東邦祭 藤森亮一演奏会 - 2002年04月29日(月) 今日は仕事に行く時より早起きして、はるばる川越まで行って来ました。 いつもより早起き、と言っても30分くらい。 仕事の時はなかなか起きれないけど、こういう時は起きれるんだよな〜。 駅は、南古谷。川越駅の隣です。 そこから歩いて10分くらい。うちの方も田舎だけど、さすがにこの辺には負けるな。山は見えませんが、田んぼが多い。高い建物も少なくて広々してます。 大学は学園祭ということで朝からたくさんの人が。 演奏会が行われるのはごく普通の教室。黒板の前に、反響板みたいなものが置かれてました。それともただの目隠し?その前にピアノ椅子と譜面台。 さて、開演。藤森さん登場。今日も髪のセットはバッチリ?最近オデコの露出度が上がってきました・・・ 最初はヒンデミットの無伴奏チェロソナタ。藤森さんのソロ1stCDに収録されています。 この曲を生で聴くのは初めて。楽しみだったんですが、やっぱり良かったです。 藤森さんは現代曲うまいですね。モルゴーアなんかでもよくやってますが、こういう曲を弾くと生き生きするというか。音色も合います。 次はバッハ無伴奏の5番。短調・・・ちょっと地味だったかな。選曲が。 演奏の方は全体的には良かったです。でも、これは好みなんでしょうけど、私はバッハよりも現代曲とかフランスものなんかの方が藤森さんらしい気がしてしまいます・・・ そしてアンコールで鳥のうた。これは素晴らしかったです。クァルティーナで一度聴きましたが、今回のソロもやっぱり良かった。 拍手に応えもう1曲、バッハ無伴奏1番のプレリュード。かなり速かった。 お客さんたち、満足されてたみたいです。もちろん私も。 私は他のチェリストの音は生ではあまり聴いたことがなく、比較が出来ませんが、藤森さんの音というのはちょっと特殊なような気がします。 不思議な響きというか。なんか立体的な響きなのです。チェロは人の声に一番近い楽器と言われますが、藤森さんのは他の人よりもっと人の声に近い感じ。。。なのかなぁ。とにかく一度、生で聴いてみて欲しいというしかないんですが。 でもCDでもかなり再現されてます。マイスターの素晴らしい録音で。 さて、演奏が終わり、東邦祭を見て回ろうかと思いましたが、次に予定があるのでそのまま南古谷駅へ戻り、電車を乗り継いで蒲田へ。 友達が出演するアマオケの演奏会です。 オケは大田区ハイドン室内管弦楽団。場所は太田区民ホールアプリコ。 曲はベートーヴェンの「エグモント」序曲、チャイコのバイオリン協奏曲、シューマンの第3番「ライン」。 ソリストは飯島忠亮さん、なんと学生さんです。 このホール何度か来てますが、とてもいいホール。 響きもいいし大きさもちょうどいい。いつもバルコニー席で聴くんですが、舞台上がよく見えるし、席も適度に斜めで首が疲れない。 上の方から観るのは、友人がよく見えるように、というのもあります。 良かったのはチャイコ。学生さんですがめちゃくちゃ上手い!もうプロのレベル。 私は音が気に入りました。とてもキレイです。私はこもったような渋い音より、もっと透明な、明るい感じの音が好きみたいです。 ただちょっと突っ走ってしまってオケと合わないところがあったような。 協奏曲ってそういうもんなのでしょうか。それとも若さが出ちゃったのかな。 ちょっと気になる人です。元N響の前澤さんのお弟子さんなので、N響入りって可能性もあるかも知れません。 そしてメインのシューマンで、私はあろうことか爆睡・・・(笑) 朝早かったのと、移動時間が長かった疲れなのか、とっても気持ち良くウトウトしてしまった。軽く夢を見ていたような・・・でもあれはホントに気持ちいいもんですね。音楽を聴きながらのうたたねは。癖になりそう・・・? という訳で演奏会ハシゴの一日でした。 いろんなところに行ってちょっとした小旅行みたいな気分でした。 また明日から仕事だ・・・世間はゴールデンウィークか。 ちょっとハードな一週間になりそうです。がんばるぞ。 -
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