2001年09月30日(日)
想い人


言葉にならない想いがある

それを初めて知った夜

やっぱり君を愛してた


心の奥のその奥で

やっぱり君を愛してた



2001年09月29日(土)
おやすみ

あなたのおやすみに
僕もおやすみと答える

そんな幸せ

共有する時間が増えてく
共有する想いが増えてく

たとえその時間が
たくさんの悲しみを含んでいても
色あせない事実がそこにある

すべてのものを受け入れよう
きっと何かが変わるはず

遠く離れていても
共有できるものはたくさんあるんだ

そのことを忘れないで



2001年09月28日(金)

笑ってバイバイできない夜は
どうしようもなく不安になる
この心は水面に浮かぶ一枚の木の葉
不安定なまま流されていく

もしも二人の求めるものが
遠く離れたところにあるのなら
どちらかが妥協しなければ
お互いが満足することはありえないのかな

なんて

消極的な考えしか浮かばなくなった

部屋の片隅
焦点の定まらない瞳が
君が忘れていった指輪を眺めていた

次に君に会ったとき
どんなふうに笑えばいいのだろう

笑い方を忘れてしまうくらいなら
僕は君のいない世界へと旅発つ


ただ君と笑っていたかった




+++++
不安定な日々を露呈してますね(汗
素です。



2001年09月27日(木)
夢を閉じ込めた殻

すこしずつ積み重ねてきた
経験が僕を縛りつけて
僕という硬い殻に閉じ込められて
夢はもうこれ以上膨らめない

形のあるものはいつか
壊れてしまうのだろう
形のないこの夢は本当は
どんな形にでもなれるはずなのに

夢を広げるために僕は
自分の殻を壊さないといけなくて
だけどそんな勇気などこの僕には
搾り出すことさえ出来なくて

ジレンマから抜け出せない
閉じ込められたこの夢と僕と
空の見えない心の空洞が
悲鳴をあげて泣き叫んでも
虚しく心に響くだけ

答えはどこにあるの
もう歩き出すことさえできなくなった
いつまでここにいれば
救いの手を差し伸べる人は来るの?

涙は流れるけれど
悲しみは流れない
広がらなくなった夢を抱きしめて
すべてを忘れようと僕は眠りにつく



2001年09月26日(水)
遠い昔、破れた恋に

奇跡が起こると信じてた
あのころの僕はまだ子供で
神様にいつも願いをかけてた
あの子が振り向いてくれますようにと

悲しい出来事
涙にぬれたシャツの袖
隠せないままに家に帰る
赤い目の僕に母が言った言葉

夜ごはん
食べたくなったら降りておいで

見守られてないようで
そっと見守られてる僕は
世界中で一番幸せなんじゃないかと思う

一つ大人になった日
一つ幸せを知った日

この悲しみは幸せへの通り道だと
自分に言い聞かせて
いま一歩、踏み出してみる

忙しい生活がきっと
背中押してくれるはず



2001年09月25日(火)
夜に咲く花

風が強くて
とても早く流れる雲の
隙間より零れ落ちる
月の雫を探しに行こう

幸せはこの手の中で
まだうずくまって震えている
壊さないようにそっと
暖かく包んであげましょう

だれもが優しくなれる
瞬間を持っていて
ふとしたことで思い出す
失いがちの大切なこと

まだ間に合うはずだから
あの月が隠れる前に
もう一度この手を捕まえて

幸せが花開く瞬間を
けして見逃さないように
優しくなれる瞬間を
けして見逃さないように



+++++
ひさびさに感情以外の言葉(苦笑
オールフィクションでお届けしました☆



2001年09月24日(月)
秋空の下で

心は晴れてこの空の下
悲しみのかけらにさよならを告げた

もうすこしでこの気持ちを
夏に置き去りにするところだったよ

毎日に追われて
大切なことを忘れてしまいそうなときは
こうやって二人して確かめあって
一歩ずつ進んでいけばいいんだ

数え切れないほどたくさんの感謝と
まだまだ増えつづける思い出を
ちいさな鞄に詰め込んだなら
秋にむかって駆け出していく

つないだ手を離さないように
秋にむかって駆け出していく



2001年09月23日(日)
答え

なんでもない顔しながら
結局は君を求めてる
そんな自分が嫌い

何であんなこと言ったんだろう
何で簡単に突き放そうとするのだろう

耐え切れなくなった心が
君にメールを送った
でもわけのわからない内容
「いい天気やなぁ…」

あれだけ辛い言葉を吐いたのに
君からメールが返ってこないかと期待してる
そんな自分が嫌い

何であんなこと言ったんだろう
何で簡単に突き放したんだろう

強がってばかりの心が
君の送ったメール
わけのわからない内容は
僕からの難解なメッセージ

君にはきっとわからないでしょう?

