いや、むしろ一人しかいないほうがおかしい
大切な人はたくさんいる
当然僕も誰かから大切に思われているだろう

しかし人は
いつも自分だけを大切にして欲しいと思ってしまう
あまりにも無垢な罪
人が人であるがゆえに
持たざるを得なかった悲しき業

今宵もまたどこかで
「私だけを見てよ」と
ヒステリックに叫ぶ声が聞こえる

無垢な罪は償われることを知らず
衝動的に別れをつれてきてしまう
たくさん存在する大切な人
その中の一人に甘んじることができずに
自分に排他的な価値を求める

あまりにも無垢な罪
叫び声のあとに聞こえる溜息
未来は今、何色をしている?



2001年11月18日(日)
自己分析

彼女の瞳にうつる景色
彼女の見ている世界
そんなものを思い浮かべた

そこには
一人のわがままな男がいた
そこには
一人の甘えんぼうな男がいた

会いたいって思ってることくらい
何も言わなくてもわかっていて欲しいと
そいつがいつも口にしている

会いたいって言われなければ
ふと不安になる夜があることを
そいつはなにもわかっていない

なんにも考えてないって
開き直って平気な顔してる
なんにも考えてないことをわかってくれって
無茶苦茶な理論で説得する

私のことを考えて欲しいって
彼女が思っていることすら
そいつはわかってないようだった
いや、わかってるけど軽視してるようだった

彼女の優しさに付けこんで
甘えることばかりうまくなっている
気まずい雰囲気はきらいで
そういうときはすぐに茶化してしまう

そんなやつが彼女のそばにいた
嫌なところはいくつでも挙げられる
好きなところはよくわからない
それでもなぜか一緒にいた

そいつのどこがいいの?
そんなやつのどこがいいの?
問いかけは虚しく宙を舞い
僕は現実へと戻ってくる

僕ならばこんな男は好きにならない
そんなことを思ってそっと自嘲気味に笑う

雨雲はいたるところに存在するね
また僕の心に雨が降っている
しとしとと降り続いて
心と目頭を濡らしていく

優しくなろう
そう思った瞬間でした



2001年11月17日(土)
笑顔を切り出す瞬間

凛とした表情で
僕の瞳を覗き込んだ君
突然の出来事で
僕は目を逸らすことすらできず

時が止まる

君の体から
いくつもの棘が伸びてきて
僕をちくちくと刺す

鋭い痛みを感じる

涙をこらえる君の
壊れてしまいそうな心を
涙を流してしまったら
すべてが壊れてしまいそうな雰囲気を

意外と暖かい太陽の日差し
冬の始まりを告げる風が
二人の間をしずかに通り抜けた

笑顔を切り出す瞬間

僕は壊れないようにそっとそっと
あなたの体を包み込む
もう離れることのないように祈りながら
心もすべて包み込む



2001年11月16日(金)
頼りないつながり

見えないものほど
頼りないものはない

そして
そんな見えない頼りないもので
たしかに結びついている僕ら

このつながりは本当に存在するのですか?

