Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

ビョーク「ヴェスパタイン」 - 2001年09月12日(水)

台風がなんとか過ぎて行ったと思ったら、とんでもないことが起こってしまいましたね・・・アメリカで。
昨日の夜、テレビをつけてなんとなくチャンネルを回していたら、ビルに飛行機が突っ込んだという。最初事故か、と思いましたが2機突っ込んだということなのでこれはテロだなと思いました。そのうちビルは崩れてなくなってしまうし、ワシントンの国防総省は燃えてるわ、他のところで飛行機は墜落してるわ、もう・・・ぞっとします。規模が規模だけに、「戦争」という言葉も大げさではないですね。
まだ犯人はハッキリしてないようですが、目星はついているらしく・・・宗教問題なども絡んでて、私も詳しくは知りませんが、ほんとに根深くて一体解決する時が来るのか、それこそどこかの国が滅ぼされるまで続くのでは、と思うと恐ろしいです。
アメリカは大きな国なだけに、アメリカの危機は世界の危機ってことになってしまいますね。日本も一体どうなるか。ただでさえ不況なのに。銀行とか大丈夫なのかなぁ・・・不況がひどくなってくると犯罪とかも増えますからね。日本ももう平和とか言ってられなくなってきたようです。

そうそう、ニューヨークのミュージシャンたちは無事だそうですね。
坂本龍一さんは無事とHPでコメントしてますが、奥様の矢野さんは今どこにいるんだろう。日本にいるのかな。少し心配。大丈夫とは思いますが。
あの辺はオフィス街だし、朝なので、犠牲になったのはほとんどが会社員の方たち、そして駆け付けた消防員、警察官などでしょうね。
とにかくお気の毒としか言えません・・・


さて。書こう書こうと思って書けなかったビョークの新作の感想。
こんな時に書くのもナンですけど。今日は時間があるので・・・

ビョークのアルバムはとりあえず全部聴いてます。
これまで好きだったのは「ポスト」。ポップで聴きやすい作品です。
これまでは、危なさや、エキセントリックさが強く出ていたんですが、映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のサントラ「セルマソングス」では映画のための音楽ということもあり、もっと素直に優しさが出ていた気がします。

そして今回の「ヴェスパタイン」は、その「セルマソングス」の続編のような、静かで深い愛を感じさせる作品になっています。
とても内省的。全体に地味で暗いんですが、聴いていて安心感があります。
暗くて狭い場所にいると安心する感じ、と似てるのかな。

リズムが気持ちいいんですよね、ビョークは。細かく刻むリズムがたくさん重なっていて、それだけで催眠効果がありそうな感じ。
ハープやオルゴールやストリングスの音色も印象的で、それとテクノな部分のバランスはやはり見事ですね。とても緻密です。

個人的には「オーロラ」や「ユニゾン」が好き。どっちもアルバム買う前にラジオで聴いたんですけど・・・感動してしまいました。

マライア・キャリーの新譜も同時期に出て、マライアの方が売上げ1位になってましたね。あっちも面白そうだけど。ビョークとは見事に逆で明るいアルバムみたいですね。元ネタのカメオの「キャンディ」とかロバート・パーマーの「ターン・ユー・オン」なんて、リアルタイムで聴いてて好きだったんですよ、年がバレるけど。
しかし私はビョーク派です絶対!!
マライアの「ラヴァーボーイ」のPV観たけど、なんなんだあれは。
映画のサントラらしいので、その関係かと思いますが、、、どうしちゃったんだ。
肉体を誇示しすぎ。なんかただのバカ女にしか見えない。
・・・まぁやっかみがほぼ100%ですけど。男性はああいうのお好き?


-




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will