だからここに答えを書きます


やっぱり君が好きみたいです



+++++
とりあえずフィクションということにしときます(苦笑)




2001年09月22日(土)
捕まえていて

この散らかった部屋で
二人して笑ってた
こんな時間がいつまでも続けばいい、と
心から思ってた

どうして人は
過ちを繰り返してしまうのだろう
傷つけるとわかっていながら
そして、傷つくとわかっていながら

たった一言の過ち
すべてを受け入れて欲しいという欲求
一緒にいるために自我を抑えることへの疑問
吐き出してはいけない言葉だった

好きって言葉は
思ったよりも単純じゃないね
もっと奥の深い
大切な言葉

今、僕が胸を痛めているのは
いったい何に対してなのか
その答えが見つからない

悲しくて震えている
情けなくて震えている
怖くなって逃げ出してしまう前に
もう一度、僕を捕まえにきて



+++++
書き出したら凹みモードになる(苦笑
いつまでつづくやら…



2001年09月21日(金)
なにもわからない

心にもやもやが充満して
言葉が上手く出てこない

考えても答えの見つからない問題
僕はいったい何がしたいんだろう

人の心の奥深く
誰もが持ってる黒い影は
思考回路をショートさせる

悪循環は繰り返されて
最後に残る疑問と不安
そこに幸せはあるのかい?

僕が感じた幸せを
否定することはないだろうけど
このから生まれるはずの幸せを
肯定することができなくなった

このもやもやがはれたとき
僕の心はどこを向いてるんだろう
今はそれさえもわからない

なにもわからない

暗闇の中で、ただ一人



2001年09月20日(木)
無題

愛ってなんだろう
あまりにも抽象的で
あまりにも深い

愛は…
相対的なものじゃないかと思う
相手がいてはじめて存在しえるもの
一人だけじゃ深めることさえできない

僕が求めるものは平穏な日々
それは君と一緒に創るものだと思ってた
それは君と一緒に創れると思ってた
愛があれば大丈夫だと思ってた

でも今は
愛がわからない

もしかするとわからなくなったのは
もうずっと昔のことかもしれない
ポーカーフェイスの仮面をかぶり
愛から離れたところに身をおいた

それゆえ君を
何度も傷つけたかもしれない
いや、謝っても謝り足りないくらい
君を傷つけてきたんだろう

僕は傷つくのが恐い
傷つくのを恐れて君と同じ視線で
愛を見つめられなくなってた

今日、仮面をはずしたとき
そんな自分を見つけてしまった

今は
愛がわからない

いつか
愛をわかりたい

こんな僕に
君はいったい何を望む?


+++++
ふぅ…
凹んでるときの言葉は痛いなぁ(汗




2001年09月19日(水)
携帯式、君

君があんまり可愛いから
僕はときどき
君をポケットに入れれるくらい
ちっちゃくできたらいいな、とか
くだらないことを考えてる

でも小さくなった君の声は
ちょっと聞こえにくかったり
小さくなった君の体は
抱きしめるには小さすぎたり
それはそれでちょっと嫌だな、とか
くだらないことを考えてる

人間の頭って
どうしてこんなくだらないことにばっかり
想像力が尽きないんだろう

もしかしたら人間の頭じゃなくて
僕の頭だけかもしれないけど…

小さくなった君が
ポケットから顔を出してる

携帯式、君

人差し指で頭をなでよう



+++++
たまには馬鹿っぽく(笑)



2001年09月18日(火)
意義

こんなにも楽しい話を二人でできる
こんなにも馬鹿な事を二人でできる

なのになぜ喧嘩をしてしまうのだろう

いつも原因は
どうでもいいような些細なこと

僕らはただ
お互いの存在を
強く感じたいだけなのかもしれない

くだらないことにかこつけて
あなたの心に僕を刻みつけて
僕の心にあなたを刻みつけて

この喧嘩が終わるとき
僕は昨日より少し
君のことを深く愛してる

理由は無いけど

そう思うんだ



2001年09月17日(月)
赤い糸

望まなくても
終わりのときは
しずかにやってくる

別れ際
最後の言葉
今日は「またね」と言えない

絡み合ってつながってた赤い糸
するりとほどけて
ふたつになった

つながってると信じていた
一本の糸が絡まってるだけだと
心から信じてた

神様
私はこの運命を
黙って受け入れなくちゃいけないのですか

どんなに待っても返事はこないのだと
心のどこかで気付いている

小指についた赤い糸の切れ端
もうなんの役にも立たないけれど
しばらくは眺めていさせて




2001年09月16日(日)
単純馬鹿

閉ざされた君の心は
僕の手じゃ開けられない
僕が近づくほどに
君はかたくかたく心を閉ざす

光すら入り込まないその閉所で
君はいま、なにを思う?