言葉は電波にのって
あなたのもとまで届いている
見えないものが僕らを結ぶ

とても不思議な感覚
たまらなく儚い生命線
切れるかどうかの瀬戸際で
泣き出しそうな顔をしてる

あなたとは直接つながっていたい
手と手を触れ合わせて
あなたとは直接つながっていたい
それが唯一の
安心を得られる方法だから



2001年11月15日(木)
不可欠な存在

君を失うのが怖いと
何度も繰り返して叫んだ
今になって思えば
ただのわがままだったのかもしれない

君がいない生活が
どんなものなのかなんて
もう想像できないくらい
君が日常の一部分になっている

君の心の中に
いつでも僕の居場所をください
ありったけの愛で
この冬も君の心を暖かくするから

君の心の中に
いつでも僕の居場所をください
愛が足りなくて寒いなら
ストーブを使ってでも暖かくするから

僕がそうであるように
君の日常の一部分に僕がいるのなら
僕のわがままを軽く笑ってやってください

それくらいわかってるよって
いつもみたいに笑ってください



2001年11月14日(水)
反省

ちょっとしたすれ違い
笑いあってた二人に影がおちる
幸せの予感が消えるとき
期待したとおりにならなかったとき
望まない言葉を聞いてしまったとき

笑いあうために必要なものは
余計な気遣いじゃないよね
僕が気を遣うことで
あなたに笑顔が生じたとしても
僕は全然嬉しくない

ただあなたの素直な笑顔が見たい
何気ない会話の中で生まれる
自然な笑顔を見ていたい

つまらない冗談であなたを傷つけて
傷つけたことを素直に認めなかった僕

そうやっていじけていれば
あなたが気を遣ってくれると甘えてる僕

みんなみんな捨ててしまいたい
あなたと正面から向き合うために
ひとつ殻を脱ぎ捨てないといけない



2001年11月13日(火)
優しい手

つないだ手に力をこめた
ありがとうって思う回数が
どんどん増えていく

頼りなくてごめん
自分の弱さを認められる場所を
君の前以外に見つけることができないんだ

ときどき自分が情けなくなって
深い悲しみの落とし穴に落ちることがある
這い上がっておいでって差し伸べられる優しい手は
どんなときも君の手だった

ときどき理想と現実の間に立って
激しい嫉妬と苦悩を覚えることがある
大丈夫だよって暖かく包んでくれる優しい声は
どんなときも君の声だった

口では言わないけれど
本当に感謝してる
口では言えないけれど
本当に感謝してる

口では言えないから
いつも心で想っている
ありがとう
きっと君には伝わっている



2001年11月12日(月)
心に残るのは虚空

自分の存在について考えると
とたんに押し寄せてくる虚空感
心に穴があくっていうのは
どうやら本当らしい

静かで、だけど力強い
恋の物語を読んだ
主人公に自分を重ね合わせて
似かよった部分を見つけて共感して

涙は心に感情が溢れたときに流れるものだと
ずっとずっと思ってきた
それは間違いではないと思うけど
必ずしもそうではないことを
今日、初めて知った

心に残ったのは虚空
それでも涙は流れていた

主人公はいつも
違和感を抱いて生きていた
毎日の生活の中に突然現れる違和感
突然という表記が正しいのかどうかは知らない
ごく自然に現れている気もするから

同じだ
なぜここにいるのか
何のために毎日の生活に身をゆだねているのか
自分の周りにいる人たちが変わっていくことで
はじめて僕は時間の流れを感じる

心に穴があくときはいつもそうだ
違和感を無理やり合理化してる
つじつまを合わせて自分を納得させて
ごまかしてごまかして生きてる
そんな自分に気付いてしまったときだ

悪いことなど何一つない
幸せとしかいいようのない日々に
ひとしずくの水滴が落ちる
広がる波紋
日々が穏やかであればあるほど
その波紋はくっきりと影を残す

まさにそんな感じ
恋の物語は静かで力強くて
そして切なくて
僕の心に同調して
すべてを連れ去っていった

また日々が僕の心を埋めていくだろう
波紋はいつか消えるもの
心に感じた違和感が涙を誘おうとも
それは永い永い日々の中の一瞬
自分の存在を不確かにする要素が
僕の周りには確かに存在する




+++++
なんだか戯言になりましたねぇ…
日曜なのに丸一日実験。
待ち時間の暇つぶしにひさびさに読書です。
おくればせながら「冷静と情熱のあいだ」(笑)
とりあえずRossoのほうを一日かけて読みました。
次の実験のときはBluを読む予定。
はまりそうです。映画も見に行ってしまいそうです。
こういう世界観大好きです。

