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■ 日常はドラマだ!
夏のある日、ベイベの4ヶ月検診に行った。
以外に人数は少なく(それでも40人ちょい)なんとなくママと子らを眺めていた。パパママ揃って検診にきている人も数人いた。
ほほえましい中に何か異質なおっさんが一人いることに気が付いた。このおっさん、どうみても60歳くらい。杖をついていて、ジャージを着込み、ちょっとヤクザっぽい。ナンデここにいるの?と観察し続けていた。すると、私の横からそのおっさんに近づく女性あり。彼女はおっさんに話し掛けていた。
「アーナーター、オマタセ!」
そう、彼女はフィリピン人だった。そしてその腕には男の赤ちゃんが…そう、この60歳くらいのおっさんは、ついこの間、赤ちゃんを授かったばかりの新米パパなのであった。
おおおお〜なんか注目しちゃったよ!70歳で代一子もうけた歌舞伎系(だっけ?)の役者さんもいたしなあ〜〜。このフィリピ―ナはどう見積もっても30歳には行ってないようにみえる。
このおっさん、どんな人生があったんだろう…(イメージ、歌舞伎町で切ったはった)そしてこの息子が歩む人生は?もう自分自身がワイドショーになってしまったのであった。
そして、ふとまた気が付くと、見覚えのあるハーフの赤ちゃんを抱いたママが隣にいるじゃありませんか。おお、これはこれは…同じ病院で2日違いで赤ちゃんを産んだママなのでした。
「久しぶり―元気でしたか?」
少し話をし、彼女は地元のよい医者やらお店など良く知っていて、私はママ友がだ誰もいないのもあり彼女、ママ友になってくれないかしら〜と少々込み入った話を聞いてみた。そしてママ友として連絡先教えてくれないかしら?とお願いした。すると彼女は言った。
「あのね〜、私昨日から働き出したの。だから育児は旦那さんが担当することになったの。」
旦那さんは確かカナダ人だった。大柄で、子供が生まれたときに「金髪じゃない」と騒いでいたっけ。ああ、あの旦那さん、仕事してなかったんだ。
「…そっかー、でも乳飲み子だし、ママとしては切なくない?」 「寂しいよっ!!っつーか、離乳食とかキチンと旦那がやってくれるのか不安で不安で…」
私は彼女をママ友にすることをあきらめた。そして、じゃーねと別れた。
それにしても人それぞれ事情があるよね〜。 でも他人にはドラマにしか見えないような事情もあるので、日常の色んなことからは目が離せないね。これからもおもろい?ことを探していこうと誓うのでした。
2003年09月08日(月)
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