君の笑顔を見てるのが好きだ
君の寝顔を見てるのが好きだ

そんなふうに思う僕を
君は単純馬鹿な男と思うんだろう?

好きだけじゃだめなこと
否定するわけじゃないけれど
やっぱり僕は馬鹿だから
難しい思考回路をいつも途中で投げ出す

どうすればもっと君と笑っていられるんだろう

無表情の君が夢に出てくる夜を
僕はひそかに恐れているんだ



2001年09月15日(土)
勉強よりも大事なこと

乾いた砂場に涙がひとつ
流れて落ちて
そして消えた

またひとつ
またひとつ

涙でしめった砂場にひとり
しゃがみこんで
空を眺めた

またひとつ
またひとつ

雲が流れていく

こんな気持ちは
学校じゃ教えてくれないんだよね
寂しくて苦しくて
胸がきゅって締め付けられて

きっとこれは
勉強なんかよりも大事なこと

涙が砂に吸い込まれるように
雲が空を流れていくように
僕の心には君が溢れている



+++++
ひさびさに満足のいくものが…(笑)
初恋の気分で書いてみました。
もうそんな年頃ではないんですが(汗)



2001年09月14日(金)
消化不良の過去

体についた白色ペンキは
幾度となく過去を消し去ろうとした証拠
上塗りしても消せないことに
いつまでも気付かない悲しいオトコ

なぜうしろばかり振り向くの?
あなたが進むべき未来は
うしろなんかに存在しないだろう

過去は消すためにあるんじゃない
あなたが未来を切り開いてく
そのためのエネルギーに変えればいいんだ

消化不良の過去が
あなたの心を満たす前に
未来へ向かって歩きはじめて

いつか心も軽くなる
白色ペンキもいらなくなるよ



2001年09月13日(木)
一考察

いたたまれなくなってテレビを消した

この世の中に
絶対的な悲しみなど存在しないのだろうか

ある大いなる悲しみを
遠く離れたところで喜ぶ人がいる
その光景が胸に焼きついて離れない

大勢の人が死んだ
まったく関係のない大勢の人が。
その事実になぜ涙を流さず
声をあげて喜ぶことが出来るのだろうか

宗教による違い
本当にそれだけのものであろうか

それともその宗教では
異なる宗教の人が死んだときは
喜んでもいいと訓えているのだろうか

政治的背景
それもわからないでもない

でもやはり
この問題はすべてのことを超越すると思う

自分が人間であるというのならば
まずは人らしい感情を見せてほしかった
人が死ぬことは悲しいこと
それはなによりも悲しい事実
友人が死んで悲しまない人はいないだろう?
友人と知らない人と
どちらも生きていたことに変わりはないだろう?

ここに怒りをぶつけても
世界が変わるなんて思っちゃいない
平和な世界に生きるこの俺に
厳しい実情を知る由もない

ただこの発言が間違ってるなんて思わない

一人の人間としてあの映像は許せなかった



+++++
アメリカテロの報道を受けて
パレスチナの人たちが大喜びしてましたよね。
すごいショックでした。
詩じゃないけど許してください(汗
どうしても書きたかったんで・・・。

犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。



2001年09月12日(水)
答えのない夢

朝もやのかかる川辺を
わけもなく歩いていた
それはおそらく夢
夢だとわかっていた

僕はそこで僕に出会う
ただすれ違うだけ
言葉を交わすこともなく
うつむいてすれ違う

これは何を意味しているの?
深層心理に問い掛けても
答えは形をあらわさず
ただ僕は歩きつづける

交錯する心と心
たしかにそこに二人の僕がいた

僕はどこに向かおうとしているの?

答えなんて望まないけれど
もう一度自分に問いかけた



2001年09月11日(火)
ゼロ

ゼロであることを
拒んではいけないよ
ゼロであることを
悲観してはいけないよ

何もないってことは
何でも創り出せるってこと
自由の名のもとに
思い描くあなただけの世界

考えなきゃ何もわからない
動かなきゃ何も生まれない

ゼロという言葉に秘められた
無限大の可能性
ゼロだから内包できる
無限大の可能性

信じてみるのも悪くないでしょ?