ひさびさに読書すると案外楽しいことが判明。
なんだか読書の秋を満喫してる響さんでした。




2001年11月11日(日)
願うよ

どこまでも続く古い街並み
秋の空の下
二人歩く道

もっと遠くまで行きたいねなんて
新しいものを求めてた

風がすこし
寒くなりました
僕ら二人
また冬を迎える

人ごみの中
つないだ手に力こめて
願うよ
いつまでもこのままでいたい

雲のない空
澄んだ空気
濁ることのない
気持ちを抱きしめる午後



2001年11月10日(土)
不器用な笑顔

知ってたよ
君の気持ちも
君が僕を傷つけないように
いろいろ考えてくれてることも

だからこそ辛かった
胸の奥のほうがずきずきと痛んだ
君が笑顔をくれるたびに
君が話しかけてくれるたびに

君の心の中にいる人が
誰なのかは知らない
でも僕じゃないことはわかる

それくらい僕らは一緒にいたからね

無理をする君の姿を見るのが
こんなに辛いとは思わなかった
君が今まで僕に見せた笑顔と
君が今、僕に見せている笑顔
君は同じようにしてるつもりでも
その違いは手にとるようにわかるんだ
わかりたくないけどわかってしまうんだ

君の不器用な笑顔のあとに
幾度となく押し寄せてくる悲しみに
また胸を痛めて

さよならなんていいたくない
さよならなんていいたくないけど
僕はもう君を忘れなくちゃいけないみたいだね

交わした約束も
忘れなくちゃいけないみたいだね





2001年11月09日(金)
ハテナマーク

会いたい気持ちに理由なんかいる?
なぜ私はあなたに会いたいのだろうって
いくら考えても答えはでないんじゃない?

そんなふうにいろいろ考えてると
頭の中がハテナマークだらけになって
いつか自分の気持ちすら信じられなくなるよ

本能が人を恋へと導いていく
頭で考えて誰かを好きになったわけじゃない
だからいまどれだけ頭で考えても
そこに答えなんてない

答えはあなたの心の中
理性の届かない領域にある

ハテナマークを捨て去って
馬鹿な話で笑いあってみよう

それが会いたいっていうこと
この瞬間のために僕らは傍にいたいと思うんだ



2001年11月08日(木)
花のように

世界がどれだけ広くても
自分で動き出さないと
どこへも辿り着けなくて
この部屋に閉じこもった僕は
半径1kmの世界で
一年の大半を過ごしている

花は生まれた場所に根を下ろす
移動の自由を捨てたかわりに
美しく咲く特権を手に入れた

僕は自由に動くための足を持っている
移動の自由をもっている
なのに
花のように過ごしている

もしこのまま動かなくて
移動の自由を捨てたなら
僕は美しく咲けるのだろうか

答えは否
人は生まれた場所を旅発つ
移動の自由をフル活用して
美しく咲ける場所を探す

僕は僕のまま
動き出さなければ
いつまでたってもただの人



2001年11月07日(水)
満腹中枢

たくさんの悲しみが追いかけてきて
空に逃げたいと思ったことがある
逃げたくてどうしようもないのに
強がって強がって結局逃げなかったあの日

肌寒い季節
いま頬をすり抜けていく風
そして
何かを思いだした

逃げることを知らなくて
誉めることも知らなくて
満足することすら知らなくて
ただひたすらに完璧を求めて

満腹中枢を取り除かれたねずみは
いくら食べても満たされなくて
食べて食べて食べて
食べ過ぎて死んでしまうらしい

ちょうどそれに似た感じ
求めて求めて求めて
僕はどこへと向かうんだろう
待っているものは満足
それとも死

わからないけど止まれない
いつからか逃げることを忘れてしまった
あのとき空に逃げるのを拒んだことが
きっとすべての始まり

完璧なんて存在しないのに
完璧を求めることに気付いてる
自分への問いかけを繰り返して
それでも止まることをやめない

こんな自分を
愚かだと思う



2001年11月06日(火)
絵を描こう

未来が見えないのは
この先のあなたが進む道に
霧がかかってるからじゃない

未来はまだ白紙のまま
もともと道なんて存在していない
ましてや霧なんてかかっていない

どうにだって変えられるから
思うままに進めばいい

だれもが持っている
未来という名のらくがき帳

あなたなら何を描く?

