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■ 誕生
すんごい昔、まだ尾崎豊が生きていた頃、オザキに自分の子供が生まれて、作ったアルバムに「誕生」と言う名前を付けた。そして、その「誕生」の製作インタビューで雑誌パチパチに出ていた。
オザキはしょっぱなからインタビュアーが質問する前に、「自分に子供が生まれたということは生命の誕生であり、うんぬんかんぬん」と、べらべらページの半分くらいしゃべくりまくり、逆にインタビュアーに「…であなたはどう思いますか?」と質問をしていた。ウレシイのはわかるけど…??
こんなんで始まったこのインタビューには、すでに破綻しかけたオザキの精神を目の当たりにしてしまったようでゾッとしたのを覚えている。
ま、それはいいんだけどそれだけ自分の子供誕生には親はおかしく(?)なるもんなんだな〜ということで…
で、親類に赤ちゃんが誕生した。高齢出産で皆心配したけど無事母子ともに健康ってやつで安心した。
そしてすでに来年すぐにもう一人生まれる予定である。私の近辺は出産ラッシュだ。一体このどこが少子化なんだろう?しかし私が長男を出産したのはすでに34歳だったわけで、結婚が遅けりゃ産む子供も少ないんだろう。つーことで私も日本の少子化に荷担しているのであった。
以前は「子供を今の世界に産んでも、その子は幸福でないのではないか?」などと哲学ちっくにもんもんと悩んでいたけど(結婚してもいないし予定も無かった頃)子供が出来てみりゃーそんな考えは吹っ飛び、実際生まれてくれば、その生命力というか、パワーに圧倒される。
思えば私は充分すぎるほど遊び、飲み、旅行にも行き、買い物もし、そんなことに実は疲れ始めていた。もう自分以外の何かにお金と時間をかけたかったんだね〜。
で、出産になったわけですが、最近出産本とか育児本をみると皆おんなじことを言っていてかなり納得する。漫画家・桜沢エリカとか、エッセイスト?横森理香とか、漫画家・中尊寺ゆつことかね。みんな贅沢に、仕事に頑張ってそうなんだけど、疲れてたのね。うん、自由になりすぎるのって、疲れるよね。
ところで、子供は母親(というか面倒をみてくれる人)が大好きである。
イジワルして部屋のカーテンに隠れて様子を見てると、私がキッチンにいるのかと思って一生懸命キッチンの方ばっかり覗き込んで話かけている。
とってもかわいい。
いまだかつてこんなにも一日中誰かに追い求められたことがあるだろうか!(いや、ない)ホントに母親と子って、濃い関係だよね…
なんてうっとり書けるのは今息子が寝てるからである。起きたら最後、彼はいまんとこ王子様なので彼に従わなければならない。しかし、すぐに手がかからないようになるって言われても育児ってホント大仕事です。でも3歳になったら男だから、もうチュ―もさせてくれないようになるかもしれないのでしっかり抱っこしてチュ―しとこう。
おう、泣いてるよ〜〜
2003年09月03日(水)
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