2001年09月10日(月)
世界一小さな泉

あなたと会えない夜
あなたと話せない夜
だからこそあなたの大切さを改めて知る

低い唸りを上げるパソコンと
正確にリズムを刻む腕時計の針の音
そんなありふれた音たちまでもが
孤独を引き立てる名脇役

抵抗はただ己を虚しさに突き落とすだけ
ならば一人で泣こうと思う

あなたのいない夜
流した涙は泉となった
どこまでも深く
どこまでも澄んだ
世界一小さな泉

溺れて死ぬのもドラマチックだけど
溺れるのには小さすぎました
だから
世界一小さな泉の前で
僕はあなたを待っています

明日も明後日もその先もずっと



+++++
微妙にオチを作ってみたり(笑)
溺れられたら死んでたのか?って感じですね。



2001年09月09日(日)
浅い傷

ずっとずっと
けんかしないように生きてきた
けんかすることを恐れて
けんかから逃げて

そうやっていつまでも生きていけ

そうなじられたことがある
きっとそれから
きっとそれからこんなにも心配性になった
普段は楽観主義ときめこんでいるけれど
心の傷がよみがえるとき
どうしようもなく弱くなる

人の気持ちを考えずに言葉を発するな
話す言葉を選んでいけ

そういわれたこともある
一体どうすればいいの
もともと人と接するのが下手だから
こんなときどうすればいいかわからない
あなたの一言一言に悩んで
言葉が傷をえぐっていく

でも今日
あなたの言葉にいろんな発見をした
いっぱい笑って
いっぱいけんかして
いっぱい泣いて
きっとそんな風にして
気持ちは強くなっていく
あの時あなたを信じるって決めたことすら
忘れかけていた
好きだからそばにいたい
それだけだと思っていたのは
少し間違っていた気がする

心に背負った傷のことを
何も話していなかった
本当はとても弱い人
きっとそう思ってはいないんだね
ガラスのような心で
毎日を生きているって
きっと信じてくれないかもしれないけど
心の傷は確かに浅くなっていく
時が癒してくれるはずだから
だけど
剥き出しの心に直接触れられると
まだ少しいたみます

人付き合いが下手なことを
知られないように生きてきた
そんなことはないとあなたは言うけれど
きっとなにもわかってないから

謝ることしかできなくなるのは
どうしていいかわからなくなるから

きっと私たち一緒にいすぎなんだよ

ずっと一緒にいると
少しずつあなたは透明になっていく
透明なあなたには
どんなわがままも通じてしまいそうで
まるで砂漠の砂のように
エゴを吸い込んでくれると
勘違いしてしまいます
一緒にいる時間が長くなるほど
私たちはお互いの存在を
確かめないといけないのかもしれない
あなたが透明になってしまう前に
こうやってけんかできたことは
もしかしたらよかったかもしれません

今日僕はあなたの存在を強く感じました

それはとても必要なこと
手遅れになる前に
存在を感じられたから
好きだって強く感じられたから

簡単に欲求が満たされると
人はわがままになっていきます

会いたいけれど会えない日々が
たまにはないといけないのかもしれません

心の傷を理解してください
とげのある言葉で僕を突き刺さないで
僕の存在を確認してください
お互いが透明にならないように

あなたのそばにいさせてください
たまには突き放してくれていいから

この気持ちを受け入れてください
二人がずっと一緒にいられることを願います

たまには優しくしてください

たまには厳しくしてください

いろんな感情をあなたと共有したいです

そのたびに気持ちが強くなるから

今日の日があったことを

すこしうれしくおもいます。




+++++
リニュ以前のSSに置いてあったやつです、たぶん。
何で今ごろこんなものを使うのかって?
そりゃぁスランプだからに決まってるじゃないですか(をぃ
読んだことあるんだよっ、このやろう!って人はごめんなさい。
素で恥ずかしい内容なんですけど
個人的には気に入ってる文章なんで…。
明日はがんばるぞぅ(笑