絵がうまいとかへただとか
そんなことは関係ない
強く念じることで
未来はぐっと現実味を増す





2001年11月05日(月)
中距離恋愛

このビルの屋上に上れば
あなたの住む街が見える
それっくらいの距離
言ってみりゃ中距離

会いたいと思えばいつでも会える
会えるだけの時間があるのに
なぜか会おうって言えない距離

あなたと会った日の帰り道
一人で電車に揺られるのが
どうしようもなく寂しいから

あなたと会えた日の喜び
一人でいる時間とのギャップで
どうしようもなく寂しいから

会えるならいつでも一緒にいたい
会えないからあなたのことを遠くで想う
どちらを選ぶこともできずに
中距離恋愛がぎしぎしと悲鳴をあげる



2001年11月04日(日)
ドリームチェイサー

あの大きな太陽でさえ
この場所からじゃ
指先で全部隠れてしまう

あの頃はまだ描いた夢が
どれほど遠くにあるかもわからなくて
無邪気に笑っていられた

やりたいことをやって生きられる世界は
果てしなく遠い宇宙の彼方
現実かどうかもわからないままで
いつまでも夢見てた

逃げていく夢
追いかける僕
距離は少しも縮まらない
いつまでもいつまでも
親指に隠れる大きさのままで

無邪気に笑っていたあの頃は
もしかすると幸せだったかもしれない

終わりなき旅をする
夢追い人の苦悩は続いてく



2001年11月03日(土)
僕を壊して

欲しいのは夢
儚くも散り行くその姿に
諸行無常の意味を知る

欲しいのは愛
求める心ばかりが育って
与えることを忘れている今

欲しいのは声
この心のすべてを伝えて
スタートラインに足をかける

欲張りな生活
なにもかも欲しがる症候群
動き出した歯車を
自分で止めることなどできない

欲しいのは君
無理だと頭でわかっていても
心のブレーキはもう壊れたまま

欲しいのは君
望まないなら
僕を壊して




+++++
謎ですな。ふふふ。



2001年11月02日(金)
期待しなければ

爪でひっかいたように
赤く腫れたあざを残して
言葉が心を突き抜けていった

一瞬の出来事で
そのときは何にも感じなかったけれど
時間がたつほどにじんじんと痛む
思い出したくないけれど
痛みとともに思い出してしまう

期待しなければ
傷つくこともない

そんなふうにして
自分の殻に閉じこもっていった僕は
次第に笑顔を忘れていく

あのとき君が笑顔を見せてくれたなら
こんな言葉が生まれることもなかった
あのとき君が笑顔を見せてくれたなら
こんな痛みを感じることもなかった

期待することを怖いと感じる
傷ついた心が無意識に拒否しはじめる

こんなことになるなんて
思ってもいなかった



2001年11月01日(木)
ゲームオーバー

楽しいことがあっておもいっきり笑って
つらいことがあっておもいっきり泣いて
弱虫の心がすこしずつ強くなっていく

生きるってきっとそういうこと

失敗するときだってある
思いどおりにいかないときだってある

でも、失敗したからこそ
成功の喜びは何倍にも膨れ上がるし
思いどおりにいったときの感動は
才能に溢れる人にはわからないことだろう

あなたの人生の迷路
行き止まりに辿り着いたところで
ゲームオーバーになるわけじゃないんだ

自信を持って引き返そう
どこで間違えたのかをもう一度考えて
一歩ずつ前進しよう




+++++
11月ですねぇ…。
冬ですねぇ…。
しみじみ。



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最近はmixiでも公開中。←mixi直リン注意。

こんなこともしています。『ぼくのせかい』