2001年09月08日(土)
裏側に

闇があるから
あの星たちが元気をくれる
其れを知ったのはもう
思い出せないほどの過去

光があるから
子供たちは迷わずにすむ
其れを知ったのはもう
思い出せないほどの過去

今日出会った喜びの裏側に
数え切れないほどの悲しみがあることを
気付かないまま通り過ぎようとしてた

忘れてはいけないことがある

其れを知ったのはもう
思い出せないほどの過去

其れを忘れたのはもう
思い出せないほどの過去



2001年09月07日(金)
変わらない、変われない

俺だって変わりたいって思ってる
変わらなきゃって思ってる

でも変われない自分を認めたくないから
「変わる気はない」って強がる
そんな馬鹿げた理由で
君を泣かせてばかりいる

人はそんなに簡単に変われるものじゃない
きっと心のどこかでわかっている

僕に足りないものはおそらく
素直に弱さを認めるということ

「できないことがあるほうが人間らしいよ」って
君が言ってくれた今なら
なんとなく前進できる気がする



+++++
ノンフィクションです(笑)
変なプライド持ってるから大変なんです。



2001年09月06日(木)
シンプル

あなたの恋愛観で
僕の恋愛観を評価しないでください

100のヒトがいたら
100の愛し方がある
それってごく自然なことじゃないの?

僕は僕らしさを失わないように
あなたを愛そうとしてた
それを正面から否定されたとき
笑顔を作りつづける自信なんてなかった

もっとシンプルに
愛し合うことってできないのかな?

ただ「好き」

それだけじゃ満足できないくらい
僕らは大人になってしまったのかな?



2001年09月05日(水)
落ちる前に

うすうす気付いてた
この胸で成長してく気持ち
これを恋と呼んでしまったら
僕は居場所を失ってしまう

恋をしてからでは遅いんだ
嘘をついてしまってからでは遅いんだ

淡い気持ちに憧れるには
僕はあまりにも無防備だった
落ちてはいけない恋に
片足を落したままで
両手を上げて助けを待ってる

落ちてしまうのは
きっとまだ早い
恋と呼んでしまうまえに
そっと蓋を閉じなくちゃいけない


甘えなど、許されない





2001年09月04日(火)
毬栗

あなたの優しさが
今の僕には痛すぎたから
暖かい抱擁の中で
僕は自嘲気味に笑った

優しい言葉が
僕の心を締めつける
かけがえのないもののはずなのに
苦しくて手放そうとしてた

こんな僕だから、とか
どうせ僕なんか、とか
すぐに弱気になる性格とも
すっかり仲良くなってしまって

とげとげしい僕を抱きしめる君も
僕と同じくらい痛いんだろう?
毬栗を手のひらで握り締めた
まさにそんな感覚なんだろう?

ごめんね
もうすこし強くなる
せめて君を守れるくらいに

ごめんね
もうすこし強くなる




+++++
秋を先取りして「毬栗」使ってみました。
ウニでもよかったんだけど(笑)



2001年09月03日(月)
不器用な羽音

歌うことができない鳥の
不器用な羽音が
みょうに美しく聞こえる

涙を誘う美しさは
いつも儚さをともなって
消えゆく存在であることを
しきりに否定している

誰かが誰かを支えてるこの世界で
支えられてばかりいるとぼやく君

歌わなければ誰かを支えることはできないのかい?

ヒトという生き物が
同調できるものを探して彷徨うものだとしたら
その不器用な羽音だって誰かを癒せるだろう

僕は君の羽音にシンクロした
そして心で何かが生まれた
不器用なら不器用でいいじゃないか
それをよしとするヒトに出会えたんだから




+++++
結局なにが言いたいかわかりませんね(汗)
ちょっぴりスランプな感じ。
日々が平穏すぎて言葉の素がなにもないんです(苦笑)



2001年09月02日(日)
優しい手

みんな不安の中で生きてるんだ
裏切られることを恐れて
見えない明日を手探りで探して

壁はいつでも目の前にある
それは透明な壁で
目には見えなくて
なにげなく通り抜けていたりするのに

心にあらわれた不安は
透明な壁を真っ黒に変えて
僕たちに恐怖を与えた

何を信じていけばいい?

自問自答の繰り返しに
傷口は広がるばかりで

今、救いの手を待っている
大きな壁の前でしゃがみこんで
うずくまったまま動けずにいる

優しい手がいつか
そっと頭を撫でてくれると
頼りない心が期待している



2001年09月01日(土)
過ぎる季節

涼やかな風の音に
風鈴がかすかに揺れた

過ぎる季節に思うのは
儚さをともなう夢の面影
過ぎ去りしものを追いかけても
陽炎のようにただ消えてゆくだけ

この季節が僕に与えてくれたものを
何度も何度も考えてみる

暑さを知らないままに
過ぎようとする夏
走り回ることもなく
過ぎようとする夏

涼やかな風の音に
風鈴がかすかに揺れた

きっとそれがすべてだった

この夏は戻らないけど
夏はこれで終りじゃない



+++++
せいいっぱいの負け惜しみ(?)です(笑)



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こんなこともしています。『ぼくのせかい』